JPS6112720A - 積層板用難燃剤 - Google Patents
積層板用難燃剤Info
- Publication number
- JPS6112720A JPS6112720A JP13269684A JP13269684A JPS6112720A JP S6112720 A JPS6112720 A JP S6112720A JP 13269684 A JP13269684 A JP 13269684A JP 13269684 A JP13269684 A JP 13269684A JP S6112720 A JPS6112720 A JP S6112720A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brominated epoxy
- brominated
- epoxy resin
- retardant
- flame retardant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Laminated Bodies (AREA)
- Epoxy Resins (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、積層板用難燃剤に関する。
従来の技術
近年、家庭用電気機器の安全性の面から、それに使用さ
れるプリント回路基板の難燃化の要求が高まって来た。
れるプリント回路基板の難燃化の要求が高まって来た。
従来、使用されている難燃剤としては、前記基板の主成
分であるフェノール樹脂との反応性を持たない添加型の
ものと、反応性を持つ反応型のものが知られている。前
者としては、ブロム化ビスフェノールA1ブロム化ジフ
エニルエーテル、トリフェニルホスフェート及びその誘
導体がある。また、後者の代表的な例として、ブロム化
エポキシ樹脂がある。
分であるフェノール樹脂との反応性を持たない添加型の
ものと、反応性を持つ反応型のものが知られている。前
者としては、ブロム化ビスフェノールA1ブロム化ジフ
エニルエーテル、トリフェニルホスフェート及びその誘
導体がある。また、後者の代表的な例として、ブロム化
エポキシ樹脂がある。
添加型を使用した場合、基板の耐熱性、耐薬品性、電気
特性、打抜き性等の性能低下が著しく、反応型を用いた
場合、前記の欠点は無いが、積層板とした時の架橋密度
の増加により積層板自体が硬くなり、打抜きに適さなく
なる。また、ブロム化エポキシ化合物、及びブロム化エ
ポキシ化合物とブロム化ビスフェノールAとの反応物(
以下、ブロム化エポキシ樹脂という)は、貯蔵安定性に
欠け、非常に短時間で溶液中に沈殿が生成し、また、フ
ェノール樹脂、有機溶剤との相溶性が低下し、使用可能
な期間が非常に短いという欠点を有する。貯蔵安定性に
ついての前記の欠点は、ブロム化エポキシ樹脂の分子量
が大きい場合、またはブロム化エポキシ樹脂のブロム化
率が高い場合に顕著に現われる。貯蔵安定性を向上させ
るため低分子のブロム化エポキシ樹脂を使用すると、耐
熱性が低下し、かつ、積層板の可撓性が失われ、また、
ブロム化率の低いブロム化エポキシ樹脂を用いると、所
定の難燃性を得るために、添加量を多くしなければなら
ず、コストアップの要因になる。
特性、打抜き性等の性能低下が著しく、反応型を用いた
場合、前記の欠点は無いが、積層板とした時の架橋密度
の増加により積層板自体が硬くなり、打抜きに適さなく
なる。また、ブロム化エポキシ化合物、及びブロム化エ
ポキシ化合物とブロム化ビスフェノールAとの反応物(
以下、ブロム化エポキシ樹脂という)は、貯蔵安定性に
欠け、非常に短時間で溶液中に沈殿が生成し、また、フ
ェノール樹脂、有機溶剤との相溶性が低下し、使用可能
な期間が非常に短いという欠点を有する。貯蔵安定性に
ついての前記の欠点は、ブロム化エポキシ樹脂の分子量
が大きい場合、またはブロム化エポキシ樹脂のブロム化
率が高い場合に顕著に現われる。貯蔵安定性を向上させ
るため低分子のブロム化エポキシ樹脂を使用すると、耐
熱性が低下し、かつ、積層板の可撓性が失われ、また、
ブロム化率の低いブロム化エポキシ樹脂を用いると、所
定の難燃性を得るために、添加量を多くしなければなら
ず、コストアップの要因になる。
発明が解決しようとする問題点
以上の様に、ブロム化エポキシ樹脂を難燃剤として使用
する場合、特性面と貯蔵安定性を両立させることは困難
であった。本発明は、ブロム化エポキシ樹脂を積層板用
難燃剤として使用する場合の貯蔵安定性を改善するため
になされたものである。
する場合、特性面と貯蔵安定性を両立させることは困難
であった。本発明は、ブロム化エポキシ樹脂を積層板用
難燃剤として使用する場合の貯蔵安定性を改善するため
になされたものである。
問題点を解決するための手段
本発明は、分子内に少なくとも1個のエポキシ基を有す
るブロム化エポキシ樹脂溶液に添加型難燃剤を配合し、
重量比で前記ブロム化エポキシ樹脂固形分/添加型難燃
剤固形分−10/10〜10/2とした積層板用難燃剤
である。
るブロム化エポキシ樹脂溶液に添加型難燃剤を配合し、
重量比で前記ブロム化エポキシ樹脂固形分/添加型難燃
剤固形分−10/10〜10/2とした積層板用難燃剤
である。
作 用
ブロム化エポキシ樹脂の貯蔵中の沈殿生成、またはフェ
ノール樹脂との相溶性の低下は、重合による高分子化に
起因する。重合反応の抑制には、非極性溶媒の添加によ
る希釈効果によるか、さらにメチルエチルケトンのよう
に遅延効果を示すものを用いる方法がある。しかし、積
層板の製造工程上、必要以上の溶剤類を用いることは好
ましくない。
ノール樹脂との相溶性の低下は、重合による高分子化に
起因する。重合反応の抑制には、非極性溶媒の添加によ
る希釈効果によるか、さらにメチルエチルケトンのよう
に遅延効果を示すものを用いる方法がある。しかし、積
層板の製造工程上、必要以上の溶剤類を用いることは好
ましくない。
本発明は、通常添加型難燃剤として用いられるブロム化
ジフェニルエーテル、トリフェニルホスフェート及びそ
の誘導体等を単独あるいは併用して、ブロム化エポキシ
樹脂溶液に添加し、その希釈効果によりブロム化エポキ
シ樹脂の貯蔵安定性の改善を図るものである。
ジフェニルエーテル、トリフェニルホスフェート及びそ
の誘導体等を単独あるいは併用して、ブロム化エポキシ
樹脂溶液に添加し、その希釈効果によりブロム化エポキ
シ樹脂の貯蔵安定性の改善を図るものである。
また、ブロム化ジフェニルニーテルトトリフェニルホス
フェートを併用(その誘導体を併用することも含む)し
た場合は、ブロム(Br)とリン(P)の相乗効果によ
る難燃性の向上と、可塑化効果による打抜き温度の低温
化を一層顕著に図ったものである。
フェートを併用(その誘導体を併用することも含む)し
た場合は、ブロム(Br)とリン(P)の相乗効果によ
る難燃性の向上と、可塑化効果による打抜き温度の低温
化を一層顕著に図ったものである。
添加量としては、添加型難燃剤が多くなると、この難燃
剤を添加した積層板の耐薬品性、耐熱性、電気特性の低
下を生じ、少ない場合は、貯蔵安定性改善の効果が小さ
くなるため、重量比でブロム化エポキシ樹脂固形分/添
加型難燃剤固形分= 10/10〜10/2が適当であ
る。
剤を添加した積層板の耐薬品性、耐熱性、電気特性の低
下を生じ、少ない場合は、貯蔵安定性改善の効果が小さ
くなるため、重量比でブロム化エポキシ樹脂固形分/添
加型難燃剤固形分= 10/10〜10/2が適当であ
る。
実施例
次に、本発明の詳細な説明する。
実施例1
ブロム含有率48チ、エポキシ当量400のブロム化エ
ポキシ樹脂1,000gをトルエン67(lで溶解し、
さらにトリフェニルホスフェ−)250.li’を添加
溶解させ難燃剤(A)を得た。
ポキシ樹脂1,000gをトルエン67(lで溶解し、
さらにトリフェニルホスフェ−)250.li’を添加
溶解させ難燃剤(A)を得た。
実施例2
ブロム含有率48チ、エポキシ当量400のブロム化エ
ポキシ樹脂480.li’、テトラブロモビスフェノー
ルA320g、) ルxン620 gを温度計、冷却器
、ル拌機を備えた三ツロフラスコに投入し、ジメチルベ
ンジルアミンを3.2y添加し、90′Cで4時間反応
後、トリフェニルホスフェート320g、テトラブロモ
ジフェニルエーテル480gを添加し、溶解、冷却して
、難燃剤(B)を得た。
ポキシ樹脂480.li’、テトラブロモビスフェノー
ルA320g、) ルxン620 gを温度計、冷却器
、ル拌機を備えた三ツロフラスコに投入し、ジメチルベ
ンジルアミンを3.2y添加し、90′Cで4時間反応
後、トリフェニルホスフェート320g、テトラブロモ
ジフェニルエーテル480gを添加し、溶解、冷却して
、難燃剤(B)を得た。
比較例1
ブロム含有率48%、エポキシ当量400のブロム化エ
ポキシ樹脂1.000 gをトルエン670gで溶解し
、難燃剤(0)を得た。
ポキシ樹脂1.000 gをトルエン670gで溶解し
、難燃剤(0)を得た。
比較例2
実施例2と同様にしてブロム化エポキシ樹脂とテトラブ
ロモビスフェノールAを90Cで4時間反応後、トリフ
ェニルホスフエート、テトラブロモビスフェノールAを
添加しない難燃剤以上の難燃剤(A)〜禦を、25tZ
’、65チR,H,の条件下で保管し、外観、フェノー
ル樹脂との相溶性の試験を行なった。また、フェノール
樹脂100部(固形分)に難燃剤(Al−(D)をそれ
ぞれ30部(固形分)配合した4種のフェノール樹脂ワ
ニスを調整した。あらかじめ、水溶性フェノール樹脂初
期網金物でクラフト基材を処理し、樹脂付着量10%の
ものに、前記各フェノール樹脂ワニスを付着量50チに
なるよう含浸乾燥させ、この樹脂付着基材8枚と接着剤
付鋼はくを組合わせて加熱加圧して4種の厚さ1.6順
の片面銅張り積層板を得た。
ロモビスフェノールAを90Cで4時間反応後、トリフ
ェニルホスフエート、テトラブロモビスフェノールAを
添加しない難燃剤以上の難燃剤(A)〜禦を、25tZ
’、65チR,H,の条件下で保管し、外観、フェノー
ル樹脂との相溶性の試験を行なった。また、フェノール
樹脂100部(固形分)に難燃剤(Al−(D)をそれ
ぞれ30部(固形分)配合した4種のフェノール樹脂ワ
ニスを調整した。あらかじめ、水溶性フェノール樹脂初
期網金物でクラフト基材を処理し、樹脂付着量10%の
ものに、前記各フェノール樹脂ワニスを付着量50チに
なるよう含浸乾燥させ、この樹脂付着基材8枚と接着剤
付鋼はくを組合わせて加熱加圧して4種の厚さ1.6順
の片面銅張り積層板を得た。
ここで使用したフェノール樹脂は次の様にして製造した
。
。
3ツロフラスコに桐油720fi、 m−りVソール5
80g、パラトルエンスルホン酸0.74gを投入し、
80Cで1時間反応後、フェノール500g、86チパ
ラホルム450I、25チアンモニア水35Iを投入し
、80Cで反応を続け、160°C熱盤上でのゲル化時
間が6分になった点で脱水し、後にメタノールを加え、
樹脂分50%に調整した。
80g、パラトルエンスルホン酸0.74gを投入し、
80Cで1時間反応後、フェノール500g、86チパ
ラホルム450I、25チアンモニア水35Iを投入し
、80Cで反応を続け、160°C熱盤上でのゲル化時
間が6分になった点で脱水し、後にメタノールを加え、
樹脂分50%に調整した。
難燃剤(イ)〜(DJの貯蔵安定性の試験結果を第1表
に、各難燃剤を添加した前記片面銅張り積層板の特性を
第2表に示す。
に、各難燃剤を添加した前記片面銅張り積層板の特性を
第2表に示す。
第1表
第 2 表
゛ 発明の効果
第1表、第2表から明らかなように、本発明により、ブ
ロム化エポキシ樹脂を使用した難燃剤の使用可能期間が
延び、また、積層板の打抜き温度低下に効果があった。
ロム化エポキシ樹脂を使用した難燃剤の使用可能期間が
延び、また、積層板の打抜き温度低下に効果があった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 分子内に少なくとも1個のエポキシ基を有するブロ
ム化エポキシ樹脂溶液に添加型難燃剤を配合し、重量比
でブロム化エポキシ樹脂固形分/添加型難燃剤固形分=
10/10〜10/2とした積層板用難燃剤。 2 ブロム化エポキシ樹脂がブロム化エポキシ化合物或
はブロム化エポキシ化合物とブロム化ビスフェノールA
の反応物である特許請求の範囲第1項記載の積層板用難
燃剤。 3 添加型難燃剤がトリフェニルホスフェートあるいは
その誘導体とブロム化ジフェニルエーテルの併用である
特許請求の範囲第1項記載の積層板用難燃剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13269684A JPS6112720A (ja) | 1984-06-27 | 1984-06-27 | 積層板用難燃剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13269684A JPS6112720A (ja) | 1984-06-27 | 1984-06-27 | 積層板用難燃剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6112720A true JPS6112720A (ja) | 1986-01-21 |
Family
ID=15087403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13269684A Pending JPS6112720A (ja) | 1984-06-27 | 1984-06-27 | 積層板用難燃剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6112720A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6883323B2 (en) * | 2000-12-22 | 2005-04-26 | Mann & Hummel Gmbh | Internal combustion engine with secondary air charging and a method of controlling the secondary air charging system |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4825100A (ja) * | 1971-08-05 | 1973-04-02 |
-
1984
- 1984-06-27 JP JP13269684A patent/JPS6112720A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4825100A (ja) * | 1971-08-05 | 1973-04-02 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6883323B2 (en) * | 2000-12-22 | 2005-04-26 | Mann & Hummel Gmbh | Internal combustion engine with secondary air charging and a method of controlling the secondary air charging system |
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