JPS6339679B2 - - Google Patents
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- JPS6339679B2 JPS6339679B2 JP5724384A JP5724384A JPS6339679B2 JP S6339679 B2 JPS6339679 B2 JP S6339679B2 JP 5724384 A JP5724384 A JP 5724384A JP 5724384 A JP5724384 A JP 5724384A JP S6339679 B2 JPS6339679 B2 JP S6339679B2
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 発明の技術分野
本発明は部分めつきを行なうための部分めつき
用治具に係り、特に異種金属材料で構成された原
動機用点火栓への高速部分めつき用めつき治具に
関する。
用治具に係り、特に異種金属材料で構成された原
動機用点火栓への高速部分めつき用めつき治具に
関する。
(ロ) 従来技術と問題点
従来、異種金属材料、例えばNi−Cr系合金か
らなる接地電極部とFe系素材の本体部で構成さ
れた原動機用点火栓をめつきする場合、一般の部
分をめつきするのと同様な方法で例えばめつきバ
レル内に多量に該原動機用点火栓を投入してめつ
きするとか、もしくはめつきハンガーに多量に該
原動機用点火栓を掛けてめつきしていた。
らなる接地電極部とFe系素材の本体部で構成さ
れた原動機用点火栓をめつきする場合、一般の部
分をめつきするのと同様な方法で例えばめつきバ
レル内に多量に該原動機用点火栓を投入してめつ
きするとか、もしくはめつきハンガーに多量に該
原動機用点火栓を掛けてめつきしていた。
しかしながら、上記従来例のものでは本来めつ
きが不要であり、且つNi−Cr系合金であるため
に、密着性あるめつきが得られにくい接地電極部
にも、めつきを要する本体部と同様にめつきが析
出する場合がある。そのために該接地電極部を折
り曲げ加工して製品化した時にめつき電着膜が剥
離したり、また原動機に取り付けられて運転され
た際、高温や常温のくり返し熱履歴によりめつき
電着膜が剥離して点火不能(ブリツジ)現象を起
こす欠点があつた。
きが不要であり、且つNi−Cr系合金であるため
に、密着性あるめつきが得られにくい接地電極部
にも、めつきを要する本体部と同様にめつきが析
出する場合がある。そのために該接地電極部を折
り曲げ加工して製品化した時にめつき電着膜が剥
離したり、また原動機に取り付けられて運転され
た際、高温や常温のくり返し熱履歴によりめつき
電着膜が剥離して点火不能(ブリツジ)現象を起
こす欠点があつた。
(ハ) 発明の目的
上記欠点を鑑み、本発明の目的はめつき不要部
もしくはめつきを析出させたくない部分等の非め
つき部分を安定に、しかも容易に得ることが可能
な部分めつき用めつき治具を提供することであ
る。
もしくはめつきを析出させたくない部分等の非め
つき部分を安定に、しかも容易に得ることが可能
な部分めつき用めつき治具を提供することであ
る。
(ニ) 発明の構成
本発明の目的はめつき不要部分もしくはめつき
を析出させたくない部分を有する被処理物の該め
つき不要部分もしくはめつきを析出させたくない
少なくとも一部を保持し、且つめつき用電流を導
くための導体保持具と、めつき時にめつき液の液
面とで該導体保持具の保持部周囲領域を含む気密
画室を構成する被覆手段とを具備することを特徴
とする部分めつき用治具によつて達成される。
を析出させたくない部分を有する被処理物の該め
つき不要部分もしくはめつきを析出させたくない
少なくとも一部を保持し、且つめつき用電流を導
くための導体保持具と、めつき時にめつき液の液
面とで該導体保持具の保持部周囲領域を含む気密
画室を構成する被覆手段とを具備することを特徴
とする部分めつき用治具によつて達成される。
(ホ) 発明の実施態様
以下本発明の実施態様を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は本発明に係る実施態様を説明するため
の概略図である。
の概略図である。
第1図において、処理ステーシヨン1には循環
槽2からのめつき液を処理ステーシヨン1内で吐
出循環させるための循環パイプ3が配設されてお
り、循環パイプ3にあけられた多くの小径穴から
めつき液が加圧吐出せしめられる。次にこのめつ
き液は、処理ステーシヨンに設けられた両面ある
