JPH0120853B2 - - Google Patents
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- JPH0120853B2 JPH0120853B2 JP59117547A JP11754784A JPH0120853B2 JP H0120853 B2 JPH0120853 B2 JP H0120853B2 JP 59117547 A JP59117547 A JP 59117547A JP 11754784 A JP11754784 A JP 11754784A JP H0120853 B2 JPH0120853 B2 JP H0120853B2
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- interlocked
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- grinder
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Landscapes
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明はマロー(骨髄)を含有する鳥獣魚類等
の骨を原料とする栄養豊富なマローペーストを製
造する装置に関する。 〔従来の技術〕 従来骨を原料とする食用ペーストの製造法等に
おいては、摩砕工程からペースト製了までに、原
料温度を高温(例えば65℃以上)になるように加
熱してペーストとしたり、又別の製造法としては
冷凍した骨等を粉砕し、これにグルテン凍結材等
を加えて低温摩砕して骨等とグルテンとの混合ペ
ーストを作るものであるが、前者は蛋白質の変性
点以上になるように加熱されるから色採も悪くな
り、又後者はグルテン材との混合ペーストである
から風味の点で劣るので、両者とも主として加工
食品の添加物としてしか用いられていない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記従来の骨等から食用ペーストを製造する場
合、前記両者共事前に原料を冷凍しておいても、
圧砕又は粉砕する前段工程において、これらの原
料を充分に圧砕又は粉砕し、微粒の柔らかく薄い
「のしいか」状の布状体物としてないからその後
の加工工程において、例えばチヨツピングする際
圧力により温度が上昇し、この昇温した原料を更
に回転グラインダにより摩砕するので、温度が上
昇することになり、従つて前者は温度が65℃以上
までなつた状態で雑菌を死滅させる方法とし、又
後者は温度上昇したものにグルテン凍結粒等の添
加物を加えて低温摩砕を行うようにしていて、共
に煩瑣な手数をかけても良質のものではなく、単
なる食品増量材を得るにとどまり、経済的に高価
のものとなつていた。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は上記両者等の欠点を除去し、自然の肉
同様の食感を有する肉質ペーストを製造する装置
を提供するものであつて、以下これについて説明
する。 即ち本発明の要旨とする所は破砕室内に、上段
に突刃を等間隔に有し、かつ互にモータに連動さ
れて内側に係合回転するカツターローラを、又下
段には断面スプロケツト状刃を等間隔に有し、か
つ互にモータに連動されて内側に係合回転する圧
砕ローラをそれぞれ設けた破砕機と、圧砕室内に
上段にはその表面に截頭角錐形状突起を等間隔に
有し、かつ互にモータに連動されて内側に係合回
転する圧砕ローラを、又下段にはV形溝を等間隔
に有し、かつ互にモータに連動されて内側に対向
回転する圧砕ローラをそれぞれ設けた圧砕機と、
材料送り室内にモータに連動される送りスクリユ
ーと該送り室先端にカツターと目板とを有するチ
ヨツパと、撹拌槽内にモータに連動される撹拌翼
を有し必要に応じて撹拌槽を傾倒できる撹拌機
と、摩砕室内に上下に圧接されるノンポーラスグ
ラインダを有する第1粗挽き摩砕機と第2仕上げ
挽き摩砕機とを、具えたことを特徴とするマロー
ペーストの製造装置に存し、これにより所期の目
的を収めたものである。 〔作用〕 本発明においては、作用工程を示す第12図に
おいて、(イ)、−20℃位に冷凍したマローを包含す
