JP2003313337A - 薬剤徐放樹脂成形体の製造方法 - Google Patents

薬剤徐放樹脂成形体の製造方法

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Takashi Chinuki
高志 千貫
Tomomi Sato
友美 佐藤
Tatsuhiro Nagamatsu
龍弘 永松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブリードさせずに大量の薬剤を含有し、かつ一
定速度での薬剤放出が可能である薬剤徐放成形体の製造
方法を提供する 【解決手段】熱可塑性樹脂100重量部、充填剤50〜
400重量部よりなる樹脂組成物を一軸または二軸に
1.1〜10の倍率で延伸して得られる多孔質樹脂成形
体に熱可塑性樹脂に対する飽和溶解量以上の量の薬剤を
含有させることを特徴とする薬剤徐放樹脂成形体の製造
方法

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は薬剤徐放樹脂成形体の製
造方法に関する。さらに詳しくは、薬剤を大量に保持す
ることを特徴とする薬剤徐放樹脂成形体の製造方法に関
する。 【0002】 【従来の技術】熱可塑性樹脂に薬剤を均一に混練した樹
脂組成物からなる成型体から薬剤を徐放する方法が従来
より知られており、この方法では、時間の経過により樹
脂成形体表面から環境へ薬剤が放出され、樹脂中の薬剤
量が低下していくのに伴い、薬剤の放出速度が低下する
ので、一定速度の薬剤の放出を維持することは困難であ
った。また、樹脂と相溶する薬剤量は、樹脂、薬剤の選
定によっても異なるが、通常は熱可塑性樹脂に対しては
0.1〜5重量%程度と低く、長期の放出が期待できな
いものであった。樹脂組成物に例えば飽和溶解度以上の
多量の薬剤を配したとしても、その場合は薬剤のブリー
ドがおこったり、初期に薬剤が大量に放出されたりする
ためにやはり薬剤の安定した放出という点では十分なも
のではないという問題があった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、ブリー
ドさせずに大量の薬剤を含有し、かつ一定速度での薬剤
放出が可能である薬剤徐放化方法について鋭意研究を続
けてきた結果、本発明に至った。 【0004】 【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、熱
可塑性樹脂100重量部、充填剤50〜400重量部よ
りなる樹脂組成物を一軸または二軸に1.1〜10の倍
率で延伸して得られる多孔質樹脂成形体に熱可塑性樹脂
に対する飽和溶解量以上の量の薬剤を含有させることを
特徴とする薬剤徐放樹脂成形体の製造方法を提供するも
のである。 【0005】本発明に用いる熱可塑性樹脂としては、例
えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリブテン等のα−オレフィンホモポリマ
ー、炭素数3〜18のα−オレフィン類から選ばれた少
なくとも一種のα−オレフィンとエチレンとの共重合
体、プロピレンとエチレンおよび/またはブテン−1と
の共重合体、エチレンと酢酸ビニルおよび/またはアク
リル酸エステル・メタアクリル酸エステル類などエチレ
ン性不飽和結合を有する有機カルボン酸誘導体との共重
合体などのポリオレフィン系樹脂が挙げられる。これら
は単独あるいは2種類以上用いることができる。これら
樹脂のうち、特に炭素数3〜8のα−オレフィン類から
選ばれた少なくとも一種のα−オレフィンとエチレンと
の共重合体が充填剤配合時の強度の点から好ましく、熱
可塑性樹脂成分の少なくとも20重量%以上が炭素数4
〜8のα−オレフィン類から選ばれた少なくとも一種の
α−オレフィンとエチレンとの共重合体である線状低密
度ポリエチレンであって、密度0.870〜0.915
g/cm3のものが低温での延伸加工性の点からさらに
好ましい。 【0006】本発明において、熱可塑性樹脂100重量
部に対する充填剤の量は通常、50〜400重量部であ
る。充填剤の量が50重量部未満の場合は、延伸後に多
孔質化した樹脂成体に占める微細孔の全体積が不十分で
あり、400重量部を超える場合は、加工性が悪化する
ために好ましくない。特に、加工安定性の面から、充填
剤は70〜200重量部が好ましい。 【0007】本発明で用いられる充填剤の例として、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウムなどの
炭酸塩、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシ
ウムなどの硫酸塩、リン酸マグネシウム、リン酸カルシ
ウムなどのリン酸塩、水酸化マグネシウム、水酸化アル
ミニウムなどの水酸化物、アルミナ、シリカ、酸化マグ
ネシウム、酸化カルシウム、酸化亜鉛、酸化チタンなど
の酸化物、塩化亜鉛、塩化鉄、塩化ナトリウムなどの塩
化物、アルミニウム粉、ゼオライト、シラス、白土、珪
藻土、タルク、カーボンブラック、火山灰などの無機充
填剤や木粉、パルプ粉などのセルロース系粉末、ナイロ
ン粉末、ポリカーボネート粉末、ポリプロピレン粉末、
ポリ4−メチルペンテン−1粉末などの合成樹脂系粉
末、活性炭、キトサン粉末、キチン粉末、でん粉などの
有機充填剤を挙げることができ、これらは単独または組
み合わせて使用される。薬剤徐放樹脂成形体の柔軟性、
外観などの点から充填剤としては炭酸カルシウムが特に
好ましい。充填剤は、平均粒径が1〜100μmの充填
剤が分散性にすぐれ、均質な多孔質体が得られるので薬
剤徐放樹脂成形体からの薬剤の放出速度が均一になるこ
とから好ましく用いられる。 【0008】本発明の方法により得られた薬剤徐放樹脂
成形体は、熱可塑性樹脂に対する飽和溶解度量以上の薬
剤を保持しており、薬剤の量の上限は、用いる熱可塑性
樹脂、薬剤、充填剤の量と種類によりことなり、特に限
定されないが、あまりに多すぎるとブリードアウトして
しまうことになるので、上限は通常熱可塑性樹脂100
重量部に対して350重量部程度までである。本発明の
多孔質化した薬剤徐放樹脂成形体は、延伸して得られる
ミクロボイド(微細孔)よりなるものであり、該ミクロ
ボイドは非独立孔であり、貫通孔を有し、その中に薬剤
が存在しているので、熱可塑性樹脂の飽和溶解量以上の
量の薬剤が樹脂成型体中に存在しても表面でのブリード
アウト現象を呈することはない。ここで言う熱可塑性樹
脂に対する飽和溶解量とは、樹脂を該薬剤に浸漬した時
に該樹脂が吸収し得る該薬剤の最大量のことであり(本
発明では、便宜上23℃で測定した値を意味する)。該
薬剤が23℃で固体である場合には該樹脂と該薬剤を加
熱融解させた状態で混合し、23℃に冷却して放置した
ときに、該薬剤が樹脂内部あるいは樹脂表面にて結晶化
をおこさずに該樹脂中に均一に分散し得る最大量のこと
である。 【0009】本発明の方法により得られた薬剤徐放樹脂
成形体は、目的に応じて種々の薬剤を徐放化できるの
で、本発明で用いられる薬剤は特に限定されないが、用
いることのできる薬剤としては、防虫剤、防黴剤、忌避
剤、殺菌剤、防錆剤、芳香剤および植物から得られた精
油等からなる群から任意に選ばれた少なくとも一つ以上
の薬剤があげられる。ここで言う薬剤とは、有効活性成
分またはその製剤のことである。さらに具体的に本発明
において用いられる薬剤を例示すると、防虫剤として
は、ペルメトリン、アレスリン、d−アレスリン、dd
−アレスリン、プラレスリン、サイフェノトリン、d−
フェノトリン、d−レスメトリン、エンペントリン、フ
ェンバレレート、フェンプロパスリン、シハロトリン、
サイフルトリン、エトフェンプロクス、トラロメスリ
ン、ベンフルスリン、テラレスリン、フェノトリン等の
ピレスロイド系殺虫剤、フェニトロチオン、ジクロルボ
ス、ナレド、フェンチオン、シアホス、クロルピリホ
ス、ダイアジノン、カルクロホス等の有機燐系殺虫剤、
メトキシジアゾン等の殺虫剤、プロポクスル、フェノブ
カーブ、カルバリル等のカーバメート系殺虫剤、ピリプ
ロキシフェン、メソプレン、ヒドロプレン、ジフルベン
ズロン、シロマジン、フェノキシカーブ、ルフェニュロ
ン(CGA184599)等の昆虫成育調節物質が挙げ
られる。これら、防虫剤の効果を高める化合物として
は、ピペロニルブトキサイド、MGK264、オクタク
ロロジプロピルエーテル等が挙げられ、上記防虫剤と併
用することができる。害虫等の忌避剤としては、ジエチ
ルトルアミド、ジブチルフタレート等が挙げられる。防
黴剤としては、デヒドロ酢酸、4−イソプロピル−m−
クレゾール、フタル酸ベンジルn−ブチル、イソチオシ
アン酸アリル等が挙げられる。殺菌剤としては、クレゾ
ール、レゾルシン等が挙げられる。植物精油としては、
ヒノキ精油、ヒバ精油、月桃精油、カラシ抽出油、ワサ
ビ抽出油等が挙げられ、これら植物精油類には芳香作用
の他に防虫、防黴等の活性も有するものもあるので、そ
の薬効および活性により芳香剤としてのみならず防虫
剤、防黴剤としても使用できる場合がある。 【0010】本発明の薬剤徐放樹脂成形体の製造方法
