JPH0114084Y2 - - Google Patents

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JPH0114084Y2
JPH0114084Y2 JP19934582U JP19934582U JPH0114084Y2 JP H0114084 Y2 JPH0114084 Y2 JP H0114084Y2 JP 19934582 U JP19934582 U JP 19934582U JP 19934582 U JP19934582 U JP 19934582U JP H0114084 Y2 JPH0114084 Y2 JP H0114084Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、運転座席を備えた走行車体に作業装
置を、駆動機構を介して車体左右方向に傾斜自在
に取付け、前記走行車体に、その水平面に対する
左右傾斜状態を検出する傾斜センサーを設けると
共に、前記傾斜センサーと前記駆動機構とを連係
して、前記走行車体の傾斜状態に基づき、特定傾
斜相当量だけ前記作業装置を車体傾斜方向と逆方
向に傾斜させるように前記駆動機構を自動的に作
動するローリング制御機構を備えさせ、かつ、前
記センサーの検出結果に基いて前記駆動機構を自
動的に作動する自動制御状態と前記駆動機構を人
為的に作動する手動制御状態とに切換可能に構成
したローリング制御機構付作業車に関する。
上記作業車では、傾斜センサーを走行車体側に
設けることにより、走行車体に設けられる操作部
や制御回路部との連係構成を簡単にできると共
に、ローリング制御機構による作業装置自体の駆
動傾斜によつて傾斜センサーが外乱を受け、ハン
チングを生じやすいといつた事を回避できる利点
を有している。
ところが、作業装置を走行車体に連結するに、
リンク機構等の連係機構に組付誤差があつたり、
又、その連結位置を調整するといつた事があり、
それらの場合に作業装置の実際の左右傾斜状態と
傾斜センサーによる検出傾斜状態との間にズレを
生じ、自動制御及び手動制御のいずれにおいても
制御精度が低下する欠点があつた。
本考案は、上記の点に鑑み、傾斜センサーを走
行車体に設けるものでありながら、作業装置の実
際の左右傾斜状態を確認して適宜対処し、精度の
高い制御を行えるようにすることを目的とする。
本考案は、上記目的の達成のために、冒記した
ローリング制御機構付作業車において、前記作業
装置に、その水平面に対する左右傾斜角度を連続
的に検出する絶対傾斜センサーを設けると共に、
その絶対傾斜センサーの検出結果を表示する装置
を前記運転座席の近くに設けてある事を特徴とす
る。
上記構成による作用は次の通りである。
即ち、自動制御及び手動制御いずれにおいて
も、その制御に基く作業装置の傾斜動作が安定し
た状態で、作業装置の実際の左右傾斜状態を確認
し、その左右傾斜状態と、制御によつて得ようと
するところの作業装置の左右傾斜状態とが合致し
ているかどうかを判別し、ズレを生じている場合
には、例えば、傾斜センサーから制御回路部への
入力信号に対し、所定の補正を加えて零点補償す
るとか、あるいは、連結状態変更に対応する切換
スイツチを所定のスイツチと切換える等、適宜対
処するのである。
上記作用による効果を次に示す。
即ち、作業装置の実際の左右傾斜状態に基き、
傾斜センサーによる自動制御及び手動制御を適正
に行わせることができ、精度の高い制御を行える
ようになつた。殊に、手動制御の場合に、表示装
置を見ながら作業装置を駆動することにより確実
に所定の左右傾斜状態が得られ、実用上極めて便
利である。
以下、本考案の実施例を例示図に基いて詳述す
る。
運転座席1aとハンドル1bを備えた走行車体
1の後部に、トツプリンク2aと左右一対のロア
ーリンク2b,2bからなる3点リンク機構2を
