JPS5825768Y2 - 田植機の走行装置 - Google Patents

田植機の走行装置

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JPS5825768Y2
JPS5825768Y2 JP1976162963U JP16296376U JPS5825768Y2 JP S5825768 Y2 JPS5825768 Y2 JP S5825768Y2 JP 1976162963 U JP1976162963 U JP 1976162963U JP 16296376 U JP16296376 U JP 16296376U JP S5825768 Y2 JPS5825768 Y2 JP S5825768Y2
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JP
Japan
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piston
movable member
chain cases
float
rod
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976162963U
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English (en)
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JPS5379234U (ja
Inventor
伊佐男 石田
弘和 仲
Original Assignee
井関農機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、田植機の走行装置に関するもので、一般に
、圃場の畦畔ぎわ近くの耕盤は耕耘作業の関係で畦畔ぎ
わが高くなるため、畦畔ぎわに対応する車輪の高さを高
く設定できる機構が設けられていた。
ところが、油圧装置によって、田植機体の下動に位置さ
せたフロートの接地圧の変化によって車輪を自動的に前
記接地圧が一定化するように制御する田植機において、
単に、左右車輪の高さの上下高さを替え得る構成を採用
すると、畦畔ぎわ近くでは耕耘状態が非常に悪いために
、左右車輪の接地面である耕盤の凹凸によって田植機体
の傾むきが左右に頻繁に起り、その都度、フロートの上
下振動が発生して、車輪の上下制御がなされ、畦畔ぎわ
においては苗植付は作業ができ難い欠点を有していた。
この考案は、上記の欠点を解消することを目的とし、次
の技術的な手段を講じたものである。
即ち、苗タンク9と苗植込杆13とを備えた田植機体1
の下部に、土壌面に接して上下動しながら整地するフロ
ート5を設け、田植機体1の左右両側に、先端部側が上
下動されるように基部側を枢着した一対のチェンケース
18.18を介して左・右一対の車輪15.15を設け
、この左右一対のチェンケース18.18を、フロート
5が機体1に対して適正植付間隔から上動して接近する
ときには油圧バルブ22を切替えてピストン24を突出
させ、逆に下動して離間するときには油圧バルブ22を
切替えてピストン24を引込ませる油圧装置19のピス
トン24に、弾発状態で該ピストン24の出・入方向に
移動可能な可動部材26と、この可動部材26に左右ま
たは前後の中間部が回動自由に枢着されるシーソー杆3
0とを介して左右チェンケースが互に逆方向に上下動す
る如く適宜連動連結し、該シーソー杆30と前記可動部
材26との間には、該シ−ソー杆30が、左右チェノケ
ース18.18が、同一上下位置にある定位置に固定す
る状態と該定位置から左右チェノケース18.18の上
下位置が互に反対側にずれた状態でかつ所定範囲自由な
回動を許す状態とに切替え得る連結機構34を介設して
なる田植機の走行装置の構成とした。
次に、この考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
1は機体で、前側上部に原動機2を搭載し、後端部に植
付部ミッションケース3を、前後中間部には走行ミッシ
ョンケース4を一体的に止着している。
5はフロートで、機体下部に、後部を横ピン6を介して
枢着し、前部を拡縮自在なリンク7で取付けている。
8は操縦ハンドルで、上記植付部ミッションケース3に
基部を止着して先端ハンドル部を後方上部に位置させ中
間部を傾斜させて設けられている。
9は苗タンクで、底板と側板とでもって平面方形状の上
付マット苗を載置できる構造となし、前記操縦ハンドル
8の上部に該苗タンク9の底部を沿わせて、支持金具1
0.11でもって該苗タンク9が左右に往復横移動でき
るように支持させている。
12は移動アームで、前記植付部ミッションケース3内
の往復横移動機構に連動されていて、前記苗タンク9に
連結して、苗タンク9を左右に往復横移動するものであ
る。
13は苗植込杆で、基部側をリンクモーション機構によ
って植付部ミッションケース3の側部に連結し先端部に
上着した苗分割爪14が上下動動運動するように構成さ
れている。
15は車輪で、機体1の左右両側あって前記走行ミッシ
ョンケース4から左右両側へ突出させた伝動軸内装の横
ケース16の先端部のまわりにメタル17を介して回動
自在に枢着されたチェノケース18の先端に軸架されて
前記伝動軸からチェノを介して伝動回転されるように構
成されている。
19は油圧装置で、油圧ポンプ20、オイルタンク21
及び油圧バルブ22とからなる油圧原動部と、シリンダ
ー23とピストン24とからなる作動部とからなる。
そして、上記油圧バルブ22の切替弁は前記フロート5
の前部取付部材である拡縮リンク7に止着されたロッド
25に連結されていて、フロート5の前部が機体1に対
して苗植付けに適する所定の間隔よりも接近すると油圧
ポンプ20からのオイルがピストン24を矢印イ方向(
突出方向)へ作動するべくシリンダー23内へオイルを
汲込み、逆に機体1に対して所定寸法よりも離間すると
ピストン24を反矢印イ方向へ作動するよう構成されて
いる。
26は可動部材で、前記ピストン24の先端部側にばね
27を介して常時ピストンの先端部方向へ弾持されるよ
うにして該ピストン24に嵌挿されたものであり、ピス
トン24の先端にはこの可動部材26が抜出るのを防止
するストッパー鍔28が設けられている。
29はばねの受座を示す。30はシーソー杆で、左右中
心位置を前記可動部材26に上下方向のピン31により
該シーソー杆30の左右両側が互に前後反対方向に回動
する如く枢支されている。
32.32は連動杆で、前記メタル17に基部を一体的
に止着したアーム33の先端と前記シーソー杆30の先
端とを枢着状態に連結するもので、このことにより左右
の車輪15.15が該シーソー杆30を介して互に逆上
下動するように構成している。
34は前記可動部材26と前記シーソー杆30との間に
介装する連結機構で、基部を可動部材26に一体的に止
着した固定枠47と、シーソー杆30に上下方向に嵌挿
されてあって前記操縦ハンドル8の手元部に設けたレバ
ー35でもってレリーズワイヤー36を介して下部側か
ら出・入可能とした作動ピン37とからなり、該固定枠
47には、左右の車輪15.15が同−上下高さに位置
するときに前記作動ピン37を突出すると嵌合できてシ
ーソー杆30を固定状態に保持する嵌合孔38と、この
嵌合孔38を中心に前後方向に所定の間隔を設けて穿設
され上記作動ピン37を嵌合した状態でシーソー杆30
が所定量だけ自由に作動できる如く設けた長孔39.4
0とが設けられている。
尚、41は作動ピン37を弾持するばねである。
上側の構成において、苗植付は圃場に田植機を入れ、苗
タンク9に上付マット苗を載置収容したのち、原動機2
で各回転部を始動すると、左右の車輪15.15が回転
されると共に、圃場の耕盤までの深さによって、フロー
ト5と車輪15.15との機体荷重を受ける支持力が変
り、耕盤が深くて車輪15が十分に耕盤に当接せずにフ
ロート5に不適当な過大支持力がかかる場合には、フロ
ート5の前部が土壌面圧で上方へ押されロッド25を介
して油圧バルブ22の弁をシリンダーの基部側へ切替え
、油圧ポンプ20からのオイルをシリンダー23の基部
側室へ汲込んでピストン24を突出させ、圧縮ばね27
、可動部材26、シーソー杆30、連動杆32、メタル
17、チェンケース18を介して車輪15を下動する。
また逆に、耕盤が浅くて車輪15のみで機体荷重が支え
られフロート15が土壌面から浮き上がるような場合に
は、前記とは逆にフロート15の荷重でロッド25が下
方へ引張られてバルブ弁を前記とは逆に切替えオイルを
シリンダー23の先端側室へ汲込んでピストン24を引
込め車輪15を前記作動径路で上動させる。
このように、車輪15の上下位置がフロート5によって
適性に自動調節されながら機体が推進される。
一方、苗タンク9は左右に往復横移動して前側下部の苗
供給ロヘ載置収容した上付マット苗を供給し、苗植込杆
13が上下能動運動してその苗分割爪14が上記の苗供
給口から一株分づづの苗を分割係合してフロート15で
整地される土壌面へ次々と植付ける。
このようにして、苗植付は作業が行なわれるが苗植付圃
場の畦畔ぎわを除く部分では、左右の車輪15.15を
機体に対して上下同一高さにさせ、レバー35で作動ピ
ン37をシーソー杆30の嵌合孔38に嵌合して作業す
る。
すると、左右一対の車輪15.15は、ばね27で弾発
可動されている可動部材26により耕盤の深さに対し常
に同一高さを保持しながら上下動して耕盤に追随する。
したがって、車輪15.15が独立懸架された走行装置
に比較して安定性がよく操縦操作が楽である。
次に、畦畔ぎわに沿って苗植付は作業するときには、作
動ピン37を嵌合孔38から抜いたのち畦畔ぎわでは完
全な耕耘がなされていないで耕盤が浅くなっているから
、畦畔ぎわの車輪15を機体に対して上方へあげ、シー
ソー杆30を前後方向に傾斜させて作動ピン37を長孔
39または40に嵌挿して作業する。
すると、畦畔ぎわのように左右耕盤面の荒れている凹凸
のはげしいところで゛あるにもかかわらず、長孔39.
40の作用によって左右の車輪15だけが耕盤に追従し
て、機体1を頻繁に左右揺動させないで推進でき、この
ため、下部のフロートは圃場表面に的確に追従して正確
な接地圧のもとに滑走され、畦畔ぎわでの左右凹凸によ
っては油圧装置による車輪15.15の上下動制御が働
かないため、極めて安定した走行ができる。
この考案は、前記の構成としたから、畦畔ぎわでの苗植
付は作業時において、左右耕盤面の凹凸が車輪の油圧上
下動制御に直接働かないため、油圧制御が誤作動せず、
畦畔ぎわでも極めて安定した走行ができて苗植付は深さ
を一定にできる作用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図は、この考案の一実施例を示したもので、第1図は側
面図、第2図はその要部の平面図、第3図は要部の平面
図、第4図は要部の背面図である。 図中記号 1は田植機体、5はフロート、9は苗タンク
、13は苗植込杆、15は車輪、18はチェンケース、
19は油圧装置、22は油圧バルブ、24はピストン、
26は可動部材、30はシーソー杆、34は連結機構を
示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 苗タンクと苗植込杆とを備えた田植機体の下部に、土壌
    面に接して上下動しながら整地するフロートを設け、田
    植機体の左右両側に、先端部側が上下動されるように基
    部側を枢着した一対のチェンケースを介して左・右一対
    の車輪を設け、この左右一対のチェンケースを、フロー
    トが機体に対して適正植付間隔から上動して接近すると
    きには油圧バルブを切替えてピストンを突出させ、逆に
    下動して離間するときには油圧バルブを切替えてピスト
    ンを引込ませる油圧装置のピストンに、弾発状態で該ピ
    ストンの出・入方向に移動可能な可動部材と、この可動
    部材に左右または前後の中間部が回動自由に枢着される
    シーソー杆とを介して左右チェーンケースが互に送方向
    に上下動する如く適宜連動連結し、該シーソー杆と前記
    可動部材との間には、該シーソー杆が左右チェンケース
    が同一上下位置にある定位置に固定する状態と該定位置
    から左右チェンケースの上下位置が互に反対側にずれた
    状態で、かつ、所定範囲自由な回動を許す状態とに切替
    え得る連結機構を介設してなる田植機の走行装置。
JP1976162963U 1976-12-04 1976-12-04 田植機の走行装置 Expired JPS5825768Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5379234U JPS5379234U (ja) 1978-07-01
JPS5825768Y2 true JPS5825768Y2 (ja) 1983-06-03

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ID=28770690

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JPS6314583Y2 (ja) * 1978-08-18 1988-04-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5027456Y2 (ja) * 1972-12-02 1975-08-15
JPS5436010Y2 (ja) * 1973-12-24 1979-10-31

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JPS5379234U (ja) 1978-07-01

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