JP2887675B2 - 写真カード - Google Patents

写真カード

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JP2887675B2
JP2887675B2 JP63030564A JP3056488A JP2887675B2 JP 2887675 B2 JP2887675 B2 JP 2887675B2 JP 63030564 A JP63030564 A JP 63030564A JP 3056488 A JP3056488 A JP 3056488A JP 2887675 B2 JP2887675 B2 JP 2887675B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/95Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers rendered opaque or writable, e.g. with inert particulate additives
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/795Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers the base being of macromolecular substances

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真カード、即ち支持体の一方の面に画像形
成面が設けられているカードに関するものである。本発
明の写真カードは、一方の面に画像を形成して用いる各
種のカードとして利用することができ、例えば、ポスト
カードや、各種ゲーム用のカード、プリペイドカード等
として利用できる。あるいは従業員証、パスポート、ク
レジットカード、運転免許証、通行許可証等の身分証明
証、免許証または許可証のような認証識別カード(以
下、IDカードと総称する)として用いることができる。
〔発明の背景〕
従来より写真カードとして、バライタ紙やRC(レジン
コート)紙などの紙支持体上に画像形成面を設けたもの
が知られている。しかし紙支持体を用いたものは、写真
処理中に支持体のエッジから不可避的に処理液が浸み込
み、これが処理後に縁汚れとなって残ったり、あるいは
画像を劣化させる要因になったりすることがある。かつ
紙支持体はいわゆる腰が弱く、強靭性に劣るので、更に
ポリエチレン等で両面をラミネートする等して補強する
必要がある場合がある。また、例えばIDカードとして使
用する場合には、それぞれの用途に適した形態に整える
必要があるが、紙支持体を用いたものは上記した腰の弱
さに起因して、裁断等により形を整える場合に破損が生
じたり、あるいは取り扱いに注意を要したり、形態を整
えた後もくせがついてカードらしさを保てなくなったり
し、適当とは言えない。
このため、紙支持体のかわりに合成樹脂支持体を用い
ることが考えられるが、この場合も所望の剛度にするに
はどの程度の厚みをもたせたらよいのかは、必ずしも容
易には決まらない。画像形成面を構成するために合成樹
脂支持体の一方の面に画像形成用乳剤を塗設すると、支
持体の厚さや材質によっては該塗設面側に支持体が曲が
ってしまうことがある。このようなカールを防止するに
は、乳剤塗設面と反対側の面にカール防止用のバッキン
グ層を設ければよいが、かかるバッキング層を設ける
と、画像形成面と反対側の面の利用が困難になる。即
ち、画像形成面と反対側の面を筆記可能にしたかった
り、あるいは印加可能にしたい場合にも、バッキング層
を設けてしまうとそれが困難になる。RCペーパーの裏面
に、マット剤等を添加したゼラチン液を塗布し、加筆
性、印字性を改良したものが、ポストカード等に使用さ
れているが、印刷適性、スタンプ、印の乾燥性、ニジミ
具合い、各種筆記具による加筆性等を考慮すると、例え
ば備考紙として必要とする諸性能を必ずしも全て満たす
ものではない。しかもカール防止用にバッキング層を設
ける場合は、ゼラチンの付着量を多くしなければならな
いので、上記条件を満たすことは更に困難となる。
かつ、カード単品に切断する前に、長尺状態で巻取り
コアなどに巻とっておいた場合、その捲きぐせがついて
カール状態のままになってしまう、いわゆる捲きぐせカ
ールが生ずることがあり、これも実用上望ましくないこ
とである。
更に、合成樹脂支持体を用いたものも、それぞれの用
途に応じて形態を整える必要があるが、そのための裁断
時に問題が生じることがある。例えば、上記カールの問