いは片面オーバフローせき5によつて処理ステー
シヨン全体の液面を安定に且つ一定に保ちながら
オーバーフロー(オーバーフロー液5a)せしめ
られ、循環槽2へ戻る。
槽2からのめつき液を処理ステーシヨン1内で吐
出循環させるための循環パイプ3が配設されてお
り、循環パイプ3にあけられた多くの小径穴から
めつき液が加圧吐出せしめられる。次にこのめつ
き液は、処理ステーシヨンに設けられた両面ある
いは片面オーバフローせき5によつて処理ステー
シヨン全体の液面を安定に且つ一定に保ちながら
オーバーフロー(オーバーフロー液5a)せしめ
られ、循環槽2へ戻る。
このような循環回路によつて被処理物の高速め
つきに必要な金属イオン等のめつき有効成分を常
時タイミングよく被処理物表面に供給する。
つきに必要な金属イオン等のめつき有効成分を常
時タイミングよく被処理物表面に供給する。
処理ステーシヨン1内には被処理物Wの他に、
被処理物Wの両側あるいは円周状に可溶性陽極6
が配設されている。可溶性陽極6は陽極函7と、
その中に充填された陽極金属8とから構成され
る。該陽極函7は短時間で消費される被処理物表
面付近の金属イオンを安定した状態で溶解供給で
きるような構造で、しかも陽極の溶解性を向上さ
せるためにめつき液とできるだけ効率的に接触で
き且つめつき液の循環流動を妨げないような構
造、例えばアミ状構造を有することが好ましい。
被処理物Wの両側あるいは円周状に可溶性陽極6
が配設されている。可溶性陽極6は陽極函7と、
その中に充填された陽極金属8とから構成され
る。該陽極函7は短時間で消費される被処理物表
面付近の金属イオンを安定した状態で溶解供給で
きるような構造で、しかも陽極の溶解性を向上さ
せるためにめつき液とできるだけ効率的に接触で
き且つめつき液の循環流動を妨げないような構
造、例えばアミ状構造を有することが好ましい。
更に上記陽極間中央には被処理物Wを保持し、
且つ回転させる機能及び外部からの負のめつき電
流を被処理物Wへ導通する機能を有するめつき治
具9が配設されている。
且つ回転させる機能及び外部からの負のめつき電
流を被処理物Wへ導通する機能を有するめつき治
具9が配設されている。
このようにして該めつき治具9が配設され、回
転した時、めつき液の循環や、めつき治具の回転
等により、被処理物Wの付近のめつき液面に波立
ち現象が起きる等液面が変化しやすい。そのため
被処理物Wをチヤツクするチヤツク部15にめつ
き液が付着してめつき電流が流れめつきが電着し
たり、更にはめつきを析出させたくない接地電極
部14にもめつきが電着する。従つて、該めつき
治具には被処理物Wのめつき不要か、もしくはめ
つきを析出させたくない接地電極部14をめつき
液外に常時安定して露出させ、且つその内部液面
を常に一定に保持させる機能を有する。
転した時、めつき液の循環や、めつき治具の回転
等により、被処理物Wの付近のめつき液面に波立
ち現象が起きる等液面が変化しやすい。そのため
被処理物Wをチヤツクするチヤツク部15にめつ
き液が付着してめつき電流が流れめつきが電着し
たり、更にはめつきを析出させたくない接地電極
部14にもめつきが電着する。従つて、該めつき
治具には被処理物Wのめつき不要か、もしくはめ
つきを析出させたくない接地電極部14をめつき
液外に常時安定して露出させ、且つその内部液面
を常に一定に保持させる機能を有する。
次に上記の機能を図面によつて説明する。第1
図において、めつき装置本体には各処理ステーシ
ヨンがループ状に配列設置されており、同時にめ
つき治具を保持し且つ順次該めつき治具9を移槽
するための移槽駆動アーム10が具備されている
ため、該めつき治具9は移槽駆動アーム10によ
つて各処理ステーシヨンを順次移送できるように
なつている。このようにめつき治具9は移動駆動
アーム10にセツトされて移槽する機構と、同時
に該アーム10にセツトされた回転軸11により
めつき装置本体10aからの回転運動を傘歯車1
2,13を介してめつき治具9を回転駆動する機
構となつている。
図において、めつき装置本体には各処理ステーシ
ヨンがループ状に配列設置されており、同時にめ
つき治具を保持し且つ順次該めつき治具9を移槽
するための移槽駆動アーム10が具備されている
ため、該めつき治具9は移槽駆動アーム10によ
つて各処理ステーシヨンを順次移送できるように
なつている。このようにめつき治具9は移動駆動
アーム10にセツトされて移槽する機構と、同時
に該アーム10にセツトされた回転軸11により
