JP2001164021A - ポリエチレン系樹脂発泡体 - Google Patents

ポリエチレン系樹脂発泡体

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JP2001164021A
JP2001164021A JP34494799A JP34494799A JP2001164021A JP 2001164021 A JP2001164021 A JP 2001164021A JP 34494799 A JP34494799 A JP 34494799A JP 34494799 A JP34494799 A JP 34494799A JP 2001164021 A JP2001164021 A JP 2001164021A
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ethylene
olefin
polyethylene resin
polyethylene
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Yoichiro Tsuji
洋一郎 辻
Toshitomo Takao
尾 敏 智 高
Nobuyuki Yuya
谷 信 行 油
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Otsuka Chemical Co Ltd
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Otsuka Chemical Co Ltd
Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】本発明のホ゜リエチレン系樹脂発泡体は、メタロセン系
オレフィン重合用触媒を用いて調製されたエチレン・α-オレフィン共重
合体と、分解温度100〜240℃の熱分解型発泡剤とを特定
割合で含有するホ゜リエチレン樹脂組成物からなる成形体を加
熱発泡させて得られ、該共重合体は、エチレンと炭素原子数
3〜20のα-オレフィンとからなり、MFR、密度および室温でのn
-テ゛カン可溶成分量率が特定の範囲にあり、DSCにより測定
した吸熱曲線における最大ヒ゜ーク位置の温度と密度とが特
定の関係を満たし、かつ溶融重合体の190℃におけるず
り応力が2.4×106dyne/cm2に到達する時のずり速度で定
義される流動性インテ゛ックスとMFRとが特定の関係を満たして
いることを特徴としている。この発泡体は、非架橋また
は架橋発泡体である。 【効果】上記発泡体は、発泡特性、耐摩耗特性および外
観に優れている。特に架橋発泡体が外観等に優れてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、ポリエチレン系樹脂発泡
体に関し、さらに詳しくは、発泡特性、耐摩耗特性およ
び外観に優れたポリエチレン系樹脂発泡体に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】ポリエチレン系樹脂発泡体は、柔
軟性および断熱性に優れており、従来より緩衝材あるい
は断熱材として、種々の用途に利用されている。このよ
うなポリエチレン系樹脂の種類は、使用目的に応じて選
択され、たとえば発泡体に柔軟性が必要とされる場合に
は、直鎖状低密度ポリエチレンが使用され、また、強靭
性が必要とされる場合には、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、または高圧法低密度ポリエチレンと直鎖状低密度ポ
リエチレンとからなる樹脂組成物(特公昭61−573
34号公報)が使用されている。
【0003】直鎖状低密度ポリエチレンは、エチレンと
α- オレフィンとの共重合体であり、発泡体の柔軟性を
上げる場合には、共重合成分であるα- オレフィンの量
を増加させたエチレン・α- オレフィン共重合体樹脂が
使用される。
【0004】しかしながら、このような樹脂は、共重合
成分が分子鎖中に導入された分子量の低いポリマー成分
と、共重合成分がほとんど導入されていない分子量の高
いポリマー成分とに分かれたものであるため、樹脂中の
溶融粘度に大きなバラツキが生じて発泡性が低下する。
具体的には、発泡倍率が上がらなかったり、仮に満足で
きる発泡倍率の発泡体が得られても、外観上凹凸などの
問題が生じたり、非常に大きな気泡や小さな気泡が混在