題をなくすためや必要な剛度を得るために支持体を厚く
すると、裁断しにくくなることがある。またこのように
カッティング性が悪くなると、裁断時に裁断面の一部
(端縁部)が盛りあがって打ち抜かれてしまうことがあ
る。
また更に、画像形成面を形成するためには、支持体の
表面が乳剤等の塗布性が良く、膜付きが良いことが望ま
れ、画像形成層以外の層(書き込み層など)を形成する
場合も、その層の形成が容易であることが望ましい。加
うるに、用途によっては、表面の平滑性が要求されるこ
とがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のように従来の技術にあっては、紙支持体を用い
たものは処理液の浸みこみや、強靭性に劣ることに基づ
く種々の問題があり、一方合成樹脂支持体を用いたもの
もカールが生じたり、カールを防ごうとすると書き込み
層等を設けられなかったり、更に必要な剛度にしてもそ
の場合カッティング性が悪かったり打ち抜き時に盛り上
がりが生ずるおそれがあったりした。かつ、層の形成が
容易なこと、平滑性等所望の要求を満たすことなどをす
べて満足することは困難であった。
本発明は、上記のような従来の諸問題点を解決した写
真カードを提供せんとするものである。
〔問題を解決するための手段〕
本発明の写真カードは、 厚さ350μ〜700μの合成樹脂支持体を有し、 該支持体の一方の面には画像形成層を設け、 該支持体の他方の面には書き込み層を設け、 前記支持体はポリエチレンテレフタレートからなる層
を含む複数の層からなり、 該複数の層のいずれか少なくとも1層は不透明化処理
がなされており、 前記支持体の合成樹脂成分の40重量%以上90重量%以
下がポリエチレンテレフタレートであり、 打ち抜きによりカード単品を得るものであることを特
徴とし、この構成によって上記問題点を解決したもので
ある。
本発明の写真カードは、厚さ350μ〜700μの合成樹脂
支持体を有し、かつこの支持体はポリエチレンテレフタ
レートからなる層を含む複数の層からなり、かつこの支
持体の合成樹脂成分はその40重量%以上90重量%以下が
ポリエチレンテレフタレートであって、この構成によ
り、充分な腰と強靭性とを有し、例えばIDカードなどと
して具体化する場合にも適当な剛度のカードとして得る
ことができる。かつ、この構成の結果、乳剤等を塗設し
て画像形成層を設けても、カールするおそれが小さい。
本発明の写真カードは画像形成層と逆の面に書き込み層
を設けるが、カールのおそれが小さいので特にバッキン
グ層などは不要であり、従って所望の書き込み層を任意
に設けることが可能なのである。
また、本発明の写真カードは、打ち抜きによりカード
単品を得るものであるが、その支持体が上記組成及び厚
さから成る結果、打ち抜いて裁断することがやり易く、
打ち抜きの際にも縁部に盛り上がりなどの生ずることが
防がれる。かつ塗布性・膜付きも良好であり、平滑性が
要求される場合に、これを満たすようにすることが容易
である。
さらに、本発明の写真カードは、その支持体の複数の
層のいずれか少なくとも1層は不透明化処理がなされて
いるので、画像の画質が良好である。
以下本発明の写真カードについては、更に詳述する。
本発明の写真カードの支持体は、厚さが350μ〜700μ
の合成樹脂支持体である。
かつ本発明の写真カードの支持体はポリエチレンテレ
フタレートからなる層を含む複数の層からなる。
かつ本発明の写真カードの支持体の合成樹脂成分の40
重量%以上90重量%以下はポリエチレンテレフタレート
である。
本発明は、次のような知見によりなされたものであ
る。
即ちカード、特にIDカードとして用いるとき、適当な
剛度、強靭さを得ることが要請されるが、本発明者らの
知見によれば、このためにある程度以上のポリエチレン
テレフタレートが含まれるのが良く、上記支持体の厚さ
でかつ合成樹脂成分の40重量%以上90重量%以下がポリ
エチレンテレフタレートがあることにより、本発明の目
的が達成されることが判った。
本発明において、「合成樹脂成分の40重量%以上90重
量%以下」とは、支持体を構成する合成樹脂についてそ
の40重量%以上90重量%以下ということであり、支持体
が必要に応じて合成樹脂以外の成分を含有するとき、例
えば合成樹脂以外の接着剤とか、不透明化剤としての無
機物を含有するときは、それらを除いた合成樹脂の成分
について、その40重量%以上90重量%以下ということで
ある。
上記のように本発明の写真カードの支持体は、合成樹
脂成分の40重量%以上90重量%以下がポリエチレンテレ
フタレートであり、好ましくはポリエチレンテレフタレ
ートの含有量は50重量%〜90重量%である。
