JPH012076A

JPH012076A - 複写機の露光照明装置

Info

Publication number: JPH012076A
Application number: JP62-159269A
Authority: JP
Inventors: 裕久宮本; 松内　保幸
Original assignee: ミノルタ株式会社
Filing date: 1987-06-25
Publication date: 1989-01-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は蛍光灯を用いると共に、この蛍光灯への印加電
圧を２段階以上に切換える電圧可変手段を備えた複写機
の露光照明装置に関するものである。

（従来の技術）露光照明装置に蛍光灯を用いた複写機においては、その
光量が蛍光灯の管壁温度によって変化するという特性を
有するため、低温時の朝一番に複写を行うような場合、
複写可蛯となるまでに時間がかかる。

そこで従来は、例えば特開昭６１−１４０９３３号公報
に開示されているように、電源投入後、所定時間だけ蛍
光灯に高いレベルの電圧を印加し、蛍光灯の自己発熱に
よって短い時間で蛍光灯の管壁温度を上昇させるように
している。

（発明が解決しようとする問題点）しかし上記従来例では、光量と無関係に、所定時間だけ
蛍光灯に高いレベルの電圧が印加されるため、低温時の
朝一番など初期管壁温度が非常に低い場合、所定時間経
過後でも蛍光灯が所定光量に応じた管壁温度に達せず、
やはり複写可能となるまでに時間がかかるという問題が
ある。

又蛍光灯に対する高い電圧レベルの印加が所定時間行わ
れるため、初期管壁温度がそんなに低くない場合、無駄
な印加が行われると共に、蛍光灯の寿命が縮まるという
問題もある。

（問題点を解決するための手段）本発明は上記問題点を解決するため、蛍光灯を用いると
共に、この蛍光灯に印加される電圧のレベルを２段階以
上に切換える電圧可変手段を備えた複写機の露光照明装
置において、蛍光灯の光量を検知する光量検知器を有す
ると共に、電源が投入されてから蛍光灯の光量が所定値
に達するまでの間、蛍光灯に最大電圧を印加し、光量検
知器により検知される蛍光灯の光量が所定値に達すると
、蛍光灯に印加される電圧を低いレベルに切換えるよう
に構成したことを特徴とする。

（作用）上記構成において、電源が投入されて蛍光灯に最大レベ
ルの電圧を印加することにより、蛍光灯を自己発熱によ
って最短時間で所定光量に応じた管壁温度に上昇させる
ことができる。

これにより、蛍光灯の初期管壁温度を短い時間で補正す
ることができる結果、低温時の朝一番などでも、複写可
能となるまでの時間を短縮することができる。

又蛍光灯の初期管壁温度を補正した後は、光量検知器が
これを検知し、電圧可変手段が蛍光灯に印加される電圧
を低いレベルに切換えることができる。

これにより、蛍光灯に対する高い電圧レベルの印加を必
要な時間だけ行うことができる結果、無駄な印加や蛍光
灯の寿命が縮まるのを防止することができる。

（実施例）本発明の実施例を、第１図ないし第５−図に基き説明す
る。

第２図において、１は原稿が載置される原稿台、２はス
キャナーどしての第１移動台である、この第１移動台２
は、露光光源用の蛍光灯３と第１ミラー４とを備えてい
る。５は第２移動台で、第２ミラー６と第３ミラー７と
を備えている。８はスル−レンズ、９は第４ミラーであ
る。

第１移動台２は、原稿台１の下面に沿って移動すること
によりスキャンを行う。又第２移動台は、第１移動台２
の移動に連動してその移動距離の２分の１だけ移動し、
光路長を一定に保持する。このようにして、原稿台ｌ上
の原稿ａを感光体ｌＯにスリット露光することができる
。

感光体ｌＯのまわりには、現像装置１１、転写チャージ
ャ１２、クリーナ１３、及び帯電チャージャ１４が配設
されている。尚、１５は給紙部、１６はレジストローラ
、１７は定着部、１８は排出ローラである。

第１移動台２に光センサ３４を設けている。この光セン
サ３４は、蛍光灯３の光量を検知するもので、第４図に
示すように、蛍光灯３から原稿台１上の原稿ａまでと略
同じ距離となる位置に設置している。

