JPH01229877A - 液体柔軟剤組成物 - Google Patents

液体柔軟剤組成物

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JPH01229877A
JPH01229877A JP5123888A JP5123888A JPH01229877A JP H01229877 A JPH01229877 A JP H01229877A JP 5123888 A JP5123888 A JP 5123888A JP 5123888 A JP5123888 A JP 5123888A JP H01229877 A JPH01229877 A JP H01229877A
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carbon atoms
alkenyl
quaternary ammonium
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Hisami Sasaki
久美 佐々木
Katsuji Takeda
武田 勝治
Kenji Yokoi
健二 横井
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D1/00Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
    • C11D1/66Non-ionic compounds
    • C11D1/835Mixtures of non-ionic with cationic compounds

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種衣料に柔軟性と帯電防止性とを付与でき
る柔軟剤組成物、特に吸水性、帯電防止性及び組成物の
分散安定性を改良した水性分散型の柔軟剤組成物に関す
るものである。
〔従来技術〕
洗濯後の衣料に柔軟性と帯電防止性とを付与するために
各種の柔軟剤が使用されている。これらの柔軟剤はジ長
鎮アルキルジ短鎮アルキル第4級アンモニウム塩やイミ
ダゾリニウム塩を主成分とするものが一般的である。こ
のうちジ長鎖アルキルジ短鎮アルキルアンモニウム塩は
すぐれた柔軟化能を有するために特に多く用いられてい
るが、このものは親油性が大きいので繊維の表面に吸着
して柔軟性を付与すると同時に撥水性をも与えてしまう
欠点がある。従ってこの界面活性剤を含有する柔軟剤で
繊維や衣料を処理すると繊維の吸水速度が低下し、単位
時間当りの吸水量が減少、すなわち見かけの吸水性の低
下といった問題が生じ好ましくない。
このような繊維柔軟剤の欠点を解消するために繊維の柔
軟化処理に使用した場合に、繊維の見かけの吸水性を低
下させないような水への親和性の大きな新しいカチオン
活性剤の開発(特開昭55−66546号、特開昭56
−92251号、特開昭59−30965号)が行われ
ている。又ジ長鎮アルキルジ短鎮アルキル第4級アンモ
ニウム塩と他の水親和性の大きな界面活性剤とを併用す
ることが試みられている。例えば脂肪酸エタノールアミ
ドポリグリコールエーテルの併用(特開昭56−206
77号〉グリセリンエーテルの併用(特開昭56−20
678号)などである。
しかしながら、新規カチオン活性剤については、柔軟性
及び化学繊維に対する帯電防止性をどの程度付与できる
か、見かけの吸水性をどの程度保持できるか、あるいは
人体に対する影響等充分な検討を要するために、未だ実
用化されたものは少ない。これらのものとして、例えば
、米国SherexChemicals社から販売され
ているVarisoft 3690及び西独Rewoc
hemische Werke社より販売されているR
ewoquat W 3690があるが、これらはいず
れもメチル−1−オレイルアミドエチル−2−オレイル
イミダゾリニウムメチルサルフェート(ヨウ素価80〜
90)であるが、このものは単品では化学繊維に対する
帯電防止性が不十分であるという欠点を有するため、他
のカチオン性もしくは非イオン性の柔軟化剤と併用して
提供する必要がある。一方、ジ長鎮アルキルジ短鎖アル
キル第4級アンモニウム塩と他の水親和性の大きな界面
活性剤とを併用する試みは、第4級アンモニウム塩単独
の場合と同等の柔軟性を付与しながら、かつ見かけの吸
水性の低下を充分に防止することが難しく、満足し得る
ものではない。