めつき装置本体10aからの回転運動を傘歯車1
2,13を介してめつき治具9を回転駆動する機
構となつている。
被処理物Wのめつき不要かもしくはめつきを析
出させたくない接地電極部14は、導電性部材で
構成されたコレツトチヤツク部15で強固にチヤ
ツクせしめられる。このめつき治具9の導通必要
部は全て導電部材で構成されているため、めつき
装置本体からの負のめつき電流をアーム10にセ
ツトされたブラシ16,17を介して容易に被処
理物へ供給することができる。
出させたくない接地電極部14は、導電性部材で
構成されたコレツトチヤツク部15で強固にチヤ
ツクせしめられる。このめつき治具9の導通必要
部は全て導電部材で構成されているため、めつき
装置本体からの負のめつき電流をアーム10にセ
ツトされたブラシ16,17を介して容易に被処
理物へ供給することができる。
次に被処理物Wをチヤツクする機能を第2図に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
被処理物Wをチヤツクするためのコレツトチヤ
ツク15はコイルバネ20により下方へ押えられ
ている操作レバー21のために予め閉じられてい
るが、操作レバー21に逆方向に外力を加えるこ
とによつてコレツトチヤツク15を開いた時に被
処理物Wのめつき不要かもしくはめつきを析出さ
せたくない箇所すなわち接地電極部14を挿入し
次に外力を取り去ることによつてそれを閉じて完
全チヤツクできるようになつている。そして被処
理物が移槽したり回転しても外れない様にコイル
バネ20の力によつて保持される。
ツク15はコイルバネ20により下方へ押えられ
ている操作レバー21のために予め閉じられてい
るが、操作レバー21に逆方向に外力を加えるこ
とによつてコレツトチヤツク15を開いた時に被
処理物Wのめつき不要かもしくはめつきを析出さ
せたくない箇所すなわち接地電極部14を挿入し
次に外力を取り去ることによつてそれを閉じて完
全チヤツクできるようになつている。そして被処
理物が移槽したり回転しても外れない様にコイル
バネ20の力によつて保持される。
めつき治具9には、被処理物Wのめつき不要か
もしくはめつきを析出させたくない接地電極部1
4を常時めつき液外に露出し、且つ非めつき部分
を常に一定に保つために円筒状の操作レバー21
にそれとほぼ同寸法の円筒状のシールカバー18
がある寸法で挿入装着され、該操作レバー21と
シールカバー18とのすき間にはO−リング19
a及び19bの装着により、気密化されている。
もしくはめつきを析出させたくない接地電極部1
4を常時めつき液外に露出し、且つ非めつき部分
を常に一定に保つために円筒状の操作レバー21
にそれとほぼ同寸法の円筒状のシールカバー18
がある寸法で挿入装着され、該操作レバー21と
シールカバー18とのすき間にはO−リング19
a及び19bの装着により、気密化されている。
めつきしている際、めつき治具がめつき液中に
浸漬された時、空気室22のため、その浸漬深さ
に見合う圧力分しかシールカバー内の液位上昇が
ない。さらにシール外部に波立ち等液面変動が起
きても同様にシールカバー内の液位上昇がない。
更にシール外部に波立ち等液面変動が起きても同
様でシールカバー内部の液位は常に安定に保持さ
れる。このようにしてシールカバー内のめつき液
外に露出された被処理物Wの接地電極部14は常
時安定した状態で非めつき化が図れるのである。
浸漬された時、空気室22のため、その浸漬深さ
に見合う圧力分しかシールカバー内の液位上昇が
ない。さらにシール外部に波立ち等液面変動が起
きても同様にシールカバー内の液位上昇がない。
更にシール外部に波立ち等液面変動が起きても同
様でシールカバー内部の液位は常に安定に保持さ
れる。このようにしてシールカバー内のめつき液
外に露出された被処理物Wの接地電極部14は常
時安定した状態で非めつき化が図れるのである。
更に、コレツトチヤツク部15もめつき液外に
露出されているため接地電極部と同様めつきされ
ない。そのため従来法のめつきハンガーのように
めつき作業終了の都度引掛部に余分電着した電着
物を除去する作業を必要としなくなる。
露出されているため接地電極部と同様めつきされ
ない。そのため従来法のめつきハンガーのように
めつき作業終了の都度引掛部に余分電着した電着
物を除去する作業を必要としなくなる。
第3図は被処理物をチヤツクした状態の本めつ
き治具の斜視図である。
き治具の斜視図である。
以下本発明に係る高速部分めつき用めつき治具
の技術条件について説明する。
