JPH0122420Y2 - - Google Patents

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JPH0122420Y2
JPH0122420Y2 JP16088781U JP16088781U JPH0122420Y2 JP H0122420 Y2 JPH0122420 Y2 JP H0122420Y2 JP 16088781 U JP16088781 U JP 16088781U JP 16088781 U JP16088781 U JP 16088781U JP H0122420 Y2 JPH0122420 Y2 JP H0122420Y2
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control
control shaft
hydraulic
floats
wheels
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JP16088781U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は田植機の枕地旋回時において、フロー
トを浮かして回行に要する労力を小さくする為に
車輪を突出する装置に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来から、歩行形田植機において、植付深さ自
動制御の為に車輪を出し入れし、枕地においては
旋回を容易にする為に、車輪突出レバーを設けて
車輪を大きく突出する技術は公知とされているの
である。
例えば特開昭53−107913号公報に記載の技術の
如くである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記従来の技術においては、枕地にお
いて車輪を大きく突出する場合には、別に設けた
車輪突出レバーを特別に操作して車輪を突出し、
旋回の終了後にはまた車輪突出レバーを元に戻し
てやるという操作を行う必要があり、1日の植付
操作において枕地に至る度びにこのように車輪突
出レバーを素早く操作して車輪を突出し、機体を
旋回する動作を行うというのは疲労度を向上する
こととなつていたのである。
本考案は車輪突出レバーを操作することなく、
オペレーターが左右の手でハンドルを握つた状態
で、枕地旋回の為に機体を左右にわざと傾斜させ
ることにより、この傾動操作だけで車輪が突出
し、この傾動状態で旋回した後に、機体を再度水
平に戻せば、それだけで車輪の旋回用の突出状態
が元の通常の植付深さ制御状態に復帰するように
構成したものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
歩行形田植機の左右のフロート12L,12R
をそれぞれ独立して機体に対して上下動させ、該
左右のフロート12L,12Rの上下動の平均値
により制御軸25を回動し、該制御軸25の回動
により、車輪を突出する油圧シリンダー6の油圧
制御弁18に連動された制御杆29を接当回動
し、油圧制御弁18を切換ることにより油圧シリ
ンダー6を伸縮し、フロート12L,12Rと機
体との間隔を一定に保持する植付深さ自動制御機
構において、左右のフロート12L,12Rの一
方が一定距離以上に機体と近接することにより、
回動される副制御軸38を設け、該副制御軸38
によつても前記制御杆29を接当回動可能とし、
枕地開口時において機体の傾動により車輪を大き
く突出可能としたものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成を説明すると。
第1図は1輪2条式の歩行形田植機の全体側面
図、第2図は同じく平面図、第3図は車輪上げ下
げ用の油圧回路図である。
左右のフロート12,12内にスイングケース
16にて上下回動可能に支持された車輪4が設け
られ、ボンネツト1内のエンジン2から走行ミツ
シヨンケース3を介して車輪4が駆動されてい
る。
走行ミツシヨンケース3より動力伝達ケース5
内の動力伝達軸にて、ベベルギアボツクス17を
介して植付駆動ミツシヨンケース13へ動力が伝
えられる。
植付駆動ミツシヨンケース13により苗載台1
0が苗取出し板21上にて左右に駆動され、該苗
取出し板21の苗取出し口を通過する軌跡にて回
転する植付爪15にて植付けが行われる。11は
ハンドル、14は予備苗載台である。
このような田植機において、圃場の耕盤の凹凸
に応じてフロート12L,12Rと機体との間隔
が異なり、この間隔をフイードバツクリンク27
にて油圧制御弁18へフイードバツクして、油圧
シリンダー6を押引きし、スイングケース16を
上下に強制的に回動させている。
第3図において、油圧シリンダー6の押引きに
よりアーム7を回動し、アーム7によりリンク8
