JPH01139308A - 硬貨包装装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ、産業上の利用分野 本発明は硬貨包装装置に関し、特に、横状態にて送り出
された硬貨の姿勢な立位状態に姿勢転換し、立位状態に
て密着整列した硬貨集積体を包装部に移し換えを行うこ
とにより、硬貨詰まり及び硬貨落ちを伴うことなく、確
実に且つ迅速に硬貨を包装するための新規な改良に関す
る。

ｂ、従来の技術 硬貨包装機に関し、硬貨の搬送、集積、包装等の一連の
工程を含む硬貨包装については、従来幾つかの方式が提
案されているが、その中で代表的な１つの方式に関して
開示すると、第１０図Ａ及びＢに示される内容にて、例
えば実公昭５８−２４８０３号公報を挙げることができ
る。

この場合、ホッパ一部における回転円盤２００−ヒへ供
給された硬貨２０１は、当該回転円盤２００の回転時に
発生する遠心力によって１枚づつ送り出され、搬送ベル
ト２３１によって順次硬貨搬送路２０２上を搬送される
。この搬送に際し、先ず硬貨２０１は固定片２０２ａと
可動片２０２ｂとによって形成゛された選別孔２０４を
通過し、指定硬貨のみ星型歯車体２０５の凹部２０６に
よる計数部を経て硬貨集積筒２０７内に案内される。一
方、前記硬貨搬送路２０２上の選別孔２０４において、
硬貨径に基づく選別の結果、径少□硬貨として孔内に落
下した指定硬貨以外の硬貨は、排除部２０８に案内され
る。

前記硬貨集積筒２０７内に案内された指定硬貨は、この
硬貨案内筒２０７の下部位置に設けられたンヤッタ２０
９を底部として、このシャッタ２０９−ヒに集積される
。他方、前記硬貨集積筒２０７の下部位置には、垂直に
自立して設けられると共に回転自在となした複数本の包
装ローラ２１０　、’２１１及び２１２が配設され、前
記包装ローラ２１０乃至２１２が相互に集束方向に移動
することにより、中空部による硬貨包装部２１３を形成
するように構成されている。

従って、所定枚数（例えば５０枚うの硬貨がシャッタ２
０９上に集積された時、前記硬貨包装部２１３内に位置
して−Ｌ下動するように配設された硬貨保持体２１４が
、前記ンヤツタ２０９の直下まで上昇する。しかる後、
前記シャッタ２０９を開くことによシ、この集積された
積層状の硬貨は前記硬貨保持体２１４上に落下する。

次いで、前記硬貨保持体２１４が下降動作を開始して、
硬貨が前記硬貨包装部２１６内に位置した時、予め幅広
の空間にて硬貨包装部２１３を形成していた包装ローラ
２１０乃至２１２が相互に空間幅を狭める方向に動作し
、前記硬貨包装部２１３を硬貨導入のための幅広空間状
態から硬貨を挾持するための幅狭空間状態となしている
。

その後、前記硬貨包装部２１３内に案内され前記各包装
ローラ２１０乃至２１２によって挾持された積層状の硬
貨は、包装紙２１７が図示しない繰り出し機構によって
繰り出されると共に、包装口〜う２１０乃至２１２間に
導入されることにより、この包装ローラ２１０乃至２１
２の回動に伴って、その周囲を包装紙２１７によって巻
回される。しかる後、この包装紙２１７の巻き込み両側
部全一対のアーム２１５及び２１６の移動と共に、その
先端部の爪部材２１５ａ及び２１６ａによって内側に加
締めることにより、一連の包装動作が完了するように構
成されている。

Ｃ３発明が解決しようとする問題点 従来の硬貨包装機においては、以上のように、ホッパ一
部の回転円盤２００から送り出さねた硬貨２０１は、硬
貨搬送路２０２上に配設された複数個のローラ２３０に
案内された搬送ベルト２３１によって押圧搬送され、そ
の途中において硬貨選別及び計数挟＃等が行われた後、
その終端においてガイド部材２３２を経て硬貨集積筒２
０７内に集積される。しかしながら、このように自然落
下によって集積を行う場合、硬貨２０１　ａにて示す如
く倒立した状態で投入されることがあり、このような状
態が発生すると、所定枚数の硬貨を集積することが不可
能となるため、集積不良（硬貨詰まり）としてその筒内
の硬貨を全部排除しなければならず、その取出しには極
めて煩雑な手間と時間的損失を伴うものであった。

従って、前述のような不整重積な避けるため、金種によ
る硬貨径に応じて集積筒を切換える手段、若しくは硬貨
径に応じて内径を変更出来るように集積筒を分割片で構
成した複雑な集積筒を採用したり、又、集積筒内の最上
部硬貨位置を光学的手段などにより検知し、倒立硬貨の
有無を判断する構成等の種々の手段を用いなけわばなら
ないため、硬貨包装機自体の構成が極めて複雑化し、多
大のコストを必要とするものであった。

又、硬貨を硬貨集積筒２０７から硬貨保持体２１４へ受
は渡すことについては、シャッタ２０９を開いて硬貨保
持体２１４上に集積硬貨を落下させ、そのま＼硬貨化装
部２１６へ移動するようになした重力に頼るだけの構成
のため、集積筒内での硬貨の集積如何によっては、落下
時の衝撃によりバランスがくずれて硬貨落ち等が発生す
るという問題を有し、さらに、硬貨包装部への移動時も
同様であった。

さらに、図面には開示されていないが、集積筒から各包
装ローラ間の空間よりなる硬貨包装部に対し、集積硬貨
を案内移送するための機構並びに各包装ローラを相互に
硬貨包装部の空間幅を狭める方向に動作させるための機
構等も極めて複雑な構成となり、前述の重積不整防止の
各種対策と共に、硬貨包装機の構造をより複雑なものと
し、機構全体が大形になると共に、コストアップとなっ
ていた。

本発明は、以」二のような問題点に鑑みてなされたもの
で、特に、横状態にて送り出された硬貨の姿勢を立位状
態に姿勢転換し、その立位状態において集積し密着整列
させた硬貨集積体を硬貨包装部に移し換えた後包装を行
うことにより、硬貨詰まり及び硬貨落ち等を伴うことな
く、確実に且つ迅速に硬貨を包装することができ、さら
には小型構造となし得る硬貨包装装置を提供することを
目的とする。