し、二次加工時、その不均一発泡部分から破断するとい
う問題があった。
【0005】また、発泡体を床材や内装材に応用する場
合、摩耗による表面のくぼみが発生し、外観上問題にな
ることが多かった。したがって、従来のポリエチレン系
樹脂発泡体よりも、発泡特性、耐摩耗特性および外観に
優れるポリエチレン系樹脂発泡体の出現が望まれてい
る。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題を解決しようとするものであって、従来のポリエチ
レン系樹脂発泡体よりも、発泡特性、耐摩耗特性および
外観に優れるポリエチレン系樹脂発泡体、特に架橋発泡
体を提供することを目的としている。
【0007】
【発明の概要】本発明に係るポリエチレン系樹脂発泡体
は、エチレン・α- オレフィン共重合体(A)100重
量部と熱分解型発泡剤(B)0.5〜10重量部とを含
有するポリエチレン樹脂組成物からなる成形体を加熱発
泡させて得られる発泡体であり、該エチレン・α- オレ
フィン共重合体(A)は、(i)メタロセン系オレフィ
ン重合用触媒を用いて調製された、エチレンと炭素原子
数3〜20のα- オレフィンとの共重合体であり、(i
i)メルトフローレート(MFR;ASTM D 1238,190
℃、2.16kg荷重)が、1〜5g/10分の範囲にあり、
(iii)密度(d)が900〜930kg/m3 の範囲
にあり、(iv)示差走査型熱量計(DSC)により測定
した吸熱曲線における最大ピーク位置の温度(融点;T
m(℃))と、密度(d(kg/m3 ))とが、 Tm < 0.4×d−244 で示される関係を満たし、(v)室温でのn-デカン可溶
成分量率(W)が、3.0重量%以下であり、(vi)溶
融重合体の190℃におけるずり応力が、2.4×10
6 dyne/cm2に到達する時のずり速度で定義される流
動性インデックス(FI(sec-1))と、メルトフロー
レート(MFR(g/10分))とが、 FI > 60×MFR で示される関係を満たし、該熱分解型発泡剤(B)は、
分解温度が100〜240℃の範囲にあることを特徴と
している。
【0008】前記発泡体としては、非架橋発泡体よりも
架橋発泡体の方が外観等の面から好ましい。前記発泡体
の発泡倍率は、通常2〜7倍である。
【0009】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係るポリエチレン
系樹脂発泡体について具体的に説明する。本発明に係る
ポリエチレン系樹脂発泡体は、エチレン・α- オレフィ
ン共重合体(A)と熱分解型発泡剤(B)とを含有する
ポリエチレン樹脂組成物からなる成形体を加熱発泡させ
て得られる非架橋発泡体または架橋発泡体である。
【0010】このポリエチレン樹脂組成物は、所定温度
以上の熱により発泡する、未架橋かつ未発泡状態の組成
物である。エチレン・α- オレフィン共重合体(A) 本発明で用いられるポリエチレン樹脂組成物を構成する
エチレン・α- オレフィン共重合体(A)は、エチレン
と、炭素原子数3〜20のα- オレフィンとの共重合体
である。
【0011】エチレンとの共重合に用いられる炭素原子
数3〜20のα- オレフィンとしては、具体的には、プ
ロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、2-メチル-1- ブテ
ン、3-メチル-1- ブテン、1-ヘキセン、3-メチル-1- ペ
ンテン、4-メチル-1- ペンテン、3,3-ジメチル-1- ブテ
ン、1-ヘプテン、メチル-1- ヘキセン、ジメチル-1- ペ
ンテン、トリメチル-1- ブテン、エチル-1- ペンテン、
1-オクテン、メチル-1-ペンテン、ジメチル-1- ヘキセ
ン、トリメチル-1- ペンテン、エチル-1- ヘキセン、メ
チルエチル-1- ペンテン、ジエチル-1- ブテン、プロピ
ル-1- ペンテン、1-デセン、メチル-1- ノネン、ジメチ
ル-1- オクテン、トリメチル-1- ヘプテン、エチル-1-
オクテン、メチルエチル-1- ヘプテン、ジエチル-1- ヘ
キセン、1-ドデセン、1-ヘキサドデセンなどが挙げられ
る。これらの中では、炭素原子数3〜10のα- オレフ
ィン、特に炭素原子数4〜8のα- オレフィンが好まし
い。
【0012】上記のようなα- オレフィンは、単独で、
または2種以上組合わせて用いることができる。エチレ
ン・α- オレフィン共重合体(A)におけるエチレンか
