JPH01102059A - 6−フルオロプロスタグランジン誘導体 - Google Patents

6−フルオロプロスタグランジン誘導体

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JPH01102059A
JPH01102059A JP62259649A JP25964987A JPH01102059A JP H01102059 A JPH01102059 A JP H01102059A JP 62259649 A JP62259649 A JP 62259649A JP 25964987 A JP25964987 A JP 25964987A JP H01102059 A JPH01102059 A JP H01102059A
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JP62259649A
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English (en)
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Naohito Hatakeno
畠野 尚仁
Buichi Fujitani
武一 藤谷
Toshiaki Kadokawa
門河 敏明
Yasushi Matsumura
靖 松村
Tomoyuki Asai
智之 浅井
Arata Yasuda
新 安田
Keiichi Uchida
内田 啓一
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Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は6位にフッ素原子を有するプロスタグランジン
誘導体に関するものである。
[従来の技術] プロスタグランジン類(以下、PGと略記することもあ
る)は多彩で重要な種、々の薬理作用を有しており、医
薬品として実用化するために様々な人工修飾体の研究開
発が数多くなされている(寺島ら、「プロスタグランジ
ンと関連生理活性物質」、講談社すイエンティフィク(
+981) )。例えば、最近PGの6位をオキソ化す
ると薬効の向上が見られるとの報告がされているが(r
Eur、J、Pharmacol、、、160巻、24
5(19791) 、合成技術上の困難さのためにその
他に開発された誘導体は少ない。
一方、PGは非常に不安定な化合物であるので、PGの
医薬品としての広範囲な利用を図る上で、安定性の向上
が強く望まれている。そのために、様々な部位へフッ素
を導入した例が報告されているが(「有機合成業界誌」
、42巻。
794 (1984)) 、 6位に導入した例はない
[発明の解決しようとする問題点] 本発明者は鋭意研究開発を行なった結果、PGの6位に
フッ素原子を導入することにより、強い血小板凝集抑制
作用、抗狭心症作用及び抗潰瘍作用が得られ、しかも安
定性が高いことを見出し、本発明を完成するに至った。
E問題点を解決するための手段] 本発明は、6−フルオロプロスタグランジン(以下、6
−F−PGと略記することがある)誘導体に関するもの
である。さらに詳しくは、下記式[I1で表わされる6
−フルオロプロスタグランジン誘導体及びそれらの塩に
関する。
〆 ただし、A :カルボニル基またはヒドロキシメチレン
基 R1,置換もしくは非置換のC1 〜C1゜のアルキル基または 置換もしくは非置換の5〜 6員環のシクロアルキル基 Ra、水素原子またはC1〜Cl(1 のアルキル基 R’、R’  :同一もしくは異なり水素原子または保
護基 R6:水素原子またはヒドロキシ 基 = ニー重結合または二重結合 を表わす 一般式[I]で表わされる本発明の6−F−PG誘導体
において、R′は置換もしくは非置換のC8〜C1゜の
アルキル基または置換もしくは非置換5〜6員環のシク
ロアルキル基を表わす。C8〜CIOのアルキル基とし
てはメチル。
エチル、n−プロピル、1so−プロピル、n−ブチル
、n−ペンチル、n−ヘキシル、IJ−ジメチルペンチ
ル、2−メチル−1−ヘキシル、!−メチルー3−ペン
チニル、またはl−メチル−3−ヘキシニルが好ましい
。置換もしくは非置換の5〜6員環のシクロアルキル基
としてはシクロアルキル基またはシクロペンチル基、あ
るいは、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペ
ンデル、フェノキシ、トリフルオロメチルまたはトリフ
ルオロメチルフェノキシ基で置換されたシクロヘキシル
基またはシクロペンチル基が好ましい。
R8は水素原子または01〜C1゜のアルキル基を表わ
す。C1〜C8゜のアルキル基としてはメチル、エチル
、n−プロピル1.1so−プロピル、n−ブチル、n
−ペンチルまたはn−ヘキシル等の直鎖状または分岐状
のものを挙げることができる。
なかでもメチル基、エチル基が好ましい。R3゜R4は
同一もしくは異なり水素原子または保護基を表わす。保
護基としては種々の保護基を採用しつる。例えば、アル
キル基、アリール基またはアラルキル基等を3個有する
シリル基、アルカノイル基、テトラヒドロピラニル基、
テトラヒドロフラニル基、ベンゾイル基またはメトキシ
エトキシ基等がある。好ましくは、3個のアルキル基が
同一であるか異なるトリアルキルシリル基が好ましく、
その内生なくとも1個のアルキル基が炭素数2以上のア
ルキル基が特に好ましい。具体的には、例えば、ジメチ
ル−1−ブチルシリル基、トリエチルシリル基またはジ
フェニル−し−ブチル基等があり、特にジメチル−し−
ブチルシリル基が好ましい。
Aはカルボニル基またはヒドロキシメチレン基を表わす
。表示=は一重結合または二重結合を表わす。
一般式[I]で表わされる本発明の化合物はその6位(
5位、6位の間及び6位、7位の間の炭素−炭素結合が
いずれも一重結合であるとき)、7位、8位、9位(A
がヒドロキシメチレン基の時)、11位、12位、15
位に不斉炭素原子を有するため各種の立体異性体が存在
するが、本発明の化合物はこれらすべての立体異性体、
光学異性体及びそれらの混合物を包含する。
一般式[I]で表わされる本発明の化合物は、例えば次
のような方法で製造することができる。
[A]:下記式[I1]で表わされる6−F−PGE誘
導体を、所望により9位のカルボニル基を還元し、ある
いはa鎖二重結合を選択的に還元し、必要に応じて2.
3位に二重結合を導入し、あるいは脱保護、加水分解、
塩形成等を行なうことにより、上記式[I1で表わされ
る化合物を製造することができる。
ただし、R’、R”、R3、R4は式[I1と同じ意味
を表わす。
ここで、式[I1]の化合物は基本的には以゛下のスキ
ーム1に示す3通りの方法((a) 、 (b) 。
(C))により合成することができる。
式中、Mは有機金属(銅、ニッケル、ジルコニウム、亜
鉛、アルミニウム)種を表わし、R’、R”、R3、R
4は式[I]と同じ意味を表わす。
スキーム1 式(a) 、 (blの方法はそれぞれ文献に記載され
ている( rJ、Am、chem、soc、 J 、 
107巻、3348(1985)、及びr J、 Am
、 Chem、 Soc、 J 、 l 08巻。
5666 (1986) )。また式(c)において、
エノン類にアルケニル金属反応剤を1.4−付加させト
リメチルシリル基で捕捉する手法は既知であり(r J
、Am、Chem、Soc、 J 、 97巻、+07
 (+975) )、得られたシリルエノールエーテル
は公知の手法(r J、Am、Chem、Soc、1.
95巻、3310 (1973))に従って式[I11
で表わされる化合物に変換できる。
ここで用いられる式[[I1]で表わされるヨーシト体
は新規物質である。この化合物の合成法は特に限定され
るものではないが、以下のスキーム2に示す手法により
合成される。
ただし、R2は式[I]と同じ意味を表わす。
スキーム2 [B] :あるいは又、式[Iの化合物は式[IV ]
の化合物から式[V]の化合物を経て合成される。
ただし、R1,R1,R3、R4は式[I]と同じ意味
を表わす。
ここで11式[Iv]の化合物の合成法は特に限定され
るものではないが、例えば、以下のスキーム3に示す2
通りの方法((di、 (el )により合成すること
ができる。
式中、Mは有機金jl(I、ニッケル、ジルコニウム、
亜鉛、アルミニウム)柿を表わし、R”、R”、11’
、R’′は式[I1と同じ意味を表わす。
スキーム3 ここで、方法(d)は文献記載の方法 (rTetrahedron LeLL、  J 、2
S巻、4057(+982))に準じて行なうことがで
きる。また方法(e)は、前述の[A]−(R1例と同
様、既知手法によりエノン類にアルケニル金属反応剤を
1.4−付加させトリメチルシリル基で捕捉した後(r
 J、Am、Chem、Soc、 J 、 97巻、1
07  (1975))、やはり公知の手法(rJ、A
m、Chem、Soc、J 95巻、3310 (+9
75) )に従って式[V1]で表わされる化合物に変
換する。
ここで用いる式[V1]で表わされるフルオロアルデヒ
ドは新規化合物である。この化合物の合成法は特に限定
されるものではないが、下記フローチャート(スキーム
4)に示される方法によって合成される。
ただし、R2は式[Iコと同じ意味を表わす。
スキーム4 次に上記式[IV ]の化合物を塩基性化合物の存゛在
下有機スルホン酸の反応誘導体と反応せしめて対応する
7−有機スルホニオキシPG誘導体とし、次いで塩基性
化合物で処理し、式[V]の化合物を得る。
ここで用いられる塩基性化合物としては、アミン類が好
ましく、かかるアミン類としては、例えば、4−ジメチ
ルアミノピリジン、トリエチルアミン、ジイソプロピル
シクロヘキシルアミン、イソプロピルジメチルアミン、
ジイソプロピルエチルアミン等が挙げられ、中でも4−
゛ ジメチルアミノピリジンが好ましい。
有機スルホン酸の反応性誘導体としては、例えば、メタ
ンスルホニルクロリド、エタンスルホニルクロリド、ト
リフルオロメタンスルホニルクロリド、ペンセンスルホ
ニルクロリド、p−トルエンスルホニルクロリド等の有
機スルホン酸ハロゲン化物;無水メタンスルホン酸、無
水エタンスルホン酸、無水トリフルオロメタンスルホン
酸、無水ペンセンスルホン酸、無水p−トルエンスルホ
ン酸等の無水有機スルホン酸等が挙げられる。中でも、
メタンスルホニルクロリド、p−トルエンスルホニルク
ロリド、無水メタンスルホン酸が好ましい。
反応の際に用いられる溶媒としては、上記塩基性化合物
自体を用いてもよいが、ジクロロメタン、クロロホルム
、四塩化炭素等のハロゲン系炭化水素類;エーテル、テ
トラヒドロフラン等のエーテル類:ペンセン、トルエン
、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン等の炭化水素類
が溶媒として好ましく用いられ、特にジクロロメタンが
好ましい。
反応を実際に行なう際には、通常式[Iv]の化合物に
対し、有機スルホン酸の反応性誘導体は 0.5〜20
倍モル、好ましくは2〜5倍モルの範囲で使用される。
塩基性化合物の場合は1〜20倍モル、好ましくは4〜
10倍モルの範囲で用いられる。
反応温度は使用する原料、試薬等によって異なるが0℃
〜50℃の範囲で、好ましくは 10℃〜30℃の範囲
で行なわれる。
かくして得られた7−有機スルホニルオキシPG誘導体
は次いで塩基性化合物で一処理され、式[V]の化合物
に変換される。ここで用いられる塩基性化合物としては
、上記7−有機スルホニル化反応で用いたのと同様の化
合物が用いられ、はぼ同様の反応条件で進行せしめるこ
とができる。すなわち、7−スルホニルオキシPG誘導
体を単離した後、7−有機スルホニルオキシ基を脱離し
て式[V]の化合物に変換してもよく、また単離するこ
となく同じ反応系で変換してもよい。
かくして得られた式[V]の化合物を次いで還元に供し
、6−F−PGE* (式[I1中、Aがカルボニル基
、5位が二重結合の化合物)及び△’−6−F−PGE
+ (式[I1中、八がカルボニル基、6位が二重結合
の化合物であり、8位の立体異性体を含む)の混合物に
変換する。この還元反応に際し用いられる方法としては
1例えば亜鉛粉末、亜鉛−銀、亜鉛−銅等の亜鉛系還元
剤による還元が好ましい。亜鉛系還元剤を用いる場合に
は、反応は酢酸の共存下に行なわれる。用いられる亜鉛
系還元剤の量は原料化合物[V]に対し1〜500倍モ
ル、好ましくは5〜100倍モルの範囲であり、酢酸は
1〜2000倍モル、好ましくは10〜1000倍モル
の範囲である。この時、使用する溶媒としては、たとえ
ば、メタノール、エタノール、イソプロパツール等のア
ルコール類ニジメトキシエタン、ジメチルホルムアルデ
ヒド、ジメチルスルホキシド、酢酸あるいはこれらの混
合溶媒が好ましく、特に好ましいのはメタノール、イソ
プロパツール、酢酸である。反応温度は使用する原料、
試薬等によって異なるが0℃〜120℃の範囲で、好ま
しくはlO℃〜80℃の範囲で行な−われる。
さらにまた1式[IV]の9位ケトン基が還元された7
、9−ジオールを塩基性化合物の存在下、1,1−チオ
カルボニルジイミダゾールと反応せしめてチオカーボナ
ート体を得、これを選択的脱酸素化反応に付すことによ
りΔ’−6−F−PGF、(式[I]中、Aがヒドロキ
シメチレン基、6位が二重結合の化合物)を・得ること
ができる。
このチオカーボナート体を得るに際し、塩基性化合物と
してはアミン類が好ましく、かかるアミン類としては、
例えば、4−ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミ
ン、ジイソプロピルシクロヘキシルアミン、イソプロピ
ルジメチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等が挙
げられ、中でも4−ジメチルアミノピリジンが好ましい
反応の際に用いられる溶媒としては、上記塩基性化合物
自身を用いてもよいが、アセトニトリル等のニトリル類
、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロ
ゲン系炭化水素類:エーテル、テトラヒドロフラン等の
エーテル類が溶媒として好ましく用いられ、特にアセト
ニトリルが好ましく用いられる。
反応を実際に行なう際には、通常ジオールに対し、有機
スルホン酸の反応性誘導体は 0.5〜20倍モル、好
ましくは1〜3倍モルの範囲で使用される。塩基性化合
物は1〜20倍モル、好ましくは4〜lO倍モルの範囲
で用いられる。
反応温度は使用する原料、試薬等によって異なるがO℃
〜50℃の範囲で、好ましくは10℃〜30℃の範囲で
行なわれる。
得られたチオカーボナート体の選択的脱酸素化反応を行
うに際しては、ラジカル開始剤の存在下、水素化アルキ
ルスズを用い、続いてアルコール中ナトリウムアルコキ
シドで処理することが好ましい。ラジカル開始剤として
はとスー工−プチルベルオキシド、ビス−1−アミルペ
ルオキシド、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウムが挙げられるが、ビス−し一ブチルペルオキシ
ドが特に好ましい。水素化アルキルスズとしては水素化
トリメチルスズ、水素化トリエチルスズ、水素化トリー
旦−ブロビルスズ、水素化トリー旦−ブチルスズ、水素
化トリフェニルスズ、ジ水素化ジー旦−ブチルスズ等が
挙げられるが、水素化トリー旦−ブチルスズが特に好ま
しい。
反応溶媒としてはベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族化合物を用いることもできるが、水素化アルキルス
ズ自身を用いることが好ましい。
スズヒドリドとの反応の結果残存するスズアルコラード
を加水分解するために、次に1’ II F中ナトリウ
ムアルコキシドで処理する。ナトリウムアルコキシドと
してはメタノール、エタノール、is吋プロパツールか
ら常法により得られるアルコキシドが好ましく、基質に
対してIO当量以上用い、0〜30℃で反応させる。
かくして得られた式[I1で表わされる化合物の内、5
位もしくは6位に二重結合を有する化合物については、
これらの二重結合を選択的に還元し、必要に応じて9位
をカルボニル基あるいはヒドロキシメチレン基に変換し
、所望により脱保護、加水分解、塩形成等を行なうこと
により 6−F−PGE、、6−F−PGFI誘導体に
変換できる。
[C]:又、式[Hの化合物は式[■〕で表わされる6
−ヒドロキシ−PGF、誘導体をフッ素化し、所望によ
り9位保護基の撤去、水酸基の酸化、脱保護、加水分解
、塩形成等を行なうことにより合成される。式[■]の
化合物の合成法は特に限定されるものではないが、例え
ば式[■]で表わされる基本的に公知の6−ケドーPG
F、誘導体を出発物質とし、9位水酸基を保護した後、
6位カルボニル基を還元することにより合成できる。
ただし、R’、R”、R3,R’は式[I]と同じ意味
を表わし、R6は水素原子又は保護基を表わす。
OR’ ただし、R’、R”、R3,R’、 R’は式[■]と
同じ意味を表わす。
ここで9位水酸基の保護基としては種々の保護基を採用
しつる。例えば、アシル基、アルキル基、アリール基、
アルアルキル基等を3個有するシリル基、テトラヒドロ
ピラニル基、テトラヒドロフラニル基、置換基を有して
いてもよいベンジル基、メトキシエトキシ基等がある。
かかる保護基の中でも、6位の還元、フッ素化条件下で
安定で、かつ反応の選択性向上に好ましい保護基として
、置換基を有してもよいアセデル基、ベンゾイル基等の
アシル基が挙げられ、特にアセチル基が好ましい。
9位水酸基のアシル化に当たっては通常の手法を用いる
ことができる。アシル化剤としては無水酢酸や無水安息
香酸等の酸無水物や、塩化アセチル、塩化ベンゾイル、
塩化p−ニトロベンゾイル等の酸クロリドを使用し、塩
基としてはピリジンやトリエチルアミン等の有機アミン
を用いる。ここで反応を促進するために触媒基のN、N
−ジメチルミノピリジンを添加することが好ましい。溶
媒は塩基自身を用いてもよいが、塩化メチレン、クロロ
ホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素、ベンセン
、トルエン等の炭化水素、テトラヒドロフランや各種ア
ルキルエーテル等のエーテル類、その他の溶媒を用いて
もよい。
6位のカルボニル基の還元は、水素化ホウ素ナトリウム
、水素化ホウ素カリウム、水素化ホウ素すヂウム、水素
化ホウ素亜鉛等の水素化ホウ素化合物、またはジイソブ
チルアルミニウムヒドリド−2,6−ジーt−ブチル−
4−メチルフェノールの系や水素化アルミニウムリチウ
ム−ビナフトール−エタノール系等の水素化アルミニウ
ム化合物による還元が好ましく、特に水素化ホウ素ナト
リウム、ジイソブチルアルミニウムヒドリド−2,6−
ジ−6−プチルー4−メチルフェノール系、水素化アル
ミニウムリチウム−ビナフトール−エタノール系による
還元が好ましい。
水素化ホウ素化合物を用いる場合の反応溶媒としてはメ
タノール、エタノール、イソプロパツール等のアルコー
ル類が好ましく、通常水冷下に反応が行なわれる。また
ジイソブチルアルミニウムヒドリド〜2.6−ジーL−
ブチル−4−メチルフェノールの系を用いる場合には、
反応溶媒としてはトルエン等が好ましく、通常−78℃
に冷却して数時間反応を行なう。水素化アルミニウムリ
チウム−ビナフトール−エタノール系による還元の場合
にはテトロヒドロフラン等のエーテル系の溶媒が好まし
い。
かくして得られた式[■]の化合物の6位水酸基をフッ
素化する。フッ素化は通常溶媒に溶解したアルコールま
たはその誘導体にフッ素化剤を加えることによって行な
われる。
アルコールをフッ素化する際にはツウ素化剤素を有して
いてもよい環を形成する炭化水素界なる炭素数1〜5の
アルキル基)等のアミノサルファフルオリド系フッ素化
剤、ポリフルオロオレフィン−ジアルキルアミン系フッ
素化剤(例えば、CFsCHFCFsNELs、 CI
ICIFCFJEts) 、 SF4、SeF、、 P
h5Fs、 PhPF、、 Pb5PFi等を使用しつ
る。
好ましいフッ素化剤はピベリジノサルファトリフルオリ
ド、モルホリノサルファトリフルオリド、ジエチルアミ
ノサルファトリフルオリド等のアミノサルファフルオリ
ド系フッ素化剤である。フッ素化剤としてアミノサルフ
ァフルオリド系反応剤を使用する場合、塩基が併用され
ることが好ましく、例えばピリジン、トリエチルアミン
、ジメチルアニリン等を使用することができる。溶媒と
しては、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、フ
ルオロトリクロロメタン、1.1.2−トリクロロトル
フルオロエタン等のハロゲン系炭化水素、ベンゼンやト
ルエン等の炭化水素、テトラヒドロフランや各種アルキ
ルエーテル等のエーテル類、その他の溶媒を使用しつる
。フッ素化の選択性を向上させる上でハロゲン系炭化水
素、特に塩化メチレン、四塩化 。
炭素等が好ましい。反応温度は−10,0〜25℃が適
当である。
また、アルコールをトリ、メチルシリルエーテル誘導体
に変換した後、上述のアミノサルファフルオリド系フッ
素化剤を作用させるフッ素化方法を用いることもできる
(特開昭59−227888)。
あるいはまた、6位水酸基をピリジンやトリエチルアミ
ン等の塩基性化合物の存在下塩化メタンスルホニル、塩
化p −トルエンスルホニル、あるいは無水トリフルオ
ロメタンスルホン酸などの有機スルホン酸の反応性誘導
体と反応せしめて6−有機スルホニルオキシ体とし、こ
れに金属フッ化物や四級アンモニウムフルオリド等のフ
ッ素化剤を作用させることもできる。
9位アシル保護基の除去は、例えば苛性ソーダ、苛性カ
リ、水酸化カルシウムの水溶液もしくは水−アルコール
混合溶液、あるいはナトリウムメトキシド、カリウムメ
トキシド、ナトリウムエトキシドを含むメタノール、エ