ｄ１問題点を解決するための手段 本発明による硬貨包装装置は、第１の発明として、ター
ンテーブルから送り出される硬貨を移送・集積して予め
決められた枚数を計数・搬送し包装する硬貨計数包装機
において、ターンテーブルから送υ出されてくる横状態
の硬貨の姿勢を立位状態に転換する硬貨反転部と、立位
状態にされた硬貨を立位密着整列させて収納するための
硬貨集積スタッカーを有する硬貨集積部と、前記硬貨集
積スタッカーをクランプして所定位置まで移動し立位密
着整列状態の硬貨を硬貨包装部へ移送する移送部と、硬
貨を立位密着状態にて包装する硬貨包装部と、前記硬貨
集積部における硬貨集積スタッカーに硬貨の大きさに対
応して収容可能どする硬貨集積部えアームとを備えたこ
とを特徴とする硬貨包装装置。

第２の発明として、ターンテーブルから送り出される硬
貨を移送・集積して予め決められた枚数を計数・搬送し
包装する硬貨計数包装機において、ターンテーブルから
送り出されてくる横状態の硬貨の姿勢を立位状態に転換
する硬貨反転部と、立位状態にされた硬貨を立位密着整
列させて収納するための硬貨集積スタッカーを有する硬
貨集積部と、前記硬貨集積スタッカーをクランφ僑定位
置まで移動し立位密着整列状態の硬貨を硬貨包装部へ移
送する移送部と、硬貨を立位密着状態にて包装する硬貨
包装部とを備え、前記硬貨反転部における硬貨反転に三
次元曲面を使用したことを特徴とする硬貨包装装置。

第６の発明としてターンテーブルから送り出される硬貨
を移送・集積して予め決められた枚数を計数・搬送し包
装する硬貨計数包装機において、ターンテーブルから送
り出されてくる横状態の硬貨の姿勢を立位状態に転換す
る硬貨反転部と、立位状態にされた硬貨を立位密着整列
させて収納するための硬貨集積スタッカーを有する硬貨
集積部と、前記硬貨集積スタッカーをクランプして所定
位置まで移動し立位密着整列状態の硬貨を硬貨包装部へ
移送する移送部と、硬貨な立位密着状態にて包装する硬
貨包装部と、前記硬貨反転部より硬貨集積部へ移送され
る硬貨を安定保持しながら移送させるためにテンション
ローラ機構部とを備えたことを特徴とする硬貨包装装置
。

第４の発明として、ターンテーブルから送り出される硬
貨を移送・集積して予め決められた枚数を計数・搬送し
包装する硬貨計数包装機において、ターンテーブルから
送り出されてくる横状態の硬貨の姿勢を立位状態に転換
する硬貨反転部と、立位状態にされた硬貨を立位密着整
列させて収納するための硬貨集積スタッカーを有する硬
貨集積部と、前記硬貨集積スタッカーをクランプして所
定位置まで移動し立位密着整列状態の硬貨を硬貨包装部
へ移送する移送部と、硬貨な立位密着状態にて包装する
硬貨包装部とを備えたことを特徴とする硬貨包装装置で
ある。

００作　　用 本発明による硬貨包装装置においては、先ず横状態（水
平状態９にて送り出された硬貨が、その姿勢を反転ブロ
ック体を介して立位状態（垂直状態〕に転換され、次い
でこの立位状態の硬貨をテンションローラ機構部におい
て移送方向を安定させると共に硬貨集積部に待期するス
タッカーに対し水平横方向に並置状態にて密着整列させ
、しかる後、当該スタッカーを硬貨集積部に対応する移
動手段によって硬貨包装部の区域内に移動し、さらに、
この立位状態で密着整列した所定枚数の硬貨集積体をク
ランプ爪によってクランプすると共に、引続きこのクラ
ンプ状態において硬貨集積体を硬貨包装部を構成するロ
ーラ群に移し換えを行い、この後、前記スタッカーの元
の位置への復帰に伴い、当該硬貨包装部において包装を
行うと共に、加締爪によって包装紙を巻装さ牙また棒状
硬貨の両端を内方向に加締める作業を行い、一連の工程
が完了することによって棒金が作成される。

ｆ、実施例 以下、図面と共に本発明による硬貨包装装置の好適な実
施例について詳細に説明する。

第１図は全体の外観を示すもので、図において符号１で
示されるものは全体がほぼ箱形をなす本体であり、この
本体１の上部位置には包装硬貨の金種設定を行うための
金種設定つまみ２が設けられ、この本体１の前部側には
異常表示部３、計数表示部４、包装表示切換スイッチ５
、スタートストップスイッチ６及びクリアスイッチ７か
ら構成される操作表示部８が設けられ、前記金種設定つ
まみ２の近傍位置にはロール形包装紙９、−時貯めホッ
パー１０、ホッパー１１及び電源スィッチ１２が配設さ
れている。

前記本体１の左側面位置には、リジェクト硬貨受は容器
１６が設けられ、この本体１の前面位置には端数硬貨排
出容器１４及び回動自在となした扉体１５ａを有する棒
金出口１５が配設されている。

次に、第２図乃至第９図における構成は前記本体１の内
部構造を示すものであるが、説明の都合上、一部の構成
を簡略化して示している。

第２図において、符号１６で示されるものは投入硬貨Ｘ
を円盤の回転による遠心力によって外部へ送出させるた
めのターンテーブルであり、前記第１図に示すホッパー
１１の下部に位置し７、図示しない計数用モータに対し
て回転自在に連結されている。前記ターンテーブル１６
に隣接する位置には、硬貨Ｘを引込むための硬貨引込み
部１７が設けられ、この硬貨引込み部１７は、ブーＪｉ
７ａ及び１７１）並びに搬送ベル）１７ｃより構成され
る。この搬送ベルト１７ｃの下部には硬貨通路１８が形
成され、又、この硬貨通路１８の途中位置には、可動片
ｊ９ａ及び固定片＋９ｂよりなる硬貨外形の選別部１９
が構成されている。

前記選別部１９は、金種設定つまみ２を操作して硬貨指
定カム２０を回転させることにより、連動して可動片１
９ａを移動させ、所定金■ｉの設定に基づく硬貨径に対
応して前記硬貨通路１８−にに設けられた選別孔２ｏの
通路幅を決定する。

