JPH01222762A - 海草類の加工品及びその製造法 - Google Patents
海草類の加工品及びその製造法Info
- Publication number
- JPH01222762A JPH01222762A JP63047400A JP4740088A JPH01222762A JP H01222762 A JPH01222762 A JP H01222762A JP 63047400 A JP63047400 A JP 63047400A JP 4740088 A JP4740088 A JP 4740088A JP H01222762 A JPH01222762 A JP H01222762A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- seaweeds
- seaweed
- plant ash
- raw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 241001474374 Blennius Species 0.000 title claims abstract description 61
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 40
- FAPWRFPIFSIZLT-UHFFFAOYSA-M Sodium chloride Chemical compound [Na+].[Cl-] FAPWRFPIFSIZLT-UHFFFAOYSA-M 0.000 claims abstract description 17
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 claims abstract description 13
- 235000011194 food seasoning agent Nutrition 0.000 claims abstract description 11
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 9
- 239000011780 sodium chloride Substances 0.000 claims abstract description 8
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 5
- 230000003204 osmotic effect Effects 0.000 claims abstract description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 8
- 239000000243 solution Substances 0.000 claims description 8
- 239000013535 sea water Substances 0.000 claims description 6
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 5
- 238000005406 washing Methods 0.000 claims description 5
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 claims 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims 1
- 241001261506 Undaria pinnatifida Species 0.000 abstract description 19
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 10
- AXCZMVOFGPJBDE-UHFFFAOYSA-L calcium dihydroxide Chemical compound [OH-].[OH-].[Ca+2] AXCZMVOFGPJBDE-UHFFFAOYSA-L 0.000 abstract description 5
- 239000000920 calcium hydroxide Substances 0.000 abstract description 4
- 229910001861 calcium hydroxide Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 3
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 abstract description 3
- 238000002845 discoloration Methods 0.000 abstract 2
- 241000206607 Porphyra umbilicalis Species 0.000 abstract 1
- 238000010411 cooking Methods 0.000 abstract 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 abstract 1
- 235000019629 palatability Nutrition 0.000 abstract 1
- 239000000047 product Substances 0.000 description 15
- 241000196324 Embryophyta Species 0.000 description 11