ら導かれる構成単位と炭素原子数3〜20のα- オレフ
ィンから導かれる構成単位との比(α-オレフィン/エ
チレン)は、モル比で0.005〜0.15、好ましく
は0.01〜0.10の範囲内にあることが望ましい。
【0013】エチレン・α- オレフィン共重合体の組成
は、通常10mmφの試料管中で約200mgの共重合
体を1mlのヘキサクロロブタジエンに均一に溶解させ
た試料の13C−NMRスペクトルを、測定温度120
℃、測定周波数25.05MHz、スペクトル幅150
0Hz、パルス繰返し時間4.2sec.、パルス幅6μse
c.の条件下で測定して決定される。
【0014】このエチレン・α- オレフィン共重合体
(A)のメルトフローレート(MFR;ASTM D 1238,1
90℃、2.16kg荷重)は、1〜5g/10分の範囲内にあ
ることが好ましく、特に1.2〜4.5g/10分の範
囲内にあることが好ましい。エチレン・α- オレフィン
共重合体(A)のメルトフローレートが上記範囲内にあ
ると、発泡体の成形が容易である。
【0015】また、エチレン・α- オレフィン共重合体
(A)の密度(d)は、900〜930kg/m3 の範
囲内にあり、特に903〜928kg/m3 の範囲にあ
ることが好ましい。エチレン・α- オレフィン共重合体
(A)の密度(d)が上記範囲内にあると、柔軟性に優
れ、しかも、引張強度の高い発泡体が得られる。
【0016】なお、密度は、190℃における2.16
kg荷重でのメルトフローレート(MFR)測定時に得
られるストランドを120℃で1時間熱処理し、1時間
かけて室温まで徐冷したのち、密度勾配管で測定する。
【0017】さらに、このエチレン・α- オレフィン共
重合体(A)は、示差走査型熱量計(DSC)により測
定した吸熱曲線における最大ピーク位置の温度(融点;
Tm(℃))と密度(d(kg/m3 ))とが、 Tm < 0.4×d−244 好ましくはTm < 0.45×d−291で示される関
係を満たしていることが望ましい。
【0018】なお、示差走査型熱量計(DSC)により
測定した吸熱曲線における最大ピーク位置温度(Tm
(℃))は、試料約5mgをアルミパンに詰め、10℃
/分で200℃まで昇温し、200℃で5分間保持した
後、10℃/分で室温まで降温し、次いで10℃/分で
昇温する際の吸熱曲線により求められる。測定は、パー
キンエルマー社製DSC−7型装置を用いた。
【0019】また、本発明で用いられるエチレン・α-
オレフィン共重合体(A)は、室温でのn-デカン可溶成
分量率(W)が3.0重量%以下、通常0〜3.0重量
%、好ましくは0〜2.0重量%であることが望まし
い。
【0020】このn-デカン可溶成分量率(W)が小さい
ものほど、直鎖状低密度ポリエチレンの組成分布が狭い
ことを意味し、このn-デカン可溶成分量率(W)が3.
0重量%以下であると、ベタツキの原因となる低分子量
成分が非常に少なく、発泡性に優れたポリエチレン樹脂
組成物が得られる。したがって、この組成物から得られ
る発泡体、特に架橋発泡体は、耐ブロッキング性および
外観に優れている。
【0021】室温におけるn-デカン可溶成分量率(W)
は、試料(エチレン・α- オレフィン共重合体)約3m
gを450mlのn-デカンに加え、145℃で溶解した
後、この溶液を23℃(室温)まで冷却し、次いで濾過
し濾液中のn-デカン不溶部を除去し、濾液よりn-デカン
可溶部を回収し、n-デカン可溶部の重量を最初の試料の
重量で除し、得られた値に100を掛けることによって
求められる。
【0022】また、本発明で用いられるエチレン・α-
オレフィン共重合体(A)は、その溶融重合体の190
℃におけるずり応力が、2.4×106 dyne/cm2
到達する時のずり速度で定義される流動性インデックス
(FI(sec-1))と、メルトフローレート(MFR(g
/10分))とが、 FI > 60×MFR 好ましくは FI > 68×MFRで示される関係を満
たしていることが望ましい。流動性インデックス(F
I)が上記関係を満たすエチレン・α- オレフィン共重
合体(A)を用いると、引張強度の高い発泡シートなど
の発泡体を調製できるポリエチレン樹脂組成物が得られ
る。
【0023】流動性インデックス(FI(sec-1))は、
190℃におけるずり応力が2.4×106 dyne/cm
2 に到達する時のずり速度を変えながら試料をキャピラ
リーから押し出し、所定の応力に対応する速度を測定す
