JPH01196419A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は食品のかく拌機能を有する高周波加熱装置の改
良に関するものである。

従来の技術 食品をかく拌する機能を有する高周波加熱装置が実開昭
５５−７１４８９号公報に提案されている。

この従来例は、加熱室内に回転自在に設けたターンテー
ブルに容器を着脱自在に取付けると共に。

その容器内に設けたかく拌羽根を前記ターンテーブルの
回転軸を貫通する固定軸に着脱可能に取付けたものであ
る。

発明が解決しようとする問題点 上記構成によると、かく拌羽根が静止しており。

ターンテーブルに取付けた容器自体が回転するようにな
っているので、高速回転（通常のターンテーブルよりも
相対的に速い回転例えば２０Ｏｒｐｍ）　　Ｌようとす
ると、被加熱物が慣性により飛び出してしまう。そこで
通常の高周波加熱時のターンテーブルの回転数５〜６ｒ
ｐｍに限定され、十分なかく拌性能が得られない。

問題点を解決するための手段 本発明は上記欠点を除くためになされたものであり、加
熱室内底面に変速駆動部の駆動軸部をのぞませ、それに
かく拌容器内のかく拌羽根かターンテーブルかのどちら
かを接続し、ターンテーブルに対しては低速回転例えば
５〜６ｒｐｍで、　かく拌容器内のかく拌羽根に対して
は高速回転例えば２０Ｏｒｐｍで駆動し、かく拌容器を
加熱室の底面に固定する支持台をかく拌容器の下部に設
け、かく拌容器をかく拌羽根の正転方向に回すことによ
り支持台の足部が加熱室の底面に固着した引っ掛け片に
引掛かるようにし、かく拌羽根が逆転した場合に上記引
っ掛け片の側面に突き当たる突き当て部と、正転方向に
回したとき引っ掛け片を乗り起えるように形成したテー
パ一部を先端に有する可動片と。

この可動片に常時引っ掛け片方向の下方に付勢する圧縮
バネからなる有する逆止具を設けたものである。

作用 上記のように構成したことにより、ターンテーブル使用
時は、被加熱物自体を低速回転用モーターで５〜６　ｒ
ｐｍ程度の低速回転させながら高周波加熱処理を行う。

かく拌容器使用時はかく拌容器を静止した状態で使用し
、かく拌羽根を２０Ｏｒｐｍ　　前後の高速回転用モー
ターで回転させてパン原料をこね合わせ１発酵、ガス抜
き、成形発酵等を経て焼き上げまで行ってホームベーカ
リ−として使用したり、もち米をねり合わせてもちつき
器として使用したり、ＩＱＯＯＯｒｐ＋ｎ前後としてミ
キサーとして使用する。ケーキ材料等その他食品のねり
機としても使用できる。さらにかく拌容器の支持台に上
記運転防止具を取付けているので、かく拌羽根の正転・
逆転が任意に行えるので、四角形等でかく拌しにくい形
状のかく拌容器に対してもかく拌能力を向上させること
ができる。

実施例 以下本発明の高周波加熱装置の構成および作用を一実施
例により説明する。

本実施例の構成は、かく拌容器をパン原料をこね合わせ
て焼き上げまで行うパン容器、かく拌羽根をパン容器内
のこね羽根とした例である。

第１図は本発明の高周波加熱装置の主要部を拡大したも
ので、第２図は第１図中の一部品の拡大図、第５図、第
４図は要部の拡大図、第５図〜第７図は用途に応じた加
熱状態を示す概略図である。

第５図から第７図において、１は加熱室、２は導波管３
を介して加熱室１に高周波エネルギーを供給する高周波
発振器である。４は上ヒータ−。

５は下ヒーターでケーキ、パン焼き等のオープン料理の
際の加熱源である。６はオープン料理時に使用する角皿
７（第７図）を支える皿受棚である。

８は加熱室１の前面入口を開閉するドアーである。

９は加熱をコントロールするための操作ノくネルである
。１０は外箱、１１は外箱１０の下面に取付けた足であ
る。１２は小麦粉、イースト、水等のパン原料１３をこ
ね合わせて、ヒータ加熱により焼き上げるまでパン容器
である。１．４はパン容器１２内の下部に回転自在に設
けたこね羽根である。１５はこね羽根１４の回転軸であ
る。

第１図において、１６は第６図の被加熱物１８を載置す
るターンテーブル１９を５〜６ｒｐｍの低速回転させる
低速回転用モーター２２と、パン容器１２によるパン焼
き時にこね羽根１４を２０Ｏｒｐｍ前後の高速回転させ
る高速回転用モーター２３とを駆動源とする変速駆動部
である。１７は高速回転用モーター２６の回転力を小形
プーリー２４．ベルト２５．大形プーリー２６を介して
こね羽根１４０回転軸１５に伝達するための第１駆動軸
である。この第１駆動軸１７は金属筒体から形成してい
る。２７は低速回転用モーター２２の回転力を第６図の
ようにターンテーブル１９を回転自在に支持する回転台
２０の中空の連結軸部２１に伝達する第２駆動軸である
。この第２駆動軸２７は高周波透過性の誘電体から形成
している。２８は第１駆動軸１７に対する軸受Ａで、２
９は回転軸１５に対する軸受Ｂで、焼結合金等から成る
。第２駆動軸２７は第１駆動軸１７の中心軸を貫通して
いる。