又、前記選別孔２０の下流側には、−側に位置して星形
歯車２１が回転自在に配設され、この星形歯車２１０周
辺に形成された複数の四部２ｉａに当接して、ストッパ
車２２がストッパ車保持体２６の一端に回転自在に設け
らねている。このストッパ車保持体２３は他端にスプリ
ング２４を配し、支軸２３ａを介して回動自在に付勢さ
れると共に、その他端部には星形歯車２１の回転数を検
出するための硬貨計数センサ２５が配設されている。

前記金種設定つまみ２の同軸位置には、第７図に示す如
く、周辺に複数のスリットを有するスリット板２７が一
体にて回転自在に設けられ、このスリット板２７の周囲
には複数の金種設定用センサ２８が配設されて、設定さ
れた金種に対応して出力する。

又、前記硬貨通路１８−Ｌで且つ星形歯車２１よりも下
流位置には、材質検知センサ２９が配設されており、前
記引込み部１７の出口側に隣接する位置には、前記硬貨
通路１８に連なる他方の硬貨通路６１を有する硬貨反転
部３０が配設されている。この硬貨反転部６０は、ガイ
ド板３０ｅと、三次元曲面形状を有する所定長さの反転
ブロック３０ａ及び回転自在で所定間隔だけ離間した一
対のプーリ３ｏｂ及び３０ｃと、搬送ベルト３０ｄとに
よって構成され、こわ等の部材によって形成された硬貨
通路６１上で、硬貨Ｘを徐々に横状態（水平方向）から
立位状態（垂直方向）へと９０°姿勢転換を行う。

前記硬貨反転部６０の出口に設けられたプーリ３０ｃに
隣接する位置には、第６図にも示す如く、はぼ１字状を
なすテンションローラアーム３２が配設さね、このテン
ションローラアーム３２は、２本のガイド棒３３ａに摺
動自在に支持された５字状をなす基台６３に対し、その
水平部に位置して配設されると共に、その一端にはテン
ンヨンローラ３２ａを回転自在に取着する一方、支軸３
２ｂを支点とし、且つ当該基台６６に植立さねた係合軸
３２ｃによって規制される透孔３２ｔ１内を移動範囲と
して回動自在に配置され、他端側に設けられたスプリン
グ３２ｅにより、テンンヨンローラ３２ａをブー！１３
０Ｃへ当接し得るように適度な付勢力を与えられている
。

父、前記基台６６はワイヤー３３ｂ及びプーリ３３ｃ等
を介して、前記硬貨反転部６０の側方に位置する端数硬
貨排出ソレノイド３４に結合され、この端数硬貨排出ソ
レノイド６４が作動する時、基台ろ６を移動させてテン
ションローラ３２ａがプーリ３０ｃと当接するように構
成され、前記テンションローラ６２ａ１テンシヨンロー
ラアーム３２等により硬貨Ｘに付勢力を力えるテンショ
ンローラ機構部６５を構成している。３３ｄは基台６６
の復帰用スプリングである。伺、基台６３の下面にてテ
ンンヨンローラろ２ａ側には後述の硬貨集積スタッカー
４１ａに集積される硬貨の枚数を計数する硬貨計数セン
サ（図示せず）が配設されている。

さらに、前記テンンヨンローラ３２ａと対向する位置に
は、前記ブーＪ＋３０ｃに隣接して、ブーＩＪ３６ａが
プーリ移動アーム３６ｂの一端に回転自在に取着され、
このプーリ３６ａはベル）３６ｄを介してプーリ６６θ
と連動可能状態に構成される。前記プーリ移動アーム３
６ｂの他端は、プーリ移動ソレノイド３７に連結され、
このプーリ移動ソレノイド３７が作動することにより、
プーリ移動アーム３６’ｂは支軸３６ｃを中心として回
動し、プーリ３６ａを後述の硬貨集積スタッカー４１ａ
側に移動させる。

伺、前記プーリ６６ａとプーリ６６ｅ間に配されたベル
ト３６ｄは、遊びを有して弛やかに配設され、そのベル
ト外側面には支軸３８ｃを中心として回動自在となした
テンンヨンアーム６８ｂの一端に取着したテンンヨンロ
ーラ３８ａが当接し、他端に取着したスプリング３８ｄ
によって常時当接するように付勢している。又、前記プ
ーリ３６ｅの上部には同軸結合された他方のブーＪ’３
６ｆが配設され、前記硬貨反転部３０側のプーリ３０ｃ
の上部にも同様に同軸結合された他方のブーＪ’３０ｆ
が配設され、これ等のブーＪ’　６０ｆと３６ｆ間はベ
ル）３６ｇによって結合されている。

そして、図示しない計数用モータが駆動される時、その
回転は他の伝達手段を介して搬送ベルト１７Ｃ並びに同
軸結合関係にある前記プーリ６６ｅ及び３６ｆに伝達さ
れ、さらに他方の同軸結合関係にあるプーリ６０ｃ及び
３’Ｏｆに伝達されることによって、搬送ベル）３０ｔ
ｆｆｉ側に伝達される構成となっている。

他方、前記プーリ６６ａとは側面において対峙すると共
に、前面における前記テンンヨンローラ機構部６５と対
向する空間位置には、硬貨反転部６０側から送られてく
る立位状態の各硬貨Ｘをそのま−の姿勢にて水平横方向
に集積するための硬貨集積スタッカー４１ａを配した硬
貨集積部４１が構成されている。

前記硬貨集積スタッカー４１ａは、第４図及び第５図に
示す如く、Ｌ字状をなす硬貨集積部保持アーム４０に対
しそのアーム折曲部４０ａに位置して配設され、又、こ
の硬貨集積部保持アーム４０は、本体内の側板３９に支
軸３９ａにて上下方向に回動自在に且つガイド部材４０
ｂを介して摺動自在に装設されている。

そして、その構成はほぼＬ字状に形成された硬貨載置板
４１ｂと、はぼＵ字状の凹欠部４２ａを備えて硬貨載置
板４１．ｂの背部と下部に架設したスライド棒４１ｃ及
び４１ｄにて夫々支持されると共に、当該硬貨載置板４
１１）を挾持した状態でスプリング４１ｅの付勢力に抗
して摺動自在に装着されたスライダ４２と、前記硬貨載
置板４１ｂの上方部に位置して゛回動自在に取着され、
その軸部の一端には一体に回動可能なレバー４５ａを固
着すると共に、軸部の他端側に巻装したスプリング４３
ｂにより硬貨を押圧保持するように作用する集積硬貨押
えアーム４３と、硬貨の脱落を防止するため硬貨載置板
４＋ｂの側部に位置して配設された側面部材４１ｆ等に
よって構成されている。伺、５９ｂは硬貨集積部保持ア
ーム４０を補助的に下方に付勢するスプリング、４１ｇ
はスプリング４１ｅを保持するプーリ、又、４１ｈはス
ライダ４２の原点復帰確認用センサである。

さらに、前記硬貨集積スタッカー４１ａの背部側には、
第５図に示す如く、本体側の基板４５上に植立された１
本のスライド棒４６ｂを支軸として挿通すると共に、当
該基板４５を貫通して上下動自在に配設された一Ｌ丁可
動片４６及び先端部分が前記プーリ６６−ａとスライダ
４２とによる硬貨集積位置の−Ｆ方に延設し、前記−上
下可動片４６に一体的に取着された上下規制部材４６ａ
が配設されている。又、前記−上下可動片４６に隣接す
る位置には、本体側の基板４５上に植立された２本のス
ライド棒４８ｂを支軸として挿通すると共に、−上下動
自在となした他方の」二下可動片４８が配設され、当該
上下可動片４６及び４８は連結板４９によって結合され
る一方、軸部材５０を介して連動可能状態とし、相互に
逆方向に作用するように構成されている。この上下可動
片４８は、その−Ｆ面に一体的に一ヒ下規制部材４８ａ
を配設し、前記集積硬貨押えアーム４６の回動軸に固着
したレバー４３ａの頭部を上方から押圧するように作用
する。

前記１−下回動片４６の基板４５を貫通した下端部には
ピン４６ｃが植立されており、支軸５１ｋ）を支点とし
て回転可能なように配設された−に下移動アーム５１に
対し、その一端部に形成された凹部５ｉａと係合してい
る。又、この上下移動アーム５１の他端部には回転ロー
ラ５ｊｃが取着され、当該回転ローラ５１Ｃは隣接する
入口制御カム５２に当接し、さらに、この入口制御カム
５２は入口制御用モータ５６の回転軸に結合された図示
しない伝達手段を介して駆動される。

前記搬送機構部側の構成に対し、前記硬貨集積部４１の
下方位置には、第６図及び第７図に示す如く、硬貨集積
スタッカー４１ａの下降時の位置に対峙して、段状とな
したＬ部回転ローラ５５及び下部回転ローラ５６が配設
されている。又、この各回転ローラ５５，５６より離間
すると共に、硬貨集積スタッカー４１ａの下降位置、す
なわち硬貨集積部移動用空間６０ａの背部には移動ロー
ラ５７が配設され、当該回転ローラ５５と５６の間隙部
に位置して後述の一対の加締爪５９ａ及び５９ｂ並びに
その爪ホルダ−５８ａ及び５８ｂが夫々配設され、これ
等の各回転ローラ５５．５６及び移動ローラ５７並びに
加締爪５９ａ、５９ｂ等により硬貨包装部６０を構成し
ている。

これ等の各回転ローラ５５．５６の軸端には駆動ブーＪ
１６１ａ及び６１１）が取着され、回転軸６２に取着さ
れた１駆動ブー！Ｊ６１　Ｃと駆動ベルト６３並びに補
助プーリ６１ｄ、６１ｅ、６１ｆ等を介して前記各プー
リ間は連結されており、当該回転軸６２の他端には図示
しないローラ駆動用モータが結合される。

前記移動ローラ５７は、一対のローラ移動アーム５７ａ
及び５７１〕のアーム端に橋架して回転自在に配設され
ると共に、このローラ移動アーム５７ａ、５７ｂの他端
に連結されスプリング５７ｆによって一方向に付勢され
た連結アーム５７ｃを介して移動自在に構成され、さら
に、この連結アーム５７ｃの他端には第２の連結アーム
５７ｄを結合し、そのアーム端には回転ローラ５７ｅが
取着されて移動ローラ用カム６４に当接している。

他方、前記硬貨包装部６０に隣接する下方位置には、第
８図に示す如く、平行に配設された固定軸６５ｅ及び可
動軸６５ｆに対し離間した状態で且つ当該固定軸６５ｅ
１可動軸６５ｆを介して移動自在に構成された一対の支
持アーム６５ｃ及び６５ｄが配設され、これ等の固定軸
６５ｅ１可動軸６５ｆの夫々の軸端はワイヤープーリ取
付板７０ｄ及び７０ｅにて係止すると共に、当該支持ア
ーム６５ｃ、６５ｄの−に部には夫々内側に向けて対峙
するようにクランプ爪６５ａ及び６５７）が一体に形成
されている。前記支持アーム６５ｃとワイヤープーリ取
付板７０ｅとの間にはスプリング７０ａが緊張され、又
、支持アーム６５ｃ及び６５ｄは他方のワイヤープーリ
取付板７０ｄに取着されたプーリ７０１）を介しワイヤ
ー７０ｃによって相互間を結合され、当該スプリング７
０ａの作用により、連動して相互に内側へ引き寄せられ
るように構成されている。又、前記固定軸６５ｅの軸端
は、本体１側に配設された軸部材固定ブラケット７０ｆ
及び７０ｇに対し回動自在に装架されると共に、可動軸
６５ｆには下方向に付勢してスプリング６５ｈが緊張さ
れている。

前記クランプ爪６５ｂを有する支持アーム６５ｃｌには
、クランプ爪用アーム６６ａの一端に回転自在に取着さ
れた回転ローラ６６ｂが当接し、このクランプ爪用アー
ム６６ａの他端に取着された回転ローラ６６ｃはクラン
プ用カム６７に当接している。このクランプ爪用アーノ
・６６ａはカム面の形状によって支軸６６ｃｌで左右に
回動し、各クランプ爪６５ａ、６５ｂは固定軸６５ｅの
軸方向に移動すると同時に適宜な間隔を保持している。

又、前記固定軸６５ｅ及び可動軸６５ｆのほぼ中央部に
は、一端に板状の突出部を形成したスイング用レバー６
５ｇが配設され、このスイング用レバー６５ｇの突出部
には、スイング用アーム６８ａの一端に取着された回転
ローラ６８ｂが下方から当接している。他方、このスイ
ング用アーム６８ａの他端に取着された回転ローラ６８
ｃは、前記クランプ用カム６７と同軸状に装設されたア
ームスイング用カム６９に当接し、そのカム面の形状に
沿ってスイング用アーム６８ａが回動すると共に、支持
アーム６５ｃ　、６５ｄを介しクランプ爪６５ａ及び６
５ｂを硬貨包装部６０における回転ローラ５５．５６方
向に移動可能状態とし、当該各機構部材によってクラン
プ機構部６６を構成している。

さらに、前記硬貨包装部６０に隣接して、第９図に示す
如く、支軸７１に対し離間した状態で且つガイド棒７５
を介して移動自在に構成された１対の爪取付ブロック７
２ａ及び７２ｂが配設され、これ等の爪取付ブロック７
２ａ、７２ｂの上部には夫々対をなすスプリング７３ａ
、７３ｂ及び７３ｃ　、７３ｄを巻着して移動自在に構
成さねた各１対のガイド棒７４ａ　、７４ｂ及び７４Ｃ
，７４（１が装着されている。又、これ等のガイド棒７
４ａ　、７４ｂ及び７４ｃ　、７４（１の夫々の先端部
分には、爪ホルダ−５８ａ及び５８ｂが取着されると共
に、この爪ホルダ−５８ａ　、５８ｂの外側面には夫々
加締爪５９ａ及び５９ｂが取着されている。

前記爪取付ブロック７２ｂと本体１側の基板に装着され
たワイヤープーリ取付板７６ｄとの間には、スプリング
７６ａが緊張されると共に、これ等の爪取付ブロック７
２ａと７２ｂは、他方のワイヤープーリ取付板７６ｅに
取着されたプーリ７６ｂを介しワイヤー７６ｃによって
相互間を結合され、当該スプリング７６ａの作用により
、連動して相互に内側へ引き寄せられるように構成され
ている。この場合、爪ホルダ−ｓ８ａ　、５８ｂの作用
は、包装に際して硬貨を前記回転ローラ５５，５６に当
接させる時、先ず前方に突出している当該爪ホルダ−５
８ａ。

５８ｂに当接すると共に、夫々のガイド棒７４ａ、７４
ｂ及び７４ｃ、７４ｄがスプリング７５ａ、７３ｂ及び
７３ｃ、７３ｄの付勢力に抗し、後方に抑圧移動されて
硬貨抑圧状態の変化を吸収する一方、加締爪５９ａ、５
９ｂｉｍよって棒金を加締める際の位置調整が可能なよ
うに構成されている。

さらに、一方の爪取付ブロック７２ａの内側面には、加
締爪移動用アーム７７の一端に取着された回転ローラ７
７ａが当接しており、との加締爪移動用アーム７７はア
ーム取付ブロック７８に対し支軸７８ａを介して回動自
在に配設されでいる。又、この加締爪移動アーム７７の
他端に取着された回転ローラ７７ｂは、端面処理用カム
８０に当接し、そのカム面の形状に沿って当該加締爪移
動用アーム７７を左右に回動させ、加締爪５９ａ及び５
９ｂの加締作用を得ている。従って、＠述の各爪取付ブ
ロック７２ａと７２ｂ、加締爪５９ａと５９ｂ、爪ホル
ダ−５８ａと５８ｂ、ガイド棒７５並びに加締爪移動用
アーム７７等により端面加締部７９を構成している。

さらに又、前記硬貨集積部保持アーム４０に一体的に装
着された硬貨集積スタッカー４１ａは、支軸８１ｃを中
心として回動する移動アーム８１の一端に取着された回
転ローラ８１ａに当接して静止状態を保持され、この移
動アーム８１の他端に取着された回転ローラ８１ｂは、
硬貨集積部４１側カム８２に当接している。

すなわち、前記カム６４，６７．６９．８０　　及び８
２は、カム軸８４を共通軸として同一軸上に固定される
と共に、チェーン８５を介し包装用モータ８６の駆動を
尚該カム軸８４に伝達することにより、前述の硬貨集積
部４１、硬貨包装ＶＡ６０　、クランプ機構部６６並び
に端面加締部７９等の動作を連係して行い得ろように構
成されて℃・る。

さらに、前記カム軸８４」−には、その軸端側において
周辺に複数のスリットを有する位置検出スリット板（図
示せず）が設けられ、この位置検出スリット板の近傍位
置には、位置検出センサ８７が配設されている。又、ｔ
？ｉ前記硬貨包装部６０を構成する各回転ローラ５５，
５６の上方に位置１〜で、図示しない給紙用モータに連
結された一対の回転ローラ８８及び８９からなる紙送り
機構部９２が設られ、包装紙９は給紙通路の入口と出口
に各々配置された用紙検出センサ９０ａ及び９０ｂの出
力に基づいて供給される一方、通路途中て配置した紙切
片９１によって所定の長さに切断するように構成されて
℃・る。

又、前記硬貨包装部６０の下方位置には、複数本の傾斜
した排出枠９４が硬貨排出シュート９乙に連接して配接
され、当該硬貨包装部６０にて包装を完了した硬貨、す
なわち、棒金がこの排出枠９４によって案内され、第１
図に示される棒金出口１５から本体１の外方へ排出され
ろ構成である。さらて、この排出枠９４の下部位置に１
・ま端数硬貨排出容器１４が取付けられ、硬貨の集積か
ら包装に至る工程において、何らかの原因によって落下
硬貨が生じた場合、その硬貨を受けると共に、尚該端数
硬貨排出容器１ｄの底部に臨んで配置した落下硬貨検出
上ンサ９６によって検出し、その検出信号に基づいて動
作を停止させるように構成されている。

本発明による硬貨包装装置’ｔ−Ｌ　＠述したように構
成されており、以下に、その動作について説明する。

まず、電圧スイッチ１２を投入すると、全体の各機構を
制御するためのプログラムの実行が開始され、図示しな
い制御部からの出力信号に基づいて装置の初期化が行わ
れる。この場合、■　プーリ移動ソレノイド６７が駆動
されると、プーリ３６ａがブーり移動アーム３６ｂを介
して硬貨集積部４１側へ移動し、硬貨集積スタッカー４
ｊａにおけるスライダ４２の凹欠部４２ａ内へ若干突入
すると共に、側面部材４ｉｆの側面に対峙する状態とな
り、硬貨の集積開始位置を形成する。

■　端数硬貨排出ソレノイド６４が駆動されると、ワイ
ヤー３３ｂを介しガイド３６が一対のスライド棒３３ａ
を摺動して矢請鴇向に移動し、テンンヨンローラ３２ａ
がプーリ３０ｃに当接状態となって非当接時に形成され
る開放口、すなわち端数硬貨排出口９７を閉鎖した状態
となすと共に、代って硬貨の送り込み通路９８を形成す
る。

又、金種設定つまみ２によって設定された金種に対応す
る機構位置の調節に関し、入口制御用モータ５己が駆動
され、その回転を入口制御カム５２に伝達し、カム面の
変化を上下移動アーム５１を介して上下可動片４６の上
下動作に変換し、上下規制部材４６ａＫよって、プーリ
３０ｃと硬貨集積スタッカー４ｊａのスライダ４２とに
よる集積開始位置に対する硬貨の送り込み通路９８の高
さを設定硬貨の径に応じた高さに規制する。

さらに、前記上下可動片４６の動作に連動して、他方の
上下可動片４８に対し連結板４９を介して逆方向の上下
動作を行わせ、上下規制部材４８ａによって、硬貨集積
スタッカー４＋ａ側におけるレバー４５ａを押圧操作し
、硬貨集積時に硬貨χを保持する集積硬貨押えアーム４
６の高さを同様に硬貨径に応じた高さに規制する。

次に、スタートスイッチ４６を投入すると、図示しない
計数用モータが駆動されてターンテーブル１６を回転さ
せる一方、その回転は他の伝達手段（図示せず）を介し
て搬送ベル）　１７ｃ及び３０ｄに伝えられる。前記タ
ーンテーブル１６が回転すると、その遠心力によって送
り出された各硬貨Ｘは、搬送ベル）１７ｃによる押圧の
もとに硬貨通路１８を案内され、指定硬貨以外の径小硬
貨は外形選別部１９における選別孔２０に落下した後、
図示しない排出シュートによってリジェクト硬貨受は容
器１６へと排出される。他方、前記指定硬貨は次いで星
型歯車２１に案内され、この星形歯車２１の回転と連動
するストッパ車２２０作用により、硬貨計数センサ２５
において通過枚数な検出され、その検出信号は図示しな
い計数部を経て本体１の計数表示部４において刻々表示
される。

前記硬貨通路１８から搬送された硬貨又は、材質検知上
ンサ２９によってさらに材質について検知された後、硬
貨反転部６０に送られる。

この硬貨反転部６０において、第２図に示す如（、硬貨
Ｘはガイド板３０ｅと３次元曲面を有する反転ブロック
３０ａと、一対のプーリ３０ｂと３Ｏｃ間に交叉して回
転自在に架設された搬送ベル）　３０ｄとに案内され、
最初は横状態（はぼ水平状態）で送られた硬貨Ｘは、反
転ブロック３０ａの曲面形状に沿い９０°反転して立位
状態となり、プーリ３０ｃに至った時、この姿勢転換さ
れた立位状態において他側をテンションローラ３２ａに
よって挟持された搬送状態となる。

前記プーリ３０ｃとテンションローラ３２ａとの間に挟
持して送られた硬貨Ｘは、続いて通路の高さを規制され
た状態にてプーリ３６ａと硬貨集積スタッカー４１ａの
スライダ４２とによる硬貨集積開始位置に至ると共に、
当該プーリ３６ａの付勢状態に基づく回転力により、ス
プリングｄ１ｅによる矢印Ｈ方向の付勢力に抗してスラ
イダ４２の側面を押圧しながら順次送り込まれ、硬貨集
積スタッカー４１ａ上において、側面部材４１ｆとスラ
イダ４２との間に立位状態にて且つ並置密着した整列状
態で積層（以下、この集積硬貨を硬貨集積体Ｙと称す）
さ（３６。

れる。

前記硬貨Ｘを硬貨集積スタッカー４＋ａに対して集積す
ることに関し、その硬貨枚数については硬貨計数センサ
２５において計数が行われ、所定枚数（例えば５０枚）
の硬貨が送り出されると、その検出信号に基づく図示し
ない制御部からの指令により、星形歯車２１０回転を停
止することによって後続する硬貨の送り込みを中止させ
る一方、所定枚数の硬貨Ｘが硬貨集積スタッカー４１ａ
に対し間違いなく集積されたことをテンションローラ機
構部３５０基台３６に設けた硬貨計数センサ（図示せず
）においても確認した後、計数用モータの駆動を停止さ
せる。

又、前記動作と同時にプーリ移動ソレノイド３７に対す
る駆動を停止し、ブーＩ７３”　６　ａを硬貨集積スタ
ッカー４１ａ側から元の位置に復帰させる。

前記各駆動部材の復帰動作が終了したこと、並びに落下
硬貨検出センサ９６においても落下硬貨のないこと等が
確認されると、次に包装用モータ８６が駆動され、まず
硬貨集積開始位置カム８２が回転して移動アーム８１を
回動し、硬貨集積部保持アーム４０を下方に回転移動さ
せる。この移動に伴って硬貨集積スタッカー４１ａが下
方に移動を開始すると、前記レバー４３ａは上下規制部
材４８ａとの当接状態から解放されて規制を解除される
ことになる結果、スプリング４３ｂの付勢力が作用し、
集積硬貨押えアーム４３が硬貨集積体Ｙの上部側周縁に
当接してこれを保持する状態となす一方、当該硬貨集積
スタッカー４ｊａは硬貨包装部６０の硬貨集積部移動用
空間６０ａへと案内され、補助ブーＩＪ　６　＋　ｆに
対するベルト調節部に植設された停止杆８３に至って停
止する。

