JPH01230792A - 写真処理液の銀回収方法及びその装置 - Google Patents

写真処理液の銀回収方法及びその装置

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JPH01230792A
JPH01230792A JP5696888A JP5696888A JPH01230792A JP H01230792 A JPH01230792 A JP H01230792A JP 5696888 A JP5696888 A JP 5696888A JP 5696888 A JP5696888 A JP 5696888A JP H01230792 A JPH01230792 A JP H01230792A
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伸隆 五嶋
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高林 直樹
Yoshiyuki Makita
蒔田 善之
Yuji Kawakami
川上 祐二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、写真処理液の銀回収方法及びこの方法の実
施に使用する銀回収装置に関する。特に、使用された処
理液から電解的に脱゛銀して銀を回収でき、あるいは銀
を回収すると共にこの処理液を写真性能的に問題なく再
利用することが可能な銀回収方法及びその装置に関する
[従来の技術] ハロゲン化銀写真感光材料を露光後、処理して画像を得
るには、現像と定着工程が設けられ、例えばカラー写真
感光材料に関しては、発色現像、漂白、定着、安定化処
理の各工程もしくは漂白と定着とを一工程で行なう漂白
定着工程が設けられる。
この定着もしくは漂白定着工程では、チオ硫酸塩、チオ
シアン塩等のハロゲン化銀可溶化剤によって写真感光材
料中のハロゲン化銀が溶解されるために、処理の進行と
共に処理液中に銀錯イオンが著しく蓄積される。他の工
程では、現像工程のように定着、漂白定着工程と同様に
亜硫酸イオンやチオシアン酸イオン等のハロゲン化銀可
溶化剤が添加されているために、もしくはこれらの銀錯
イオンが写真感光材料中に含有あるいは付着して流入す
るために、定着工程に比べれば少ないものの処理の進行
と共にffl錯イオンが蓄積してくる。
このような銀錯イオンの蓄積は、処理イ夜の能力を著し
く低下させ、また処理液の廃棄の際、公害対策上著しく
問題となる。従って、処理液の能力の回復、廃棄の際の
低公害化、さらには有用ff源の回収再利用の観点から
、処理液中の銀錯イオンの回収が望まれる。
ざらに、公害防止や資源の有効利用の観点から、写真感
光材料を連続処理する際の性能の劣化を防ぐために行な
われる処理槽への補充液の供給は、低補充化、即ち単位
面積当りの補充液の供給を可能な限り少量にする方向に
あり、このことが銀イオン濃度の過大な蓄積を招く原因
となっている。
従って、銀イオンを連続的に回収しながら処理構内の銀
イオン濃度を低濃度に維持することが、反応を効率良く
進めるため、にも、または次処理段階への写真感光材料
に付着して持ち出されることによって起こる銀の流出を
防ぐためにも、強く望まれている。同様に、銀イオン濃
度を回収した後の液を再生し再び補充液として用いるこ
とも、公害防止や資源の再利用の面から強く望まれてい
ることである。
このような処理液からの脱銀の技術としては、従来より
イオン化傾向を利用したスチールウールやアルミウール
による金属置換法、アルカリ性下での硫化沈殿法、ハイ
ドロサルファイド等による還元沈殿法、イオン交換樹脂
やキレート樹脂によるイオン交換法及び電気分解による
電解還元法等が知られている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、金属置換法は銀やアルミニウムが溶出し水酸
化物の沈殿生成することから処理液の再利用が不可能で
あり、硫化銀沈殿法、還元沈殿法も銀沈殿の回収のため
ろ過に手間どるため装置が大型になり、またフィルタを
必要とするため、装置コストや運転コストが嵩む、さら
に、処理液の特性が変化してしまうために、同様に処理
液を再利用することが極めて困難である。
イオン交換樹脂等の方法では、イオン交換樹脂は高価で
