JPH01138908A - ガス絶縁開閉制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は絶縁ガスを封入した金属容器内に母線。

遮断器、断路器等を収納し、負荷ケーブルを前記金属容
器の壁を貫通するブッシングを介して引込むようにした
ガス絶縁開閉制御装置に関する。

〔従来の技術〕

ガス絶縁開閉制御装置は絶縁ガスを封入した容器内に開
閉機器、母線等を収納するものであるが、容器内に塵埃
、水分等が侵入すると絶縁性能が低下するので、充分管
理された環境の工場で組立てられる。しかしながら現地
据付は完了までには一般、に分割輸送を行い、現地組立
てを行った後、現地で耐電圧試験、変流器調整試験等が
行われる。

現地は一般に環境が悪いので現地での装置内部の開放、
試験装置の取付け、ガス封入等の現地作業はできるだけ
少くし、現地での組立て、試験時間の短縮をはかること
がのぞましい。

第６図は従来のガス絶縁開閉制御装置を示す。

図において１は母線室、２は遮断器室、３はケーブル接
続導体室であり、各室はそれぞれ仕切られ、その中に絶
縁ガスＳＦ、が封入されている。母線室１には母線４と
断路器（直動形）５が収納されている。６は遮断器、７
は遮断器制御室であり、遮断器制御ＩＩ室７は仕切りを
隔てて遮断器室２と接し、その中には絶縁ガスは封入さ
れていない。８は負荷ケーブルで、９はケーブル接続導
体室３に設けるケーブルヘッドである。ケーブル接続導
体室３には、負荷ケーフ゛ル８と遮断器６との間を接続
する導体１０が配設され、接続導体１０の端部には断路
器（直動形）１１が設けられている。

１２は接地開閉器であり、負荷回路の点検を行う際には
、断路器１１をＯＦＦとし、接地開閉器１２の可動接触
子１２ａが容器壁の内側に取付けて接地された固定接触
子１２ｂと接続導体１０に設けた固定接触子１０ａとの
間を短絡するようになっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このような従来のガス絶縁開閉制御装置は、現地据付は
後耐電圧試験を行うには第７図（ａ）に示すごとく負荷
ケーブル８をケーブルへラド９より外し、これを試験用
ブッシング１３の基端部につなぎ、ブッシング頭部に試
験用電圧を印加してケーブル８の耐電圧試験を行い、続
いて第７図（ｂ）に示すごとく負荷ケーブル８を取外し
たケーブルへラド９の基端部と試験用ブッシング１３の
基端部との間に試験専用ケーブル１４を渡して接続し、
ブッシング１３に試験用電圧を印加して装置内主回路の
耐電圧試験を行っていた。あるいはまた第８図（ａ）に
示すごとくケーブル接続導体室３の盲蓋３１を取外して
、その部分に試験用ブッシング１３を取付け、ケーブル
接続導体１０の端部をケーブルヘッド９より外し、試験
用ブッシング１３の基端部とケーブルヘッド９を仮線１
５でつないで負荷ケーブル８の耐電圧試験を行い、続い
て第８図（ｂ）に示すごとく試験用ブッシング１３を仮
線１５で接続導体１０に接続して装置内主回路の耐電圧
試験を行うようにしていた。

前者の場合はケーブルの取外し接続作業が多く、またケ
ーブルが狭いピット内に敷設されていて作業性が悪く、
また後者の場合は試験用ブッシングを取付ける際に装置
内部を開放するので塵埃、水分が侵入するおそれがあり
、さらにブッシングの取付け、取外し、絶縁ガスの封入
作業に多大の時間を要する。何れの場合にも現地での変
流器調整試験は考慮していない。

