JPH01131234A - 液晶重合体 - Google Patents

液晶重合体

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JPH01131234A
JPH01131234A JP28847587A JP28847587A JPH01131234A JP H01131234 A JPH01131234 A JP H01131234A JP 28847587 A JP28847587 A JP 28847587A JP 28847587 A JP28847587 A JP 28847587A JP H01131234 A JPH01131234 A JP H01131234A
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ester
toluene
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Satoshi Hachiya
聡 蜂屋
Toshiharu Uchida
内田 俊治
Kenji Hashimoto
橋本 憲次
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な液晶重合体に関するものである。
さらに詳しくいえば、本発明はオプトエレクトロニクス
分野、特に電卓、時計などの表示素子、電子光学シャッ
ター、電子光学絞り、光変調器、光通信光路切換スイッ
チ、メモリー、液晶プリンターヘッド、焦点距離可変レ
ンズなどの種々の電子光学デバイスとして有用な、常温
付近でも強誘電性を示す上に、外的因子に対する応答速
度が速くて動画表示が可能であり、かつ大画面や屈曲画
面の表示素子として有利に使用しうる液晶性を有する重
合体に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、低分子液晶を用いた表示素子は電卓、時計などの
デジタル表示に広く使用されている。これらの利用分野
では、通常、従来の低分子液晶は間隔をミクロンオーダ
ーで制御した2枚のガラス基板の間にはさんで使用され
ている。しかしながら、このような間隙の調整は大型画
面および曲面画面では実現が不可能であった。この難点
を解決する1つの手段として、液晶を高分子化し、それ
自体を成形可能ならしめることが試みられている(J、
Polym、Sci、Polym、Lett、、Ed、
ユ、243 (1975)、Polym、 Bul 1
. 、6.309 (1982)、特開昭55−214
79号公報など)。
しかしながら、これらの液晶ポリマーにおいては、電界
など外的因子の変化に対するその透過光量変化等の応答
速度が一般に遅く、未だ満足しうるちのは得られていな
い。
また、前記公開公報に示されている液晶ポリマーは、ポ
リマー自体は室温では液晶としての性質を示さず、ガラ
ス転移温度以上で透明化温度未満の温度範囲で加熱して
液晶化しなければならないという欠点を有している。
また、Liquid  Crystal、2.83 (
1987)において強誘電性高分子液晶の合成が報告さ
れているが、応答速度の記述はない。
また、そのポリマーは着色しており、フルカラー表示に
は適さない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、無色で常温付近でも強誘電性を示す上に、外
的因子に対する応答が速く動画表示が可能であり、かつ
大画面、屈曲画面の表示素子として有利に使用できる液
晶重合体を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、特定の構造を有
するポリエーテル型重合体が無色であるとともに常温付
近で強誘電性を示すことを見い出し、本発明を完成する
に至った。
すなわち、本発明は、下記一般式からなる繰り返し単位
を有する数平均分子量が1,000〜2゜000である
液晶重合体を提供するものである。
(式中、kは1〜30の整数であり、 Xは−COO−または−0CO−であり、R2は−CO
OR” 、−0COR3、または−0R3であり、R4
およびR5はそれぞれ−CH3、ハロゲン原子、または
−CN  であり、 mおよびnは0〜10の整数であり、ただしR4が−C
113である場合にはnはOではなく、pはOまたは1
であり、 *のついたCは不斉炭素原子である。)本発明の液晶重
合体の数平均分子量は、l、  000〜2,000で
ある。
数平均分子量が1,000〜2,000であると、液晶
状態において電極付き基板に塗布することにより、容易
に良好な配向状態が得られる点で有利である。また、こ
のような液晶重合体においては、重合による応答速度の
低下も少ない。
以下に、本発明の液晶重合体の一般的な合成方法を示す
本発明の重合体は、下記一般式 %式% nは先に規定したと同じ意味を有する。)で示される七
ツマ−を公知の方法で重合することにより得ることがで
きる。
これらの七ツマ−は例えば次のようにして得ることがで
きる。
下記の反応式で示されるように、アルテノール(1)を
ピリジンの存在下、塩化チオニル等のハロゲン化剤でハ
ロゲン化し、アルケンハライド(II)を得る。アルケ
ンハライド(II)と化合物(1)とを、炭酸カリウム