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 7
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 7
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 description 6
- 239000012670 alkaline solution Substances 0.000 description 3
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 3
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 3
- 239000000049 pigment Substances 0.000 description 2
- 238000002791 soaking Methods 0.000 description 2
- OYPRJOBELJOOCE-UHFFFAOYSA-N Calcium Chemical compound [Ca] OYPRJOBELJOOCE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 241000196222 Codium fragile Species 0.000 description 1
- 102000004190 Enzymes Human genes 0.000 description 1
- 108090000790 Enzymes Proteins 0.000 description 1
- 240000008415 Lactuca sativa Species 0.000 description 1
- FYYHWMGAXLPEAU-UHFFFAOYSA-N Magnesium Chemical compound [Mg] FYYHWMGAXLPEAU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052791 calcium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011575 calcium Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000706 filtrate Substances 0.000 description 1
- 239000000796 flavoring agent Substances 0.000 description 1
- 235000019634 flavors Nutrition 0.000 description 1
- 230000005764 inhibitory process Effects 0.000 description 1
- 229910052749 magnesium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011777 magnesium Substances 0.000 description 1
- 229910021645 metal ion Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 235000012045 salad Nutrition 0.000 description 1
- 239000012266 salt solution Substances 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
- 239000000052 vinegar Substances 0.000 description 1
- 235000021419 vinegar Nutrition 0.000 description 1
Landscapes
- Edible Seaweed (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、わかめや海苔などの生の海草類の加工品及び
その製造法に関するものである。
その製造法に関するものである。
〈従来の技術〉
海草類の加工品にはいろんなものがあるが、例えばわか
めの場合は、化タイプのものには採取したわかめをその
まま塩蔵にした生わかめ塩蔵品や、採取したわかめを熱
湯に通し、緑色になったところで取り出し、塩を混ぜた
ボイル塩蔵わかめがあり、乾燥タイプのものには採取し
たわかめを水で洗ってそのまま干した素干しわかめや、
採取したわかめに灰をまぶして干した灰干しわかめ、塩
抜きしたボイル塩蔵わかめを適当な大きさにカットして
乾燥したカット乾燥わかめなどがあり、海苔の場合は、
生で食されるのは産地の極めて少量のもので、はとんど
は薄い板状にした乾燥海苔である。
めの場合は、化タイプのものには採取したわかめをその
まま塩蔵にした生わかめ塩蔵品や、採取したわかめを熱
湯に通し、緑色になったところで取り出し、塩を混ぜた
ボイル塩蔵わかめがあり、乾燥タイプのものには採取し
たわかめを水で洗ってそのまま干した素干しわかめや、
採取したわかめに灰をまぶして干した灰干しわかめ、塩
抜きしたボイル塩蔵わかめを適当な大きさにカットして
乾燥したカット乾燥わかめなどがあり、海苔の場合は、
生で食されるのは産地の極めて少量のもので、はとんど
は薄い板状にした乾燥海苔である。
