JP2887674B2 - 写真カード - Google Patents

写真カード

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JP2887674B2
JP2887674B2 JP63030563A JP3056388A JP2887674B2 JP 2887674 B2 JP2887674 B2 JP 2887674B2 JP 63030563 A JP63030563 A JP 63030563A JP 3056388 A JP3056388 A JP 3056388A JP 2887674 B2 JP2887674 B2 JP 2887674B2
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    • G03C1/00Photosensitive materials
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真カード、即ち支持体の一方の面に画像形
成面が設けられているカードに関するものである。本発
明の写真カードは、、一方の面に画像を形成して用いる
各種のカードとして利用することができ、例えば、ポス
トカードや、各種ゲーム用のカード、プリペイドカード
等として利用できる。あるいは従業員証、パスポート、
クレジットカード、運転免許証、通行許可証等の身分証
明証、免許証または許可証のような認証識別カード(以
下、IDカードと総称する)として用いることができる。
〔発明の背景〕
従来より写真カードとして、バライタ紙やRC(レジン
コート)紙などの紙支持体上に画像形成面を設けたもの
が知られている。しかし紙支持体を用いたものは、写真
処理中に支持体のエッジから不可避的に処理液が浸み込
み、これが処理後に縁汚れとなって残ったり、あるいは
画像を劣化させる要因となったりすることがある。かつ
紙支持体はいわゆる腰が弱く、強靭性に劣るので、更に
ポリエチレン等で両面をラミネートする等して補強する
必要がある場合がある。また、例えばIDカードとして使
用する場合には、それぞれの用途に適した形態に整える
必要があるが、紙支持体を用いたものは上記した腰の弱
さに起因して、裁断等により形を整える場合に破損が生
じたり、あるいは取り扱いに注意を要したり、形態を整
えた後もくせがついてカードらしさを保てなくなったり
し、適当とは言えない。
このため、紙支持体のかわりに合成樹脂支持体を用い
ることが考えられるが、この場合も所望の剛性にするに
はどの程度の厚みをもたさてらよいのかは、必ずしも容
易には決まらない。画像形成面を構成するために剛性樹
脂支持体の一方の面に画像形成用乳剤を塗設すると、支
持体の厚さによっては該塗設面側に支持体が曲がってし
まうことがある。このようなカールを防止するには、乳
剤塗設面と反対側の面にカール防止用のバッキング層を
設ければよいが、かかるバッキング層を設けると、画像
形成面と反対側の面に利用が困難になる。即ち、画像形
成面と反対側の面を筆記可能にしたかったり、あるいは
印刷可能にしたい場合にも、バッキング層を設けてしま
うとそれが不可能になる。
更に、合成樹脂支持体を用いたものも、それぞれの用
途に応じて形態を整える必要があるが、そのための裁断
時に問題が生じることがある。例えば、上記カールの問
題をなくすためや必要な剛度を得るために支持体を厚く
すると、裁断しにくくなることがある。またこのように
カッティング性が悪くなると、裁断及びカード打ち抜き
の際に余分な切りくずが発生したり、裁断面の一部(端
縁部)が盛りあがってしまうことがある。切りくずが発
生すると、これは製品化の際カード間に残留し、露光や
現像の時に画像形成面に故障を生じさせるなどのトラブ
ルの原因となる。またカードの縁の盛り上がりは、ここ
に乳剤等が塗られて画像形成面となっている場合は、圧
力カブリ故障を発生することになる。またその部分が膜
剥れの原因ともなるし、後処理でUV硬化樹脂等の保護膜
を塗る場合いには縁の部分で不均一塗布となってしま
い、見栄えが悪いし、また該保護膜の膜剥れの原因とも
なる。
また更に、画像形成面を形成するためには、支持体の
表面が乳剤等の塗布性が良く、膜付きが良いことが望ま
れ、加うるに、用途によっては、画像形成面表面の平滑
性が要求されることがあるが、従来技術は必ずしもこれ
らが満足されるものではない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のように従来の技術にあっては、紙支持体を用い