支持体を構成する合成樹脂成分として、ポリエチレン
テレフタレート以外に、所望の特性に応じ、各種の合成
樹脂を使用できる。例えば熱可塑性樹脂として、ポリオ
レフィン樹脂(例えばポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体その他)ポリスチレン、ポリアミド等を使用で
きる。
ポリエチレン、ポリプロピレンは比較的柔い樹脂であ
るが、捲きぐせカールが少なく、また打抜き、カットに
負荷が少ないので好ましく、またコロナ処理により比較
的容易に画像形成層を構成するための乳剤や書き込み層
を構成するコートの接着性を高めることができる。
一方本発明の写真カードの支持体の必須成分であるポ
リエチレンテレフタレートや、あるいはポリ塩化ビニル
は固く、強度がある。
その他、ポリカーボネート、トリ酢酸セルロース等の
合成樹脂も使用でき、初期の特性を得るためのものなら
任意に使用可能である。
本発明の写真カードの支持体は、厚さが350μ〜700μ
の合成樹脂支持体であるが、これは、ポリエチレンテレ
フタレートからなる層を含む複数の層からなる。このよ
うな2層以上の積層体から構成することにより、所望の
特性を容易に得ることができる。2層以上の積層体とす
るためのの手段としては、2層以上の層を互いに接着等
の手段により接合することができる。ポリエチレンテレ
フタレートからなる層を含む複数の層から構成したこと
により、1層のシートから成る場合より裁断などがし易
くなり、本発明においてカード単品を得るために打ち抜
きを行う際にも縁部に盛り上がりが生ずることが防が
れ、かつこのような2層以上の積層体とすることによっ
て、所望の剛度を有しつつ、画像形成層や書き込み層等
の層を形成することが容易であるように構成できる。
本発明の写真カードにおいて、写真画質を高めるべ
く、支持体の不透明度を高めるために、支持体のいずれ
か少なくとも1層について不透明化処理を行う。例えば
好ましくは、白色顔料等無機微細粉末を混入する。
支持体の不透明度を高めるには、例えば前述した熱可
塑性樹脂については、炭酸カルシウム、シリカ、けいそ
う土、タルク、酸化チタン、硫酸バリウム等の無機微細
粉末(好ましい粒径は0.03〜16μ)を用いることができ
る。
特に、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステ
ルフィルムを不透明化して、例えばその全光線透過率を
50%以下にするには、製膜前のポリエステルに有機物
(ポリエステルと相溶性の良くないもの)または無機物
の微粒子を混合分散させる手段を用いることができる。
無機物の微粒子は、好ましくは40%以下の混合とする。
ポリエステルフィルムについて好ましく使用できる無
機物の微粒子としては、タルク、カオリン、カオリンク
レー、ジークライト、沸石、ケイ酸アルミニウム、活性
白土、硫酸バリウム、亜鉛華、酸化チタン、チタン雲母
箔、炭酸ナトリウム、酸化マグネシウム、シリカ等を挙
げることができる。
ポリエステル樹脂と相溶性の良くない有機物として
は、ナイロン6、ナイロン12、ナイロン66、ポリメタキ
シリレンジアミンなどポリアミド系樹脂;ポリエチレン
などポリオレフィン系樹脂;ポリテトラフルオロエチレ
ンなど弗素系樹脂;ポリスチレンなどスチレン系樹脂を
挙げることができる。
不透明化した支持体を得るには、合成樹脂中に上記の
不透明化剤を混練し、押し出しすることより平板状のフ
ィルムを得て、このフィルムを所望の大きさに切断する
ことにより所望の支持体を得るようにでき、あるいは合
成樹脂を押し出し平板状にしてから、不透明化剤を塗布
したり、不透明化されたフィルムを貼合したりすること
により不透明層を設けるようにすることもできる。また
合成樹脂中に不透明化剤を混練し、押し出し、延伸処理
することにより空隙(ボイド)を形成させ、不透明度を
上げることもできる。
本発明の写真カードは、支持体の一方の面に画像形成
層を設けて成るものである。画像形成層は、任意の写真
画像形成層として構成でき、例えばハロゲン化銀乳剤な
どから成る感光性画像形成層として構成することができ
る。直接ポジハロゲン化銀写真形成層とすることも好ま
しい態様である。またその他、拡散性転写型の色素を転
写して画像を形成するもの(例えば熱現像感光材料の受
像層)として形成することができ、各種熱転写型の画像
形成層としてもよい。
かかる画像形成層は、写真カードの一方の面の全面に
形成してもよく、部分的に形成してもよく、必要に応じ
て適宜設定できる。例えば顔写真などをカードの一方の
面の一部に焼き付ける如く構成することができる。カラ
ー写真でも、黒白写真でも任意である。
