JPH01222762A - 海草類の加工品及びその製造法 - Google Patents

海草類の加工品及びその製造法

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JPH01222762A
JPH01222762A JP63047400A JP4740088A JPH01222762A JP H01222762 A JPH01222762 A JP H01222762A JP 63047400 A JP63047400 A JP 63047400A JP 4740088 A JP4740088 A JP 4740088A JP H01222762 A JPH01222762 A JP H01222762A
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JP
Japan
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water
seaweeds
seaweed
plant ash
raw
Prior art date
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Pending
Application number
JP63047400A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Matsushita
松下 精孝
Tomotaka Iwanishi
岩西 智隆
Katsufumi Itani
井谷勝文
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Yamaki KK
Original Assignee
Yamaki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、わかめや海苔などの生の海草類の加工品及び
その製造法に関するものである。
〈従来の技術〉 海草類の加工品にはいろんなものがあるが、例えばわか
めの場合は、化タイプのものには採取したわかめをその
まま塩蔵にした生わかめ塩蔵品や、採取したわかめを熱
湯に通し、緑色になったところで取り出し、塩を混ぜた
ボイル塩蔵わかめがあり、乾燥タイプのものには採取し
たわかめを水で洗ってそのまま干した素干しわかめや、
採取したわかめに灰をまぶして干した灰干しわかめ、塩
抜きしたボイル塩蔵わかめを適当な大きさにカットして
乾燥したカット乾燥わかめなどがあり、海苔の場合は、
生で食されるのは産地の極めて少量のもので、はとんど
は薄い板状にした乾燥海苔である。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、このような従来の方法で作ったわかめや海苔
の加工品は、前者の化タイプのボイル塩蔵わかめは、保
存性がよく生の海草らしく緑色はしているが、塩の粒が
付着した埋蔵品のイメージはあまりよくないし、食する
際は塩抜きをしなければならない。また後者の乾燥わか
めの場合は、保存性はよいが外観にシズル感がなく、食
する際に熱湯や水に浸漬して柔らかくする水戻しが必要
であり、乾燥した板状海苔の場合は、その形状から食べ
方は限定され、巻いたり挟んだりして食べるのが殆どで
あった。
そこで、本発明は、上記の課題を解決するために、見た
目もきれいな緑色で食感もよい生状態のわかめや海苔を
、保存性がよくてしがもサラダや酢のものなどにしてす
ぐ食することができる形状にした海草類の加工品及びそ
の製造法を提供することを目的としている。
く課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するために、本発明の第一の発明によ
る海草類の加工品は、収穫した生の海草類を、草木灰等
のアルカリ成分存在下で加熱処理して緑変させたことを
特徴としている。
本発明の第二の発明による海草類の加工品は、収穫した
生の海草類を、草木灰等のアルカリ成分存在下で加熱処
理して緑変させた海草類を3〜6%の食塩水またはそれ
と同程度の浸透圧をもつ調味液と一緒にパックしたこと
を特徴としている。
本発明の第三の発明による海草類の加工品の製造法は、
収穫した生の海草類を、草木灰等のアルカリ水溶液に浸
せきした後、水または海水でよく洗浄し、そのまままた
は適当な寸法に裁断して、これを食塩水または調味液と
一緒にパックし、80〜100℃の熱水中で加熱処理を
した後、すみやかに冷却することを特徴としている。
また、本発明の第四の発明による方法は、収穫した生の
海草類を、草木灰等のアルカリ水溶液に浸せきした後、
水または海水でよく洗浄し、そのまままたは適当な寸法
に裁断して、これを80〜100℃に加熱した食塩水ま
たは調味液と一緒にバックした後、冷却することを特徴
としている。
さらに、本発明の第五の発明による方法は、収穫した生
の海草類を、そのまままたは適当な大きさに裁断して、
草木灰等のアルカリ成分を含有する70〜90℃の水溶
液中に浸漬処理した後水洗し、これを食塩水または調味
液と一緒にバックし、そのまままたは再度加熱して冷却
することを特徴としている。
〈実施例〉 以下に本発明の実施例について説明する。
実施例1 水酸化カルシュラムの飽和水溶液を調整し、これに海か
ら採取した生のわかめを10分間浸漬した後、水で洗浄
して水切りし適当な大きさに裁断して、これを適量の4
%食塩水と一緒に合成樹脂製フィルムの袋に入れてシー
ルし、70〜100℃の熱水中で10分間加熱処理した
復水で冷却した。このものは25℃の恒温室で20日経
過しても、緑色がきれいで香りも食感もよかった(表1
参照)。
実施例2 水酸化カルシュラムの飽和水溶液を80℃に加熱し、こ
れに海から採取した生のわかめを2分間浸漬した後、水
で洗浄冷却して水切りをし、これを適量の8%食塩水と
一緒に、合成樹脂製フィルムの袋に入れてシールし、再
び80〜90℃の熱水中で10分間加熱処理した復水で
冷却した。このものは、25℃の恒温室で20日経過後
も、美しい緑色で、味、香り食感も良好であった(表1