タノール溶液中で実施することが好ましい。
上記[A1−[C]の方法によって得られた化合物は、
所望により下記の方法によって9位のカルボニル基を還
元し、あるいはa鎖二重結合を選択的に還元し、必要に
応じて2.3位に二重結合を導入し、あるいは脱保護、
加水分解、塩形成等を行なってもよい。
ここでa鎖の選択的還元をおこなうために有効な還元剤
としてはリンドラ−触媒、パラジウム−硫酸バリウム−
塩基性触媒、パラジウム−硫酸バリウム−合成キノリン
系触媒、パラジウム−炭素触媒、もしくはイリジウム−
炭素触媒が挙げられるが、特にパラジウム−硫酸バリウ
ム−塩基性触媒やイリジウム−炭素触媒が好ましい。還
元における選択性を高めるためには、基質としては特に
 PGF誘導体が好ましく、触媒としてはパラジウム−
硫酸バリウム−塩基系触媒やイリジウム−炭素触媒が好
まし゛い。触媒の川は基質1重量部に対し0.1〜10
重量部、好ましくは1重量部用いる。パラジウム−硫酸
バリウム−塩基系触媒で用いる塩基としてはトリエチル
アミン、とリジン、2.6−シメチルピリジン等が挙げ
られるが特にトリエチルアミンが好ましい。塩基は基質
に対し1〜50当量、好ましくは10〜20当量用いる
溶媒としてはベンゼン、ヘキサン、シクロヘキサン等の
炭化水素系化合物やメタノール、エタノール、1so−
プロパツール等のアルコール系化合物、さらにTHF、
エーテル、ジオキサン等のエーテル系化合物を用いるこ
とができる。
これら溶媒は用いる触媒によって選択することが望まし
く、例えばパラジウム−硫酸バリウム−トリエチルアミ
ン系触媒に対してはT HFを組合わせることが選択性
向上の点で好ましい。
水素圧は1〜5気圧で行なうのが好ましく、特に1気圧
で行なうこと72<好ましい。
反応温度は使用する原料、触媒によって異なるが一20
〜50℃の範囲で、好ましくは0〜30℃の範囲で行な
われる。
9位のカルボニル基の還元は、水素化ホウ素ナトリウム
、水素化ホウ素カリウム、水素化ホウ素リチウム、水素
化トリーS−ブチルホウ素リチウム、水素化ホウ素亜鉛
等の水素化ホウ素化合物、または、ジイソブチルアルミ
ニウムヒドリド−2,6−ジーし一ブチルー4−メチル
フェノールの系や水素化アルミニウムリチウム−ビナフ
トール−エタノール系等の水素化アルミニウム化合物に
よる還元が好ましく、特に水素化ホウ素ナトリウム、水
素化トリーS−ブチルホウ素リチウム、ジイソブチルア
ルミニウムヒドリド−2,6−ジーt−ブチル−4−メ
チルフェノール系、水素化アルミニウムリチウム−ビナ
フトール−エタノール系による還元が好ましい。
水素化ホウ素化合物を用いる場合の反応溶媒としてはメ
タノール、エタノール、イソプロパツール等のアルコー
ル類やT HF等のエーテル類が好ましく、通常−95
〜0℃で反応が行なわれる。またジイソブチルアルミニ
ウムヒドリド−2,6−ジーt−ブチル−4−メチルフ
ェノールの系を用いる場合には、反応溶媒としてはトル
エン等が好ましく、通常−78℃に冷却して数時間反応
を行なう。水素化アルミニウムリチウム−ビナフトール
−エタノール系による還元の場合にはテトロヒドロフラ
ン等のエーテル系の溶媒が好ましい。
一方、9位水酸基を酸化する場合は、公知の種々の手法
を用いることができるが、特にN−りロロコハク酸イミ
ドージメチルスルフィドを用いるCorey−にim酸
化法(’J、 Org、 Chem、 」38巻、+2
S3 (+973) )や三酸化クロム−硫酸を用いる
JOneS酸化法(’J、 Chem、 Soc、 J
 、 39 (1946) )、あるいは三酸化クロム
−ピリジンを用いるCoff1ns酸化法([Tetr
ahedron Lett、 J 3363(+968
1 )等が好ましい。各文献記載の反応条件を適用する
ことにより 6−F−PGE誘導体が得られる。
また、2.3位への二重結合の導入は、公知の手法(’
J、 Am、 Chem、 Soc、 J 95巻、6
139(+973))を適応することにより行なわれる
。すなわち、PGE誘導体(式[+]中、Aがヒドロキ
シメチレン基である゛化合物)にリチウムジイソプロピ
ルアミド等の強塩基を作用させて2位をリチオ化してフ
ェニルセレネニル基やピリジノセレネニル基を導入し、
しかるのちにこの有機セレノ基を酸化的に脱離させれば
目的化合物が得られる。
反応終了後、各生成物は、反応液を通常の方法で処理す
ることにより分離精製される。すなわち、例えば、抽出
、洗浄、乾燥、濃縮、クロマトグラフィー専の組み合わ
せによる方法により分離精製される。得られた生成物は
必要に応じて、11位、15位の水酸基の保護基を除去
してもよい。あるいは1位のエステル基を加水分解して
もよい。
水酸基の保護基の脱保護は次のようにして行なうことが
できる。保護基が水酸基の酸素原子と共にアセタール結
合を形成する基の場合には、たとえば、酢酸、p−トル
エンスルホン酸のピリジニウム塩又は陽イオン交換樹脂
等を触媒とし、例えば水、テトラヒドロララン、エチル
エーテル、ジオキサン、アセトン、アセトニトリル等を
反応溶媒とすることにより効率よ〈実施される。反応は
通常−20℃〜80℃の温度範囲でlO分〜3日間程度
行なわれる。保護基がアルキル基、アリール基、アルア
ルキル基等を3個有するシリル基の場合には、例えば、
テトラブチルアンモニウムフルオリドあるいはセシウム
フルオリド(さらに好ましくは、トリエチルアミン等の
塩基性化合物の共存下)の存在下に、上記した反応溶媒
(好ましくは水辺外の反応溶媒)中でほぼ同様の温度で
ほぼ同様の時間実施される。あるいはフッ化水素酸、酢
酸等の酸性化合物を用いて、通常の脱保護反応に付すこ
ともできる。保護基がアシル基の場合には、例えば苛性
ソーダ、苛性カリ、水酸化カルシウムの水溶液もしくは
水−アルコール混合溶液、あるいはナトリウムメトキシ
ド、カリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドを含む
メタノール、エタノール溶液中で実施することができる
1位のエステル基の加水分解は、例えば、リパーゼ、エ
ステラーセ等の酵素を用い、水又は水を含む溶液中で−
10”C〜60℃の温度範囲で10分間〜24時間行な
われる。またPGF誘導体においては、金属水酸化物を
用いて水又は水を含・む溶液中で一1O℃〜60℃の温
度範囲で10分〜24時間反応させることも可能である
本発明の化合物は、式[I1においてR2が水素原子で
ある場合、そのカルボン酸の塩であってもよい。この塩
は、医薬として許容される非毒性塩であり、理論的に当
等量の塩基性物質で中和して得られる。具体的には、た
とえば、アルカリ金属塩や非毒性のアミン塩などがある
。塩基性物質としては、たとえば、水酸化ナトリウムや
水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物、炭酸ナト
リウムなどのアルカリ金属炭酸塩、水酸化アンモニウン
ム、アンモニア、トリメチルアミンやモノエタノールア
ミンなどのアミン類がある。
本発明の化合物[I]、及びそれらの塩は、強い血小板
凝集抑制作用及び抗狭心作用を有しており、血栓症、狭
心症、心筋硬塞、動脈硬化等の予防及び治療に有効であ
る。また、抗潰瘍作用をも有しているので、・潰瘍の予
防及び治療にも有効である。
本発明の化合物の薬理試験結果は以下の通りである。
血ハ モルモット(ハートレイ系)より心臓採血によってクエ
ン酸油血液を得た。この血液を+20Xg、 10分間
 遠心分離し、上清の多血小板血漿を分離した。血小板
凝集の測定はボーンの比濁法(G、 V、 R,ボーン
:ネーチャ+、194巻、927ページ、+962)に
準じ、アブレボメーターを用いて行なった。In vi
tro  の実験では多血小板血漿に供試化合物を添加
しIn分間インキュベートしたのち、アデノシンシフオ
スフェート(l m1cro Mlを加えて血小板凝集
を誘発した。
凝集の程度はアデノシンシフオスフェート添加後、5分
以内の透光度の最大変化率(最大凝集率)で表わし、結
果は50%抑制濃度で示した。
Exviyoの実験では供試化合物をエタノールに溶解
し、0.5%トラガント溶液に懸濁して経口投与した。
投与5時間後に心臓採血によって得た血液より多血小板
血漿を調装し、In vitroの場合と同様に血小板
凝集を測定した。結果は第1表に示す。
第  1  表 上表に示したように、本発明の化合物は、1nvitr
oにおいてのみならずex vivo  においても、
強い血小板凝集抑制活性を有しているので、生体内安定
性が高く、医薬として有用な化合物である。
髭斑益且」(パップレシン誘発ST降下抑制作用) ベンドパルビタールで麻酔した雄性ラット(ドンリュウ
系)の大腿静脈よりパップレシン(0,21U/kg)
を投与し、投与後5分間にわたって30秒間隔で5秒間
心電図を記録して心電図上のST降下度(5拍の平均)
を算出した。供試化合物はエタノールに溶解してパップ
レシン負荷2分前に静脈内投与、またはエタノールに溶
解後0.5%トラガント溶液に懸濁してパップレシン負
荷30分前に経口投与した。供試化合物投与群と無処置
対照群(各群5例)のST降下度について二元配置の分
散分析を行ない、供試化合物のST降下抑制作用の有無
を判定した。結果は第2表に示す。
第  2  表 上表に示した様に、本発明の化合物は強い抗狭心作用を
有している。
え肛棗U エタノールに溶解後生理的食塩水で希釈した供試化合物
を、18時間絶食した雄性ラット(ウィスター/std
系)に経口投与し、0.5時間後0.4 N lIcl
−50%エタノール1.Omlを経口投与した。さらに
1時間後、ラットを屠殺して胃を摘出した。摘出した胃
は、生理的食塩水(12m1)を注入して拡張させた状
態で、5%ホルマリンで固定した。固定後人 部にそっ
て切開、伸展して粘膜傷害を観察し、傷害部の長径を計
測した。その長径の総和を潰瘍指数とし、供試化合物の
効果は潰瘍指数を50%抑制する用量(EDIIO)で
示した。結果は第3表に示す。
第  3  表 上表に示したように、本発明の化合物は強い抗潰瘍作用
を有している。
本発明の6−フルオロプロスタグランジン誘導体は経口
的に、あるいは皮下、筋肉内、静脈内、経皮、直腸内等
の非経口的に投与される。経口投与の剤型としては、例
えば錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤などの固形製剤、
乳濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロップ剤、エリキシル剤な
どの液体製剤が挙げられる。錠剤の形態にするには、例
えば乳糖、デンプン、結晶セルロース、ポリビニルピロ
リドンなとの賦型剤:カルボキシメチルセルロース、メ
チルセルロースなどの結合剤ニアルギン酸ナトリウム、
炭酸水素ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムなどの崩
壊剤等を用いて通常の方法により成形することができる