また、本発明の写真カードは、支持体の画像形成面と
は反対の面に、書き込み層が形成されているものであ
る。
書き込み層とは、本発明の写真カードを例えばIDカー
ドとして用いる場合、例えば文字印刷などにより、書誌
的事項を記載できるように構成したものであり、あるい
は、本発明の写真カードを例えば郵便用のポストカード
として用いる場合には、スタンプを押したりペン等で筆
記するなど字を書いたり、絵を描いたりできるように構
成するものである。
よって書き込み層は、印刷する場合印刷を撥くことな
く、またにじむことなく、従って印刷の乗りが良好であ
り、速乾性であることが好ましい。また、字や絵を描く
ときの筆記性が良好であり、スタンプインクの乗りが良
く、その場合もインクが速く乾き、にじまず、摩擦等に
よってもインクが落ちないことが好ましい。
〔実施例〕
以下本発明の実施例について説明する。なお当然のこ
とではあるが、本発明は以下述べる実施例により限定さ
れるものではない。
実施例−1 本実施例では、次の(1)〜(6)に示すように、写
真カード試料−1〜6を作成した。
(1) 試料−1の作成 ボイドを含むポリプロピレン系合成紙ユポ15a(厚さ8
0μ)の片面に加筆性、印字性を改良するための裏引き
を行い、書き込み層4とした。次に酸化チタンを含む溶
融ポリエチレン14aを押出し、上記ユポ15aと、硫酸バリ
ウムを含有する白色ポリエチレンテレフタレート13a
(厚さ125μ)とを貼合せる。この白色ポリエチレンテ
レフタレートフィルム13aは、予め写真乳剤が接着する
ように常法により下引加工を行って下引き層2を設けて
おく。このようにして得られた合成樹脂支持体1に、該
ポリエチレンテレフタレートフィルム13aに常法によっ
て写真乳剤層を塗設することにより、画像形成層3を形
成した。このようにして写真カード(試料−1)を得
た。第1図に試料−1の構造を略示する。図の如く、こ
の試料−1は、厚さ275μの支持体を有するものであ
り、ポリエチレンテレフタレートは支持体の54重量%の
ものである。
(2) 試料−2の作成 ボイドを含むポリプロピレン系合成紙ユポ15(厚さ80
μ。王子油化合成紙製)を支持体1の一つの層とし、そ
の片面に加筆性、印字性を改良するためにクレーを含む
書き込み層4を設ける。次に8%の酸化チタンを含む溶
融ポリエチレン14c(白色ポリエチレン)を押出し、こ
れを用いて上記ユポ15に125μの白色ポリエチレンテレ
フタレートフィルム13を貼合せる。更に、白色ポリエチ
レン14a,14bを用いて、第2図の如く125μの白色ポリエ
チレンテレフタレートフィルムに、60μの白色ポリエチ
レンフィルム11を貼り合わせて、第2図の支持体を得、
ポリエチレンフィルム11の上に常法により写真乳剤を塗
設して画像形成層3とし、写真用カード(試料−2)を
得た。第2図に、試料−2の構成を略示する。図示のよ
うに、この試料−2は、2以上の合成樹脂層から成り、
厚さが540μの支持体を有するものであり、ポリエチレ
ンテレフタレートは支持体の28重量%のものである。
(3) 試料−3の作成 試料−2と同様にして、第3図に示す写真カード(試
料−3)を得た。これは支持体の厚さが540μ、支持体
中のポリエチレンテレフタレートが54重量%のものであ
る。
(4) 試料−4の作成 試料−2と同様にして、第4図に示す写真カード(試
料−4)を得た。これは支持体の厚さが540μ、支持体
のポリエチレンテレフタレートが73重量%のものであ
る。
(5) 試料−6の作成 試料−4において、130μの白色ポリプロピレン(ユ
ポ)の代わりに、400μ厚のポリプロピレンフィルムを
貼り合わせて、第6図に示す試料−6とした。これは、
支持体の厚さが810μ、支持体のポリエチレンテレフタ
レートが54重量%のものである。
(6) 試料−5の作成 同様にして、第5図に示す写真カード(試料−5)を
得た。これは支持体の厚さが540μ、支持体のポリエチ
レンテレフタエートが98重量%のものである。
実施例−2 本実施例では、実施例−1で作成した写真カードであ
る試料1〜6を用い、各々を特開昭61−80135号に記載
装置を用いて現像処理し、UV硬化樹脂コートを行って、
画像を形成した写真カードとして作成した。
用いた特開昭61−80135号に記載のID作成装置を、第
7図及び第8図に示す。
第7図及び第8図中、110は光ビーム発生器、111はミ
ラー、112はレンズ、113はシャッタ、114はマスク板、1
20はストロボ装置、130はCRT、131はレンズ、132はシャ
ッタ、133は反射鏡、134は内臓スクリーン、210はカー
トリッジ、211は蓋体、212は開口部、220は吸着盤、230
