JPH01140115A - レーザー走査装置の多面鏡装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、レーザ光を反射して感光体上に露光走査させ
るレーザー走査装置の多面鏡装置に関し、レーザプリン
タ、スキャニング装置に利用される。

〈従来技術〉 一般に、この種のレーザー走査装置を使用するレーザプ
リンタは、第５図の如く構成される。

第５図はレーザプリンタの走査光学系を示す斜視図で、
レーザ光を発生せしめる半導体レーザ発振器１と、該発
振器１をオンオフ制御するスキャナコントロール２と、
前記レーザ発振器１からのレーザ光を平行光線とするた
めのフリメータレンズ３と、該コリメータレンズ３から
の平行光線を回転位置に応じて反射させる多面鏡装置４
と、該多面鏡装置４により反射した平行光線を感光体５
上に微少なスポットとなるよう集束する集光レンズ６と
を具えている。

上記において、多面鏡装置４の多面体７を駆動モータ８
により高速回転することにより、レーザ光Ａは多面体７
の位置に応じて反射方向を変え、感光体５の長さ方向に
走査される。そして半導体レーザ発振器１を変調するこ
とにより感光体５に所望の潜像を形成し、以後の電子写
真プロセスにより印字用紙９に記録される。

なお、図中１０はチャージャ、１１は水平同期センサで
ある。

ところで、従来の多面体７は、ガラス製またはアルミニ
ウム製で鏡面切削により作成されていた。

また最近、ＷＩＪ６図の如く、合成樹脂成形により多面
体７を形成し、アルミ蒸着により鏡面を作り出すことが
試みられている。第６図中１１ａ〜１１ｆは鏡面仕上げ
を行なう外周の多角平面を示す。

〈　発明が解決しようとする問題点　〉しかし、多面体
７が、ガラス製あるいはアルミニウム製である場合には
製作時間が長くなりコスト高となる。

また合成樹脂成形により作成された多面体７は、温湿度
変化による寸法変化および高速回転による合成樹脂の変
形という問題点がある。

また多面体７を駆動モータ８に取付ける場合、鏡面の角
度精度（面倒れ精度と呼ばれている）を出すために高精
度の取付けが要求される。

本発明は、上記に鑑み、多面体の製作時間の短縮が図れ
、コストも低く抑えることができる多面鏡装置の提供を
目的とする。

く　問題点を解決するための手段　〉 本発明による問題、α解決手段は、第１．２図の如く、
中心軸８ａ周りに回転可能とされレーザ光を反射して感
光体５上に露光走査させる多面体７と、該多面体７を中
心軸８ａ周りに回転駆動する駆動モータ８とを具えたレ
ーザー走査装置の多面鏡装置において、前記多面体７は
、円形または多角形の金属製コア１２と、該コア１２の
外周に合成樹脂により形成され外周面が多角平面１３ａ
〜１３ｆとされた外周環１４と、該外周環１４の外周平
面１３ａ〜１３ｆに形成された金属製鏡面膜１５とから
成る。

〈作用〉 上記問題点解決手段において、上記の構造により、樹脂
部分は外周環１４のみであり、必要最少限とできるため
、温湿度変化による寸法変化、高速回転による樹脂の変
形を抑えることができ、従来のガラス製、アルミニウム
製の多面体（ポリゴンミラー）と同等の性能が得られる
。＊た、鏡面を樹脂成形により製作するため製作時間も
短かくコストも低く抑えることが可能となる。

また、実施例の如く、駆動モータ８を、ステータ１８の
外周にロータ１９を有するアウターロータモータとし、
該ロータ１９を前記多面体７のコア１２とすれば、モー
タ８への多面体７の組み付は作業が必要なくなり、作業
コストを削減できる。

さらにモータ８のロータ１９が多面体７のフ７１２とな
るために多面鏡装置をコンパクトな形状にできる。

〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。

１１図は本発明の第一実施例を示す多面体の平面図、第
２図は同多面鏡装置の正面図である。

図示の如く、多面鏡装置は、中心軸８ａ周りに回転可能
とされレーザ光を反射して感光体５上に露光走査させる
多面体７と、該多面体７を中心軸８ａ周りに回転駆動す
る駆動モータ８とを具えている。

前記多面体７は、円形の金ＩＩＩ製コア１２と、該コア
１２の外周に合成樹脂により形成され外周面が多角平面
１３ａ〜１３「とされた外周環１４と、該外周環１４の
外周平面１３ａ〜１３ｆに形成された金属製鏡面膜１５
とから成っている６前記コア１２は、その中心に駆動モ
ータ８の中心軸８ａが固定されている。

