JPH01205157A - 写真カード - Google Patents

写真カード

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JPH01205157A
JPH01205157A JP63030565A JP3056588A JPH01205157A JP H01205157 A JPH01205157 A JP H01205157A JP 63030565 A JP63030565 A JP 63030565A JP 3056588 A JP3056588 A JP 3056588A JP H01205157 A JPH01205157 A JP H01205157A
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card
layer
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synthetic resin
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植田 文造
Susumu Okawachi
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/795Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers the base being of macromolecular substances
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/95Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers rendered opaque or writable, e.g. with inert particulate additives

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真カード、即ち支持体の一方の面に画像形成
面が設けられているカードに関するものである。本発明
の写真カードは、一方の面に画像を形成して用いる各種
のカードとして利用することができ、例えば、ポストカ
ードや、各種ゲーム用のカード、プリペイドカード等と
して利用できる。あるいは従業員証、パスポート、クレ
ジットカード、運転免許証、通行許可証等の身分証明証
、免許証または許可証のような認証識別カード(以下、
IDカードと総称する)として用いることができる。
〔発明の背景〕
従来より写真カードとして、バライタ紙やR’C(レジ
ンコート)紙などの紙支持体上に画像形成面を設けたも
のが知られている。しかし紙支持体を用いたものは、写
真処理中に支持体のエツジから不可避的に処理液が浸み
込み、これが処理後に縁汚れとなって残ったり、あるい
は画像を劣化させる要因となったりすることがある。か
つ紙支持体はいわゆる腰が弱く、強靭性に劣るので、更
にポリエチレン等で両面をラミネートする等して補強す
る必要がある場合がある。また、例えばIDカ−ドとし
て使用する場合には、それぞれの用途に適した形態に整
える必要があるが、紙支持体を用いたものは上記した腰
の弱さに起因して、裁断等により形を整える場合に破損
が生じたり、あるいは取り扱いに注意を要したり、形態
を整えた後もくせがついてカードらしさを保てなくなっ
たりし、適当とは言えない。
このため、紙支持体のかわりに合成樹脂支持体を用いる
ことが考えられるが、この場合も所望の剛度にするには
どの程度の厚みをもたせたらよいのかは、必ずしも容易
には決まらない。画像形成面を構成するために合成樹脂
支持体の一方の面に画像形成用乳剤を塗設すると、支持
体の厚さによっては該塗設面側に支持体が曲がってしま
うことがある。このようなカールを防止するには、乳剤
塗設面と反対側の面にカール防止用のバ・ノキング層を
設ければよいが、かかるバッキング層を設けると、画像
形成面と反対側の面の利用が困難になる。即ち、画像形
成面と反対側の面を筆記可能にしたかったり、あるいは
印刷可能にしたい場合にも、バッキング層を設けてしま
うとそれが不可能になる。かつ、カード単品に切断する
前に、長尺状態で巻取りコアなどに巻とっておいた場合