の技術条件について説明する。
本発明においてO−リング19a,19bによ
り得られた空気室21は第4図の原理図で示すよ
うにある容器をめつき液面にふせ、それを液中へ
押し下げた時、ボイル・シヤールの法則式(1)に示
されるようにかなりの液中Hに容器を押し下げな
いかぎり容器内の容積Vは変化しない例えば容器
内の容積を1/2にするためにはH≒10.3m迄押し
下げる必要がある。実際のめつき作業においては
上記10.3m迄押し下げる必要がなく、第5図に示
すようにシールカバー18外部の波立ち等の液面
変動の影響を受けない距離としてH=2〜10mm程
度迄下げればよい。そうすることによつてシール
カバー18の内面の液位はほとんど変化しないこ
とになる。
り得られた空気室21は第4図の原理図で示すよ
うにある容器をめつき液面にふせ、それを液中へ
押し下げた時、ボイル・シヤールの法則式(1)に示
されるようにかなりの液中Hに容器を押し下げな
いかぎり容器内の容積Vは変化しない例えば容器
内の容積を1/2にするためにはH≒10.3m迄押し
下げる必要がある。実際のめつき作業においては
上記10.3m迄押し下げる必要がなく、第5図に示
すようにシールカバー18外部の波立ち等の液面
変動の影響を受けない距離としてH=2〜10mm程
度迄下げればよい。そうすることによつてシール
カバー18の内面の液位はほとんど変化しないこ
とになる。
また被処理物Wの非めつき化部分はシールカバ
ー18内の液位ならびにチヤツク部15の位置に
よつて決定されるため、被処理物Wをチヤツクす
る時、そのチヤツク位置を任意に調整したり、被
処理物の要求品質に応じたチヤツク部位置を設定
しておけばよい。なおコレツトチヤツク部15や
シールカバー18の形状をいろいろ変化させれば
原動機用点火栓の他、各種形状の部品例えばシヤ
フト等への部分めつきも可能となる。
ー18内の液位ならびにチヤツク部15の位置に
よつて決定されるため、被処理物Wをチヤツクす
る時、そのチヤツク位置を任意に調整したり、被
処理物の要求品質に応じたチヤツク部位置を設定
しておけばよい。なおコレツトチヤツク部15や
シールカバー18の形状をいろいろ変化させれば
原動機用点火栓の他、各種形状の部品例えばシヤ
フト等への部分めつきも可能となる。
PV=P′V′ ……(1)
(1)式において、
P:めつき液面に容器をふせた時にかかる圧力
V:その時の容器内容積
P′:容器をHの距離迄液中に押し下げた時にかか
る水圧 V′:その時の容器内容積 以下本発明に係る方法の実施例を示す。
る水圧 V′:その時の容器内容積 以下本発明に係る方法の実施例を示す。
実施例 1
原動機用点火栓の接地電極部を第1図のように
チヤツクして高速部分めつきを行なつた。電気め
つき条件としては陰極電流密度:30A/dm2、極
間距離:15mm、めつき液の循環量:8/分、被
処理物の回転速度:100rpmで1分間Niめつきを
した。その結果、めつき面である本体部は均一な
光沢外観を有するとともに、内面へも被覆力良好
なめつきが得られた。めつきを析出させたくない
接地電極部はつけね部から上のめつき液外に露出
した部分は電着されていなかつた。
チヤツクして高速部分めつきを行なつた。電気め
つき条件としては陰極電流密度:30A/dm2、極
間距離:15mm、めつき液の循環量:8/分、被
処理物の回転速度:100rpmで1分間Niめつきを
した。その結果、めつき面である本体部は均一な
光沢外観を有するとともに、内面へも被覆力良好
なめつきが得られた。めつきを析出させたくない
接地電極部はつけね部から上のめつき液外に露出
した部分は電着されていなかつた。
実施例 2
実施例1と同様の方法によつて被処理物をチヤ
ツクし、高速電解洗浄を行なつた。電解洗浄条件
として被処理物を陽極としてその陽極電流密度:
30A/dm2、極間距離:15mm、電解液の循環量:
8/分、被処理物の回転速度:100rpm、対極
板材質:ステンレス板で電解洗浄した。その結
果、めつき必要箇所である本体部を対象にめつき
条件が設定できたため、良好な清浄度を示し、次
工程でNiめつきを行なつた後のめつき剥離は発
生しなかつた。また電解洗浄されない接地電極部
は該処理時の発生ミスト等により侵されることな
く洗浄前後の外観は不変であつた。
ツクし、高速電解洗浄を行なつた。電解洗浄条件
として被処理物を陽極としてその陽極電流密度:
30A/dm2、極間距離:15mm、電解液の循環量:
8/分、被処理物の回転速度:100rpm、対極