複写機の操作部には、第４図に示すように、プリントキ
ーを兼ねる複写可能表示部１９、割込みキー２０．枚数
設定キー２１、複写倍率を設定する倍率セットキー２２
、倍率表示部２３、用紙サイズを設定するペーパーセレ
クト部２４、及び露光設定ボリューム２５を配設してい
る。

この露光設定ボリューム２５は、複写画面の濃度レベル
の設定を行うもので、つまみ２６をスライドさせること
により蛍光灯３の光量を変え、画像濃度を任意に設定す
ることができる。例えば最も淡い濃度レベルに設定すれ
ば、光量は最大となる。

蛍光灯３は、第１図に示すように、出力可変型点灯装置
２７に接続されている。この出力可変型点灯装置２７は
、電源が投入きれると、点灯信号が入力されて蛍光灯３
を点灯すると共に、最大レベルの電圧レベル信号が入力
されて蛍光灯３に最大レベルの電圧を印加する。

これら点灯信号や電圧レベル信号は、マイクロコンピュ
ータ２８によって前記出力可変型点灯装置２７に出力さ
れる。このマイクロコンピュータ２８には、前記光セン
サ３４が検知する蛍光灯３の光量値と１、定着部１７の
温度情報とが夫々入力され、蛍光灯３のウェイトアップ
と定着部１７のウェイトアップとを判定するようになっ
ている。これらウェイトアップ信号の両方を得たとき、
マイクロコンピュータ２８は複写可能表示部１９に複写
可能信号を出力する。

第５図のタイムチャートに沿って、蛍光灯３の管壁温度
、光量、点灯信号、及び電圧レベル信号の相関変化を説
明する。

電源が投入されると点灯信号はオンとなり、蛍光灯３に
最大レベルの電圧が印加される。蛍光灯３は、印加時間
に略比例して自己発熱により管壁温度を上昇させる。こ
れに伴い、蛍光灯３は光量を増加させる。

光量が所定値に達すると光センサ３４がこれを検知し、
点灯信号はオフとなり、複写可能信号が出力されて複写
可能表示部１９が点灯する。同時に電圧レベル信号は、
光量を所定値に維持するのに必要な予熱電圧のレベルに
切替わる。

蛍光灯３の管壁温度は、熱の放散により若干低下した後
、予熱電圧により略一定に維持される。すなわち、蛍光
灯３の点灯を所定光量で行える状態に維持することがで
きる。

プリントキー１９をオンすると、点灯信号が出力される
と共に、露光設定ボリューム２５の設定に応じた電圧レ
ベル信号が出力される。従って待ち時間を要することな
（、すみやかに鮮明な複写を行うことができる。

本発明は上記実施例に示す外、種々の態様に構成するこ
とができる。例えば上記実施例では蛍光灯の予熱に自己
発熱を利用しているが、ヒータを別途設けてもよい。又
電圧可変手段は、上記実施例に示すものに限定されない
。

（発明の効果）本発明は上記構成、作用を有するので、蛍光灯の初期管
壁温度を短い時間で補正することができる結果、低温時
の朝一番などでも、複写可能となるまでの時間を短縮す
ることができると共に、蛍光灯に対する高い電圧レベル
の印加を必要な時間だけ行うことができる結果、無駄な
印加や蛍光灯の寿命が縮まるのを防止することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の制御部のブロック図、第２図
はその複写機の全体構成図、第３図はその要部の構成図
、第４図はその複写機の操作部の構成図、第５図はその
管壁温度、光量、点火信号、及び電圧レベル信号の相関
関係を示すタイムチャートである。３−・−・−−一−・−−−−−・−・−−−−・−蛍
光灯２７−−−−・・−・−・−一−−−−−−−−−
−・−・−出力可変型点灯装置（電圧可変手段）３４−−−−・・・−・・−−−−−−−・・−・・−
光センサ（光量検知器）第１図第　３　図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）蛍光灯を用いると共に、この蛍光灯に印加される
電圧のレベルを２段階以上に切換える電圧可変手段を備
えた複写機の露光照明装置において、蛍光灯の光量を検知する光量検知器を有すると共に、電源が投入されてから蛍光灯の光量が所定値に達するま
での間、蛍光灯に最大電圧を印加し、光量検知器により検知される蛍光灯の光量が所定値に達
すると、蛍光灯に印加される電圧を低いレベルに切換え
るように構成したことを特徴とする複写機の露光照明装
置。