たものは処理液の浸みこみや、強靭性に劣ることに基づ
く種々の問題があり、一方合成樹脂支持体を用いたもの
もカールが生じたり、カールを防ごうとする書き込み層
等を設けられなかったり、捲きぐせカールが生じたり、
更に必要な剛度にしてもその場合カッティング性が悪か
ったり打ち抜き時に盛り上がりが生ずるおそれがあった
りした。かつ、画像形成層の塗布性が良く、その形成が
容易なこと、平滑性等所望の要求を満たすことなどをす
べて満足することは困難であった。
本発明は、上記のような従来の諸問題点を解決して、
必要な剛度においてカッティング性が良くてカッティン
グした場合も切りくずなどが生じず、また、打ち抜き性
が良くて打ち抜き時にも盛り上がりが生じず、塗布性が
良好であって、かつ、形成した画像も良好であるすぐれ
た写真カードを提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の写真カードは、 支持体に画像形成面が設けられている写真カードであ
って、 厚さ350μ〜700μの合成樹脂支持体を有し、 該支持体は合成樹脂層の2層以上の積層体から成り、 該積層体は少なくとも各1層のポリエステルとポリエ
チレンとポリプロピレンとを備え、 該支持体の一方の面には画像形成層を設け、 該支持体の他方の面には書き込み層を設け、 前記支持体の少なくとも画像形成層が設けられる面は
ポリエチレンテレフタレートから成り、 前記積層体を構成する合成樹脂層のうち少なくとも画
像形成層が設けられる層は不透明化処理がなされるとと
もに、 打抜きにより裁断してカード単品を得るものである ことを特徴とし、この構成によって上記問題点を解決し
たものである。
本発明者らは、カードとして適当な剛度、強靭さを有
し、かつ製造時に余分な切りくずや縁の盛り上がりを発
生することなく、従って生産性が良くしかも切りくずや
盛り上がりに伴うトラブルのない写真カードを得るため
に種々検討を重ねた結果、特に切断並びに打ち抜きの
際、カードの画像形成面の材質がカード性能上重要なポ
イントであることを見い出し、最も有効な構成として、
上記本発明に至ったものである。
本発明の写真カードは上記構成の如く厚さ350μ〜700
μの合成樹脂支持体を有するので、この厚さによって、
充分な腰と強靭性とを有し、例えばIDカードなどとして
具体化する場合にも適当な剛度のカードとして得うこと
ができる。かつ、この厚さであると、乳剤等を塗設して
画像形成層を設けても、カールするおそれが小さい。本
発明の写真カードは画像形成層と逆の面に書き込み層を
設けるが、カールのおそれが小さいので特にバッキング
層などは不要であり、従って所望の書き込み層を任意に
設けることが可能なのである。
また、本発明の写真カードの支持体は、少なくともそ
の画像形成層が設けられる面(以下適良「画像形成面」
などとも称する)はポリエチレンテレフタレートから成
り、この結果、裁断などがし易くなり、打ち抜きの際に
も縁部に盛り上がりなどの生ずることが防がれる。
以下本発明の写真カードについて、更に詳述する。
本発明の写真カードの支持体は、厚さが350μ〜700μ
の合成樹脂支持体であり、その少なくとも画像形成面は
ポリエチレンテレフタレートから成っている。従って、
上記画像形成面がポリエチレンテレフタレートであれば
よので、例えば支持体を1層の合成樹脂層から構成する
場合は該合成樹脂層をポリエチレンテレフタレートで形
成すればよく、また支持体を合成樹脂層の2層以上の積
層体から構成する場合は、その少なくとも画像形成面が
わの層をポリエチレンテレフタレートで形成すよばよい
ことになる。
支持体の合成樹脂成分としてポリエチレンテレフタレ
ート以外の樹脂を併用する場合には、所望の特性に応
じ、各種の合成樹脂を使用できる。例えば熱可塑性樹脂
として、ポリオレフィン樹脂(例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体その他)ポリスチレン、ポリア
ミド等を使用できる。
その他、ポリカーボネート、トリ酢酸セルロース等の
合成樹脂も使用でき、所期の特性を得るためのものなら
任意に使用可能である。
但し、支持体の合成樹脂成分の40重量%以上がポレチ
レンテレフタレートであることが好ましく、更に好まし
くは50重量%以上がポリエチレンテレフタレートである
ことである。
本発明の写真カードの支持体は、厚さが350μ〜700μ
の合成樹脂支持体であるが、前記の如くこれは1層の合