。顆粒剤、散剤も同様に上記の賦形剤等を用いて通常の
方法によって成形することができる。カプセル剤は、例
えば6−フルオロプロスタグランジン誘導体をココナツ
ツ油等の植物油に溶解せしめて得られる溶液をヤラチン
ソフトカプセルに充填せしめることによって得ることが
できる。
非経口投与のための製剤としては、無菌の水性或は非水
性溶液剤、懸濁剤または乳濁剤、使用直前に無菌の注射
用溶媒に溶解して使用する無菌の固形製剤が挙げられる
。さらに、直腸内投与のための廃剤、膣内投与のための
ベツサリ等が挙げられる。
本発明の6−フルオロプロスタグランジン誘導体は、a
、βまたはγ−サイクロデキストリンあるいはメチル化
サイクロデキストリン等と包接化合物を形成せしめて製
剤化に用いることもできる。
本発明の化合物の投与量は、通常−日当たり0、000
1〜1. Omg / kgであり、筋肉内、皮下ある
いは静脈内投与では0.0001〜0.3ng / k
g、経[l投与では 0.0001〜1. Omg /
 kgが好ましい。
しかしながら、投与はは患者の年令、体重、症状の程度
、疾患の種類、投与回数により異なるので、これに限定
されない。
以下に実施例、製剤例を挙げて本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの例に限られるものではない。
製法[A] 1.2−フルオロ−6−メドキシカルボニルー2−へキ
セニルヨージド(式[r[I]中、R3がメチル基であ
る化合物) n−ブチルリチウム(f・1.69ヘキサン溶液、20
.7 ml、35mmo+)をT HF (57ml)
に溶解し、−78℃に冷却した。この溶液にジエチルカ
ルボキシフルオロメタンホスホナート(3,48g16
.3 mmol )のTHF(25ml)溶液を一78
℃で滴下し同温度で30分間攪拌した。この反応液に4
−メトキシカルボニルブタナール(2,11g、16.
3 mmol )のTHF(16ml)の溶液を一78
℃で適下し同温度で攪拌した。1時間後冷却浴を除去し
室温でさらに1時間攪拌した。その後反応液を0℃に冷
却し水 (40ml lを加え激しく攪拌した。分離し
た有機層を飽和重曹水(20mlx2)で抽出し、先の
水層と会わせエーテル (40mlx2)で洗浄した。
水冷上塩酸を用いて水層なpH4に調製し塩化ナトリウ
ムを飽和させた後、エーテル (40mlX3)で抽出
し有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥した。溶
媒を減圧留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(塩化メチレン:アセトン=4:1(0,1%の
酢酸を含むを含む))で精製し 2−フルオロ−6−メ
ドキシカルボニルー2−ヘキセン酸(2,34g、(E
体、7体の混合物)、収率76%)黄色オイルとして得
た。
’ II −N M R(CDCl2.TMC基準、E
体、7体の混合物) :6.25 (IH,dL、 J
= 30.811z:7体)。
6、04 (lIl、dL、 J= 20.1311z
:E体)、3.69(311,s)”F −N M R
(CDC1,、R−11基準)ニー130.7(d、J
=301Jz:Z 体)、−121,6(d、J−20
1目z:E体)このカルボン酸 (27,69g、 1
45.6 mmol )に水冷下シュウ酸クロリド (
25,4ml、 291.6mmol )を加え、50
℃で3時間攪拌した。反応液を減圧蒸留し2−フルオロ
−6−メドキシカルボニルー2−ヘキセン酸クロリドを
無色オイルとして得た (26,07g、収率86%)
B p : 124〜134℃ (3,8mm11g 
)重11−NMR(E体、7体の混合物) :6.53
(l11.dt、J=30、旧lz)、6.II (I
ll、dL、J=15.811z)。
3.29(311、S、C00C1l!+ )”F −
N M R: −122,0(d、J=3011z:7
体)、−113,2(d、J = 1511z: E体
)水冷下水酸化ホウ素ナトリウム (8,25g218
.2 mmol )のジオキサン溶液 (290ml 
 )に、この酸クロリド (15,17g 、 72.
7 mmol )を滴下し、室温で30分間攪拌後さら
に1時間加熱還流した。反応液を0℃に冷却後、飽和塩
化アンモニウム水溶液 (200ml )を加え激しく
攪拌した。有機溶媒を減圧留去し、残った水層をエーテ
ル (100ml x 3)で抽出し有機層を飽和食塩
水 (200ml )で洗浄した後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸=
3=l→2:1)で精製し、2−フルオロ−6−メドキ
シカルボニルー2−ヘキセノールを無色オイルとして得
た( 9.68 g収率76%)。
’H−NMR(E体、7体の混合物):5.15(II
l、 dt、 JHF= 21.0llz : E体)
、4.83(lH,dt、J)1.= 37.0llz
 :  7体)、3.68 (3H,s、−C口OCI
I 8 )”F −N M R: −120,3(dt
、J−14,7,37,0Hz:7体)、 −112,
2(dt、J=21.0.7.911z:E体)続いて
フルオロアルコール (2,2Sg、 12.7mmo
l )  を塩化メチレン (63ml )に溶解し、
トリエチルアミン (2,66ml、19.1 mmo
l )を加え0℃に冷却した。この溶液に塩化メタンス
ルホニル(1,18ml、 15.2 mmol )を
滴下し、室温で1時間攪拌した。反応液を水冷下飽和重
ソウ水 (60ml )に注ぎ激しく攪拌した後、有機
層を分離した。水層な塩化メチレンで抽出しく20m1
X2)、先の有機層と合わせ飽和食塩水で洗浄した。無
水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去した
。残渣をアセトン(63ml )に溶解し、ヨウ化ナト
リウム(2,86g、 19.1 mmol )を加え
1時間還流した。アセトンを減圧除去後、残渣をニーチ
ル (50ml )に溶解し水、飽和チオ硫酸ナトリウ
ム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄した。有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧除去した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:
酢酸エチル=15:l)で精製し、目的とするヨーシト
体 (3,28g、収率90%)を淡黄色オイルとして
得た。
衷H−N M R: 5.IIH,dt、J−20,7
t!z)、 3.9(11口、d、Jnp=  −2O
flz)、   3.7(311、s、   )”F 
−N M R: −104,’4(dt、J!20.2
011z)2.6−フルオロ−PGEaメチルエステル
11.+5−ビス (し−ブチルジメチルシリルエーテ
ル) (式[II ]中、R1がn−ペンチル基、R3
がメチル基、Rs、Raがし一ブチルジメチルシリル基
である化合物) (IE、3s)−1−ヨード−3−(t−ブチルジメチ
ルシロキシ)−1−オクテン (202mg、 0.5
1mmol)のエーテル溶液 (2ml)を−78℃に
冷却し、L−ブチルリチウム (f= 1.80ペンタ
ン溶液、 0.58 ml、 1.04 mmol )
を滴下し2時間攪拌した。これとは別にヨウ化第−銅 
(97mg。
0.51 mmol )にトリブチルホスフィン (0
,331,1,33n+mol ) 、THF  (2
ml )を加えた溶液を調製し、−78℃に冷却しつつ
アルゴン加圧下ステンレスチューブを用いて先の一78
℃の反応液に滴下した。同条件下で10分間攪拌後。
(R)−4−(t−ブチルジメチルシロキン)−2−シ
クロベンテノン (106mg、0.5On+mol 
)のTHF溶液 (4mg )を滴下し、−78℃で1
時間攪拌した。次にヘキサメチル亜リン酸トリアミド(
0,96ml、5.5On+mol )を−78℃で滴
下し同温度で30分間攪拌した。塩化トリフェニルスズ
(193mg、 0.50 mmol )のTHF溶液
 (2ml )を−78℃で滴下し同温度で10分間攪
拌した。最後に上述例1で得られたE型ヨーシト体(7
16mg、 2.50 mmol )のエーテル溶液 
(10mmol )を滴下し1反応部度を徐々に一20
℃まで上界させ16時間攪拌した。反応液をエーテルで
希釈した後、有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽
和食塩水の順で洗浄した。乾燥、濃縮後、残渣を0℃で
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸
エチル==15:1)で精製し目的化合物を黄色液体と
して得た (104mg、収率32%)。
’If −N M R: 5.05(III、dL、J
= 22.811z )、3、66 (311,8) ”F −N M R: −102,8(dt、J= 2
2.14Hz )3.6−フルオロ−PGF*aメチル
エステルII。
15−ビス(L−ブチルジメチルシリルエーテル) c
式[IF中、Aがヒドロキシメチレン基、R1がn−ペ
ンチル基、R3がメチル基、R”、 R’がt−ブチル
ジメチルシリル基、Rsが水素原子、5位が二重結合で
ある化合物) 2.6−ジーt−ブチル−p−クレゾール(2,70g
12.3 mmol )のトルエン溶液 (8ml)に
0℃でジイソブチルアルミニウムヒドリド(1Mヘキサ
ン溶液、 8.2 ml、8.2 mmol)を加え1
時間攪拌した。この溶液を実施例2で得られた6−フル
オロ−PGEm誘導体 (500mg、 0.82 m
n+ol )のトルエン溶液 (51)に−78℃で滴
下した。−78℃で2時間、−40〜−20℃で1時間
攪拌した後、反応液にIN塩酸水溶液(20ml)を加
え激しく攪拌しながら室温に戻した。有機層を分離後、
水層を酢酸エチル (10mlX 2 )で抽出し、先
の有機層と合わせて飽和食塩水(21ml)で洗浄した
。無水硫酸マグネシウムで乾燥の後、溶媒を減圧留去し
残渣を0℃でシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン:酢酸エチル=5:1)にて精製し、表題化合物
を無色オイルとして得た (402,8mg、収率80
%)。
’ II  −N  M  R:  4.97(111
,dL、J= 22、  l011z)”F −N M
 R: −98,4(dL、 J = 2211z)4
.6−フルオロ−PGF+αメチルエステル11゜15
−ビス−(し−ブチルジメチルシリルエーテル)(式[
■]中、八へヒドロキシメチレン基、R1がn−ベン゛
チル基、R2がメチル基、R3,R’がt−ブチルジメ
チルシリル基、R1′が水素原子である化合物) 前例で得られた PGF、誘導体 (122mg、0.
