JPH01234413A - 液晶ポリマー - Google Patents

液晶ポリマー

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JPH01234413A
JPH01234413A JP5818488A JP5818488A JPH01234413A JP H01234413 A JPH01234413 A JP H01234413A JP 5818488 A JP5818488 A JP 5818488A JP 5818488 A JP5818488 A JP 5818488A JP H01234413 A JPH01234413 A JP H01234413A
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JP
Japan
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formula
mmol
acid
methyl
monomer
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Pending
Application number
JP5818488A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Uchida
内田 俊治
Kazuharu Morita
森田 和春
Kenji Hashimoto
橋本 憲次
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority to JP5818488A priority Critical patent/JPH01234413A/ja
Publication of JPH01234413A publication Critical patent/JPH01234413A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/133365Cells in which the active layer comprises a liquid crystalline polymer

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はオプトエレクトロニクス分野、特に電卓、時計
などの表示素子、電子光学シャッター、電子光学絞り、
光変調器、光通信光切換スイッチ、メモリー、液晶プリ
ンターヘッド、焦点距離可変レンズなどの種々の電子光
学デバイスとして有用な、常温付近でも強誘電性を示す
上に、外的因子に対する応答速度が速くて動画表示が可
能であり、しかも、製膜性に優れ、高倍率の延伸が容易
で液晶ユニットの配向性を著しく向上することができ、
大画面や屈曲画面の表示素子としても有利に使用しうる
液晶性を有するポリマーに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、低分子液晶を用いた表示素子は電卓、時計などの
デジタル素子に広く使用されている。これらの利用分野
では、通常、従来の低分子液晶は間隔をミクロンオーダ
ーで制御した2枚のガラス基板の間にはさんで使用され
ている。しかしながらこのような間隙の調整は大型画面
及び曲面画面では実現が不可能であった。この難点を解
決する1つの手段として液晶を高分子化し、それ自体を
成形可能ならしめることが試みられている(J。
Polym、Sci、Polym、Lett、。
Ed、  13,243’(1975)、Polym。
Bul 1..309.6 (1982)、特開昭55
−21479号公報など)。
しかしながら、これらの液晶ポリマーにおいては、電界
など外的因子の変化に対するその透過光量変化等の応答
速度が一般に遅く、未だ満足しうるものは得られていな
い。
、また、前記公開公報に示されている液晶ポリマーは、
ポリマー自体は室温では液晶としての性質を示さず、ガ
ラス転移温度以上で透明化温度未満の温度範囲で加熱し
て液晶化しなければならないいう欠点を有している。
さらに、従来の強誘電性液晶ポリマーは、主鎖部分に比
べて側鎖部分の占める割合が著しく大きいため、製膜性
、特に機械的操作による製膜性に乏しく、高倍率の延伸
による高度の配向処理が困難であるという問題点を有し
ていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、常温付近でも強誘電性を示す上に、外
的因子に対する応答が速く動画表示が不可能であり、し
かも、機械的製膜法によっても製膜性に優れ、高倍率の
延伸が容易であり、液晶ユニットの高い配向性を得るこ
とができ、大画面、屈曲画面の表示素子としても有利に
使用できる強誘電性液晶ポリマーを提供しようとするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、前記目的を達成すべく、鋭意研究を重ね
た結果、特定の割合の特定の光学活性基を有する特定の
強誘電性液晶性七ツマーユニットと特定の汎用ビニル系
モノマーユニットとからなる繰り返し単位を有し、かつ
特定の数平均分子量を有する共重合体が、室温付近を含
む広い温度領域においてカイラルスメクチックC相(S
mC”相)を示すなど強誘電性液晶ポリマーとしての特
性に優れ、しかも、機械的製膜法によっても製膜性に優
れ、延伸倍率を高めることができ、従って液晶ユニット
の配向性を容易に向上させることができ、その結果、コ
ントラスト比等の液晶特性がさらに向上した液晶高分子
フィルムを容易に得ることができるなど実用上著しくを
利な液晶ポリマーであることを見出し、この知見に基づ
いて本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、 下記−最大 〔式(()中には、1から30までの整数であり、口は
−COO−又は一0CO−であり、R2は−COOR’
、−〇COR3、−0R3又は−R3であり、但しR3
は、次の一般式 (式〔IIE中のm及びnは、各々独立に0〜9の整数
を表し、9は0又は1であり、R4及びR5は、それぞ
れ−C1h、ハロゲン原子又は−CNであり、但し、R
5が=CH3である場合にはnはOではなく、また、C
″は不整炭素原子を表し、C(*)は、n≠0の場合に
は不整炭素原子を表す。)で表される光学活性基であり
、R6は、水素原子、−Ctli  又は、−Ctであ
り、R7は、−C0OR@、−0COR”、−0R8又
は−R1であり、但し、Reは炭素数1〜10のアルキ
ル基、炭素数6〜10のアリール基又は炭素数7〜10
のアラルキル基であり、a及びbは、各々a+b=1と
なる正の実数で、かつa:b−1:4〜9:1である。
〕で表される繰り返し単位からなり、かつ数平均分子量
が2,000〜2oo、oooであることを特徴とする
液晶ポリマーを提供するものである。
本発明の液晶ポリマーは、前記−形式(1)で表される
共重合体であるがこの共重合体は該−形式(1)中のモ
ノマーユニット (CHI−CH← C00(CHz+r−OR’         (U−
A)及び に関して、ランダム共重合体であってもよく、ブロック
共重合体であってもよく、交互共重合体であてもよく、
あるいは、これらの混合物であってもよく、いずれでも
よい。
これらの中でも、特にランダム共重合体が製造が容易で
あり、製膜性にも優れている等の点で好ましい。
また、この共重合体は、1種又は2種以上の(U−A)
と1種又は2種以上の(U−B)によって構成されてい
るものあってもよい。
もっとも、通常は、上記のうちいずれか、ポリマー中の
液晶ユニットの配向性を容易に向上できる等の点から好
ましい。
本発明の液晶ポリマーを構成する モノマーユニット(U−A)と(U−B)の割合すなわ
ち一般式CI)中のa:bは、2:8〜9:1の範囲内
である。
ここで、(U−A)の割合が、上記範囲の下限より低い
と、ポリマーが十分な液晶性を示さないことがあり、一
方(U−A)の割合が、上記範囲の上限よりも大きいと
、製膜性の向上が不充分となり、所望の高倍率延伸フィ
ルムの作製が困難になる場合がある。
なお、a:bの好ましい範囲は、3ニア〜8:2である
本発明の液晶ポリマーの数平均分子量は、2。
000〜200,000である。数平均分子量が2、0
00未満であると該ポリマーのフィルム、塗膜としての
成形性に支障を生じる場合があり、一方、200,00
0を超えると応答時間が長くなるなどの好ましくない効
果の現れることがある。
そして、数平均分子量の好ましい範囲はR1、R6、R
7の種類、kの値、R3の光学純度などに依存するので
一概に規定できないが、5,000〜100。
000である。
以下に、本発明のポリマーの一般的な合成方法を示す。
なお、以下に, R’, R”、 R3, R’, R
’, R6。