る骨(例えば肋骨、背骨)等の原料(a)を、(ロ)、回
転カツタで破砕し(b)、これを(ハ)(ニ)、骨とマローと
を一緒にして圧砕ローラを順次通過させて圧砕し
(c)(d)、(ホ) 最後の圧砕ローラ工程(e)で骨とマロー
との混合物を−10℃位の柔かな「のしいか」状の
連続した布状体物になすように前処理を行つたも
のであるから、(ヘ)、次のチヨツピング工程(f)にお
いてプレート(目皿)の目詰まりを生じないにの
で温度上昇が0℃〜5℃位で少なく、原料を細か
く粉砕することができる。(ト)、このチヨツピング
した原料に通常の肉の含水率と同様に含水させる
ため0℃の冷却水又はシヤーベツト状のかき氷を
10〜80%(重量比)を加水、撹拌してスラリー状
態(g)にさせて、(チ)(リ)、これを更に第1、第2のグ
ラインダの摩砕工程(h)(i)によつて、マローペース
トとして製了するまでの温度上昇は20℃位以内に
て粒度を50〜100ミクロン程度に摩砕させるもの
である。従つて蛋白質の変性、変質は全くおこら
ないし、又摩砕工程における上部固定及び下部回
転グラインダは、共に大中小の砥粒を配合して全
く間隙を有しないようにエポキシ樹脂等で加熱焼
結させて全然気孔を有しない所謂ノンポーラスグ
ラインダを使用しているため、雑菌の繁殖もなく
水洗いも容易で衝生的にマローペーストを製造し
得るものである。 〔実施例〕 第1図において、先づその構成の概略について
説明すれば、Aは側方にベルトコンベヤvを具
え、内部に上段にカツターローラ,と下段に
圧砕ローラ,とを具えた第1破砕機、Bは側
方に同じくベルトコンベヤv′を具え、内部に上段
に圧砕ローラ,と下段に微細間隙(約0.5mm)
をあけて設けられた圧砕ローラ,とを具えた
第2圧砕機、Cは側方に同じくベルトコンベヤ
v″を具え、内部に切り刻み刃を具えたチヨツパ、
Dは側方にスクリユーコンベヤsを具え、内部に
撹拌羽根を有し、適宜に傾倒できる加水撹拌機、
Eは下方にスラリー送り用ミートポンプpを具え
た受け槽、Fはその内部に互に圧接する上下のノ
ンポーラスグラインダを具えて粗挽き第1摩砕
機、Gは下方に摺り身送り用ミートポンプp′を具
えたホツパ、Hはホツパに送りスクリユーs′を具
えると共に内部に互に圧接する上下のノンポーラ
スグラインダを具えた仕上挽き第2摩砕機であ
る。そして原料とするマロー(骨随)を包含する
鳥獣魚類等の骨(−20℃位)を、第1破砕機A内
のカツターローラ,によつて破砕し、次の下
段圧砕ローラ,によつて更に圧砕し(−15℃
位)厚い「のしいか」状の布状体物とし、これを
第2圧砕機Bに送り上下段の圧砕ローラ,に
よつて順次厚さの薄い「のしいか」状の布状体物
として(−10℃位)、これを更にチヨツパCに送
り切り刻みした後(0℃〜−5℃位)、スクリユ
ーコンベヤsで撹拌機Dに送り水(0℃)又はシ
ヤーベツト状のかき氷(0℃)を加えて撹拌し、
更にこれを受け槽E内に送り、ミートポンプpで
次の粗挽き第1摩砕機Fに送り、ノンポーラスグ
ラインダで摩砕し(0℃〜+5℃位)、更にこれ
をホツパG内に送り、そのミートポンプp′で次の
仕上挽き第2摩砕機Hに送り良質のマローペース
ト(20℃位)とするものである。 次に前記の各構成部の詳細について説明すれ
ば、第1破砕機A(第1,2,3図)において、
1は機体で、帯状コンベヤvとホツパ2を具え、
該ホツパ2の下方破砕室3内に、上段に突刃4を
等間隔に有し、かつ互にモータに連動されて内側
に係合回転するカツターローラ,を、又下段
に断面スプロケツト状刃5を等間隔に有し、かつ
互に連動されて内側に係合回転する圧砕ローラ
,がそれぞれ設けられている。 又第2圧砕機B(第1,4図)において、1′は
機体で、帯状コンベヤv′とホツパ2′を具え、該
ホツパ2′の下方圧砕室3′内に、上段に截頭角錐
形状突起6を多数等間隔に有しかつ互にモータに
連動されて内側に係合回転する圧砕ローラ,
を、又下段にV形溝7を等間隔に有し、かつ互に
モータに連動されて内側に回転する圧砕ローラ
,が微細間隔(略0.5mm)あけて対向して設
けられている。 なお前記第2圧砕機において上段に設けた截頭
角錐形状突起6を有する圧砕ローラの代りに第5
図に示すように歯型状平行突條6′を有する圧砕
ローラでもよい。 チヨツパーC(第1,6図)において機体1″の
側方に帯状コンベヤv″と上方にホツパ2″を具え、
該ホツパ2″の下方の材料送り室8内にモータm
に連動される送りスクリユー9を設けるとともに
送り室先端出口12にカツター10と目板11と
を取付けてある。 次に撹拌機D(第1,7,8図)において、機
体の側方に傾斜したスクリユーコンベヤsを具
え、撹拌槽13内にはモータに連動される撹拌翼
14を具えていて必要に応じて該撹拌槽だけを横
に傾倒できるようにしてある。 受槽E下方のミートポンプp(第7,9図)は
上方にホツパ15を具え、下方にモータに連動さ
れる圧送スクリユー16と、その先端に偏心雄ね
じロータ17とよりなる圧送機構を有し、スラリ
ー又は摺り身を風味を損うことなく連続移送する
構成になつている。 更に粗挽き第1摩砕機Fと、仕上げ挽き第2摩
砕機H(第10図・第11図)は、ホツパ18,
19の下方摩砕室20にはモータ(図示しない)
に連動するVプーリw1,w2に連動される回転
ノンポーラスグラインダ21と固定ノンポーラス
グラインダ22とが夫々上下に設けられており、
仕上挽き第2摩砕機Hのホツパ19内には原料を
摩砕室20へ送入し強制摩砕するための送込みス
クリユーs′がモータm′に連動するように取付けら
れているものとする。 そしてホツパGの下方のミートポンプp′は前記
受槽E下方のミートポンプpと同様の構成を有す
るものである。 なお、第1図中23は第1、第2摩砕機から摩
砕物吐出口、24は終了後のマローペースト冷凍
パン、25は冷凍パン移送用コンベヤを示す。 〔発明の効果〕 次に本発明の効果を示すための適用例を示し
た。 例 1 豚の解体処理した後に残つた廃棄骨のうちから
マローを包含する背骨・あばら骨・バラ先軟骨等
を選別し、これを400Kgを凍結庫中にて−20℃以
下で凍らせ、これを第1図に示す第1破砕機に送
り上段のカツターローラで破砕して粗砕片とな
し、次いで下段の圧砕ローラと第2圧砕機の上下
段の圧砕ローラの構成するクラツシヤにて順次圧
砕して骨とマローとの混合物を薄くて柔かな「の
しいか」状の布状体物となし、更に3mm径目板の
チヨツパにて微細化させながらこれを加水撹拌機
に導き、これに0℃の水を80%(重量比)加水
し、よく撹拌してスラリー状態になし、これを上
下にノンポーラスグラインダを具えた第1回転摩
砕機に送り粗挽きし、稍荒目の摺身状の肉質ペー
ストとなし、次いで第1回転摩砕機同様構成の第
2回転摩砕機に送り強制摩砕して仕上挽きし、骨
の混在を感じさせない温度18℃の微粒良品質の豚
マローペースト700Kgを得た。 かくして得られた豚マローペーストの成分分析
を行つた。分析の結果を第1表に併記する(日本
食品分析センター分析結果)。
の骨を原料とする栄養豊富なマローペーストを製
造する装置に関する。 〔従来の技術〕 従来骨を原料とする食用ペーストの製造法等に
おいては、摩砕工程からペースト製了までに、原
料温度を高温(例えば65℃以上)になるように加
熱してペーストとしたり、又別の製造法としては
冷凍した骨等を粉砕し、これにグルテン凍結材等
を加えて低温摩砕して骨等とグルテンとの混合ペ
ーストを作るものであるが、前者は蛋白質の変性
点以上になるように加熱されるから色採も悪くな
り、又後者はグルテン材との混合ペーストである
から風味の点で劣るので、両者とも主として加工
食品の添加物としてしか用いられていない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記従来の骨等から食用ペーストを製造する場
合、前記両者共事前に原料を冷凍しておいても、
圧砕又は粉砕する前段工程において、これらの原
料を充分に圧砕又は粉砕し、微粒の柔らかく薄い
「のしいか」状の布状体物としてないからその後
の加工工程において、例えばチヨツピングする際
圧力により温度が上昇し、この昇温した原料を更
に回転グラインダにより摩砕するので、温度が上
昇することになり、従つて前者は温度が65℃以上
までなつた状態で雑菌を死滅させる方法とし、又
後者は温度上昇したものにグルテン凍結粒等の添
加物を加えて低温摩砕を行うようにしていて、共
に煩瑣な手数をかけても良質のものではなく、単
なる食品増量材を得るにとどまり、経済的に高価