板材質:ステンレス板で電解洗浄した。その結
果、めつき必要箇所である本体部を対象にめつき
条件が設定できたため、良好な清浄度を示し、次
工程でNiめつきを行なつた後のめつき剥離は発
生しなかつた。また電解洗浄されない接地電極部
は該処理時の発生ミスト等により侵されることな
く洗浄前後の外観は不変であつた。
実施例 3
実施例1と同様の方法によつて被処理物をチヤ
ツクし、硫酸水溶液中に浸漬させて酸洗浄を行な
つた。酸洗浄条件として浴組成:98%H2SO4100
c.c./、浴温:常温、洗浄後の循環量:8/
分、被処理物の回転速度:100rpmで酸洗浄した。
その結果、酸洗浄必要箇所すなわちめつき必要箇
所である本体部のみ効果的に酸洗浄されるために
該表面が良好な活性状態となり、次工程でNiめ
つきを行なつた後のめつき剥離は発生しなかつ
た。
ツクし、硫酸水溶液中に浸漬させて酸洗浄を行な
つた。酸洗浄条件として浴組成:98%H2SO4100
c.c./、浴温:常温、洗浄後の循環量:8/
分、被処理物の回転速度:100rpmで酸洗浄した。
その結果、酸洗浄必要箇所すなわちめつき必要箇
所である本体部のみ効果的に酸洗浄されるために
該表面が良好な活性状態となり、次工程でNiめ
つきを行なつた後のめつき剥離は発生しなかつ
た。
実施例 4
上記実施例とは異なる部品を第5図のようにチ
ヤツクして部分めつきした。異なる部品とは径3
mm、長さ40mmのシヤフトで上端5mmの部分を非め
つき化し、残りの部分を10μmの厚さにNiめつき
をするものである。電気めつき条件としては陰極
電流密度:10A/dm2、極間距離:20mm、めつき
液の循環量:8/分、被処理物の回転数:
50rpmで5分間Niめつきした。その結果、非め
つき箇所とめつき箇所は、めつき液面を境として
区切られ、めつき面は良好な光沢外観を有する
Niめつきが析出し、非めつき面はNiめつき時の
発生ミスト等に侵されることなく非めつき化が図
られた。
ヤツクして部分めつきした。異なる部品とは径3
mm、長さ40mmのシヤフトで上端5mmの部分を非め
つき化し、残りの部分を10μmの厚さにNiめつき
をするものである。電気めつき条件としては陰極
電流密度:10A/dm2、極間距離:20mm、めつき
液の循環量:8/分、被処理物の回転数:
50rpmで5分間Niめつきした。その結果、非め
つき箇所とめつき箇所は、めつき液面を境として
区切られ、めつき面は良好な光沢外観を有する
Niめつきが析出し、非めつき面はNiめつき時の
発生ミスト等に侵されることなく非めつき化が図
られた。
発明の効果
以上説明したように本発明によれば、めつき不
要かもしくはめつきを析出させたくない部分をも
つ被処理物を部分めつきする場合において、該め
つき不要部をチヤツク部がO−リングにより気密
化された空気室内に組み込まれているためにその
部分にめつき液が浸入することなく、しかも空気
室外部の波立ち等めつき液表面の液面変動の影響
を受けることがないため、常に安定した非めつき
部分が簡単な方法すなわち被処理物をチヤツクす
るだけで得られ、またそのめつき治具をめつき装
置本体のめつき治具回転機構ならびに移槽機構さ
らにはめつき液循環機構等と組み合わせて使用す
ることにより高電流密度作業が容易となる。
要かもしくはめつきを析出させたくない部分をも
つ被処理物を部分めつきする場合において、該め
つき不要部をチヤツク部がO−リングにより気密
化された空気室内に組み込まれているためにその
部分にめつき液が浸入することなく、しかも空気
室外部の波立ち等めつき液表面の液面変動の影響
を受けることがないため、常に安定した非めつき
部分が簡単な方法すなわち被処理物をチヤツクす
るだけで得られ、またそのめつき治具をめつき装
置本体のめつき治具回転機構ならびに移槽機構さ
らにはめつき液循環機構等と組み合わせて使用す
ることにより高電流密度作業が容易となる。
第1図は本発明の実施態様を説明するための概
略図であり、第2図は第1図に示されためつき治
具の詳細断面図であり、第3図は該めつき治具を
被処理物をチヤツクした状態の斜視図であり、第
4図は本発明のポイントとなる空気室の発想原理
を説明する図であり、第5図は他の実施例として
異なる形状の部品をチヤツクして部分めつきする
時の概略図である。 1……処理ステーシヨン、2……循環槽、3…
…循環パイプ、4……ポンプ、5……オーバーフ
ローせき、5a……オーバーフロー液、6……可
溶性陽極、7……陽極函、8……陽極金属、9…
…めつき治具、10……移槽駆動アーム、10a
