JPH01108229A - 難燃性積層板の製造法 - Google Patents

難燃性積層板の製造法

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JPH01108229A
JPH01108229A JP26425487A JP26425487A JPH01108229A JP H01108229 A JPH01108229 A JP H01108229A JP 26425487 A JP26425487 A JP 26425487A JP 26425487 A JP26425487 A JP 26425487A JP H01108229 A JPH01108229 A JP H01108229A
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野本 雅弘
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敦之 高橋
Shinji Ogi
荻 伸二
Kazunori Yamamoto
和徳 山本
Kohei Yasuzawa
安沢 興平
Yukio Yoshimura
幸雄 吉村
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、民生用電子機器の印刷回路基板として好適に
用いられる難燃性紙基材積層板の製造法に関する。
〔従来の技術〕
従来、紙基材積層板に難燃性を付与するためには、あら
かじめ難燃性の水溶性樹脂で紙基材を処理し、続いて上
塗りする樹脂に臭素系化合物、燐系化合物、窒素系化合
物、アンチモン系化合物等のLtt燃剤を配合する方法
がとられている。
前記の難燃性の水溶性樹脂としては、特公昭53−16
838号公報に示されているように、メチロール化グア
ナミン誘導体、メチロール化メラミン誘導体を使用する
方法、特公昭53−16839号公報に示されているよ
うに、水溶性フェノール樹脂にメチロール化グアナミン
誘導体、メチロール化メラミン誘導体を混合して用いる
方法、特公昭61−18573号公報に示されているよ
うに、水溶性フェノール樹脂にジアルキル−N。
N−ビスヒドロキシアルキルアミノアルキルフォスフォ
ネートを添加して用いる方法、また、特開昭55−13
5660号公報に示されているように、水溶性フェノー
ル樹脂にブロムフェノキシアルコールを混合して用いる
方法がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
積層板に難燃性を付与するため、難燃性の水溶性樹脂で
紙基材を処理する従来の方法のうち、メラミン、グアナ
ミン等のアミノ樹脂を用いる方法および水溶性フェノー
ル樹脂に窒素系化合物あるいは臭素系化合物を混合して
用いる方法は、紙基材を難燃化する効果が小さく、積層
板の耐燃性を大幅に向上させることができなかった。
また、水溶性フェノール樹脂に燐系化合物を添加して用
いる方法が、難燃性の付与という点では効果はあるが、
コストが高くなるという欠点があった。
本発明は、これらの問題点を解決し、耐燃性を特徴とす
る特性に優れ、安価な積層板の製造法を提供するもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
一般に、積層板に難燃性を付与するためには、積層板の
材料のうち、可燃性の成分である紙と樹脂をそれぞれ難
燃化する必要がある。
従来、紙基材に対する難燃化は充分とは言えず、樹脂に
過剰な難燃剤を加えて、紙基材に対する難燃化の不足分
を補っているのが実状であった。
本発明は、紙基材を効果的に難燃化して、樹脂に添加す
る難燃剤を必要最小量に削減することで、優れた耐燃性
と低コストを両立させた積層板を得ることを目的とする
ものである。
難燃効果を示す元素としては、臭素、燐、窒素が知られ
ているが、紙に対する難燃効果が燐系化合物が優れてい
る。本発明者らは、燐系化合物の構造と紙に対する難燃
化効果の関係を詳細に検討した結果、特定の構造の燐系
化合物が紙の難燃化に極めて大きい効果を持つことを見
出し、本発明を完成するのに至ったものである。
本発明は、フェノール樹脂、メラミン樹脂あるいはフェ
ノール・メラミン共縮合梼脂とポリリン酸カルバメート
とからなるワニスを紙基材に含浸乾燥後、さらに難燃化
熱硬化性樹脂ワニスを含浸乾燥してなるプリプレグを積
層成形することを特徴とする難燃性積層板の製造法に関
する。
本発明で用いるポリリン酸カルバメートは、ポリリン酸
構造とアミド基の分子構造上二つの特徴を有するもので
ある。
すなわち、ポリリン酸構造は紙の難燃化効果を発揮する
重要な要素であり、また、アミド基はポリリン酸カルバ
メートに水溶性を付与すると同時に、ホルムアルデビト
を介してフェノールあるいはメラミンと結合することに
より積層板の緒特性を維持するために、不可欠な要素で
ある。
したがって、ポリリン酸構造とアミド基を有するもので
あれば、ポリリン酸カルバメートの誘m体であっても、
本発明の効果が得られるものである。本発明で用いるポ
リリン酸カルバメートの構造については、特に限定する
ものではないが、基本的に次の一般式で表すことができ
る。
R−MP−0→T−c −N It zR −Hを示し、nは3〜20の整数を示す。)また、ポリ
リン酸カルバメートとン昆合するフェノール樹脂、メラ
ミン樹脂あるいはフェノール・メラミン共縮合樹脂はフ
ェノールおよび/あるいはメラミンとホルマリンとを通
常の方法で反応させた水溶性の初期縮合物で、特に限定
するものではない。
フェノール樹脂、メラミン樹脂あるいは、フェノール・
メラミン共縮合樹脂に対するポリリン酸カルバメートの
混合割合は2〜10重量%が好ましい。2重量%未満で
あると紙基材を難燃化する効果が小さく、10重世%を
超えると積層板の耐熱性が低下する傾向がある。
次に、上塗りに使用する難燃化熱硬化性樹脂ワニスは特
に限定するものでなく、通常の変性フェノール樹脂、エ
ポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂に臭素系難燃剤、
燐系難燃剤、窒素系難燃剤、アンチモン系難燃助剤等を
適宜組み合わせて添加したものである。
紙基材としてはクラフト紙、リンター紙あるいはクラフ
トとリンターの混抄紙などを用いることができる。また
、前記下塗りワニスおよび上塗りワニスの紙基材への含
浸乾燥方法、ならびに得られたプリプレグの積層成形方
法は、通常行われている条件で行われる。
〔作用〕
ポリリン酸カルバメートを含むワニスで紙基材を処理す
ることにより、紙を効果的に難燃化することができる。
これによって、上塗り樹脂に配合された難燃剤を数10
%削減することが可能となり、耐燃性を含めた特性面お
よびコスト面に優れた積層板が得られるものである。
〔実施例〕
〔水溶性フェノール樹脂の合成〕 反応容器に、フェノール2000g、37%ホルマリン
5200g、30%トリメチルアミン水溶液140gを
入れ、60℃で5時間反応させた後、30℃に冷却した
〔メチロール化メラミン樹脂の合成〕
反応容器に、メラミン500g、37%ホルマリン12
87g、水720g、炭酸グアニジン1゜3gを入れ、
100℃で30分、80”Cで2時間反応させた後、3
0℃に冷却した。
〔上塗りワニス(A)および(B)の調整〕反応容器に
、桐油2000g、m−クレゾール1700g、フェノ
ール1700g、パラトルエンスルホン酸2.4gを入
れ、90℃で4時間反応後、30℃に冷却した。次に、
80%バラホルムアルデヒド1500g、37%ホルマ
リン水ン容?夜871g、25%アンモニア水430g
を加え、80℃で5時間反応後、減圧下で脱水濃縮を3
時間行った。冷却後、アセトン3800gを加えて変性
フェノール樹脂ワニルを得た。このワニスに、上塗り樹
脂用難燃剤としてテロラブロモビスフェノールAのジグ
リシジルエーテルを樹脂中の臭素含有率が18重量%と
14重量%になるように添加し、2種類の上塗りワニス
(それぞれ、上塗りワニス(A)、  (B)と以下称
す。)を得た。
〔紙基材の処理〕
実施例1〜3 上記の水溶性フェノール樹脂に、重合度5〜8のポリリ
ン酸カルバメートを、表1に示す燐含有率になるように
配合したワニスを、秤1140g/Mのクラフト紙に常
法に従って塗工し、樹脂付着率10重量%の樹脂含浸紙
を得た。
比較例1〜3 上記の水溶性フェノール樹脂に、ジイソプロピル−N、
N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)−アミンメチルホ
スホネートを、表1に示す燐含有率になるように配合し
たワニスを用いて実施例1〜3と同様に塗工し、樹脂付
着率10重世%の樹脂含浸紙を得た。
なお、使用したポリリン酸カルバメートの構造を次式に
示すものである。
夏 N)12 比較例4 上記のメチロール化メラミン樹脂ワニスを用い、実施例
1〜3と同様に塗工し、樹脂付着率10%の樹脂含浸紙
を得た。
〔上塗り塗工および積層板の製造〕
実施例1.2およべ比較例1,2.4の樹脂含浸紙に対
しては上塗りワニス(A)を、実施例3および比較例3
の樹脂含浸紙に対しては上塗りワニス(B)を用いて上
塗り塗工をし、樹脂付着率50重量%のプリプレグを得
た。
このプレプレグ所定枚数と接着剤付銅箔を用いて常法に
よって積層成形し、片面銅張積層板(板厚1.6mm)
を得た。
得られた積層板の耐燃性を表1に示した。
以下余白 表1に示したように、本発明の実施例は、紙の処理に他
の燐系化合物やアミノ樹脂を用い比較例と比べ、格段に
耐燃性が向上した。
このため、実施例3のように、上塗りワニスの難燃剤の
使用量をへらすことができ、積層板のコストを低減する
ことが可能である。
〔発明の効果〕
本発明により、安価で耐燃性に優れた印刷回路板用とし
て好適に用いられる難燃性積層板が得られ、その工業的
価値は極めて大である。
;1・′

