JPH01175398A - 後備遠隔監視制御装置の異常監視方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は後備遠隔監視制御装置の異常監視方式にかかり
、詳しくは、主系制御所側制御装置（以下、主系制御装
置という）により被制御所側装置を制御している通常運
用時に、不使用状態にある後備遠隔監視制御装置（以下
、後備側制御装置という）の制御信号送信手段の異常を
常時監視する異常監視方式に関する。

（従来の技術及びその問題点） 従来、情報伝送装置を含むこの種の後備側制御装置にお
いては、被制御所側装置への制御信号を送信する制御信
号送信手段の異常監視機能は一切具備されていない。こ
のため、制御側を主系制御装置から後備側制御装置に切
り換えた際に、被制御所側装置側の受信装置に制御信号
が送られず遠方から被制御所側装置に接続された各種機
器の運転が不可能となった時点で、初めて後備側制御装
置の制御信号送信手段に異常があることが判明するもの
であった。

すなわち、主系制御装置の異常時に後備側制御装置へ制
御権を切り換えても、被制御所側装置を直ちに制御でき
ない事態を生じ、システムの円滑な運用に重大な支障を
きたしていた。

本発明は上記問題点を解決するために提案されたもので
、その目的とするところは、後備側制御装置の運転状態
を通常運用時に常時監視し、制御信号送信手段に異常が
発生した場合には直ちに外部に異常発生を通報すること
により、後備側制御装置を常時、運転可能な状態で待機
させるようにした後備遠隔監視制御装置の異常監視方式
を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明は、通常運用時に不使
用状態にある後備遠隔監視制御装置内部の制御信号送信
回路から常時出力されている被制御所側装置に対する制
御信号を、信号分岐回路を介して分岐させ、その受信異
常を検出して外部に異常信号を出力することにより、前
記制御信号送信回路及び信号分岐回路からなる制御信号
送信手段の異常を監視することを特徴とする。

（作用） 本発明によれば、平常時は制御権が与えられていない後
備側制御装置の内部において、制御信号送信回路から常
時出力される被制御所側装置に対する制御信号が信号分
岐回路により分岐され、この制御信号が受信回路により
確実に受信されているか否かが常に監視されている。

そして、制御信号が受信されない場合は制御信号送信回
路または信号分岐回路に異常が発生したものと判断され
、異常信号出力回路によって外部に異常が通報される。

（実施例） 以下、図に沿って本発明の一実施例を説明する。

図は、本発明が適用される制御システムの構成を示すも
ので、図において、１００は平常時に使用されて後述す
る被制御所側装置２００に対する制御信号を送出し、か
つ被制御所側装置２００を監視する主系制御所側制御装
置すなわち主系制御装置であり、この主系制御装置１０
０には、伝送路３０１．制御権切換スイッチ４００及び
伝送路３０２を介して被制御所側装置２００が接続され
ている。

また、５００は平常時に制御権が与えられていない後備
遠隔監視制御装置すなわち後備側制御装置（情報伝送装
置を含む）であり、この後備側制御装置５００は、主系
制御装置１００の異常時に制御権切換スイッチ４００に
よって制御権を獲得し、被制御所側装置２００に対する
制御信号を送出してその制御を行うものである。なお、
後備側制御装置５００は、制御権がない場合でも図示さ
れていない伝送路を介して被制御所側装置２００を遠隔
から監視可能となっている。また、図において、３０３
は前記切換スイッチ４００を介して後備側制御装置５０
０と伝送路３０２とを結ぶ伝送路を示している。

更に、後備側制御装置５００は、被制御所側装置２００
に対する制御信号を送信する制御信号送信回路５０１と
、この送信回路５０１と共に制御信号送信手段を構成し
、かつ送信回路５０１から出力される制御信号を伝送路
３０３側から分岐する信号分岐回路５０２と、この信号
分岐回路５０２を介した制御信号を受信する制御信号受
信回路５０３と、制御信号の受信異常時に異常信号Ｓを
出力する異常信号出力回路５０４とを備えている。

このような構成において、いま被制御所側装置２００が
主系制御装置１００からの制御信号により制御され、か
つ主系制御装置１００は被制御所側装置２００から送信
されてくる応答信号によりその動作を常時監視している
。

この間、後備側制御装置５００では、制御信号送信回路
５０１から出力された制御信号が信号分岐回路５０２を
介して分岐され、制御信号受信回路５０３に常時送信さ
れている。そして、制御信号受信回路５０３では、搬送
波断や同期符号検定、情報ワードエラー検定、制御情報
符号検定等の周知の手段によって制御信号が正しく受信
されているか否かを常時監視しており、受信異常が検出
された場合には、制御信号送信回路５０１または信号分
岐回路５０２に異常が発生したものと判断して直ちに異
常信号出力回路５０４を駆動し、外部に異常信号Ｓを出
力するものである。

従って、待機状態にある後備側制御装置５００内の制御
信号送信手段の異常を常時監視することができ、異常信
号Ｓの受信時に異常箇所の点検・改修を迅速に行うこと
により、後備側制御装置５００によって主系制御装置１
００を常に支援可能な信頼性の高い制御システムを構築
することができる。

なお、この発明の原理自体は、被制御所側装置が二重化
されたシステムに対しても適用可能である。すなわち、
その場合には、被制御所側装置内の各種表示・計測信号
等の送信手段に対し、これらの信号の受信可否を常時監
視して受信異常時に異常信号を発生させることにより、
待機状態にある被制御所側装置の異常を確実に検出する
ことができる。

（発明の効果） 以上のように本発明によれば、通常運用時に後備側制御
装置の制御信号送信手段から送信される制御信号の受信
の可否を、後備側制御装置の内部で常時、自己監視し、
異常発生時にはこれを外部に通報するものであるため、
主系制御装置の異常時に備えて後備側制御装置を常に運
転可能な状態に維持することができるという効果がある
。

【図面の簡単な説明】

図は１本発明の一実施例が適用される制御システムの構
成を示すブロック図である。 １００・・・主系制御所側制御装置 ２００・・・被制御所側装置 ４００・・・制御権切換スイッチ ５００・・・後備遠隔監視制御装置 ５０１・・・制御信号送信回路　　５０２・・・信号分
岐回路５０３・・・制御信号受信回路

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 主系制御所側制御装置及び後備遠隔監視制御装置を備え
   、平常時は前記主系制御所側制御装置を被制御所側装置
   に接続してこの被制御所側装置を制御すると共に前記後
   備遠隔監視制御装置を前記被制御所側装置から切り離し
   て運用するシステムにおいて、 前記後備遠隔監視制御装置内部の制御信号送信手段によ
   り前記被制御所側装置に対する制御信号を常時送信し、
   その受信異常を外部に通報して前記制御信号送信手段の
   異常を監視することを特徴とする後備遠隔監視制御装置
   の異常監視方式。