等のアルカリの存在下、2−ブタノン等の適当な溶媒中
で反応させてエーテル体(IV)を得る。次いで、この
エーテル体(IV)をジクロロメタン等の適当な溶媒中
で、m−クロロ過安息香酸等の過酸でオキシラン化する
ことにより、目的とするモノマー(V)を得る。
11 zc=clI (CHz) mOH−→)ItC
=C)I(CIりっY(1)          (I
[) (II)          (II[)(IV) (V) C式中、Yはハロゲンである。) アルテノール(1)としては、例えば、9−デセン−1
−オール、11−ドデセン−1−オール、7−オクテン
−1−オール、5−ヘキセン−1−オールなどが好まし
い。
ここで、上記化合物(I[)  80@@R”  は、
下記の如くして合成される。
〔■0(羽GCOOR2の合成) 下記反応式に示す如く、4′−ヒドロキシビフェニル−
4−カルボン酸と光学活性アルコール(Vl)とを、適
当な溶媒、例えばベンゼンなどの溶媒中において、エス
テル化触媒、例えば濃硫酸やp−1ルエンスルホン酸な
どの存在下に、所望の温度で反応させることにより、こ
のエステル化合物(■)を得る。
(■)     (■) 光学活性アルコール(Vl)としては、例えば(+)−
2−メチルブタノール、 (−)−2−メチルブタノー
ル、(+)−2−クロルブタノール、(−)−2−クロ
ルブタノール、(+)−2−メチルペンタノール、(−
)−2−メチルペンタノール、(+)−3−メチルペン
タノール、(−)−3−メチルペンタノール、(+)−
4−メチルヘキサノール、(−)−4−メチルヘキサノ
ール、(+)−2−クロルプロパツール、(−)−2−
クロルプロパツール、(+)−1−メチルヘプタツール
、1)−1−メチルヘプタツール、(+)−6−メチル
オクタツール、(−)−6−メチルオクタツール、(+
)−2−シアノブタノール、(、−)−2−シアノブタ
ノール、(−)−2−ブタノール、(+)−2−ブタノ
ール、(−)−2−ペンタノ−Jし、(+)−2−ペン
タノ−Jし、(−)−2−オクタツール、(+)−2−
オクタツール、(−)−2−フルオロオクタツール、(
+)−2−フルオロオクタツール、(+)−2−フルオ
ロヘキサノール、(−)−2−フルオロヘキサノール、
(+)−2−フルオロノナノール、(−)−2−フルオ
ロノナノール、(+)−2−クロロ−3−メチルペンタ
ノール、(=)−2−クロロ−3−メチルペンタノール
などが用いられ、る。
好ましくは(−)−2−メチルブタノール、(+)−2
−ブタノール、(−)−2−ペンタノール、(−)−2
−オクタツール、(−)−2−フルオロオクタツール、
および(−)−2−クロロ−3−メチルペンタノールが
用いられる。
下記反応式に示す如く、ビフェニル−4,4′−ジオー
ルと光学活性カルボン酸(■)を反応させることにより
、このエステル化合物(IX)が得られる。
(■)     (■) 光学活性カルボン酸(■)としては、例えば、(+)−
2−メチルフ゛タン酸、(−)−2−メチルフタンM、
(+)−2−クロルブタン酸、(−)−2−クロルブタ
ン酸、(+)−2−メチルペンタン酸、(−)−2−メ
チルペンタン酸、(+)−3−メチルペンタン酸、(−
)−3−メチルペンタン酸、(+)−4−メチルヘキサ
ン酸、(−)−4−メチルヘキサン酸、(+)−2−ク
ロルプロパン酸、(〜)−2−クロルプロパン酸、(+
)−6−メチルオクタン酸、(−)−6−メチルオクタ
ン酸、(+)−2−シアンブタン酸、(−)−2−シア
ノブタン酸、(+) −2−フルオロオクタン酸、(−
)−2−フルオロオクタン酸、(+)−2−フルオロヘ
キサン酸、(−)−2−フルオロヘキサン酸、(+)−
2−フルオロノナン酸、(−)−2−’フルオロノナン
酸、(+)−2−クロロ−3−メチルペンタン酸、(−
)−2−クロロ−3−メチルペンタン酸などが挙げられ
る。
[110()(DIR3の合成〕 下記の反応式で示されるように、前記光学活性アルコー
ル(VI)をトシル化し、これにビフェニル−4,4′
−ジオールを反応させてこのエーテル体(X)を得る。
→110■@OR” (X) (2)R’が@coof羽◇〉R2である場合下記反応
式で示す如(、アルケンハライド(■)とp−ヒドロキ
シ安息香酸エチルエステルとを、アセトン等の適当な溶
媒中で炭酸カリウム等のアルカリの存在下で反応さゼ、
エーテル体を得る。次いで、このエーテル体におけるカ
ルボキシル基の保護基を水酸化カリウム水溶液、塩酸等
により脱離させ、カルボン酸体とする。このカルボン酸
体に塩化チオニル等のハロゲン化剤を加え、トルエン等
の溶媒中で加熱し、酸ハライドとする。
次いで、この酸ハライドと前記化合物([)とをトルエ
ン等の溶媒中でピリジンの存在下に反応させ、エステル
体(XI)を得た後、ジクロロメタン等の適当な溶媒中
でm−クロロ過安息香酸等の過酸を用いてオキシラン化
することにより、目的とするモノマー(XI)を得る。
(II) (XI) (Xn) 下記反応式で示す如く、アルケンハライド(■)とハイ
ドロキノンとを炭酸カリウム等のアルカリの存在下で反
応させ、エーテル体(X[[)を得る。
下記化合物(XIV)を塩化チオニル等により酸クロリ
ド化する。得られた酸クロリドとエーテル体(Xlll
)とをピリジンの存在下反応させ、エステル体(XV)