介してロータリ耕耘装置3が連結され、前記ロア
ーリンク2b,2bとトラクタ1の上部に装備さ
れた左右一対のリフトアーム4,4とがリフトロ
ツド5,6にて夫々連結され、このリフトアーム
4,4を1つの単動型油圧シリンダ7〔以下リフ
トアームシリンダと呼称する〕で一体的に上下揺
動することによつて、ロータリ耕耘装置3を油圧
で上昇させ、自重で下降させることができるよう
になつている。
前記リフトロツド5,6の一方5が駆動機構の
一例としての複動型の油圧シリンダ〔以下リフト
ロツドシリンダと呼称する〕で構成されていて、
このリフトロツドシリンダ5を伸縮することによ
つて左右ロアーリンク2b,2bの高さを変え、
ロータリ耕耘装置3の左右傾斜姿勢を変更調節で
きるようになつている。
そして、前記リフトアームシリンダ7はトラク
タ1に装備した操作レバー8の操作位置に応じた
位置で停止できるようになつている。
走行車体1に、その水平面に対する左右傾斜状
態を検出する傾斜センサー9を設けると共に、そ
の傾斜センサー9と前記リフトロツドシリンダ5
とを連係し、走行車体1の傾斜状態に基づき、耕
耘装置3を車体傾斜方向と逆方向に駆動傾斜して
耕耘装置3を水平あるいはほぼ水平な姿勢に維持
するようにローリング制御機構27が構成されて
いる。(尚、これについては後述する。) 第3図は前記両油圧シリンダ5,7の油圧駆動
回路の構成を示すものであつて、トラクタ1のエ
ンジン出力で駆動されるポンプPはフロープライ
オリテイバルブ10に接続され、このバルブ10
の流量制御ポートaがローリング制御用の油圧回
路Aに、又、余剰ポートbがリフトアーム昇降用
の油圧回路Bに接続されている。又、ローリング
制御用油圧回路Aの戻り油路cがリフトアーム用
油圧回路Bの圧油供給路dに接続されている。
リフトアームシリンダ7は操作レバー8にリン
ク連係された制御弁11に接続されていて、リフ
トアームシリンダ7の作動によつてリフトアーム
4が揺動すると、これがリンク機構12でバルブ
スプールにフイードバツクされ、操作レバー8の
操作位置に対応した位置までリフトアーム4が昇
降すると制御弁11が中立に自動的に切換え操作
されて昇降が停止するようになつている。つま
り、リフトアーム4は機械式ポジシヨン制御によ
つてその位置を任意に変更できるように構成され
ている。
前記リフトロツドシリンダ5には、シリンダ5
の伸縮量を検出するために直線式ポテンシヨメー
タからなるストロークセンサ13が装備されてい
て、前記傾斜センサ9とストロークセンサ13と
により、リフトロツドシリンダ5の電磁式制御弁
14を自動的に切換え、ロータリ耕耘装置3を水
平に調節するように構成されており、このシリン
ダ5の電磁式制御弁14を作動させる電気制御回
路について次に説明する。
つまり、第4図に示すように、重錘を利用した
回転式ポテンシヨメータとして構成した傾斜セン
サ9からの検出信号(θ)は演算回路15に入力
され、ここでロータリ耕耘装置3を水平にするの
に必要なリフトロツドシリンダ5の伸縮量が目標
制御量(Lo)として演算される。そして、この
目標制御信号(Lo)とストロークセンサ13か
らの検出信号(l)とが制御回路16に入力され
て制御の要否及びこの制御方向が判別され、その
判別結果に基づいて電磁式制御弁14の駆動回路
17を作動させ、リフトロツドシリンダ5を目標
伸縮量に近づけるように構成されている。即ち、
トラクタ1の水平面に対する左右傾斜状態から耕
耘装置3の水平面に対する左右傾斜状態を検出
し、その検出傾斜状態に基いて、傾斜相当量だけ
耕耘装置3を車体傾斜方向と逆方向に傾斜させ、
耕耘装置3を車体左右方向において水平あるいは
ほぼ水平な姿勢にするのである。
前記リフトアームシリンダ7に対する圧油供給
路途中に、制御弁11より下手側に位置させて、
供給圧油を逃がす戻し路18が連通接続されると
共に、その戻し路18に開度調整弁19が介装さ