本発明の目的は負荷ケーブルをＴ形ケーブルヘッドを介
して内部回路に接続することにより現地での耐電圧試験
が容器内部を開放することなく短時間に行えるようにし
、同時に遮断器と母線との間に、遮断器端を母線と中性
位置と接地端子とに切替える３点切替え断路器を設け、
その接地端子を利用して試験用電流を流すことにより変
流器の電流調整試験も現地で容易に行えるようにしよう
とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するために本発明によれば、絶縁ガス
が封入されて密閉された金属容器内に母線、遮断器、断
路器等が収納され、さらにこの金属容器内の接続導体に
容器壁を貫通するブッシングを介して外部ケーブルが接
続されるガス絶縁開閉制御装置において、外部ケーブル
は前記ブッシングに、Ｔ形ケーブルヘッドを介して接続
し、断路器は遮断器と母線との間に遮断器端を母線、中
性位置、接地端子に切替える３点切替え断路器として設
け、その接地端子を容器壁を貫通し接地線と接続された
ブッシングに取付けてなるものとする。

〔作用〕

この発明によれば容器壁を貫通する主回路のブッシング
に負荷ケーブルをＴ形ケーブルヘッドを介して接続する
ように構成されているので、Ｔ形ケーブルヘッドの一方
端を試験用電源に接続することによりケーブル接続導体
の接続変更や装置内部を開放することなく負荷ケーブル
および内部回路の耐電圧試験が、容易に行えるようにな
る。また遮断器端を母線、中性位置、接地端子に切替え
接続する３点切替え断路器を設け、接地端子を容器壁を
貫通し接地されたブッシング端に取付けることにより、
このブッシング外部に試験電源をつなぎかつ遮断器端を
接地端子に接続して主回路に電流を流して変流器の電流
調整試験が行える。

〔実施例〕

第１図は本発明の実施例のガス絶縁開閉制御装置を示す
、第６図と同一符号で示すものは同一部品である。ガス
絶縁開閉制御装置は母線室１、遮断器室２の２室より構
成され、各室はスペーサ１６によりガス仕切り谷れてお
り両室に絶縁ガスＳＦ、が封入さている。母線室１には
母線４と３点切替え断路器１７が収納されている。断路
器１７はその回動ブレード１７１がスペーサ１６を貫通
して遮断器６に接続されるブッシング１８の端部に回動
自在に取付けられ母線４．中性位置Ｎ。

接地端子１７２に切替えられるようになっている。

接地端子１７２は容器を貫通するブッシング１９の内側
端に取付けられ、ブッシング１９の外側端には接地線２
０が接続されている。２１は遮断器制御室であり、この
室には絶縁ガスは封入されていない、遮断器室２には遮
断器６が収納されている。

負荷ケーブル８は密閉容器内の遮断器６につながる接続
導体１０に容器壁を貫通するブッシング２２とこのブッ
シングに外部より接続するＴ形ケーブルへラド２３を介
して接続されている。ブッシング２２には変流器２４が
取付けられている。

運転時には断路器１７はそのブレード１７１が母線４に
接続されており、母線４が遮断器６を介して負荷ケーブ
ル８に接続されているが、負荷回路の保守点検を行う場
合は遮断器６をＯＦＦにして断路器１７のブレード１７
１を接地端子１７２に切替えた後再び遮断器６をＯＮに
してやれば負荷回路が完全に接地されるのでその保守点
検が極めて安全に行える。

第２図は本発明の実施例のガス絶縁開閉制御装置の負荷
ケーブル接続端部の詳細図を示す。容器壁を貫通するブ
ッシング２２の外側端には固定接触子２２１が設けられ
、Ｔ形ケーブルヘッド２３の負荷ケーブル８に直交する
ヘッドのハウジング２３１の中の中央部には１８０度隔
てて２方向に接続可能とする可動接触子２３２が設けら
れ、一方の可動接触子２３２はブッシング２２の固定接
触子２２１に接続され、他方の可動接触子２３２は運転
時は絶縁ブラッグ２５と盲Ｍ　２６とで覆われている。

