JP2000050441A - 接地開閉器 - Google Patents

接地開閉器

Info

Publication number
JP2000050441A
JP2000050441A JP10209181A JP20918198A JP2000050441A JP 2000050441 A JP2000050441 A JP 2000050441A JP 10209181 A JP10209181 A JP 10209181A JP 20918198 A JP20918198 A JP 20918198A JP 2000050441 A JP2000050441 A JP 2000050441A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
mechanism case
contact portion
opening
closing mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10209181A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Shirai
英明 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10209181A priority Critical patent/JP2000050441A/ja
Publication of JP2000050441A publication Critical patent/JP2000050441A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】十分な絶縁耐力を持つとともに試験する際にも
ガス中の絶縁破壊のない接地開閉器を提供すること。 【解決手段】絶縁ガスと充電部が収納されたタンクの外
部に開閉機構ケースが連結され、開閉機構ケースとタン
クとの連結部には第1の接触部と第2の接触部とを対向
配置し、この接触部間を接離する可動接触子が第2の接
触部と常時接触し、第2の接触部が接続される通電部材
はタンク,開閉機構ケースと絶縁されて貫通する接地端
子を介して電気的に導出されている接地開閉器におい
て、第2の接触部は開閉機構ケースまたはタンクに設け
られた絶縁体を介して支持され、接地端子はタンクを絶
縁貫通して設けらている。従って、タンクや開閉機構ケ
ース,隣設機器などと接地端子間が十分な絶縁耐力をも
つ接地端子を設けることできるので、十分な絶縁耐力を
持つとともに試験する際にもガス中の絶縁破壊のない高
電圧の印加が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器点検の際の主
回路の接地あるいは各種測定のための接地絶縁端子とし
て用いられる接地開閉器に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置(以下GISという)
において、接地開閉器は、機器点検や給電接地の際の主
回路の接地を目的として使用される外に、主回路の各種
測定のための接地絶縁端子としても使用される。このよ
うな測定の際に、接地開閉器を投入状態とした場合、通
常の通電経路の他にタンクなどに電流が流れると、正し
い測定ができなくなる。このような不都合の発生を防止
するために、接地開閉器の可動接触子は、タンクから電
気的に絶縁されている。
【0003】図13は、従来の接地開閉器の断面図であ
る。図において、タンク1の内部には絶縁ガスが充填さ
れるとともに充電部2が収納されており、またタンク1
の外部には開閉機構ケース3が連結されている。タンク
1内の充電部2のうち、開閉機構ケース3の配置部分に
は第1の接触部4が設けられ、この第1の接触部4は充
電部2と電気的に接続されている。一方、開閉機構ケー
ス3とタンク1の連結部には、第1の接触部4と対向す
る第2の接触部5が設けられている。この第2の接触部
5は絶縁部材6を介して開閉機構ケース3に絶縁支持さ
れている。さらに、第1,第2の接触部4,5間を接離
するための可動接触子7が第2の接触部5と常時接触す
る形で設けられている。この可動接触子7を駆動するた
めの駆動力は、開閉機構ケース3内に収納された開閉機
構8によって与えられる。また、第2の接触部5は、開
閉機構ケース3内に配置された通電部材9および開閉機
構ケース3と絶縁貫通する接地端子10を介してタンク
1外面に取り付けられた接地板11に接続されている。
接地端子10は開閉機構ケース3を貫通する絶縁ブッシ
ング内に一体的に設けられている。
【0004】以上のような構成の接地開閉器の投入時に
は、開閉機構8の操作により可動接触子7を第1の接触
部4側に移動させて、可動接触子7と第1の接触部4と
を接触させる。その結果、可動接触子7を介して第1,
第2の接触部4,5間が電気的に接続される。すなわ