R’,R’,m,n,q,及びQは、特にことわらない
限り、前記と同様の意味を表す。
本発明のポリマーは、下式、 CH2=CH Coo (CHz)k OR’        [ I
I[ ]で示される千ツマ−(A)と下式 %式%) で示されるモノマー(B)とを公知の方法で共重合する
ことにより得ることができる。
下記にまず、前記式(III)で表される七ツマ−(A
)のより具体的な例及びそれらの−船釣合成法の例を示
す。ここでXはハロゲン原子を表し、Rは、例えばエチ
ル基などのアルキル基、ベンジル基などのエステル加水
分解が容易な基を表し、S及びtは、(s,t)=(1
.1)、(S。
t)=(1.2)又は(S,  t)=(2.  1)
の組み合わせを表す。
(a)下記−形式(II[a) CI(□=CHC00ACI(Jy−0$ COO$−
cooR3CI[I a ) で表される七ツマ−(A)は例えば下記の如くして合成
することができる。
■X (CH2)kX  +  HO+ C00R(1
a) (2a) ■X(C)12)kO+C0OH+ (1b)    HO図羽井C00R:1(2b) −COOR’              (3a)■
 C1,、、、CHCOOH (3a) →CII z = CII C00(CIt z−h−
0+ C(! O+−COOI?3 ■ アルキレンシバライドを、無水炭酸カリウムの存在
下、メチルエチルケトン中で4−ヒドロキシ安息香酸メ
チル(s=1)又は4′ −ヒドロキシビフェニル−4
−カルボン酸メチル(,5=2)と反応させてモノエー
テル体とし、次いでこのモノエーテル体を塩化メチレン
中で三臭化ホウ素と反応させてカルボン酸体(1b)を
得る。
■ 4−アセトキシ安息香酸(t=1)又は4′−アセ
トキシビフェニル−4−カルボン酸(1=2)を塩化チ
オニルで酸クロリドとした後、テトラヒドロフラン中で
光学活性アルコール(2aと反応させてエステル化する
。得られたエステル体をエーテル中でベンジルアミンと
反応させ、アルコール体(2b)とする。
■ ■で得られたカルボン酸体(1b)を塩化チオニル
で酸クロリドとした後、テトラヒドロフラン中で■で得
られたアルコール体(2b)と反応させ、ハロゲン化エ
ステル体(3a)を得る。
■ アクリル酸と■で得られたハロゲン化エステル体(
3a)とをジメチルホルムアミド(DMF)中で水酸化
テトラメチルアンモニウムの存在下で反応させ、目的と
するモノマー(I[Ia)を得る。
(b)下記−最大(I[[b)、 CH2=C)1c00−(C112−)−r−0(に羽
0COR’  (I[Ib)で表されるモノマー(A)
は例えば下記の如くして合成することができる。
■ CHz=CHCOOH+  X(CHz)kx(1
a) −”  CHz=CHCOO(CFIz)kX(5a)
■CHz=CHCOO(CHz)、lx+  HO@@
0H(5a) (6a)             (7a)→CHz
=CHCOO(CHz)mO!0COR’    ((
I[Ib) ■ アルキレンシバライド(Ia)を水酸化テトラメチ
ルアンモニウムの存在下、DMF中でアクリル酸と反応
させ、モノエステル体(5a)t−得る。
■ ■で得られたモノエステル体(5a)と4゜4′−
ヒドロキシ−ビフェニルとをヨウ化ナトリウム及び炭酸
カリウムの存在下、メチルエチルケトン中で反応させ、
エーテル化し、アルコール体(6a)を得る。
■ ■で得られたアルコール体(6a)と光学活性カル
ボン酸(7a)とを4−ピロリジノピリジン及びジシク
ロへキシルカルボジイミドの存在下に反応させ、目的と
するモノマー(IIlb)を得る。
(c)下記−最大(II[c) CHz=CHCOO−GCHJ’rOICOOR’  
(II[c :1で表されるモノマー(A)は、例えば
下記の如くして合成することができる。
D CHz=CHCOOCCH2)rX  +  11
0℃<C0OR”(5a)          (8a
)−CH2=ClIC0O(山+−W−0@@−C00
R’(I[[c) ■ 4′−ヒドロキシビフェニル−4〜カルボン酸を光
学活性アルコール(2a)によりエステル化して得られ
る4′−ヒドロキシビフェニル−4−カルボン酸エステ
ル(8a)と■で得られたモノエステル体(5a)とを
ヨウ化ナトリウム及び炭酸カルラムの存在下、メチルエ
チルケトン中で反応させ、エーテル化し、目的とするモ
ノマー[I[1c〕を得る。
(d)下記−最大(IIId) CIIz=CHC00(CHt”j”’r O+COO
+−0COR’             (III 
d )で表されるモノマー(A)は、例えば下記の如く
して合成することができる。
■HO+OH+  HOOCR’ (7a) −)lO+0cOI?3 (9a) −C00+0COR3 (loa) ■ CHz=CHCOOII   +   (10a)
    −(I[I d )■ ハイドロキノン(t=
1)又は4.4′−ジヒドロキシビフェニルと光学活性
カルボン酸(7a)とをエステル化触媒の存在下に反応
させ、ヒドロキシエステル体(9a)を得る。
[相] 前記■で得られたカルボン酸体(1b)を塩化
チオニルで、酸クロリドとした後、テトラヒドロフラン
中で■で得られたアルコール体(9a)と反応させ、ハ
ロエステル体(10a)を得る。
■ アクリル酸と[相]で得られたハロエステル体(1
0a)とをジメチルホルムアミド(DMF)中で水酸化
テトラメチルアンモニウムの存在下で反応させ、目的と
するモノマー(I[Id)を得る。
(e)下記−最大(ire) −OR”              (m e )で
表される七ツマ−(A)は、例えば下記の如くして合成
することができる。
(12a) (12b) (10a) → (I[Ie:1 @ ハイドロキノン(t=1)又は4.4′−ジヒドロ
キシビフェニル(t=2)と光学活性アルコール(2a
)等のハロゲン化により得た光学活性アルキルハライド
(12a)との反応によりヒドロキシエーテル体(12
b)を得る。
■ 前記[相]で得られた不飽和カルボン酸体(10a
)と上記@で得たヒドロキシエーテル体(12b)とを
適当なエステル化触媒の存在下、反応させ目的のモノマ
ー(DIe)を得る。
(「)下記−最大(I[[f) で表される七ツマ−(A)は、例えば、下記の如くして
合成することができる。
(5a)        ((12b) : t=2 
)■ 前記■で得られたモノエステル体(5a)と前記
@で得られたヒドロキシエーテル体〔(12b):但し
t=2]とをヨウ化ナトリウム及び炭酸ナトリウムの存
在下、メチルエチルケトン中で反応させ、エーテル化し
、目的とするモノマー(Illf)を得る。
(g)下記−最大(I[Ig) (II[g) で表されるモノマー(A)は、例えば下記の如くして合
成することができる。
(15a)       (15b) (15c)            (15d)@ C
Hz=CHCOO(CHz+−I−0+C00H(10
a)          +  (15d)→  (I
[1g) ■ 4−メトキシハロヘンゼン(t=1)又は4′−メ
トキシ−4−へロビフェニルと、光学活性アルキルハラ
イド(12a)と金属リチウムとの反応により得たエー
テル体(15c)を適当な触媒の下に加水分解し、ヒド
ロキシ体(15d)を得る。
■ 前記[相]で得た不飽和カルボン酸体(10a)を
上記@で得たヒドロキシ体(15d)により、適当なエ
ステル化触媒の存在下に反応させ、エステル化し、目的
とする七ツマ−〔1g〕を得る。
なお、前記@の場合LiR”に代えて、他のアルキルメ
タル(R’−金属結合を有する有機金属化合物)を使用
することもできる。また、R3中のmが1以上の場合、
前記エーテル体(15c)は、4  R5 のカルボニル基を還元する方法によっても得ることがで
きる。
(h)下記−最大(I[[h] で表されるモノマー(A)は、例えば、下記の如くして
合成することができる。
(5a)        ((15b) : t=2 
)→ (I[Ih) ■ 前記■で得られたモノエステル体(5a)と前記■
で得られたヒドロキシ体((15d):但しt=2〕と
をヨウ化ナトリウム及び炭酸カリウムの存在下、メチル
エチルケトン中で反応させ、エーテル化し、目的とする
七ツマ−(I[[h)を得る。
(i)下記−最大(IIIi) CH2=CHCOO(CHz+r−0+OCO+−CO
OR’              (m i )で表
されるモノマー(A)は、例えば、下記の如くして合成
することができる。
■CH2=CHC00(C8,?−X + HO+0H
(5a) →CHz=CHCOO(CHz+−1−0+0H(18
a) ■HOCO+C0OH+ HOR3 (2a) →HOCO+C0OR’ (19a) @l   (18a)    +   (19a)  
  →   (I[Ii)[相] 前記■で得たモノエ
ステル体(5a)とハイドロキノン(s=1)又は4.