のものとなつていた。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は上記両者等の欠点を除去し、自然の肉
同様の食感を有する肉質ペーストを製造する装置
を提供するものであつて、以下これについて説明
する。 即ち本発明の要旨とする所は破砕室内に、上段
に突刃を等間隔に有し、かつ互にモータに連動さ
れて内側に係合回転するカツターローラを、又下
段には断面スプロケツト状刃を等間隔に有し、か
つ互にモータに連動されて内側に係合回転する圧
砕ローラをそれぞれ設けた破砕機と、圧砕室内に
上段にはその表面に截頭角錐形状突起を等間隔に
有し、かつ互にモータに連動されて内側に係合回
転する圧砕ローラを、又下段にはV形溝を等間隔
に有し、かつ互にモータに連動されて内側に対向
回転する圧砕ローラをそれぞれ設けた圧砕機と、
材料送り室内にモータに連動される送りスクリユ
ーと該送り室先端にカツターと目板とを有するチ
ヨツパと、撹拌槽内にモータに連動される撹拌翼
を有し必要に応じて撹拌槽を傾倒できる撹拌機
と、摩砕室内に上下に圧接されるノンポーラスグ
ラインダを有する第1粗挽き摩砕機と第2仕上げ
挽き摩砕機とを、具えたことを特徴とするマロー
ペーストの製造装置に存し、これにより所期の目
的を収めたものである。 〔作用〕 本発明においては、作用工程を示す第12図に
おいて、(イ)、−20℃位に冷凍したマローを包含す
る骨(例えば肋骨、背骨)等の原料(a)を、(ロ)、回
転カツタで破砕し(b)、これを(ハ)(ニ)、骨とマローと
を一緒にして圧砕ローラを順次通過させて圧砕し
(c)(d)、(ホ) 最後の圧砕ローラ工程(e)で骨とマロー
との混合物を−10℃位の柔かな「のしいか」状の
連続した布状体物になすように前処理を行つたも
のであるから、(ヘ)、次のチヨツピング工程(f)にお
いてプレート(目皿)の目詰まりを生じないにの
で温度上昇が0℃〜5℃位で少なく、原料を細か
く粉砕することができる。(ト)、このチヨツピング
した原料に通常の肉の含水率と同様に含水させる
ため0℃の冷却水又はシヤーベツト状のかき氷を
10〜80%(重量比)を加水、撹拌してスラリー状
態(g)にさせて、(チ)(リ)、これを更に第1、第2のグ
ラインダの摩砕工程(h)(i)によつて、マローペース
トとして製了するまでの温度上昇は20℃位以内に
て粒度を50〜100ミクロン程度に摩砕させるもの
である。従つて蛋白質の変性、変質は全くおこら
ないし、又摩砕工程における上部固定及び下部回
転グラインダは、共に大中小の砥粒を配合して全
く間隙を有しないようにエポキシ樹脂等で加熱焼
結させて全然気孔を有しない所謂ノンポーラスグ
ラインダを使用しているため、雑菌の繁殖もなく
水洗いも容易で衝生的にマローペーストを製造し
得るものである。 〔実施例〕 第1図において、先づその構成の概略について
説明すれば、Aは側方にベルトコンベヤvを具
え、内部に上段にカツターローラ,と下段に
圧砕ローラ,とを具えた第1破砕機、Bは側
方に同じくベルトコンベヤv′を具え、内部に上段
に圧砕ローラ,と下段に微細間隙(約0.5mm)
をあけて設けられた圧砕ローラ,とを具えた
第2圧砕機、Cは側方に同じくベルトコンベヤ
v″を具え、内部に切り刻み刃を具えたチヨツパ、
Dは側方にスクリユーコンベヤsを具え、内部に
撹拌羽根を有し、適宜に傾倒できる加水撹拌機、
Eは下方にスラリー送り用ミートポンプpを具え
た受け槽、Fはその内部に互に圧接する上下のノ
ンポーラスグラインダを具えて粗挽き第1摩砕
機、Gは下方に摺り身送り用ミートポンプp′を具
えたホツパ、Hはホツパに送りスクリユーs′を具
えると共に内部に互に圧接する上下のノンポーラ
スグラインダを具えた仕上挽き第2摩砕機であ
る。そして原料とするマロー(骨随)を包含する
鳥獣魚類等の骨(−20℃位)を、第1破砕機A内
のカツターローラ,によつて破砕し、次の下
段圧砕ローラ,によつて更に圧砕し(−15℃
位)厚い「のしいか」状の布状体物とし、これを
第2圧砕機Bに送り上下段の圧砕ローラ,に
よつて順次厚さの薄い「のしいか」状の布状体物
として(−10℃位)、これを更にチヨツパCに送
り切り刻みした後(0℃〜−5℃位)、スクリユ
ーコンベヤsで撹拌機Dに送り水(0℃)又はシ
