JPH0481784B2 - - Google Patents

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JPH0481784B2
JPH0481784B2 JP59195726A JP19572684A JPH0481784B2 JP H0481784 B2 JPH0481784 B2 JP H0481784B2 JP 59195726 A JP59195726 A JP 59195726A JP 19572684 A JP19572684 A JP 19572684A JP H0481784 B2 JPH0481784 B2 JP H0481784B2
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JP
Japan
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container body
weight
plastic container
resin
film cartridge
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Mutsuo Akao
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C3/00Packages of films for inserting into cameras, e.g. roll-films, film-packs; Wrapping materials for light-sensitive plates, films or papers, e.g. materials characterised by the use of special dyes, printing inks, adhesives

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)。 本発明はフイルムパトローネ用プラスチツク容
器本体に関するものである。 (従来の技術) 従来、フイルムパトローネ容器本体は剛性の確
保と射出成形の際のバリや糸引きを防止するため
にメルトフローレイト(以下、MFRと記す。) (ASTM D1238試験方法)が10g/10分前後の
高密度ポリエチレンやポリプロピレンが使用され
ていた。そして、これらは透明性が劣るために通
常顔料を添加して着色されていた。また、これら
は圧縮強度及び落下強度の確保、気密性、射出成
形の際の溶融樹脂の流動性などの種々の理由から
キヤツプとともに容器本体も肉厚にされていた。 そのほか、実公昭58−46413号公報には金属薄
葉素材を成形してなるフイルムパトローネ容器が
開示されている。 一方、本発明者は、透明性が良好で圧縮強度及
び落下強度が大きく、気密性にも優れたフイルム
パトローネ用プラスチツク容器本体として、プロ
ピレン単位の含有率が70重量%以上であつて
MFRが16〜80g/10分のポリプロピレン系樹脂
を用いたものを開発した(特願昭59−18084号及
び実願昭59−24331号)。 (発明が解決しようとする問題点) MFRが10g/10分前後の高密度ポリエチレン
やポリプロピレンを材料にした容器の場合には、
透明性不良、圧縮強度、落下強度、気密性確保な
どのために肉厚にされて樹脂の使用量に問題があ
り、また射出成形の際のシヨートシヨツトによる
不良品発生率にも問題があつた。そのほか、キヤ
ツプと容器本体との嵌合強度にも問題があつた。 一方、金属製の容器は製造コストが割高である
ばかりでなく大量生産適性プラスチツク製のもの
に及ばず、現在は実施されていない。 本発明者が先に開発した容器はこれらの問題点
を解決したものであつたが、MFRが大きくなる
と樹脂間の滑りが悪くなるという問題点があつ
た。その結果、ホツパーから成形機への樹脂の送
りが悪くなつたり、成形品が円筒形又は角筒形で
あるために金型から取出しにくくなつたりしてい
た。そのほか、成形直後の結晶化が不充分な状態
では成形品間でブロツキングが発生したり、損傷
を生じたりする問題も生じていた。この解決のた
めに、例えば一般に知られた滑剤を添加すると、
写真感光材料へ、カブリの発生や、増、減感、階