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、フェノール樹脂、メラミン樹脂あるいはフェノール
    ・メラミン共縮合樹脂とポリリン酸カルバメートとから
    なるワニスを紙基材に含浸乾燥後、さらに難燃化熱硬化
    性樹脂ワニスを含浸乾燥してなるプリプレグを積層成形
    することを特徴とする難燃性積層板の製造法。 2、ポリリン酸カルバメートが一般式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは▲数式、化学式、表等があります▼、▲数
    式、化学式、表等があります▼あるい は−Hを示し、nは3〜20の整数を示す。 )で示される化合物である特許請求の範囲第1項記載の
    積層板の製造法。 3、フェノール樹脂、メラミン樹脂あるいはフェノール
    ・メラミン共縮合樹脂に対するポリリン酸カルバメート
    の混合割合が2〜10重量%である特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の積層板の製造法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06297663A (ja) * 1993-04-19 1994-10-25 Hitachi Chem Co Ltd フェノール樹脂積層板の製造方法
JP2009274409A (ja) * 2008-05-19 2009-11-26 Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd 難燃フェノール樹脂発泡体積層板とその製造方法
JP2009274408A (ja) * 2008-05-19 2009-11-26 Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd 難燃フェノール樹脂発泡体積層板とその製造方法
JP2018094767A (ja) * 2016-12-10 2018-06-21 積水化学工業株式会社 フェノール樹脂発泡板

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