4′−ジヒドロキシビフェニルとを適当なエステル化触
媒の存在下に反応させ、モノエーテル化し、不飽和ヒド
ロキシエーテル体(18a)を得る。
■ テレフタル酸(t=X)又はビフェニル−4゜4′
−ジカルボン酸(t=2)を光学活性アルコール(2a
)でモノエステル化し、モノエステル体(19a)を得
る。
[相] 前記■で得た不飽和ヒドロキシエーテル体(1
8a)と上記■で得たモノエステル体(19a)とを適
当なエステル化触媒の存在下に反応させ、エステル化し
、目的とするモノマー(lI[i〕を得る。
(j)下記−最大(I[Ij) −OCOR”             (m j )
で表される七ツマ−(A)は、例えば、下記の如くして
合成することができる。
(7a) (21a) (18a) +  (21a)  → (I[Ij)■ 4−ヒドロ
キシ安息香酸(t=1)又は、4′−ヒドロキシビフェ
ニル−4−カルボン酸と光学活性カルボン酸(7a)と
を適当なエステル化触媒の存在下に反応し、エステル化
し、エステルカルボン酸体(21a)を得る。
0 前記[相]で得た不飽和ヒドロキシエーテル体(1
8a)と上記■で得たエステルカルボン酸体(21a)
とを適当なエステル化触媒の存在下に反応させ、エステ
ル化し、目的とするモノマー(I[I j )を得る。
(k)下記−最大(IIlk) CIIt=C)ICOO(CHHo+oco+−OR″
(Illk) で表されるモノマー(A)は、例えば、下記の如くして
合成することができる。
@ HOCO+OH+  BrR3 (12a) → N0CO+0R3 (23a) [相]CH2=CIICOO(C)l 2h−o+0H
(18a) +   (12b)   →  (I[k)04−ヒド
ロキシ安息香酸(t=1)又は、4′−ヒドロキシビフ
ェニル−4−カルボン酸(1=2)と光学活性アルキル
ハライド(12a)とをヨウ化ナトリウムと炭酸カリウ
ムの存在下に、反応させ、エーテル化したのち酸性にし
、エーテルカルボン酸体(23a)を得る。
[相] 前記[相]で得た不飽和ヒドロキシエーテル体
(18a)と上記0で得たエーテルカルボン酸体とのエ
ステル化反応により、目的とするモノマー(Illk)
を得る。
(1)下記−最大(IIII) CHt=CIICOO(CHz+1−0+OCO+−+
?:l               (I[[l)で
表される七ツマ−(A)は、例えば、下記の如くして合
成することができる。
@  ROCO−G−(丁づ=巨)−イト−t−X  
  +   LiR’   →(25a)      
   (15b)ROCO−〇〈3巨〉→ト、R3→ 
HOCO−←〈3巨〉−今一、7Rコ(25b)   
      (25c)@  GHz=CIICOO(
CHz) *  0−(−く3〒う〕〉−一)−1−〇
〇   +  (25c)(18a) →  (Ilrl) @ 4−ハロ安息香酸エステル((25a):t=1〕
又は、4′−ハロビフェニル−4−カルボン酸エステル
((25a): t=2)と、光学活性アルキルリチウ
ム(15b)とをエーテル中反応させ、アルキル化エス
テル体(25b)を得たのち、加水分解し、アルキル化
カルボン酸体(25c)を得る。
[相] 前記[相]で得た不飽和ヒドロキシエーテル体
(18a)と上記@で得たアルキル化カルボン酸体(2
5c)とを、適当なエステル化触媒の存在下に反応させ
エステル化し、目的とするモノマー〔■1〕を得る。
なお、上記@で、LiR3(15b)の代わりに、R3
−金属結合を有する他のアルキル金属化合物を用いるこ
ともできる。また、アルキル化カルボン酸体(25c)
は、R3中のmが1以上の場合には、例えば、 のカルボニル基の還元によっても得ることができる。
前記各種モノマー(A)の合成に用いられるアルキレン
シバライド(I[Ia)中の2個のXとしては、各々独
立にフッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を
挙げることができるが、このアルキレンハライド(1a
)として1通常、ブロム化合物が好ましく、例えばメチ
レンジプロミド、1.2−ジブロモエタン、1.3−ジ
ブロモプロパン、1.4−ジブロモエタン、1.5−ジ
ブロモペンクン、1,6−ジブロモヘキサン、1.7=
ジブロモへブタン、1.8−ジブロモオクタン、1.9
−ジブロモノナン、1.10−ジブロモデカン、l、1
1−ジブロモウンデカン、1.12−ジブロモドデカン
、1,16−ジブロモヘキサデカン、1.20−ジブロ
モエイコサンが挙げられる。
前記各種モノマー(A)の合成に用いられる光学活性ア
ルコールとしては、例えば、(2S、3S)−2−クロ
ロ−3−メチル−1−ペンタノール、(2S、3S)−
2−フルオロ−3−メチル−1−ペンタノール、(2S
、3S)−2−ブロモ−3−メチル−1−ペンタノール
、(2S、3S)−2,3−ジメチル−1−ペンタノー
ル、(2S、3S)−2−シアノ−3−メチル−1=ペ
ンタノール(3S、43)−3−クロロ−4−メチル−
1−ヘキサノール、(4S、5S) −4−クロロ−5
−メチル−1−ヘプタツール、(5S、6S)−5−ク
ロロ−6−メチル−1−オクタツール、(6S、7S)
−6−クロロ−7−メチル−1−ノナノール、(S)−
1−メチル−1−プロパツール、(S)−2−クロロ−
1−プロパツール、(S)−2−シアノ−1−プロパツ
ール、(S)−2−フルオロ−1−プロパツール、(S
)−2−メチル−1−ブタノール、(S)−2−フルオ
ロブタノール、(S)−2−クロロ−1−ブタノール、
(S)−2−シアノ−1−ブタノール、(S)−3−ク
ロロ−1−ブタノール、(S)−2−メチル−1−ペン
タノール、(S)−3−メチル−1−ペンタノール、(
S)−2−フルオロ−1−ペンタノール、(S)−3−
フルオロ−1−ペンタノール、(S)−2−クロロ−1
−ペンタノール、(S)−3−クロロ−1−ペンタノー
ル、(S)−4−クロロ−1−ペンタノール、(S)−
4−シアノ−1−ペンタノール、(S)−3−メチル−
■−ヘキサノール、(S)−4−クロロ−1−ヘキセノ
ール、(S)−4−メチル−1−ヘキサノール、(S)
−5−クロロ−1−ヘキサノール、(S)−2−メチル
−1−ヘキサノール、(S)−2−フルオロ−1−ヘキ
サノール、(S)−2−クロロ−1−ヘキサノール、(
S)−2−メチル−1−ヘプタツール、(S)−5−メ
チル−1−ヘプタツール、(S)−2−フルオロ−1−
ヘプタツール、(S) −6−フルオロ−1−ヘプタツ
ール、(S)−2−クロロ−1−ヘプタツール、(S)
−2−メチル−1−オクタツール、(S)−6−メチル
−1−オクタツール、(S)−2−フルオロ−1−オク
タツール、(S)−7−゛メチルー1−オクタツール、
(S)−2−クロロ−1−オクタツール、(S)−2−
シアノ−1−オクタツール、(S)−2−フルオロ−1
−デカノール、(S)−1−メチル−ブタノールなど、
あるいは上記各種光学活性アルコールの光学的対像体〔
(R)体〕などを挙げることができる。
また、光学活性カルボン酸(7a)としては、例えば、
(2S、3S)−2−クロロ−3−メチル−1−ペンタ
ン酸、(2S、3S)−2−フルオロ−3−メチル−1
−ペンタン酸、(2S、3S)−2−メチル−3−ブロ
モ−1−ペンタン酸、(2S、33)−2,3−ジメチ
ル−1−ペンタン酸、(2S、33)−2−シアノ−3
−メチル−1−ペンタン酸、(23,33)−2−クロ
ロ−3−メチル−1−ヘキサン酸、(S)−2−メチル
