JPH01108961A - 数の子状加工卵及びその製法 - Google Patents

数の子状加工卵及びその製法

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JPH01108961A
JPH01108961A JP62262622A JP26262287A JPH01108961A JP H01108961 A JPH01108961 A JP H01108961A JP 62262622 A JP62262622 A JP 62262622A JP 26262287 A JP26262287 A JP 26262287A JP H01108961 A JPH01108961 A JP H01108961A
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egg
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egg white
eggs
phospholipase
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Seiji Takato
高戸 征二
Hiroyuki Watanabe
浩幸 渡辺
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QP Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は数の子状加工卵及びその製法に関する。
〔従来の技術〕
卵白は、蛋白質に富んでおシ、また風味もよいことから
、各種加工食品の原料として用いられている。
そして、従来より卵白を用いて数の子状の加工卵を得ん
と種々の試みがなされており、例えば、特公昭46−3
3700号にみられるように、卵白液を加熱凝固させ、
これに調味料等を加え、軽く加圧しながら撹拌して粒状
の加工卵を得ることが提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来法によると得られた加工卵は確
かに粒状に仕上がっているものの、卵白液を90℃以上
という高温で加熱凝固させるため卵蛋白質が完全に熱凝
固し、加工卵(粒状物)同士が付着せず、したがって、
粒状物の集合体とならないので、数の子状に仕上がらな
い。また、卵白液を加熱凝固させるという工程ばかりで
なく得られた凝固卵を軽く加圧しながら撹拌するという
面倒な工程を必要とする。
そこで、本発明は、卵白を主な原料とした数の子状の加
工卵及びその簡便な製法を提供するこ°とを目的として
なされたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の数の子状加工卵は、卵白を主原料とするゲル状
粒体が多数相互付着し集合体となっていることを特徴と
し、また、その製法は、卵白と、卵液をホスホリパ−ゼ
処理した分解卵とを混合して、ダル化物を得た後、この
ダル化物を70〜80℃に保ちながら40〜60分間撹
拌することを特徴とするものである。
本発明の数の子状加工卵を製造するに当って、まず、原
料の卵白と、卵液をホスホIJ /ヤーゼ処理した分解
卵とを用意する。
卵白としては、常法によシ殻付卵を割卵分離して得られ
る生卵白の他、冷凍卵白を解凍した卵白液、乾燥卵白を
水戻しした卵白液等を用いることができる。尚、卵白中
には若干(4〜5チ)の卵黄が混入していてもよいが、
卵黄の混入率の多い卵白を用いると後に述べる加熱撹拌
工程で卵液が粒状とならないので注意を要する。また、
分解卵としては、卵黄や全卵をホスホリパーゼA1%ホ
ス ものを用いる。この処理の条件&しては、卵液に対して
ホスホリパーゼを0. 0 0 0 5〜0. 1重量
%添加し、40〜50℃で1〜5時間分解を行うとよい
次に,卵白と、卵液をホスホリ・ぐ−ゼ処理した分解卵
とを混合する。その混合割合は、全原料中に占める分解
卵の“割合が10〜40重量%となるようにすることが
望ましい。その理由は後の試験例にも示すように、分解
卵の割合が少な過ぎると得られる加工布からの離水が多
くなる傾向にあり、一方,多過ぎると丸みをおびた粒状
物ができにくくなる傾向にあるからである。上記二つの
原料を混合すると、得られる混合卵はプリン様にダル化
し、弾性を有するダル化物となる。尚、ここで。
混合卵に砂糖・食塩等の調味料やこしょう・カラン等の
香辛料等好みの添加物を加えても差し支えない。
最後に,このダル化物を70〜80℃に保ちながら、4
0〜60分間撹拌すると、0. 5 〜2. 0 +a
の粒径の粒状物同士が互いに付着して集合物となった加
工布が得られる。上記範囲よシ加熱温度や撹拌時間が外
れるとダル化物は粒状化しないので、注意を要する。上
記加熱と撹拌は、小規模生産のときはナベを用い、ヘラ
にてゲル状物を撹拌する方法によればよいが,大規模生
産のときは、ニーダ−等の加熱・撹拌が同時にできる装
置を用いるとよい。ダル化物を上記温度に保ちつつ撹拌
すると。
加熱はじめから5〜10分後に、徐々にダル化物中に粒
状物の形成がはじまり、10〜15分後に、ダル化物に
泡が発生し,さらに撹拌を続けると、30〜40分後に
泡が消失し、泡の消失と同時にゲル物全体が粒状の加工
布に変化する。したがって消泡のとき加熱と撹拌をやめ
、加工布を取り出せば目的の製品を得ることができる。
このようにして得られた加工布は、粒径0.5〜2、0
のゲル状の粒体集合物であるから,外観が数の子に酷似
したものである。
〔実施例〕
実施例1 次の原料を用意した。
尚、酵素処理布としては、生卵黄に水酸化ナトリウム溶