ることにより決定される。すなわち、(株)東洋精機製
作所製の毛細管式流れ特性試験機を用い、樹脂温度19
0℃、ずり応力の範囲が5×104 〜3×106 dyne/
cm2 程度で測定される。なお、測定する試料のMFR
(g/10分)によって、ノズル直径を次のように変更
して測定する。
【0024】 10≧MFR>3 のとき 1.0mm 3≧MFR>0.8のとき 2.0mm 0.8≧MFR≧0.1のとき 3.0mm 〔エチレン・α- オレフィン共重合体(A)の調製〕上
記のような特性を有するエチレン・α- オレフィン共重
合体(A)は、たとえば遷移金属のメタロセン化合物
と、有機アルミニウムオキシ化合物と、必要に応じて有
機アルミニウム化合物および/または有機ホウ素化合物
とからなる、いわゆるメタロセン系オレフィン重合用触
媒を用いて調製することができる。
【0025】このような製造法の一例を挙げると、ビス
(n-ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロ
リドとアルミノオキサンとの存在下で、エチレンと炭素
原子数3〜20のα- オレフィンとを共重合させること
により、エチレン・α- オレフィン共重合体(A)を得
ることができる。
【0026】なお、メタロセン系オレフィン重合用触媒
は、通常、シクロペンタジエニル骨格を有する配位子を
少なくとも1個有する周期律表第IVB族の遷移金属化合
物からなるメタロセン触媒成分(a)、および有機アル
ミニウムオキシ化合物触媒成分(b)、必要に応じて微
粒子状担体(c)、有機アルミニウム化合物触媒成分
(d)、イオン化イオン性化合物触媒成分(e)から形
成される。
【0027】本発明で好ましく用いられるメタロセン触
媒成分(a)としては、シクロペンタジエニル骨格を有
する配位子を少なくとも1個有する周期律表IVB族の遷
移金属化合物がある。このような遷移金属化合物として
は、たとえば下記の一般式〔I〕で示される遷移金属化
合物が挙げられる。
【0028】MLx ・・・〔I〕 式中、xは、遷移金属原子Mの原子価である。Mは、周
期律表第IVB族から選ばれる遷移金属原子であり、具体
的には、ジルコニウム、チタンまたはハフニウムであ
る。中でも、ジルコニウムが好ましい。
【0029】Lは、遷移金属原子Mに配位する配位子で
あり、これらのうち、少なくとも1個の配位子Lは、シ
クロペンタジエニル骨格を有する配位子である。上記一
般式〔I〕で表わされる化合物がシクロペンタジエニル
骨格を有する基を2個以上含む場合には、そのうち2個
のシクロペンタジエニル骨格を有する基同士は、(置
換)アルキレン基、または(置換)シリレン基などを介
して結合されていてもよい。
【0030】シクロペンタジエニル骨格を有する配位子
以外の配位子Lは、アルキル基、シクロアルキル基、ア
リール基、アラルキル基、アルコキシ基、アリーロキシ
基、トリアルキルシリル基、スルホナト基含有炭化水素
基、ハロゲン原子または水素原子である。
【0031】このようなメタロセン触媒成分(a)とし
ては、たとえばビス(n-ブチルシクロペンタジエニル)
ジルコニウムジクロリドなどが挙げられる。有機アルミ
ニウムオキシ化合物触媒成分(b)としては、従来公知
のアルミノオキサンが好ましく用いられる。
【0032】微粒子状担体(c)としては、従来公知の
無機または有機の化合物であって、粒径が好ましくは2
0〜200μmの顆粒状ないし微粒子状の固体である。
有機アルミニウム化合物触媒成分(d)としては、トリ
アルキルアルミニウム、アルケニルアルミニウム、ジア
ルキルアルミニウムハライド、アルキルアルミニウムセ
スキハライドなどが用いられる。
【0033】イオン化イオン性化合物触媒成分(e)と
しては、ルイス酸;トリフェニルカルベニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレート等のイオン性化
合物;ドデカボラン等のカルボラン化合物などが用いら
れる。
【0034】本発明で用いられるエチレン・α- オレフ
ィン共重合体(A)は、上記のようなメタロセン触媒成
分(a)を含む触媒の存在下に、気相、またはスラリー
状あるいは溶液状の液相で種々の条件で、エチレンと炭
素原子数3〜20のα- オレフィンとを共重合させるこ
とにより得ることができる。
【0035】スラリー重合法または溶液重合法において
は、不活性炭化水素を溶媒としてもよいし、オレフィン
自体を溶媒とすることもできる。本発明においては、上