を得る。以後は(1)と同様にオキシラン化を行い、目
的とするモノマー(XVI)を得る。
(XTV) は下記の如くして得られる。
光学活性アルコール(VI)とビフェニル−4゜4′−
ジカルボン酸をトルエン等の溶媒中でエステル化触媒の
存在下反応させ、上記エステル体(X■)を得る。
光学活性カルボン酸(■)を塩化チオニル等により酸ク
ロリド化した後、4′−ヒドロキシビフェニル−4−カ
ルボン酸とピリジンの存在下反応させ、上記エステル体
(X■)を得る。
(nooc@)@)−onコの合成〕 4′−ヒドロキシビフェニル−4−カルボン酸エチルエ
ステルと光学活性アルコール(VI)をトシル化して得
たR ’ Os S G Cl(3とを炭酸カリウム等
の存在下反応させ、エーテル体を得る。このエーテル体
をアルカリ水溶液等と反応させ、保護基のエステルを加
水分解し、上記化合物(XIX)を得る。
モノマーの合成法において、化合物(III)下記の目
的とする七ツマ−(XX I )を得る。
ここで、上記化合物(XX)は下記の如くして得られる
CII O@ C00R’の合成〕 上記(1)における化合物(■)の合成において、4′
−ヒドロキシビフェニル−4−カルボン酸の代わりにp
−ヒドロキシ安息香酸を用いて、同様の反応を行い、上
記エステル体(XX11)を得る。
(HO@ OCOR”の合成〕 上記(1)における化合物(■)の合成において、ビフ
ェニル−4,4′−ジオールの代わりにハイドロキノン
を用いて、同様の反応を行い、上記エステル体(XXI
)を得る。
(tl O@ OR” (7) 合成)上記(1)にお
ける化合物(X)の合成において、ビフェニル−4,4
′−ジオールの代わりにハイドロキノンを用いて、同様
の反応を行い、上′記エーテル体(XXIV)を得る。
下記反応式で示す如く、上記(3)の1が反応を行い、
目的とする下記一般式のモノマー(XXVI)を得る。
− (XXV) (XXVI) ここで、上記化合物(XXV)は下記の如くして得られ
る。
(II OOC@ C00R’の合成〕上記(3)にお
ける化合物(X■)の合成において、ビフェニル−4,
4′−ジカルボン酸の代わりにテレフタル酸を用いて同
様の反応を行い、上記エステル体(XX■)を得る。
+1ooc@cooR’ (XX■) (1(ooc@ocoR’の合成〕 上記(3)における化合物(X■)の合成において、4
′−ヒドロキシビフェニル−4−カルボン酸の代わりに
p−ヒドロキシ安息香酸を用いて同様の反応を行い、上
記エステル体(XX■)を得る。
(l100c@OR3の合成〕 上記(3)における化合物(XIV)の合成において、
4′−ヒドロキシビフェニル−4−カルボン酸エチルエ
ステルの代わりにp−ヒドロキシ安息香酸エチルエステ
ルを用いて同様の反応を行い、上記エーテル体(XX[
X)を得る。
モノマーの合成において、p−ヒドロキシ安息香酸エチ
ルエステルの代わりに4′−ヒドロキシビフェニル−4
−カルボン酸エチルエステルを用い、目的とする下記−
儀式のモノマー(XXX )を得る。
モノマーの合成において、ハイドロキノンの代わりにビ
フェニル−4,4′−ジオールを用い、化行い、目的と
する下記一般式のモノマー(XXX■)を得る。
次に、このようにして得られた、一種または二種以上の
モノマーを重合して、本発明の重合体を合成するが、こ
の際重合方法々して公知のカチオン重合法などを採用す
ることができる。
カチオン重合の触媒として、各種のものが知られている
が、硫酸、リン酸、過塩素酸のようなプロトン酸、三フ
ッ化ホウ素、塩化アルミニウム、四塩化チタン、塩化第
二スズのようなルイス酸、三フッ化ホウ素エーテラート
などが挙げられ、この中で塩化第二スズが好適に用いら
れる。
重合方法としては、スラリー重合、溶液重合などの種々
の方式が知られており、これらのいずれの方式を用いて
もよいが、溶液重合が好ましい。
重合温度は、触媒の種類に依存し一様ではないが、通常
、0〜30°Cが適当である。
重合時間は重合温度など他の要因によって異なるが、通
常1〜6日間である。
分子量の調節は、モノマーに対する触媒の濃度の調節に
よって行うことができる。例えば、触媒として塩化第二
スズ(SnC1,)を用いる場合、その量は七ツマ−に
対し、5〜10モル%程度が適当である。
スラリー重合、溶液重合方式の場合の溶媒としては、公
知の不活性溶媒を用いることができ、なかでもヘキサン
、ジクロロメタン、またはヘンゼン、トルエン、キシレ
ンなどの芳香族系の溶媒が好適に用いられる。
また、重合反応および前記オキシラン化の反応において
は、必須ではないが、アルゴン、窒素等の不活性ガスで
系を置換して行うことが好ましい。
このようにして得られた重合体は、2枚の通常のガラス
基板はもとより、大型のガラス基板、曲面状のガラス基
板、ポリエステルフィルムなどの間にはさんで液晶デイ
スプレー、電子光学シャッター、電子光学絞りなどの種
々のオプトエレクトロニクスの分野に利用することがで
きる。また、適当な溶媒に溶解した重合体溶液をガラス
基板などの基板面に塗布し、溶媒を蒸発させることによ
って、直接基板面上に密着した状態でフィルム化するこ
ともできる。
本発明の重合体は、その相転移温度の測定から、カイラ
ルスメクチックC相液晶状態が、常温付近を含む広い温