−1−ブタン酸、(S)−2−クロロ−1−ブタン酸、
(S)−2−フルオロ−1−ブタン酸、(S)−2−シ
アノ−1−ブタン酸、 (S) −2−メチル−1−ペ
ンタン酸、(S)−3−メチル−1−ペンタン酸、(S
)−2−クロロ−1−ペンタン 酸、(S)−3−クロロ−1−ペンタン酸、(S)−2
−フルオロ−1−ペンタン酸、(S)−3−フルオロ−
1−ペンタン酸、(S)−2−シアノ−1−ペンタン酸
、(S)−2−メチル−1−ヘキサン酸、(S) −2
−クロロ−1−ヘキサン酸など、及びこれらの光学活性
アルコールの光学的対像体〔(R)体〕などを挙げるこ
とができる。
前記、光学活性アルキルハライド(R’X (12b)
)及びLiR’などの光学活性アルキル金属は、それぞ
れのアルキル基R3が前記各種の光学活性アルコール(
R”OH)中のR3と同様のものであり、例えば該アル
コールから容易に得ることができる。
前記の如く、各種のモノマー(A)すなわちモツマ−(
II[a)〜〔■1〕は、上記のようにして得ることが
できるが、それぞれの合成法は、上記の方法に限定され
るものではない。
なお、前記各種のモノマー(A)は、通常1種単独で用
いるのが好適であるが、所望により2種以上を混合物等
として併用してもよい。
に、前記式(IV)で表されるモノマー(B)のより具
体的な例としては、次の式(IVa)〜〔■l〕 C)lz=cHcOOR”          (IV
 a )CH,CHOCOR”          (
IV b )CH2=CIOR”          
 (TV c :ICHz=CHR”        
   (IV d )CH!=C−0COR”    
      (IV f )CH3 CHz=C−R”             CIV 
h )CHz=CCOOR”            
(IV i )CHz=C−OCOR’       
     〔IV j :ICHz=C−OR”   
          CrV k )I CHz=C−R”             (Pi’
 1 :1のいずれかによって示されてる化合物を挙げ
ることができる。
上記式(IVa)〜(IV I )中のR8は、前記の
ものすなわち炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6〜
lOのアリール基又は炭素数7〜10のアラルキル基を
表す。
このアルキル基の具体例としては、例えば、メチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イ
ソブチル基、5ec−ブチル基、tert−ブチル基、
ペンチル基、イソペンチル基、ヘキシル基、イソヘキシ
ル基、ネオヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、イソ
オクチル基、ノニル基、デシル基、イソデシル基などを
挙げることができる。
また、上記アリール基の具体例としては、例えば、フェ
ニル基、o−トリル基、m−)リル基、p−トリル基、
キシリル基、エチルフェニル基、ベンジル基、フェネチ
ル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基などを挙げるこ
とができる。
モノマー(B)の具体例としては、例えば、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アク
リル酸イソプロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸イ
ソブチル、アクリル酸ペンチル、アクリル酸ヘキシル、
アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ナフチル、アクリル酸ベンジル、メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸イソブチ
ル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ナフチル、メ
タクリル酸ベンジル、2−クロロアクリル酸メチル、2
−クロロアクリル酸エチル、2−クロロアクリル酸ブチ
ル、2−クロロアクリル酸フェニル、2−クロロアクリ
ル酸ベンジル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ブタ
ン酸ビニル、ヘキサン酸ビニル、オクタン酸ビニル、オ
クタン酸ビニル、デカン酸ビニル、安息香酸ビニル、フ
ェニル酢酸ビニル、酢酸1−メチルビニル、プロピオン
酸1−メチルビニル、オクタン酸1−メチルビニル、安
息香Ml−メチルビニル、酢酸1−クロロビニル、プロ
ピオン酸1−クロロビニル、オクタン酸1−クロロビニ
ル、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プ
ロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、イソブ
チルビニルエーテル、ペンヒルビニルエーテル、ヘキシ
ルビニルエーテル、ヘプチルビニルエーテル、オクチル
ビニルエーテル、イソオクチルビニルエーテル、フェニ
ルビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル、フェネチ
ルビニルエーテル、トリルビニルエーテル、ナフチルビ
ニルエーテル、メチル(1−メチルビニル)エーテル、
エチル(1−メチルビニルエーテル)、ブチル(1−メ
チルビニル)エーテル、フェニル(1−メチルビニル)
エーテル、ベンジル(1−メチルビニル)エーテル、ナ
フチル(1−メチルビニル)エーテル、メチル(1−ク
ロロビニル)エーテル、ブチル(1−クロロビニル)エ
ーテル、オクチル(1−クロロビニル)エーテル、ベン
ジル(1,−クロロビニル)エーテル、プロピレン、1
−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン
、1−オクテン、1−ノネン、ニーデセン、スチレン、
アクルベンゼン、ビニルナフタレ2、ビニルトルエン、
イソブチン、2−メチル−1−ブテン、2−メチル−1
−ヘキセン、4−メチル−1−ヘキセン、2−メチル−
1−オクテン、1−メチルビニルベンゼン、1−メチル
ビニルナフタレン、2−クロロプロピレン、2−クロロ
−1−ブテン、2−クロロ−1−オクテン、1−クロロ
ビニルベンゼン、1−クロロビニルナフタレンなどを挙
げることができる。
これらの中でも例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アク
リル酸イソブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸オ
クチル、アクリル酸フェニルアクリル酸ベンジル、メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブ
チル、メタクリル酸フェニル、2−クロロアクリル酸メ
チル、2−クロロアクリル酸ブチル、酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酢酸1−メルビニル
、酢酸1−クロロビニル、エチルビニルエーテル、フェ
ニルビニルエーテル、プロピレン、■−ブテン、1−ヘ
キセン、1−オクテン、イソブチン、4−メチル−1−
ヘキセン、スチレン、l−クロロスチレン等が好ましく
、特にアクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、メタクリ
ル酸メチルメタクリル酸ブチル、酢酸ビニル、スチレン
等が好ましい。
なお、これらの化合物は、1種単独で、あるいは2種以
上を混合物等として、七ツマ−(B)として使用するこ
とができる。
本発明の液晶ポリマーは、前記モノマー(A)の1種又
は2種以上と、前記モノマーCB)の1種又は2種以上
とを共重合することによって合成することができる。
この際、使用するモノマー(A)とモノマー(B)の割
合を適宜選定することによって、得られる共重合体中の
モノマー(A)のユニットとモノマー(B)のユニット
の割合、すなわち上記−最大(1)中のaとbの比(a
:b)を、前記所定の範囲内になるように調節すること
ができる。
例えば、モノマー(A)とモノマー(B)との使用割合
を、(用いる七ツマ−(A)の合計モル量):(用いる
七ツマ−(B)の合計モル量)が通常2:8〜9:1、
好ましくは3ニア〜8:2の範囲とするのが好適である
次に、前記共重合を行うに際して、重合方法として公知
の方法、例えば熱ラジカル重合、開始剤を用いるラジカ
ル重合、紫外線や放射線を用いるラジカル重合、ブチル
リチウムなどを開始剤とするアニオン重合などを採用す
ることができる。
ラジカル重合の開始剤として、各種のものが知られでい
るが、過酸化ベンゾイル、過酢酸、過酸化ラウロイル、
アゾビスイソブチルニトリル(AIBN)などの中温型
開始剤が好適に用いられる。
重合方法としては、塊状重合、スラリー重合、溶液重合
などの種々の方式が知られており、これらのいずれの方
式を用いてもよい。
重合温度は、重合方法特に開始剤の種類に依存し一様で
はないが、通常、20〜90°Cが適当である。
重合時間は重合温度など他の要因によって異なるが、通
常1〜20時間である。
分子量の調節は、公知の分子量調節剤の添加及び/又は
七ツマ−に対する開始剤の濃度(通常5%以下)の調節
によって行うことができる。
塊状重合方式においては、前記モノマー(A)とモノマ
ー(B)と開始剤とを十分に混合し、その混合物を酸素
の不存在下に2枚のガラス板等の基板の間に導入し、加
熱することによって、ポリマーを基板間に密着した状態
で直接に固定化することもできる。
スラリー重合、溶液重合方式の場合の溶媒としては、公
知の不活性溶媒を用いることができ、なかでもテトラヒ
ドロフラン、ジメチルホルムアミドやベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族系の溶媒が好適に用いられる
このようにして得られたポリマーは、公知の製膜法、例
えばキャスティング法、Tダイ法、インフレーション法
、カレンダー法、加熱ロール等を用いる延伸法などによ
ってフィルムに成形して用いることができる。フィルム
状のポリマーは、2枚の通常のガラス基板はもとより、
大型のガラス基板、曲面状のガラス基板、ポリエステル
フィルムなどの間にはさんで液晶デイスプレー、電子光
学シャッター、電子光学絞りなどの種々のオプトエレク
トロニクスの分野に利用することができる。
また、適当な溶媒に溶解したポリマー溶液をガラス基板
などの基板面に塗布し、溶媒を蒸発させることによって
、直接基板面上に密着した状態でフィルム化することも
できる。
本発明の液晶ポリマーは、その転移温度の測定からカイ
ラルスメクチックC相液晶状態が、室温付近という比較
的低温でかつ広い温度領域で実現すること力喝育認され
た。また常温付近における応答時間も非常に速いことが
確認された。
本発明の液晶ポリマーは、上記の他、例えばロール製膜
法などの機械的製造法によっても薄くて平面性が良好で
かつ安定なフィルムに、容易に成形することができ、し
かも高倍率の延伸が可能であり、その結果、ポリマー中
の液晶ユニットの配向性を著しく向上することができ、
ひいてはコントラスト比などの液晶特性を著しく高める
ことができる実用上著しく有利な液晶ポリマーである。
本発明の液晶ポリマーにおいては、スメクチック相液晶
の性質と、成形容易であるという典型的なポリマーの性
質と、さらには、特定の共重合体の性質に基づく、上記
の如き高倍率の延伸による製膜性の改善効果とが結合し
ているので、インテグレーテッドオプティクス、オプト
エレクトロニクス、情報記憶の分野に数多くの応用可能
性がある。例えば、種々の形状のディジタル表示デイス
プレィなどの液晶デイスプレィ、電子光学シャッター、
光通信光路切換スイッチなどの電子光学スイッチ、電子
光学絞り、メモリー素子、光変調器、液晶プリンターヘ
ッド、焦点距離可変レンズなどの種々の電子光学デバイ
スとして使用することができる。
なお、本発明の液晶ポリマーの利用に際しては、必要に
応じて、前記ポリマー同志の混合、他のポリマーとの混
合、安定剤、可塑剤などを含む他の種々の無機、有機及
び金属類等の添加物の添加など、当業界においてよく知
られている数多(の処理方法により、改善することがで
きる。
〔実施例〕
次に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本
発明はこれらの例によってなんら限定されるものではな
い。
なお、得られた化合物の構造は、NMR1IR1元素分
析により確認し、また相転移温度の測定及び相の確認は
、それぞれDSC及び偏光顕微鏡により行った。
相転移挙動を示す図式において、各相を下記の略号で示
した。また、図式中の数字は、相転移温度を°Cの単位
で表し、たちのである。
(Cry:結晶状態、SmC”  :カイラルスメクチ
ックC相液晶状態、SmA:スメクチック人相液晶状態
、Tso:等方性液体状態〕 分王旦■側1友汰 ポリマーの数平均分子量の測定は、GPCにより行い、
PS換算値で示した。
コント−スト のゞ、1  ′ 偏光顕微鏡でクロスニコル下、サンプルに正電界を印加
しながらサンプルを回転させて消光値を捜し、この時の
透過光量を1とし、次に負電荷を印加した時の透過光量
をnとし、コントラスト比=n:1とした。
(実施例1) モノマー A のA1 4’−(12−アクリロイルオキシドデシルオキシ)ビ
フェニル−4−カルボン酸 2−メチルブチルエステル ■ アクリル酸12−ブロモドデシルエステルの合成 アクリル酸0.1モル(7,2g)及び水酸化テトラメ
チルアンモニウム(5水和物) 0.12モル(22,
0g)をDMF20Od中で2時間攪拌して均一溶液に
した後、1,12−ジブロモドデカン0.2モル(66
,Og )を加え、さらに10時間攪拌した。次いで、
反応液に水3001を加えてエーテル抽出したのちカラ
ムクロマトグラフィーにより精製し、目的とするブロモ
エステル体(IA)20.0g(収率62%)を得た。
■ 4′−ヒドロキシビフェニル−4−カルボン酸2−
メチルブチルエステルの合成 4′−ヒドロキシビフェニル−4−カルボン酸93ミリ
モル(20g)及び(S) −(−) −2、メチルブ
タノール4ロアミリモル(41g)を濃硫酸2In1.
の存在下、ベンゼン1501d中で25時間還流した。
次いで、反応液を濃縮後、トルエン−?キサン混合溶媒
より再結晶して、ヒドロキシエステル体(I B)  
(mp、  116.2〜117.8℃、〔α〕2コ 
=+4.35°C(CHCI3 ))26.0g(収率
98%)を得た。
■ モノマー(IC)の合成 上記のブロモエステル体(IA)15.8ミリモル(5
,0g)、上記のヒドロキシエステル体(IB)14.
2ミリモル(4,0g)及び炭酸カリウム56.8ミリ
モル(7,9g)の混合物をメチルエチルケトン中で1
6時間還流した。反応液を濾過、濃縮した後、エタノー
ルより再結晶し、目的とするモノマー(IC)((α)
23 =+2.79°CCCHC13) ) 3.7 
g (収率50%)を得た。
±ユヱニ立立底炎 上記で得た4’−(12−アクリロイルオキシドデシル
オキシ)ビフェニル−4−カルボン酸2−メチルブチル
エステル1.0ミリモル(0,52g)とアクリル酸メ
チル1.0ミリモル(0,09g)とのDMF10d溶
液をAIBNo、04ミリモルを重合開始剤として60
°Cで15時間反応させた。
反応液を濃縮後カラムクロマトフィーで精製し、共重合
体o、49g(転化率70%:数平均分子量Mn=24
.000)を得た。このポリマーの共重合比は、NMR
スペクトルより、a : b=40:60であった。な
お、この共重合体の相転移挙動は、次の通りであった。
ト5tsC”る 93 また、このポリマーを80°Cで300%に1 cm/
秒の速度で一軸延伸配向させたフィルムに、交流電界2
X106V/mを印加し、透過光量の変化を測定したと
ころ、コントラスト比23:1及び33°Cでの応答時
間4msを得た。
(実施例2) モノマー A の人 4’−(4−(10−アクリロイルオキシデシルオキシ
)ベンゾイルオキシフビフェニル−4−カルボン酸 2
−メチルブチルエステルCH2=C)l−COO−<c
nz)−rT−o@coo@@CH1 −CQQCtlzCHCJs ■ 4−(10−ブロモデシルオキシ)安息香酸メチル
エステル(2A)の合成 1.10−ジブロモデカン0.10モル(30,0g)
、4−ヒドロキシ安息香酸メチルエステル50ミルモル
(7,6g)及び無水炭酸カリウム0.2モル(27,
5g)のメチルエチルケトン300d懸濁液を20時間
還流攪拌後、濾過、濃縮した。
′a縮液をカラムクロマトグラフィーにより精製してカ
ルボン酸誘導体(2A)14.1gを得た。
(収率76%) ■ 4−(10−ブロモデシルオキシ)安息香酸(2B
)の合成 ■で得られたカルボン酸誘導体30ミリモル(11,1
g)の塩化メチレン150d溶液に三臭化ホウ素40ミ
リモル(10、Og)を氷温で滴下後、室温で5時間攪
拌した。反応液を水洗後、乾燥、濃縮し、カルボン酸体
(2B)8.0gを得た。
(収率75%) ■ 4’ −(4’ −(10−ブロモデシロキシ)ベ
ンゾイルオキシ〕ビフェニル−4−カルボン酸2−メチ
ルブチルエステル(2C)の合成■で得られたカルボン
酸体(2B)10ミルモル(3,6g)及び塩化チオニ
ル30ミリモル(3゜7g)の1.2−ジクロロエタン
50−1溶液を3時間還流攪拌後、!縮して酸クロライ
ド体を得た。
この酸クロライド体のTHFIO++1溶液を実施例1
の■で得られたヒドロキシ体(IB)10ミリモル(2
,8g)及びトリエチルアミン2dのTHE20I!1
1溶液に滴下後、室温で10時間攪拌した。
濃縮物の塩化メチレン溶液を希塩酸洗浄後、カラムクロ
マトグラフィーにより精製してブロモ体(2C)5.0
gを得た。(収率80%)■ モノマー(2D)の合成 ■で得られたブロモ体(2C)6ミリモル(3゜7g)
アクリル酸10ミリモル(0,72g)及び水酸化テト
ラメチルアンモニウム(5水和物)10ミリモル(1,
8g)のDMF30−溶液を室温で10時間攪拌後、水
を加えてエーテル抽出した。
抽出液の濃縮物をカラムクロマトグラフィーにより精製
し、モノマー(2D)3.1gを得た。(収率84%) エユヱニ豆底 上記で得た4’ −(4−(10−アクリロイルオキシ
デシルオキシ)ベンゾイルオキシ〕ビフェニル−4−カ
ルボン酸 2−メチルブチルエステル160ミリモル(
0,61g)と酢酸ビニル1.0ミリモル(0,09g
)とのDMFlollIl、ン容液をAIB N O,
04ミリモルを重合開始剤として60℃で15時間反応
させた。反応液をカラムクロマトグラフィーで精製し、
共重合体0.54g(転化率77%)を得た。なお、共
重合体の数平均分子量(Mn)は、27.000であり
、共重合比a:b=40:60であった。相転移挙動は
、次の通りであった。
また、この共重合体を130°Cで250%に1 cm
/秒の速度で一軸延伸させたフィルムに交流電界4X1
0bV/mを印加し、透過光量の変化を測定したところ
、コントラスト比17:1及び50°Cでの応答時間8
msを得た。
(実施例3) 七ツマ−A の人 モノマー(A): 4− (12−アクリロイルオキシ
ドデシルオキシ)安息香酸4−(1−メチルプロポキシ
)フェニルエステル ■ 4−(1−メチルプロポキシ)フェノール(ヒドロ
キシ体(3A))の合成 ハイドロキノン0.1モル(11,0g)、p−トルエ
ンスルホン酸1−メチルプロピルエステル0゜1モル(
22,8g)及び水酸化カリウム0.2モル(8,0g
)のエタノール10.0d溶液を5時間還流攪拌した後
、濃縮した。得られた濃縮物を塩化メチレン溶液として
希塩酸洗浄した後、カラムクロマトグラフィーにより精
製し、目的とするヒドロキシ体(3A)8.3gを得た
(収率50%)。
■4−(12−ブロモドデシルオキシ)安息香酸4−(
1−メチルプロポキシ)フェニルエステル(ブロモ体(
3B))の合成 4−(12−ブロモドデシルオキシ)安息香酸10ミリ
モル(3゜9g)及び塩化チオニル30ミリモル(3,
7g)の1.2−ジクロロエタン50d溶液を3時間還
流撹拌した後、濃縮して酸クロライド体を得た。この酸
クロライド体のTHFIO−溶液を、■で得られたヒド
ロキシ体(3A)10ミリモル(1,7g)及びトリエ
チルアミン2Ild!のT HF 20 d溶液に滴下
した後、室温で10時間攪拌した。濃縮物の塩化メチレ
ン溶液を希塩酸洗浄した後、カラムクロマトグラフィー
により生成してブロモ体(3B)4.3gを得た(収率
80%)。
■モノマーの合成 ■で得られたブロモ体(3B)6ミリモル(3゜2g)
、アクリル酸10ミリモル(0,72g)、および水酸
化テトラメチルアンモニウト(5水和物)10ミリモル
(1,8g)のDMF30ml溶液を室温で10時間撹
拌した後、水を加えてエーテル抽出した。抽出液の濃縮
物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、上記モノ
マー(A)2.2gを得た。(収率71%)。
C00A   C00C4H9 4’−(12−アクリロイルオキシドデシルオキシ)安
息香酸 4−(1−メチルプロポキシ)フェニルエステ
ル1.0ミリモル(0,54g)とアクリル酸ブチル1
.0ミリモル(0,13g)とのDMFIO−溶液をA
IBNo、04ミリモルを重合開始剤として60°Cで
15時間反応させた。反応液を濃縮後カラムクロマトフ
ィーで精製し、共重合体0.46g(転化率69%、M
n=19,000、共重合比a : b=45 : 5
5)を得た。
尚この共重合体の相転移挙動は、次の通りであった。
また、この共重合体を40°Cで250%に1 cm/
秒の速度で一軸延伸配向させたフィルムに交流電界2x
lO’V/mを印加し、透過光量の変化を測定したとこ
ろ、コントラスト比27:1及び20°Cでの応答時間
1msを得た。
(実施例4) モノマー A のム モノマー(A)ニ アクリル酸16− (4−(4−(2−メチブチル)フ
ェニル)フェノキン〕ヘキサデシルエステル ■ アクリル酸16−ヘキサジシルエステルの合アクリ
ルMO,20モル(14,4g)及び水酸化テトラアン
モニウムの5水和物0.22モル(39゜86g)をD
MF500d中で2時間攪拌し、反応液に1,16−ジ
プロモヘキサデカン0.30モル(115,26g)を
加え、4時間攪拌した。反応液に水300 mlを加え