ち、充電部2,第1の接触部4,可動接触子7,第2の
接触部5,通電部材9,接地端子10,接地板11,タ
ンク1という通電経路が形成され、充電部が接地され
る。また、接地開閉器の遮断時には、開閉機構8の操作
により可動接触子7を第1の接触部4と反対側に移動さ
せて、可動接触子7を第1の接触部4から開離させる。
その結果、第1,第2の接触部4,5間が電気的に遮断
され、充電部2とタンク1との間の絶縁が確保される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、GISにお
いて、変成器の試験時や地中ケーブルの故障点表示な
ど、主回路に高電圧,大電流を印加したい場合がある。
このような場合、接地開閉器の接地端子10を用いるこ
とができると便利である。図13に示すような従来の接
地開閉器では、タンク1や開閉機構ケース3,隣設機器
などと接地端子10間の絶縁耐力を超えるような電圧を
接地端子10から印加した場合、大気中で絶縁破壊して
しまう可能性がある。また、開閉機構ケース3や可動接
触子7を駆動する開閉機構8と通電部材9間の絶縁耐力
を超えるような電圧を接地端子10から印加した場合、
開閉機構ケース3内で絶縁破壊してしまう可能性があ
る。さらに、接地端子10から電流を印加する際、開閉
機構ケース3内のスペース,電界の問題上、通電部材9
に大きな通電容量を持たせることは困難であり、また、
隣設機器などの配置によって電圧,電流印加用の電源と
接地端子10を接続できない場合もある。
【0006】一方、GISにおいて、接地開閉器を投入
する際には、極間でのフラッシュオーバにより急峻波サ
ージが発生する。図13に示すような従来の接地開閉器
では、このような急峻波サージが発生した場合には、こ
のサージによって第2の接触部5と開閉機構ケース3と
の間に電位差が発生し、この部分の絶縁が破壊される可
能性がある。すなわち、接地開閉器において発生したサ
ージは、可動接触子7と第2の接触部5を伝播すると同
時に、可動接触子7から第2の接触部5,通電部材9,
接地端子10,接地板11およびタンク1を経由して開
閉機構ケース3に至る経路を伝播することになる。この
場合、第2の接触部5に至る伝播経路に比べて、開閉機
構ケース3に至る伝播経路が長いため、到達時間差が生
じ、その間第2の接触部5と開閉機構ケース3との間に
電位差が発生する。この時間差が長いほど絶縁部材6の
絶縁耐力を超えて閃絡してしまう可能性が高くなる。
【0007】本発明(請求項1及び請求項2対応)は上
記状況に鑑みてなされたもので、その目的は十分な絶縁
耐力を持つとともに試験する際にもガス中の絶縁破壊の
ない接地開閉器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明の請求項1は、絶縁ガスが充填され
るとともに充電部が収納されたタンクの外部に開閉機構
ケースが連結され、前記タンク内の充電部における前記
開閉機構ケースの配置部分には第1の接触部が設けら
れ、前記開閉機構ケースと前記タンクとの連結部には前
記第1の接触部と対向する第2の接触部が設けられ、こ
の第2の接触部は前記開閉機構ケースと絶縁され、前記
第1及び第2の接触部間を接離する可動接触子が前記第
2の接触部と常時接触する形で設けられ、前記第2の接
触部は通電部材に接続され、この通電部材は前記タン
ク,前記開閉機構ケースと絶縁されて貫通する接地端子
を介して電気的に導出され、前記タンクに接続されてな
る接地開閉器において、前記第2の接触部は前記開閉機
構ケースまたは前記タンクに設けられた絶縁体を介して
支持され、前記通電部材は前記タンク内に設けられ、前
記接地端子は前記タンクを絶縁貫通して設けられたこと
を特徴とする。
【0009】この請求項1によると、接地端子を用いて
電圧を印加する際、タンクや開閉機構ケース,隣設機器
などと接地端子間が十分な絶縁耐力を持つように接地端
子を設けることで、大気中の絶縁破壊を確実に防ぐこと
ができるので、高電圧の印加が可能となる。また、接地
端子を用いて電圧を印加する際、広いスペースのあるタ
ンク内に通電部材を設けることで、通電部材とタンク,
開閉機構ケースおよび充電時間が十分な絶縁耐力を持た
せることが可能となり、ガス中の絶縁破壊を確実に防ぐ
ことができるので、高電圧の印加が可能となる。さら
に、接地端子を用いて電流を印加する際、広いスペース
のあるタンク内に通電部材を設けることで、容易に通電
部材に大きな通電容量を持たせることが可能となり、大
電流の印加が可能となる。
【0010】本発明の請求項2は、請求項1記載の接地
開閉器において、前記第2の接触部は前記通電部材によ
り支持されたことを特徴とする。この請求項2による
と、請求項1の効果に加えて第2の接触部を支持する絶