20 mmol )のTHF溶液 (3ml )にトリ
エチルアミン (0,3m1)、5%パラジウム−硫酸
バリウム触媒 (122mg )を加え、水素ガス雰囲
気上室温で3時間攪拌した。反応液中の固体を濾別し濾
液を減圧上濃縮し、残渣を0℃においてシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=20:
I)で精製し、6位の異性体と思われる2種類の6−フ
ルオロPGF lα誘導体(低極性物55 mg、収率
45%:高極性物43 mg、収率35%)を得た。
(低極性成分) ’ H−N M R: 4.72(lIl、dm、Jn
p= 5111z )、3.66 (3)1、S) ”F−NMR: −180,4(m )(高極性成分) ’H−N M R: 4.62(IIl、dm、JHp
= 4911z  )。
3.66 (311、S) ”F−NMR: −180,7(m )5.6−フルオ
ロ−PGE、メチルエステル11゜15− (t、−ブ
チルジメチルシリルエーテル)(式[N中、Aがカルボ
ニル基、RIがn−ペンチル基 R1がメチル基、R3
゜R4がt−ブチルジメチルシリル基、R11が水素原
子である化合物) N−クロロコハク酸イミド (85mg、0.64mm
ol )のトルエン溶液 (2,6ml )に0℃でジ
メチルスルフィド (57ml、 0.76  mmo
l )を滴下した。この溶液を一25℃に冷却した後、
前例で得られた6−フルオロ−pGF lα誘導体の低
極性異性体 (87,6mg、0.14 mmol )
のトルエン溶液 (0,65ml )を滴下した。−2
5℃で2時間攪拌した後、トリエチルアミン (175
ml。
1.26 mmol )のn−ペンタン溶液 (0,2
6ml )を加えた。有機層を水冷1%塩酸水溶液 (
2ml)で洗浄しさらに氷水 (3mlX2)で洗浄し
た。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒
を減圧留去し得られた残渣を0℃においてシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:
I)で精製し、PGE+誘導体を無色オイルとして得た
( 82.5mg、収率96%)。
’II  −N  M  R:  4.45(Ill 
、  dm、  J  =501暑2)”F −N M
 R: −185,7(m)高極性・異性体も同様に酸
化し、対応するPGEt誘導体を無色オイルとして得た
(82.5mg、収率96%)。
’H−NMR: 4.40  (1B、  dm、  
J  ・50  fiz)”F−NMR:  −187
,0(m  )6.6−フルオロ−PGE!メチルエス
テル(式[I]Aがカルボニル基、R1がn−ペンチル
基、R2がメチル基、R3、R4、R’が水素原子、9
位が二重結合である化合物)実施例2で得られた6−フ
ルオロ−PGE!メチルエステル11.15−ビス (
し−ブチルジメチルシリルエーテル)(200mg、0
.33 mmol )のアセトニトリル (7,0m1
)に0℃で40%フッ化水素水溶液 (1,1ml )
を加え、室温で1時間攪拌した。反応液に氷水 (25
ml )を加えクロロホルム (10mlX 7)で抽
出した。有機層を合わせ無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、溶媒を減圧留去した。残渣を0℃においてシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン:アセト
ン=5 : 2)にて精製し、表題化合物を無色オイル
として得た (102mg、  収率82%)。
’H−N M R:  5.04(lIl、dt、J=
 22. 811z  )”F −N M R:  −
102,1(dt、J= 2211z)7.6−フルオ
ロ−PGF、aメチルエステル(式[IF中、Aがヒド
ロキシメチレン基、R1がローペンチル基、R2がメチ
ル基、R3,R’、 R’が水素原子、5位が二重結合
である化合物) 実施例3で得られた6−フルオロ−PGFaメチルエス
テル・II、 +5−ビス (し−ブチルジメチルシリ
ルエーテル)を上例に準じて処理し、表題化合物を得た
’II −N M R: 4.56(l11.dt、J
□=211Iz。
J =8 l1z)、 3.66(311,5)19F
 −N M R: −109,6(dL、J = 21
.14117.18.6−フルオロ−PGE+メチルエ
ステル(式[I]中、八がカルボニル基、R1がn−ベ
ンチル基、R2がメチル基、R3、R4、R6が水素原
子である化合物) 実施例5で得られたら一フルオローPIIE、誘導体の
低極性成分を上例に準じて処理し、表題化合物を無色オ
イルとして得た(収率83%)。
’H−N M R: 4.57(Ill、dm、 J+
+p= 4911z)、3、66 (311、S) ”F−NMR: −183,4(m )同様に高極性異
性体からも対応するメチルエステルが78%の収率で得
られた。
’HN M R:  4.40(lIl、dm、J+p
= 50IIz  l、3.65(311、S) ”F−NMR: −184,7(m )9.6−フルオ
ロ−PGE2 (式[I]中、Aがカルボニル基、R’
がn−ペンチル基、R2゜R3、R4,Rsが水素原子
、5位が二重結合である化合物) 実施例6で得られたメチルエステル (50mg、0.
13 mmol )のアセトン溶液 (0,55ml 
1にp H8リン酸バツフアー (6,5mi )を加
え、さらに豚肝臓エステラーゼ水溶液 (シグマ社製、
pH8) (0,11ml )を加えて室温で4、時間
攪拌した。反応液を0℃に冷却し、IN塩酸を用いてp
H4に調製した後硫酸アンモニウムを飽和させた。この
溶液を酢酸エチル(3mlX10)で抽出し、有機層を
飽和食塩水 (10ml )、で洗浄した後無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去した後、得られ
た残渣を高速液体クロマトグラフィー(カラム: YM
CPACK−ODS、アセトニトリル:水=4:6(0
,1%酢酸を含む))で精製し、カルボン酸(40’m
g、収率82%)を無色オイルとして得た。
’jl −N M R: 5.05(IIl、dt、J
= 22. 811z)”F −N M R: −10
2,3(dL、J = 22.1411x)10.6−
フルオロ−PGFza  (式[I1中、Aがヒドロキ
シメチレン基%R’がn−ペンチル基、R2、R3、R
4,R@が水素原子、5位が二重結合である化合物) 実施例7で得られたメチルエステル体 (IO,9mg
、0.028 mmol )をメタノール (0,5m
1)、水 (0,5ml )に溶解し、水冷下0.74
N水酸化ナトリウム水溶液 (0,2ml )を加え室
温で18時間攪拌した。反応液を0.IN  塩酸でp
 114に調製した後、反応液を食塩で飽和させ、酢酸
エチルで繰り返し抽出しく−1mlx In )飽和食
塩水で洗浄した。有機層を乾燥後、減圧上濃縮し、表題
化合物を得た (lomg、  収率91% )。
’H−N M R: 4.56(IH,dt、JllF
= 2111z。
J=811z) ”F −N M R: −109,5(dLJ= 21
.14117. )11.6−フルオロ−PGE+ (
式[I]中、Aがカルボニル基、R1がn−ペンチル基
、R2、R”、 R’、R8が水素原子である化合物)
実施例8で得られた化合物を実施例9の手法により加水
分解し、目的化合物を無色オイルとして得た(収率96
%)。
低極性成分 ’H−N M R: 4.71111.dm、J、p=
 4911z l”F−NMR: −180,6(m 
)高極性成分 ’ H−N M R: 4. TO(l11.dm、 
JHF= 49112 )”F−NMR: −177,
1(m l12、  (+7S)−17,20−ジメチ
ル−6−フル才ローPGE。
メチルエステル11.15−ビス(し−ブチルジメチル
シリルエーテル)(式[II ]中、R1が (2S)
−2−メチルヘキシル基、R8がメチル基、R3、R4
がL−ブチルジメチルシリル基である化合物) 実施例2における (IE、3S)−トヨードー3−(
t−ブチルジメチルシロキン)−1−オクテンの代りに
 (IE、 3S、5Sl+−ヨード−3−(し−ブチ
ルジメチルシロキン)−5−メチル−1−ノネンを用い
ることにより、表題化合物を収率72%で得た。
’II −N M R: 5.05(IIl、 dt、
 J = 21.811z)。
3.67 (311、S) ”i? −N M R: 、 102.8(dL、J、
−F21、+411z )以下、上述の実施例に示した
手法を用い、下記の6−F−17,20−ジメチル−P
G誘導体を合成した。
+3.  (+7S )−17,20−ジメチル−6−
フルオロ−PGEi (式[I]中、Aがカルボニル基
、R1が (2S12−メチルヘキシル基、R2゜R3
、R’、 R’が水素原子、5位が二重結合である化合
物) ’H−N M R: 5.05(IIl、dL、J= 
21.811z)”F −N M R: −102,3
(dt、J= 22.1411z)+4.  (+73
)−17,20−ジメチル−6−フルオロ−PGFaα
(式[I1中、Aがヒドロキシメチレン基、R1が (
2S12−メチルヘキシル基、R2,R3,R4、R8
が水素原子である化合物) ’H−N M R: 4.58+II1.dt、J= 
21.811z)”F −N M R: −109,5
(dt、J = 21.1411z)+5.  +17
S)−17,20−ジメチル−6−フルオロ−PGFI
(弐[I中、Aがカルボニル基、R1が(2S12−メ
チルヘキシル基、R2、R3、R4゜R6が水素原子で
ある化合物) 生成物は6位エピマーの混合物である。
低極性成分 鳳H−N  M  R:  4.71  (lH、dm
、Jnp=  4711z  )”F −N M R:
 −180,5(ml高極性成分 ’ II −N M R: 4.7Q(lIl、dm、
Jnp= 4?IIz)”F −N M R: −17
7,0(m)16、Δ” −(+73)−ジメチル−6
−フルオロ−PGF 、αメチルエステル11.15−
ビス (1−ブチルジメチルシルエーテル)(式[I]
中、八がヒドロキシメチレン基、R’が(2S)−2−
メチルヘキシル基、R8がメチル基、R3、R4が (
し−ブチルジメチルシリル基、R″が水素原子、2位が