〈発明が解決しようとする課題〉
ところで、このような従来の方法で作ったわかめや海苔
の加工品は、前者の化タイプのボイル塩蔵わかめは、保
存性がよく生の海草らしく緑色はしているが、塩の粒が
付着した埋蔵品のイメージはあまりよくないし、食する
際は塩抜きをしなければならない。また後者の乾燥わか
めの場合は、保存性はよいが外観にシズル感がなく、食
する際に熱湯や水に浸漬して柔らかくする水戻しが必要
であり、乾燥した板状海苔の場合は、その形状から食べ
方は限定され、巻いたり挟んだりして食べるのが殆どで
あった。
の加工品は、前者の化タイプのボイル塩蔵わかめは、保
存性がよく生の海草らしく緑色はしているが、塩の粒が
付着した埋蔵品のイメージはあまりよくないし、食する
際は塩抜きをしなければならない。また後者の乾燥わか
めの場合は、保存性はよいが外観にシズル感がなく、食
する際に熱湯や水に浸漬して柔らかくする水戻しが必要
であり、乾燥した板状海苔の場合は、その形状から食べ
方は限定され、巻いたり挟んだりして食べるのが殆どで
あった。
そこで、本発明は、上記の課題を解決するために、見た
目もきれいな緑色で食感もよい生状態のわかめや海苔を
、保存性がよくてしがもサラダや酢のものなどにしてす
ぐ食することができる形状にした海草類の加工品及びそ
の製造法を提供することを目的としている。
目もきれいな緑色で食感もよい生状態のわかめや海苔を
、保存性がよくてしがもサラダや酢のものなどにしてす
ぐ食することができる形状にした海草類の加工品及びそ
の製造法を提供することを目的としている。
く課題を解決するための手段〉
上記の目的を達成するために、本発明の第一の発明によ
る海草類の加工品は、収穫した生の海草類を、草木灰等
のアルカリ成分存在下で加熱処理して緑変させたことを
特徴としている。
る海草類の加工品は、収穫した生の海草類を、草木灰等
のアルカリ成分存在下で加熱処理して緑変させたことを
特徴としている。
本発明の第二の発明による海草類の加工品は、収穫した
生の海草類を、草木灰等のアルカリ成分存在下で加熱処
理して緑変させた海草類を3〜6%の食塩水またはそれ
と同程度の浸透圧をもつ調味液と一緒にパックしたこと
を特徴としている。
生の海草類を、草木灰等のアルカリ成分存在下で加熱処
理して緑変させた海草類を3〜6%の食塩水またはそれ
と同程度の浸透圧をもつ調味液と一緒にパックしたこと
を特徴としている。
本発明の第三の発明による海草類の加工品の製造法は、
収穫した生の海草類を、草木灰等のアルカリ水溶液に浸
せきした後、水または海水でよく洗浄し、そのまままた
は適当な寸法に裁断して、これを食塩水または調味液と
一緒にパックし、80〜100℃の熱水中で加熱処理を
した後、すみやかに冷却することを特徴としている。
収穫した生の海草類を、草木灰等のアルカリ水溶液に浸
せきした後、水または海水でよく洗浄し、そのまままた
は適当な寸法に裁断して、これを食塩水または調味液と
一緒にパックし、80〜100℃の熱水中で加熱処理を
した後、すみやかに冷却することを特徴としている。
また、本発明の第四の発明による方法は、収穫した生の
海草類を、草木灰等のアルカリ水溶液に浸せきした後、
水または海水でよく洗浄し、そのまままたは適当な寸法
に裁断して、これを80〜100℃に加熱した食塩水ま
たは調味液と一緒にバックした後、冷却することを特徴
としている。
海草類を、草木灰等のアルカリ水溶液に浸せきした後、
水または海水でよく洗浄し、そのまままたは適当な寸法
に裁断して、これを80〜100℃に加熱した食塩水ま
たは調味液と一緒にバックした後、冷却することを特徴
としている。
さらに、本発明の第五の発明による方法は、収穫した生
の海草類を、そのまままたは適当な大きさに裁断して、
草木灰等のアルカリ成分を含有する70〜90℃の水溶
液中に浸漬処理した後水洗し、これを食塩水または調味
液と一緒にバックし、そのまままたは再度加熱して冷却
することを特徴としている。
の海草類を、そのまままたは適当な大きさに裁断して、
草木灰等のアルカリ成分を含有する70〜90℃の水溶
液中に浸漬処理した後水洗し、これを食塩水または調味
液と一緒にバックし、そのまままたは再度加熱して冷却
することを特徴としている。
〈実施例〉
以下に本発明の実施例について説明する。
実施例1
水酸化カルシュラムの飽和水溶液を調整し、これに海か
ら採取した生のわかめを10分間浸漬した後、水で洗浄
して水切りし適当な大きさに裁断して、これを適量の4
%食塩水と一緒に合成樹脂製フィルムの袋に入れてシー
ルし、70〜100℃の熱水中で10分間加熱処理した
復水で冷却した。このものは25℃の恒温室で20日経
過しても、緑色がきれいで香りも食感もよかった(表1
参照)。
ら採取した生のわかめを10分間浸漬した後、水で洗浄
して水切りし適当な大きさに裁断して、これを適量の4
%食塩水と一緒に合成樹脂製フィルムの袋に入れてシー
ルし、70〜100℃の熱水中で10分間加熱処理した
復水で冷却した。このものは25℃の恒温室で20日経
過しても、緑色がきれいで香りも食感もよかった(表1
参照)。
実施例2
水酸化カルシュラムの飽和水溶液を80℃に加熱し、こ
れに海から採取した生のわかめを2分間浸漬した後、水
で洗浄冷却して水切りをし、これを適量の8%食塩水と
一緒に、合成樹脂製フィルムの袋に入れてシールし、再
び80〜90℃の熱水中で10分間加熱処理した復水で
冷却した。このものは、25℃の恒温室で20日経過後
も、美しい緑色で、味、香り食感も良好であった(表1
参照)。
れに海から採取した生のわかめを2分間浸漬した後、水