を押引きし、スイングケース16を上下回動し、
車輪を上下させる。
そして機体が圃場の端部まで植付けを終了し、
枕地まで至つて回行しようとする際に、フロート
が圃場面に密着していたのでは回行に時間と労力
を有するので、車輪4だけで支えるように車輪突
出レバー22が設けられており、耕盤の凹凸に対
する自動制御の位置にかかわらず油圧制御弁を
「上げ」位置にし、車輪を最大位置近くまで持ち
上げるべく構成している。
油圧制御弁18、ポンプ19、リリーフ弁19
a等は第4図の油圧ケースA内に納められてい
る。
第4図は本考案の車輪突出及び耕盤凹凸に対す
る自動制御装置の図面、第5図は第4図の平面一
部断面図、第6図は回動アーム部の側面図、第7
図は普通の植付走行時の三角制御板の位置を示す
図面、第8図は枕地回動時の三角制御板の位置を
示す図面である。
油圧ケースA内には油圧制御弁18と油圧ポン
プ19及び、リリーフ弁19a等が内装されてお
り、ロータリーバルブ形式の油圧制御弁18を操
作する制御アーム31が突設されている。制御ア
ーム31を上方へ回動すると「上げ」下方へ回動
すると「下げ」その間に中立位置がある。
第4図において、左右のフロート12L,12
Rの先端にフイードバツクケースリンク27L,
27Rが枢支されており、左右のフロート12
L,12Rが個別に上下するのを制御軸25に遊
嵌されている回動アーム26L,26Rに伝え
る。回動アーム26L,26Rの中途長孔部に左
右の回動アーム26L,26Rの連結杆32が遊
嵌されており、この連結杆の中央部のピン25
a、制御軸25と連結されており、制御軸25が
回動されるべく構成している。
故に左右のフロート12L,12Rが共に上つ
たり、共に下がつたりする場合にはピン25aを
介して制御軸25が回動し、一方のみが上つたり
下がつたりした場合には、その平均値で制御軸2
5が回動する。
制御軸25の端部にアーム28が固設され、ア
ーム28の先端にピン28aが突設されている。
又制御軸25の更に外端に制御杆29が遊嵌され
ており、該制御杆29は常にリンク30を介して
油圧制御弁18を「上げ」方向に移動させるべく
バネ33にて付勢されている。
アーム28は制御軸25の回動でピン28aに
て、制御杆29を押したり引いたりして、フロー
ト12の上下とは逆の方向へ油圧制御弁18を作
動し、常にフロート12L,12Rと機体の間隔
を一定に保ち植付深さを一定に保つべく構成して
いる。
更に制御杆29にピン34が突出され、このピ
ン34を長孔22aで引つぱり操作するのが車輪
突出レバー22である。
圃場端に至つた時に車輪突出レバー22を引つ
ばると、ピン34が長孔22aにて移動させられ
制御杆29がどの位置にあるに拘わらず、油圧制
御弁18の「上げ」方向へ制御杆29が移動され
る。
車輪突出レバー22を引いて、油圧シリンダー
6を上げ方向にいつぱいに移動した後に、車輪突
出レバーをややゆるめて中立位置とし、引掛け溝
22bをガイド板23から解除してやると、フロ
ート12L,12Rと機体の間隔は大きく開いて
いるのでピン28は制御杆29から大きく離れて
おり、バネ33により制御杆29は引つぱられて
「下げ」方向へ移動し機体は下がるのである。
この車輪突出レバーの操作による車輪突出では
レバーを「上げ」の為に引つぱり、次に中立位置
に戻して引掛け、更に回行終了後には解除と3つ
の操作を必要とするのである。
本考案ではこの操作の代わりに機体を回行方向
に傾ける動作により、フロート12L,12Rと
機体の間隔を近づけ、その操作により油圧制御弁
18を「上げ」方向に操作しようとするものであ
る。
本考案は制御軸25を支える支持台39上に副
制御軸38を枢支し、該副制御軸38より回動ア
ーム26L,26Rの上面に接当するような接当
杆37L,37Rを固設している。接当杆37
L,37Rは同じ高さとするものとし、回動アー
ム26L,26Rの上方側に上つた方にて押し上
げられるものとする。
左方向へ機体を傾けた場合には左側の接当杆3
7Lが左側の回動アーム26Lにより押し上げら
れ、右方向へ機体を傾けて右回りで回動しようと
する場合には、右側の接当杆37Rが右側の回動
アーム26Rにより押し上げられるべく構成して
いる。
同じく副制御軸38の左端突出部にアーム35
を固設し、アーム35の先端にピン36を制御杆
29のピン28aの下側に接当するように突設し
ている。この構成により普通に、機体を大きく傾
けることなく植付作業をしている場合には、第7
図の如く、アーム35及びピン36は制御杆29
から大きく離れており、副制御軸38の系統によ
り油圧制御弁18が操作されることはなく、制御
軸25による制御軸系統により油圧制御弁が操作
されている。
この状態から圃場端に至り、機体を回動方向へ
右又は左に回動すると、回動アーム26L,26
Rのどちらかが大きく上がり、第8図の如く左回
動の場合には回動アーム26Lが大きく上り、接
当杆37Lが大きく上がり、一方の回動アーム2
6Rは下方へ降りる為にピン25aを介して更に
回動アーム26Lが上がり、接当杆37Lを押し
上げて、副制御軸38よりアーム35、ピン36
を押して、制御杆29が第8図の如く副制御軸3
8の系統により回動されるのである。
この操作により油圧制御弁は「上げ」方向へ移
動し、回動中は徐々に「上げ」から「中立」に機
体を水平に戻すことにより油圧制御弁18を操作
でき、最終的に回行終了後に機体を水平に戻す
と、機体は油圧制御弁の「下げ」位置により車輪
が引つ込んで下がつてゆくのである。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、左右フロートのどちらか一方が機体と
近接することにより、車輪を突出するシリンダー
を突出方向に作用すべく構成したので、枕地での
回行時に従来の如く車輪突出レバーを「引き」
「掛け」「解除」と三操作をしていたのを、回行の
為の一つの動作である機体の回行方向への傾動に
て、レバーの操作と同じことを行なうことがで
き、圃場端での回行を容易にすることができたも
のである。
第2に、歩行形田植機を枕地において旋回させ
ようとする場合において、必ず機体を左右の旋回
方向に傾動することとなるので、機体の重心が旋
回方向に移動するので、旋回半径を小にすること
ができ、また素早く無理の無い姿勢で旋回するこ
とが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は1輪2条式の歩行形田植機の全体側面
図、第2図は同じく平面図、第3図は車輪上げ下
げ用の油圧回路図、第4図は本考案の車輪突出及
び耕盤凹凸に対する自動制御装置の図面、第5図
は第4図の平面一部断面図、第6図は回動アーム
部の側面図、第7図は普通の植付走行時の制御杆
29の位置を示す図面、第8図は枕地回行時の制
御杆29の位置を示す図面である。 4……車輪、6……油圧シリンダー、12L,
12R……フロート、22……車輪突出レバー、
25……制御軸、29……制御杆、38……副制
御軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 歩行形田植機の左右のフロート12L,12R
    をそれぞれ独立して機体に対して上下動させ、該
    左右のフロート12L,12Rの上下動の平均値
    により制御軸25を回動し、該制御軸25の回動
    により、車輪を突出する油圧シリンダー6の油圧
    制御弁18に連動された制御杆29を接当回動
    し、油圧制御弁18を切換ることにより油圧シリ
    ンダー6を伸縮しフロート12L,12Rと機体
    との間隔を一定に保持する植付深さ自動制御機構
    において、左右のフロート12L,12Rの一方
    が一定距離以上に機体と近接することにより、回
    動される副制御軸38を設け、該副制御軸38に
    よつても前記制御杆29を接当回動可能とし、枕
    地開口時において機体の傾動により車輪を大きく
    突出可能としたことを特徴とする歩行形田植機の
    車輪突出装置。
JP16088781U 1981-10-27 1981-10-27 歩行形田植機の車輪突出装置 Granted JPS5865811U (ja)

Priority Applications (1)

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JP16088781U JPS5865811U (ja) 1981-10-27 1981-10-27 歩行形田植機の車輪突出装置

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JP16088781U JPS5865811U (ja) 1981-10-27 1981-10-27 歩行形田植機の車輪突出装置

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Publication Number Publication Date
JPS5865811U JPS5865811U (ja) 1983-05-04
JPH0122420Y2 true JPH0122420Y2 (ja) 1989-07-04

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JP16088781U Granted JPS5865811U (ja) 1981-10-27 1981-10-27 歩行形田植機の車輪突出装置

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