JPH01120265A - 煮凝り食品及びその製造方法 - Google Patents
煮凝り食品及びその製造方法Info
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- JPH01120265A JPH01120265A JP62279638A JP27963887A JPH01120265A JP H01120265 A JPH01120265 A JP H01120265A JP 62279638 A JP62279638 A JP 62279638A JP 27963887 A JP27963887 A JP 27963887A JP H01120265 A JPH01120265 A JP H01120265A
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Landscapes
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、牛肉、豚肉、馬肉、マトン肉、鳥肉等の煮凝
り食品及びその製造方法に関する。
り食品及びその製造方法に関する。
(従来の技術)
魚の肉、骨、皮などを調理した煮汁が冷えてゼリー状に
凝固したものを煮凝りという。この煮凝は、煮沸によっ
て上記肉等からタンパク質が煮汁中に溶出し、その溶出
したタンパク質のコラーゲンが冷えて固まるためにでき
る。
凝固したものを煮凝りという。この煮凝は、煮沸によっ
て上記肉等からタンパク質が煮汁中に溶出し、その溶出
したタンパク質のコラーゲンが冷えて固まるためにでき
る。
そのため、上記のような煮凝りを食品化したものとして
、従来において良く知られているのは、コラーゲンを比
較的多く含有する深海魚の煮凝り食品、例えばカレイや
ヒラメ等の煮凝り食品である。
、従来において良く知られているのは、コラーゲンを比
較的多く含有する深海魚の煮凝り食品、例えばカレイや
ヒラメ等の煮凝り食品である。
一般に、この種の煮凝り食品は、煮汁を熱いうちに流し
箱に入れて冷却することにより製造されるが、その場合
、ゼラチン、寒天、片栗粉等を添加すれば凝固し易くな
ることは知られている。
箱に入れて冷却することにより製造されるが、その場合
、ゼラチン、寒天、片栗粉等を添加すれば凝固し易くな
ることは知られている。
尚、特公昭39−2987号公報には、調味液または呈
味成分を含有するゼラチン溶液と寒天溶液を約40〜5
0°Cで混合することにより、口の中ではたやすく溶け
、夏の温度では溶けないゲル状食品の製造法が開示され
ている。しかし、この場合のゲル状食品は、ゼラチンを
主体としたゼリーや羊貴等であって、上記のような煮凝
り食品ではない。
味成分を含有するゼラチン溶液と寒天溶液を約40〜5
0°Cで混合することにより、口の中ではたやすく溶け
、夏の温度では溶けないゲル状食品の製造法が開示され
ている。しかし、この場合のゲル状食品は、ゼラチンを
主体としたゼリーや羊貴等であって、上記のような煮凝
り食品ではない。
(発明が解決しようとする問題点)
ところで、従来における煮凝り食品は、上述したように
魚(特に深海魚)を素材としたものであり、しかも風味
や滋養があって食べ易いにも拘わらず相当の手間をかけ
なければ作れないため、例えばハムやソーセージのよう
にあらためて調理しないでもおかずやつまみとして節単
に食べることができる肉加工食品と比べると一般的でな
いという憾みがあった。
魚(特に深海魚)を素材としたものであり、しかも風味
や滋養があって食べ易いにも拘わらず相当の手間をかけ
なければ作れないため、例えばハムやソーセージのよう
にあらためて調理しないでもおかずやつまみとして節単
に食べることができる肉加工食品と比べると一般的でな
いという憾みがあった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、あ
らためて調理しないでもそのまま食べることができる面
側な煮凝り食品として、畜肉や鳥肉を用いた新規な煮凝
り食品を提供することを目的とする。
らためて調理しないでもそのまま食べることができる面
側な煮凝り食品として、畜肉や鳥肉を用いた新規な煮凝
り食品を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
上記目的達成のため、本願の第1発明及び第2発明は夫
々次のように構成したことを特徴とする。
々次のように構成したことを特徴とする。
即ち、第1発明の煮凝り食品は、予め調理された食肉が
ゲル状物質中に保持されて全体として所定形状に形成さ
れていることを特徴とする。