あり、しかも樹脂の銀錯塩吸着容量が極めて小さく経済
的にも見合わない。さらに、銀錯塩を吸着したイオン交
換樹脂は、再生することが不可能であり、焼却して処理
しているため、再びイオン交換樹脂を充填する必要があ
り、同様に装置コストや運転コストが嵩む。
ところで、電解法それ自体は極めて古くから知られた方
法であり、たとえばエム−エル、シュライバーの総説(
J、ofthe  SMPTE  74゜505頁19
65)に、これらの先行技術の例を多くみることができ
る。
特に、電流効率を向上させる目的による電極板の工夫と
しては、米国特許405403、同22923+4.同
2158410、同384[1455,同400056
、同4054503、ドイツ特許D P −10935
81,D T −2507123、D T −2729
567、同674988.1176373、フランス特
許813483、イタリー特許(I tal、P 、 
) 439945、同421922、また電解装置の工
夫として、米国特許2H7721、同1962306、
同3072557、同+900893.303942、
同195953、同1866701、 電解時の電流密度等のコントロールとして米国特許21
10930、ドイツ特許712003.1133565
、同1187806等の多くの工夫がみられる。
さらに、漂白定着液からの効率的銀回収方法として、特
開昭48−18191、米国特許4036715.ドイ
ツ特許252814号があり、また電解時の隔膜による
陰極陽極等の分離方法として、ドイツ特許260704
3、同2532018、特開昭52−26315、特開
昭52−102724.特開昭53−35534、特公
昭43−30167などがあり、電流制御によるオート
コントロール法として、米国特許3875032.同3
925184.同4006071 、また特開昭53−
32889、特開昭52−115723 、フランス特
許2275570に詳しく述べられている。処理液の再
生法との組み合わせは、特開昭52−72227に記載
された工夫がみられる。
ところで、電解による銀回収の具体的問題点は、銀が析
出する条件下で全室?Rm度に対する銀の電流密度の割
合(電流効率)は実際上かなり低く、また、全電流(密
度)もあまり大きくないので、実際的な銀回収速度は以
外に低い、このようにして生成されるアミノポリカルボ
ン酸鉄(Iり銀イオンの増大は処理液の酸化還元電位を
卑とならしめ、ひいてはiiI漂白(酸化)速度を低下
させるばかりでなく、カラー写真の画像を形成する発色
色素の還元即ちロイコ化を起させ、色素を褐色させてし
まうという重大な問題を起していた。
また、陽極では発色現像主薬や亜硫酸塩が酸化され、酸
化物である重合体によるタールや硫酸塩の蓄積が起こる
問題が生じる。
このような問題を可能な限り防ぐために、従来は高速回
転による回転陰極板方式や炭素繊維等により電流密度を
下げる工夫がなされ、実際に用いられてきた。
しかし、これらの方法や前記の多くの工夫にもかかわら
ず、いずれの場合にも処理液中の銀イオンの濃度を十分
に低下せしめ、かつ処理上の問題点をなくすために低電
流密度で、極めて長い電解時間が必要であったり、ある
いは酸化銀の生成や亜流酸塩の酸化で起こる硫酸イオン
の過大な蓄積によるスラッチの生成等の問題を生じ、廃
棄する処理液中に銀回収は実用されているものの再利用
することは前記のような問題が起こり、写真感光材料に
重大な支障を与えるために難しいとされてきた。
近年、カラー写真感光材料処理の分散化にともない現像
処理装置が小型化しているが、これらの処理方法は一欲
の漂白定着処理の如き、処理の簡素化迅速化に相まって
、水洗工程の除去、処理液の濃度低補充化による低廃液
量化の方向が、さらに強まっており、従来より一層銀錯
イオン蓄積の処理能力への影響が懸念されているのが現
状である。
従って、前記の如き電解法の利点を生し、かつ短時間で
銀錯イオン濃度を低減させることができ、連続処理した
場合でも写真処理もしくは公害規制上必要な濃度にまで
低減させることができ、特にO〜1100pp程度の微
量の銀成分を高効率、高回収率で回収することが可能な
銀回収方法及びその装置の出現が強く望まれている。
この発明は、かかる点に鑑みなされたもので、この発明