記エチレン・α- オレフィン共重合体(A)の調製に際
し、必要に応じて、(1) 多段重合、(2) 液相と気相の多
段重合、または(3) 液相での予備重合を行なった後に気
相での重合を行なう等の手段を採用することができる。
【0036】なお、メタロセン系オレフィン重合用触媒
を用いた直鎖状低密度ポリエチレン(エチレン・α- オ
レフィン共重合体)の調製方法の詳細は、たとえば特開
平6−9724号公報、特開平6−136195号公
報、特開平6−136196号公報、特開平6−207
057号公報等に記載されている。
【0037】上記のようなメタロセン系オレフィン重合
用触媒を用いて得られたエチレン・α- オレフィン共重
合体(A)は、分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜
3.5と狭く、かつ、室温におけるn-デカン可溶成分量
率(W)が3.0重量%以下と小さいことから、ポリエ
チレン系樹脂発泡体同士のブロッキングが起こりにくい
ため好ましい。
【0038】上記の分子量分布(Mw/Mn)は、ミリ
ポア社製GPC−150Cを用い、以下のようにして測
定した。分離カラムは、TSK GNH HTであり、カ
ラムサイズは直径72mm、長さ600mmであり、カ
ラム温度は140℃とし、移動相にはo-ジクロロベンゼ
ン(和光純薬工業(株)製)および酸化防止剤としてB
HT(武田薬品工業(株)製)0.025重量%を用
い、1.0ml/分で移動させ、試料濃度は0.1重量
%とし、試料注入量は500マイクロリットルとし、検
出器として示差屈折計を用いた。標準ポリスチレンは、
分子量がMw<1000およびMw>4×106 につい
ては東ソー(株)製を用い、1000<Mw<4×10
6 についてはプレッシャーケミカル社製を用いた。
【0039】熱分解型発泡剤(B) 本発明で用いられるポリエチレン樹脂組成物を構成する
熱分解型発泡剤(B)としては、具体的には、アゾジカ
ルボンアミド(ADCA)、4,4'-オキシビス(ベンゼ
ンスルホニルヒドラジド)、p-トルエンスルホニルヒド
ラジド、N,N'-ジニトロソペンタメチレンテトラミン、
アゾジカルボン酸バリウム、ニトログァニジン、5-フェ
ニルテトラゾール、トリヒドラジノトリアジン、ヒドラ
ゾジカルボンアミド、p-トルエンスルホニルセミカルバ
ジドなどの有機系熱分解型発泡剤、および炭酸水素ナト
リウム、無水クエン酸モノソーダなどの無機系熱分解型
発泡剤で、分解温度が100℃〜240℃の範囲にある
熱分解型発泡剤が用いられる。中でも、特にアゾジカル
ボンアミド(ADCA)が好適に使用される。これらの
発泡剤は、一種単独、あるいは2種以上組み合わせて用
いることができる。
【0040】熱分解型発泡剤(B)は、エチレン・α-
オレフィン共重合体(A)100重量部に対して、0.
5〜10重量部、好ましくは1〜6重量部の割合で用い
られる。上記のような割合で熱分解型発泡剤(B)を用
いると、発泡倍率が2〜7倍の発泡体が得られる。発泡
剤(B)の使用量は、発泡体の発泡倍率を考慮して決定
される。
【0041】ポリエチレン樹脂組成物の調製 本発明で用いられる未架橋かつ未発泡状態のポリエチレ
ン樹脂組成物は、溶融状態であってもよいし、また、冷
却固化したペレットまたはシートであってもよい。
【0042】本発明で用いられるポリエチレン樹脂組成
物のペレットは、たとえば上記のようなエチレン・α-
オレフィン共重合体(A)および熱分解型発泡剤(B)
を上述した割合でヘンシェルミキサー等で混合し、バン
バリーミキサー、押出機等の混練機で熱分解型発泡剤
(B)が分解しない温度にて溶融可塑化し、均一に混合
分散させて造粒機により調製することができる。
【0043】このポリエチレン樹脂組成物中に、エチレ
ン・α- オレフィン共重合体(A)および熱分解型発泡
剤(B)の他に、任意に、発泡助剤、架橋剤、架橋助
剤、耐熱安定剤、耐候安定剤、顔料、充填剤、滑剤、帯
電防止剤、難燃剤などの従来公知の添加剤を、本発明の
目的を損なわない範囲で配合することができる。
【0044】上記発泡助剤として、具体的には、酸化亜
鉛、酸化鉛等の金属酸化物;炭酸亜鉛等の金属炭酸塩;
塩化亜鉛等の金属塩化物;尿素;ステアリン酸亜鉛、ス
テアリン酸鉛、二塩基製ステアリン酸鉛、ラウリン酸亜
鉛、2-エチルヘキソイン酸亜鉛、二塩基性フタル酸鉛等
の金属石鹸;ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジマ
レート等の有機錫化合物;三塩基性硫酸鉛、二塩基性亜
リン酸鉛、塩基性亜硫酸鉛等の無機塩類;ジブチル錫ジ
ラウレート系、ジブチル錫ジマレート系、カルシウム−
亜鉛系、バリウム−亜鉛系等のポリ塩化ビニル(PV
C)用複合安定剤などを挙げることができる。このポリ
塩化ビニル用複合安定剤は、発泡剤の分解温度のコント
ロールと熱安定性の付与を目的として使用される。
【0045】上記架橋剤(ラジカル発生剤)は、架橋発
泡体を調製する場合に用いられることがあり、具体的に
は、2,5-ジメチル-2,5- ジ(t-ブチルペルオキシ)ヘキ
サン、ジ-t- ブチルペルオキシド等の有機ペルオキシド
などが挙げられる。
【0046】架橋剤を使用する際、架橋助剤を併用して
もよい。架橋助剤としては、具体的には、トリアリルシ
アヌレート(TAC)、トリアリルイソシアヌレート
(TAIC)などが挙げられる。
【0047】また、ポリエチレン樹脂組成物のシート
は、たとえば上記のようにして得られた組成物のペレッ
トを押出機またはカレンダー成形機を用いて調製するこ
とができる。あるいはポリエチレン樹脂組成物の諸成分
をブラベンダーなどで混練した後、カレンダーロールで
シート状に成形する方法、プレス成形機でシート化する
方法、または押出機を用いて混練した後Tダイまたは環
状ダイを通してシート化する方法などにより、未架橋か
つ未発泡状態の発泡性シートを調製することができる。
【0048】ポリエチレン系樹脂発泡体の調製 本発明に係るポリエチレン系樹脂発泡体は、たとえば上
記のようにして調製されたポリエチレン樹脂組成物のペ
レット、またはその未発泡状態の溶融樹脂から押出成形
あるいは射出成形等により、発泡剤(B)の分解温度未
満の温度で所望の発泡性成形体たとえば発泡性シートを
作製し、次いで、この発泡性シートを、発泡剤(B)が
熱分解する温度以上の温度で加熱発泡させることにより
調製することができる。本発明では、この発泡剤(B)
が熱分解する温度以上の温度は、100〜240℃であ
る。
【0049】本発明では、エチレン・α- オレフィン共
重合体(A)を予め架橋しておけば、架橋ポリエチレン
からなる架橋発泡体たとえば架橋発泡シートを得ること
ができる。
【0050】このような架橋を行なう方法としては、一
般的には、(1) ポリエチレン樹脂組成物中に配合した架
橋剤(ラジカル発生剤)を加熱分解させてポリエチレン
を架橋させる方法、(2) 電離性放射線照射によるポリエ
チレン架橋方法、(3) 多官能モノマーの存在下での電離
性放射線照射によるポリエチレン架橋、および(4) シラ
ン架橋などを例示することができる。
【0051】上記(1) の架橋方法により架橋発泡体を得
るには、まず、エチレン・α- オレフィン共重合体
(A)、熱分解型発泡剤(B)、有機ペルオキシド(架
橋剤)および他の添加剤を、熱分解型発泡剤(B)の分
解温度未満の温度で溶融混練し、得られた混練物をたと
えばシート状に成形し、発泡性シートを得る。
【0052】次いで、得られた発泡性シートを有機過酸
化物が分解する温度で、かつ、熱分解型発泡剤(B)の
分解温度未満の温度でエチレン・α- オレフィン共重合
体(A)を架橋させた後、得られた発泡性の架橋シート
を、熱分解型発泡剤(B)の分解温度以上に加熱して発
泡させることによって、架橋発泡シートを得ることがで
きる。
【0053】また、上記(2) の電離性放射線照射による
架橋方法により架橋発泡体を得るには、まず、エチレン
・α- オレフィン共重合体(A)、熱分解型発泡剤
(B)として有機系熱分解型発泡剤、および他の添加剤
を有機系熱分解型発泡剤の分解温度未満の温度で溶融混
練し、得られた混練物をたとえばシート状に成形し、発
泡性シートを得る。
【0054】次いで、得られた発泡性シートに電離性放
射線を所定量照射してエチレン・α- オレフィン共重合
体(A)を架橋させた後、得られた発泡性の架橋シート
を有機系熱分解型発泡剤の分解温度以上に加熱して発泡
させることによって、架橋発泡シートを得ることができ
る。
【0055】電離性放射線としては、α線、β線、γ
線、電子線、中性子線、X線などが用いられる。このう
ちコバルト−60のγ線、電子線が好ましく用いられ
る。この電離性放射線の照射量としては、約1〜20M
rad、好ましくは2〜18Mradであり、かつ、得
られる架橋発泡体の発泡倍率が2〜7倍になるような照
射量であることが望ましい。