液を添加してpH 7. 0に調整した卵液に、ホスホ
リパーゼA2 ()が社製; 「LacitaaelO
LJ)υ 水溶液を100酵素1v卵液1 kgになるように加え
、溶液温度55℃で2時間の酵素処理を行った後、65
℃で30分間加温し酵素失活させたものを用いた。
次に、上記原料をタンクに入れ,30分間撹拌混合した
ところ.卵液はダル化した。次に、このダル化物をレオ
ニーダ−(梶原工業(株)製、商品名)に移し78℃ま
で昇温させ、78℃に保ちながら高速撹拌( 2 4 
r.p.m)を続けたところ、加熱をはじめてから約3
0分後に徐々にダル化物中に粒体の形成がはじまり、そ
して約10分後にダル化物は発泡し、泡の中で粒体の形
成が進行した。
さらに、加熱と撹拌を続行すると、加熱をはじめてから
約35分後にダル化物からの発泡がなくなシ,同時にゲ
ル化物全体が明確な粒体の集合体に変化したので加熱を
やめた。
最後に、上記加工布を取シ出し,1oocc容ポリエチ
レン容器に500gずつ充填・密封した後、20℃の流
水中で1時間冷却したところ、容器詰め数の子状加工卵
17袋を得ることができた。
実施例2 実施例1で得られた数の子状加工卵309に市販の練り
ウニ(JAS標準品・ウニ含量80%)709を加え、
よく混ぜたところ、外観や食感ばかりでなく、食味もい
そうに様の食品が得られた。
実施例3 実施例1で得られたうに様加工卵30g、はぐしたカニ
カマデコ30g及びかいわれ大根511を材料とし、こ
れらにマヨネーズ209を加えて和え、サラダを得た。
得られたサラダは魚卵様のアクセントがつけられており
、また食感や食味も良好であった。
実施例4 実施例1で得られた数の子状加工卵309をサランラッ
プに包み、数の子の形状に成形した後、蒸し器に入れ9
0℃で20分間蒸し、凝固させた。
得られた凝固食品は外観も食感も数の子に酷似していた
〔試験例〕
以下、本発明の試験例を述べる。
試験例 生卵白と実施例1で用いた酵素処理部(ホスホリノJ?
−ゼA2処理)の混合物であって、表−1に示す割合(
重量%)の酵素処理部が含まれた4種類のサンプルを用
意した。
このサンプルを各別に実施例1と同じ方法で処理したと
ころ1表−1に示す加工部が得られた。
表−1 尚、表中の記号は製品の外観を観察した結果であって、
◎は丸みをおびた均質井粒体の集合物であることを、○
は丸みをおびているが、やや均一さに欠ける粒体の集合
物であることを、口は丸みをおびているが、やや均一さ
に欠け、かつ離水が多い粒体の集合物であることを、Δ
は丸みをおびた粒体の集合物ができないことを、×は凝
固しないことを示す。
〔作用〕
本発明の方法によシ製造される加工部がなぜゲル状の粒
体の集合物になるのかは深く追求したわけではないが、
原料として卵白以外の卵液を用いたり或いは分解卵とし
てホスホリ・ぐ−ゼ以外の酵素処理した分解卵を用いて
もかかる作用が生じないことから、卵白と卵液をホスホ
リ・ぐ−ゼ処理した分解卵とがゲル状の粒体の集合物に
なるのに深く関与しているものと推察される。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明の数の子状加工卵は、ゲル状
の粒体の集合体となり、あたかも数の子のような外観を
有する。そして、この集合体をほぐすと、個々の粒状物
に分けることができる。
そして、この数の子状加工卵は、卵液が主原料であるか
ら、食味にくせがなく、サラダ、味噌、うに、いか及び
アイスクリーム等だよく合い、したがって珍味、惣菜、
冷菓等の加工食品のペース等として広い用途を有する。
また、本発明の製法によれば、うに様加工卵を簡便に得
ることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)卵白を主原料とするゲル状粒体が多数相互付着し
    集合体となっていることを特徴とする数の子状加工卵。
  2. (2)卵白と、卵液をホスホリパーゼ処理した分解卵と
    を混合してゲル化物を得た後、このゲル化物を70〜8
    0℃に保ちながら40〜60分間撹拌することを特徴と
    する数の子状加工卵の製造方法。
JP62262622A 1987-10-20 1987-10-20 数の子状加工卵及びその製法 Expired - Lifetime JP2505825B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0571626A1 (en) * 1991-10-16 1993-12-01 VAINERMAN, Efim Semenovich Caviar-like foodstuff and method of obtaining it
EP0566737A4 (ja) * 1991-10-10 1994-03-09 Efim Semenovich Vainerman
WO2012146716A1 (en) * 2011-04-29 2012-11-01 Dsm Ip Assets B.V. Preparation of an egg white composition

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JPS578763A (en) * 1980-05-22 1982-01-18 Sugiyo:Kk Food like "kaninoko" (tasty food obtained from inside of crab carapace) and its preparation

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