この様な点に鑑みて、本願発明者等は、すぐれた柔軟性
と帯電防止性とを付与できると共に吸水性の低下の少い
実用性のある柔軟剤組成物を提供する目的で、鋭意研究
を行ない、不飽和結合を有するジ長鎖ジ短鎮型の第4級
アンモニウム塩とポリオキシエチレン付加型の非イオン
界面活性剤とを併用した柔軟剤組成物を提案してきた(
特開昭59−278685号)。しかしながら、この柔
軟剤組成物は各種衣料に吸水性を損ねることなく柔軟性
を付与できる点にふいてはすぐれた性能を有するものの
、化学繊維に対する帯電防止性を更に改善することが望
まれていた。すなわち、化学繊維でもアクリル系に対し
ては十分な帯電防止性を付与できるが、ポリエステル系
に対しては必ずしも十分な帯電防止性を付与するには未
だ不十分であるという問題点があったからである。また
、この柔軟剤組成物は、水性分散液として、高温で長期
保存した場合、大きく増粘したり、一方低温においては
凍結後の復元性に欠けるというように分散安定性が未だ
不十分であるという問題もあった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、各種衣料にすぐれた柔軟性を付与することは
もちろん、吸水性と帯電防止性が一段と改善された柔軟
剤組成物を提供することを目的とする。また、分散安定
性にも一層すぐれた水性液体柔軟剤組成物を提供するこ
とも目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、不飽和結合を有するジ長鎮ジ短鎮型の第4級
アンモニウム塩、ポリオキシエチレン付加型の非イオン
界面活性剤、水性ベヒクルを含有する柔軟剤組成物に、
特定の脂肪アミンを配合することにより上記問題点を解
決できるとの知見に基づいてなされたものである。すな
わち、本発明は、 (A>一般式(I): (式中、R1及びR2は炭素数14〜24のアルキル基
又はアルケニル基であり、R3及びR1はメチル基、エ
チル基、ポリオキシエチレン基又はポリオキシプロピレ
ン基であり、X−は陰イオンを示す。) で表される第4級アンモニウム塩の一種又は二種以上の
混合物であり、そのヨウ素価が35〜100の範囲にあ
る第4級アンモニウム塩、 (B)ポリオキシエチレン型の非イオン界面活性剤、 (C)一般式(■): (式中、R3、R6、R7は水素又は炭素数1〜24の
アルキル基またはアルケニル基を示すが、少なくとも一
つは炭素数14〜24のアルキル基又はアルケニル基で
ある。) で表される脂肪アミン及び該脂肪アミンの中和塩からな
る群より選ばれる脂肪アミン化合物の一種又は二種以上
の混合物及び (D)水性ベヒクル を含有し、成分(C)と成分(A)とが(C) / (
A) =0.1/100〜10/100(重量比) の
範囲にあることを特徴とする液体柔軟剤組成物を提供す
る。
成分(Δ)の一般式(I)で示される第4級アンモニウ
ム塩は、通常、オレイン酸、リノール酸、リルン酸等の
不飽和高級脂肪酸もしくはパーム油脂肪酸、大豆油脂肪
酸、サフラワー油脂肪酸、トール油脂肪酸等の天然脂肪
酸もしくはこれらの混合物もしくはこれらと牛脂脂肪酸
との混合物を出発原料として製造される。これらのうち
特にオレイン酸、オレイン酸と牛脂脂肪酸との混合物、
パーム油脂肪酸が好適である。
前記一般式(I)におけるR1、およびR2は炭素数が
14〜24、好ましくは16〜22であり、その範囲内
で分布を持つものであっても良い。又R1とR2は同じ
でも異なっていてもよい。炭素数が14未満の場合、例
えばヤシ油脂肪酸から合成した第4級アンモニウム塩は
柔軟性が劣り好ましくない。一方、R5、R1はメチル
基、エチル基、平均重合度が1〜5のポリオキシエチレ
ン基又はポリオキシプロピレン基から成る群より選択さ
れるがそれらの内ではメチル基が好適である。又、R1
、R1は同一でも異なっていてもよい。Xは通常ハロゲ
ン原子又はR,SO,で示される基である。このハロゲ
ン原子としては塩素、臭素及びヨウ素があげられ、好ま
しくは塩素である。又R6は炭素数1〜3のアルキル基
でありメチル基、エチル基もしくはプロピル基である。
本発明においては、特に第4級アンモニウム塩のヨウ素
価が35〜100好ましくは40〜90の範囲にあるこ
とが必要であり、例えば通常の牛脂脂肪酸、半硬化ない
し硬化牛脂脂肪酸、硬化パーム油脂肪酸、ステアリン酸
、バルミチン酸、ベヘニン酸等を原料とした場合の様に
、ヨウ素価が35未満では柔軟処理した繊維製品、特に
