JP7797877B2 - ポリアミドマルチフィラメントおよびその製造方法 - Google Patents

ポリアミドマルチフィラメントおよびその製造方法

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Description

本発明は、ポリアミドマルチフィラメントに関する。
ポリアミド6(別名「ポリカプロラクタム」)やポリアミド66(別名「ポリヘキサメチレンアジパミド」)のマルチフィラメントは、ポリエステルやポリプロピレン等の汎用マルチフィラメントと比較して強伸度が高く、毛羽品位に優れるため、産業用途として、エアバッグ、スポーツラケット用ガット、ロープ、漁網、鞄用ベルト等の多岐に渡る用途に用いられている。
ここでは一例としてエアバッグをとりあげる。車両衝突時に乗員を保護する必須の安全装置として、装着率が急速に向上しているエアバッグは、初期から導入されてきた運転者保護用、助手席搭乗者保護用に加え、膝保護用、座席シートに内蔵された胸部保護用、窓上部の天井内に装着された頭部保護用など、搭載部位の拡大を続けている。搭載部位の増加と、年々向上する低燃費化への要求、近年の車両内空間の拡大化傾向に伴い、エアバッグに使用される基布は軽量化・コンパクト化を進めるべく各種の検討がなされてきた。
エアバッグ基布に使用されるポリアミド66原糸の総繊度は、以前は940dtexが一般的であったが、近年では主に470dtexが使用され、さらには235dtex以下の低繊度の原糸も使用されるようになってきている。
特許文献1および特許文献2ではコンパクト性に優れたエアバッグを提供し得る細繊度かつ高強度なポリアミド繊維を毛羽品位良く得る技術が開示されており、総繊度としては特許文献1にあっては100~250dtexとすることが、特許文献2にあっては50~470dtexとすることが提案されている。しかし、その実施例の項をみてもせいぜい繊度175dtexまでの繊維しか得られておらず、150dtex以下、更には100dtex以下にまで総繊度を細くし、かつ産業用繊維として使用可能な高い強度を有する原糸の具体的な例は記載されていない。この理由は特許文献1(段落[0021])に記載されたとおり、総繊度が細くなると高強度の繊維を安定して得ることが困難なためである。
この理由は、総繊度の小さなマルチフィラメントを得る場合にはポリアミドチップを溶融して紡糸するまでの溶融状態での滞留の影響や紡糸時に繊維内に残る気泡などの欠陥の影響が大きくなるためである。すなわち、エアバッグ用原糸などの高強度な産業資材用繊維を生産する一般的な設備においては、235~2000dtex程度の高い総繊度を吐出する紡糸部と、高い強度を発現するための多段熱延伸機が組み合わされた直接延伸機から構成されているが、このような装置を用いて100dtex以下の繊度のマルチフィラメントを製造した場合に発生する問題について考慮されていないということである。より具体的には、産業資材用繊維を生産する一般的な設備で100dtex以下にまで細繊度化した場合には、特許文献3(段落[0005]~[0008])、特許文献4(段落[0013])に記載されている通り、ポリマーの長期滞留による増粘、熱劣化、ゲル化によって微小異物を生成し、その異物が糸中に混入することで製糸障害を引き起こし、高強度かつ毛羽品位良好なポリアミド繊維が得られなくなるのである。このように細繊度のマルチフィラメントでありながら高強度かつ毛羽品位が良好なポリアミド繊維を製造することは困難を極めていた。
一方で、衣料用の高強度ポリアミドマルチフィラメントの分野では、近年、衣料用途既存高次加工品の更なる高強度化や薄地化、コンパクト化のニーズ等により原糸の高強度化とそれに伴う細繊度化が要求されている。