ヤーベツト状のかき氷(0℃)を加えて撹拌し、
更にこれを受け槽E内に送り、ミートポンプpで
次の粗挽き第1摩砕機Fに送り、ノンポーラスグ
ラインダで摩砕し(0℃〜+5℃位)、更にこれ
をホツパG内に送り、そのミートポンプp′で次の
仕上挽き第2摩砕機Hに送り良質のマローペース
ト(20℃位)とするものである。 次に前記の各構成部の詳細について説明すれ
ば、第1破砕機A(第1,2,3図)において、
1は機体で、帯状コンベヤvとホツパ2を具え、
該ホツパ2の下方破砕室3内に、上段に突刃4を
等間隔に有し、かつ互にモータに連動されて内側
に係合回転するカツターローラ,を、又下段
に断面スプロケツト状刃5を等間隔に有し、かつ
互に連動されて内側に係合回転する圧砕ローラ
,がそれぞれ設けられている。 又第2圧砕機B(第1,4図)において、1′は
機体で、帯状コンベヤv′とホツパ2′を具え、該
ホツパ2′の下方圧砕室3′内に、上段に截頭角錐
形状突起6を多数等間隔に有しかつ互にモータに
連動されて内側に係合回転する圧砕ローラ,
を、又下段にV形溝7を等間隔に有し、かつ互に
モータに連動されて内側に回転する圧砕ローラ
,が微細間隔(略0.5mm)あけて対向して設
けられている。 なお前記第2圧砕機において上段に設けた截頭
角錐形状突起6を有する圧砕ローラの代りに第5
図に示すように歯型状平行突條6′を有する圧砕
ローラでもよい。 チヨツパーC(第1,6図)において機体1″の
側方に帯状コンベヤv″と上方にホツパ2″を具え、
該ホツパ2″の下方の材料送り室8内にモータm
に連動される送りスクリユー9を設けるとともに
送り室先端出口12にカツター10と目板11と
を取付けてある。 次に撹拌機D(第1,7,8図)において、機
体の側方に傾斜したスクリユーコンベヤsを具
え、撹拌槽13内にはモータに連動される撹拌翼
14を具えていて必要に応じて該撹拌槽だけを横
に傾倒できるようにしてある。 受槽E下方のミートポンプp(第7,9図)は
上方にホツパ15を具え、下方にモータに連動さ
れる圧送スクリユー16と、その先端に偏心雄ね
じロータ17とよりなる圧送機構を有し、スラリ
ー又は摺り身を風味を損うことなく連続移送する
構成になつている。 更に粗挽き第1摩砕機Fと、仕上げ挽き第2摩
砕機H(第10図・第11図)は、ホツパ18,
19の下方摩砕室20にはモータ(図示しない)
に連動するVプーリw1,w2に連動される回転
ノンポーラスグラインダ21と固定ノンポーラス
グラインダ22とが夫々上下に設けられており、
仕上挽き第2摩砕機Hのホツパ19内には原料を
摩砕室20へ送入し強制摩砕するための送込みス
クリユーs′がモータm′に連動するように取付けら
れているものとする。 そしてホツパGの下方のミートポンプp′は前記
受槽E下方のミートポンプpと同様の構成を有す
るものである。 なお、第1図中23は第1、第2摩砕機から摩
砕物吐出口、24は終了後のマローペースト冷凍
パン、25は冷凍パン移送用コンベヤを示す。 〔発明の効果〕 次に本発明の効果を示すための適用例を示し
た。 例 1 豚の解体処理した後に残つた廃棄骨のうちから
マローを包含する背骨・あばら骨・バラ先軟骨等
を選別し、これを400Kgを凍結庫中にて−20℃以
下で凍らせ、これを第1図に示す第1破砕機に送
り上段のカツターローラで破砕して粗砕片とな
し、次いで下段の圧砕ローラと第2圧砕機の上下
段の圧砕ローラの構成するクラツシヤにて順次圧
砕して骨とマローとの混合物を薄くて柔かな「の
しいか」状の布状体物となし、更に3mm径目板の
チヨツパにて微細化させながらこれを加水撹拌機
に導き、これに0℃の水を80%(重量比)加水
し、よく撹拌してスラリー状態になし、これを上
下にノンポーラスグラインダを具えた第1回転摩
砕機に送り粗挽きし、稍荒目の摺身状の肉質ペー
ストとなし、次いで第1回転摩砕機同様構成の第
2回転摩砕機に送り強制摩砕して仕上挽きし、骨
の混在を感じさせない温度18℃の微粒良品質の豚
マローペースト700Kgを得た。 かくして得られた豚マローペーストの成分分析
を行つた。分析の結果を第1表に併記する(日本
食品分析センター分析結果)。
【表】
【表】
例 2
若鶏を解体処理し、残つた廃鶏骨即ち胴がら
600Kgを前記製造例の前段記載のように冷凍、圧