は搬送ベルト、240はペーパ台、250はシュータ、260は
ペーパ入力機構、261は第1シャッタ、262は第2シャッ
タ、270,271はローラ機構、272はウォーム機構、273は
カム機構、274はクランパ機構、280はマガジン、281は
搬送ローラ、282はカッタ、283は排出ローラ、284は搬
送ローラ、300は第2露光装置、310は現像槽、320は漂
白定着槽、330は第1安定化槽、340は第2安定化槽、35
0は乾燥槽、351はヒータ、352はファン、360は熱交換
器、370はポンプ、380は処理液補充手段、410,430は搬
送ベルト、420は塗布機構、440は紫外線照射装置を示
す。
これにより得られた写真カードについて、各々の性能
を比較した結果を次表に示す。
性能は、乳剤塗布時の取扱い性(生産性)、カッティ
ング性(打抜き性)、自現機(自動現像機)搬送性、UV
硬化樹脂塗布性、カードとしての腰の各項目で評価し
た。
評価は次のとおりとした。
乳剤塗布時の取扱い性: ○・・・通常の設備状態で特に異常無く塗布できる。
×・・・蛇行もしくは面スレが発生する。
カッティング性: ○・・・異常無し。
△・・・切り口に盛り上がりが発生する。
×・・・切りくず(ヒゲ状)が多発する。あるいは100m
スリットレ刃の状態の目視観察で、何らかの異常(刃の
形状、損傷等)が見られる。
カードとしての腰: 97mm×60mmのカードに打抜き、一枚を手で持った時の
感触及び低湿(20℃10%RH)でのカールを調べた。
○・・・しっかりしていて低湿でも全くカールしない。
△・・・やや腰が弱いが、低湿でのカールも殆どない。
×・・・低湿でのカール大、カール防止の裏塗りが必要
となるレベル。
持った感じもカードにしては腰が弱い。
自現機搬送性: 特開昭61−80135号記載の装置を用いて400枚のカード
を処理して ○・・・搬送上のトラブルが全くない。
×・・・ジャムトラブルが発生。
UV硬化樹脂塗布性: ○・・・均一に塗布される。
×・・・裏廻りした塗布ムラが出る。
表から明らかなように、本発明の試料3,4のみが全て
の性能を満たしている。支持体厚が薄いとUV(紫外線)
硬化樹脂塗布時に裏廻りが発生した。また支持体厚が厚
すぎると、乳剤塗布時、支持体がロールの径に沿って搬
送されず、剛度が強過ぎるため、蛇行、面ズレが発生し
た。またスリッター及び打抜き時、刃の損傷が激しくな
った。
ポリエチレンテレフタレート含量の少ない試料2で
は、打抜き時切口の縁が盛り上がり、また、切りくずが
生じた。また自現機及びUV硬化樹脂塗布にトラブルが発
生した。
〔発明の効果〕 上述の如く本発明によれば、従来技術の問題点を解決
したすぐれた写真カードを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は、本発明に係る試料、または比較試料
である感光材料の断面略示図である。第7図は実施例で
用いたIDカード作成装置の概略図、第8図は同装置の撮
影部における写真材料搬送機構を示す斜視図、第9図は
同装置の現像部における写真搬送機構を示す斜視図であ
る。 1……支持体、2……下引き層、3……画像形成部、4
……書き込み層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−19784(JP,A) 特開 昭52−127941(JP,A) 特開 昭61−149948(JP,A) 特開 昭61−159636(JP,A) 特開 昭52−54428(JP,A) 実開 昭63−191067(JP,U) 実開 昭62−50986(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 1/795 G03C 1/765 G03C 1/95 B42D 15/10 501 B42D 15/00 341

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚さ350μ〜700μの合成樹脂支持体を有
    し、 該支持体の一方の面には画像形成層を設け、 該支持体の他方の面には書き込み層を設け、 前記支持体はポリエチレンテレフタレートからなる層を
    含む複数の層からなり、 該複数の層のいずれか少なくとも1層は不透明化処理が
    なされており、 前記支持体の合成樹脂成分の40重量%以上90重量%以下
    がポリエチレンテレフタレートであり、 打ち抜きによりカード単品を得るものであることを特徴
    とする写真カード。
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