綿繊維の吸水性が著しく劣化してしまい、100を超え
ると逆に柔軟性及び化繊に対する帯電防止性が劣化して
しまうからである。しかしながら、本発明に右いては、
個々の第4級アンモニウム塩自体が35〜100のヨウ
素価を有していることは必ずしも必要ではなく、第4級
アンモニウム塩であってヨウ素価の低いものと高いもの
とを混合して第4級アンモニウム塩全体としてのヨウ素
価が35〜100の範囲にあればよいのである。尚、こ
こでヨウ素価は、JIS K−0070に記載の方法に
より容易に測定される。
本発明で用いる成分(B)としては、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キル(又はアルケニル)エーテル、ポリオキシエチレン
脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキル(又はアル
ケニル)アミン、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル等が例示されるが、これらのうち、PUB (
p=20〜1oO)アルキル(C8〜12)フェニルエ
ーテル、POB(p=20〜100)アルキル又はアル
ケニル(CIO〜22)エーテル、POE(p=20〜
100) 7 ルキル又ハアルケニル(clo〜22)
アミン、または、これらの混合が好ましい。尚、前記化
合物中、それぞれPOB はポリオキシエチレンを、p
はエチレンオキシドの平均付加モル数を、Cはアルキノ
、し基又はアルケニル基の炭素数を示す。
(以下においても同じ。)上記化合物中、β=は30〜
80が好ましく、炭素数Cは8〜18が好ましい。
本発明に用いる成分(C)は一般式(n)で表される一
級〜三級脂肪アミン及び該アミンの中和塩からなる群よ
り選ばれる脂肪アミン化合物の一種又は二種以上の混合
物である。このような脂肪アミン化合物は(1)脂肪酸
ニトリル、脂肪酸アミドの還元、(2)アルコール、ハ
ロゲン化アルキルのアンモノリシス、(3)不飽和基へ
のアミン、アンモニアの付加等の方法により製造するこ
ともできるが、市販されており、容易に人手することが
できる。
一般式(II)におけるRs、Rs、及びR7は水素又
は炭素数1〜24のアルキル基又はアルケニル基である
が、少なくとも一つの基は炭素数が14〜24のアルキ
ル基又はアルケニル基であることが重要である。また、
Rs、Rs、Lは上記条件を満たす限り、同じでも異な
っていてもよい。すべての基の炭素数が14未満の脂肪
アミンはこれらを柔軟剤組成物に配合しても帯電防止性
付与効果の向上が期待できないばかりか、組成物の分散
安定性の改善に対しても効果がなく、好ましくない。ま
た、炭素数が24を越える基を有する脂肪アミンの場合
は、組成物の分散安定性の改善には寄与するものの、帯
電防止性付与効果の向上には殆ど寄与しない。
本発明に用いる脂肪アミン化合物の具体例としては、テ
トラデシルアミン、ジオクタデシルアミン、トリテトラ
デシルアミン、テトラデセニルアミン、ジオクタデシル
アミン、トリテトラデセニルアミン、ヘキサデシルアミ
ン、ジオクタデシルアミン、トリヘキサデシルアミン、
ヘキサデセニルアミン、ジオクタデシルアミン、トリへ
キサデセニルアミン、オクタデシルアミン、ジオクタデ
シルアミン、トリオクタデシルアミン、オクタデセニル
アミン、ジオクタデセニルアミン、トリオクタデセニル
アミン、ジェイコシルアミン、トコジルアミン、ジドコ
シルアミン、トリトコジルアミン、ジドコセニルアミン
、テトラデシルアミン、ジテトラコセニルアミン、N、
N−ジメチルオクタデセニルアミン、ジオクタデセニル
メチルアミン、N−メチル−N−オクタデセニル−オク
タデシルアミン、N−メチル−N−へキサデセニル−オ
クタデセニルアミン、N−メチルジオクタデシルアミン
、N−メチル−N−ヘキサデシル−オクタデシルアミン
等の飽和又は不飽和の一級、二級、三級アミン、更には
、これらアミンの塩酸、硫酸、酢酸等の酸で中和した中
和塩の一種又は二種以上の混合物が例示される。これら
のアミン化合物の中、炭素数14〜18のアルキル基又
はアルケニル基を有する脂肪アミン(又はこれらの塩酸
塩)が好適であり、特には、炭素数14〜18の炭化水
素基を有し、ヨウ素価が20〜120の範囲にある脂肪
アミン(又はこれらの塩酸塩)が好適である。本発明に
おいては上記特定の脂肪アミン化合物を成分(C)とし
て配合するものであるが、水性分散液型の柔軟剤組成物