第１駆動軸１７．第２駆動軸２７で駆動軸部１７Ａを構
成する。６１は低速回転用モーター２２と高速回転用モ
ーター２６とを取付けるモーター取付台である。

３２は外気を取り入れて電気部品類を冷却する吸気孔で
ある。３６は大形プーリー２６を第１駆動軸１７に固定
する止め輪である。６４は第１駆動軸１７のスラスト荷
重を受ける中空円板である。６５は回転軸１５が上方に
はずれるのを防止する支持金具６６の下部にリベット３
７等により取付けられた被動片で、第１駆動軸１７の上
部に嵌合してかみあいクラッチを構成する。３８はパン
容器１２に入れたパン原料１ろ特に液体成分がこぼれる
のを防止するシリコーンゴム等から成るオイルシールで
ある。３９はフッ素樹脂裂の摩擦の少ないワッシャで、
オイルシール３８に対する機械的衝撃を防ぎ、液体シー
ル効果を長期に渡って保持するためのものである。４１
はオイルシール６８．ワッシャ６９が外れるのを防止す
る止め輪である。４２はパン容器１２を加熱室１の底面
に保持する支持台である。４６は支持台４２とパン容器
１２とを固着するリベットである。こね羽根１４の回転
軸１５に対する軸受Ｂ２９は、軸受ホルダー５９内に圧
入されているが、この軸受ホルダー５９は支持台４２と
一体成形されている。４４は支持台４２を加熱室１の底
面に着脱自在に固定する固定具で、第２図のような形状
をしている。固定具４４は加熱室１の底面と同じ材質１
例えば５ＵＳ３Ｑ４の金属板から成形したものである。

５１はパン容器１２の支持台４２の下端を引っ掛けて固
定するための引っ掛け片である。５６は固定具４４の周
囲を加熱室１の底面に密着させる止めネジ５４を通す小
穴である。４５はこね羽根１４の回転時に振動による騒
音を防止するシリコーンゴム製の緩衝材である。この緩
衝材４５は、支持台４２に設けた支柱６４にネジ６５で
固定した緩衝材支え６６によって支持台４２の最下部に
固着されている。４７は第１駆動軸１７の外周に沿って
加熱室１の外部へ漏洩しようとする高周波を低減するた
めの金属壁で囲まれたチョーク空胴である。チョーク空
胴４７は第１駆動軸１７の軸方向よりもこの軸に対して
直角方向の寸法を大きくして、いわゆるラジアル線路を
形成するように構成している。チョーク空胴４７の入口
４８から入った電波は円筒状周壁４６に向って進行し、
その円筒状周壁４６で反射して入口４８に戻ってくる。

チョーク空胴４７内の電波伝搬経路４９の長さは約λ／
４（λ：使用波長）である。

なお第６図に示すように、パン容器１２をこね羽根１４
の正転方向（矢印刻印７１のとめる側）に回すことによ
り、支持台４２の足部４２ａが加熱室１底面に固着した
引っ掛け片５１に引っ掛かるようにし。

こね羽根１４が逆転（矢印刻印７１のはずす側）した場
合、引っ掛け片５１の側面に突き当たる第４図に示すよ
うな突き当て部６９ｂを有する逆転防止具６７を支持台
４２に取付けることによりパン容器１２がこね操作中に
はずれてしまうのを防止している。逆転防止具６７は、
圧縮ばね６８によって常に下方に付勢される可動片６９
と、この可動片６９を圧縮ばね６８に抗して押し上げる
と可動片６９の下端が引っ掛け片５１よりも高い位置と
し、この可動片６９を引っ掛け片５１から解放しパン容
器１２を矢印刻印７１のはずす側へ回せるようにするた
めのつまミ７０から構成されている。第４図は逆転防止
具６７内に設けた圧縮ばね６８．可動片６９．つまみ７
０の形状９位置関係の一例を示す。可動片６９として、
パン容器１２を矢印刻印７１のとめる側に回したとき、
引っ掛け片５１の上面をしゅう動しながら可動片６９を
上方に押し上げていくテーパ部６９ａ、矢印刻印７１の
はずす側にこね操作中こね羽根１４が回転（逆転）した
とき引っ掛け片５１の側面に突き当たりパン容器１２が
加熱室１底面からはずれるのを防止する突き当て部６９
ｂ、圧縮ばね６８を保持するためのばね保持部６９Ｃが
１枚の金属板から形成されている。つまみ７０は可動片
６９に対して垂直に固定している。

次に上記のように構成した実施例の作用効果を説明する
。

パン容器１２使用によるパン焼きの場合は、第５図のよ
うにホームベーカリ−と同様に、加熱室１内にパン容器
１２を設置する。パン容器１２にパン原料１６を入れで
、こね羽根１４を変速駆動部１６の高速回転用モーター
２６により２０Ｏｒｐｍ前後で回転させてパン原料１６
全こね合わせ、その後上、下ヒーター４．５および高周
波エネルギーによる加熱も適宜加え９発酵、こね羽根の
数秒間の回転によるガス抜き等の工程を経て、焼き上げ
まで行うことができる。この場合、パンはパン容器１２
の断面形状をして上部が盛り上がったいわゆる山形パン
となる。ロールパン等の他の形状のパンを作る場合は。