縁部材が不要となり、部品点数を削減することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して具体的に説明する。図1は本発明の第1実施例
(請求項1対応)である接地開閉器の要部断面図であ
る。
【0012】本実施例においては、第2の接触部5は開
閉機構ケース3内に設けられた絶縁棒12を介して支持
される。通電部材9はタンク1内に設けられ、第2の接
触部5は通電部材9に接続される。この通電部材9はタ
ンクを絶縁貫通して設けられた接地端子10を介して電
気的に導出されている。なお、他の部分については、前
述した図13の従来例と全く同様に配置されている。
【0013】本実施例によると、接地端子10を用いて
電圧を印加する際、タンク1や開閉機構ケース3,隣設
機器などと接地端子10間が十分な絶縁耐力を持つよう
に接地端子10を設けることで、大気中の絶縁破壊を確
実に防ぐことができるので、高電圧の印加が可能とな
る。また、接地端子10を用いて電圧を印加する際、広
いスペースのあるタンク1内に通電部材9を設けること
で、通電部材9とタンク1,開閉機構ケース3および充
電部2間に十分な絶縁耐力を持たせることが可能とな
り、ガス中の絶縁破壊を確実に防ぐことができるので、
高電圧の印加が可能となる。さらに、接地端子10を用
いて電流を印加する際、広いスペースのあるタンク1内
に通電部材9を設けることで、容易に通電部材9に大き
な通電容量を持たせることが可能となり、大電流の印加
が可能となる。
【0014】特に、本実施例では、接地端子10から印
加する電圧,電流の大きさによって通電部材9,接地端
子10の寸法が大きくなっても、通電部材9は広いスペ
ースのあるタンク1内に設けられ、タンク1を絶縁貫通
して設けられた接地端子10を介して電気的に導出され
ているので、接地開閉器としての大きさは変わらない。
さらに、開閉機構ケース3内に配置する部品点数が少な
くなるので、開閉機構ケース3も縮小できるという利点
がある。また、可動接触子7,第2の接触部5,通電部
材9,接地端子10を介して開閉機構ケース3に至るサ
ージ伝播経路が従来例よりも短縮されるので、接地開閉
器を投入する際に発生する急峻波サージが可動接触子7
を伝播する時間と、可動接触子7,第2の接触部5,通
電部材9,接地端子10を介して開閉機構ケース3に伝
播する時間差は短くなるので、可動接触子7と開閉機構
ケース3との間の電位差の発生する時間は短縮され、急
峻波サージによる開閉機構ケース3内での閃絡の可能性
を解消される。
【0015】図2は本発明の第2実施例(請求項1対
応)である接地開閉器の要部断面図である。図に示すよ
うに、本実施例が図1の第1実施例と異なる点は、第2
の接触部5は開閉機構ケース3内に設けられた絶縁棒1
2を介して支持される代わりに、絶縁板13を介して支
持されるように構成された点であり、他の部分は、図1
の第1実施例と全く同様に配置されている。本実施例は
第1実施例と同様な利点を有する。
【0016】図3は本発明の第3実施例(請求項1対
応)である接地開閉器の要部断面図である。図に示すよ
うに、本実施例が図1の第1実施例と異なる点は、第2
の接触部5は開閉機構ケース3内に設けられた絶縁棒1
2を介して支持される代わりに、タンク1内に設けられ
た絶縁部材15を介して支持されるように構成された点
であり、他の部分は、図1の第1実施例と全く同様に配
置されている。本実施例は第1実施例と同様な利点を有
する。
【0017】図4は本発明の第4実施例(請求項2対
応)である接地開閉器の要部断面図である。図に示すよ
うに、本実施例が図1の第1実施例と異なる点は、第2
の接触部5は開閉機構ケース3内に設けられた絶縁棒1
2を介して支持される代わりに、第2の接触部5は通電
部材9によって支持されるように構成された点であり、
他の部分は、図1の第1実施例と全く同様に配置されて
いる。
【0018】本実施例によると、第1実施例の利点に加
えて、第2乃至第4実施例のような第2の接触部5を支
持する絶縁部材12,13,15が不要となり、部品点
数を削減することができる。
【0019】図5は本発明の第5実施例(請求項2対
応)である接地開閉器の要部断面図である。図に示すよ
うに、本実施例が図1の第1実施例と異なる点は、第2
の接触部5は開閉機構ケース3内に設けられた絶縁棒1
2を介して支持される代わりに、第2の接触部5は複数
個の通電部材9a,9b、によって支持され、かつ複数
個の接地端子10a,10bと複数個の接地板11a,
11bを設けた構成であり、他の部分は、図1の第1実
施例と全く同様に配置されている。
【0020】本実施例によると、第1及び4実施例の利
点に加えて、接地端子10a,10bを用いて電流を印
加する際、主回路に印加される電流の大きさは各接地端
子10a,10bから印加した電流の大きさの和となる
ので、主回路に大電流の印加が可能となる。
【0021】図6は本発明の第6実施例(請求項1対