度領域で実現することが確認された。
また、常温付近における応答時間も速いことが確認され
た。
本発明の重合体においては、カイラルスメクチック相液
晶の性質と、成形容易であるという典型的なポリマーの
性質とが結合しているので、インテグレーテッドオプテ
ィクス、オプトエレクトロニクス、情報記憶の分野に数
多くの応用可能性がある。例えば、種々の形状のディジ
タル表示デイスプレィなどの液晶デイスプレィ、電子光
学シャッター、光通信用光路切換スイッチなどの電子光
学スイッチ、電子光学絞り、メモリー素子、光変調器、
液晶光プリンターヘッド、焦点距離可変レンズなどの種
々の電子光学デバイスとして使用することができる。
なお、必要に応じて、本発明の重合体同志の混合、他の
ポリマーとの混合、安定剤、可塑剤などを含めた種々の
無機、有機および金属類等の添加物の添加など、当業界
においてよく知られている数多(の処理方法により、改
善することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明の範囲
はこれら実施例によりなんら限定されるものではない。
なお、得られた重合体の構造は、NMR,IR1元素分
析により確認し、また相転移温度の測定および相の確認
は、それぞれDSCおよび偏光顕微鏡により行った。(
glassニガラス状態、Cry:結晶状態、S、:未
同定のスメクチック相(液晶相であるが電解に応答しな
い相)、SmC’″ :カイラルスメクチックC相、S
mA:スメクチックA相、N:ネマチック相、N′″ 
:カイラルネマチック相、Iso:等吉相、相転移挙動
の数字は相転移温度を℃で表したものである。
電界応答速度は次のようにして測定した。
牟 心火゛庁の渭 20X10−のITO基板2枚の間に重合体をはさみ、
スペーサーで厚さを25μmに調整し、交流電場E=2
X10’V/mをかけ、その際の透過光量の変化(0→
90%)の応答時間を測定した。
実施例1 4′−ヒドロキシビフェニル−4−カルボン酸93ミリ
モル(20g)および(S)−(−)−2−メチルブタ
ノール4ロアミリモル(41g)を濃硫酸2mlの存在
下、ベンゼン150m1中で、水を除去しながら25時
間還流した。反応液を濃縮後、トルエン−ヘキサン混合
溶媒より再結晶し、目的とするエステル26.0g (
m、  p、  116〜117.8、〔α]り=+4
.35° (CHC13)〕を得た。(収率98%) (2)10−クロロ−1−−゛センのA9−デセン−1
−オール26.0 gにピリジン10滴を加え、ナスフ
ラスコに入れた。水冷下、塩化チオニル24.0 gを
滴下した。滴下後、70″Cで8.5時間反応を行った
。反応後、ジクロロメタンで希釈し、炭酸カリウム水溶
液で洗浄した。硫酸マグネシウム上で乾燥した後、減圧
濃縮した。
残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し、10−
クロロ−1−デセン27.7 gを得た。(収率95%
) 底 (2)で得た10−クロロ−1−デセン2.5g。
ヨウ化ナトリウム6.5gを2−ブタノンに溶解させ、
80°Cで17時間撹拌した。反応後、ジクロロメタン
で希釈し、水洗した。硫酸マグネシウム上で乾燥した後
、溶媒を減圧留去した。残渣に(1)で得た4′−ヒド
ロキシビフェニル−4−カルボン酸2−メチルブチルエ
ステル4.8g、炭酸カリウム2.4gを加え、2−ブ
タノン中で80°Cにて20時間反応を行った。反応後
、無機物をろ過により除き、減圧濃緘した後、カラムク
ロマトグラフィーにより精製し、目的とするビフェニル
誘導体4.6gを得た。(収率76%)(4)・第1長
什と4化 (3)で得たビフェニル誘導体3.0g、m−クロロ過
安息香酸1.5gをジクロロメタンに溶解させ、系をア
ルゴン置換し、次いで室温で1日撹拌した。反応後、炭
酸カリウム水溶液で洗浄し、さらに水洗した。硫酸マグ
ネシウム上で乾燥した後、溶媒を減圧留去し、目的とす
る下式で表されるモノマー3.0gを得た。(収率97
%)(5)1企 (4)で得たモノマー0.5gをジクロロメタン5mf
に溶解し、系をアルゴン置換した。塩化第二スズ0.0
3 gを加え、室温で6日間重合反応を行った。反応後
、反応溶液をメタノールへ注いだ。
生じた沈殿を再沈殿を繰り返して精製し、目的とする下
式で表される繰り返し単位を有するポリオキシラン(M
n−1,700)0.4gを得た。
(収率80%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、電界応答
速度を表に示し、’ H−N M R分析のチャートを
第1図に示した。
実施例2 (1)12−クロロ−1−ドデセンの入9−デセンー1
−オールの代わりに11−ドデセン−1−オール6.0
gを用いたことを除いて実施例1の(2)と同様の操作
を行って、12−クロロ−1−ドデセン5.2gを得た
。(収率79%) 10−クロロ−1−デセンの代わりに(1)で得た12
−クロロ−1−ドデセン5.2gを用いたことを除いて
実施例1の(3)と同様の操作を行って、目的とするビ
フェニル誘導体8.8gを得た。
(収率76%) (3)主土之文ノ化 (2)で得たビフェニル誘導体8.8gに対し、実施例
1の(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノマ
ー8.8gを得た。(収率95%)(4)1企 (3)で得たモノマー2.3gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行って重合させ、目的とする下式で表され
る繰り返し単位を有するポリオキシラン(Mn=1,5
00)1.5gを得た。(収率65%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、電界応答
速度を表に示し、’H−NMR分析のチャートを第2図
に示した。
実施例3 金底 8−プロモー1−オクテン5.0g、実施例1の(1)
で得た4′−ヒドロキシビフェニル−4−カルボン酸2
−メチルブチルエステル8.2g、炭酸カリウム4.0
gをアセトン中で20時間還流した。反応後、ジクロロ
メタンを加えて希釈し、無機物をろ過により除いた。溶
媒を減圧留去し、残渣をカラムクロマトグラフィーによ
り精製し、目的とするビフェニル誘導体7.5gを得た
。(収率73%) (2)第1]ヨし乙化 (1)で得たビフェニル誘導体7.4gに対し、実施例
1の(4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノマ
ー7.6gを得た。(収率99%)(3)1合 (2)で得た七ツマ−2,05gに、実施例1の(5)
と同様の操作を行って重合させ、目的とする下式で表さ
れる繰り返し単位を有するポリオキシラン(Mn=1,
600)1.4gを得た。(収率6B%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、電界応答
速度を表に示し、’H−NMR分析のチャートを第3図
に示した。
実施例4 (1) −9−デセニルオキシ ′自  の人威 実施例1で得た10−クロロ−1−デセン10゜0gと
ヨウ化ナトリウム25gとを2−ブタノン中で80℃で
10時間反応させ、ヨード化した。
水洗、乾燥、溶媒除去を行った後、p−ヒドロキシ安息
香酸エチルエステル11.5g、炭酸カリウム9.6g
を加え、無水エタノール中で15時間還流した。水酸化
カリウム水溶液(水酸化カリウム4、Ogを含む)を加
え、さらに5時間80°Cで加熱した。反応後、塩酸酸
性としてから、減圧濃縮した。残渣に水を加えて懸濁さ
せ、不溶物を集めて乾燥し、p−(9−デセニルオキシ
)安息香酸9.5gを得た。(収率60%) (1)で得たp−(9−デセニルオキシ)安息香酸にト
ルエンを加え、水冷した。塩化チオニル5.0gを滴下
した。80°Cにて7時間反応を行った。反応後、減圧
濃縮し、粗製P−デセニルオキシ安息香酸クロリドを得
た。実施例1の(1)で得た4′−ヒドロキシビフェニ
ル−4−カルボン酸2−メチルブチルエステルl 2.
 Ogおよびピリジン3.3gをトルエンに溶解させ、
氷冷した。そこへ上記の粗製p−デセニルオキシ安息香
酸クロリドのトルエン溶液を滴下した。50°Cにて5
時間反応を行った。反応後、水洗し、硫酸マグネシウム
上で乾燥した後、溶媒を減圧留去した。残渣をカラムク
ロマトグラフィーにより精製し、目的とする上記エステ
ル体9.3gを得た。(収率50%) (3)を土之立l化 (2)で得たエステル体9.0gに対し、実施例1の(
4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノマー8.
5gを得た。(収率92%)(4)ij釜 (3)で得た七ツマ−5,6gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行って重合させ、目的とする下式で表され
る繰り返し単位を有するポリオキシラン(Mn=1,8
00)3.1gを得た。(収率55%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、電界応答
速度を表に示し、’ H−N M R分析のチャートを
第4図に示した。
実施例5 p−ヒドロキシ安息香酸40gおよび(−)−2−メチ
ルブタノール125gを硫酸の存在下、トルエン中で、
水を除去しながら6時間還流した。
次に、反応液を水洗し、硫酸を除いた。その後、乾燥、
濃縮、およびカラムクロマトグラフィーによる精製を行
い、目的とするエステル50g〔室温で液体、〔α)o
  +4.9° (CHCl、))を得た。(収率83
%) 実施例4の(1)と同様にして得たp −(9−デセニ
ルオキシ)安息香酸19gにトルエンを加え、氷冷した
。さらに、水冷下にて塩化チオニル13gを滴下した。
滴下後、80゛Cにて7時間反応を行った。反応後、反
応液を濃縮し、酸クロリド体を得た。一方、(1)で得
た4−ヒドロキシ安息香酸2−メチルブチルエステル1
8gおよびピリジン7gをトルエンに熔解させ、氷冷し
た。
そこへ、上記の酸クロリド体のトルエン溶液を滴下した
。滴下後、50°Cにて5時間反応を行った。
反応後、生成物を水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥し
た後、目的とする上記エステル体23.5 gを得た。
(収率72%) (3)土土之iz上 (2)で得たエステル体15gに対し、実施例1の(4
)と同様の操作を行い、下式で表されるモノマー14.