……装置本体、11……回転軸、12,13……
傘歯車、14……接地電極部、15……コレツト
チヤツク、16,17……ブラシ、18……シー
ルカバー、19a,19b……O−リング、20
……コイルバネ、21……操作レバー、22……
空気室、23……めつき治具回転用歯車。
略図であり、第2図は第1図に示されためつき治
具の詳細断面図であり、第3図は該めつき治具を
被処理物をチヤツクした状態の斜視図であり、第
4図は本発明のポイントとなる空気室の発想原理
を説明する図であり、第5図は他の実施例として
異なる形状の部品をチヤツクして部分めつきする
時の概略図である。 1……処理ステーシヨン、2……循環槽、3…
…循環パイプ、4……ポンプ、5……オーバーフ
ローせき、5a……オーバーフロー液、6……可
溶性陽極、7……陽極函、8……陽極金属、9…
…めつき治具、10……移槽駆動アーム、10a
……装置本体、11……回転軸、12,13……
傘歯車、14……接地電極部、15……コレツト
チヤツク、16,17……ブラシ、18……シー
ルカバー、19a,19b……O−リング、20
……コイルバネ、21……操作レバー、22……
空気室、23……めつき治具回転用歯車。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 めつき不要部分もしくはめつきを析出させた
くない部分を有する被処理物の該めつき不要部分
もしくはめつきを析出させたくない少なくとも一
部を保持し、且つめつき用電流を導くための導体
保持具と、めつき時にめつき液の液面とで該導体
保持具の保持部周囲領域を含む気密画室を構成す
る被覆手段とを具備することを特徴とする部分め
つき用めつき治具。 2 前記気密画室はO−リングによつて密閉が保
持されることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の部分めつき用めつき治具。 3 前記導体保持具と前記被覆手段が一体となつ
て任意の回転数でその長軸を中心に回転可能であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
部分めつき用めつき治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5724384A JPS60200995A (ja) | 1984-03-27 | 1984-03-27 | 部分めつき用めつき治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5724384A JPS60200995A (ja) | 1984-03-27 | 1984-03-27 | 部分めつき用めつき治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60200995A JPS60200995A (ja) | 1985-10-11 |
JPS6339679B2 true JPS6339679B2 (ja) | 1988-08-05 |
Family
ID=13050088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5724384A Granted JPS60200995A (ja) | 1984-03-27 | 1984-03-27 | 部分めつき用めつき治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60200995A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0494298U (ja) * | 1991-01-08 | 1992-08-17 | ||
JP6455416B2 (ja) * | 2014-12-24 | 2019-01-23 | 株式会社デンソー | めっき装置、及び、めっき製品の製造方法 |
JP6544288B2 (ja) * | 2016-04-11 | 2019-07-17 | 株式会社デンソー | めっき品の製造方法 |
-
1984
- 1984-03-27 JP JP5724384A patent/JPS60200995A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60200995A (ja) | 1985-10-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |