JPH01139592A - イソプリメベロースの製造方法 - Google Patents

イソプリメベロースの製造方法

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JPH01139592A
JPH01139592A JP29622887A JP29622887A JPH01139592A JP H01139592 A JPH01139592 A JP H01139592A JP 29622887 A JP29622887 A JP 29622887A JP 29622887 A JP29622887 A JP 29622887A JP H01139592 A JPH01139592 A JP H01139592A
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佳典 吉村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はイソプリメペロースの新規な製造法に関する。
詳しくは、α−D−キシロシルフルオライドとD−グル
コースとを反応させるイソプリメペロースの製造方法で
ある。
[従来技術及び発明が解決しようとする問題点]イソプ
リメペロースは、下記tM造式のようにD−キシロース
がD−グルコースにα−1,6結合で結合した構造をも
ち、α−キシロシダーゼ活性測定用の基質、(l!康食
品用の素tオ等に使用される公知の物質である。
阿 しかし、イソブリメベロースは遊離の形では自然界に存
在せず、植物細胞壁やタマリンド等の豆f4植物種子中
の多糖構成成分等としてしかその存在が知られていない
。イソブリメベロースを製造する技術は種々状みられ、
既に提案されている。
例えば、D−グルコースとD−キシロースを出発原料と
して ケーニッヒ・クノール反応(Ki;ni−gs−
にnorr反応)と呼ばれる化学合成法によってイソプ
リメペロースを合成する方法がある。 (ペリヒテ、第
72巻(1939)1160頁)しかし、この方法は反
応操作が煩雑であるうえに反応副生成物が多く、たかだ
か20%という低い収率でしかイソプリメペロースを°
合成することができない。
C発明の解決手段〕 本発明者等はイソプリメペロースの製造につき鋭意研究
を重ねてきた結果、反応原料としてα−D−キシロシル
フルオライドとD−グルコースを使用することにより≠
キイ反応特異性及び収率を8きる知見を得て、本発明を
完成しここに提案するに至った。
即ち、本発明はα−D−キシロシルフルオライドとD−
グルコースとを反応させる、イソブリメベロースの製造
方法である。
α−D−キシロシルフルオライドは、下記構造造のケ炒
#9勿質である。
〇−アセチルーα−D−キシロースに無水フッ化水素を
作用させて合成した 2,3,4.−トリーO−アセチ
ルーα−D−キシロシルフルオライドを、ナトリウムメ
チラートにより脱アセチル化して7斗られる。
本発明で使用するα−D−キシロシルフルオライドは、
脱アセチル化反応後の?8液からナトリウムまた本発明
の池の原料はD−グルコースである。
D−グルコースのアノマー型はαおよび/またはβ型い
ずれもを本発明の原料として使用しくする。
D−グルコースの純度は特に限定されず、高純度のもの
は勿論、D−グルコースを含有する水飴や多糖加水分外
f1勿等も使mすることができる・本発明において、α
−D−キシロシルフルオライドとD−グルコースとの反
応の条件は特に限定されず、原料及び生成物が分解しな
い限り如何なる方法を採用してもよい。一般に工業的に
好適に採用される条件を例示すれば次の通りである。
即ち、酵素の存在下にα−D−キシロシルフルオライド
とD−グルコースとを反応させる方法が好ましい。かか
る酵素としては、一般にα−キシロシダーゼやα−キシ
ロシルトランスフェラーゼが好適に使用される。その起
源は特に限定されるものではなく微生物、植物、動物な
どあらゆる種類のものを使用することができる。例えば
、アスペルギルス・ニガー (Aspergillus
 nigar )や(ジャーナル・オプ・ファーメンテ
ィジョン・テクノロジー、第63巻(1985)389
頁)等る必要はなく、培養液や細胞抽出液のような粗酵
素も使用することができる。上記反応で使用される酵素
量は任意に設定されるが、通常は反応液1−当り 0.
001〜1.0単位の範囲である。(ここでいう1単位
とは、40°Cにおいてバラニトロフェニル−α−D−
キシロシドを1分間に1μ−ale分解するのに必要な
酵素量である。) また、前記反応における反応温度は、使用する酵素の耐
熱範囲内で高い方が好ましいが、通常30〜65°Cが
採用される。さらに反応溶液は一般に水溶液が使用され
る。該水溶液のpHは、使用する酵素の至適作用pH付
近に設定されることが好ましく、通常、pH2〜7の範
囲が好適である。また、前記反応の時間は特に限定され