7 gを得た。(収率94%)(4)重金 (3)で得た七ツマ−14,7gに、実施例1の(5)
と同様の操作を行って重合させ、目的とする下式で表さ
れる繰り返し単位を有するポリオキシラン(Mn=1,
600)7.3gを得た。(収率50%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、電界応答
速度を表に示し、’HNMR分析のチャートを第5図に
示した。
実施例6 P−アセトキシ安息香酸25gをトルエンに)懸濁させ
、氷冷した。そこへ、塩化チオニル22gを滴下した。
混合物を80″Cにて4時間反応させた。反応後、減圧
濃縮し、酸クロリド体を得た。
(+)−2−ブタノール8.0gおよびピリジン12g
をトルエンに溶解させ、氷冷した。そこへ、先に得られ
た酸クロリドのトルエン溶液を滴下した。混合物を50
°Cにて8時間反応させた。反応後、水洗、乾燥、およ
び減圧濃縮した。残渣をエーテルに溶解させ、水冷した
。そこへベンジルアミン9.5gを加え、室温で2時間
攪拌した。反応後、反応液を水洗、乾燥、および減圧濃
縮した。
残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製し、目的
とするエステル14.2g(室温で液体、〔23ヨ α)、  +29.6’  (CHC13))を得た。
(収率68%) 実施例4の(1)と同様にして得たp −(9−デセニ
ルオキシ)安息香酸13.5 gにトルエンを加え、氷
冷した。そこへ、塩化チオニル9gを滴下した。80℃
にて7時間反応を行った。反応後、反応液を濃縮し、酸
クロリド体を得た。一方、(1)で得た4−ヒドロキシ
安息香酸l−メチルプロピルエステル10gおよびピリ
ジン4gをトルエンに溶解させ、氷冷した。そこへ、上
記の酸クロリド体のトルエン溶液を滴下した。次いで、
50℃にて5時間反応を行った。反応後、生成物を水洗
し、硫酸マグネシウム上で乾燥しに後、溶媒を減圧留去
した。残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し、
目的とする上記エステル体14.4gを得た。(収率6
5%) (3)土玉と一77止 (2)で得たエステル体14.4 gに対し、実施例1
の(4)と同様の操作を行い、下式で表される七ツマ−
13,4gを得た。(収率90%)(4)1豆 (3)で得たモノマー13.4 gに、実施例1の(5
)と同様の操作を行って重合させ、目的とする下式で表
される繰り返し単位を有するポリオキシラン(Mn=1
,700)7.5gを得た。(収率56%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、電界応答
速度を表に示し、’H−NMR分析のチャートを第6図
に示した。
実施例7 p−アセトキシ安息香酸25gに塩化チオニル25gを
滴下した。混合物を80°Cに加熱して3時間反応させ
た。反応後、過剰の塩化チオニルを減圧留去し、酸クロ
リド体を得た。この酸クロリドをトルエンに溶解させ、
水冷した。そこへ、(−)−2−ペンタノール10.2
 g、ピリジンIIgを含むトルエン溶液を滴下した。
次いで、室温で1@撹拌した。反応後、溶液を水洗、乾
燥、減圧濃縮した。残渣をエーテルに溶解させた。そこ
へ、ベンジルアミン18gを滴下した。混合物を1時間
室温で攪拌した。反応後、生成物を水洗、乾燥、および
減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーによっ
て精製し、目的とするエステル〔室温で液体、〔αビo
=27.3° (CHC13))20.3gを得た。(
収率86%)実施例4の(1)と同様にして得たp −
(9−デセニルオキシ)安息香酸6.3gにトルエンを
加え、氷冷した。そこへ塩化チオニル4.0gを滴下し
た。80°Cにて7時間反応を行った。反応後、反応液
を濃縮し、酸クロリド体を得た。一方、(1)で得た4
−ヒドロキシ安息香酸l−メチルブチルエステル5.0
gおよびピリジン1.9gをトルエンに溶解させ、氷冷
した。そこへ、上記の酸クロリド体のトルエン溶液を滴
下した。50°Cにて5時間反応を行った。反応後、生
成物を水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥した後、溶媒
を減圧留去した。残渣をカラムクロマトグラフィーによ
り精製し、目的とする上記エステル体8.Ogを得た。
(収率75%) (3)左上zil化 (2)で得たエステル体8.0gに対し、実施例1の(
4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノマー7.
8gを得た。(収率94%)(4)見金 (3)で得た七ツマ−7,8gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行って重合させ、目的とする下式で表され
る繰り返し単位を有するポリオキシラン(Mn=1,6
00)4.7gを得た。(収率60%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、電界応答
速度を表に示し、’H−NMR分析のチャートを第7図
に示した。
実施例8 p−アセトキシ安息香酸32gに塩化チオニル32gを
滴下した。混合物を80°Cに加熱して3時間反応させ
た。反応後、過剰の塩化チオニルを減圧留去し、酸クロ
リド体を得た。この酸クロリドをトルエンに溶解させ、
氷冷した。そこへ、(−)−2−オクタツール25g、
ピリジン16gを含むトルエン溶液を滴下した。混合物
を室温で1晩攪拌した。反応後、溶液を水洗、乾燥、お
よび減圧濃縮した。残渣をエーテルに溶解させた。
そこへ、ベンジルアミン21gを滴下した。混合物を1
時間室温で攪拌した。反応後、生成物を水洗、乾燥、お
よび減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーに
よって精製し、目的とするエステル39.9g〔室温で
液体、〔α)’o’−−33゜8° (CHClz )
)を得た。(収率83%)実施例4の(1)と同様にし
て得たp−(9−デセニルオキシ)安息香酸9.4gに
トルエンを加え、氷冷した。混合物に塩化チオニル6.
0gを滴下した。次いで、80°Cにて7時間反応を行
った。
反応後、生成物を濃縮し、酸クロリド体を得た。
一方、(1)で得た4−ヒドロキシ安息香酸1−メチル
ヘプチルエステル7.7gおよびピリジン2゜7gをト
ルエンに溶解させ、水冷した。そこへ、上記の酸クロリ
ド体のトルエン溶液を滴下した。
次いで、50°Cにて5時間反応を行った。反応後、生
成物を水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥した後、溶媒
を減圧留去した。残渣をカラムクロマトグラフィーによ
り精製し、目的とする上記エステル体10.5 gを得
た。(収率67%)(3)オ庶長りし4代 (2)で得たエステル体10.5 gに対し、実施例1
の(4)と同様の操作を行い、下式で表される七ツマ−
9,7gを得た。(収率9o%)(4)1金 (3)で得たモノマー9.7gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行って重合させ、目的とする下式で表され
る繰り返し単位を有するポリオキシラン(Mn=1,7
50)6.8gを得た。(収率70%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、電界応答
速度を表に示し、’H−NMR分析のチヤードを第8図
に示した。
実施例9 4’−(9−デセニルオキシ)ビフェニル−4−カルボ
ン酸5.0gにトルエンを加え、氷冷した。
混合物に塩化チオニル2.6gを滴下した。次いで、8
0°Cにて7時間反応を行った。反応後、生成物を濃縮
し、酸クロリド体を得た。実施例5の(1)で得た4−
ヒドロキシ安息香酸2−メチルブチルエステル3.1g
およびピリジン1.5gをトルエンに溶解させ、氷冷し
た。そこへ、上記の酸クロリド体のトルエン溶液を滴下
した。次いで、50°Cにて5時間反応を行った。反応
後、生成物を水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥した後
、溶媒を減圧留去した。残渣をカラムクロマトグラフィ
ーにより精製し、目的とする上記エステル体5.5gを
得た。(収率72%) (2)オ)長fと上代 (1)で得たエステル体5.5gに対し、実施例1の(
4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノマー5.