二重結合である化合物) 一70℃においてジイソプロピルアミン(0,06m1
,0.413 mmol lのT HF溶液にn−ブチ
ルリチウム (1,51Mヘキサン溶液、0.274 
ml、0.413 mmol )を加え同温度で20分
間攪拌した。
この溶液に一70℃で(+73)−17,20−ジメチ
ル−6−フルオロ−PGFI αメチルエステルII、
 +5−ビス(し−ブチルジメチルシリルエーテル)の
低極性成分 (101mg、 0.157 mmol 
)のTHF溶液(0,47m1)を滴下し、同温度で2
0分間攪拌した。次にジフェニルジセレニド (103
mg。
Q、157 mmol )のT HF溶液 (0,47
ml )を滴下し、−70℃で45分間、0℃で1時間
攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液(5m
l)を加え、有機層をエーテルで抽出した。
エーテル溶液を飽和食塩水で洗浄後、乾燥、濃縮を経て
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン
:酢酸エチル=7:1)にかけ2−フェニルセレノ化体
 (92mg、収率73%)を得た。
この2−フェニルセレノ化体(92mg、0.115m
mol )を酢酸エチル(0,735,ml )、 T
HF(0,367ml )の混合溶液に溶解し、炭酸水
素ナトリウム (32mg )を加えた。35℃におい
て30%過酸化水素水 (0,039ml )を滴下し
同温度で30分間攪拌した。反応液を酢酸エチル(5m
l)で希釈し、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。有
機層を乾燥、濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフ
ィー(ヘキサン:酢酸エチル= 。
7:l)で精製して表記化合物を得た( 69mg、収
率93%)。
’ It −N M R:  4.58(Ill、dm
、 J、、F= 47112)、5.83(lIl、d
、J  =  1611z)、6.93(lIl、dt
、J=16.7  +12  ) ”F−NMR:  −182,0(m  )(+73)
−17,20−ジメチル−6−フルオロ−PGF、αメ
チルエステル11.+5−ビス(し−ブチルジメチルシ
リルエーテル)の高極性成分も同様にしてΔ2誘導体に
変換される。
+7.△” −+17S)−17,20−ジメチル−6
−フルオロ−PGEI +式[I]中、八がカルボニル
基、R1が (2Si2−メチルヘキシル基、R2、R
3,R4、R6が水素原子、2位が二重結合である化合
物) 実施例16で得られたメチルエステル(69mg。
0.108 mmol )を実施例10の手法に従って
加水分解し、カルボン酸に変換する(収率83%)。
このカルボン酸 (56mg、 0.089 mmol
 )をエーテル (3ml)に溶解し、0℃において常
法により調製したクロム酸溶液 (4,4ml )を加
え、同温度で2時間攪拌した。反応液をエーテル (5
mlX3)で抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄し
た。有機層を乾燥、濃縮し、無色のPGE、誘導体を得
た (54mg、収率97%)。
次にこのシリルエーテル(54mg、 0.086mm
ollのアセトニトリル溶液 (2,6ml )に0℃
で40%フッ化水素液 (0,45ml )を加え室温
で1時間攪拌した。反応液に氷水 (10ml )を加
え、クロロホルムで抽出した。有機層を合せ乾燥、濃縮
後、残渣を高速液体クロマトグラフィー(カラム: Y
MCPACK−ODS、アセトニトリル:水=4:6(
0,1%酢酸を含む))で精製し、表題化合物を無色液
体として得た (26mg、収率73%)。
’HN M R: 4.71(Ill、 dm、 JH
P= 471+2)。
5.83 (IH,d、 J = 1611z )、6
.93 (Ill、dt、、 J =16.7 Hz 
) ”F−NMR: −182,0(m )製法B 18.2−フルオロ−6−メドキシカルボニルー2−ヘ
キセナール(式[VI]中、R2がメチル基である化合
物) シュウ酸クロリド (3,55ml、 40.7 mm
ol )の塩化メチレン溶液 (74ml )に−60
℃でジメチルスルホキシド (6,22ml、87.6
mmol )の塩化メチレン溶液 (13,6ml )
を滴下した。15分間−60℃で攪拌した後、同温度で
実施例1の合成中1711体である 2−フルオロ−6
−メドキシカルボニルー2−ヘキセノール + 6.5
2 g、 31.3mmol )の塩化メチレン溶液 
(27ml )を滴下し40分間攪拌した。−60℃で
トリエチルアミン(28,4ml、203.5 mmo
l )を加え15分間同温度下攪拌し、さらに室温で3
0分間攪拌した。反応液に水 (60ml )を加え激
しく攪拌した後何機層を分離し、水層を塩化メチレン 
(30m1X2 )で抽出し先の有機層と合わせた。こ
の有機層を飽和食塩水 (100ml )で洗浄した後
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去した
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル:=7:I)で精製しE型アルデヒド
 (1,60g、  収率29%)及び2型具性体 (
1,80g、収率33%)をそれぞれ無色オイルとして
得た。
E型アルデヒド ’H−N M R: 9.74(IIl、d、JII1
511z)、6.16(IIl、 dt、 J= 18
.911z)、 3.69(311,s)”F −N 
M R: −127,1(dd、J= 15.1811
z)Z型アルデヒド ’H−N M R: 9.2S(Ill、d、J−18
11z)、5.95(Ill、 dt、 J = 32
.811z) 3.691311. s)”F −N 
M R: −133,2(dd、 J= 20.321
1z )19.6−フルオローフーヒドロキシーpGE
sメチルエステルII、+5−ビス (し−ブチルジメ
チルシリルエーテル) (式[!V]中、R1がn−ペ
ンチル基、R2がメチル基、Rs。
R4がt−ブチルジメチルシリル基である化合物) (IE、3Sll−ヨード−3−(シープチルジメチル
シロキシ)−1−オクテン (4,93g、 13.4
 mmol )のエーテル溶液 (54ml )を−7
8℃に冷却し、し−ブチルリチウム (f=1.80ヘ
キサン溶液、15.2 ml、27.3 mmol )
を滴下し2時間攪拌した。これとは別に 1−ペンチン
鋼 (1,75g。
13.4 mmol )をヘキサメチルリン酸トリアミ
ド(4,87ml、26.8 mmol )に溶解した
後、エーテル (64ml )で希釈し一78℃に冷却
しておく。
この溶液を一78℃のままアルゴン加圧下、ステンレス
チューブを用いて先の一78℃の反応液に滴下した。同
条件下で30分攪拌後、(R)−4−(L−ブチルジメ
チルシロキシ)−2−シクロベンテノン(2,80g、
 13.2 mmol )のエーテル溶液(54ml)
を先程と同様アルゴン加圧下ステンレスチューブを用い
て滴下した。−78℃で10分間さらに一40℃で20
分間攪拌した後、あらかじめ−78℃に冷却した (2
E)−2−フルオロ−6−メドキシカルボニルー2−ヘ
キセナール (2,53g、14.5mmol)のエー
テル溶液 (54ml )をアルゴン加圧下ステンレス
チューブを用いて滴下し一40℃で1時間攪拌した。反
応液をpH4の酢酸バッファー液 (500ml )と
ヘキサン (300ml )の混合液に0℃で激しく攪
拌しながら注ぎ、そのまま15分間攪拌した。析出した
固体を濾別し有機層を分離した後、有機層を塩化アンモ
ニウム飽和アンモニア水 (200mlX3)、飽和塩
化アンモニア水溶液 (300ml )飽和食塩水 (
300ml)の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。溶媒を減圧留去し残渣を0℃でシリカゲルクロ
マトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1)で調
製し目的化合物を黄色オイルとして得た (5,00g
、収率60%)。
’H−N M R:  5.18(l11.dt、J=
 21.811z)。
4、67 (IIl、ddd、 JllF・26Hz、
J=8.3Hz)、3.67(31置、 S ) ”F −N M R: −120,5(dt、J= 2
1.2611z )20、Δツー6−ツルオローPGE
2メチルエステルII、15−ビス(t−ブチルジメチ
ルシリルエーテル)(式[V]中、R1がn−ペンチル
基、R1がメチル基、R3、R4がt−ブチルジメチル
シロキシである化合物) 実施例19で得られた化合物(3,14g、 5.0m
mol)を塩化メチレン (25ml )に溶解し、0
℃で4−ジメチルアミノピリジン(1,83g、15 
mmol )、ついで塩化メタンスルホニル(0,58
m1.7.5mmol)を加えた。室温で15時間攪拌
した後、反応液を0℃で飽和重奏水(850ml )に
注ぎ激しく攪拌した。有機層を分離後水層をエーテル 
(30mlx2)で抽出し、先の有機層と合わせ飽和食
塩水(50mllで洗浄した。有機層を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し残渣を0℃でシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=8:l)で精製しジェノン体を黄色オイルとして得た
(2.29g、収率75%)。
’II −N M R: 5.50(Ill、dd、 
Jnp= 1711z。
J=9 )1z )、 4.27(18,d、 JHP
=4112 )。
3.68(311、S) ”F −N M R: −113,4(dd、 J =
 21.3511z)21、  (6E)−△6−6−
フルオローPGE、エチルエステル II、R5−ビス
(し−ブチルジメチルシリルエーテル)(式[■]中、
Aがカルボニル基、R′がn−ペンチル基、R2がメチ
ル基、R3、R4がし一ブチルジメチルシリル基 R8
が水素原子、6位がE型二重結合である化合物) 実施例20で得られたジェノン体 (500mg、0.
