JPH01147099A

JPH01147099A - バレルメッキ装置

Info

Publication number: JPH01147099A
Application number: JP62304916A
Authority: JP
Inventors: Takashi Kanehiro; 金広　貴
Original assignee: KANEHIRO METARAIJINGU KK
Current assignee: KANEHIRO METARAIJINGU KK
Priority date: 1987-12-01
Filing date: 1987-12-01
Publication date: 1989-06-08
Also published as: DE3822726A1; US4822468A; JPH0348280B2; DE3822726C2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）発明の分野この発明は、例えば、プリント配線す板いわゆるＰＣｌ
３上に実装されて電気部品としての抵抗やコンデンサと
して用いられるジルコニア等のセラミック製部品素材の
表面に電気メッキもしくは無電解メッキにより所定のメ
ッキ層を形成するようなバレルメッキ装置に関する。

（ロ）従来技術従来、上述例のバレルメッキ装置としては、例えば、次
の如き構造の装置がある。

すなわち、所定間隔を隔てて対向配置した一対の立設板
を設け、これら一対の立設板相互間に、交流モータで回
転駆動される六角筒状のバレルを軸架すると共に、この
筒状バレルは、左右両端の窮状端面板の間に筒状バレル
壁を張架し、この筒状バレル壁の全体を多孔板ぐ形成し
た部分浸漬形の水平バレルメッキ装置である。

上述のバレルメッキ装置を用いて例えば前述のジルコニ
ア（ＺｒＯ２）等のセラミック製部品素材（以下中にパ
ーツと略記する）の表面に電気メッキを行なう場合、上
述のパーツ表面に予め無電解メッキによりニッケル表層
を形成し、このニッケル表層が形成された複数のパーツ
を、上述の筒状バレル内に収納させて電気メッキを行な
うが、従来のバレルメッキ装置では筒状バレルの回転に
よる消極的な撹拌のみであるから、パーツの撹拌が比較
的不充分となり、メッキ厚のばらつきやメッキの接着不
良が生じやすい問題点を有していた。

（ハ）発明の目的この発明は、パーツを積極的に撹拌処理する特異な構成
により、パーツの充分な撹拌を得ることができて、メッ
キの膜厚が均一で、しかも接着不良のない良好なメッキ
を施すことができるバレルメツニヤ装置の提供を目的ど
する。

（ニ）発明の構成この発明は、隔間配置した一対の立設板間に筒状バレル
を可回動に軸支したバレルメッキ装置であって、上記筒
状バレル内に、被メッキ物を撹拌処理する複数の撹拌球
を備えた非回動の撹拌手段を設（）たバレルメッキ装置
であることを特徴とする。

（ボ）発明の作用この発明によれば、上述の筒状バレルの回転時に、同バ
レル内のパーツは非回動の撹拌手段における上述の複数
の撹拌球によって積極的に撹拌処理される。

このためパーツは筒状バレルの回転による消極的撹拌と
、上述の撹拌球による積極的撹拌との相乗効果により、
良好に撹拌される。

（へ）発明の効果この結果、パーツの充分な撹拌を得ることができて、メ
ッキの膜厚が均一で、しかも接着不良のない良好なメッ
キを施すことがでさる効果がある。

（ト）発明の実施例この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。

図面は部分浸漬形の水平バレルメッキ装置を示し、第１
図、第２図において、所定の間隔をＭでて立設配置した
一対の立設板１，２を設Ｃノ、これら各立設板１．２の
上部中央相互間と、下部コーナ相互間とを複数のステー
３・・・で連結している。

また上述の一対の立設板１，２間の下部には六角形の筒
状バレル４を可回動に軸支する一方、この筒状バレル４
の上方において上述の立設板１゜２間には２本の取付は
ビン５．５を介して磯台としてのモータベース６を水平
に張架している。

そして、このモータベース６上には調速装置（図示せず
）を備えた直流ギャードモータ７を取付けると共に、こ
の直流ギャードモータ７の回転軸８に原動ギヤ９を嵌合
している。

一方、前述の筒状バレル４の後述する端面板１３外周に
一体形成したリングギヤ１０と、上述の原動ギヤ９との
間には、一方の立設板１に軸支させた２つのアイドルギ
ヤ１１．１２を介設し、直流ギＡ７−ドモータ７の駆動
時に各ギヤ９，１１゜１２．１０を介して上述の筒状バ
レル４をメッキ液Ａ中において第４図の矢印方向に回転
すべく構成している。