ず予め池の反応条f’lに応じて決定しておけばよいが
、一般には30分〜24時間、好ましくは30分〜5時
間の範囲から選ばれる。
更にまた、反応に用いられるD−グルコースの濃度は任
意に設定されるが、生成物の収量が多いという意味で高
濃度であることが好ましく、通常は50〜500 mM
の濃度で使用される。同様番:、α−D−キシロシルフ
ルオライドの濃度も生成物収量が多いという意味で高濃
度であることが好ましく、通常は10〜200mMの濃
度で使用すると好適である。
上記反応によって得られるイソブリメベロースは反応系
から分離し、必要に応じて活性炭クロマトグラフィー、
液体クロマトグラフィーやゲル濾過法等の公知の分離技
術を用いて精製すればよい。
[発明の作用及び効果] 本発明は前記説明したように、イソブリメベロースを簡
便な反応操作で高収率且つ特異的に合成することができ
る。本発明の完成により工業的にイソプリメペロースを
製造できるようになり、その産業上の価f1は極めて大
きい。
本発明の方法によりイソプリメペロースが高収率で得ら
れる機構は明らかでないが、本発明者等はα−D−キシ
ロシルフルオライド分子内の炭素−フッ素間の高エネル
ギー結合が、両原料の脱フッ化水素による結合反応に寄
与しているものと推定している。
そのために従来公知のケーニッヒ・クノール反応(KM
nigi−Knorr反応)によるイソプリメペロース
の製造とは本質的に反応機構が異なり、反応速度、反応
特異性及び収率の向上に間違していると考えている。
[実施例] 以下本発明を具体的に説明するために実施例を挙げて説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
[実施例−1] α−D−キシロシルフルオライド 100mM。
a−D−グルコース 167mMを含む50mM酢酸I
l衝液(pH5,5)  1.8−にアスペルギルス・
ニガー由来のα−キシロシダーゼを 0.01 $位/
−となるように加え40”Cで7時間反応させた。イソ
ブリメベロースを含む反応液を活性炭クロマトグラフィ
ー及び高速液体クロマトグラフィーにより分離し、イソ
ブリメベロースのみを含む両分を分取した。その両分を
、D−グルコースとD−キシロースとの等置部合物をv
l、重物質としてフェノール・硫酸法により全糖量を測
定することによってイソブリメベロースを定量した。
生成したイソプリメペロースは40.1mgであった。
これはα−D−キシロシルフルオライドに対して71%
の収率である。
[実施例−2] アスペルギルス・ニガー由来のα−キシロシダーゼ0.
01単位/wtQをコニオチリウム・デイプロデイエラ
由来のα−キシロシダーゼ0.10単位/−に、反応温
度40°Cを309Cに、反応のpH5,5を3.7に
代えた以外は実m例−1と同様の操作で反応させたとこ
ろ 35.4mgのイソブリメベロースを性成した。
[比較例−1] α−D−キシロシルフルオライドをα−D−キシロース
に代えた以外は実施例−1と同様の操作で反応させたと
ころ 0.7mgのイソプリメペロースを生成した。
収率は1.2%であり、 [実施例−1]の場合の約1
/60である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)α−D−キシロシルフルオライドとD−グルコー
    スとを反応させることを特徴とするイソプリメペロース
    の製造方法。
  2. (2)反応が酵素の存在下に行われる特許請求の範囲(
    1)記載の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015011277A1 (en) * 2013-07-26 2015-01-29 Novozymes A/S Polypeptides having alpha-xylosidase activity and polynucleotides encoding same

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WO2015011277A1 (en) * 2013-07-26 2015-01-29 Novozymes A/S Polypeptides having alpha-xylosidase activity and polynucleotides encoding same
CN105683370A (zh) * 2013-07-26 2016-06-15 诺维信公司 具有α-木糖苷酶活性的多肽以及编码它们的多核苷酸
US9603378B2 (en) 2013-07-26 2017-03-28 Novozymes A/S Polypeptides having α-xylosidase activity and polynucleotides encoding same

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