調悪化、スポツト故障発生などの悪影響を及ぼす
ばかりでなく、スクリユーとのスリツプが発生し
て樹脂充填量が不安定になつたり、成形性を悪化
させたり、あるいは白化して透明性を低下させる
だけで、前記の問題点を改善する効果が小さいも
のばかりであつた。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、これらの問題点を解決したフイルム
パトローネ用プラスチツク容器本体を提供するも
のであり、特定のポリプロピレン系樹脂に特定の
滑剤を一定量添加したものを容器材料として用い
ることによつて前記の目的を達成している。 本発明は、プロピレン単位の含有量が70重量%
以上であつて、メルトフローレイトが16〜80g/
10分、引張降伏点応力が250Kg/cm2以上、20℃ノ
ツチ付のアイゾツト衝撃強度が2.0Kg・cm/cm2
上のポリプロピレン系樹脂に、炭素数が10〜50の
脂肪酸アミド系滑剤を0.05〜1重量%含有せしめ
た樹脂組成物を用いて形成された、周壁部の平均
厚さが0.4〜1.2mmであり、ヘイズが80%以下のフ
イルムパトローネ用プラスチツク容器本体に関す
るものである。 プロピレン系樹脂におけるプロピレン単位の含
有率は70重量%以上であればよく、例えばホモポ
リプロピレン、好ましくはエチレン単位が12モル
%以下、特に好ましくは5モル%以下のエチレン
−プロピレンランダム共重合体及びブロツク共重
合体、C4〜C10のα−オレフイン単位が30重量%
未満であるプロピレンとのランダム共重合体及び
ブロツク共重合体、さらには上記の重合体と他の
各種重合体とのブレンドポリマーなどである。 このプロピレン系樹脂は、MFRが16〜80g/
10分、好ましくは20〜60g/10分、特に好ましく
は30〜50g/10分のものである。引張降伏点応力
(ASTM D638試験方法)は250Kg/cm2以上、好
ましくは300Kg/cm2以上、曲げ弾性率(ASTM
D790試験方法)は10000Kg/cm2以上、好ましくは
15000Kg/cm2以上、そして20℃ノツチ付のアイゾ
ツト衝撃強度(ASTM D256試験方法)は2.0
Kg・cm/cm2以上のものが必要である。さらに、容
器内の製品が冴えて見える点及び需要者に好まし
い印象を与える点でヘイズ(HAZE)(1mm厚、
ASTM D1003試験方法)が80%以下であること
が必要で、40%以下であることが好ましい。 このような物性を有するプロピレン系樹脂は例
えば前記の重合体に適当量の有機又は無機の造核
剤を添加することによつて得ることができる。 有機造核剤は、カルボン酸、ジカルボン酸、こ
れらの塩及び無水物、芳香族スルホン酸の塩及び
エステル、芳香族ホスフイン酸、芳香族ホスホン
酸、芳香族カルボン酸、そのアルミニウム塩、芳
香族リン酸金属塩、炭素数8〜30のアルキルアル
コール、多価アルコールとアルデヒドの縮合物、
ならびにアルキルアミンなどであり、例えばp−
t−ブチル安息香酸アルミニウム、1,3,2,
4−ジベンジリデンソルビトール、次式で表わさ
れるジ置換ベンジリデンソルビトール化合物 (式中、R1及びR2は炭素数1〜8のアルキル、
アルコキシ又はハロゲンであり、m及びnはいず
れも0〜3であつてかつm+n≧1である。)、ス
テアリル乳酸のカルシウム、マグネシウム等の金
属塩、N−(2−ヒドロキシエチル)−ステアリル
アミン等の次式で表わされる化合物 (式中、R3は炭素数が8〜30のアルキル基であ
り、k及びlはいずれも0〜10であつてk+l≧
1である。)、1,2−ヒドロキシステアリン酸の
リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシ
ウム塩、マグネシウム塩等の金属塩、ステアリル
アルコール、ラウリルアルコール等のアルキルア
ルコール、安息香酸ソーダ、安息香酸、セバチン
酸などを含む。 無機造核剤は、水酸化リチウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化
物、酸化ナトリウム等のアルカリ金属酸化物、炭
酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭
酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカ
リ金属炭酸塩、水酸化カルシウム、水酸化マグネ
シウム、水酸化バリウム等のアルカリ土類金属水
酸化物、炭酸カルシウム、酸化カルシウム等のア
ルカリ土類金属酸化物などである。 造核剤はこれらに限定されるものではなく、そ
の他の公知の造核剤を用いることもできる。ま
た、造核剤は単独の場合に限らず、二種以上を併
用することもできることはいうまでもない。 造核剤の添加量は重合体100重量部に対し0.01
〜2.0重量部程度が適当である。 重合体に造核剤を添加する方法はポリプロピレ
ン等に各種添加剤を添加する一般の方法によつて
行なえばよく、通常は重合体に添加して均一に混
練すればよい。 この造核剤の添加によつて各種の効果が得られ
る。例えば、重合体としてプロピレンとエチレン
のランダム共重合体100重量部に造核剤としてパ
ラターシヤブチル安息香酸を0.1重量部加えるこ
とによつてHAZEを40%から21%に低下させるこ
とができ、0.2重量部加えればさらに12%にまで
低下させることができる。降伏点応力は、0.1重
量部加えると例えば380Kg/cm2から420Kg/cm2まで
向上させることができるが、それ以上添加しても
その後はほとんど向上しない。また、曲げ弾性率
は、0.1重量部添加すると、例えば500Kg/cm2から
600Kg/cm2まで向上させることができるが、それ
以上添加してもその後はほとんど向上しない。 脂肪酸アミド系滑剤は炭素数10〜50であること
が必要であり、好ましくは15〜35程度の脂肪酸ア
ミド系のものであり、例えばオレイン酸アミド系
滑剤、エルカ酸アミド系滑剤、ステアリン酸アミ
ド系滑剤、アルキレンビス脂肪酸アミド系滑剤な
どである。これらは市販品を用いればよく、例え
ばオレイン酸アミド系のものとしては、アーモス
リツプCP(ライオン・アクゾ(株)製品)、ニユート
ロン(日本精化(株)製品)、ニユートロンE18(同)、
アマイドON(日東化学(株)製品)、アルフローE10
(日本油脂(株)製品)、ダイヤミツドO−200(日本化
成(株)製品)、ダイヤミツドG−200(同)等である。
エルカ酸アミド系滑剤としてはアルフローP−10
(日本油脂(株)製品)等、そして、ステアリン酸ア
ミド系滑剤としてはアルフロ−S−10(日本油脂
(株)製品)、ダイヤミツド200(日本化成(株)製品)等
がある。ビス脂肪酸アミド系滑剤としては、ビス
アマイド(日本化成(株)製品)、ダイヤミツド−200
ビス(同)、アーモワツクス−EBS(ライオン・
アクゾ(株)製品)等がある。樹脂における脂肪酸ア
ミド系滑剤の含有量は0.05〜1重量%必要であ
り、好ましくは0.15〜0.8重量%程度、特に好ま
しくは0.2〜0.6重量%程度である。0.05重量%未
満では滑剤としての効果が不充分になる。一方、
1重量%を越えると、ガス、カブリが発生した
り、増、減感、階調悪化、スポツト故障が発生す
るなどの感光材料への悪影響を生じるとか、成形
時にスクリユーがスリツプして樹脂の押出量が低
下する、ガス焼けが発生する、成形品の表面がべ
とつく、ゴミが付着しやすくなつて商品価値を低
下させる、透明性を低下させる、価格がアツプす
るなどの種々の問題を生じるようになる。 一方、脂肪酸アミド系以外の滑剤は本発明の容
器本体には不適当である。例えばジメチルポリシ
ロキサン等のシリコン系のものは高価でありかつ
必要な滑性が得にくく樹脂が白濁してしまい、ス
テアリン酸亜鉛、ステアリン酸ナトリウム、ステ
アリン酸カルシウム等の場合には、必要な活性が
得られないばかりでなく、写真性にも悪影響を及
ぼす。天然パラフイン及びエステルワツクスは写
真性と透明性が問題であり、ステアリン酸カドミ
ウム、ステアリン酸鉛等は毒性に問題がある。 容器本体を構成する樹脂には上記以外の物質も
添加することができる。例えば遮光性を付与する
場合には公知の遮光性物質を混練すればよい。遮
光性物質の例としては、カーボンブラツク、カド
ミウムレツド、カドミウムイエロー、カドミウム
オレンジ、酸化鉄、コバルトブルー、コバルトバ
イオレツト、酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸バ
リウム、クレー、カオリン、タルク、炭酸カルシ
ウム、群青などの無機系顔料、鉄粉、アムミニウ
ム粉、鉛粉、マグネシウム粉、スズ粉、亜鉛粉、
銅粉などの金属粉末、フタロシアニンブルー、フ
アーストスカイブルー、フタロシアニングリーン
等のフタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料
などの有機系顔料などを挙げることができる。こ
のほか前記の重合体の着色顔料として公知のもの
はすべて利用できる。フイルムパトローネ容器強
度、遮光性の点からは添加量は0.1〜3重量%、
好ましくは0.2〜1重量%程度が適当である。特
に遮光性物質として硫酸バリウム、炭酸バリウ
ム、等のバリウム化合物、鉛粉末、酸化鉛等の鉛
化合物、亜鉛粉末、酸化亜鉛等の亜鉛化合物、ス
ズ粉末、酸化スズ等のスズ化合物を使用すると遮
光性だけでなくX線遮断効果を発揮できるので特
に高感度のネガフイルム(ASA200以上)では好
ましい。この場合は添加量は強度劣化がない範囲
で多い方が望ましく0.1〜40重量%特に10〜20重
量%が望ましい。遮光物質は2種以上を併用して
もよい。 本発明の容器本体の形状はフイルムパトローネ
を収容しうるものであれば特に限定されるもので
はないが、キヤツプとの嵌合密閉性を充分に発揮
しかつキヤツプの着脱の容易なものがよく、その
点で例えば第1図の例及び第2図の例のものは好
適である。特に、第1図のものは片手で容易に開
蓋できる利点がある。容器本体1の肉厚は従来品
より薄くすることができ、例えば周壁部2の肉厚
は0.4〜1.2mm程度、好ましくは0.5〜1.0mm程度が
適当である。なお、キヤツプ3の材質は容器本体
1のこれらの機能を充分に発揮させるために容器
本体1より柔軟なものがよく、例えば高圧法低密
度ポリエチレン、低圧法線状低密度ポリエチレン
は好適である。 容器本体は通常は射出成形によつて製造すれば
よい。射出成形方法は特に限定されるものではな
く、例えば金型内真空法によつてもよい。金型
は、1個取りよりも多数個取りのもの、例えば1
金型で12個以上の容器本体で一度に成形しうるも
のを用いるほうが効率的である。 射出成形する場合には、第1図及び第2図に示
すように、樹脂注入口部4に樹脂の突出部5が残
るところから、この樹脂注入口部4は底面6から
0.5〜5mm程度、好ましくは1〜3mm程度凹ませ
て設けられるが、特に本発明の容器本体1を製造
する場合にはこの部分4にピンホールを生じやす
いことを本発明者は見出した。これを避けるため
に樹脂注入口部4付近は図示のように底部7の平
均厚さより厚くすることが好ましい。このこと
は、容器本体1の厚さを薄く、例えば0.7mm以下
にした場合には特に重要である。 容器本体の成形方法は射出成形に限定されない
ことはもとよりであり、必要によりインジエクシ
ヨンブロー成形又はブロー成形など公知の各種成
形方法で成形してもよい。 一般には、フイルムパトローネ容器はさらにフ
イルム使用説明書とともに外箱である紙箱に収納
して商品化されているが、本発明の容器本体は透
明性にも特徴を有しているところから、この外箱
を兼用させることによつて、その特徴をさらに発
揮させ、あわせてコストダウンをはかることがで
きる。このような用途に供する容器本体の例を第
3〜5図に示す。第3図は円筒形、第4図は4角
筒形、そして第5図は外形が4角で収納部が円形
と例である。 (作用) プロピレン単位の含有率が70重量%以上であつ
てMFRが16〜80g/10分、引張降伏点応力が250
Kg/cm2以上、20℃ノツチ付のアイゾツト衝撃強度
が2.0Kg・cm/cm2以上のポリプロピレン系樹脂に
よつて、高い透明性、圧縮強度、落下強度、気密
性を確保し、このポリプロピレン系樹脂に炭素数
が10〜50の脂肪酸アミド系滑剤を0.05〜1重量%
混練することによつて、感光材料へ悪影響を及ぼ
すことなくかつ透明性をほとんど低下させずに、
適度の滑性を確保している。 (実施例) 成形機として住友重機製ネスタール(商品名)
を用い、型絞圧150t、取り数24ケ、ランナー形式
はホツトランナーとして第1図に示す形状で側壁
の厚さ0.8mmのパトローネ容器本体を成形した。 従来品としては、プロピレン単位の含有率が
94モル%エチレン含有量が6モル%の重合体より