ゲル状物質中に保持されて全体として所定形状に形成さ
れていることを特徴とする。
また、第2発明は、上記煮凝り食品の製造方法であって
、予め調味料を加えて煮られた食肉を用意する一方、調
味料を加えた状態でゼラチンとキサンタンガムとD−カ
ストビーンガムとを45″C以上で混合し、この混合体
に上記食肉を加え合わせることを特徴とする。
、予め調味料を加えて煮られた食肉を用意する一方、調
味料を加えた状態でゼラチンとキサンタンガムとD−カ
ストビーンガムとを45″C以上で混合し、この混合体
に上記食肉を加え合わせることを特徴とする。
ここで、上記食肉は、牛肉、豚肉、マトン肉、馬肉等の
畜肉であってもよいし、或いは鳥肉であってもよい。
畜肉であってもよいし、或いは鳥肉であってもよい。
(作 用)
上記構成において、ゼラチンは約45℃で溶解し、キサ
ンタンガムとD−カストビーンガムとの混合体は約90
”Cで溶解するが、この場合、該混合体は凝固剤として
作用する。また、このゼラチンと混合体とでなるゲル状
物質は、常温ではゲル状態を保持する一方、日中では溶
けるようになっている。
ンタンガムとD−カストビーンガムとの混合体は約90
”Cで溶解するが、この場合、該混合体は凝固剤として
作用する。また、このゼラチンと混合体とでなるゲル状
物質は、常温ではゲル状態を保持する一方、日中では溶
けるようになっている。
従って、上記第1発明に係る煮凝り食品は、このような
ゲル状物質に調理済の食肉が保持されている構成である
から、改めて調理しな(でもそのまま食べることができ
るものとなる。
ゲル状物質に調理済の食肉が保持されている構成である
から、改めて調理しな(でもそのまま食べることができ
るものとなる。
一方、上記第2発明の構成においては、ゼラチンとキサ
ンタンガム及びD−カストビーンガムとを45°C以上
で混ぜ合わせた際、液状となったゼラチンの中に凝固剤
たるキサンタンガム及びD−カストビーンガムが均一に
分散される。次に、この凝固剤を含有するゼラチン溶液
中に調理済食゛ 肉が混入されて撹拌されることにより
、その調理済の食肉は該溶液中で成る程度分散して存在
するようになる。
ンタンガム及びD−カストビーンガムとを45°C以上
で混ぜ合わせた際、液状となったゼラチンの中に凝固剤
たるキサンタンガム及びD−カストビーンガムが均一に
分散される。次に、この凝固剤を含有するゼラチン溶液
中に調理済食゛ 肉が混入されて撹拌されることにより
、その調理済の食肉は該溶液中で成る程度分散して存在
するようになる。
従って、これらを所要の型内に注入した後常温まで冷却
して凝固させると、予め所定の状態に調理された食肉が
ゲル状物質内に閉じ込められて全体として所定形状に保
持された上記煮凝り食品が得られることになる。
して凝固させると、予め所定の状態に調理された食肉が
ゲル状物質内に閉じ込められて全体として所定形状に保
持された上記煮凝り食品が得られることになる。
(実 施 例)
以下、本発明の詳細な説明する。
先ず、本願第1発明の実施例を図面に基づいて説明する
と、第1図に示すように該実施例に係る煮凝り食品1は
、ゲル状物質2中に畜肉(例えば牛肉)3・・・3が保
持されて、全体が所定形状(回倒では直方体)に形成さ
れた構成である。
と、第1図に示すように該実施例に係る煮凝り食品1は
、ゲル状物質2中に畜肉(例えば牛肉)3・・・3が保
持されて、全体が所定形状(回倒では直方体)に形成さ
れた構成である。
上記畜肉3・・・3は、予め適当な大きさに切断された
後、所定の調味料を加えて煮られたものが使用されてい
る。一方、上記ゲル状物質2は、主として畜肉3・・・
3の調理時に生じた煮汁と、ゼラチン、キサンタンガム
及びD−カストビーンガムの混合体とで構成されている
。この場合、ゼラチンとキサンタンガム及びD−カスト
ビーンガムとの混合比は10:1である。
後、所定の調味料を加えて煮られたものが使用されてい
る。一方、上記ゲル状物質2は、主として畜肉3・・・
3の調理時に生じた煮汁と、ゼラチン、キサンタンガム
及びD−カストビーンガムの混合体とで構成されている
。この場合、ゼラチンとキサンタンガム及びD−カスト
ビーンガムとの混合比は10:1である。
尚、この実施例においては、上記煮凝り食品1は、プラ
スチック製の透明フィルム4で包装されている。
スチック製の透明フィルム4で包装されている。
上記の構成によれば、畜肉3・・・3の調理時に生じる
煮汁を含んだゲル状物質2中に該調理法畜肉3・・・3
が保持されて所定形状に形成されているから、透明フィ
ルム4から当該煮凝り食品1を取り出して、必要に応じ
て適当な大きさに切断するなどするだけで、あらためて
