JPH01230504A - 多層フィルム状薬剤ディスペンサー - Google Patents

多層フィルム状薬剤ディスペンサー

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JPH01230504A
JPH01230504A JP63193601A JP19360188A JPH01230504A JP H01230504 A JPH01230504 A JP H01230504A JP 63193601 A JP63193601 A JP 63193601A JP 19360188 A JP19360188 A JP 19360188A JP H01230504 A JPH01230504 A JP H01230504A
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久米 孝典
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知子 早味
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    • A01N53/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing cyclopropane carboxylic acids or derivatives thereof

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は殺虫剤として知られている気化性の薬剤である
1−エチニル−2−メチニル−2−ペンテニルークリサ
ンスメイト(以下「該薬剤」ともいう)を長期間徐放す
る多層フィルム状薬剤ディスペンサーに関する。
〈従来の技術〉 従来から1−エチニル−2−メチニル−2−ペンテニル
ークリサンスメイトを紙などに含浸した防虫シートは知
られている。
また、気化性の薬剤を徐放するタイプの薬剤ディスペン
サーとしては、薬剤を含有する層の両面に薬剤のバリヤ
ー層を有してなる積層シートの側面から薬剤を放出する
もの(特開昭58−11145号公報)や、薬剤を含有
するフィルムを中間層とする積層フィルムの表面から薬
剤を放出するもの(特開昭59〜25819号公報)な
どが知られている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、前者の薬剤ディスペンサーは、薬剤の効
、力持続性(薬効持続性)が短期であるという欠点や、
金属銅そのものや金属銅を含んだインキなどで印刷した
包装紙等と接触した場合、変色を起こしたり防虫のため
に保存している衣類に変色やシミを発生させるという問
題があった。c以下、調書という。) また、特開昭58−11145号公報に開示されている
薬剤ディスペンサーは、薬剤が積層シートの側面から放
出されるので、初期の放出速度が大きく極めて短期間の
うちに放出速度が小さくなり、放出速度が一定になりに
りく、且つ、薬効が急激に低下するという問題点や、あ
る程度の徐放効果は期待されるものの、通常、フィルム
状では薬剤を含有するフィルムからなる中間層の体積に
対して薬剤を放出する表面積が大きいため、長期間にわ
たる薬効を持続し難いという問題点があった。
本発明の目的は長期間にわたって、且つ、できるだけ一
定の放出速度で気化性の薬剤を放出することにより薬効
を呈する多層フィルム状薬剤ディスペンサーを提供する
ことである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明者らは気化性の薬剤である1−エチニル−2−メ
チニル−2−ペンテニルークリサンスメイトを長期間徐
放するフィルム状薬剤ディスペンサーについて鋭意研究
を続けてきた。その結果、該ディスペンサーを構成する
樹脂の該薬剤吸収量と該ディスペンサーの薬効との関係
について知見し、さらにそれによって前述した調書が防
止できることを見い出し、本発明を完成させるに至った
すなわち、本発明は次の(f)の内層と、該内層の両面
に接する(口)の外層とからなる多層フィルム状薬剤デ