第３図は本発明のガス絶縁開閉制御装置の負荷ケーブル
の耐電圧試験時のケーブル接続端部を示す、２７　は試
験専用ブッシングであ、Ｔ形ケーブルへラド２３の絶縁
ブラッグ２５と盲蓋２６を取外し、ブラッグ２５が覆っ
ていた可動接触子２３２に接続され、その状態で遮断器
６をＯＦＦにして試験用ブッシング２７′の外側端より
試験電圧を印加すると負荷ケーブル８の耐電圧試験が行
える。

第４図は本発明のガス絶縁開閉制御装置の内部主回路の
耐電圧試験時のケーブル接続端部を示す。

Ｔ形ケーブルヘッド２３を負荷ケーブル８とともにブッ
シング２２より取外し、代りにアダプタ２日がブッシン
グ２２に接続される。アダプタ２８はＴ形ケーブルへラ
ド２３の負荷ケーブル接続部を除いたもので中心部にＴ
形ケーブルヘッドと同じ可動接触子２３２が設けられて
いる。そして２３２の一方に試験用ブッシング２７が接
続される。

この状態で遮断器６をＯＦＦにして試験用電圧を試験用
ブッシング２７の端部に印加すれば容器内の主回路の耐
電圧試験が行える。

第５図は本発明の実施例のガス絶縁開閉制御装置の変流
器調整試験時の状態を示す。断路器１７のブレード１７
１を接地端子１７２に切替え、ブッシング１９の外側端
に接続する接地線２０を取外し、ブッシング１９の外側
端より遮断器６をＯＮにして試験電流を主回路に流すこ
とにより、変流器２４の２次回路に電流測定器を接続し
て電流調整試験を行うことができる。

〔発明の効果〕

本発明によればガス絶縁開閉制御装置の据付は現捧にお
ける耐電圧試験および変流器の電流調整試験が密閉容器
の装置内部を開放することなく短時間にかつ容易に行え
るようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例のガス絶縁開閉制御装置の概要
を示す透視側面図、第２図は本発明の実施例のガス絶縁
開閉制御装置のケーブル接続端部の詳細断面図、第３図
は本発明の実施例のガス絶縁開閉制御装置の負荷ケーブ
ルの現地での耐電圧試験時のケーブル接続端部断面図、
第４図は本発明のガス絶縁開閉制御装置の内部主回路の
現地での耐電圧試験時のケーブル接続端部断面図、第５
図は本発明の実施例のガス絶縁開閉制御装置の現地での
変流器調整試験時の状態を示す透視側面図、第６図は従
来のガス絶縁開閉制御装置の概要を示す透視側面図、第
７図および第８図は従来のガス絶縁開閉制御装置の現地
での耐電圧試験方法の説明図である。 １・・・母線室、２・・・遮断器室、４・・・母線、６
・・・遮断器、８・・・負荷ケーブル、１０・・・接続
導体、１６・・・スペーサ、１７・・・断路器、１８・
・・ブッシング、１９・・・ブッシング、２０・・・接
地線、２１・・・遮断器制御室、２２・・・ブッシング
、２３・・・Ｔ形ケーブルヘッド、２４・・・変流器、
２５・・・絶縁ブラッグ、２６・・・盲蓋、２７・・・
試験用ブッシング、２８・・・アダプタ、２２１・・・
固定接触子、２３２・・・可動接触子。 第１　図 第　３　！］ 第４　図 第５５［￥ｌ 葛　６　圓 ぞ　７ （（Ｌ） 第　８ （ｂ） 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）絶縁ガスが封入されて密閉された金属容器内に母線
   、遮断器、断路器が収納され、さらにこの金属容器内の
   接続導体に容器壁を貫通するブッシングを介して外部ケ
   ーブルが接続されるガス絶縁開閉制御装置において、外
   部ケーブルは前記ブッシングにＴ形ケーブルヘッドを介
   して接続し、断路器は遮断器と母線との間に、遮断器端
   を母線、中性位置、接地端子に切替える３点切替え断路
   器として設け、その接地端子を容器壁を貫通し接地線と
   接続されたブッシングに取付けてなることを特徴とする
   ガス絶縁開閉制御装置。