なり、MFRが12.3g/10分、引張降伏点応力270
Kg/cm2、曲げ弾性率9800Kg/cm2、20℃におけるノ
ツチ付のアイゾツト衝撃強度が3.5Kg・cm/cm2
あり、造核剤を含まないランダムタイプポリプロ
ピレン樹脂を用いた。 従来品としては、MFRが10g/10分のホモ
タイプポリプロピレン樹脂製容器本体を用いた。 比較品としては、本発明品と同一樹脂組成で滑
剤のみを次のように変えたものを用いた。(比較
品:無添加、比較品:ステアリン酸亜鉛0.6
重量%添加、比較品:シリコン(ジメチルポリ
シロキサン)0.5重量%添加) 本発明品としてはプロピレン単位の含有率が96
モル%エチレン含有量が4モル%の重合体よりな
り、MFRが40.0g/10分、引張降伏点応力370
Kg/cm2、曲げ弾性率14000Kg/cm2、ヘイズ(1mm
厚)25%、20℃におけるノツチ付のアイゾツト衝
撃強度が5.0Kg・cm/cm2であり、造核剤を含むラ
ンダムタイプポリプロピレン樹脂を用いた。滑剤
の種類と添加量は第1表に示す。 従来品、比較品〜及び各種の本発明品に
ついて物性値等を測定した結果を第1表に示す。
【表】
【表】 (発明の効果) 本発明の容器本体は、圧縮強度、落下強度にす
ぐれ、滑性並びに金型コア及びキヤビとの離型性
が良好である。これらによつて、容器本体を肉薄
にしても所定の強度を確保することができ、座屈
や底ヒケの問題を生じない。成形直後の滑りも良
好であるところから成形品間におけるブロツキン
グの発生がなく、また、搬送時のキズの発生も少
ない。滑性の向上によつて、内径を小さくしても
ユーザーがフイルムパトローネを容易に出し入れ
することができる。本発明の容器本体は滑性が向
上したにもかかわらずキヤツプとの嵌合密閉性が
良好である。透明性が高いところから顔料を使用
する必要もない。さらに、樹脂の流動性が良好で
あるところから、シヨートシヨツトの発生を減少
させることができ、成形速度を高めかつ成形不良
品の発生を少なくすることができる。この容器本
体を外箱と兼用させることによつてコストダウン
をはかるとともに商品に斬新さを付与し、さらに
は内容物を確認できる安心感を需要者に与えるこ
ともできる。外面に印刷を施して商品価値を向上
させたり、説明文を付与することも有効である。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本発明の実施例を表わすもので
あり、第1図及び第2図は容器本体及びキヤツプ
の断面図である。第3〜5図は外箱を兼用させた
例の斜視図である。 1……容器本体、2……周壁部、3……キヤツ
プ、4……樹脂注入口部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プロピレン単位の含有量が70重量%以上であ
    つて、メルトフローレイトが16〜80g/10分、引
    張降伏点応力が250Kg/cm2以上、20℃ノツチ付の
    アイゾツト衝撃強度が2.0Kg・cm/cm2以上のポリ
    プロピレン系樹脂に、炭素数が10〜50の脂肪酸ア
    ミド系滑剤を0.05〜1重量%含有せしめた樹脂組
    成物を用いて形成された、周壁部の平均厚さが
    0.4〜1.2mmであり、へイズが80%以下のフイルム
    パトローネ用プラスチツク容器本体。 2 該樹脂組成物が造核剤を含むものである特許
    請求の範囲第1項記載のフイルムパトローネ用プ
    ラスチツク容器本体。 3 該樹脂組成物が遮光性物質を含むものである
    特許請求の範囲第1項又は2項記載のフイルムパ
    トローネ用プラスチツク容器本体。 4 外形が4角形である特許請求の範囲第1項、
    2項又は3項記載のフイルムパトローネ用プラス
    チツク容器本体。 5 外面に印刷が施されている特許請求の範囲第
    1項、2項、3項又は4項記載のフイルムパトロ
    ーネ用プラスチツク容器本体。
JP19572684A 1984-09-20 1984-09-20 フイルムパトロ−ネ用プラスチツク容器本体 Granted JPS6173947A (ja)

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