2gを得た。(収率91%)(3)fil (2)で得たモノマー5.2gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行って重合させ、目的とする下式で表され
る繰り返し単位を有するポリオキシラフ (Mn=1.
 570) 3.6 gを得た。(収率70%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、電界応答
速度を表に示し、IH−NMR分析のチャートを第9図
に示した。
実施例10 p−アセトキシ安息香酸5.4gに塩化チオニル11g
を滴下した。混合物を80°Cに加熱して3時間反応さ
せた。反応後、過剰の塩化チオニルを減圧留去し、酸ク
ロリド体を得た。この酸クロリドをトルエンに溶解させ
、水冷した。そこへ、(−)−2−フルオロオクタツー
ル4.4g、ピリジン3gを含むトルエン溶液を滴下し
た。混合物を室温で1@攪拌した。反応後、溶液を水洗
、乾燥、および減圧濃縮した。残渣をエーテルに熔解さ
せた。そこへ、ベンジルアミン10gを滴下した。混合
物を5時間室温で攪拌した。反応後、生成物を水洗、乾
燥、および減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフ
ィーによって精製し、目的とするエステル4.9gを得
た= (収率73%)(2)4− 4’−9−デセニエ
児オ訣]υ二さlj工火主土之上り哄−2−フルオロオ
クチルエステル4の(1)と同様にして得たp −(9
−デセニルオキシ)安息香酸3.Ogにトルエンを加え
、氷冷した。混合物に塩化チオニル2.0gを滴下した
。次いで、80°Cにて3時間反応を行った。
反応後、生成物を濃縮し、酸クロリド体を得た。
一方、(1)で得た4−ヒドロキシ安息香酸2−フルオ
ロオクチルエステル1.7gおよびピリジン0.9gを
トルエンに溶解させ、氷冷した。そこへ、上記の酸クロ
リド体のトルエン溶液を滴下した。
次いで、室温にて15時間反応を行った。反応後、生成
物を水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥した後、溶媒を
減圧留去した。残渣をカラムクロマトグラフィーにより
精製し、目的とする上記エステル体2.9gを得た。(
収率88%) (3)オ」]仁九九部。
(2)で得たエステル体2.9gに対し、実施例1の(
4)と同様の操作を行い、下式で表されるモノマー2.
7gを得た。(収率91%)(4)1企 (3)で得たモノマー2.7gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行って重合させ、目的とする下式で表され
る繰り返し単位を有するポリオキシラン(Mn−1,9
60)2.1gを得た。(収率78%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、電界応答
速度を表に示し、LH−NMR分析のチャートを第10
図に示した。
実施例11 (1)l−へキセニルオキシ ビフェニ、火−4−カル
ボン 2−メチルブチルエステルの立爪 6−ブロモ−1−ヘキセン4.7g、4′−ヒドロキシ
ビフェニル−4−カルボン酸2−メチルブチルエステル
6.3g、および炭酸カリウム3.1 gを2−ブタノ
ン中で20時間還流した。反応後、水洗により無機塩を
除いた。硫酸マグネシウム上で乾燥した後、溶媒を減圧
留去し、残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し
、目的とするエステル体6.4gを得た。(収率79%
)(2)左上2旦ノ化 (1)で得たエステル体2.0gに対し、実施例1の(
4)と同様の操作を行い、下式で表される千ツマ−2,
0gを得た。(収率95%)(3)1念 (2)で得た七ツマ−2,0gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行って重合させ、目的とする下式で表され
る繰り返し単位を有するポリオキシラン(Mn=1,7
00)1.Ogを得た。(収率50%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、電界応答
速度を表に示し、IH−NMR分析のチャートを第11
図に示した。
実施例12 (1)、pp−オクテニルオキシ二屹艷髭面Ω令戒 8−ブロモ−1−オクテン9.4g、p−ヒドロキシ安
息香酸エチル9.0g、および炭酸カリウム7.6gを
エタノール中で10時間還流した。反応後、そこへ水酸
化ナトリウム2.4gを含む水溶液を加え、さらに10
時間還流した。反応後、水で希釈し、そこへ塩酸を滴下
してpHを2とした。
生じた沈殿を集め、十分に水洗してから乾燥し、目的と
するエーテル体10.8gを得た。(収率89%) (1)で得たp−(7−オクチニルオキシ)安息香酸1
.8gをトルエンに懸濁させ、水冷した。
そこへ塩化チオニル1.3gを滴下した。滴下後、昇温
し、80°Cにて3時間反応させた。反応後、減圧濃縮
して酸クロリド体を得た。そこへ、トルエンを加えてト
ルエン溶液とし、氷冷した。
4′−ヒドロキシビフェニル−4−カルボン酸2−メチ
ルブチルエステル2.0gおよびピリジン0.7gを含
むトルエン溶液を、上記の酸クロリドのトルエン溶液に
滴下した。滴下後、昇温し、50°Cにて8時間反応さ
せた。反応後、生成物を水洗し、硫酸マグネシウム上で
乾燥した後、減圧濃縮を行った。残渣をエタノールから
再結晶し、目的とする上記エステル体2.5gを得た。
(収率69%) (3)主土之立fl (2)で得たエステル体2.5gをm−クロロ過安息香
酸1.Ogにより実施例1の(4)と同様の操作で酸化
し、下式で表されるモノマー2.4gを得た。(収率9