の第1の目的は、処T!!液から電解法によって銀を高
効率、高回収率にて回収することが可能な技術を提供す
るにある。
第2の目的は、小型でかつ低コストで多量の写真処理液
から短時間に銀回収を行なうことが可能な経済的な技術
を提供するにある。
[課題を解決するための手段] この発明者等は前記の目的を達成すべく多くの研究、実
験を重ねた結果、少なくとも銀錯イオンを含有するハロ
ゲン化銀写真感光材料の処理液を電解処理して脱銀する
写真処理液の銀回収方法において、複極型固定床電解槽
を用いることにより達成することを見出した。
また、この発明の方法の実施に使用するハロゲン化銀写
真感光材料の処理液を電解処理して脱銀する写真処理液
の銀回収装置は、複極型固定床電解槽を有することによ
って、前記目的の達成が可能となることを見出した。
この発明において、複極型固定床電解槽の電極材料とし
て、処理液で腐食することがないものが用いられ、例え
ば炭素材、炭素系複合材及びグラファイト材等が好まし
く用いられる。この炭素材として、例えば活性炭等が、
また炭素系複合材として、例えばグラファイト粉と銅粉
を混合してプレス成形、焼成して得られる材料等があり
、グラファイト材は通常用いられるグラファイトであり
、電極はこれらの材料の違いによって電解したときに分
極化の程度が異なり、また電解電圧が大小になる。
この発明において、複極型固定床電解槽の電極構造材は
、板状構造で処理液の流通が可能な材料が好ましく、例
えばハニカム構造、多孔板構造、繊維状構造、綿状構造
及び粒状構造が好ましく用いられる。この複極型固定床
電解槽は、電極の処理液の流路に対しての断面方向の開
孔率が30%以上であると、詰りを防止でき好ましい。
また、この発明において、電極材料の表面に金属触媒が
コーティングされ、電解電圧を下げて電解反応を促進す
ると共に、炭素材、炭素系複合材及びグラフディト材等
の電極材料の寿命を延ばすことができる。金属触媒とし
ては、Pt、Ru、Pd、Tr等の白金属の金属を車体
または複合して用い、あるいはこれらの白金属の酸化物
等を用いることができる。金属触媒のコーティングは種
々の方法があるが、一般的には炭素材、炭素系複合材及
びグラファイト材等の電極材料を陰極として電解メツキ
する。また、電極材料に貴金属塩水溶液を塗布し、その
後焼成により貴金属酸化物をコーティングする。さらに
、電極材料に貴金属塩水溶液を塗布し、その後還元剤水
溶液を塗布して貴金属を還元しメツキする。これらの金
属触媒のコーティング方法の電解反応に対する効果は、
貴金属が強固に炭素材、炭素系複合材及びグラファイト
材等の電極材料についている限り、略同等である。さら
に、この金属触媒のコーティングは電極材料の全面に施
してもよいが、少なくとも陽分極側にのみ施されていれ
ばよい。
この発明において、複極型固定床電解槽の隣り合う陽陰
極間の距離を0〜5mmとし、さらに電極の厚さが0.
5〜50mrnとすることが装置の小型化等の点で好ま
しいが、特に限定されない。
この発明において、複極型固定床電解槽は、微量濃度の
銀回収を高効率、高回収率で行なうために、電解電流濃
度をsoAmp/λ以上の大きな値に設定することが好
ましい。
この電解電流濃度は、 電解電流濃度−電解電流価/電解槽体積で表わされ、こ
の電解電流濃度を50 A m p / 11以上の大
きな値に設定することにより、高い電圧を引加して分極
を促進させ、微量濃度の銀を高効率、高回収率で回収す
ることが可能になる。
この発明において、電極の間に陽陰極の短絡を防止する
ために、開孔を有する電気絶縁性のスペーサを設けるこ
とが好ましい、このスペーサは例えば網目状、糸状等が
好ましく、また枚数も特に限定されないが、スペーサの
処理液の流路に対しての断面方向の開孔率が30%以上
であることが処理液の流れが円滑であり好ましい。さら
に、スペーサの厚さも特に限定されないが、厚過ぎると
陽極と陰極との間隔が広くなり、電圧が高くなるため、
0.5〜5mmになる程度のものが好ましい。
また、この発明において、複極型固定床電解槽は、LH
SV値が1 [t/HR]以下であることが好ましく、 このLHSV値は、 LH3V値=写真処理液流量/電解槽体積で表わされる
。これにより、複極型固定床電解槽を流れる処理液の流
速を小さく設定でき、微量濃度銀を完全に回収するのに
効果がある。