れ、その弁19の開度調整により、リフトアーム
シリンダ7からの背圧とそのシリンダ7への供給
圧油の圧力とのバランスを調整し、両者の圧力バ
ランスが平衡に保たれる状態でロータリ耕耘装置
3の高さが安定維持されるように構成されてい
る。
ロータリ耕耘装置3において、ロータリカバー
20が車体左右向き軸芯(Q)周りで揺動自在に
ロータリフレーム21に枢支連結され、そのロー
タリカバー20に連動連結された揺動アーム22
と、前記開度調整弁19に連動連結されたリンク
機構23とがプツシユプルワイヤー24を介して
連結され、かつ、リンク機構23に耕深設定レバ
ー25が連動連結され、ロータリ耕耘装置3によ
る耕深が変化すると、それに伴つてカバー20が
変位し、そのカバー20の変位により開度調整弁
19を自動的に操作し、リフトアームシリンダ7
を自動的に作動し、耕深設定レバー25によつて
設定される耕深を自動的に維持するように耕深制
御機構26が構成されている。
尚、プツシユプルワイヤー24がリンク機構2
3に連結解除自在に連結されており、プラウ装置
を取付けての作業時に、車体後部にトーシヨンバ
ーを介して取付けたトツプリンクホルダーとリン
ク機構23とをロツドを介して連結すると共に、
トツプリンクホルダーとプラウ装置をトツプリン
ク2aを介して連結し、それによりプラウ装置に
よる耕深を一定に維持した作業形態(いわゆるド
ラフトコントロール)に容易に変更できるように
構成されている。
上記耕深制御機構26を構成するに、ロータリ
カバー20の変位量をポテンシヨメータ等によつ
て電気的に検出し、その検出値と、設定器による
設定値との比較に基いて耕耘装置3を自動的に昇
降させるように構成しても良い。
前記ロアーリンク2b,2bが耕耘装置3に、
その後端側の車体左右方向での取付間隔を二段に
変更できるように取付けられ、かつ、リフトロツ
ド5,6夫々とロアーリンク2b,2bが、上下
方向及び前後方向夫々において二段に取付位置を
変更できるように取付けられ、耕耘装置3に代え
てプラウ装置において作業形態が異なる場合等に
応じて所望の取付形態を選択できるように構成さ
れ、そして、前記取付形態の変更に伴つての、リ
フトロツドシリンダ5の単位伸縮量に対する耕耘
装置3の左右傾斜量の変化を無くすために、前記
制御回路16に対する人為操作部28に、作業装
置に対する取付幅選択用の第1スイツチ(SW1)、
ロアーリンク2b,2bに対するリフトロツド
5,6の上下方向での連結位置選択用の第2スイ
ツチ(SW2)、並びに、車体前後方向での連結位
置選択用の第3スイツチ(SW3)が設けられてい
る。
又、前記人為操作部28に、前記リフトロツド
シリンダ5を前記ローリング制御機構27に基い
て作動する自動制御状態と、前記リフトロツドシ
リンダ5を人為操作によつて作動する手動状態と
に切換える第4スイツチ(SW4)が設けられ、か
つ、その手動時における耕耘装置3の車体に対す
る傾斜状態を設定する設定器29が設けられてい
る。
前記耕耘装置3に、垂錘等を利用した回転ポテ
ンシヨメータによる絶対傾斜センサー30を設け
ると共にそのセンサー30からの信号を制御回路
16に入力し、制御回路16からの出力によつて
表示装置31に表示させるように構成し、かつ、
その表示装置31を運転座席1aの前方のハンド
ル1bの近くに設けてあり、耕耘装置3の実際の
水平面に対する左右傾斜状態を検出すると共に、
その左右傾斜状態を、表示装置31により運転者
が容易に確認できるように構成してある。表示装
置31は、右上り状態を示す指針31aと左上が
り状態を示す指針31bとを備えている。
従つて、手動制御時には、上記表示装置31を
見ながら設定器29を操作することにより確実に
所望の傾斜状態が得られるのである。他方、自動
制御時には、耕耘装置3の車体左右方向での姿勢
が水平あるいはそれに近い状態になつているかど