は、熱可塑性樹脂100重量部、充填剤50〜400重
量部よりなる樹脂組成物を一軸または二軸に1.1〜1
0の倍率で延伸して得られる多孔質樹脂成形体を薬剤ま
たはその溶液中に浸漬するかまたは薬剤またはその溶液
を多孔質樹脂成形体に滴下して熱可塑性樹脂に対する飽
和溶解量以上の量の薬剤を含有させる方法である。延伸
方法としては、一軸延伸の場合は通常ロール延伸や引き
抜きダイを用いた延伸方法が用いられる。二軸延伸の場
合は同時二軸延伸でも可能であるし、縦方向の延伸を行
なった後に横方向を延伸する逐次二軸延伸でも可能であ
る。延伸倍率は、通常、1.1〜10倍の範囲である。
延伸倍率が1.1倍未満では、気孔率(樹脂成形体の単
位重量当たりの微細孔の全体積の割合)が低くなり、延
伸後の樹脂成形体内部において、樹脂からブリードアウ
トした薬剤を安定的に存在させることができなくなる。
一方、10倍を越える場合には樹脂が破断してしまった
り、必要以上に微細孔の径が大きくなるために上記範囲
の倍率の延伸が好ましい。延伸して得られた成形体はそ
のまま使用することができるが、必要によりアニーリン
グして後収縮を抑えることも行われる。アニーリングの
温度は、延伸温度と樹脂の融点との間が好ましい。 【0011】本発明の方法により得られた薬剤徐放樹脂
成形体において、薬剤の放出速度をより好ましい範囲に
コントロールするために、薬剤とこれを含有する多孔質
樹脂成形体からなる薬剤徐放樹脂成形体の少なくとも片
面に、薬剤が透過可能な熱可塑性樹脂組成物層をラミネ
ートなどの方法で貼合することによっても薬剤徐放樹脂
成形体を得ることができる。棒状体の薬剤徐放性樹脂成
形体を製造する場合には、棒状の薬剤徐放性樹脂成形体
を、溶剤に熱可塑性樹脂を溶解させた溶液に浸漬し、引
き上げた後で溶剤を蒸発させることによって熱可塑性樹
脂を棒状体の外周部に配することができる。 【0012】かかる目的のために配される熱可塑性樹脂
組成物としては、例えば、低密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等のα−オ
レフィンホモポリマー、炭素数3〜18のα−オレフィ
ン類から選ばれた少なくとも一種のα−オレフィンとエ
チレンとの共重合体、プロピレンとエチレンおよび/ま
たはブテン−1との共重合体などの熱可塑性樹脂単独ま
たはこれらの2種以上の混合物が用いられる。あるい
は、これらの熱可塑性樹脂と、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、炭酸バリウムなどの炭酸塩、硫酸バリウ
ム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウムなどの硫酸塩、
リン酸マグネシウム、リン酸カルシウムなどのリン酸
塩、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムなどの水
酸化物、アルミナ、シリカ、酸化マグネシウム、酸化カ
ルシウム、酸化亜鉛、酸化チタンなどの酸化物、塩化亜
鉛、塩化鉄、塩化ナトリウムなどの塩化物、アルミニウ
ム粉、ゼオライト、シラス、白土、珪藻土、タルク、カ
ーボンブラック、火山灰などの無機充填剤や木粉、パル
プ粉などのセルロース系粉末、ナイロン粉末、ポリカー
ボネート粉末、ポリプロピレン粉末、ポリ−4−メチル
ペンテン−1粉末などの合成樹脂系粉末、でん粉キト
酸、キチン粉末、活性炭などの有機充填剤との混合物で
あってもよい。かかる樹脂または樹脂と充填剤よりなる
熱可塑性樹脂組成物層は、薬剤の透過を全く遮るもので
はなく、薬剤を透過させる性質をもつものであり、樹脂
の種類、樹脂層の厚さ、充填剤の選択により薬剤の透過
の速度を制御して薬剤の徐放速度を調節することができ
る。 【0013】 【発明の作用】本発明で用いる薬剤がある程度の蒸気圧
(1×10-5〜1×102 mmHg)を有する場合、薬
剤は成形体中の樹脂部分および表面に露出しているミク
ロボイドからの蒸散により放出される。樹脂部分につい
ては初期の状態では該樹脂の飽和溶解量存在しており、
薬剤の放出が始まると樹脂成型体の放出面と内部との間
に濃度勾配が生じるが、ミクロボイド中に薬剤が多量に
存在しているためミクロボイド中から樹脂部分へ薬剤の
供給がおこり、やがて平衡状態に達する。この平衡状態
はミクロボイド中の薬剤がなくなるまで持続するため、
その間の放出速度は一定速度となる。かなり低い蒸気圧
(1×10-5mmHgより低い蒸気圧)の薬剤の場合、
樹脂成型体表面からの蒸散による薬剤の放出は極めて微
量であるが、樹脂やミクロボイドの表面から薬剤を接触