この硬貨集積スタッカー４１ａの移動が完了すると、次
にクランプ用カム６７０回転に基づいてクランプ爪用ア
ーム６６ａが回動し、一対の支持アーム６’５ｃ及び６
５ｄをスプリング７０ａの付勢力によって幅狭方向に移
動させ、第６図に示す如く、クランプ爪６５ａ及び６５
ｂによって硬貨集積スタッカーｄｉａ上の硬貨集積体Ｙ
を両側から挟持する。このクランプの後、アームスイン
グ用カム６９が回転し、スイング用アーム６８ａを回動
させることにより、スイング用レバー６５ｇにおける突
出部がスプリング６５ｈの付勢力によって固定軸６５ｅ
を支軸として下方に移動する一方、この動作に連係する
支持アーム６５ｃ及び６５ｄは、クランプ爪６５ａ及び
６５ｂによって硬貨集積体Ｙを挟持した状態にて荊記上
部回転ローラ５５及び下部回転ローラ５６側へ移動する
。

前記支持アーム６５ｃ、６５ｄの移動により、硬貨集積
体Ｙが前記回転ローラ５５，５６に対して当接状態に至
ると、続いて、硬貨集積部移動用カム８２０回転に基づ
いて移動アーム８１が復帰方向に回動し、その結果、硬
貨集積部保持アーム４０が上方に移動を開始し、硬貨集
積スタッカー４＋ａは元の位置に復帰する。

前記硬貨集積スタッカー４１ａが原点に復帰すると同時
に、移動ローラ用カム６４が回転し、連結アーム５７ｄ
を回動させると、スプリング５７ｆの付勢力により、他
方の連結アーム５７ｃを介してローラ移動アーム５７ａ
及び５７ｂが前記回転ローラ５５，５６側へ移動し、第
７図に示す如く、移動ロー２５７が硬貨集積体Ｙに当接
する。この移動ローラ５７の当接に伴い硬貨集積体Ｙは
前記上部回転ローラ５５、下部回転ローラ５６及び移動
ローラ５７によって挟持された状態となり、しかる後、
前記クランプ用カム６７の回転に基づいてクランプ爪用
アーム６６ａが復帰方向に回動して支持アーム６５ｄを
外方に押圧し、ワイヤー７０ｃ及びプーリ７０ｂを介し
、スプリング７０ａの付勢力に抗して支持アーム６５ｃ
と６５ｄの間隔を元のアーム幅まで押し拡げ、クランプ
爪６５ａ及び６５ｂを硬貨集積体Ｙに対する挟持状態か
ら解放すると共Ｋ、その位置に留めて時期状態とする。

前記クランプ爪６５ａ及び６５ｂが後退すると、続いて
図示しないローラ駆動用モータが駆動され、その回動を
補助ブーＩＪ６＋ｃ、６＋ｄ。

６１ｅ、６ｊｆ　　及び駆動ベルト６３を介して各回転
ロー２５５．５６に対応する駆動ブーｌ）　６　Ｓ　ａ
。

６１ｂに伝達することにより、硬貨集積体Ｙを挟持した
状態にて上部回転ロー２５５、下部回転ローラ５６及び
移動ローラ５７が共に回転し始め、硬貨集積体Ｙの周面
に対し所要回数の包装紙９０巻回が行われる。

この場合、前記包装紙９０紙送りについては、硬貨集積
部保持アーム４０が下方に移動すると同時に図示しない
給紙用モータを一定時間回動させ、用紙検出センサ９０
ｂ位置にて待期していた包装紙９を、予め上部回転ロー
２５５及び下部回転ローラ５６の上へ所定長さだけ送り
出してお（。タイミングとしては、硬貨集積スタッカー
４１ａが降下した後、クランプ爪６５ａ及び６５ｂによ
って硬貨集積体Ｙを両側より挟持し、前記回転ローラ５
５，５６側へ引き抜くまでの間に包装紙９の頭出し処理
は完了している。従って、この包装紙９の先端は、クラ
ンプ爪６５ａ及び６５ｂによって挟持された状態の硬貨
集積体Ｙが前記上部回転ローラ５５及び下部回転ローラ
５６側へ移動した時、引続き移動ローラ５７が移動する
ことに伴い、当該硬貨集積体Ｙとこれ等の回転ローラ５
５，５６及び移動ローラ５７とによって挟み込まれた状
態となる。

この時、前述の如く回転ローラ５５，５６及び移動ロー
ラ５７が回転し始めると１本体１」二部のロール部と硬
貨集積体Ｙとの間を直通状態にある包装紙９は、給紙通
路において緊張状態となり、紙切片９１に当接して切断
される。従って、硬貨集積体Ｙに対しては、この切断に
よる包装紙９の残余の部分の巻回が継続して行われる。

この包装紙９が切断されると、用紙検出センサ９０ｂか
らの出力がＯＦＦとなり、次に当該用紙検出センサ９０
ｂがＯＮ状態となるまで給紙用モータを回動させ、前述
の如く包装紙９はこの位置で待期し、硬貨集積スタッカ
ー４１ａが降下するタイミングにおいて回転ローラ５５
゜５６上へ用紙頭出し処理をする。

又、前記硬貨集積体Ｙに対する包装紙９０巻回動作に伴
い、端面処理用カム８０が回転して加締爪移動用アーム
７７を回動させ、スプリング７６ａの付勢力によって爪
取付ブロック７２ａ及び７２ｂを徐々に幅狭方向に移動
させると共に、巻回状態にある包装紙９０両端部に対し
、加締爪５９ａ及び５９ｂによって内方向て折込む加締
めを行い、包装紙９の施された硬貨集積体Ｙ、すなわち
棒金が作成される。

この棒金の作成が完了すると、前記端面処理用カム８０
の継続する回転に基づき加締爪移動用アーム７７が復帰
方向に回動して爪取付ブロック７２ａを外方に押圧し、
ワイヤー７６ｃ及びブーＩＪ　７６　ｂを介し、スプリ
ング７６ａの付勢力に抗して爪取付ブロック７２ａと７
２ｂの間隔を元のアーム幅まで押し拡げ、加締爪５９ａ
及び５９ｂを棒金の両端における加締位置から解放する
。又、この時点で前記移動ローラ用カム６４の回転に基
づいて連結アーム５７ｄを回動させると共に、スプリン
グ５７ｆの付勢力に抗して連結アーム５７ｃ及びローラ
移動アーム５７ａ、５７ｂ　　を後方に移動させ、移動
ローラ５７を元の位置に復帰させる。さらに、前記移動
ローラ用カム６４の回転に引続き、アームスイング用カ
ム６９を回転してスイング用アーム６８ａを復帰方向に
回動し、スプリング６５ｈの付勢力に抗し、スイング用
レバー６５ｇの突出部を上方に移動させるも共に連係す
る支持アーム６５ｃ、６５ｄを後方に移動させ、クラン
プ爪６５ａ及び６５ｂを元の位置に復帰させる。