応)である接地開閉器の要部断面図である。図に示すよ
うに、本実施例が図1の第1実施例と異なる点は、通電
部材9は接地端子10を介して導出する代わりに、タン
ク1と絶縁貫通するブッシング14を介して電気的に導
出されるように構成された点であり、他の部分は、図1
の第1実施例と全く同様に配置されている。
【0022】本実施例によると、第1実施例の利点に加
えて、接地端子10よりブッシング14の方が容易にタ
ンク1や開閉機構ケース3などとの間に十分な絶縁耐力
を持たせることが可能となるので、大気中の絶縁破壊を
確実に防ぐことができ、高電圧の印加が可能となる。
【0023】図7は本発明の第7実施例(請求項1対
応)である接地開閉器の要部断面図である。図に示すよ
うに、本実施例が図1の第1実施例と異なる点は、接地
端子10の一端を開閉機構ケース3の下方のフランジで
支持するように構成した点であり、他の部分は、図1の
第1実施例と全く同様に配置されている。
【0024】本実施例によると、可動接触子7,第2の
接触部5,通電部材9,接地端子10を介して開閉機構
ケース3に至るサージ伝播経路が第1実施例よりも短縮
される。従って、第1実施例の利点に加えて、接地開閉
器を投入する際に発生する急峻波サージが可動接触子7
を伝播する時間と、可動接触子7,第2の接触部5,通
電部材9,接地端子10を介して開閉機構ケース3に伝
播する時間差は短くなるので、可動接触子7と開閉機構
ケース3との間の電位差の発生する時間は短縮され、こ
の急峻波サージによる開閉機構ケース3内での閃絡の可
能性を解消することができる。
【0025】図8は本発明の第8実施例(請求項1対
応)である接地開閉器の要部断面図である。図に示すよ
うに、本実施例が図7の第7実施例と異なる点は、第2
の接触部5は開閉機構ケース3内に設けられた絶縁棒1
2を介して支持される代わりに、絶縁板13を介して支
持されるように構成された点であり、他の部分は、図7
の第7実施例と全く同様に配置されている。本実施例は
第1実施例と同様な利点を有する。
【0026】図9は本発明の第9実施例(請求項1対
応)である接地開閉器の要部断面図である。図に示すよ
うに、本実施例が図7の第7実施例と異なる点は、第2
の接触部5は開閉機構ケース3内に設けられた絶縁棒1
2を介して支持される代わりに、タンク1内に設けられ
た絶縁部材15を介して支持されるように構成された点
であり、他の部分は、図7の第7実施例と全く同様に配
置されている。本実施例は第7実施例と同様な利点を有
する。
【0027】図10は本発明の第10実施例(請求項2
対応)である接地開閉器の要部断面図である。図に示す
ように、本実施例が図7の第7実施例と異なる点は、第
2の接触部5は開閉機構ケース3内に設けられた絶縁棒
12を介して支持される代わりに、第2の接触部5は通
電部材9によって支持されるように構成された点であ
り、他の部分は、図7の第7実施例と全く同様に配置さ
れている。
【0028】本実施例によると、第7実施例の利点に加
えて、第7乃至第9実施例のような第2の接触部5を支
持する絶縁部材12,13,15が不要となり、部品点
数を削減することができる。
【0029】図11は本発明の第11実施例(請求項2
対応)である接地開閉器の要部断面図である。図に示す
ように、本実施例が図7の第7実施例と異なる点は、第
2の接触部5は開閉機構ケース3内に設けられた絶縁棒
12を介して支持される代わりに、第2の接触部5は複
数個の通電部材9a,9b、によって支持され、かつ複
数個の接地端子10a,10bと複数個の接地板11
a,11bを設けた構成であり、他の部分は、図7の第
7実施例と全く同様に配置されている。
【0030】本実施例によると、第7実施例の利点に加
えて、接地端子10a,10bを用いて電流を印加する
際、主回路に印加される電流の大きさは各接地端子10
a,10bから印加した電流の大きさの和となるので、
主回路に大電流の印加が可能となる。
【0031】図12は本発明の第12実施例(請求項1
対応)である接地開閉器の要部断面図である。図に示す
ように、本実施例が図7の第7実施例と異なる点は、通
電部材9は接地端子10を介して導出する代わりに、タ
ンク1と絶縁貫通するブッシング14を介して電気的に
導出されるように構成された点であり、他の部分は、図
7の第7実施例と全く同様に配置されている。
【0032】本実施例によると、第7実施例の利点に加
えて、接地端子10よりブッシング14の方が容易にタ
ンク1や開閉機構ケース3などとの間に十分な絶縁耐力
を持たせることが可能となるので、大気中の絶縁破壊を
確実に防ぐことができ、高電圧の印加が可能となる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項1
及び請求項2対応)によれば、接地端子を用いて電圧を