このような衣料用のポリアミド繊維の高強度化の要求に対して、特許文献5で、延伸熱固定または熱延伸して一旦パッケージに巻き取った糸条を更に170~205℃に加熱した熱板に接触させて1.15倍以上に熱延伸する手段が提案されている。しかしながら、この手段では紡糸工程と延伸工程とを分けた2工程での方法となり、工程が煩雑になるだけでなく、巻き取り速度が1000m/min程度で生産速度が遅く、コストが高くなることが懸念される。また、特許文献6にては、事業化可能な工程で得られた製品として、せいぜい強度7.3cN/dtexまでのポリアミドマルチフィラメントしか得られておらず、エアバッグ等の産業資材用繊維や衣料用布帛の耐久性向上を図るうえでは強度不足であった。
特開2017-222939号公報 特開2003-20566号公報 特開2007-254945号公報 特開2008-133566号公報 特開平11-247022号公報 特開2002-88577号公報
本発明の目的は、上記の問題を解決しようとするものであり、細繊度で高強度で靱性にも優れかつ毛羽品位が良好なポリアミドマルチフィラメントを提供することであり、上述のようにエアバッグ等の産業用資材の軽量化、衣料用布帛の耐久性向上を図ることが可能なポリアミドマルチフィラメントを提供することである。また、本発明によれば、生産効率としても良好なポリアミドマルチフィラメントを得ることができる。
本発明は上記課題を解決するために鋭意検討したものであり、主として下記の構成からなる。
(1)ポリアミドからなり、総繊度が50~120dtex、強度が8.0~9.7cN/dtex、伸度が17.0~30.0%、3cN/dtex荷重時の伸度の変動係数が1.00%以下であるポリアミドマルチフィラメント。
(2)毛羽数が0~3個/万mである前記(1)に記載のポリアミドマルチフィラメント。
(3)ポリアミドマルチフィラメントを構成するポリアミドフィラメント内に含まれる気泡の数が50個/cm以下である前記(1)または(2)に記載のポリアミドマルチフィラメント。
(5)前記(1)に記載のポリアミドマルチフィラメントの製造方法であって、ポリアミドチップを準備する工程、直接紡糸延伸法を用いて製糸する工程を有し、前記ポリアミドチップの硫酸相対粘度をηa、製糸されたポリアミドマルチフィラメントの硫酸相対粘度をηbとしたとき、|ηa-ηb|<0.3であるポリアミドマルチフィラメントの製造方法。
本発明により、細繊度でありながら高強度で靱性にも優れかつ毛羽品位が良好なポリアミドマルチフィラメントを提供することができ、産業用資材の軽量化、衣料用布帛の耐久性向上を図ることができる。
本発明のポリアミドマルチフィラメントを製造する工程の例を説明するための概略図である。
以下に、本発明について例を挙げつつ説明する。しかし、本発明は下に説明された具体的な例に限定して解釈されるものではない。
本発明のポリアミドマルチフィラメントに用いる原料としては例えばナイロン6、ナイロン66、ナイロン12、ナイロン46、ナイロン56、ナイロン610や、ナイロン6とナイロン66の共重合ポリアミド、ナイロン6にポリアルキレングリコール、ジカルボン酸、ジアミン等を共重合させた共重合ポリアミドなどが挙げられ、アミド結合によって繰り返し単位が連結している高分子として知られている。ポリアミドであれば特に制限はないが、このうち、耐衝撃性と耐熱性に優れたポリアミド66を用いることが好ましい。本発明のポリアミドマルチフィラメントは、必要に応じて、ポリアミド以外の成分が含まれていても良く、そのような成分としては、例えば、モノカルボン酸等の末端封鎖剤、酸化チタン等の艶消し剤、リン化合物等の重合触媒や耐熱剤、銅化合物およびアルカリ金属またはアルカリ土類金属のハロゲン化物等の酸化防止剤や耐熱安定剤が挙げられる。ポリアミドマルチフィラメントに含まれるポリアミドの含有割合が95重量%以上であることが好ましく、97重量%以上であることがより好ましい。ポリアミドの含有割合が95重量%未満の場合には、耐熱性が低下することがある。
本発明のポリアミドマルチフィラメントは、総繊度が30~150dtexである。より好ましくは50~120dtexの範囲である。総繊度が30dtex未満では、マルチフィラメントとしての総強力としても十分な値を確保することが困難であり、また、高い強度を得るために高倍率で延伸を行った際に単糸切れが発生しやすく、また、毛羽が発生する可能性が高くなる。総繊度が150dtexを超えた場合、産業用資材の軽量化や衣料用布帛の耐久性向上には繋がらない。
本発明のポリアミドマルチフィラメントの強度は、7.5~10.0cN/dtexであり、より好ましくは8.0~9.7cN/dtexである。強度がかかる範囲であると、エアバッグ等の産業資材や耐久性の優れた衣料用布帛に好適なポリアミド繊維となる。強度7.5cN/dtex未満では、エアバッグ等の産業資材用繊維や衣料用布帛の耐久性向上には不十分である。強度10.0cN/dtexを超えるポリアミド繊維とする場合、高倍率での機械的延伸が必要となり、単糸切れが発生しやすく、また、毛羽品位が悪化する。かかるポリアミドマルチフィラメントは、品位を要求されるエアバッグ等の産業資材用繊維には不適である。
また本発明のポリアミドマルチフィラメントの伸度としては、15.0%~35.0%であり、17.0%~30.0%であることがより好ましい。伸度は高いほど好ましいが、ポリアミドで所定の強度を得るためには伸度としては現実的に35.0%以下となる。この範囲とすることで、ポリアミドマルチフィラメントのタフネス性、破断仕事量を増大させ、優れた耐久性を維持することができる。
総繊度、単繊維繊度にも依存するが、強伸度積は38cN/dtex・(%1/2)以上であることが好ましく、より好ましくは40cN/dtex・(%1/2)以上である。強伸度積が高いことで、毛羽発生、糸切れ等が抑制され、高強度でも極めて品位の高いポリアミドマルチフィラメントが得られる。なお、強度(cN/dtex)および伸度(%)は、JIS L1013(1999) 8.5.1の標準時試験に示される定速伸長条件で測定した値をいい、強伸度積は[強度×√(伸度)]で算出される値である。上限としては特に制限はないが、50.0cN/dtex・(%1/2)以下とすることが実用的である。
本発明のポリアミドマルチフィラメントは糸斑(U%)が1.2%以下であることが好ましい。さらに好ましくは、1.0%以下であり、特に好ましくは0.8%以下である。U%を1.2%以下とすることにより、衣料用布帛としての染色時に染色斑、筋の発生が無く、外観良好で製品品位に優れたものとなる。下限としては特に制限はないが、0.3%以上とすることが実用的である。
また、本発明のポリアミドマルチフィラメントは、3cN/dtex荷重時の伸度の変動係数が1.00%以下であることが好ましい。さらに好ましくは0.80%、特に好ましくは0.50%以下である。該変動係数が1.00%以下であることにより、エアバッグ等の産業用途布帛に一定荷重が掛かった際、マルチフィラメントの伸度は均一化され、目ずれの抑制の点で有利である。また、該変動係数は結晶構造のバラツキに起因することから、衣料用布帛の場合では染色斑の抑制につながる。3cN/dtex荷重時の伸度の変動係数を1.00%以下に抑制するための手段としては、用いるポリアミドチップの硫酸相対粘度と得られたポリアミドマルチフィラメントの硫酸相対粘度との差を制御することが簡便である。この粘度の差が大きい場合は、原料チップから糸になるまでに熱架橋などによる局所的な増粘または加水分解が発生していることがある。増粘の場合は繊維長手方向に局所的に結晶配向が増大する箇所が発生し、一方、加水分解の場合は繊維長手方向に局所的に結晶配向が低下する箇所が発生し、伸度のバラツキを発生させやすい。なお、3cN/dtex荷重時の伸度の変動係数は実施例の項で説明した方法によって求められる。
本発明のポリアミドマルチフィラメントは毛羽数が0~3個/万m以下であることが好ましく、特に0~2個/万m、更には0~1個/万mであることが好ましい。毛羽数が少ないことで、エアバッグ等の優れた毛羽品位を要求される用途への展開が可能となる。なお、毛羽数は150m/分の速度で巻き返しながらフィラメント長10万m以上で毛羽総数を測定し、1万mあたりの個数に換算した値をいう。