、その捲きぐせかついてカール状態のままになってしま
う、いわゆる捲きぐせカールが生ずることがあり、これ
も実用上望ましくないことである。
更に、合成樹脂支持体を用いたものも、それぞれの用途
に応じて形態を整える必要があるが、そのための裁断時
に問題が生じることがある。例えば、上記カールの問題
をなくすためや必要な剛度を得るために支持体を厚くす
ると、裁断しにくくなることがある。またこのようにカ
ッティング性が悪くなると、裁断時に裁断面の一部(端
縁部)が盛りあがって打ち抜かれてしまうことがある。
また更に、画像形成面を形成するためには、支持体の表
面が乳剤等の塗布性が良く、膜付きが良いことが望まれ
、画像形成層以外の層(書き込み層など)を形成する場
合も、その層の形成が容易であることが望ましい。加う
るに、用途によっては、表面の平滑性が要求されること
がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のように従来の技術にあっては、紙支持体を用いた
ものは処理液の浸みこみゃ、強靭性に劣ることに基づく
種々の問題があり、一方合成樹脂支持体を用いたものも
カールが生じたり、カールを防ごうとすると書き込み層
等を設けられなかったり、捲きぐせカールが生じたり、
更に必要な剛度にしてもその場合カッティング性が悪か
ったり打ち抜き時に盛り上がりが生ずるおそれがあった
りした。かつ、層の形成が容易なこと、平滑性等所望の
要求を満たすことなどをすべて満足することは困難であ
うた。
本発明は、上記のような従来の諸問題点を解決した写真
カードを提供せんとするものである。
(問題を解決するための手段〕 本発明の写真カードは、厚さ350μ〜700μの合成
樹脂支持体を有し、該支持体の一方の面には画像形成層
を設け、該支持体の他方の面には書き込み層を設け、前
記支持体が合成樹脂層の2層以上の積層体から成ること
を特徴とし、この構成によって上記問題点を解決したも
のである。
本発明の写真カードは、厚さ350μ〜700μの合成
樹脂支持体を有するので、この厚さによって、充分な腰
と強靭性とを有し、例えばIDカードなどとして具体化
する場合にも適当な剛度のカードとして得ることができ
る。かつ、この厚さであると、乳剤等を塗設して画像形
成層を設けても、カールするおそれが小さい。本発明の
写真カードは画像形成層と逆の面に書き込み層を設ける
が、カールのおそれが小さいので特にバッキング層など
は不要であり、従って所望の書き込み層を任意に設ける
ことが可能なのである。
また、本発明の写真カードの支持体は合成樹脂層の2層
以上の積層体から成るが、この結果、裁断などがし易く
なり、打ち抜きの際にも縁部に盛り上がりなどの生ずる
ことが防がれる。かつ2層以上の積層体とすることによ
って、所望の剛度を有しつつ、画像形成層や書き込み層
等の層を形成することが容易であるように構成できる。
例えば成る合成樹脂層により剛度を維持させ、別の合成
樹脂層によりH付きを良好ならしめるようにできるので
、所望の特質を容易に付与できるのである。
表面平滑性、写真画質を高めるために支持体の不透明度
を高めることなど、用途に応じて各種の特性が望まれる
場合も、同様に2N以上の合成樹脂層を適宜組み合わせ
ることによって、例えば合成樹脂層を2層、3N・・・
と貼り合わせることにより、かつ必要に応じて異種の樹
脂を組み合わせることにより、要請に容易に対処できる
以下本発明の写真カードについて、更に詳述する。
本発明の写真カードの支持体は、厚さが350μ〜70
0μの合成樹脂支持体であり、これは合成樹脂層の2層
以上の積層体から成っている。
2層以上の積層体は、互いに接着等の手段により接合す
ることができるが、その結果、1層のシートから成る場
合より裁断などの加工が容易ならしめられる。
支持体を構成する合成樹脂は任意であるが、積層体を構
成する合成梼脂層の少なくともINが、ポリエチレンテ
レフタレートから成る場合が好ましい。
また、上記の場合も、そうでないときであっても、支持
体の合成樹脂成分の40重量%以上、更に好ましくは5
0重量%以上がポリエチレンテレフタレートであること
が好ましい。
カード、特にTDカードとして用いるとき、適当な剛度
、強靭さを得ることが要請されるが、本発明者らの知見