【0056】発泡体の製品形状としては、たとえばシー
ト状、厚物ボード状、ネット状、型物などが挙げられ
る。
【0057】
【発明の効果】本発明に係るポリエチレン系樹脂発泡体
は、メタロセン系オレフィン重合用触媒を用いて調製さ
れた、特定のエチレン・α- オレフィン共重合体(A)
と特定の分解温度を有する熱分解型発泡剤(B)とを特
定の割合で含有しているポリエチレン樹脂組成物を使用
しているので、発泡特性、耐摩耗特性および外観に優れ
ている。特に架橋発泡体の方が非架橋発泡体よりも外観
等に優れている。
【0058】このような効果を有する、本発明に係るポ
リエチレン系樹脂発泡体は、断熱材、緩衝材、床材、内
装材などの用途に好適である。
【0059】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明は、これら実施例に何ら限定されるものではない。
【0060】なお、実施例および比較例で行なった引張
試験、引裂試験、および耐摩耗試験は、次の試験方法に
従って行なった。 (1)引張試験 ASTM D638に従って、発泡体について50mm
/分の条件で引張試験を行ない、破断点抗張力および破
断点伸びを測定した。 (2)引裂試験 JIS K 6767に従って、クレーブ法引裂試験を速
度500mm/分の条件で引裂強度を測定した。 (3)耐摩耗試験 ASTM D 1175に従って、摩耗輪CS−17、荷
重1000g、摩耗輪の回転速度60rpmの条件でテ
ーバー摩耗試験機を用いてテーバー摩耗試験を行なっ
て、摩耗輪回転数1000回における試験片の摩耗量を
測定し、この摩耗量を耐摩耗性の指標とした。
【0061】
【実施例1】エチレン・1-ヘキセン共重合体〔MFR
(ASTM D 1238,190℃、2.16kg)=1.6g/10分、
密度=916kg/m3 、Tm=117℃、n-デカン可
溶成分量率(室温)=1.2重量%、FI=220sec
-1;以下、PE(1)と略す〕100重量部、アゾジカ
ルボンアミド〔商品名 ユニフォーム AZ ウルトラ
#3220、大塚化学(株)製〕2重量部、および発泡
助剤(分解促進剤)としてステアリン酸亜鉛1重量部を
ミキシングロールで混練した後、得られた混練物を13
0℃のプレス上の金型に投入し、3分間加熱した後、加
圧、冷却を行ない、厚み1.5mmの未架橋かつ未発泡
のシートを得た。
【0062】次いで、このシートを電子線加速器により
8Mradの電子線を照射し、エチレン・1-ヘキセン共
重合体の架橋を行ない、未発泡の架橋シートを得た。次
いで、この未発泡の架橋シートを220℃のギヤオーブ
ンにて加熱し、架橋発泡体を得た。この発泡体をミラー
ジュ社製MD−200S型電子比重計により見掛け密度
を測定した。その結果を第1表に示す。
【0063】得られた架橋発泡体の破断点抗張力、破断
点伸び、引裂強度および耐摩耗性を、上記試験方法に従
って測定した。また、発泡体の断面を肉眼で観察した。
結果を第1表に示す。
【0064】
【実施例2】実施例1において、電子線の照射線量を1
0Mradに変更した以外は、実施例1と同様にして、
厚み1.5mmの未架橋かつ未発泡のシートを調製し、
電子線照射および加熱を行ない、架橋発泡体を得た。
【0065】得られた架橋発泡体の破断点抗張力、破断
点伸び、引裂強度および耐摩耗性を、上記試験方法に従
って測定した。また、発泡体の断面を肉眼で観察した。
結果を第1表に示す。
【0066】
【実施例3】実施例1において、PE(1)100重量
部の代わりに、エチレン・1-ヘキセン共重合体〔1-ヘキ
セン含量=5.8モル%、MFR(ASTM D 1238,190
℃、2.16kg)=4.0g/10分、密度=920kg/
3 、Tm=115℃、n-デカン可溶成分量率(室温)
=0.5重量%、FI=280sec-1;以下、PE
(2)と略す〕を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、厚み1.5mmの未架橋かつ未発泡のシートを調製
し、電子線照射および加熱を行ない、架橋発泡体を得
た。
【0067】得られた架橋発泡体の破断点抗張力、破断
点伸び、引裂強度および耐摩耗性を、上記試験方法に従
って測定した。また、発泡体の断面を肉眼で観察した。
結果を第1表に示す。
【0068】
【実施例4】実施例3において、電子線の照射線量を1
0Mradに変更した以外は、実施例3と同様にして、
厚み1.5mmの未架橋かつ未発泡のシートを調製し、