、エーテル抽出、乾燥、濃縮後、カラムクロマトグラフ
ィーにより精製し、目的とするブロモエステル体(4A
)30.8g(収率41%、m、 p、 62.7〜6
4.6°C)を得た。
(S)−(+)−2−メチルブタン酸0.15モル(1
5,0g ) 、塩化チオニル0.3モル(35,5g
)のクロロホルム溶液(100d)を3時間還流した。
クロロホルム及び過剰の塩化チオニルを減圧留去後減圧
濃縮し、2−メチルブタン酸クロリド12.8 gを得
た。塩化アルミニウム0.1モル(13,3g)の乾燥
塩化メチレン(100in)懸濁液を0°Cに冷却後、
2−メチルブタン酸りロリF 12.8 gを滴下し、
30分間攪拌した。混合液を氷温に保ちなから4−メト
キシビフェニル0.08モル(14,7g)の乾燥塩化
メチレン(80ml)溶液を滴下し、室温で10時間攪
拌した。反応混合物を氷と希塩酸中に注いで分解し、有
機層を希塩酸、炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、硫
酸マグネシウムで乾燥した。濃縮物をカラムクロマトグ
ラフィーにより精製し、ケトン体(4B)10.3g(
収率48%)を得た。
亜鉛末13.6 g、塩化水銀1.4g、濃塩酸0.7
戚及び水20M!lを5分間振り混ぜた後、上澄み液を
流し出した。得られた亜鉛アマルガムに水10d、i塩
酸241d、酢酸1r111、トルエン14d1次いで
■で得たケトン体(4B)38ミリモル(10,2g 
)を加えた後、20時間還流した。この間5dずつの農
塩酸を5時間毎に加えた6反応液を室温まで冷却後、水
を加えてエーテル抽出した。抽出液を水洗、乾燥、濃縮
後、カラムクロマトグラフィーにより精製し、メチレン
体(4C)7.1g(収率74%)を得た。
三臭化ホウ酸33ミリモル(8,2g)の塩化メチレン
(25In1)溶液を一70゛Cに冷却し、この中へ■
で得たメチレン体(4C)28ミリモル(7,0g)の
塩化メチレン150d溶液を滴下した。8時間で室温に
戻した後、5時間攪拌した。
反応液に水を加えて、塩化メチレン抽出後、カラムクロ
マトグラフィーにより精製し、ヒドロキシ体(4D、)
 4.0 g (収率60%)を得た。
■ モノマー ■で得たブロモエステル体(4A)10ミリモル(3,
8g)、■で得たヒドロキシ体12ミリモル(2,9g
)、炭酸カリウム40ミリモル(5,5g)のメチルエ
チルケトン40m1溶液を4時間還流した。反応液を濾
過、濃縮後、カラムクロマトグラフィーで精製して目的
とするモノマー3.4g(収率64%)を得た。
アクリル酸16− (4−(4−(2−メチルブチル)
フェニル)フェノキシ〕ヘキサデシルエステル1.0ミ
リモル(0,53g)とアクリル酸メチル1.0ミリモ
ル(0,9g)とのDMF 10gm!溶液を/1BN
0.04ミリモルを重合開始剤として60°CT:15
時間反応させた。反応液を濃縮後カラムクロマトフィー
で精製し、共重合体0.42 g(転化率68%、Mn
=21.00−0.共重合比a : b−35: 65
)を得た。
この共重合体の相転移挙動は、次の通りであった。
7秒の速度で一軸延伸配向させたフィルムに交流電界4
xlO’V/mを印加し、透過光量の変化を測定したと
ころ、コントラスト比16:1及び32℃での応答時間
5msを得た。
(実施例5) モノマー A の八 モノマー(A):4’ −(12−アクリロイルオキシ
ドデシルオキシ) −4−((2,33)−2−クロロ
−3−メチルバレリルオキシフビフェニル ■ 4’−(12−アクリロイルオキシドデシルオキシ
)ビフェニル−4−オール(5A)の合成実施例1の■
で得られたアクリル酸12−ブロモドデシルエステル(
IA)15ミリモル(4,8g)、4.4’−ビフェノ
ール22ミリモル(4゜2g)、ヨウ化ナトリウム15
ミリモル(2,3gL及び無水炭酸カリウム80ミリモ
ル(11g)をアセトン50IIdl中で10時間攪拌
しながら還流した。反応物を濾過、濃縮した後、カラク
ロマトグラフィーにて精製し、エーテル体(5A)1.
6gを得た(収率24%)。(m、P、94.7〜97
.3°C) ■ 七ツマ−の合成 ■で得られたエーテル体(5A)3ミリモル(1,3g
)、(2S、3S)−2−クロロ−3−メチルペンタン
酸9ミリモル(1,4g)、4−ピロリジノピリジン0
.9ミリモル(130■)、及びジクロヘキシルカルボ
ジイミド9ミリモル(1゜9g)の塩化メチレン60d
溶液を40°Cで5時間攪拌した後、濾過し、水洗した
。濃縮後、カラムクロマトグラフィーにて精製し、目的
とするモノマー640mgを得た(収率38%)。
C0QA   C00Cth I CH3 上記■で得た4−(12−アクリロイロキシドデシルオ
キシ)−4’ −((2s、3S)−2−クロロ−3−
メチルバレリルオキシ)ビフェニル1.0ミリモル(0
,56g)とアクリル酸メチル1゜0ミリモル(0,0
9g)とのDMF10IIdlン容液をAIBNo、0
4ミリモルを重合開始剤として60°Cで15時間反応
させた。反応液を濃縮後カラムクロマトフィーで精製し
、共重合体0.45g(転化率69%、Mn=22,0
00、共重合比a:b=40:60)を得た。
この共重合体の相転移挙動は、次の通りであった。
また、この共重合体を75°Cで300%にl cm/
秒の速度で一軸延伸配向させたフィルムに交流電界2X
10bV/mを印加し、透過光量の変化を測定したとこ
ろ、コントラスト比25:I及び50°Cでの応答時間
3msを得た。
(実施例6) 1又1:!◎d」針叙戊 モノマーA: 4 (4−(4−8−アクリロイルオキ
シオクチルオキシ)フェニル)ベンゾイルオキシ〕安息
香酸 2−フルオロオクチルエステル−C00CHzC
H(CHz) SCH3■ 4−アセトキシ安息香酸 
2−フルオロオクチルエステル(6A)の合成 4−アセトキシ安息香酸0.1モル(14,0g)及び
塩化チオニル0.3モル(27g)のトルエン200戚
溶液を3時間還流攪拌後、減圧濃縮し、酸クロライド体
を得た。次に、2−フルオロオクタツール80ミリモル
及びトリエチルアミン′20m1のT HF 50 m
fl溶液中へ、水冷下、上記酸クロライド体のTHF1
0ml溶液を滴下後、室温で10時間攪拌した。反応液
を濃縮後、水を加えてエーテル抽出した。抽出液を乾燥
・濃縮後、カラムクロマトグラフィーにより精製し、エ
ステル体(6A)(収率80%)を得た。
■ 4−ヒドロキシ安息香酸 2−フルオロオクチルエ
ステル(6B)の合成 エステル体(6A)10ミリモル及びベンジルアミン5
0ミリモルのジエチルエーテル50d溶液を室温で10
時間攪拌後、水を加えてエーテル抽出した。抽出液を乾
燥・濃縮後、カラムクロマトグラフィーにより精製し、
ヒドロキシル体(6B)(収率98%)を得た。
■ 4− (4−(8−ブロモオクチルオキシ)フェニ
” ) 安息香酸ベンジルエステル(6C)の合1.8
−ジブロモオクタン45ミリモル(12゜、2g)、4
−(4−ヒドロキシフェニル)安息香酸ベンジルエステ
ル15ミリモル(4,5g)及び炭酸カリウム60ミリ
モル(8,4g)のMEKI00/d溶液を20時間還
流攪拌した。濾過・濃縮後、カラムクロマトグラフィー
により精製し、エステル体(6C)(収率75%)を得
た。
■ 4− (4−(8−ブロモオクチルオキシ)フェニ
ル)安息香酸(6D)の合成 5%パラジウム−カーボン600 mgの酢酸エチル2
00d懸濁液にエステル体(6C)10ミリモル(5,
0g)を加え、水素置換後、20時間還流した。濃縮後
、クロロホルムにて抽出し、カルボン酸(6D)(収率
85%)を得た。
■ 4− (4−(4−(8−ブロモオクチルオキシ)
フェニル)ベンゾイルオキシ安息香酸 2−フルオロオ
クチルエステル(6E)の合成カルボン酸(6D)4.