によれば、このためにはある程度以上のポリエチレンテ
レフタレートが含まれるのが良く、望ましくは40重量
%以上、更には50重量%以上がポリエチレンテレフタ
レートであることが好ましいことが判ったからである。
そのほか、所望の特性に応じ、各種の合成樹脂を使用で
きる。例えば熱可塑性樹脂として、ポリオレフィン樹脂
(例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プ
ロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体その
他)ポリスチレン、ポリアミド等を使用できる。
ポリエチレン、ポリプロピレンは比較的柔い樹脂である
が、捲きぐせカールが少なく、また打抜き、カットに負
荷が少ないので好ましく、またコロナ処理により比較的
容易に画像形成層を構成するための乳剤や書き込み層を
構成するコートの接着性を高めることができる。
一方ポリエチレンテレフタレートやポリ塩化ビニルは固
く、強度があるが、捲きぐせカール、カンティング性、
打抜き性は上記ポリエチレン、ポリプロピレンの方がす
ぐれる傾向がある。
その他、ポリカーボネート、トリ酢酸セルロース等の合
成樹脂も使用でき、所期の特性を得るためのものなら任
意に使用可能である。
従って、合成樹脂層の2層以上の積層体を支持体とする
本発明によってはじめて、各種合成樹脂の特性を生かし
て組み合わせることができ、すぐれた写真カードを得る
ことが可能になる。
本発明の写真カードにおいて、写真画質を高めるには、
支持体の不透明度を高めることが望ましく、このため白
色顔料等無機微細粉末を混入する必要があることがある
。透明の場合鮮鋭性が劣化する傾向があり、写真画質を
維持するのにかなり白色顔料等の含量を多くする必要が
ある場合があり、その場合は支持体の材質の選択にも制
約が出てしまうが、本発明においては画像形成層を構成
する合成樹脂層について主としてその手当てをすればよ
いので、選択の自由度はそれ程制限されない。
支持体の不透明度を高めるには、例えば前述した熱可塑
性樹脂については、炭酸カルシウム、シリカ、けいそう
土、タルク、酸化チタン、硫酸バリウム等の無機微細粉
末(好ましい粒径は0.03〜16μ)を用いることが
できる。
特に、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル
フィルムを不透明化して、例えばその全光線透過率を5
0%以下にするには、製膜前のポリエステルに有機物(
ポリエステルと相溶性の良くないもの)または無機物の
微粒子を混合分散させる手段を用いることができる。無
機物の微粒子は、好ましくは40%以下の混合とする。
ポリエステルフィルムについて好ましく使用できる無機
物の微粒子としては、タルク、カオリン、カオリンクレ
ー、ジ−クライト、沸石、ケイ酸アルミニウム、活性白
土、硫酸バリウム、亜鉛華、酸化チタン、チタン雲母箔
、炭酸ナトリウム、酸化マグネシウム、シリカ等を挙げ
ることができる。
ポリエステル樹脂と相溶性の良くない有機物としては、
ナイロン6、ナイロン12、ナイロン66、ポリメタキ
シリレンジアミンなどポリアミド系樹脂;ポリエチレン
などポリオレフィン系樹脂;ポリテトラフルオロエチレ
ンなど弗素系樹脂;ポリスチレンなどスチレン系樹脂を
挙げることができる。
不透明化した支持体を得るには、合成樹脂中に上記の不
透明化剤を混練し、押し出すことにより平板状のフィル
ムを得て、このフィルムを所望の大きさに切断すること
により所望の支持体を得るようにでき、あるいは合成樹
脂を押し出し平板状にしてから、不透明化剤を塗布した
り、不透明化されたフィルムを貼合したりすることによ
り不透明層を設けるようにすることもできる。また合成
樹脂中に不透明化剤を混練し、押し出し、延伸処理する
ことにより空隙(ボイド)を形成させ、不透明度を上げ
ることもできる。
本発明の写真カードは、支持体の一方の面に画像形成層
を設けて成るものであ。画像形成層は、任意の写真画像
形成層として構成でき、例えばハロゲン化銀乳剤などか
ら成る感光性画像形成層として構成することができる。
直接ポジハロゲン化銀写真形成層とすることも好ましい
態様である。
またその他、拡散性転写型の色素を転写して画像を形成
するもの(例えば熱現像感光材料の受像層)として形成