で洗浄冷却して水切りをし、これを適量の8%食塩水と
一緒に、合成樹脂製フィルムの袋に入れてシールし、再
び80〜90℃の熱水中で10分間加熱処理した復水で
冷却した。このものは、25℃の恒温室で20日経過後
も、美しい緑色で、味、香り食感も良好であった(表1
参照)。
表 1
表1において、
*N11lは本発明の実施例1の方法で加工したわかめ
パックを未開封、25℃の状態で20日経過した後開封
して取り出したもの。
パックを未開封、25℃の状態で20日経過した後開封
して取り出したもの。
*阻2は本発明の実施例2の方法で加工したわかめパッ
クを未開封、25℃の状態で20日経過した後開封して
取り出したもの。
クを未開封、25℃の状態で20日経過した後開封して
取り出したもの。
*阻3は海から採取した生のわかめを4%食塩水で1〜
2分ボイルして緑変させ、水で冷却した後、原料の30
%の食塩を加えたもの(ボイル塩蔵わかめ)をパックし
、25℃の状態で20日経過した後開封して取り出し、
塩抜きしたもの。
2分ボイルして緑変させ、水で冷却した後、原料の30
%の食塩を加えたもの(ボイル塩蔵わかめ)をパックし
、25℃の状態で20日経過した後開封して取り出し、
塩抜きしたもの。
*Nα4は海から採取した生のわかめを水で洗浄して、
適量の水と一緒に合成樹脂製フィルムの袋に入れてシー
ルし、80〜100 ’Cの熱水中で1o分間加熱処理
した後、水で冷却し、未開封、25℃の状態で20日経
過した後、開封して取り出したもの。
適量の水と一緒に合成樹脂製フィルムの袋に入れてシー
ルし、80〜100 ’Cの熱水中で1o分間加熱処理
した後、水で冷却し、未開封、25℃の状態で20日経
過した後、開封して取り出したもの。
実施例3
約20%の草木灰水溶液の濾過液をアルカリ液(以下草
木灰アルカリ液という)として、海から採取した生の海
苔について、わかめと同様の加工テストを行った。即ち
草木灰アルカリ液に、海から採取した生の海苔を1o分
間浸漬した後、水で洗浄して水切りをし、これを適量の
4%食塩水と一緒に合成樹脂製フィルムの袋に入れてシ
ールし、80〜100℃の熱水中で10分間加熱処理し
た復水で冷却した。このものは水酸化カルシュラム水溶
液で処理したものに比べて褐色かがった緑色であるが、
5〜10℃で50日経過後しても、緑色がきれいで香り
も食感も良かった(表2参照)。
木灰アルカリ液という)として、海から採取した生の海
苔について、わかめと同様の加工テストを行った。即ち
草木灰アルカリ液に、海から採取した生の海苔を1o分
間浸漬した後、水で洗浄して水切りをし、これを適量の
4%食塩水と一緒に合成樹脂製フィルムの袋に入れてシ
ールし、80〜100℃の熱水中で10分間加熱処理し
た復水で冷却した。このものは水酸化カルシュラム水溶
液で処理したものに比べて褐色かがった緑色であるが、
5〜10℃で50日経過後しても、緑色がきれいで香り
も食感も良かった(表2参照)。
実施例4
草木灰アルカリ液に、海から採取した生の海苔を10分
間浸漬した後、水で洗浄して水切りをし、これを90゛
Cに加熱した4%の食塩水と一緒に合成樹脂製フィルム
に入れてシールし流水で冷却した。
間浸漬した後、水で洗浄して水切りをし、これを90゛
Cに加熱した4%の食塩水と一緒に合成樹脂製フィルム
に入れてシールし流水で冷却した。
このものは実施例3とほぼ同様に、5〜lo℃で50日
経過しても、色、香り、食感ともに良かった(表2参照
)。
経過しても、色、香り、食感ともに良かった(表2参照
)。
実施例5
草木灰アルカリ液を80℃に加熱し、これに海から採取
した生の海苔を2分間浸漬した後、水で洗浄して水切り
し、8%の食塩水と一緒に合成樹脂製フィルムの袋に入
れてシールし、再度80’Cの熱水中で加熱処理した復
水で冷却した。このものは水酸化カルシュラム水溶液で
処理したものに比べてやや褐色がかった緑色であったが
、5〜10″Cで50日経過しても、色、香り、食感と
もに良かった(表2参照)。
した生の海苔を2分間浸漬した後、水で洗浄して水切り
し、8%の食塩水と一緒に合成樹脂製フィルムの袋に入
れてシールし、再度80’Cの熱水中で加熱処理した復
水で冷却した。このものは水酸化カルシュラム水溶液で
処理したものに比べてやや褐色がかった緑色であったが
、5〜10″Cで50日経過しても、色、香り、食感と
もに良かった(表2参照)。
表 2
表2において、
阻5は本発明の実施例3の方法で加工した海苔パックを
未開封、5〜10″Cの状態で50日経過した後開封し
て取り出したもの。
未開封、5〜10″Cの状態で50日経過した後開封し
て取り出したもの。
Nα6は本発明の実施例4の方法で加工した海苔パック
を未開封、5〜lO℃の状態で50日経過した後開封し
て取り出したもの。
を未開封、5〜lO℃の状態で50日経過した後開封し
て取り出したもの。
Nα7は本発明の実施例5の方法で加工した海苔パック
を未開封、5〜10℃の状態で50日経過した後開封し
て取り出したもの。
を未開封、5〜10℃の状態で50日経過した後開封し
て取り出したもの。
Nα8は海から採取した生の海苔を水で洗浄して、適量
の水と一緒に合成樹脂製フィルムの袋に入れてシールし
、80〜100℃の熱水中で1o分間加熱処理した復水
で冷却したものを、未開封、5〜10″Cの状態で50
日経過した後、開封して取り出したもの。
の水と一緒に合成樹脂製フィルムの袋に入れてシールし
、80〜100℃の熱水中で1o分間加熱処理した復水
で冷却したものを、未開封、5〜10″Cの状態で50
日経過した後、開封して取り出したもの。
ところで上記各実施例においてはわかめについて述べて