印加する際、タンクや開閉機構ケース,隣設機器などと
接地端子間が十分な絶縁耐力を持つように接地端子を設
けることで、大気中の絶縁破壊を確実に防ぐことができ
るので、高電圧の印加が可能となる。また、接地端子を
用いて電圧を印加する際、広いスペースのあるタンク内
に通電部材を設けることで、通電部材とタンク,開閉機
構ケースおよび充電時間に十分な絶縁耐力を持たせるこ
とが可能となり、ガス中の絶縁破壊を確実に防ぐことが
できるので、高電圧の印加が可能となる。さらに、接地
端子を用いて電流を印加する際、広いスペースのあるタ
ンク内に通電部材を設けることで、容易に通電部材に大
きな通電容量を持たせることが可能となり、大電流の印
加が可能となる。したがって、GISの試験,ケーブル
の故障点表示などを容易に行うことができる多種機能を
持つ接地開閉器を提供することができる。
【0034】さらに、接地開閉器を投入する際に発生す
る急峻波サージが可動接触子を伝播する時間と、可動接
触子,第2の接触部,通電部材,接地端子を介して開閉
機構ケースに伝播する時間差は短くなるので、可動接触
子と開閉機構ケースとの間の電位差の発生する時間は短
縮され、この急峻波サージによる開閉機構ケース内での
閃絡の可能性を解消することができる。したがって、絶
縁破壊を確実に防止できる信頼性の高い接地開閉器を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の接地開閉器の要部断面
図。
【図2】本発明の第2実施例の接地開閉器の要部断面
図。
【図3】本発明の第3実施例の接地開閉器の要部断面
図。
【図4】本発明の第4実施例の接地開閉器の要部断面
図。
【図5】本発明の第5実施例の接地開閉器の要部断面
図。
【図6】本発明の第6実施例の接地開閉器の要部断面
図。
【図7】本発明の第7実施例の接地開閉器の要部断面
図。
【図8】本発明の第8実施例の接地開閉器の要部断面
図。
【図9】本発明の第9実施例の接地開閉器の要部断面
図。
【図10】本発明の第10実施例の接地開閉器の要部断
面図。
【図11】本発明の第11実施例の接地開閉器の要部断
面図。
【図12】本発明の第12実施例の接地開閉器の要部断
面図。
【図13】従来の接地開閉器の要部断面図。
【符号の説明】
1…タンク、2…充電部、3…開閉機構ケース、4…第
1の接触部、5…第2の接触部、6…絶縁部材、7…可
動接触子、8…開閉機構、9…通電部材、10,10
a,10b…接地端子、11…接地板、12…絶縁棒、
13…絶縁板、14…ブッシング、15…絶縁部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ガスが充填されるとともに充電部が
    収納されたタンクの外部に開閉機構ケースが連結され、
    前記タンク内の充電部における前記開閉機構ケースの配
    置部分には第1の接触部が設けられ、前記開閉機構ケー
    スと前記タンクとの連結部には前記第1の接触部と対向
    する第2の接触部が設けられ、この第2の接触部は前記
    開閉機構ケースと絶縁され、前記第1及び第2の接触部
    間を接離する可動接触子が前記第2の接触部と常時接触
    する形で設けられ、前記第2の接触部は通電部材に接続
    され、この通電部材は前記タンク,前記開閉機構ケース
    と絶縁されて貫通する接地端子を介して電気的に導出さ
    れ、前記タンクに接続されてなる接地開閉器において、
    前記第2の接触部は前記開閉機構ケースまたは前記タン
    クに設けられた絶縁体を介して支持され、前記通電部材
    は前記タンク内に設けられ、前記接地端子は前記タンク
    を絶縁貫通して設けられたことを特徴とする接地開閉
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の接地開閉器において、前
    記第2の接触部は前記通電部材により支持されたことを
    特徴とする接地開閉器。
JP10209181A 1998-07-24 1998-07-24 接地開閉器 Pending JP2000050441A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10209181A JP2000050441A (ja) 1998-07-24 1998-07-24 接地開閉器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10209181A JP2000050441A (ja) 1998-07-24 1998-07-24 接地開閉器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000050441A true JP2000050441A (ja) 2000-02-18

Family