することができ、各種熱転写型の画像形成層としてもよ
い。
かかる画像形成層は、写真カードの一方の面の全面に形
成してもよく、部分的に形成してもよく、必要に応じて
適宜設定できる。例えば顔写真などをカードの一方の面
の一部に焼き付ける如く構成することができる。カラー
写真でも、黒白写真でも任意である。
また、本発明の写真カードは、支持体の画像形成面とは
反対の面に、書き込み層が形成されているものである。
書き込み層とは、本発明の写真カードを例えばIDカー
ドとして用いる場合、例えば文字印刷などにより、書誌
的事項を記載できるように構成したものであり、あるい
は、本発明の写真カードを例えば郵便用のポストカード
として用いる場合には、スタンプを押したりペン等で筆
記するなど字をかいたり、絵を描いたりできるように構
成するものである。
よって書き込み層は、印刷する場合印刷を捲くことなく
、またにじむことなく、従って印刷の乗りが良好であり
、速乾性であることが好ましい。
また、字や絵を描くときの筆記性が良好であり、スタン
プインクの乗りが良く、その場合もインクが速く乾き、
にじまず、摩擦等によってもインクが落ちないことが好
ましい。
このような書き込み層の形成手段としては、例えば無機
粉状物質を混入した層を形成する手段があり、例えば多
孔質シリカとゼラチンを用いて、書き込み層を形成する
ことができる。このとき適宜ゼラチン硬化剤を用いるこ
とができる。
あるいは、炭酸カルシウム、タルク、けいそう土、酸化
チタン、硫酸バリウム等の無機微細粉末を熱可塑性樹脂
(ポリエチレン等のポリオレフィン類や、各種共重合体
など任意である)のフィルムに含有させ、このフィルム
を積層することにより、書き込み層を形成することがで
きる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例について説明する。なお当然のこと
ではあるが、本発明は以下述べる実施例により限定され
るものではない。
実施例−1 本実施例では、次の(1)〜(6)に示すように、写真
カード試料−1〜3(比較試料)、試料−4〜6(本発
明に係る試料)を作成した。
(1)試料−1の作成 ここでは、第1図に模式的に略示するような写真カード
試料−1を作成した。
試料−1の支持体1としては、白色顔料とじて硫酸バリ
ウムを含有する厚さ175μの白色ポリエチレンテレフ
タレートを用い、この両面に常法に従い写真乳剤層が接
着するための下引加工を両面に施して下引き層2とした
。このようにして得たフィルムの上に、常法により加筆
性付与のバックコートとしてコロイダルシリカを含むゼ
ラチン液を塗布して書き込み層4とした。また該書き込
み層4とは反対の面に写真乳剤を塗布して、画像形成層
3をなす写真乳剤層とした。
このようにして合成樹脂層1層から成る175μ厚の支
持体を有し、書き込み層4を裏面にもつ写真カード(試
料−1)を得た。即ちこの試料−1は、1層の合成樹脂
層から成る175μ厚の支持体を有するものである。
(2)試料−2の作成 支持体1として厚さ380μの白色ポリエチレンフタレ
ート (硫酸バリウム含有)を用いて、その他は試料−
1と同様の写真カードを得た。これを試料−2とする。
試料−2の構成を、第2図に略示する。符号は第1図に
おけるのと同様である。
このようにして合成樹脂層1層から成る380μ厚の支
持体を有し、書き込み層4を裏面にもつ写真用カード(
試料−2)を得た。
(3)試料−3の作成 厚さ400μの白色ポリプロピレンフィルム(酸化チタ
ン含を)の表面にコロナ加工を施し、前記試料−1と同
様にしてコロイダルシリカを含むゼラチン液をバックコ
ートして書き込みN4を設け、かつこれを反対側の面に
写真乳剤を塗布して画像形成層3とし、写真カード(試
料−3)を得た。
第3図に試料−3の構造を略示する。即ち試料−3は、
合成樹脂層1層から成る400μ厚の支持体を有するも
のである。
(4)試料−4の作成 ボイドを含むポリプロピレン系合成紙ユポ15(厚さ1
30μ。玉子油化合成紙製)を支持体1の一つの層とし
、その片面に加筆性、印字性を改良するためにクレーを
含む書き込み層4を設ける。次に8%の酸化チタンを含
む溶融ポリエチレン14(白色ポリエチレン)を押出し
、これを用いて上記ユボ15に175μの白色ポリエス