により直接に吸着するか、あるいは媒体を通しての間接
的に吸着することにより樹脂やミクロボイドの表面の薬
剤が失われ、表面濃度が低下すると、上記の場合と同様
に、ミクロボイドから薬剤の供給が行われ、表面濃度は
一定に保たれることになり、実質的に薬剤の徐放量を一
定とすることができる。 【0014】 【発明の効果】本発明の製造方法によって得られた薬剤
徐放樹脂成形体は大量の薬剤の保持に優れ、一定速度ま
たは一定量での薬剤の放出に向いているという点から、
防虫剤、防黴剤、殺菌剤、防錆剤、芳香剤および植物か
ら得られた精油などの薬剤の薬剤徐放樹脂成形体として
極めて有用であり、用いる薬剤の性質により、本発明の
樹脂成形体は、防虫、防黴、殺菌、防錆のため、あるい
は芳香剤として使用することができる。 【0015】 【実施例】以下、実施例により詳細に説明するが、本発
明はこれによって限定されるものではない。なお、実施
例および比較例に示した物性の測定法および効力評価試
験の方法は以下の通りである。 飽和溶解量:熱可塑性樹脂を50×50×0.5mm
に成形したシートを23℃の薬剤に浸漬し、ある一定時
間後に樹脂への薬剤の吸収が飽和に達した時点での吸収
された薬剤量の単位樹脂重量当たりに対する量を飽和溶
解量としたものである。 ブリードアウト性:薬剤徐放樹脂成形体表面への薬剤
のブリードアウトの有無は目視により観察し評価した。 【0016】(実施例1)熱可塑性樹脂として線状低密
度ポリエチレン(住友化学工業(株)製、商品名:エク
セレンVL VL200、イソチオシアン酸アリルの飽
和溶解量4.5重量%)100重量部と充填剤として炭
酸カルシウム(白石カルシウム(株)製、商品名:カル
ライトSA)100重量部をバンバリーミキサーによっ
て120℃で5分間混練して樹脂組成物を得た。この樹
脂組成物を押出機により、Tダイ成形により厚さ1.6
mmのシートとしこのシートをロール延伸機により23
℃で一軸方向に4倍の延伸し多孔質樹脂成形体シートを
得た。得られたシートをイソチオシアン酸アリル(ミド
リ十字(株)製、商品名:ワサオーロ、20℃における
蒸気圧4mmHg)液中に浸漬し、イソチオシアン酸ア
リルの吸収量を経時的に測定した。浸漬開始30分後に
一定重量に達したのでシートを引き上げ表面に付着した
イソチオシアン酸アリルを拭きとって薬剤徐放樹脂成形
体を得た。 【0017】[表1] 【0018】樹脂A:線状低密度ポリエチレン(住友化
学工業(株)製、商品名:エクセレンVL VL20
0,コモノマー:ブテン−1,密度0.900g/cm
3 ) 充填剤:炭酸カルシウム(白石カルシウム(株)製、商
品名:カルライトSA(赤)) 薬剤d:イソチオシアン酸アリル(ミドリ十字(株)
製、商品名:ワサオーロ) 【0019】加工性、ブリードアウトの評価 実施例1は空気中/23℃で、4倍の倍率で延伸した結
果、加工性は良好であり、得られた製品からのブリード
アウトは見られなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 101:00 C08L 101:00 (31)優先権主張番号 特願平5−7463 (32)優先日 平成5年1月20日(1993.1.20) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−122431 (32)優先日 平成5年5月25日(1993.5.25) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 永松 龍弘 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C080 AA03 BB01 HH09 JJ03 JJ06 KK03 MM17 MM18 NN22 QQ03 4F074 AA20 AC24 CA02 CA06 CE15 DA53 4H011 AA03 BA01 BB11 BC19 DA07 DF02 DH02

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】熱可塑性樹脂100重量部、充填剤50〜
    400重量部よりなる樹脂組成物を一軸または二軸に
    1.1〜10の倍率で延伸して得られる多孔質樹脂成形
    体に熱可塑性樹脂に対する飽和溶解量以上の量の薬剤を
    含有させることを特徴とする薬剤徐放樹脂成形体の製造
    方法
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