82mmoi)をイソプロピルアルコール(12ml)
に溶解し、亜鉛粉末(1,07g、 16.4mmol
)、酢酸 (2,43m1)を加え50℃で 1.5時
冊攪拌した。反応液を室温に戻した後酢酸エチル(60
ml)で希釈し、固体を濾別した復水(30ml)、飽
和重曹水(30ml)。
飽和食塩水(30ml)の順に洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶媒を減圧留去した後、残漬を0℃
でシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢
酸エチル=I5:I)で精製し6−フルオロ−PGEs
誘導体(64mg、収率13%)。
(6E)−Δ6−6−フルオローPGE、誘導体(I 
13mg、収率2S%)、及び (6E)−8−enL
−Δ@−6−フルオローPGE、誘導体(146mg、
収率29%)をそれぞれ無色オイルとして得た。
(6E)−△6−6−フルオローr’GE+メチルエス
テルII、+5−ビス (し−ブチルジメチルシリルエ
ーテル) ’II −N M R: 5.47〜5.60(2H,
m)、 4.84(Ill、 dd、 J、、、 =2
1 Ilz、 J= 1011z )1qF −N M
 R: −98,7(dt、 J=21.8 tlz 
)(6E)−8−enL−Δ6−6−フルオローPGE
、メチルエステル II、15−ビス (し−ブチルジ
メチルシリルエーテル) ’H−N M RC5,08〜5.62(211、m 
)%4.79(IIl、 dd、 Jop= 2111
7.、 J= In Ilz )19F  −N  M
  R:  −99,4(dt、 J=21. 811
z  )22、  (6Z)−△6−6−フルオローP
GF、メチルエステルII、+5−ビス(し−ブチルジ
メチルシリルエーテル) (式[I]中、Aがヒドロキ
シメチレン、R’がn−ペンチル基、R2がメチル基、
R’、 R’がし一ブチルジメチルシリル基、R6が水
素原子、6位がZ型二重結合である化合物)及び (6
Z)−Δ6−6−フルオローPGE、 11.15−ビ
ス(L−ブチルジメチルシリルエーテル) (式[I]
中、Aがヒドロキシメチレン基%RIがn−ペンデル基
、R2が水素原子、R3,R’がt−ブチルジメチルシ
リル基、R5が水素原子、6位が二重結合である化合物
) 実施例19で得られたヒドロキシケトン(1,00g。
1.59mmol )の無水メタノール溶液(18ml
)に水素化ホウ素ナトリウム (181mg、4.78
 mmol )を−10℃で一度に加え30分間同温度
下攪拌する。
飽和塩化アンモニウム水溶液 (In ml )を嫡々
に加えた後、減圧下メタノールを留去する。残渣をエー
テルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後。
乾燥、濃縮する。カラムクロマトグラフィー精製(ヘキ
サン:酢酸エチル=2:1)により758mg(収率7
5%)の7−ビトロキシ−6−フルオロ−PGF、 l
l15−ビス(し−ブチルジメチルシリルエーテル)を
得た。
このジオール (373mg、 0.592 mmol
 )のアセトニトリル溶液(5ml)に1.1’−チオ
カルポニルジイミダソール(106mg、 0.592
 mmol)と4−ジメチルアミノピリジン(72mg
、 0.592mmol)を加え、室温で12時間攪拌
する。氷冷した希塩酸とエーテルを加え、エーテル層を
水、飽和食塩水で洗浄、乾燥後、濃縮する。残渣をフラ
ッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチ
ル=4:1)にかけ、チオカーボナイト体 (312m
g、収率72%を得た。
このチオカーボナート体(312mg、 0.462m
mol)、水素化トリーローブチルスズ (3ml)、
そしてビス−し一ブチルペルオキシド (12mg )
の混合物を55℃で1時間攪拌する。水冷後、INナト
リウムメトキシドのメタノール溶液 (3ml )とT
 II F (3ml)の混合物をを加え、室温で1夜
間−攪拌する。水冷した希塩酸で中和し減圧下溶媒を除
去する。残渣にエーテルと飽和食塩水を加え、水層なエ
ーテルで繰り返し抽出する、集めたエーテル溶液を飽和
食塩水で洗浄、乾燥、濃縮する。残渣をカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:l→酢酸エチ
ル)にかけ、(6Z)−Δ6−6−フルオローPGF 
、メチルエステル誘導体 (94mg、収率32%)及
びメチルエステル基の加水分解された(6Z)−Δ6−
6−フルオローPGFI誘導体 (104mg、  収
率39%を得た。
(6z)−Δ6−6−フルオローPGF+ aメチルエ
ステル基I、+5−ビス(し=ブチルジメチルシリルエ
ーテル) ’H−N M R: 4.72(III、dd、 J□
、=3811z。
J=lOHz) ”F −N M R: −107,0(dt、 J =
 38.1711z)(6Z)−Δ6−6−フルオロー
PGF、 11.15−ビス(し−ブチルジメチルシリ
ルエーテル)’H−N M R: 4.72(Ill、
 dd、 J、、= 3811z。
J= In Hz ) ”F −N M R: −106,8(dt、 J =
 38.1811z)2S、  (6E)−Δ6−6−
フルオローPGE+ (式[I1中、Aがカルボニル基
、R’がn−ペンチル基、R1,R2、R’、R’が水
素原子、6位がE型二重結合である化合物) 実施例21で得られた生成物を実施例6の手法により脱
シリル保護化、続いて実施例9の手法によりメチルエス
テルの加水分解を行ない、表題化合物に変換した。
’II −N M R: 4.84(III、dd、J
= 21.l011z)”F  −N  M  R: 
 −98,8(dt、 J= 21、8 11z  )
24、  (6E)−8−ant−△6−6−フルオロ
ーPGE、  (式[I1中、8位が1体、八がカルボ
ニル基、R1がローペンデル基、Ra、 Rs、 R4
、R6が水素原子、6位がE体二重結合である化合物) ’II −N M R: 5.25〜5.75(711
、ml、 4.79(111、dd、 Jl+p = 
2111z、 J= 1011z )19F −N M
 R: −99,4(dL、 J=21.811z )
25、  (6Z)−△6−6−フルオローPGF+ 
 (式[+]中、Aがヒドロキシメチレン基、RIがn
−ペンチル基、R2、R3、R4、[セロが水素原子、
6位がZ型二重結合である化合物)実施例22で得られ
た (6Z)−Δ6−6−フルオローPGF、 11.
15−ビス(し−ブチルジメチルシリルエーテル)を上
述実施例の手法に準じて40%フッ化水素水溶液で処理
し、生成物を高速液体クロマトグラフィー(カラム: 
YMCIIACK−ODS、アセトニトリル:水=4:
6(0,1%酢酸を含む)で精製し、表題化合物を得た
’H−N M R: 4.72(Ill、dd、J□P
=38117.、J= 1011z ) ”F −N M r? : −107,1(dt、J=
 38.1711z)26、  (6E)−8−ent
−△6−6−フルオローP’GF+ (式[]]中、8
位が1体、Aがヒドロキシメチレン基、R1がローペン
チル基、R2、R3、R4、Rr′が水素原子、6位が
E型二重結合である化合物) 実施例21で得られた8−ent−Δ6−6−フルオロ
ーPGE、誘導体を実施例2で示した方法で還元し、以
下前述の手法で脱保護、エステル加水分解を行ない、表
題化合物に変換した。
’H−N M R: 5.25〜5.75(2+1、m
)、4.97(IIl、 dd、 Jnp= 22 H
z、 J= 1011z l”F −NM R: −9
8,4(dt、 J=22.811z )27、8−e
nL−6−フルオロ−PGF+ (式[I]中、8位が
1体、Aがヒドロキシメチレン基、R1がn−ペンチル
基 R!、 R3,R4、R8が水素原子である化合物
) 実施例26の生成物を実施例3に示した水素添加反応に
賦し、以下前述の手法で脱保護、エステル加水分解を行
ない表題化合物を得た。生成物は6位エピマーと思われ
る2種類の混合物である。  。
低極性成分 ’H−N M R: 5.24〜5.70(211,m
 )、 4.72(Ill、 dm、 J+Ip= 5
+ 11z )”F−NMR: −180,4(m )
高極性成分 ’  H−N  M  R:  5.24〜5.72 
  (211、m)4.62(IIl、 dm、 JI
IF = 4911z )”F−NMR: −180,
7(m )28、8−enL−6−フルオロ−PGEI
 C式[I]中%8位が1体、Aがカルボニル基、RI
がn −ペンチル基、R2、R3、R4、R5が水素原
子である化合物) 実施例27の生成物をそれぞれ実施例4の方法で酸化し
、以下前述の手法で脱保護、エステル加水分解を行ない
表題化合物に変換した。
低極性成分 ’tl −N M R: 5.25〜5.70(2H,
m )、4.45(111、dm、 J = 50 I
lz )”F  NMRニー185.7(m) 高極性成分 ’H−N M R: 5.25〜5.70(211,m
 )、4.40(111、dm、 J= 5011z 
)”F−NMR: −181,0(m) 29、  (+7S)−1?、20−ジメチル−6−フ
ルオロ−ツーヒドロキシ−PGE、メチルエステル11
.+5−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル)(
式[IV l中、R1が (2S) −21f ルヘキ
シル基、R2がメチル基、R3、R4がt−ブチルジメ
チルシリル基である化合物) 実施例19における (IE、3S)−1−ヨード−3
−(し−ブチルジメチルシロキシ)−1−オクテンの代
りに(I E、 3S、 5S) −1−ヨード−3−
(t−ブチルジメデルシロキシ)−5−メチル−1−ノ
ネンを用いることにより、表題化合物を収率75%で得
た。
’tl −N M R: 5.14(IIl、  dL
、  J= 22.811z)、4.69(IIl、 
ddd、JHP=2711Z、  J=I3.311z
)、3.67 (311,s ) 1F −N M R: −120,9(dd、J= 2
2.2711z)以下、上述の実施例に示した手法を用
い、下記の6−F−17,20−ジメチル−PG誘導体
を合成した。
30、  [62,17s)−Δ’−17.20−ジメ
チル−6−フルオロ−PGFI i式[I]中、Aがヒ
ドロキシメチレン基、R1が (2S12−メチルヘキ
シル基、R2、R3、R4、R8が水素原子、6位がZ
型二重結合である化合物) ’If −N M R: 4.74(IIl、 dd、
J= 39.1O11zl凰”F  −N  M  R
:  −106,9(dt 、  J  =  39.