テル(ここではポリエチレンテラフタレート)フィルム
13を貼合せる。更に、ボイドを含む厚さ130μのポ
リプロピレン系合成紙ユポ11を、8%の酸化チタンを
含む溶融ポリエチレン12を押出したものを用いて、上
記白色ポリエステルフィルム13に貼合せた。ユポ11
の表面にコロナ加工を施し、常法により写真乳剤を塗設
して画像形成層3とし、写真用カード(試料−4)を得
た。第4図に、試料−4の構成を略示する。図示のよう
に、この試料−4は、2以上の合成樹脂層から成り、厚
さが495μの支持体を有するものである。なお、試料
−4の支持体の合成樹脂成分中のポリエチレンテレフタ
レート含有量は、45.8重量%である。
(5)試料−5の作成 ボイドを含むポリプロピレン系合成紙ユポ15a(厚さ
130μ)の片面に加筆性、印字性を改良するための裏
引きを行い、書き込みN4とした。次に酸化チタンを含
む溶融ポリエチレン14aを押出し、上記ユポ15aと
、硫酸バリウムを含有する白色ポリエチレンテレフタレ
ート13a(厚さ125μ)とを貼合せる。更に同様に
して、溶融ポリエチレン12aを用いて、硫酸バリウム
を含有する白色ポリエチレンテレフタレートフィルム1
1a (厚さ175μ)を貼合せる。この175μの白
色ポリエチレンテレフタレートフィルムllaは、予め
写真乳剤が接着するように常法により下引加工を行って
下引き層2を設けておく。このようにして得られた合成
樹脂支持体1に、常法によって写真乳剤層を塗設し、画
像形成層3とした。このようにして写真カード(試料−
5)を得た。第5図に試料−5の構造を略示する。図の
如く、この試料−5は、2以上の合成樹脂層から成り、
厚さ490μの支持体を有するものである。なお試料−
5の支持体の合成樹脂成分中のポリエチレンテレフタレ
ート含有量は、70重量%であった。
(6)  試料−6の作成 硫酸バリウムを含有する厚さ175μの白色ポリエステ
ル(ここではポリエチレンテレフタレート)フィルム1
5bにゼラチンが接着するための下引加工を常法により
行い、下引き層2とし、その上に加筆性、印字性を付与
するためにコロイダルシリカを含有するゼラチン裏引き
層を塗設して書き込み層4とした。このフィルムと、厚
さ125 μの白色塩化ビニルフィルム13bとを、酸
化チタンを含む溶融ポリエチレン14bにより貼合せる
更に同様にして、下引済みで下引き層2を有する硫酸バ
リウムを含有する白色ポリエステル1lb(厚さ125
μ)をポリエチレン12bを用いて貼合して、455μ
厚の合成樹脂支持体1を得た。常法により写真乳剤を塗
布して画像形成N3とし、写真カード(試料−6)を得
た。第6図に試料−6の構造を略示する。図の如く、こ
の試料−6は、2以上の合成樹脂層から成り、厚さ45
5μの支持体を有するものである。なお試料−6の支持
体の合成樹脂成分中のポリエチレンテレフタレート含有
量は、64重量%であった。
実施例−2 本実施例では、実施例−1で作成した写真カードである
試料1〜6を用い、各々を特開昭61−80135号に
記載した装置を用いて処理し、画像を形成した写真カー
ドとして作成した。
用いた特開昭61−80135号に記載のID作成装置
を、第7図及び第8図に示す。
第7図及び第8図中、110は光ビーム発生器、111
はミラー、112はレンズ、113はシャッタ、114
シまマスクキ反、120はストロボ装置、130はCR
T、131はレンズ、132はシャッタ、133は反射
鏡、134は内臓スクリーン、210はカートリッジ、
211は蓋体、212は開口部、220は吸着盤、23
0は搬送ベルト、240はベーパ台、250はシュータ
、260はペーパ入力機構、261は第1シヤツタ、2
62は第2シヤツタ、270,271 はローラ機構、
272はウオーム機構、280はマガジン、281は搬
送ローラ、282はカッタ、283は排出ローラ、28
4は搬送ローラ、300は第2露光装置、310は現像
槽、320は漂白定着槽、330は第1安定化槽、35
1はヒータ、352はファン、360は熱交換器、37
0はポンプ、380は処理液補充手段、410.430
は搬送ベルト、420は塗布機構、440は紫外線照射
装置を示す。
これにより得られた写真カードについて、各々の性能を
比較した。
性能は、乳剤塗布時の取扱い性(生産性)、カッティン
グ性(打抜き性)、捲きぐせカール、自現機(自動現像