電子線照射および加熱を行ない、架橋発泡体を得た。
【0069】得られた架橋発泡体の破断点抗張力、破断
点伸び、引裂強度および耐摩耗性を、上記試験方法に従
って測定した。また、発泡体の断面を肉眼で観察した。
結果を第1表に示す。
【0070】
【比較例1】実施例1において、PE(1)の代わり
に、従来のチーグラー触媒を使用して製造されたエチレ
ン・1-ブテン共重合体〔MFR(ASTM D 1238,190℃、
2.16kg)=2.0g/10分、密度=921kg/
3 、Tm=121℃、n-デカン可溶成分量率(室温)
=9.8重量%、FI=120sec-1;以下、PE
(3)と略す〕を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、厚み1.5mmの未架橋かつ未発泡のシートを調製
し、電子線照射および加熱を行ない、架橋発泡体を得
た。
【0071】得られた架橋発泡体の破断点抗張力、破断
点伸び、引裂強度および耐摩耗性を、上記試験方法に従
って測定した。また、発泡体の断面を肉眼で観察した。
結果を第1表に示す。
【0072】
【比較例2】比較例1において、電子線の照射線量を1
0Mradに変更した以外は、比較例1と同様にして、
厚み1.5mmの未架橋かつ未発泡のシートを調製し、
電子線照射および加熱を行ない、架橋発泡体を得た。
【0073】得られた架橋発泡体の破断点抗張力、破断
点伸び、引裂強度および耐摩耗性を、上記試験方法に従
って測定した。また、発泡体の断面を肉眼で観察した。
結果を第1表に示す。
【0074】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高 尾 敏 智 徳島県徳島市川内町加賀須野463 大塚化 学株式会社徳島工場内 (72)発明者 油 谷 信 行 徳島県徳島市川内町加賀須野463 大塚化 学株式会社徳島工場内 Fターム(参考) 4F074 AA17 AA25 AB03 AB05 BA03 BA08 BA13 BA15 BA16 BA17 BA19 BA20 BB02 BB29 CA22 CA26 CA29 CA30 CC06X CC42 CC48 DA02 DA08 DA09 DA35 DA58

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレン・α- オレフィン共重合体(A)
    100重量部と熱分解型発泡剤(B)0.5〜10重量
    部とを含有するポリエチレン樹脂組成物からなる成形体
    を加熱発泡させて得られる発泡体であり、 該エチレン・α- オレフィン共重合体(A)は、(i)
    メタロセン系オレフィン重合用触媒を用いて調製され
    た、エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィンと
    の共重合体であり、(ii)メルトフローレート(MF
    R;ASTM D 1238,190℃、2.16kg荷重)が、1〜5g/
    10分の範囲にあり、(iii)密度(d)が900〜93
    0kg/m3 の範囲にあり、(iv)示差走査型熱量計
    (DSC)により測定した吸熱曲線における最大ピーク
    位置の温度(融点;Tm(℃))と、密度(d(kg/
    3 ))とが、 Tm < 0.4×d−244 で示される関係を満たし、(v)室温でのn-デカン可溶
    成分量率(W)が、3.0重量%以下であり、(vi)溶
    融重合体の190℃におけるずり応力が、2.4×10
    6 dyne/cm2に到達する時のずり速度で定義される流
    動性インデックス(FI(sec-1))と、メルトフロー
    レート(MFR(g/10分))とが、 FI > 60×MFR で示される関係を満たし、 該熱分解型発泡剤(B)は、分解温度が100〜240
    ℃の範囲にあることを特徴とするポリエチレン系樹脂発
    泡体。
  2. 【請求項2】前記発泡体が架橋発泡体であることを特徴
    とする請求項1に記載のポリエチレン系樹脂発泡体。
  3. 【請求項3】前記発泡体の発泡倍率が2〜7倍であるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のポリエチレン
    系樹脂発泡体。
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