きたが、本発明は当然海苔のような薄くて葉の小さい海
草にも利用することができる。即ち本発明において、収
穫した生のわがめを草木灰等のアルカリ成分を含有する
水溶液に浸漬することにより、アルカリ水溶液中でカル
シュームやマグネシュウム等の金属イオンがわかめの葉
部に作用するが、これをさらに加熱することにより、葉
部の色素や組織と安定的に結合し、また不要な酵素を失
活させ、生物の増殖を抑制しているものと思われる。そ
して好ましくは3〜6%の食塩水またはそれと同程度の
浸透圧を有する調味液即ち浸透圧が海水と同じか海水よ
り少し高い程度の調味液と一緒にパックすれば、保存中
に海草が収縮して硬くなったり、膨潤して柔らかくなら
ず、液切りをしてそのままか、水でさっと洗ってすぐ食
することができる。
きたが、本発明は当然海苔のような薄くて葉の小さい海
草にも利用することができる。即ち本発明において、収
穫した生のわがめを草木灰等のアルカリ成分を含有する
水溶液に浸漬することにより、アルカリ水溶液中でカル
シュームやマグネシュウム等の金属イオンがわかめの葉
部に作用するが、これをさらに加熱することにより、葉
部の色素や組織と安定的に結合し、また不要な酵素を失
活させ、生物の増殖を抑制しているものと思われる。そ
して好ましくは3〜6%の食塩水またはそれと同程度の
浸透圧を有する調味液即ち浸透圧が海水と同じか海水よ
り少し高い程度の調味液と一緒にパックすれば、保存中
に海草が収縮して硬くなったり、膨潤して柔らかくなら
ず、液切りをしてそのままか、水でさっと洗ってすぐ食
することができる。
〈発明の効果〉
本発明による海草類の加工品の製造法は古くから行われ
ている灰干しわかめの原理を応用したものであるが、従
来の製法における灰の付着、天日乾燥、灰の除去、乾燥
などの繁雑な工程を取らないで、簡単な方法で海草類を
鮮やかな緑色に変化させ、生状態のままで比較的長期間
色素や組織を安定化させることができる。
ている灰干しわかめの原理を応用したものであるが、従
来の製法における灰の付着、天日乾燥、灰の除去、乾燥
などの繁雑な工程を取らないで、簡単な方法で海草類を
鮮やかな緑色に変化させ、生状態のままで比較的長期間
色素や組織を安定化させることができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、収穫した生の海草類を、草木灰等のアルカリ成分存
在下で加熱処理して緑変させたことを特徴とする海草類
の加工品。 2、収穫した生の海草類を、草木灰等のアルカリ成分存
在下で加熱処理して緑変させた海草類を3〜6%の食塩
水またはそれと同程度の浸透圧をもつ調味液と一緒にパ
ックしたことを特徴とする海草類の加工品。 3、収穫した生の海草類を、草木灰等のアルカリ水溶液
に浸せきした後、水または海水でよく洗浄し、そのまま
または適当な寸法に裁断して、これを食塩水または調味
液と一緒にパックし、80〜100℃の熱水中で加熱処
理をした後、すみやかに冷却することを特徴とする海草
類の加工品の製造法。 4、収穫した生の海草類を、草木灰等のアルカリ水溶液
に浸せきした後、水または海水でよく洗浄し、そのまま
または適当な寸法に裁断して、これを80〜100℃に
加熱した食塩水または調味液と一緒にパックした後、冷
却することを特徴とする海草類の加工品の製造法。 5、収穫した生の海草類を、そのまままたは適当な大き
さに裁断して、草木灰等のアルカリ成分を含有する70
〜90℃の水溶液中に浸漬処理した後水洗し、これを食
塩水または調味液と一緒にパックし、そのまままたは再
度加熱して冷却することを特徴とする海草類の加工品の
製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63047400A JPH01222762A (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 海草類の加工品及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63047400A JPH01222762A (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 海草類の加工品及びその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01222762A true JPH01222762A (ja) | 1989-09-06 |
Family
ID=12774062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63047400A Pending JPH01222762A (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 海草類の加工品及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01222762A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5445839A (en) * | 1991-03-28 | 1995-08-29 | Japan Natural Food Co., Ltd. | Powders of plant green juice and process for their production |
JPH08200116A (ja) * | 1995-01-20 | 1996-08-06 | Toyota Motor Corp | 筒内噴射式内燃機関 |