成樹脂層から成ってもよく、あるいは合成樹脂層の2層
以上の積層体から成るのでもよい。所望の特性を容易に
得るためには、2層以上の積層体から構成するのが有利
である。このように2層以上の積層体とする場合は、互
いに接着等の手段により接合することができ、これによ
り1層のシートから成る場合より、裁断などがし易くな
り、打ち抜きの際にも縁部に盛り上がりが生ずることが
更に防がれ、かつ2層以上の積層体とすることによっ
て、所望の剛度を有しつつ、書き込み層等の層を形成す
ることが容易であるように構成できる。
本発明の写真カードにおいて、写真画質を高めるに
は、支持体の不透明度を高めることが望ましく、このた
め白色顔料等無機微細粉末を混入することが好ましい。
支持体の不透明度を高めるには、例えば前述した熱可
塑性樹脂については、炭酸カルシウム、シリカ、けいそ
ん土、タルク、酸化チタン、硫酸バリウム等の無機微細
粉末(好ましい粒径は0.03〜16μ)を用いることができ
る。
特に、本発明の写真カードの画像形成面をなすポリエ
チレンテレフタレートを不透明化して、例えばその全光
線透過率を50%以下にするには、製膜前のポリエチレン
テレフタレートに有機物(ポリエチレンテレフタレート
と相溶制の良くないもの)または無機物の微粒子を混合
分散させる手段を用いることができる。無機物の微粒子
は、好ましくは40%以下の混合とする。
ポリエチレンテレフタレートについて好ましく使用で
きる無機物の微粒子としては、タルク、カオリン、カオ
リンクレー、ジークライト、沸石、ケイ酸アルミニウ
ム、活性白土、硫酸バリウム、亜鉛華、酸化チタン、チ
タン雲母箔、炭酸ナトリウム、酸化マグネシム、シリカ
等を挙げることができる。
ポリエチレンテレフタレートを相溶性の良くない有機
物としては、ナイロン6、ナイロン12、ナイロン66、ポ
リメタキシレンジアミンなどポリアミド系樹脂;ポリエ
チレンなどポリオレフィン系樹脂;ポリテトラフルオロ
エチレンなど弗素系樹脂;ポリスチレンなどスチレン系
樹脂を挙げることができる。
ポリエチレンテレフタレート以外のポリエステル等の
合成樹脂を併用する場合も、上記と同様である。
不透明化した支持体を得るには、合成樹脂中に上記の
不透明化剤を混練し、押し出しすることにより平板状の
フィルムを得て、このフィルムを所望の大きさに切断す
ることにより所望の支持体を得るようにでき、あるいは
合成樹脂を押し出し平板状にしてから、不透明化剤を塗
布したり、不透明化されたフィルムを貼合したりするこ
とにより不透明層を設けるようにすることもできる。ま
た合成樹脂中に不透明化剤を混練し、押し出し、延伸処
理することにより空間(ボイド)を形成させ、不透明度
を上げることもできる。
本発明の写真カードは、支持体の一方の面に画像形成
層を設けて成るものである。画像形成層は、任意の写真
画像形成層として構成でき、例えばハロゲン化銀乳剤な
どから成る感光性画像形成層として構成することができ
る。直接ポジハロゲン化銀写真形成層とすることも好ま
しい態様である。またその他、拡散性転写型の色素を転
写して画像を形成するもの(例えば熱現像感光材料の受
像層)として形成することもでき、各種熱転写型の画像
形成層としてもよい。
かかる画像形成層は、写真カードの一方の面の全面に
形成してもよく、部分的に形成してもよく、必要に応じ
て適宜設定できる。例えば顔写真などをカードの一方の
面の一部に焼き付ける如く構成することができる。カラ
ー写真でも、黒白写真でも任意である。
また、本発明の写真カードは、支持体の画像形成面と
は反対の面に、書き込み層が形成されているものであ
る。
書き込み層とは、本発明の写真カードを例えばIDカー
ドとして用いる場合、例えば文字印刷などにより、書誌
的事項を記載できるように構成したものであり、あるい
は、本発明の写真カードを例えば郵便用のポストカード
として用いる場合には、スタンプを押したりペン等で筆
記するなど字をかいたり、絵を描いたりできるように構
成するものである。
よって書き込み層は、印刷する場合印刷を撥くことな
く、またにじむことなく、従って印刷の乗りが良好であ
り、速乾性であることが好ましい。また、字や絵を描く
ときの筆記性が良好であり、スタンプインクの乗りが良
く、その場合もインクが速く乾き、にじまず、摩擦等に
よってもインクが落ちないことが好ましい。
このような書き込み層の形成手段としては、例えば無
機粉状物質を混入した層を形成する手段があり、例えば
多孔質シリカとゼラチンを用いて、書き込み層を形成す