前記移動ローラ５７の原点復帰に伴（・、棒金は前記上
部回転ローラ５５及び下部回転ローラ５６との３者によ
る挟持状態から解放されることになり、硬貨包装部６０
を離れて硬貨集積部移動用空間６０ａの下方に配設され
ている硬貨排出シュート９６上に自然落下し、傾斜面を
滑動した後、排出棒９４上を経過して棒金出口１５から
外部へ取り出される。

ｇ０発明の効果 本発明による硬貨包装装置は、以上のように構成されて
いるため、次のような効果を得ることができる。

（１）　　ターンテーブルから横状態にて送られた硬貨
は、硬貨反転部において確実に立位状態となり、立位状
態のまま硬貨集積部に収容されるため、硬貨の立位状態
での集積が硬実且つ迅速尾行われる。

（２）硬貨集積部のスタッカーに収容された硬貨積体し
マ、スタッカーの移動によって集積部位を変更した後、
その両端がクランプ機構部によって挟持されたままの状
態で、硬貨包装部のローラ上に移送されるため、計数ミ
スがない限りは、所定枚数の硬貨集積体を確実に包装す
ることができる。

（６）硬貨が立位状態にて並置整列して集積され、且つ
その状態を維持して包装が行われるように構成されてい
るので、硬貨の移動距離が短かくて済み、特に上下方向
への移動を従来に比して大幅に改善することができたこ
とにより、機器の縦寸法を縮少し、小型化に大きく寄与
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第９図迄は、本発明による硬貨包装装置を説
明するためのもので、第１図は全体構成を示す外観図、
第２図は硬貨送り込み部及び硬貨反転部の要部の構成を
示す斜視図、第３図しまテンションローラ機構部及び硬
貨集積部の要部の構成を概略的に示す平面図、第４図□
は硬貨集積スタッカの構成を示す分解斜視図、第５図は
硬貨搬送機構側の要部の構成を示す斜視図、第６図は硬
貨包装機構側の要部の構成を一部透視した状態にて示す
側面図、第７図は第６図における要部の構成部材を作動
状態にて示す側面図、第８図はクランプ機構部の構成を
示す斜視図、第９図は端面加締部の構成を示す斜視図、
第１０図Ａ及びＢは従来方式に係る硬貨包装機の構成を
概略的に示す分解斜視図及び側面図である。 図中、１は本体、２は金種設定つまみ、１６しまターン
テ」プル、２０は選別孔、６・０は硬貨反転部、３０ａ
は反転ブロック、ろ５はテンションローラ機構部、４１
は硬貨集積部、４１ａは硬貨集積スタッカー、６０は硬
貨包装部、６６；・まクランプ機構部、７９は端面加締
部である。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）ターンテーブルから送り出される硬貨を移送・集
   積して予め決められた枚数を計数・搬送し包装する硬貨
   計数包装機において、ターンテーブルから送り出されて
   くる横状態の硬貨の姿勢を立位状態に転換する硬貨反転
   部と、立位状態にされた硬貨を立位密着整列させて収納
   するための硬貨集積スタッカーを有する硬貨集積部と、
   前記硬貨集積スタッカーを所定位置まで移動し立位密着
   整列状態の硬貨を硬貨包装部へ移送する移送部と、硬貨
   を立位密着状態にて包装する硬貨包装部とを備えたこと
   を特徴とする硬貨包装装置。
2. （２）ターンテーブルから送り出される硬貨を移送・集
   積して予め決められた枚数を計数・搬送し包装する硬貨
   計数包装機において、ターンテーブルから送り出されて
   くる横状態の硬貨の姿勢を立位状態に転換する硬貨反転
   部と、立位状態にされた硬貨を立位密着整列させて収納
   するための硬貨集積スタッカーを有する硬貨集積部と、
   前記硬貨集積スタッカーをクランプして所定位置まで移
   動し立位密着整列状態の硬貨を硬貨包装部へ移送する移
   送部と、硬貨を立位密着状態にて包装する硬貨包装部と
   を備え、前記硬貨反転部における硬貨反転に三次元曲面
   を使用したことを特徴とする硬貨包装装置。
3. （３）ターンテーブルから送り出される硬貨を移送・集
   積して予め決められた枚数を計数・搬送し包装する硬貨
   計数包装機において、ターンテーブルから送り出されて
   くる横状態の硬貨の姿勢を立位状態に転換する硬貨反転
   部と、立位状態にされた硬貨を立位密着整列させて収納
   するための硬貨集積スタッカーを有する硬貨集積部と、
   前記硬貨集積スタッカーをクランプして所定位置まで移
   動し立位密着整列状態の硬貨を硬貨包装部へ移送する移
   送部と、硬貨を立位密着状態にて包装する硬貨包装部と
   、前記硬貨反転部より硬貨集積部へ移送される硬貨を安
   定保持しながら移送させるためにテンションローラ機構
   部とを備えたことを特徴とする硬貨包装装置。
4. （４）ターンテーブルから送り出される硬貨を移送・集
   積して予め決められた枚数を計数・搬送し包装する硬貨
   計数包装機において、ターンテーブルから送り出されて
   くる横状態の硬貨の姿勢を立位状態に転換する硬貨反転
   部と、立位状態にされた硬貨を立位密着整列させて収納
   するための硬貨集積スタッカーを有する硬貨集積部と、
   前記硬貨集積スタッカーをクランプして所定位置まで移
   動し立位密着整列状態の硬貨を硬貨包装部へ移送する移
   送部と、硬貨を立位密着状態にて包装する硬貨包装部と
   、前記硬貨集積部における硬貨集積スタッカーに硬貨の
   大きさに対応して収容可能とする硬貨集積押えアームと
   を備えたことを特徴とする硬貨包装装置。