パン容器１２でこね合わせから発酵を行いそのあとパン
容器１２を加熱室１から取り出して、パン原料１３を目
的とするパンの種類に応じて分割し、丸めて、第７図の
ように電気オープンと同様に角皿７に載せて成形発酵か
ら焼き上げまでを行うことができる。

ターンテーブル１９を使用する場合は、第６図のように
単機能電子レンジまたはオーブンレンジと同様に、被加
熱物１８を載せる一ターンテーブル１９及びこのターン
テーブル１９を支持する回転台２０を加熱室１内に設置
して、高周波発振器２から加熱室１内に供給した高周波
エネルギーおよび上、下ヒーター４．５により被加熱物
１８を加熱調理することができる。

なお１本実施例では上、下ヒーター４，５を用いている
が加熱室１の外部より電気ヒーター又はガスヒーターを
発熱体とする熱風を吹き込んでも同様な調理性能が得ら
れる。

さらに、パン容器１２の支持台１２に逆転防止具６７を
取付けているので、こね羽根１４の正転、逆転が任意に
行えるので、四角形等のかく押しにくい形状のパン容器
１２に対してもこね能力を向上させることができる。

発明の効果 以上のように９本発明によると、変速駆動部により、か
く拌羽根（こね羽根）の高速回転あるいはターンテーブ
ルの低速回転とを選択的に使い分けているため、目的に
応じた適切な調理操作をすることができる。

また、かく拌容器の支持台に逆転防止具を取付けている
ので、かく拌羽根の正転、逆転が任意に行えるので四角
形等のかく拌しにくい形状のかく拌容器に対してもかく
拌能力を向上させることができる。

さらに本発明の高周波加熱装置は、を子レンジ。

電気オープン（又はガスオープン）、ホームベーカリ−
１もちつき器、ミキサー、ねり機といった各種機能への
展開を行うことができ、経済性、省スペースの点でも有
利であり、実施する効果は大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の高周波加熱装置の変速駆動部付近の拡
大図、第２図は同固定具の上面図、第３図は同支持台に
取付けた逆転防止具の取付は関係斜視図、第４図は同逆
転防止具の構成要部正面図。 第５図は本発明の高周波加熱装置をホームベーカリ−と
して使用している場合の要部断面図、第６図は第５図の
パン容器の代りにターンテーブルを設置して電子レンジ
として使用している場合の要部断面図、第７図は第５図
のパン容器の代りに角皿を設置して電気オープンとして
使用している場合の要部断面図である。 １・・・加熱室、１２・・・かく拌容器（パン容器）。 １４・・・かく拌羽根（こね羽根）。 １６・・・変速駆動部、１７Ａ・・・駆動軸部。 １９・・・ターンテーブル、４２・・・支持台。 ４２ａ・・・足部、５１・・・引っ掛け片。 ６７・・・逆転防止具、６８・・・圧縮ばね。 ６９・・・可動片、６９ａ・・・テーパ部。 ６９ｂ・・・突き当て部、６９ｃ・・・ばね保持部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 食品のかく拌機能を有する高周波加熱装置において、加
   熱室（１）内底面に変速駆動部（１６）の駆動軸部（１
   ７Ａ）をのぞませ、それにかく拌容器（１２）内のかく
   拌羽根（１４）かターンテーブル（１９）かのどちらか
   を接続し、かく拌羽根（１４）を高速回転で、又ターン
   テーブル（１９）、を低速回転で駆動し、かく拌容器（
   １２）を加熱室（１）底面に固定する支持台（４２）を
   かく拌容器（１２）の下部に設け、かく拌容器（１２）
   をかく拌羽根（１４）の正転方向に回すことにより支持
   台（４２）の足部（４２ａ）が加熱室（１）の底面に固
   着した引っ掛け片（５１）に引っ掛かるようにし、かく
   拌羽根（１４）が逆転した場合に上記引っ掛け片（５１
   ）に可動片（６９）を突き当ててかく拌容器（１２）が
   逆転方向のかく拌操作中にはずれるのを防止する逆転防
   止具（６７）を支持台（４２）に設け、かつ上記可動片
   （６９）はかく拌容器（１２）を加熱室（１）底面に固
   定する方向に回したとき引っ掛け片（５１）の上面をし
   ゅう動しながら可動片（６９）を上方に押し上げていく
   テーパ部（６９ａ）と、かく拌羽根（１４）が逆転した
   とき引っ掛け片（５１）の側面に突き当たりかく拌容器
   （１２）が加熱室（１）底面からはずれるのを防止する
   突き当て部（６９ｂ）と、可動片（６９）を下方に付勢
   する圧縮ばね（６８）を保持するばね保持部（６９ｃ）
   とを一体形成したことを特徴とする高周波加熱装置。