うかを確認し、その姿勢にズレがある場合には、
前記切換スイツチ(SW1),(SW2),(SW3)の選
択が適正かどうかをチエツクする等、適宜対処さ
せられるのである。
前記人為操作部28を設けるに、運転座席1a
の右横側方の位置に着脱自在に取付け、かつ、座
席1aの背後で走行車体1の後部の位置に取付台
32を付設し、耕耘装置3の保守点検時に、人為
操作部28を取付台32に取付け、耕耘装置3の
姿勢を監視しながら耕耘装置3を駆動傾斜させ、
保守点検作業を行いやすいように構成してある。
前記耕耘装置3等の作業装置を車体左右方向に
駆動傾斜させるに、上述のようなリフトロツドシ
リンダ5に限らず、例えば、ターンバツクル型式
によつて伸縮自在なロツドを用い、その伸縮のた
めの回転部材に油圧モータや電動モータ等を連動
連結する等、各種の構造変形が可能であり、リフ
トロツドシリンダ5やモータ等をして駆動機構5
と総称する。
又、耕耘装置3等の作業装置の車体左右方向で
の傾斜状態を検出するに、上記実施例では、重錘
式の傾斜センサー9を用いているが、例えば、車
体の左右両側夫々に、その対地レベルを検出する
超音波センサーを付設し、両センサーからの信号
に基いて正接により傾斜角を求めるようにする
等、各種の変形が可能である。
又、本考案は、耕耘装置3に代えて均平装置を
取付けた場合とか、コンバインとか乗用型田植機
等の各種作業車に適用でき、耕耘装置3や均平装
置、刈取部、苗植付装置等をして作業装置3と総
称する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るローリング制御機構付作業
車の実施例を示し、第1図は乗用型耕耘機の全体
側面図、第2図は要部の斜視図、第3図は油圧回
路図、第4図は制御回路図である。 1……走行車体、1a……運転座席、3……作
業装置、5……駆動機構、9……傾斜センサー、
27……ローリング制御機構、30……絶対傾斜
センサー、31……表示装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 運転座席1aを備えた走行車体1に作業装置3
    を、駆動機構5を介して車体左右方向に傾斜自在
    に取付け、前記走行車体1に、その水平面に対す
    る左右傾斜状態を検出する傾斜センサー9を設け
    ると共に、前記傾斜センサー9と前記駆動機構5
    とを連係して、前記走行車体1の傾斜状態に基づ
    き、特定傾斜相当量だけ前記作業装置3を車体傾
    斜方向と逆方向に傾斜させるように前記駆動機構
    5を自動的に作動するローリング制御機構27を
    備えさせ、かつ、前記センサー9の検出結果に基
    いて前記駆動機構5を自動的に作動する自動制御
    状態と前記駆動機構5を人為的に作動する手動制
    御状態とに切換可能に構成したローリング制御機
    構付作業車であつて、前記作業装置3に、その水
    平面に対する左右傾斜角度を連続的に検出する絶
    対傾斜センサー30を設けると共に、その絶対傾
    斜センサー30の検出結果を表示する装置31を
    前記運転座席1aの近くに設けてある事を特徴と
    するローリング制御機構付作業車。
JP19934582U 1982-12-25 1982-12-25 ロ−リング制御機構付作業車 Granted JPS59101607U (ja)

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JPS59101607U JPS59101607U (ja) 1984-07-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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