参照)。
表  1 表1において、 *N11lは本発明の実施例1の方法で加工したわかめ
パックを未開封、25℃の状態で20日経過した後開封
して取り出したもの。
*阻2は本発明の実施例2の方法で加工したわかめパッ
クを未開封、25℃の状態で20日経過した後開封して
取り出したもの。
*阻3は海から採取した生のわかめを4%食塩水で1〜
2分ボイルして緑変させ、水で冷却した後、原料の30
%の食塩を加えたもの(ボイル塩蔵わかめ)をパックし
、25℃の状態で20日経過した後開封して取り出し、
塩抜きしたもの。
*Nα4は海から採取した生のわかめを水で洗浄して、
適量の水と一緒に合成樹脂製フィルムの袋に入れてシー
ルし、80〜100 ’Cの熱水中で1o分間加熱処理
した後、水で冷却し、未開封、25℃の状態で20日経
過した後、開封して取り出したもの。
実施例3 約20%の草木灰水溶液の濾過液をアルカリ液(以下草
木灰アルカリ液という)として、海から採取した生の海
苔について、わかめと同様の加工テストを行った。即ち
草木灰アルカリ液に、海から採取した生の海苔を1o分
間浸漬した後、水で洗浄して水切りをし、これを適量の
4%食塩水と一緒に合成樹脂製フィルムの袋に入れてシ
ールし、80〜100℃の熱水中で10分間加熱処理し
た復水で冷却した。このものは水酸化カルシュラム水溶
液で処理したものに比べて褐色かがった緑色であるが、
5〜10℃で50日経過後しても、緑色がきれいで香り
も食感も良かった(表2参照)。
実施例4 草木灰アルカリ液に、海から採取した生の海苔を10分
間浸漬した後、水で洗浄して水切りをし、これを90゛
Cに加熱した4%の食塩水と一緒に合成樹脂製フィルム
に入れてシールし流水で冷却した。
このものは実施例3とほぼ同様に、5〜lo℃で50日
経過しても、色、香り、食感ともに良かった(表2参照
)。
実施例5 草木灰アルカリ液を80℃に加熱し、これに海から採取
した生の海苔を2分間浸漬した後、水で洗浄して水切り
し、8%の食塩水と一緒に合成樹脂製フィルムの袋に入
れてシールし、再度80’Cの熱水中で加熱処理した復
水で冷却した。このものは水酸化カルシュラム水溶液で
処理したものに比べてやや褐色がかった緑色であったが
、5〜10″Cで50日経過しても、色、香り、食感と
もに良かった(表2参照)。
表  2 表2において、 阻5は本発明の実施例3の方法で加工した海苔パックを
未開封、5〜10″Cの状態で50日経過した後開封し
て取り出したもの。
Nα6は本発明の実施例4の方法で加工した海苔パック
を未開封、5〜lO℃の状態で50日経過した後開封し
て取り出したもの。
Nα7は本発明の実施例5の方法で加工した海苔パック
を未開封、5〜10℃の状態で50日経過した後開封し
て取り出したもの。
Nα8は海から採取した生の海苔を水で洗浄して、適量
の水と一緒に合成樹脂製フィルムの袋に入れてシールし
、80〜100℃の熱水中で1o分間加熱処理した復水
で冷却したものを、未開封、5〜10″Cの状態で50
日経過した後、開封して取り出したもの。
ところで上記各実施例においてはわかめについて述べて
きたが、本発明は当然海苔のような薄くて葉の小さい海
草にも利用することができる。即ち本発明において、収
穫した生のわがめを草木灰等のアルカリ成分を含有する
水溶液に浸漬することにより、アルカリ水溶液中でカル
シュームやマグネシュウム等の金属イオンがわかめの葉
部に作用するが、これをさらに加熱することにより、葉
部の色素や組織と安定的に結合し、また不要な酵素を失
活させ、生物の増殖を抑制しているものと思われる。そ
して好ましくは3〜6%の食塩水またはそれと同程度の
浸透圧を有する調味液即ち浸透圧が海水と同じか海水よ
り少し高い程度の調味液と一緒にパックすれば、保存中
に海草が収縮して硬くなったり、膨潤して柔らかくなら
ず、液切りをしてそのままか、水でさっと洗ってすぐ食
することができる。
〈発明の効果〉 本発明による海草類の加工品の製造法は古くから行われ
ている灰干しわかめの原理を応用したものであるが、従
来の製法における灰の付着、天日乾燥、灰の除去、乾燥
などの繁雑な工程を取らないで、簡単な方法で海草類を
鮮やかな緑色に変化させ、生状態のままで比較的長期間
色素や組織を安定化させることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、収穫した生の海草類を、草木灰等のアルカリ成分存
    在下で加熱処理して緑変させたことを特徴とする海草類
    の加工品。 2、収穫した生の海草類を、草木灰等のアルカリ成分存
    在下で加熱処理して緑変させた海草類を3〜6%の食塩
    水またはそれと同程度の浸透圧をもつ調味液と一緒にパ
    ックしたことを特徴とする海草類の加工品。 3、収穫した生の海草類を、草木灰等のアルカリ水溶液
    に浸せきした後、水または海水でよく洗浄し、そのまま
    または適当な寸法に裁断して、これを食塩水または調味
    液と一緒にパックし、80〜100℃の熱水中で加熱処
    理をした後、すみやかに冷却することを特徴とする海草
    類の加工品の製造法。 4、収穫した生の海草類を、草木灰等のアルカリ水溶液
    に浸せきした後、水または海水でよく洗浄し、そのまま
    または適当な寸法に裁断して、これを80〜100℃に
    加熱した食塩水または調味液と一緒にパックした後、冷
    却することを特徴とする海草類の加工品の製造法。 5、収穫した生の海草類を、そのまままたは適当な大き
    さに裁断して、草木灰等のアルカリ成分を含有する70
    〜90℃の水溶液中に浸漬処理した後水洗し、これを食
    塩水または調味液と一緒にパックし、そのまままたは再
    度加熱して冷却することを特徴とする海草類の加工品の
    製造法。
JP63047400A 1988-03-02 1988-03-02 海草類の加工品及びその製造法 Pending JPH01222762A (ja)

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