CN1036308C (zh) * | 1991-03-22 | 1997-11-05 | 萩原义秀 | 植物绿汁粉的生产方法 |
KR100367016B1 (ko) * | 2000-07-13 | 2003-01-09 | 최종홍 | 장기간 녹색 상태를 유지할 수 있는 자숙 염장 톳의제조방법 |
WO2010134149A1 (ja) * | 2009-05-21 | 2010-11-25 | 有限会社おさかな企画 | 海ぶどうの加工処理方法及び海ぶどうの加工処理品 |
CN103960701A (zh) * | 2014-05-20 | 2014-08-06 | 江南大学 | 一种生鲜紫菜产品的制备方法 |
JP2018078847A (ja) * | 2016-11-17 | 2018-05-24 | 株式会社ノースイ | パック入り海苔の製法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6054662A (ja) * | 1983-09-06 | 1985-03-29 | Q P Corp | くきわかめの処理方法 |
-
1988
- 1988-03-02 JP JP63047400A patent/JPH01222762A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6054662A (ja) * | 1983-09-06 | 1985-03-29 | Q P Corp | くきわかめの処理方法 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1036308C (zh) * | 1991-03-22 | 1997-11-05 | 萩原义秀 | 植物绿汁粉的生产方法 |
US5445839A (en) * | 1991-03-28 | 1995-08-29 | Japan Natural Food Co., Ltd. | Powders of plant green juice and process for their production |
JPH08200116A (ja) * | 1995-01-20 | 1996-08-06 | Toyota Motor Corp | 筒内噴射式内燃機関 |
KR100367016B1 (ko) * | 2000-07-13 | 2003-01-09 | 최종홍 | 장기간 녹색 상태를 유지할 수 있는 자숙 염장 톳의제조방법 |
WO2010134149A1 (ja) * | 2009-05-21 | 2010-11-25 | 有限会社おさかな企画 | 海ぶどうの加工処理方法及び海ぶどうの加工処理品 |
JP5685530B2 (ja) * | 2009-05-21 | 2015-03-18 | 井之本 万里子 | 海ぶどうの加工処理方法及び海ぶどうの加工処理品 |
CN103960701A (zh) * | 2014-05-20 | 2014-08-06 | 江南大学 | 一种生鲜紫菜产品的制备方法 |
JP2018078847A (ja) * | 2016-11-17 | 2018-05-24 | 株式会社ノースイ | パック入り海苔の製法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH01222762A (ja) | 海草類の加工品及びその製造法 | |
KR102149122B1 (ko) | 생딸기 말랭이 제조방법 | |
JP3682389B2 (ja) | 冷凍生湯葉 | |
KR0157478B1 (ko) | 해조류를 이용한 과일잼의 제조방법 | |
JPS61289836A (ja) | 生野菜又は海そうの保存処理法 | |
JPH02142453A (ja) | イワシ加工食品の製法 | |
JP2000308456A (ja) | 野菜類の凍結前処理液及び凍結前処理方法並びに凍結前処理済み野菜類など | |
JP2001025379A (ja) | たらこ加工食品およびその製造方法 | |
JPS6360980B2 (ja) | ||
JPH03130055A (ja) | 原藻の形状を保持した海苔加工食品の製造方法 | |
JPS62215352A (ja) | 即席米粥およびその製造方法 | |
JPH05227878A (ja) | 魚肉又は畜肉の缶詰、瓶詰及びレトルトパウチ食品の製 造法 | |
JPS58224650A (ja) | 即席赤飯の製造法 | |
JP2006223294A (ja) | ワカメの加工品及びその加工製造法 | |
JPS63214138A (ja) | 燻製明太子の製造法 | |
JP3728100B2 (ja) | イカ塩辛様食品 | |
JPS6161768B2 (ja) | ||
JPH0677515B2 (ja) | 食品の保存料および食品の保存方法 | |
JPS58190377A (ja) | 海藻類の冷凍保存方法 | |
JPH0789853B2 (ja) | オニオンソテ−缶詰の製造法 | |
JP2001252008A (ja) | 生蛸の包装食品 | |
JPS5937932B2 (ja) | 魚卵塩蔵品の製法 | |
JPS63248339A (ja) | 朴の葉の保存方法 | |
JPS58216654A (ja) | 即席赤飯の製造方法 | |
JP2005034137A (ja) | 乾燥ワカメ、塩蔵ワカメ、冷凍ワカメの製造法及び乾燥ワカメ、塩蔵ワカメ、冷凍ワカメ |