5%) (4)七 (3)で得た七ツマ−2,4gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行って重合させ、目的とする下式で表され
る繰り返し単位を有するポリオキシラン(Mn=1,9
20)1.5gを得た。(収率62%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、電界応答
速度を表に示し、’H−NMR分析のチャートを第12
図に示した。
実施例13 p−アセトキシ安息香酸24gに、塩化チオニル32g
を滴下した。混合物を80°Cに加熱して3時間反応さ
せた。反応後、過剰の塩化チオニルを減圧留去し、酸ク
ロリド体を得た。この酸クロリドをトルエンに溶解させ
、水冷した。そこへ、(−)−2−クロロ−3−メチル
ペンタノール13.7g、トリエチルアミン14gを含
むトルエン溶液を滴下した。混合物を室温で1晩撹拌し
た。
反応後、溶液を水洗、乾燥、および減圧濃縮した。
残渣をエーテルに溶解させた。そこへ、ベンジルアミン
17gを滴下し、1時間室温で撹拌した。
反応後、水洗、乾燥、および濃縮を行った。残渣をカラ
ムクロマトグラフィーによって精製し、目的とするエス
テル20.3g((αゾn’=+11.6’(CuCl
2)〕を得た。(収率79%)実施例4の(1)と同様
にして得たp−(9−デセニルオキシ)安息香酸4.1
gにトルエンを加え、氷冷した。そこへ、塩化チオニル
6.0gを滴下した。80°Cにて7時間反応を行った
。反応後、反応液を濃縮し、酸クロリド体を得た。(1
)で得たp−ヒドロキシ安息香酸2−クロロ−3−メチ
ルペンチルエステル3.8gおよびピリジン2.5gを
トルエンに溶解させ、氷冷した。そこへ、上記の酸クロ
リド体のトルエン溶液を滴下した。室温にて15時間反
応を行った。反応後、反応液を水洗し、硫酸マグネシウ
ム上で乾燥した後、溶媒を減圧留去した。残渣をカラム
クロマトグラフィーによって精製し、目的とする上記エ
ステル体5゜9gを得た。(収率77%) (3)左上之立ノ化 (2)で得たエステル体2.6gに対し、実施例1の(
4)と同様の操作を行い、下式で表される七ツマ−2,
5gを得た。(収率93%)(4)重金 (3)で得たモノマー2.5gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行って重合させ、目的とする下式で表され
る繰り返し単位を有するポリオキシラン(Mn=1,3
00)2゜1gを得た。(収率88%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、電界応答
速度を表に示し、’H−NMR分析のチャートを第13
図に示した。
実施例14 4’ −(9−デセニルオキシ)ビフェニル−4−カル
ボン酸4.0gにトルエンを加え、氷冷した。
そこへ、塩化チオニル2.0gを滴下した。80°Cに
て7時間反応を行った。反応後、反応液を濃縮し、酸ク
ロリド体を得た。2−クロロ−3−メチルペンタノール
1.7gおよびピリジン1.0gをトルエンに溶解させ
、氷冷した。そこへ、上記の酸クロリド体のトルエン溶
液を滴下した。室温にて15時間反応を行った。反応後
、反応液を水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥した後、
溶媒を減圧留去した。残渣をカラムクロマトグラフィー
により精製し、目的とする上記エステル体4.1gを得
た。
(収率76%) (2)オ邊長びと上代 N)で得たエステル体4.1gに対し、実施例1の(4
)と同様の操作を行い、下式で表されるモノマー4.0
gを得た。(収率95%)(3)重金 (2)で得たモノマー4.0gに、実施例1の(5)と
同様の操作を行って重合させ、目的とする下式で表され
る繰り返し単位を有するポリオキシラン(Mn=1.5
@0)3.2gを得た。(収率80%) 得られた重合体の数平均分子量、相転移挙動、電界応答
速度を表に示し、’H−NMR分析のチャートを第14
図に示した。
〔発明の効果〕
本発明の液晶重合体は、無色であり、常温付近でも強誘
電性を示す上に、外的因子に対する応答速度が速くて動
画表示が可能であり、かつ大画面や屈曲画面の表示素子
としても有利に使用することができ、オプトエレクトロ
ニクス分野における種々の電子光学デバイスとして有用
であり、その工業的価値は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第14図は、それぞれ実施例1〜実施例14で
得られた液晶重合体の’H−NMR分析のチャートを表
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記一般式からなる繰り返し単位を有する数平均分
    子量が1,000〜2,000の液晶重合体。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、kは1〜30の整数であり、 R^1は▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、
    化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、または ▲数式、化学式、表等があります▼であり、 Xは−COO−または−OCO−であり、 R^2は−COOR^3、−OCOR^3、または−O
    R^3であり、 R^3は▲数式、化学式、表等があります▼であり、 または−CNであり、 mおよびnは0〜10の整数であり、ただしR^4が−
    CH_3である場合にはnは0ではなく、pは0または
    1であり、 *のついたCは不斉炭素原子である。)
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