砕、チヨツピング処理したものを、加水撹拌機に
導き、これに0℃の水15%(重量比)加水し、よ
く撹拌してペースト状になし、これを第1摩砕機
で粗挽きし、次いで第2摩砕機で仕上挽きして温
度18℃の若鶏の良質なマローペースト680Kgを得
た。 そこでこのマローペーストに玉ねぎなどの野菜
を加えて油で調理した揚げ団子は極めて美味であ
り、又50gを水1.5に溶かし煮沸するだけで短
時間にうまいブイヨン(スープのもと)が得られ
た。
600Kgを前記製造例の前段記載のように冷凍、圧
砕、チヨツピング処理したものを、加水撹拌機に
導き、これに0℃の水15%(重量比)加水し、よ
く撹拌してペースト状になし、これを第1摩砕機
で粗挽きし、次いで第2摩砕機で仕上挽きして温
度18℃の若鶏の良質なマローペースト680Kgを得
た。 そこでこのマローペーストに玉ねぎなどの野菜
を加えて油で調理した揚げ団子は極めて美味であ
り、又50gを水1.5に溶かし煮沸するだけで短
時間にうまいブイヨン(スープのもと)が得られ
た。
第1図は本発明製造装置の概略を示す正面図、
第2図は、第1破砕機の正面図、第3図は第1破
砕機の圧砕室内に取付けられる上段カツターロー
ラと下段圧砕ローラを示すもので、イはカツター
ローラの係合状態を示す拡大図、ロ,ハは圧砕ロ
ーラの係合状態とその一部断面を示す拡大図、第
4図は第2圧砕機の圧砕室内に取付けられる上段
圧砕ローラと下段圧砕ローラを示し、イは上段圧
砕ローラの係合状態を示す正面図イ′はそのロー
ラ面の截頭角錐形状突起を示す平面図、イ′1はそ
の縦断面図、イ′2はその横断面図、ロは下段圧砕
ローラの対向状態を示す正面図、ロ′はその拡大
断面図、ロ′1はそのローラ面に設けたV型溝の拡
大断面図、第5図は上段圧砕ローラの他の実施例
を示し、イは一部拡大平面図、ロはその断面図、
第6図はチヨツパの一部断面図、第7図は撹拌機
とミートポンプの正面図、第8図は撹拌機側面の
一部断面図、第9図はミートポンプの側面の一部
断面図、第10図は第1粗挽き摩砕機の正面図、
第11図は第2仕上げ摩砕機の一部断面とした正
面図、第12図は作用工程図である。 ,……上段カツターローラ、,……下
段圧砕ローラ、,……上段圧砕ローラ、,
……下段圧砕ローラ、C……チヨツパ、D……
撹拌機、p,p′……ミートポンプ、F……粗挽き
摩砕機、H……仕上げ挽き摩砕機。
第2図は、第1破砕機の正面図、第3図は第1破
砕機の圧砕室内に取付けられる上段カツターロー
ラと下段圧砕ローラを示すもので、イはカツター
ローラの係合状態を示す拡大図、ロ,ハは圧砕ロ
ーラの係合状態とその一部断面を示す拡大図、第
4図は第2圧砕機の圧砕室内に取付けられる上段
圧砕ローラと下段圧砕ローラを示し、イは上段圧
砕ローラの係合状態を示す正面図イ′はそのロー
ラ面の截頭角錐形状突起を示す平面図、イ′1はそ
の縦断面図、イ′2はその横断面図、ロは下段圧砕
ローラの対向状態を示す正面図、ロ′はその拡大
断面図、ロ′1はそのローラ面に設けたV型溝の拡
大断面図、第5図は上段圧砕ローラの他の実施例
を示し、イは一部拡大平面図、ロはその断面図、
第6図はチヨツパの一部断面図、第7図は撹拌機
とミートポンプの正面図、第8図は撹拌機側面の
一部断面図、第9図はミートポンプの側面の一部
断面図、第10図は第1粗挽き摩砕機の正面図、
第11図は第2仕上げ摩砕機の一部断面とした正
面図、第12図は作用工程図である。 ,……上段カツターローラ、,……下
段圧砕ローラ、,……上段圧砕ローラ、,
……下段圧砕ローラ、C……チヨツパ、D……
撹拌機、p,p′……ミートポンプ、F……粗挽き
摩砕機、H……仕上げ挽き摩砕機。
Claims (1)
- 1 破砕室内に、上段に突刃を等間隔に有し、か
つ互にモータに連動されて内側に係合回転するカ
ツターローラを、又下段には断面スプロケツト状
刃を等間隔に有し、かつ互にモータに連動されて
内側に係合回転する圧砕ローラをそれぞれ設けた
破砕機と、圧砕室内に上段にはその表面に截頭角
錐形状突起を等間隔に有し、かつ互にモータに連
動されて内側に係合回転する圧砕ローラを、又下
段にはV形溝を等間隔に有し、かつ互にモータに
連動されて内側に対向回転する圧砕ローラをそれ
ぞれ設けた圧砕機と、材料送り室内にモータに連