調理しなくてもそのまま食べることができるものとなる
。
煮汁を含んだゲル状物質2中に該調理法畜肉3・・・3
が保持されて所定形状に形成されているから、透明フィ
ルム4から当該煮凝り食品1を取り出して、必要に応じ
て適当な大きさに切断するなどするだけで、あらためて
調理しなくてもそのまま食べることができるものとなる
。
次に、上記煮凝り食品1を製造する本願第2発明の詳細
な説明する。
な説明する。
先ず、材料とすべき畜肉を適当な大きさに切断した後、
これを容器に入れて一定時間煮込むが、その隙、畜肉が
煮られている容器内に調味料を加えて所定の状態に味付
けする。
これを容器に入れて一定時間煮込むが、その隙、畜肉が
煮られている容器内に調味料を加えて所定の状態に味付
けする。
そして、その一方において6、調味料を加えた状態でゼ
ラチンと凝固剤たるキサンタンガム及びD−カストビー
ンガムとを45°C以上で混合することにより、これら
全体を均一な液状にする。この場合の混合比は、ゼラチ
ン:10に対してキサンタンガム及びD−カストビーン
ガムを合わせたもの:1である。
ラチンと凝固剤たるキサンタンガム及びD−カストビー
ンガムとを45°C以上で混合することにより、これら
全体を均一な液状にする。この場合の混合比は、ゼラチ
ン:10に対してキサンタンガム及びD−カストビーン
ガムを合わせたもの:1である。
次に、この液状の混合体に上記調理法の畜肉を同じ<4
5”C以上で合わせて全体をよく撹拌し、然る後、これ
らを例えば所定の型内に注入して室温ないし常温まで冷
却する。これにより、ゼラチン等でなるゲル状物質中に
畜肉が保持されて、その全体が所定形状に形成された煮
凝り食品が得られることになる。
5”C以上で合わせて全体をよく撹拌し、然る後、これ
らを例えば所定の型内に注入して室温ないし常温まで冷
却する。これにより、ゼラチン等でなるゲル状物質中に
畜肉が保持されて、その全体が所定形状に形成された煮
凝り食品が得られることになる。
更に、このようにして製造された煮凝り食品は、最終的
には例えば第1図に示したように透明フィルムで包装さ
れる。
には例えば第1図に示したように透明フィルムで包装さ
れる。
尚、この実施例においては、上記ゼラチン等を煮る工程
で酸性の調味料を加えることによって上記ゼラチン等で
なる混合体を酸性化する。このように酸性化することに
より、45°C以上では液状となっていた上記混合体を
常温まで冷却した時に、これを速やかに凝固させること
ができる。この場合1、従来の方法によって酸性化する
と「ゲル化」力が極めて弱くなり、満足な煮凝り食品が
得られないが、上記のように酸性調味料を添加する方法
によると酸性化後も「ゲル化」力が変化せず、従って高
品質の煮凝り食品が得られることになる。
で酸性の調味料を加えることによって上記ゼラチン等で
なる混合体を酸性化する。このように酸性化することに
より、45°C以上では液状となっていた上記混合体を
常温まで冷却した時に、これを速やかに凝固させること
ができる。この場合1、従来の方法によって酸性化する
と「ゲル化」力が極めて弱くなり、満足な煮凝り食品が
得られないが、上記のように酸性調味料を添加する方法
によると酸性化後も「ゲル化」力が変化せず、従って高
品質の煮凝り食品が得られることになる。
上記の構成によれば、畜肉を保持するゲル状物質に凝固
剤としてキサンタンガム及びD−カストビーンガムが含
有されていることにより、該ゲル状物質が室温ないし常
温では溶けないで口の中では溶ける(実験的には約32
°C以上で溶けることが確認されている。)煮凝り食品
が製造されることになる。その場合、この煮凝り食品を
構成している上記畜肉及びゲル状物質は、予め調理ない
し味付けがなされているので、包装用フィルムから取り
出してそのままの状態で食べることができ、従って面倒
な調理を行わずに済むことになる。
剤としてキサンタンガム及びD−カストビーンガムが含
有されていることにより、該ゲル状物質が室温ないし常
温では溶けないで口の中では溶ける(実験的には約32
°C以上で溶けることが確認されている。)煮凝り食品
が製造されることになる。その場合、この煮凝り食品を
構成している上記畜肉及びゲル状物質は、予め調理ない
し味付けがなされているので、包装用フィルムから取り
出してそのままの状態で食べることができ、従って面倒
な調理を行わずに済むことになる。
尚、上記の実施例においては畜肉を用いたが、本発明は
これに限るものでなく、例えば鳥肉を用いて該鳥肉の煮
凝り食品を実現することも可能である。
これに限るものでなく、例えば鳥肉を用いて該鳥肉の煮
凝り食品を実現することも可能である。
(発明の効果)