ることができる。このとき適宜ゼラチン硬化剤を用いる
ことができる。
あるいは、炭酸カルシウム、タルク、けいそう土、酸
化チタン、硫酸バリウム等の無機微細粉末を熱可塑性樹
脂(ポリエチレン等のポリオレフィン類や、各種共重合
体など任意である)のフィルムに含有させ、このフィル
ムを積層することにより、書き込み層を形成することが
できる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例について説明する。なお当然のこ
とではあるが、本発明は以下述べる実施例により限定さ
れるものではない。
実施例−1 本実施例では、次の(1)〜(4)に示すように、写
真カード試料−1,2(比較試料)、試料−3,4(本発明に
係る試料)を作成した。
(1) 試料−1の作成 ここでは第1図に模式的に略字するように層構造の写
真カードを作成した。
即ち、ボイドを含むポリプロピレン系合成紙ユポ(王
子油化合成紙製、厚さ80μ)15の片面に加筆性、印字性
を改良するためにクレーを含むゼラチンにより裏引き層
を形成してこれを書き込み層4とした。次に8%の酸化
チタンを含む溶融ポリエチレン14(厚さ30μ)を押出
し、これにより上記合成紙15と175μの白色ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム13と貼合せる。
更に、上記とボイドを含むポリプロピレン系合成紙ユ
ポ11(厚さ130μ)とを、8%の酸化チタンを含む溶融
ポリエチレン12(厚さ30μ)を押出し貼合せた。この合
成紙11の表面にコロナ加工を施し、常法により写真乳剤
を塗設して、画像形成層3とした。
このようにして、第1図の如くポリプロピレン系合成
樹脂層である合成紙11が画像形成面となっている試料−
1を得た。
(2) 試料−2の作成 ここでは第2図に模式的に略示するような層構造の写
真カードを作成した。即ちまず試料−1と同様にして、
175μの白色ポリエチレンテレフタレート13迄貼合せ
た。次に8%の酸化チタンを含む溶融ポリエチレンを押
出し、150μの厚さとして白色ポリエチレン層11′を設
けた。該ポリエチレン層11′の表面にコロナ加工を施
し、常法により写真乳剤を塗設して、画像形成層3とし
た。
このようにして、第2図の如くポリエチレン層11′が
画像形成面となっている試料−2を得た。
(3) 試料−3の作成 ここでは第3図に模式的に略示するような層構造の写
真カードを作成した。
即ちまず試料−1と同様にして、175μの白色ポリエ
チレンテレフタレート13迄貼合せた。次にこれに、125
μの白色ポリエチレンテレフタレート11aを、8%の酸
化チタンを含む溶融ポリエチレン12を押出すことにより
貼合せた。この白色ポリエチレンテレフタレートフィル
ム11aには、予め写真乳剤が接着するように常法により
下引加工が施されている。この様に貼り合わされた支持
体1上に、該ポリエチレンテレフタレートフィルム11a
に常法により写真乳剤を塗設することによって、画像形
成層3を設けた。
このようにして、第3図の如くポリエチレンテレフタ
レートから成る層(ポリエチレンテレフタレートフィル
ム11a)が画像形成面となっている本発明に係る試料−
3を得た。
(4) 試料−4の作成 ここでは試料3と同様にして支持体1を作成し、第4
図に模式的に略示するような層構造の写真カードを得
た。
但し175μ白色ポリエチレンテレフタレートフィルム1
3の代わりに、175μのポリ塩化ビニルフィルム13′を使
用した。
この様に貼り合わされた支持体1上に、試料−3と同
様にしてポリエチレンテレフタレート11aに常法により
写真乳剤を塗設することによって、画像形成層3を設け
た。
このようにして、第4図の如くポリエチレンテレフタ
レートから成る層(ポリエチレンテレフタレートフィル
ム11a)が画像形成面とてっている本発明に係る試料−
4を得た。
実施例−2 本実施例では、実施例−1で作成した写真カードであ
る試料1〜4を用いて試料を行った。
本実施例では、次のようにして、カッティング性、打
ち抜き性、及び形成した画像の性質を調べた。
カッティング性は、次のようにして調べた。支持体1
上への写真乳剤塗布済の試料1〜4を、まず10cm幅のス
リット幅に上下円形切刃を用いてスリットした。その際
繊維状の切りくずが発生するかどうかを観察した。評価
は次の様にした。
ほとんど発生ナシ ○ 50mで5〜10本発生 △ 50mで10本以上 × 次にスリットされた写真乳剤塗布剤ベースを打抜き型