にある種の脂肪アミンを配合して分散安定性の改善が図
られることは知られている。すなわち、本発明者等は炭
素数12〜24のアルキル基(又はアルケニル基)を分
子内に2個有する第4級アンモニウム塩、ポリオキシエ
チレン型の非イオン界面活性剤、炭素数12〜50のア
ルキル基(又はアルケニル基)と炭素数30〜50のア
ルキル基(又はアルケニル基)と炭素数1〜3のアルキ
ル基とを有する第3級アミンを含有する水性分散液型の
柔軟剤組成物を提案している(特開昭58−14417
4)。
しかしながら、この公知の発明における脂肪アミンは炭
素数が30以上と掻めて長い鎖長のアルキル基又はアル
ケニル基を有するアミンである。これは、水性分散液中
で第4級アンモニウム塩のラメラ層が凝集することを抑
制して分散安定化を図るもので、ラメラ層の凝集を抑制
するためには前記長鎖基を有するアミンであることが必
要であることに基づいているのである。本発明において
は、このような炭素数が30を越える長鎖基を有する脂
肪アミンを配合しても、系の分散安定性は阻害されない
ものの、帯電防止性の改善効果は発現しない。本発明に
おいては、このように成分(C)として炭素数が24以
下のアルキル基又はアルケニル基を有し、かつ、少なく
とも一個は炭素数14〜24のアルキル又はアルケニル
基を有する脂肪アミン化合物を用いることによって、帯
電防止性及び水性分散液の分散安定性を改善することが
できる。この作用機構の詳細は不明であるが、長の炭化
水素基を2個有する第4級アンモニウム塩と成分(C)
である炭素数が14〜24の鎖長の炭化水素基を少なく
とも1個有する脂肪アミン化合物とがよく相溶し、成分
(A)の分散粒子内に取り込まれた結果、分散粒子の界
面電位に変化が生じ、粒子の凝集が抑制され、系の分散
が安定化すると共に成分(A)の吸着性が低い傾向にあ
るポリエステル等の化学繊維に対しても吸着し易くなり
、帯電防止性を向上するように作用するものと推測され
る。
本発明に用いる成分(D)は水性ベヒクルであり、通常
は水であるが、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、グリセリン、ヘキシレングリコール、等の多価ア
ルコール、エタノール、イソプロピルアルコール等の低
級アルコールなどの水溶液であってもよい。
本発明は上記成分(A)、(B)、(C)、(D)を必
須として含有する柔軟剤組成物であるが、成分(A)は
衣料に吸水性の低下を抑制しつつ柔軟性及び帯電防止性
を付与するための主要成分であり、柔軟剤組成物中の配
合量は1〜30重量%(以下%と略称する。)、好まし
くは3〜20%である。成分(B)は成分(A)の分散
を助長すると共に成分(A)との相乗作用により、吸水
性を一層向上させる効果を有する成分であり、柔軟剤組
成物中への配合量は任意とすることができるが、成分(
A)の1/100〜1/2、好ましくは1/20〜1/
4(重量比)とすることが望ましい。また、成分(C)
は成分(A)との相乗作用により、帯電防止性を一層向
上させる効果と共に組成物の分散安定性を助長する効果
を有する成分であり、柔軟剤組成物への配合量は成分(
A)の0.1/100〜10/100.好ましくは0.
2/100〜2/100(重量比)とすることが必要で
ある。成分(C)/成分(A)が0.1 /100未満
では成分(C)の配合効果が発現せず、また、10/1
00を越える場合には組成物の分散安定性をかえって阻
害することになるからである。成分(D>は本発明の必
須成分及び任意成分のキャリアーとして用いるものであ
り、組成物中での量は必須成分及び任意成分の配合量に
加えて100%とするための残部となる量である。
本発明の柔軟剤組成物は上記必須成分に加えて、任意成
分として、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネ
シウム、塩化アルミニウム、硫酸ナトリウム、硫酸アン
モニウム、硝酸ナトリウム、硝酸マグネシウム等の無機
電解質やポリエチレングリコールその他の水溶性有機高
分子などの粘度調整剤、エタノール、イソプロピルアル
コール等の低級アルコール、エチレングリコール、グリ
セリン、尿素等のハイドロローブ、pH調整剤、殺菌剤
、顔料、染料、香料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、蛍光
増白剤等も適宜配合することができる。
本発明の柔軟剤組成物は公知の方法により製造すること
ができる。分散粒子が微細化、分散が均質化されている
ことが望ましいが、このためには、成分(A)、(B)
、(C)を40〜60℃程度に加温、溶融混合し、これ
を同温度に加温した水性ベヒクル中に攪拌しながら、添
加し、水性分散液を製造する方法が好適である。また、
高温で変質し易い任意成分は、前記分散液を室温程度に
冷却した後、攪拌しながら、添加することが望ましい。
本発明の柔軟剤組成物にはpH調整剤を添加することが
できるが、組成物のpHは制限されるものではない。通
常、各成分を配合したときのそのままのpHでよいが、
4〜8の範囲に調整することが望ましい。このために、
必要に応じて有機又は無機の酸或いは塩基性化合物を配
合することができる。
〔発明の効果〕
本発明の柔軟剤組成物によれば対象物の吸水性をあまり
低下させないので、すぐれた感触を各種繊維製品に付与
でき、オムツ等の綿繊維が有する吸水性が実質的に保持
されるとともに、ポリエステル系をはじめ各種の化学繊
維に対してすぐれた帯電防止性を付与できる付加価値の
高いものである。
さらに、高温に長期保存した場合でも著しく増粘するこ
ともなく、凍結した場合でも復元性に富み、実用的にす
ぐれているものである。
次に実施例により本発明を説明するが、本発明はこれら
に限定されるものではない。
〔実施例〕
実施例にふける柔軟剤組成物の調製、性能評価、分散安
定性評価は、次の方法によった。
・水性分散液の調製方法 成分(A)、(B)、(C)を除く他の成分を水に溶か
し、これを45℃に加温し、攪拌しながらこれに成分(
A)、(B)、(C)の溶融混合物を滴下して均一に分
散させた後25℃まで冷却した。
・仕上処理方法 市販の木綿タオル、晴夜、ポリエステル布を市販衣料用
洗剤により電気洗濯機を用いて50℃で2回繰返し洗濯
後、常温の水道水で充分すすぎ、試験布とした。
次に25℃の水道水301に対し、柔軟剤組成物を成分
(A)の添加量が1gとなるように加えて均一溶液とし
た。この中に溶比30倍で各試験布を浸し3分間処理し
た後、2分間脱水した。このように処理した布を風乾し
た後柔軟効果及び吸水性評価用の木綿タオル及び晴夜は
25℃、65%R)lの条件で24時間放置し、又帯電
防止効果評価用のポリエステル布は20℃、55%R)
lの条件下に72時間放置して、夫々の評価試験を用い
た。
・性能評価方法 (イ)柔軟性:処理前と処理後の木綿タオルの手触りを
比較して次の基準で評価した。
+5・・・非常に柔らかい +4・・・かなり柔らかい +3・・・柔らかい +2・・・やや柔らかい +1・・・わずかに柔らかい 0・・・処理前とかわらない (0〉  吸水性:JISL 1.096 に準じ、2
C11×150ffiの晴夜を、インクで着色した純水
(25℃)に5叩浸漬し、5分間に上昇する水の高さを
測定した。尚、柔軟剤の商品価値上は、本測定によると
70(is)以上である事が望ましい。
(ハ)帯電防止性:スタチックオネストメーター(宍戸
商会製)を用い、ポリエステル布を印加電圧7にVター
ゲット距m 20 vamで帯電させ、電圧除去後の帯
電圧の半減期(秒)を測定した。
・分散安定性評価法 (イ) 粘度変化ニ調製した各柔軟剤組成物について調
製直後のもの、−15℃に40時間保存して凍結させた
後25℃で解凍したもの及び45℃で1ケ月保存したも
のをB型粘度計(東京計器製)を用いて測定した。(測
定は25℃で行なった) (′O)液分離の判定:調製した各柔軟剤組成物を内径
45mmの透明なシリンダーボトルに底から70mmま
で入れ、5℃で1ヶ月静置保存後、分離長を測定した。
判定 ○:分離せず △:分離長3 mm+未満 ×:分離長3 mm以上 実施例1 次に示す組成で各種の柔軟剤組成物を調製し、性能(帯
電防止性)評価及び分散安定性評価を行った。結果を表
−1に示す。
(A>ジオレイルジメチルアンモニウムタロライド(ヨ
ウ素価=65)   5   %(B ) PIE(p
=20)  ドデシルエーテル   0.5 %(C)
表−1に示す脂肪アミン化合物  0.05%塩化ナト
リウム         0.03%(D)2%エチレ
ングリコール水溶液  残部表−1より本発明品は帯電
防止性及び分散安定性にすぐれた柔軟剤組成物であるこ
とが判る。帯電防止性においては、比較例が120秒以
上であるのに対し、本発明品は100秒以下である。特
に実験番号13.8.16.19.18の組成物は45
〜61秒の範囲にあり、非常にすぐれた帯電防止性を示
すものである。また、分散安定性においては、本発明品
は液分離を起こすことなく、45℃で1力月の保存後及
び凍結復元後の粘度変化も比較的小さく、安定性が高い
水準にあるのに対し、炭素鎖長が14未満の炭化水素基
を有する脂肪アミンを用いた比較例(実験番号1〜5)
では、液分離が生じやすく、45℃で1力月の保存後及
び凍結復元後の粘度変化が大きく、安定性が低い。帯電
防止性及び分散安定性にすぐれた柔軟剤組成物を得るた
めには、炭素鎖長が14〜24のアルキル基又はアルケ
ニル基を有する脂肪アミン化合物の配合が重要であるこ
とが判る。尚、柔軟性については本発明品及び比較例は
いずれも+4であり、吸水性についても本発明品及び比
較例は80mm以上でありすぐれたものであった。
実施例2 次に示す組成で各種の柔軟剤組成物を調製し、性能(帯
電防止性〉及び分散安定性の評価を行った。結果を表−
2に示す。
(A)ジオレイルジメチルアンモニウムクロライド(ヨ
ウ素価=65)    5  %(B ) POB(p
=40)  ノニルフェニルエーテル0.6%(C)表
−2に示す脂肪アミン化合物 表−2記載の割合 で配合 塩化ナトリウム         0.01%(D)2
%エチレングリコール水溶液  残部表−2より、脂肪
アミン化合物の配合割合が成分(A)100部に対し0
.1〜10部の範囲にあってはじめて柔軟剤組成物の帯
電防止性は100秒以下の値を示し、この範囲を外れた
脂肪アミン化合物の配合量では帯電防止性は改善されな
いことが判る。また、分散安定性においても、上記範囲
を外れて脂肪アミン化合物を多量に配合したときは、液
分離が生じやすく、凍結復元後の粘度変化が大きく、安
定性に欠けることが判る。本発明品は成分(C)と成分
(A)との配合比を(C) / (A) =0.1/1
00〜10/100 の範囲に設定することによっては
じめて帯電防止性及び分散安定性を改善したものである
。尚、本発明品及び比較例はいずれも柔軟性及び吸水性
についてはすぐれていた。
実施例3 表−3に示した種々の柔軟剤組成物を調製し、性能評価
及び分散安定性を評価した。結果を併せて表−3に示す
。本発明品はいずれも柔軟性、吸水性及び帯電防止性に
すぐれ、また、液分離を起こすことなく、保存後の粘度
変化及び凍結復元後の粘度変化も小さく、分散安定性に
もすぐれたものであることが判る。これに対し、本発明
の要件を満たしていない比較例は、柔軟性付与効果を有
するものの、吸水性や帯電防止性が低かったり、分散安
定性を欠いている。すなわち、成分(Δ)のヨウ素価が
0(実験番号11)、22(実験番号12)、32 (
実験番号13)と低い場合には吸水性が70mm以下で
あり、本発明の80順を越える値に比較して劣っている
。また、成分(B)を欠いた場合(実験番号14)には
液分離が生じ、更に高温及び低温での増粘が著しく、分
散安定性が劣っている上に帯電防止性も劣っていること
が判る。
手続補正書 63.4.26

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼………( I ) (式中、R_1及びR_2は炭素数14〜24のアルキ
    ル基又はアルケニル基であり、R_3及びR_4はメチ
    ル基、エチル基、ポリオキシエチレン基又はポリオキシ
    プロピレン基であり、X^−は陰イオンを示す。) で表される第4級アンモニウム塩の一種又は二種以上の
    混合物であり、そのヨウ素価が35〜100の範囲にあ
    る第4級アンモニウム塩、 (B)ポリオキシエチレン型の非イオン界面活性剤、 (C)一般式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼………(II) (式中、R_5、R_6、R_7は水素又は炭素数1〜
    24のアルキル基またはアルケニル基を示すが、少なく
    とも一つは炭素数14〜24のアルキル基又はアルケニ
    ル基である。) で表される脂肪アミン及び該アミンの中和塩からなる群
    より選ばれる脂肪アミン化合物の一種又は二種以上の混
    合物及び (D)水性ベヒクル を含有し、成分(C)と成分(A)とが (C)/(A)=0.1/100〜10/100(重量
    比)の範囲にあることを特徴とする液体柔軟剤組成物。
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