0ミリモル(1,6g)及び塩化チオニル12ミリモル
(1,5g)の1.2−ジクロロエタン50d溶液を3
時間還流攪拌後、減圧濃縮し、酸クロライド体を得た。
次に、上記■で合成したヒドロキシ体(6B)5.0ミ
リモル及びトリエチルアミンl mlのT HF 20
 ml溶液中へ、水冷下、上記酸クロライド体のTHF
5mIl?−W液を滴下後、室温で10時間撹拌した。
反応液を濃縮後、水を加えてエーテル抽出した。抽出液
を乾燥、濃縮後、カラムクロマトラフイーにより精製し
、ブロモ体(6E)(収率73%)を得た。
■ 4− (4−(4−(8−アクリロイルオキシオク
チルオキシ)フェニル)ベンゾイルオキシ〕安息香酸 
2−フルオロオクチルエステル(6F)の合成 アクリル酸3ミリモル(220■)及び水酸化テトラメ
チルアンモニウム(5水和物)3ミリモル(540■)
のDMF50m溶液を室温で30分間攪拌した後、ブロ
モ体(6E)2ミリモル(1,3g)を添加し、室温で
10時間撹拌した。
反応液に水を加えてエーテル抽出後、抽出液を乾燥・濃
縮した。濃縮液をカラムクロマトグラフィーにより精製
し、七ツマ−(6F)(収率78%)を得た。
上記■で得た4−(4−(4−(8−アクリロイロキシ
オクチルオキシ)フェニル)ペンソイル〕安息香酸2−
フルオロオクチルエステル1.0ミリモル(0,65g
)とアクリル酸メチル1.0ミリモル(0,09g)と
のDMF 10d溶液をAIBNo、04ミリモルを重
合開始剤として60°Cで15時間反応させた。反応液
を濃縮後カラムクロマトフィーで精製し、共重合体0.
42g(転化率57%、Mn=25,000、共重合比
a : b=35:65)を得た。
また、この共重合体を120°Cで250%に1cm/
秒の速度で一軸延伸配向させたフィルムに交流電界2X
106V/mを印加し、透過光量の変化を測定したとこ
ろ、コントラスト比20:l及び80°Cでの応答時間
3msを得た。
〔発明の効果〕
本発明の液晶性ポリマーは、広い温度領域でカイラルス
メクチックC相(SmC”)を有し、また、大きな自発
分極値(強誘電性)を安定して示し、電界に対する高速
応答性及びメモリー機能を有するなど優れた液晶特性を
有しており、しかもコール製膜法によっても数+μm以
下という薄くて平面性が良好でかつ安定なフィルムを容
易に得ることができ、また、高倍率延伸が容易であり、
その結果ポリマー中の液晶ユニットの配向性の向上、ひ
いてはコントラスト比などの液晶性を著しく向上させる
ことができるなど製膜性が著しく改善された実用上有利
な液晶ポリマーである。従って、本発明の液晶ポリマー
は動画表示にも使用することができ、さらに大画面や屈
曲画面の表示素子としても有利に使用することができ、
オプトエレクトロ−ニクス分野における種々の電子光学
デバイスとして有用であり、その工業的価値は極めて大
である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、それぞれ実施例1及び2で得られ
た共重合体のNMRチャートである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式〔 I 〕中kは、1から30までの整数であり、R
    ^1は、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、
    化学式、表等があります▼ 、▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学
    式、表等があります▼ であり、ここで、Qは−COO−又は−OCO−であり
    、R^2は−COOR^3、−OCOR^3、−OR^
    3又は−R^3であり、但しR^3は、次の一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 (式〔II〕中のm及びnは、各々独立に0〜9の整数を
    表し、qは0又は1であり、R^4及びR^5は、それ
    ぞれ−CH_3、ハロゲン原子又は−CNであり、但し
    、R^5が−CH_3である場合にはnは0ではなく、
    また、C^*は不整炭素原子を表し、C^(^*^)は
    、n≠0の場合には不整炭素原子を表す。)で表される
    光学活性基であり、R^6は、水素原子、−CH_3又
    は、−Clであり、R^7は、−COOR^8、−OC
    OR^8、−OR^8又は−R^8であり、但し、R^
    8は炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6〜10のア
    リール基又は炭素数7〜10のアラルキル基であり、a
    及びbは、各々a+b=1となる正の実数で、かつa:
    b=1:4〜9:1である。〕で表され、かつ数平均分
    子量が2,000〜200,000であることを特徴と
    する液晶ポリマー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5187248A (en) * 1989-05-26 1993-02-16 Basf Aktiengesellschaft Monomers and their use for the production of a laser-optical recording element which can be repeatedly erased and recorded on
US5187298A (en) * 1990-05-18 1993-02-16 Basf Aktiengesellschaft Monomers and their use for the production of a laser-optical recording element which can be repeatedly erased and recorded on
US5866038A (en) * 1990-07-02 1999-02-02 The Secretary Of State For Defence In Her Britannic Majesty's Government Of The United Kingdom Of Great Britain And Northern Ireland Liquid crystal polyacrylates
JP2000290315A (ja) * 1999-04-08 2000-10-17 Asahi Denka Kogyo Kk 重合性光学活性化合物

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US5866038A (en) * 1990-07-02 1999-02-02 The Secretary Of State For Defence In Her Britannic Majesty's Government Of The United Kingdom Of Great Britain And Northern Ireland Liquid crystal polyacrylates
JP2000290315A (ja) * 1999-04-08 2000-10-17 Asahi Denka Kogyo Kk 重合性光学活性化合物

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