ィスペンサーである。
(イ) 1−エチニル−2−メチニル−2−ペンテニー
ルークリサンスメイトに対する20゛Cの飽和吸収量が
8.0重量%以上である樹脂(以下「樹脂I」という)
と、該飽和吸収量の1〜90%に相当する漁の該薬剤と
を含む組成物からなる内層。
(ロ)該薬剤に対する20℃の飽和吸収量が0.1重量
%以上4.0重量%未満である樹脂c以下「樹脂■」と
いう)からなる外層。
本発明で用いられる1−エチニル−2−メチニル−2−
ペンテニルークリサンスメイトは殺虫効果のみならず防
虫効果をも有する臭気の低い薬剤である。該薬剤は樹脂
工や樹脂Hの内部で速やかに均一に拡散し、且つ通常の
使用条件下において適度に気化して薬効を示す。該薬剤
は例えば住友化学工業■製のベーパースリン■として市
販されている。
樹脂Iや樹脂Hの該薬剤に対する飽和吸収量とは、これ
らの樹脂を該薬剤に浸漬した時に該樹脂が吸収し得る該
薬剤の最大量のことである。
本発明で用いられる樹脂Iは20℃における該薬剤に対
する飽和吸収量が8.0重量%以上のもの、より好まし
くは10.0重量%以上のものである。飽和吸収量が8
.0重量%未満の樹脂を用いた場合は長期間の徐故に必
要である該薬剤の量が飽和吸収量を上回ることがあり徐
放コントロールが不可能になったり、混合する該薬剤の
量が該薬剤の飽和吸収量に対して高くなるために安定状
態を作りにくくなり精度のよい徐放効果は期待できなく
なる。
樹脂Iの具体例としては、飽和吸収量、該薬剤に対する
安定性、該薬剤の拡散速度、成形性などの観点から、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチル(メタ
)アクリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレー
ト共重合体、エチレン−酢酸ビニル−メチル(メタ)ア
クリレート共重合体等のエチレンと極性基を有する単量
体との共重合体が挙げられ、中でも極性基を有する単量
体8モル%以上を含む共重合体が好ましい。特に好まし
いのは酢酸ビニルを8モル5以上共重合してなるエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体である。
樹脂Iと該薬剤とからなる組成物中の該薬剤の量は、樹
脂Iの該薬剤に対する飽和吸収量の1〜90%に相当す
る量、より好ましくは5〜80%に相当する量である。
該薬剤の量が飽和吸収量の1%未満の場合は該薬剤使用
量が少なすぎて初期からの薬効を呈さない。また、90
%を越える場合は組成物として安定な拭態にならず激し
いブリードをおこしてしまい長期間の徐放効果は期待で
きない。
本発明で用いられる9!脂■は20゛Cにおける該薬剤
に対する飽和吸収量が0.1重量%以上4、ON量%未
満のもの、より好ましくは0.5〜2.0]jfIk%
のものである。
飽和吸収量が0.1重量%未満の場合は放出量は薬効レ
ベルまで達せず、4.0重量%以上の場合は長期間の徐
放効果を示すディスペンサーが得られない。
かかる樹脂■としては低密度ポリエチレン、中密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンやエチ
レン−ブテン共重合体、エチレン−ヘキセン共重合体、
エチレン−4−メチル−ペンテン−1共重合体のような
エチレン−α−オレフィン共重合体などの他に、極性基
を有する単量体2モル%以下を含むエチレンと極性基を
有する単量体との共重合体等が挙げられ、該共重合体と
してエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチル
(メタ)アクリレート共重合体、エチレン−エチルアク
リレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル−メチル(メ
タ)アクリレート共重合体などを例示することができ、
これらを単独で用いてもよいし、2種以上をブレンドし
て用いてもよい。樹脂■として特に好ましいものは酢酸
ビニル2モル%以下を含むエチレン−酢酸ビニル共重合
体である。なお、2つの外層に用いられる樹脂■として