ID=16568689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10209181A Pending JP2000050441A (ja) 1998-07-24 1998-07-24 接地開閉器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000050441A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100521240B1 (ko) * 2003-05-12 2005-10-17 주식회사 비츠로테크 이상전압 발생 방지용 고속도 접지스위치
JP2007312507A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Mitsubishi Electric Corp スイッチギヤ
JP2014103016A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Mitsubishi Electric Corp ガス絶縁開閉装置
DE102010060696B4 (de) * 2010-04-30 2015-11-05 Mitsubishi Electric Corp. Gasisolierter Spannungswandler

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100521240B1 (ko) * 2003-05-12 2005-10-17 주식회사 비츠로테크 이상전압 발생 방지용 고속도 접지스위치
JP2007312507A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Mitsubishi Electric Corp スイッチギヤ
DE102010060696B4 (de) * 2010-04-30 2015-11-05 Mitsubishi Electric Corp. Gasisolierter Spannungswandler
JP2014103016A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Mitsubishi Electric Corp ガス絶縁開閉装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3876846A (en) Combination ground and test switch apparatus for pressurized-gas-insulated high voltage systems
US5578804A (en) Metal-enclosed gas-insulated switching installation
KR101581764B1 (ko) 개폐기의 내전압 검출장치
JP2000050441A (ja) 接地開閉器
JPS5927869B2 (ja) 合成試験回路装置
JPH0158725B2 (ja)
JPS5826245B2 (ja) 密閉形開閉設備の絶縁耐力試験装置
JPH09233628A (ja) 避雷装置
JP2645169B2 (ja) 絶縁試験装置
JP3450122B2 (ja) 開閉装置
KR101522271B1 (ko) 개폐기의 부분방전 시험장치
JPH06119852A (ja) ガス絶縁接地開閉装置
JP3339705B2 (ja) ガス絶縁開閉器
JPS6341789Y2 (ja)
JP2683787B2 (ja) ケーブル終端接続部
JPH01138908A (ja) ガス絶縁開閉制御装置
JP2518115B2 (ja) スイッチギヤ
KR910000073B1 (ko) 가스절연개폐장치용 접지개폐기
JP2590263B2 (ja) 高圧回路用遮蔽型配電盤
EP0058961A1 (en) Gas-insulated electric equipment with earthing switch
US4112473A (en) Apparatus for determining a d-c potential in metal-encapsulated high voltage switching installations and equipments
JPH08306270A (ja) 接地開閉器
JPH07222315A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH11299022A (ja) ガス絶縁開閉装置内の変流器の試験装置
JPH05153707A (ja) ガス絶縁開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040116