かかる複極型固定床電解槽は、処理槽に直結して、オー
バーフロー液を電解処理しても良いし、処理液を連続処
理再生して流しても良い。
漂白定着処理液の再生使用の場合、好ましくは複極型固
定床電解槽の続いてフィルター槽及びあるいはイオン交
換樹脂槽によって浮遊物の除去、不要イオンの回収を行
なうことができる。
[作用] この発明では、微量の銀成分を含む処理液を複極型固定
床電解槽で電解すると、処理液の容積に対して、従来の
電解法と比較しその電極面積が極めて増大する。しかも
、複極型固定床電解槽で極めて高い電場がかけられるこ
とになり、従来の電解法と比較してバルク層と電極近傍
の銀イオン濃度勾配がなくなるため、飛躍的に短時間で
銀イオン濃度を低減させることができ、高効率、高回収
率の銀回収が実現される。
[発明の効果] この発明の写真処理液の銀回収方法及びその装置は、少
なくとも銀錯イオンを含有するハロゲン化銀写真感光材
料の処理液を複極型固定床電解槽によって電解処理する
と、処理液の容積に対して、従来の電解法と比較しその
電極面積が極めて増大し、しかも極めて高い電場がかけ
られることになり、従来の電解法と比較して高効率、高
回収率の銀回収が行なわれる。
また、この発明において、複極型固定床電解槽の電極材
料として、炭素材、炭素系複合材及びグラファイト材を
用いると、電極が処理液でおかされることが防止でき好
ましい。
また、この発明において、複極型固定床電解槽の電極構
造材が、板状構造で処理液の流通が可能な材料であり、
例えばハニカム構造、多孔板構造、繊維状構造、綿状構
造及び粒状構造を用いると、処理液が電極間を円滑に流
れ好ましい。
また、この発明において、複極型固定床電解槽の隣り合
う陽陰極間の距離を0〜5mmとすると、装置が小型に
なり好ましい。
また、この発明において、電極には金属触媒が塗布され
、この金属触媒が白金属の金属、白金属の酸化物である
と、電解反応を促進すると共に、炭素材、炭素系複合材
及びグラファイト材等の電極材料の寿命を延ばすことが
できる。
[実施例] 以下、この発明の詳細な説明する。
図面はこの発明を解説すべく使用するもので、この発明
を限定するものではない。
第1図は自動現像装置の概略図を示し、この自動現像装
置はカラー写真感光材料を処理するもので、発色現像C
D、漂白定着BF、第1水洗Wl、第2水洗W2、第3
水洗W3の各工程が設けられている。この漂白定着BF
工程では、チオ硫酸塩、チオシアン塩等のハロゲン化銀
可溶化剤によフて、写真感光材料中のハロゲン化銀が溶
解されるために、処理の進行と共に処理液中に銀錯イオ
ンが著しく蓄積される。他の工程では、発色現像CD工
程のように漂白定着BF工程と同様に亜硫酸イオンやチ
オシアン酸イオン等のハロゲン化銀可溶化剤が添加され
ているために、もしくはこれらの銀錯イオンが写真感光
材料中に含有あるいは付着して流入するために、処理の
進行と共に銀錯イオンが蓄積してくる。この発色現像C
D工程にまたは第1水洗W1工程に、それぞれこの発明
の写真処理液の銀回収装置が接続される。
この写真処理液の銀回収装置は、発色現像CD工程、第
1水洗W1工程の両方に設けてもよく、いずれか一方に
設けてもよい、あるいはそれぞれ独立して設けてもよく
、両工程からの処理液を混合して処理するようにしても
よく、さらに他の工程に接続してもよい。
第2図乃至第4図に、この発明の写真処理液の銀回収装
置を示している。第2図に示すように、自動現像装置か
ら流入する処理液はホンブ1の駆動によってフィルタ2
を介して、複極型固定床電解槽3に送られる。この複極
型固定床電解槽3には商用電源に接続された整流装置3
1から所定の直流電圧が与えられ、この複極型固定床電
解槽3で銀回収が行なわれ、その処理液は流出口から排
出され、自動現像装置に戻したり、あるいは廃棄する。
この複極型固定床電解槽3は第3図に示すように構成さ
れている。図中は符号4は塩化ビニル製パイプで、直径
7cmで、長さが15cmのものが用いられており、こ
のバイブ4の中に電極ブロック5が7個、間にスペーサ
6を介在して積層されている。
この電極ブロック5は第4図に示すように、直径5.8
cmで、厚さがIcmのグラファイト板に直径5mmの
孔7を開孔率45%で形成したものが用いられる。この
電極ブロック5は陽極側が白金酸化物でコーティングさ