外周環１４は、その内面が円形に形成され、外面が平面
視六角形に形成され、各多角平面１３ａ〜１３「は、成
形後にアルミニウム蒸着により鏡面膜」５が形成されて
鏡面とされる。

上記の構造により、樹脂部分は外周環１４のみであり、
必要最少限とできるため、温湿度変化による寸法変化、
高速回転による樹脂の変形を抑えることができ、従来の
がラス製、アルミニウム製の多面体（ポリゴンミラー）
と同等の性能が得られる。また、鏡面を樹脂成形により
製作するため製作時間も短かくコストも低く抑えること
が可能となる。

第３図は本発明の第二実施例を示す多面鏡装置の断面図
、第４図は同じくその平面図である。

図示の如く、本例では、前記駆動モータ８は、ステータ
１８の外周にロータ１９を有するアウターロータモータ
とされている。ステータ１８の外周にはコイル２０が形
成されている。一方ロータ１９の内周にはマグネット２
１が取付けられ、前記コイル２０に所定のタイミングで
通電することによりロータ１９が回転するよう構成され
ている。

そして、ロータ１９は第４図の如く、平面視円形に形成
されてコア１２とされ、該ロータ１９の外周に合成樹脂
成形により六角平面１３ａ〜１３ｆを有する外周環１４
が固定され、外周環１４の各多角平面１３ａ〜１３ｆは
成形後にアルミニウム蒸着により鏡面膜１５とされてい
る。他の構成は上記第一実施例と同様である。

なお２３はステータ固定用の孔である。

上記の構造により、上記第一実施例と同様の作用効果が
得られる。

またモータのロータを直接ポリゴンミラーのコアとする
ためにモータへの多面体の組み付は作業が必要なくなり
、作業コストを削減できる。さらにモータのロータが多
面体のコアとなるために多面鏡装置をコンパクトな形状
にできる。

なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく
、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正および変更
を加え得ることは勿論である。

例えば、中央コア１２は上記実施例の如き円形に限らず
、多角形であってもよい。

また、鏡面膜１５はアルミニウムを使用するばかりでな
く、他の金属を使用して形成してもよい。

さらに蒸着による方法以外でも鏡面膜１５を形成するこ
とができる。

〈発明の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本発明によると、多面体
は、円形または多角形の金属製コアと、該コアの外周に
合成樹脂により形成され外周面が多角平面とされた外周
環と、該外周環の外周平面に形成された金属製鏡面膜と
から成り、樹脂部分は外周環のみであり、必要最少限と
できるため、温湿度変化による寸法変化、高速回転によ
る樹脂の変形を抑えることができ、従来のガラス製、ア
ルミニウム製の多面体と同等の性能が得られる。また、
鏡面を樹脂成形により製作するため製作時間も短かくコ
ストも低く抑えることが可能となる。

また、実施例の如く、駆動モータを、ステータの外周に
ロータを有するアウターロータモータとし、該ロータを
前記多面体のコアとすれば、モータへの多面体の組み付
は作業が必要なくなり、作業コストを削減できる。さら
にモータのロータが多面体のコアとなるために多面鏡装
置をコンパクトな形状にできるといった優れた効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一実施例を示す多面体の平面図、第
２図は同多面鏡装置の正面図、第３図は本発明の第二実
施例を示す多面鏡装置の断面図、第４図は同じくその平
面図、第５図はレーザプリンタの走査光学系を示す斜視
図、第６図は従来の多面体のコアを示す平面図である。 ５：感光体、７：多面体、８：駆動モータ、８ａ：中心
軸、１２：）７．１３ａ−１３ｆ：多角平面、１４：外
周環、１５：鏡面膜、１８：ステータ、１９：ロータ。 出　願　人　　シャープ株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）中心軸周りに回転可能とされレーザ光を反射して
   感光体上に露光走査させる多面体と、該多面体を中心軸
   周りに回転駆動する駆動モータとを具えたレーザー走査
   装置の多面鏡装置において、前記多面体は、円形または
   多角形の金属製コアと、該コアの外周に合成樹脂により
   形成され外周面が多角平面とされた外周環と、該外周環
   の外周平面に形成された金属製鏡面膜とから成ることを
   特徴とする多面鏡装置。
2. （２）前記駆動モータは、ステータの外周にロータを有
   するアウターロータモータとされ、該ロータが前記多面
   体のコアとされたことを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載のレーザー走査装置の多面鏡装置。