以上のように、本発明によれば、あらためて調理しなく
てもそのまま食べることができる新規な畜肉等の煮凝り
食品が得られることになる。
てもそのまま食べることができる新規な畜肉等の煮凝り
食品が得られることになる。
図面は本発明の詳細な説明するもので、第1図は透明フ
ィルムに包装された状態の煮凝り食品を示す斜視図、第
2図は第1図■−■線で切断した拡大縦断面図である。 1・・・煮凝り食品、2・・・ゲル状物質、3・・・畜
肉。
ィルムに包装された状態の煮凝り食品を示す斜視図、第
2図は第1図■−■線で切断した拡大縦断面図である。 1・・・煮凝り食品、2・・・ゲル状物質、3・・・畜
肉。
Claims (5)
- (1)予め調理された食肉がゲル状物質中に保持されて
、その全体が所定形状に形成されている煮凝り食品。 - (2)食肉は畜肉又は鳥肉であることを特徴とする特許
請求の範囲第(1)項記載の煮凝り食品。 - (3)ゲル状物質は、その成分としてゼラチンとキサン
タンガムとD−カストビーンガムとを有することを特徴
とする特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項記載の
煮凝り食品。 - (4)キサンタンガム及びD−カストビーンガムの総量
とゼラチン量との比は1対10であることを特徴とする
特許請求の範囲第(3)項記載の煮凝り食品。 - (5)予め調味料を加えて煮られた食肉を用意する一方
、調味料を加えた状態でゼラチンとキサンタンガムとD
−カストビーンガムとを約45℃以上で混合し、この混
合体に上記調理済の食肉を混ぜ合わせた後冷却すること
により、調理済食肉がゲル状物質中に保持されてなる煮
凝り食品を製造することを特徴とする煮凝り食品の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62279638A JPH01120265A (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | 煮凝り食品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62279638A JPH01120265A (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | 煮凝り食品及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01120265A true JPH01120265A (ja) | 1989-05-12 |
Family
ID=17613768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62279638A Pending JPH01120265A (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | 煮凝り食品及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01120265A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU650144B2 (en) * | 1991-07-01 | 1994-06-09 | Frisco-Findus Ag | Frozen meal |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55131365A (en) * | 1979-04-03 | 1980-10-13 | Yukijirushi Shokuhin Kk | Novel food and its production |
-
1987
- 1987-11-04 JP JP62279638A patent/JPH01120265A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55131365A (en) * | 1979-04-03 | 1980-10-13 | Yukijirushi Shokuhin Kk | Novel food and its production |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU650144B2 (en) * | 1991-07-01 | 1994-06-09 | Frisco-Findus Ag | Frozen meal |
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