機)搬送性、画質(鮮鋭性の評価を含む)、カードとし
ての腰の各項目で評価した。
評価は次のとおりとした。
乳剤塗布時の取扱い性; ○・・・通常の設備状態で特に異常無く塗布できる。
×・・・蛇行もしくは面スレが発生ずる。
カッティング性: ○・・・異常無し。
△・・・切り口に盛り上がりが発生する。
×・・・切りくず(ヒゲ状)が多発する。あるいは10
0mスリットレ刃の状態の目視観察で、何らかの異常(
刃の変形、損 傷等)が見られる。
捲きぐせカール: 直径150 m富の巻取コアに各試料を100m捲き、
1週間放置後の捲きぐせカールをみる。
○・・・捲き芯まで実用上問題とならない。
△・・・捲き外から60mまで実用上問題とならない。
×・・・捲き芯から40m以上捲きぐせカールがつき実
用上問題となる。
画質(含鮮鋭性): ○・・・文字、画像がシャープ。
△・・・文字、画像がややニジミ、不鮮明となる。
カードとしての腰: 97mmX69龍のカードに打抜き、−枚を手で持った
時の感触及び低湿(20℃10%RH)でのカールを調
べた。
○・・・しっかりしていて低湿でも全くカールしない。
△・・・やや腰が弱いが、低湿でのカールも殆どない。
×・・・低湿でのカール大、カール防止の裏塗りが必要
となるレベル。
持った感じもカードにしては腰が弱い。
自現機搬送性: 特開昭61−80135号記載の装置を用いて400枚
のカードを処理して ○・・・搬送上のトラブルが全くない。
表より理解されるように、本発明外の試料−1〜3はい
ずれかの項目で劣っているのに対し、本発明の試料−4
〜6は、各項目とも満足すべき結果ををしている。特に
、試料−5,6が優れていることがわかる。
〔発明の効果〕
上述の如く本発明によれば、従来技術の問題点を解決し
たすぐれた写真カードを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は、本発明に係る試料、または比較試料
である感光材料の断面略示図である。第7図は実施例で
用いたIDカード作成装置の概略図、第8図は同装置の
撮影部における写真材料搬送機構を示す斜視図、第9図
は同装置の現像部における写真搬送機構を示す斜視図で
ある。 1・・・支持体、2・・・下引き層、3・・・画像形成
部、4・・・書き込み層。 特許出願人   コニカ株式会社 代理人 弁理士   高  月  亨 第1図 第2図 第3図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、厚さ350μ〜700μの合成樹脂支持体を有し、 該支持体の一方の面には画像形成層を設け、該支持体の
    他方の面には書き込み層を設け、前記支持体が合成樹脂
    層の2層以上の積層体から成ることを特徴とする写真カ
    ード。 2、積層体を構成する合成樹脂層の少なくとも1層が、
    ポリエチレンテレフタレートから成る請求項1記載の写
    真カード。 3、支持体の40重量%以上がポリエチレンテレフタレ
    ートである請求項1または2記載の写真カード。
JP63030565A 1988-02-12 1988-02-12 写真カード Expired - Lifetime JP2887676B2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5254428A (en) * 1975-10-23 1977-05-02 Ici Ltd Image forming photosensitive material
JPS61149948A (ja) * 1984-12-24 1986-07-08 Mitsubishi Paper Mills Ltd 写真材料
JPS61159636A (ja) * 1984-12-30 1986-07-19 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 写真感光材料

Patent Citations (3)

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JP2887676B2 (ja) 1999-04-26

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