れている。
また、スペーサ6は50メツシユのPE製網が用いられ
ている。
積層した電極部の両端部には通電用の電極として、メツ
シュ状DSEl1%極8と、メツシュ状チタン陰極9と
が設けられている。
この実施例において、電解電流濃度は第5図に示すよう
に、50Amp/β以上が好ましい。また、LHSV値
は第6図に示すように1[1/HR]以下が好ましい。
さらに、電極ブロック5の開孔率は第7図に示すように
、30%以上が好ましく、スペーサ6の開孔率も第8図
に示すように同様に30%以上が好まく、これらの条件
で高効率、高回収率の装置及び運転が可能となる。
第9図及び第10図は複極型固定床電解槽3の他の実施
例を示している。
この実施例では第10図に示すように炭素機1(1(線
径0.5ty+mx長さ20mm以上)を層状に約5m
m積層したものを、電極ブロック10としている。この
電極ブロック10の反面(陽分極する側〕に、0.5m
ol/JZの硝酸パラジウム水溶液を塗布し、90℃で
30分間乾燥後、350℃で30分間焼成処理し、この
操作を3回繰り返して電極を製作した。
この電極ブロック10を7個製作して、直径が60mm
で、長さが100mmの塩化ビニル製パイプ11の中に
、スペーサ1.2(50メツシユのPE製IA)を入れ
ながら積み重ねた。
このバイブ11の両端に前記と同様な電極13.14を
設けて、内部の炭素!fill la積層電極を分極さ
せ、複極型固定床電解槽3を構成したものである。
第11図は第3図及び第4図に示す実施例と、第9図及
び第10図に示す実施例との銀回収状態を示す図である
この両実施例において、処理液中の銀濃度は8m g 
/ fl、電解電流濃度は60 A m p / fl
、LHSV値は0.85 [+/HRコに設定され、前
記した以外の条件は同様に設定して処理した。
これによると、電極ブロック10に炭素繊維を使用した
ものが、電極ブロック5にグラファイト板を使用したも
のより、やや銀回収率の点で好ましいが、両者共電解経
過時間が1〜2時間時間子100%の銀回収を行なうこ
とができた。
また、複極型固定床電解槽3は第12図に示すように、
箱15の中に四角の板状に形成した電極ブロック16を
前記と同様に積層して配置してもよい。
次に、この発明の実施例について、比較例と共に説明す
る。
まずこの発明を、次の例を用いて説明する。
漂白定着液 水                        
380mj2エチレンジアミン四酢酸       1
0gエチレンジアミン四酢酸(III)鉄塩  60g
亜硫酸ナトリウム           10g水酸化
アンモニウム(28%水溶液)   4gチオ硫酸アン
モニウム(60%水溶液)20g 次の発色現像液      500mAを加える発色現
像液 1水 2 無水亜硫酸ナトリウム 3 コダック0D3 4 ベンジルアルコール 5 水酸化ナトリウム 6 ホウ酸(IOH,O) 7 臭化カリウム 8 水を加えて pH=11.5±0.1 水酸化アンモニウムと酢酸でpHを7.2に調整する。
この漂白定着液は市販のカラーネガを処理して銀含有が
3.9g/βになるまで処理して疲労させた。この溶液
の1.5ftを用いて以下に示す比較の電解法と、この
発明による電解法での実施の結果を第13図に示す。
この発明は第2図乃至第4図に示すものを用いた。処理
液の含有銀濃度amg/βで、複極型固定床電解槽の構
成は前記載の通り、電解電流濃度は60 A m p 
/ J2、LHSV値は0.85 [1/HR]、電極
断面開孔率は45%、スペーサ開孔率75%である。
比較例1に示す単極型流動床電解槽は粒子径0.65m
mの活性炭(クレハビーズB−100)を#1極室内に
充し、攪拌機で攪拌して、槽膨張率125%に維持して
、電解電流濃度20A m p / j2で銀回収電解
を行なった。ある一定量まで回収はできるが、それ以上
の進展はない。
比較例2に示す平板型電解411は電流密度を0゜1〜
20A/dm2まで変化させて、検討したが8mg/’
β濃度の銀は全く回収不可能であった。
陰極板としては、5US304板を使用した。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動現像装置の概略図、第2図は銀回収装置の
概略構成図、第3図は複極型固定床電解槽の構成図、第
