JPH0410222Y2 - - Google Patents

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JPH0410222Y2
JPH0410222Y2 JP1987171108U JP17110887U JPH0410222Y2 JP H0410222 Y2 JPH0410222 Y2 JP H0410222Y2 JP 1987171108 U JP1987171108 U JP 1987171108U JP 17110887 U JP17110887 U JP 17110887U JP H0410222 Y2 JPH0410222 Y2 JP H0410222Y2
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barrel
plating
plates
cylindrical barrel
blind
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、例えば、金属製、セラミツク製、
樹脂製等の各種小物類や部品の表面に電気メツキ
もしくは無電解メツキにより所定メツキ層を形成
するようなバレルメツキ装置に関する。
(ロ) 従来の技術 従来、上述例のバレルメツキ装置としては、例
えば、次の如き構造の装置がある。
すなわち、所定間隔を隔てて対向配置した一対
の保持板を設け、これら一対の保持板相互間に、
交流モータで回転駆動される筒状バレルを軸架す
ると共に、この筒状バレルは、左右両端の盲状端
面板の間に筒状バレル壁を張架し、この筒状バレ
ル壁の全体を多孔板で形成した水平バレルメツキ
装置である。
上述のバレルメツキ装置を用いて電気メツキを
行なう場合、バレル内外の金属塩溶液の液組成の
関係により、メツキ液のバレルに対する流入、流
出部としての筒状バレルの軸方向の両サイドの電
流分布が第5図に特性bで示すように中央部の電
流分布に対して大となり、この結果、バレルメツ
キに供される小物類や部品(以下単にワークと略
記する)に対してメツキむらが生ずる問題点を有
していた。
(ハ) 考案の目的 この考案は、電気メツキを行なう場合に、筒状
バレルの軸方向の両サイドの電流分布を、中央部
の電流分布とほぼ均一にすることができて、メツ
キむらを防止することができるバレルメツキ装置
の提供を目的とする。
(ニ) 考案の構成 この考案は、隔間配置した一対の保持板間に筒
状バレルを可回動に軸支したバレルメツキ装置で
あつて、上記筒状バレルは、左右両端の盲状端面
板間に筒状バレル壁を張架し、この筒状バレル壁
は該バレル壁の軸方向両端部に電解中のバレルの
軸方向の電流密度分布が均一になるような所定幅
の盲板と、上記盲板相互間に配設され全面均一に
穴のあいた多孔板とで形成されたバレルメツキ装
置であることを特徴とする。
(ホ) 考案の作用 この考案によれば、上述の筒状バレル壁の軸方
向の両端部を上述の如き特定の所定幅だけ盲板で
形成しているので、この盲板部分からのメツキ液
の流入、流出を防止して、メツキ電流の盲板部分
からの通電を防ぐ。
(ヘ) 考案の効果 この結果、電解中の筒状バレルの軸方向の両サ
イドの電流密度分布を、中央部の電流密度分布と
ほぼ均一にすることができて、メツキむらの発生
を防止することができる効果がある。
(ト) 実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面は部分浸漬形の水平バレルメツキ装置を示
し、第1図、第2図において、所定の間隔を隔て
て立設配置した一対の保持板1,2を設け、これ
ら各保持板1,2の上部中央相互間と、下部コー
ナ部相互間とにステー3……を張架している。
また上述の一対の保持板1,2間の下部には六
角筒状のバレル4を可回動に軸支する一方、この
バレル4の上方において上述の保持板1,2間に
は取付け軸5,5を介して機台としてのモータベ
ース6を水平に張架している。
そして、このモータベース6上には調速装置
(図示せず)を備えた直流ギヤードモータ7を取
付けると共に、この直流ギヤードモータ7の回転
軸8に原動ギヤ9を嵌合している。
一方、前述のバレル4の後述する端面板13外
周に一体形成したリングギヤ10と、上述の原動
ギヤ9との間には、一側の保持板1に軸支させた
2つのアイドルギヤ11,12を介設し、直流ギ
ヤードモータ7の駆動時に各ギヤ9,11,1
2,10を介して上述のバレル4をメツキ液A中
において第1図の矢印方向に回転すべく構成して
いる。
上述のバレル4は第2図、第3図に示すよう
に、左右両端の盲状端面板13,14間に筒状バ
レル壁15を張架すると共に、このバレル壁15
の軸方向両端部のバレル全長に対して約1割の幅
を盲板16,16で形成し、これら盲板16,1
6間を全面均一に穴のあいた多孔板17で形成し
ている。
すなわち、上述の盲板16,16の幅は電解中
のバレル4の軸方向の電流密度分布が均一になる
ように、その幅を特定している。
ここで、上述の一側の盲状端面板13の外周に
は前述のリングギヤ10を一体形成する一方、上
述の多孔板17は所定メツシユの網目状として、
メツキ液Aの流入、流出を可能としている。
なお六角筒状のバレル4の上述のバレル壁15
における1辺にはワーク出し入れ用の蓋を着脱可
能に取付けるが、この蓋の着脱構造は周知である
から、その図示を省略している。
一方、前述の他側の盲状端面板14の中心と対
応して前述の保持板2に固定した絶縁ブツシユ1
8内には、導電性のターミナル19を埋設し、保
持板2背面に沿設した負電極板20の下端を、こ
のターミナル19に接続すると共に、ターミナル
19のバレル側先端には第4図に示す如き半月状
の固定電極21を取付けている。
また上述の負電極板20は、絶縁ブツシユ18
に一体的に形成した絶縁カバー22で被覆してい
る。
さらに、六角筒状のバレル4の各コーナ部には
その稜線に沿つて方形柱状の電極ホルダ23……
を配設し、これら各電極ホルダ23……内にバレ
ル電極24……を埋設すると共に、これらの各電
極ホルダ23……に等間隔で取付けた通電突子2
5……をバレル4内に突設している。
さらにまた、前述の盲状端面板14内には上述
の各バレル電極24……と導電接続させたブラシ
26……を放射状に埋設し、第4図に示す如くメ
ツキ液A中に対応する複数のブラシ26……のみ
を前述べの半月状の固定電極21と摺接させるよ
うに構成している。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、
以下作用を説明する。
例えば、洋服等に取付けるABS樹脂製のボタ
ンに電気メツキを施すには、上述のボタンを予め
無電解メツキし、このボタンの表面に約0.2ミク
ロンのニツケル表層を形成し、このニツケル表層
が形成された多数のボタン(以下単にワークと略
記する)をバレル4内に投入する。
上述のワークを投入したバレル4を第1図に示
す如くメツキ液A中に所定量浸漬させて、直流ギ
ヤードモータ7の駆動により同バレル4を約
17rpmで回転させると共に、負電極板20をマイ
ナスに印加し、またバレル4外の図示しない正電
極板いわゆるアノードをプラスに印加すると、電
解反応により金属塩溶液としてのメツキ液Aから
金属を、マイナスに印加されたワーク表面に対し
て、カソード反応により電解折出して、メツキを
施すことができる。
上述のメツキ反応の際、バレル4の両端部は既
述した特定幅だけ盲板16,16で形成している
ので、この盲板16,16部分からのメツキ液の
流入、流出を防止して、メツキ電流の盲板16,
16部分からの通電を防ぐことができる。
この結果、筒状のバレル4の軸方向の両サイド
の電流分布を第5図に特性aで示す如く、中央部
の電流分布とほぼ均一にすることができて、メツ
キむらの発生を防止することができる効果があ
る。
なお、前述の正電極板は、ニツケルメツキ時に
はニツケル板を、銅メツキの時には銅板を、金メ
ツキの時には白金チタン板を用いると共に、金属
塩溶液もこれらメツキ態様に応じたメツキ液を用
いることは云うまでもない。
この考案の構成と、上述の実施例との対応にお
いて、 この考案の筒状バレルは、実施例の六角筒状の
バレル4に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定さ
れるものではない。
例えば上述のバレル4は六角筒状以外の多角筒
状又は円筒状であつてもよく、多孔板17の網目
は方形メツシユ以外の丸孔による網目形状であつ
てもよいことは勿論である。
なお、実施例で示したようにバレル駆動源とし
て直流ギヤードモータ7を用いると、小型であり
ながら充分な回転トルクを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は部
分浸漬形水平バレルメツキ装置の正面図、第2図
は同メツキ装置の側面図、第3図は第1図の−
線矢視断面図、第4図は給電構造を示す説明
図、第5図は電流分布の特性図である。 1,2……保持板、4……バレル、13,14
……盲状端面板、15……筒状バレル壁、16…
…盲板、17……多孔板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 隔間配置した一対の保持板間に筒状バレルを可
    回動に軸支したバレルメツキ装置であつて、 上記筒状バレルは、左右両端の盲状端面板間に
    筒状バレル壁を張架し、この筒状バレル壁は該バ
    レル壁の軸方向両端部に電解中のバレルの軸方向
    の電流密度分布が均一になるような所定幅の盲板
    と、上記盲板相互間に配設され全面均一に穴のあ
    いた多孔板とで形成された バレルメツキ装置。
JP1987171108U 1987-11-09 1987-11-09 Expired JPH0410222Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987171108U JPH0410222Y2 (ja) 1987-11-09 1987-11-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987171108U JPH0410222Y2 (ja) 1987-11-09 1987-11-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0178169U JPH0178169U (ja) 1989-05-25
JPH0410222Y2 true JPH0410222Y2 (ja) 1992-03-13

Family

ID=31462644

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JP1987171108U Expired JPH0410222Y2 (ja) 1987-11-09 1987-11-09

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