を用いてクレジットカードサイズに打抜いた。その際縁
の盛り上がりがあるかどうかを観察した。
縁の盛り上りナシ ○ やや縁の盛上りアリ △ 縁の盛り上り大 × この様にして得られたカードを、特開昭61−80135の
装置を用い、露光現像処理、及びUV硬化樹脂コートを行
い、画像が形成された写真IDカードとして作成した。こ
の様にして仕上がった写真IDカードをプレッシャーカブ
リ発生の有無、縁の膜ハガレの有無、UV硬化樹脂の均一
塗布等を観察した。これらの結果を纏めて後掲の表に示
す。
なお、写真IDカード作成に用いた特開昭61−80135号
に記載のID作成装置を第5図帯第6図に示す。第5図帯
第6図中、110は光ビーム発生器、111はミラー、112は
レンズ、113はシャッタ、114はマスク板、120はストロ
ボ装置、130はCRT、131はレンズ、132はシャッタ、133
は反射鏡、134は内臓スクリーン、210はカットッリッ
ジ、221は蓋体、212は開口部、220は吸着盤、230は搬送
ベルト、240はペーパ台、250はシュータ、260はペーパ
入力機構、261は第1シャッタ、262は第2シャッタ、27
0,271はローラ機構、272はウォーム機構、273はカム機
構、274はクランパ機構、280はマガジン、281は搬送ロ
ーラ、282はカッタ、283は搬出ローラ、284は搬送ロー
ラ、300は第2露光装置、310は現像槽、320は漂白定着
槽、330は第1安定化槽、340は第2安定化槽、350は乾
燥槽、351はヒータ、352はファン、360は熱交換器、370
はポンプ、380は処理液補充手段、410,430は搬送ベル
ト、420は塗布機構、440は紫外線照射装置を示す。
これにより得られたIDカードについて、前記各々の性
能を比較した結果を、次表に示す。
表に示された結果からも明らかな様に、本発明によれ
ば厚手の支持体、あるいは積層体から成る支持体IDカー
ドを作成する場合についての問題点を、写真画像形成面
側支持体をポリエチレンテレフタレートにすることによ
って解決することができた。
〔発明の効果〕
上述の如く本発明によれば、従来技術の問題点を解決
したすぐれた写真カードを得ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第4図は、本発明に係る試料、または比較試料
である感光材料の断面略示図である。第5図は実施例で
用いたIDカード作成装置の概略図、第6図は同装置の撮
影部における写真材料搬送機構を示す斜視図、第7図は
同装置の現像部における写真搬送機構を示す斜視図であ
る。 1……支持体、2……下引き層、3……画像形成部、4
……書き込み層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−19784(JP,A) 特開 昭52−127941(JP,A) 特開 昭61−159636(JP,A) 特開 昭61−184538(JP,A) 特開 昭61−149948(JP,A) 実開 昭63−191067(JP,U) 実開 昭62−50986(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 1/795 G03C 1/765 G03C 1/95 B42D 15/10 501 B42D 15/00 341

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体に画像形成面が設けられている写真
    カードであって、 厚さ350μ〜700μの合成樹脂支持体を有し、 該支持体は合成樹脂層の2層以上の積層体から成り、 該積層体は少なくとも各1層のポリエステルとポリエチ
    レンとポリプロピレンとを備え、 該支持体の一方の面には画像形成層を設け、 該支持体の他方の面には書き込み層を設け、 前記支持体の少なくとも画像形成層が設けられる面はポ
    リエチレンテレフタレートから成り、 前記積層体を構成する合成樹脂層のうち少なくとも画像
    形成層が設けられる層は不透明化処理がなされるととも
    に、 打抜きにより裁断してカード単品を得るものである ことを特徴とする写真カード。
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JPH01205155A (ja) 1989-08-17

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