4図は電極ブロックの斜視図、第5図は電解電流濃度と
銀回収率の関係を示す図、第6図はLHSV値と銀回収
率との関係を示す図、第7図は電極ブロックの開孔率と
電解電圧の関係を示す図、第8図はスペーサの開孔率と
電解電圧との関係を示す図、第9図は他の複極型固定床
電解槽の構成図、第10図は他の電極ブロックを示す図
、第11図は電解経過時間と銀回収率との関係を示す図
、第12図はさらに他の複極型固定床電解槽の構成図、
第13図は従来の電解法との比較例を示す図である。 図中符号1はポンプ、2はフィルタ、3は複極型固定床
電解槽、5,10.16は電極ブロック、6.12はス
ペーサである。 特 許 出 願 人    コニカ株式会社同上   
      神岡鉱業株式会社第2図 0    20   40   60   80   
 +00電解電丸1膚(AmpIl) 0、+         +          10
         To。 LH5VIJ  (1/SR) 第6図 W 0    20   40   60    [10電
極め一面方向の閉糺声(”/、) 第7図 第8図 第10図 實江蛙過碕関(H2] 第11図 4権ヤ圓銚吃解1 ゛2勇[外A晴間(Hり 第13図 第12図 手続補正書 1 事件の表示 昭和63年特許願第56968号 2 発明の名称 写真処理液の銀回収方法及びその装置 3 補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 東京都新宿区西新宿1丁目26番2号氏名 (1
27)コニカ株式会社   (ほか1社)4 代理人〒
160 住所 東京都新宿区西新宿4丁目29番4号(1)明細
書第7頁第17行の「全電流密度」を「全電流」と訂正
する。 (2)同書第7頁第18行の「電流密度の割合」を「電
解に使用される割合」と訂正する。 (3)同書第7頁第19行の「全電流(密度)もあまり
大きくない」を「全電流(密度)も電解槽の関係よりあ
まり大きくない」と訂正する。 (4)同書第7頁第20行の「以外」を「意外」と訂正
する。 (5)同書第12頁第2行のrTr」をrI r」と訂
正する。 (6)同書第12頁第16行乃至第17行の「少なくと
も陽分極側に」を「少なくとも陽極となる側に」と訂正
する。 (7)同書第14頁第15行の「フィルター」を「フィ
ルタ」と訂正する。 以上

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも銀錯イオンを含有するハロゲン化銀写
    真感光材料の処理液を電解処理して脱銀する写真処理液
    の銀回収方法において、複極型固定床電解槽を用いるこ
    とを特徴とする写真処理液の銀回収方法。
  2. (2)ハロゲン化銀写真感光材料の処理液を電解処理し
    て脱銀する写真処理液の銀回収装置において、複極型固
    定床電解槽を有することを特徴とする写真処理液の銀回
    収装置。
  3. (3)前記複極型固定床電解槽の電極材料として、炭素
    材、炭素系複合材及びグラファイト材が用いられること
    を特徴とする請求項2記載の写真処理液の銀回収装置。
  4. (4)前記複極型固定床電解槽の電極構造材が、板状構
    造で処理液の流通が可能な材料であることを特徴とする
    請求項2記載又は請求項3項記載の写真処理液の銀回収
    装置。
  5. (5)前記電極構造材は、ハニカム構造、多孔板構造、
    繊維状構造、綿状構造及び粒状構造が用いられることを
    特徴とする請求項4記載の写真処理液の銀回収装置。
  6. (6)前記複極型固定床電解槽の隣り合う陽陰極間の距
    離を0〜5mmとすることを特徴とする請求項2乃至請
    求項5のいずれかに記載の写真処理液の銀回収装置。
  7. (7)前記電極の表面には金属触媒が塗布されることを
    特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の写
    真処理液の銀回収装置。
  8. (8)前記金属触媒は、白金属の金属、白金属の酸化物
    であることを特徴とする請求項7記載の写真処理液の銀
    回収装置。
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