、該薬剤に対する飽和吸収量の異なる2朋類の樹脂を用
いることによって、各々の外層からの該薬剤の放出量を
コントロールすることもできる。
本発明の多層フィルム状薬剤ディスペンサーの厚みは、
長期間の徐放と一定速度での放出の点、また、経済的な
点から40μm〜200 ttmが好ましく、全体厚み
に対する内層のフィルム厚みを6ON90%とすること
が好ましい。
本発明においては、例えば樹脂Tや樹脂Hの核薬剤に対
する飽和吸収量を大幅に変化させるなどして本発明の目
的を損なうことのない範囲で、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤、防量刑、滑剤、坑ブロッキング剤、顔
料などを適宜併用することができる。
本発明の多層フィルム状薬剤ディスペンサーの製造法を
例示する。まず、樹脂■と該薬剤と必要に応じて酸化防
止剤や坑ブロッキング剤などとをロール型またはバンバ
リー型の混線機または押出機などを用いる通常の方法で
混練して組成物を得る。他方、樹脂■と必要に応じて酸
化防止剤や坑ブロッキング剤などとをロール型またはバ
ンバリー型の混練機または押出機などを用いる通常の方
法で混練して混線物を得る。
次に、得られた組成物と混練物とを同時に共押出してイ
ンフレーション加工または′rダイ加工等により多層フ
ィルム状薬剤ディスペンサーを得る。別の製造法として
、まず組成物からインフレーション加工、′rダイ加工
またはカレンダー加工等によってフィルムを製造し、次
に、該フィルム上に樹脂■を含む混線物をラミネートし
て多層フィルム状某剤ディスペンサーを得る方法も挙げ
られる。
〈発明の効果〉 本発明によれば、多層フィルム状薬剤ディスペンサーと
してペーパースリン■の蒸散量を長期にわたってコント
ロールすることが可能であり、蒸散しやすいペーパース
リン■のi数量の定量的な長期持続の効果は驚くべく良
好であり、ペーパースリン■そのものの薬効を生かして
衣料包装や衣料保存用の防虫フィルムとして極めて有用
である。
また、本発明によって得られるペーパースリン含有多層
フィルム状薬剤ディスペンサーは、金属銅や金属銅を含
んだインキなどで印刷した包装紙等と接触しても変色を
起こすことがなく、上記包装紙で包んだ衣類などにシミ
を発生させるという問題が全く解消されるとともに、イ
ガやカツオブシムシなどの害虫に対する薬効が長期にわ
たって優れるという驚くべき効果がある。
〈実施例〉 次に実施例をあげて本発明を説明するが、これら実施例
は単に例示的なものであって、これらに限定されるもの
ではない。
実施例および比較例に示したペーパースリンの蒸散量は
一定期間後のディスペンサー内部のヘーハースリン■濃
度をアセトンを溶剤としたソックスレー抽出器により抽
出した後、ガスクロマトグラフィー(島津製作所社製、
GC−7A型、液相DEG32% 担体Chromos
orbwAW DMC5処理100−120メツシユの
1■長のカラムを用いる)により定量し、算出されたも
のである。
実施例および比較例に示したペーパースリjに対する樹
脂の飽和吸収量は、樹脂を40XlO×0.5■に成形
したシートを20℃のペーパースリン■に浸漬し、ある
一定時間後に樹脂の吸収が飽和に達した時点での吸収量
のその時の重量に対する割合を飽和吸収量としたもので
ある。
また、実施例および比較例に示した薬効テストならびに
銅接触による変色を調べる調書テストはそれぞれ次の方
法で行なった。
薬効テスト:直径90■Ωのガラス製シャーレの底面全
体にフィルムあるいはシ ート状試験片を設置し、そこから 25+nmの高さのところに金網(60メソシー)を設
け、該金網上に対 象害虫を放飼し、これら全体を幅 800闘、奥行300園、高さ 150簡の木製フタ付ボックス中 に入れて、対象害虫の殺虫効果を 調べ、100%致死にいたる時間 を示した。
調書テスト:100w角の大きさのフィルムあるいはシ
ート状試験片と毛織布を 重ねた間に金属銅を粉末を数グラ ム散布、介在させたのちそれらを 約100グラムの2枚の鉄板の間 にはさみ、温度50゛Cのエアーオ ーブン中に放置し、毛織布に対す る変色、シミの有無を調べ、その 程度を次の5段階評点で示した。
冊:変色著しく大、シミ大 +++:変色大、シミ大 升:変色あり、シミあり 十:変色わずかに認められる 一:変色、シミ認められない 実施例1 酢酸ビニル含有量が5.4モル%のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(住方化学工業■製エバテート■H2020
、ペーパースリン■飽和吸収量10.9重量%)100
重量部とペーパースリン■(住人化学工業■製、純度9
8%)8重量部とを51のバンバリーミキサ−で樹脂温
度120〜180°Cで10分間混線後、造粒機でペレ
ットを製造した。二種三層インフレダイス(口径100
 m )を装備した多層インフレ装置を使用し、該ダイ
スの内層には口径40閾の押出機を通して上記ペレット
を溶融ゾーン170°C1ダイス温度150゛Cの条件
で9kq/hrの吐出量で供給した。外層には酢酸ビニ
ル含有量が1.7モル%のエチレン−酢酸ビニル共重合
体(住人化学工業■製 エバテート■D2011、ペー
パースリン■飽和吸収量1.9M量%)を溶融ゾーン1
70℃,ダイス温度150°Cの条件で4.6kq/h
rの吐出量で供給し、各層に供給した樹脂は該ダイスの
内部で貼合し三層サンドイッチ構造の管状体をブローア
ツプレジ第2.4、フロストライン距離200!、引取
速度4.2F71/分の条件で引取り、折径365鋼、
各層の厚みが1つの外FJ40.02 m 、内層o、
o6m。
もうひとつの外fmO,02mで構成される三層サンド
イッチ構造の多層フィルム状ディスペンサーを得た。得
られたディスペンサーを温度28°C1湿度50%RH
II:調節した恒温恒湿室に放置して、ペーパースリン
■の経時的な蒸散量の変化を測定し、その結果を表1に
示した。また対象害虫に対する薬効テストおよび調書テ
ストの結果を表2に示し女。
実施例2 実施例1において外層に用いたエチレン−酢酸ビニル共
重合体に代えて低密度ポリエチレン(住人化学工業■製
 スミ力セン■F208−1、ペーパースリン■飽和吸
収量0.4重量%)を用いて、押出条件を溶融ゾーン1
80°C1ダイス160−Cに変更した以外は実施例1
をくり返し三層サンドイッチ構造の多層フィルム状薬剤
ディスペンサーを得た。
得られたディスペンサーの性能を表1、表2にまとめて
示す。
実施例8 実施例1における内層用ペレットを酢酸ビニル含有ff
14.4モル%、メチルメタアクリレート含有ff10
.9モル%のエチレン−酢酸ビニル−メチルメタアクリ
レート三元共重合体(ペーパースリン■飽和吸収量10
.5重量%)100重量部とベーパースリン■(住人化
学工業■製、純度93%)8重量部とからなるものに代
九たほかは実施例1をくり返して、ディスペンサーを得
た。得られたディスペンサーの性能を表1、表2にまと
めて示す。
実施例4 実施例1における内層用ペレットをメチルメタアクリレ
ート含有量665モル%のエチレン−メチルメタアクリ
レート共重合体(ペーパースリン■飽和吸収量12,6
重量%)10゜XU部とベーパースリン■(住人化学工
業■製、純度98%)8重量部とからなるものに代えた
ほかは実施例1をくり返して、ディスペンサーを得た。
得られたディスペンサーの性能を表1、表2にまとめて
示す。
実施例5 酢酸ビニル含有量が4.4モル%、メチルメタアクリレ
ート含有量が0.9モル%のエチレン−酢酸ビニル−メ
チルメタアクリレート三元共重合体(ペーパースリン■
飽和吸収量10.5重ffi%)100重量%とベーパ
ースリン■(住人化学工業■製、純度98%)2重量部
とを、51バンバリーミキサ−で樹脂温度120〜18
0℃で10分間混線後、造粒機でペレットを製造した。
三種三層インフレダイスC口径100 m )を装備し
た多層インフレ装置を使用し、該ダイスの内層には口径
40III#lの押出機を通して上記ペレットを溶融ゾ
ーン170℃,ダイス温度160−Cの条件で9kq/
hrの吐出量で供給し、一つの外層にはメチルメタアク
リレート含有量が1.7モル%のエチレン−メチルメタ
アクリレート共重合体(ペーパースリン■飽和吸収量1
.5重量%)を溶融ゾーン170℃,ダイス温度160
°Cの条件で4.6 kq/hrの吐出量で供給し、も
う一つの外層には低密度ポリエチレン(住人化学工業■
製 スミカセン■F208−1、 ペーパースリン■飽和吸収量0.4重量%)を溶融ゾー
ン180″C1ダイス温度160℃の条件で4. e 
kq/ hrの吐出量で供給し、各層に供給した樹脂は
該ダイスの内部で貼合し三種三層構造の管状体をブロー
アツプレジ第2.4、フロストライン距離200端、引
取速度4.2m/分の条件で引取り、折径865fi、
各層の厚みが1つの外! 0.02■、内層0.06m
もうひとつの外層0.02 mで構成される三種三層構
造の多層フィルム状ディスペンサーを得た。得られたデ
ィスペンサー1i42B℃1湿度50%RHに調節した
恒温恒湿室に放置して、ベーパースリン■の経時的な蒸
散量の変化を測定し、その結果を表1に示した。
また対象害虫に対する薬効テストおよび調書テストの結
果を表2に示した。
実施例6 実施例4において外層に用いたエチレン−酢酸ビニル共
重合体に代えて高密度ポリエチレン(昭和電工製ショー
レックス■55008)20重量%と低密度ポリエチレ
ン(住友化学工業■製スミカセン■F2O3−1180
重量%のブレンド組成物(ペーパースリン■飽和吸収f
l O,8重量%)を用いて、押出条件を溶融ゾーン2
10″C1ダイス温度160℃に変更した以外は実施例
4をくり返し三層サンドイッチ構造の多層フィルム状薬
剤ディスペンサーを得た。
得られたディスペンサーの性能を表1、表2にまとめて
示す。
比較例1 実施例1において使用したペレットを用いて口径100
 mのスパイラルダイスを装備した口径50■押出機を
用いて溶融ゾーン180℃1ダイス温度177°Cの条
件で管状体をブローアツプレジ第2.4、フロストライ
ン距離200rm、引取速度5m/分の条件で引取り、
厚さ0.1 mmの単層フィルムを得た。得られたフィ
ルムを温度28℃,m度50%RHに調節した恒温恒湿
室に放置して、ペーパースリン■の経時的な蒸散量の変
化を測定し、その結果を表1に示した。また対象害虫に
対する薬効テストおよび調書テストの結果を表2に示し
た。
比較例2 実施例1の外層に用いたのと同様の酢酸ビニル含有量が
1.7モル%のエチレン−酢酸ビニル共重合体(住人化
学工業@製 エバテート■D2011、ペーパースリン
■飽和吸収量1.9重量%)100重量部とペーパース
リン■2重量部とから実施例1と同様にしてペレットを
得て、それを用いて比較例1と同様の方法で0.1鴎厚
みの単層フィルムを得た。
得られたフィルムの性能を表1、表2に示した。
比較例3 実施例1においてペレットに用いた樹脂と外層に用いた
樹脂を全く逆に使用(すなわち外層に用いたエチレン−
酢酸ビニル共重合体100M量部とベーパースリン■8
重量部とを混合してペレットとした)した以外は実施例
1と同様の方法で多層フィルムを得た。得られたフィル
ムの性能を表1、表2に示した。
比較例4 化学パルプ70%以上からなる中質紙(厚み70ミクロ
ン、坪量62グラム)を用いて、グラビア印刷機によっ
てペーパースリン■をI中質紙に印刷して、ペーパース
リン■が約600η/ぜ含浸された紙を得た。得られた
ヘーハースリン■含浸紙の性能を表1、表2に示した。
なお、実施例、比較例に用いた樹脂とフィルムの厚みは
表8に示した。
<(:I:lQQに)  −〇

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 次の(イ)の内層と、該内層の両面に接する(ロ)の外
    層とからなる多層フィルム状薬剤ディスペンサー。 (イ)1−エチニル−2−メチニル−2−ペンテニール
    −クリサンスメイト(以下「該薬剤」という)に対する
    20℃の飽和吸収量が8.0重量%以上である樹脂と、
    該飽和吸収量の1〜90%に相当する量の該薬剤とを含
    む組成物からなる内層。 (ロ)該薬剤に対する20℃の飽和吸収量が0.1重量
    %以上4.0重量%未満である樹脂からなる外層。
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