上述の筒状バレル４は第２図、第３図に示すように、左
右両端の端面板１３．１４間に筒状バレル壁１５を張架
している。

この筒状バレル壁１５は六角形の稜線に沿って配設した
横桟１６・・・と、メッキ液Δの流入、流出が可能な所
定メツシュの多孔板１７とを備え、このバレル壁１５に
おける１辺にはパーツ出し入れ用の蓋を着脱可能に取付
けるが、この蓋の着脱構造は周知であるから、その図示
を省略している。

また、上述の筒状バレル４はベアリング１８゜１８を介
して前述の一対の立設板１，２間に軸架する一方、この
筒状バレル４の軸方向中心には、耐熱塩化ビニルバイブ
等の被覆材１９で被覆された黄銅製のバレル電極２０を
挿通し、このバレル電極２０両端をナツト２１．２１で
上述の立設板１．２に非回動に固定している。

さらに他方の立設板２の背面には負電極板２２を取付け
、この負電極板２２のト端を上述のバレル電極２０に電
気接続すると共に、この負電極板２２を絶縁カバー２３
で被覆している。

さらにまた一方の立設板２の外方に突出したバレル電極
２０は、耐熱合成樹脂製の絶縁キレツブ２４で被覆して
いる。

ところで、前述のバレル電極２０には、被メッキ物とし
てのパーツを撹拌処理する非回動のアジテータ２５を取
付けている。

このアジテータ２５は無電解メッキの時、後述する撹拌
球３１を耐熱合成樹脂に変更する一方、電気メッキ時に
は撹拌作用にｖｌわせで通電作用を秦する。

すなわち、上述のアジテータ２５は、第３図乃至第５図
に示すように、前述のバレル電極２０からメッキ液Δ中
に向けてそれぞれ長さの異なる黄銅製の導電棒２６，２
７．２８．２９を取イリけ、これら各導電棒２６〜２８
を耐熱塩化ビニルパイプ等の被覆材３０で被覆すると共
に、各導電棒２６〜２９の下端にはそれぞれ黄銅製の撹
拌球３１・・・を一体的に取付け、電気メッキ時には、
これら撹拌球３１・・・によりパーツをマイナスに印加
する。

上述の撹拌球３１は第４図に示ずにうに、直径ａ対反さ
ｂの比率を１：１．５乃至１：２に設定すると共に、縦
長のほぼ逆オニオン形状に形成している。

また第５図に示すように、各撹拌球３１先端のバレル底
辺からの離間長さをそれぞれＬｌ　、　Ｌ２　。

１３、Ｌ４に設定すると共に、撹拌球３１と端面板１３
．１４との間および撹拌球相互の離間距離を、１１１．
．１）２に設定して、これら撹拌球３１・・・を仮想放
物線上に配置している。

さらに、前述のバレル電極２０中心を通る垂線Ｃと、筒
状バレル４の回転方向側に向けて傾斜させた導電棒２６
〜２９および撹拌球３１の中心を通る軸線ｄとの開角を
所定の角度θに設定している。

図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用
を説明する。

例えば、前述のジルコニア等からなるセラミック製のパ
ーツに電気メッキを施すには、上述のパーツを予め無電
解メッキし、このパーツの表面に約０．２ミクロンのニ
ッケル表層を形成し、このニッケル表層が形成された多
数のパーツを筒状バレル４内に投入（投入け５０〜５５
％）する。

上述のパーツを投入した筒状バレル４を第１図、第４図
に示す如くメッキ液Ａ中に所定量＞Ｕ　ｉａさせて、直
流ギャードモータ７の駆動により同筒状バレル４を約１
６〜１８ｒｐｍ望ましくは１７ｒｐｍで回転さぜると共
に、負［ｉ板２２をマイナスに印加し、また筒状バレル
４外の図示しない正電極板いわゆるアノードをプラスに
印加すると、電解反応により金属塩溶液としてのメッキ
液Ａから全屈を電解析出して、マイナスに印加されたパ
ーツ表面にカソード反応によってメッキを施すことがで
きる。

上述のメッキ反応の際、筒状バレル４内のパーツは非回
動のアジテータ２５における上述の複数の撹拌球３１・
・・によって積極的に撹拌処理されるので、このパーツ
は筒状バレル４の回転による消極的撹拌と上述の積極的
撹拌との相乗効果により、良好に撹拌される。

例えば、前述の各設定値Ｌ１．Ｌ２．Ｌ３．Ｌ４、ｆＪ
ｌ、！Ｊ２．ａ、ｂ、θおよびバレル回転数を次のよう
に設定する。

Ｌ１＋１５、Ｌ２’？３５〜４０ＳＬ３　＋６５、Ｌ４
→８５、ｊ１！＝Ｆ２５、！Ｊ２４３５〜５０１ａ→１
５〜２０、ｂ＝１．５ａ　〜２ａ（但し単位はｓ） θＳ５°〜２０゜で寸法の小さいパーツはどθを小とする。またバレル回
転数は１６〜１８ｒｏｍとする。

このように設定して撹拌を行なった結果、パーツは第５
図に示す放物線状の撹拌軌跡αに沿って同図に矢印ｅで
示す如く良好に撹拌された。

因に、上述の回転数を１６〜１８ｒｏｍ以外に、また角
度θを２０度以上に、撹拌球３１の直径ａ対反さｂの比
率を１：１．５〜２以外にして撹拌づると、例えば第５
図に点線で承すような崩れた撹拌軌跡βとなる。

上述の撹拌軌跡αを得るための理論的解明は不可能であ
るが、上述の各設定数値が相互に係り合って、このよう
な良好な撹拌効果を１９６ものと推考される。

このように上述のアジテータ２５で、パーツの充分な撹
拌を冑ることができるので、メッキの膜厚が均一で、し
かも接着不良のない良好なメッキを施すことができる効
果がある。

加えて、上述のジルコニア等からなるセラミック製のパ
ーツの場合には、非磁性のメツ１を施Ｊことができる。

なお、上述の撹拌による効果は、電気メッキ時に限るこ
となく、無電解メッキ時においても同様の効果を得るこ
とができる。

第６藺、第７図は撹拌球３１の他の実施例を示し、第６
図に示すように長円断面を有する球状の撹拌球３１′で
あってもよく、また第７図に示すように先端をやや尖ら
せた長円断面を有する球状の撹拌球３１“であっもよい
。

なお、前述の正電極板は、ニッケルメッキ時にはニッケ
ル板を、銅メッキの時には銅板を、金メッキの時には白
金チタン板を用いると共に、金属塩溶液もこれらメッキ
態様に応じたメッキ液を用いることは云うまでもない。

この発明の構成と、上述の実施例との対応において、この発明の撹拌手段は、実施例のアジテータ２５に対応
し、以下同様に、被メッキ物は、パーツに対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定される一ｂ
のではない。

例えば、上述の実施例においては被メッキ物としてセラ
ミック製部品累月のパーツを例示して説明したが、金属
製、合成樹脂製等の各種小物類や部品などの表面に電気
メッキ、無電解メッキにより所定のメッキ層を形成して
もよいことは勿論である。

また、上述の筒状バレル４は六角筒状以外の多角筒状で
あってもよく、多孔板１７の網目は方形メツシュ以外の
丸孔等による網目形状であってもよく、さらに前述の端
面端１３．１４にもメッキ液の流入、流出を許容する所
定メツシュの多孔部を形成してもよいことは勿論である
。

なお、実施例で示したようにバレル駆動源として直流ギ
ャードモータ７を用いると、小型でありながら充分な回
転トルクを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図は部分浸漬形水平バレルメッキ装置の正面図、第２図は同メッキ装置の側面図、第３図は第１図の■−■線矢視断面図、第４図は第３図
のＶｌ−Ｖｌに沿う要部矢視図、第５図は撹拌状態を示
づ説明図、第６図は撹拌球の他の実施例を示す側面図、第７図は撹
拌球のさらに他の実施例を示す側面図である。１．２・・・立設板　　　　４・・・筒状バレル２５・
・・アジテータ３１．３１’　、３１″・・・撹拌球第１図 ■」

Claims

【特許請求の範囲】

（１）隔間配置した一対の立設間に筒状バレルを可回動
に軸支したバレルメッキ装置であつて、上記筒状バレル内に、被メッキ物を撹拌処理する複数の撹拌球を備えた非回動の攪拌手段を設けたバレルメッキ装置。