動される送りスクリユーと該送り室先端にカツタ
ーと目板とを有するチヨツパと、撹拌槽内にモー
タに連動される撹拌翼を有し必要に応じて撹拌槽
を傾倒できる撹拌機と、摩砕室内に上下に圧接さ
れるノンポーラスグラインダを有する第1粗挽き
摩砕機と第2仕上げ挽き摩砕機とを、具えたこと
を特徴とするマローペーストの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59117547A JPS60262575A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | マローペーストの製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59117547A JPS60262575A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | マローペーストの製造装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63153422A Division JPH01296955A (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | マローペーストの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60262575A JPS60262575A (ja) | 1985-12-25 |
JPH0120853B2 true JPH0120853B2 (ja) | 1989-04-18 |
Family
ID=14714504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59117547A Granted JPS60262575A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | マローペーストの製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60262575A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02238866A (ja) * | 1989-03-10 | 1990-09-21 | Masuko Sangyo Co Ltd | マローリマルジョンの製造方法とその装置 |
JPH02299568A (ja) * | 1989-05-12 | 1990-12-11 | Masuko Sangyo Co Ltd | 食品素材の製造方法とその装置 |
JP3005657B2 (ja) * | 1997-11-19 | 2000-01-31 | 彰 堀金 | 凍結乾燥方法、装置および凍結乾燥物 |
CN103222573A (zh) * | 2013-05-08 | 2013-07-31 | 新疆天山骄子食品有限责任公司 | 保健食品牛骨髓膏及其制作工艺 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5440623A (en) * | 1977-09-06 | 1979-03-30 | Mitsubishi Electric Corp | Magmetic tape device of rotary head type |
-
1984
- 1984-06-08 JP JP59117547A patent/JPS60262575A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5440623A (en) * | 1977-09-06 | 1979-03-30 | Mitsubishi Electric Corp | Magmetic tape device of rotary head type |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60262575A (ja) | 1985-12-25 |
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