 1711z)31、  (6E、17s)−8−en
t−Δ’−17.20−ジメチル−6−フルオロ−PG
E+ (式〔1]中、8位が8体、Aがカルボニル基、
R’が (2S)−2−メチルヘキシル基、R*、R3
、R’、 R’が水素原子、6位がE型二重結合である
化合物) ’H−N M R: 5.25〜5.75(211,m
 1.4゜79(Ill、 dd、 Jnp= 21 
Hz、 J= In Ilz )”F −N M R:
 −99,4(dL、 J=21.8 llz )32
、  (6E、17S)−8−enL−Δ’−I7,2
0−ジメチル=6−フルオロ−PGFI (式[I]中
、8位が8体、Aがヒドロキシメチレン基、R′が(2
S12−メチルヘキシル基、R”、 R’、 R’。
R6が水素原子、6位がE型二重結合である化合物) ’H−N M R: 4.79(Ill、dd、 Jl
lF= 21112゜J== 1011z ) ”F −N M R: −99,4(dL、 J= 2
1.811z )33、8−enL−17,20−ジメ
チル−6−フルオロ−PGF 。
(式H]中、8位が8体、Aがヒドロキシメチレン基、
R’が (2S)−2−メチ、ルヘキシ/I/基、R2
、R3、R’、 R’が水素原子である化合物) 低極性成分 ’II−NMR:4.84(Ill、dm、 JHF:
 51112)”F−NMR: −180,6(m )
高極性成分 ’ If −N M R: 4.61111. dm、
 JHF= 4911Z)”F −NM R: −18
3,9(m )34、8−ent−IT、20−ジメチ
ル−6−フルオロ−PGE。
(式[I]中、8位がR体%Aがカルボニル基、R’が
 (2S)−2−メチルヘキシル基。
R2、R3,R’、R6が水素原子である化合物) 低極性成分 ’II −N M R: 4.7+(III、 dm、
 J、、、= 4911z)”F−NMR: −180
,6(m) 高極性成分 ’ H−N M R: 4.66(Ill、dm、 J
np= 49Hz)”F−NMR: −180,9(m
 )35、8−enL−Δ”−IT、20−ジメチル−
6−フルオロ−PGE+ を式[I1中、8位が8体、
八がカルボニル基、R1が (2S)−2−メチルヘキ
シル基、R”、 R’、R4、R’が水素原子、2位が
二重結合である化合物) 実施例16の手法に従って、8−ent−17,20−
ジメチル−6−フルオロ−PGF、メチルエステル11
.15−ビス (t−ブチルジメチルシリルエーテル)
の低極性生成物を処理し、以下エステル加水分解、Jo
nes酸化、脱シリル化反応を行なって表題化合物に変
換した。
’H−N M R: 5.08〜5.62(211、m
 1.4.79(Ill、dm、 JHF= 51 H
z )”F−NMR: −180,9(m 1高極性酸
分も同様に変換される。
製法[C] 36.9−アセチル−6−ヒドロキシ−PGFI Qメ
チルエステル11.15−ビス(t−ブチルジメチルシ
リルエーテル)(式[■]中、R1がn−ペンチル基、
R8がメチル基、R3、R4がt−ブチルジメチルシリ
ル基、R6がアセチル基である化合物) 6−ケドーPGFI aメチルエステル II、+5−
ビス(し−ブチルジメチルシリルエーテル) (120
mg、0、187mmol)のピリジン溶液(1ml)
に0℃で無水酢@(1ml)と 4−ジメチルアミノピ
リジン(1,0mg)を加え0℃で30分間、室温で3
0分間攪拌した。反応液を飽和重曹水に加えエーテルで
3回抽出した。この粗生成物をメタノール(2ml)に
溶解し、0℃で水素化ホウ素ナトリウム(21mg)を
加えた。0℃で30分間攪拌した後、飽和塩化アンモニ
ウム水溶液に入れエーテルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、乾燥、濃縮後、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=I:5)で精製
し、標問題化合物を得た(121 mg、収率95%)
。なお、生成物は6位異性体の約l:1の混合物である
低極性成分 ’tl −N M R(CDC1,、TMS基準 ):
62.04(311、S)、3.53 (Ill、 b
rs )高極性成分 ’H−N M R: 2.06(311,s)、3.5
2(III、brs)この生成物は以下の操作により、
6−フルオロ−PGFI (Zメチルエステル誘導体に
変換された:この6−ヒドロキシ体(I08mg、 O
,I58mmol)を無水塩化メチレン(5ml)に溶
解し、−78℃でビベリジノサルファトリフルオリド(
0,029m1 )を滴下する。−78℃で30分間攪
拌した後エーテル(5ml )で希釈し、氷冷した飽和
重曹水に注いだ。エーテルで抽出し、有機層を飽和食塩
水で洗浄後、乾燥、濃縮した。
残渣をメタノール (5ml)に溶解し、無水炭酸カリ
ウム (109mg )を0℃で加えた。室温で14時
間攪拌した後、反応液を濾過しエーテルで洗浄した。濾
液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥、濃縮後、カラムクロマ
トグラフィー (酢酸エチル:へ子サン=1:5)で精
製し、表題化合物を得た (34mg、収率34%)。
なお、生成物は6位異性体の約l:lの混合物である。
37、  (+7s)−9−アセチル−17,20−ジ
メチル−6−ヒドロキシ−PGF、 aメチルエステル
11.15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエーテル
)実施例1における6−ケドーPGF+ aメチルエス
テル11.15−ビス(t−ブチルジメチルシリルエー
テル)の代りに (17s)−+7.20−ジメチル−
6−ケドーr’GF+ aメチルエステルを用い、表題
化合物を収率95%で得た。なお、生成物は6位異性体
の約l:1の混合物である。
低極性成分 ’H−N M R(CDC1,TMS基準 ):62.
04(311,s )、 3.53(Ill、brs 
)高極性成分 鵞 H−N  M、R:  2.06(311,s)、
3.52(IIl、brslこの化合物も同様のプロセ
スにかけることにより、(+7s) −17,20−ジ
メチル−6−フルオロ−PGF +誘導体に変換された
製j刊」寸」−胃溶カプセル Δ! −173,20−ジメチル−6−フルオロ−PG
E。
50 mgをエタノール10m1に溶解し、これをマン
ニトール 18.5gに混合し、30メツシユのふるい
を・通して30℃で90分間乾燥させた後、再び30メ
ツシユのふるいを通した。
その粉末にエアロシル(ミクロファインシリカ) 20
0 mgを加えてN[L3ハードセラチンカプセル 1
00個に充填して、lカプセル当たり 0.5mgの△
” −173,20−ジメチル−6−フルオロ−PGE
を含む胃溶カプセルを得た。
1眉里ユ  注射剤 Δ”−173,20−ジメチル−6−フルオロ−PGE
0.5mgをエタノール5mlに溶解し、バクテリア保
留フィルターをとおして殺菌し、1ml容■アンプル当
たり 0.1mlずつ入れることにより、アンプル当た
りlOμgの△”−173,20−ジメチル−6−フル
オロ−1’GE、が含まれるようにしアンプルを封管し
た。アンプルの内容物は適当な容量、例えばpH8,6
のトリス塩酸緩衝液で1mlに希釈して注射剤として用
いる。
1鼠■]  注射用凍結乾燥剤 Δ”−17S、20−ジメチル−6−フルオロ−PGE
50 mgとα−シクロデキストリン 1.6gおよび
蒸留水In mlの溶液に、クエン酸10 mg、ラク
トース 50 gと蒸留水800 mlを加えて溶解し
、蒸留水で全:讐1を11とする。以下、常法に従い無
菌濾過した後、1mlずつアンプルに充填し、凍結乾燥
して溶閉、注射用凍結乾燥製剤を得た。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式[ I ]で表わされる6−フルオロプロス
    タグランジン誘導体及びそれらの塩。 ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] ただし、A:カルボニル基またはヒドロキシメチレン基 R^1:置換もしくは非置換のC_1〜C_1_0のア
    ルキル基または置換もしくは非置換の5〜6員環のシク
    ロアルキル基 R^2:水素原子またはC_1〜C_1_0のアルキル
    基 R^3、R^4:同一もしくは異なり水素原子または保
    護基 R^5:水素原子またはヒドロキシ基 ■:一重結合または二重結合 を表わす
  2. (2)上記式[ I ]中、Aがカルボニル基、2位、5
    位、6位が一重結合、8位がS配置、R^2、R^3、
    R^4、R^5が水素原子、R^1が(2S)−2−メ
    チルヘキシル基である特許請求の範囲第1項記載の6−
    フルオロプロスタグランシン誘導体。
  3. (3)上記式[ I ]中、Aがカルボニル基、2位、5
    位、6位が一重結合、8位がR配置、R^2、R^3、
    R^4、R^5が水素原子、R^1が(2S)−2−メ
    チルヘキシル基である特許請求の範囲第1項記載の6−
    フルオロプロスタグランジン誘導体。
  4. (4)上記式[ I ]中、Aがカルボニル基、2位が二
    重結合、5位、6位が一重結合、8位がS配置、R^2
    、R^3、R^4、R^5が水素原子、R^1が(2S
    )−2−メチルヘキシル基である特許請求の範囲第1項
    記載の6−フルオロプロスタグランジン誘導体。
  5. (5)上記式[ I ]中、Aがカルボニル基、2位が二
    重結合、5位、6位が一重結合、8位がR配置、R^2
    、R^3、R^4、R^5が水素原子、R^1が(2S
    )−2−メチルヘキシル基である特許請求の範囲第1項
    記載の6−フルオロプロスタグランジン誘導体。
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