本発明のポリアミドマルチフィラメントは該ポリアミドマルチフィラメントを構成するポリアミドフィラメント内に含まれる気泡の数が50個/cm以下、すなわち0~50個/cmであることが好ましく、特に0~30個/cm、更には0.2~20個/cmであることが好ましい。ポリアミドフィラメント内に含まれる気泡の数が50個/cmを超える場合には、気泡を含んだ単繊維の強度が低下する。これは、単繊維中の気泡が延伸を阻害することを意味する。加えて、溶融中のポリマーが空気中の水分を過剰に取り込むことにより加水分解の発生、ポリアミドの粘度低下を引き起こし、結晶配向が不足したりし、その結果、強度が低下することとなる。また、毛羽品位についても悪化する。一方で、0.2個以上である場合は、溶融ポリマーが空気中の水分を取り入れることで毛羽品位良好な原糸を得ることができる。気泡を低減するための方法としては、例えば、ポリアミドを押し出す際のエクストルーダーの圧力を20.0~80.0kPaとすることが挙げられる。
図1は本発明で好ましく用いられる直接紡糸延伸装置の概略図である。
以下、図1を例にとり、本発明のポリアミドマルチフィラメントの製造方法について説明する。
まず、本発明のポリアミドマルチフィラメントの原料となるポリアミドの原料チップを準備する。ポリアミドの重合方法は、公知の重合方法を用いることができる。
本発明のポリアミドマルチフィラメントに用いるポリアミド原料チップの硫酸相対粘度(以下、単に「粘度」ということがある)は、2.8~3.9が好ましく、より好ましくは3.3~3.9である。チップの粘度が4.0以上であると、総繊度を本発明での規定範囲に取った際に、ポリマーの長期滞留による、増粘、熱劣化、ゲル化により微小異物が生成し、毛羽品位が悪化する。チップの粘度が2.8未満である場合には本発明で規定の強度を有するポリアミドマルチフィラメントを得ることが難しくなる。なお、硫酸相対粘度は、チップ1gを100mlの98%硫酸に溶解した溶液と、チップを溶解していない98%硫酸とを用い、オストワルド粘度計を用いて25℃で測定した値をいう。測定の詳細は実施例の項で説明したとおりである。
本発明のポリアミドマルチフィラメントを製造するに際しては、直接紡糸延伸法を用い、原材料として用いるポリアミドチップの硫酸相対粘度をηa、製糸されたポリアミドマルチフィラメントの硫酸相対粘度をηbとしたとき、|ηa-ηb|<0.3であることが好ましい。好ましくは、|ηa-ηb|は0.2未満である。例えば、|ηa-ηb|<0.3で製造されたポリアミドマルチフィラメントは、毛羽品位が極めて良好であり、また、強伸度が高く、3%伸張時の伸度のバラツキも少ないポリアミドマルチフィラメントとして得ることができる。詳細は不明であるが、|ηa-ηb|<0.3を充たすことで、ポリマーの長期滞留による増粘や熱劣化を抑制し、あるいは、ポリアミドの加水分解が抑制されるためと考えられる。また、生産性の点で許容されるのであれば、ポリアミドマルチフィラメントを製造した後の検査工程で選別を行うことも可能である。
次に、|ηa-ηb|<0.3を充たす製造方法の例を説明すると、前記した硫酸相対粘度を有するポリアミドチップを準備し、乾燥を行った後、エクストルーダー型紡糸機へ供給し、計量ポンプにより紡糸口金へ配し、溶融紡糸する。この際、ポリマーの増粘、熱劣化、ゲル化を抑制するためには、エクストルーダー供給部の圧力は真空(圧力0.0kPa)ではなく、20.0~80.0kPaであることが好ましい。より好ましくは40.0~60.0kPaである。エクストルーダー供給部の圧力が20.0kPa未満の場合はポリマーの増粘、熱劣化、ゲル化により毛羽品位が悪化し、また、高強度の糸が得られなくなることがある。エクストルーダー供給部の圧力が80.0kPa以上の場合は、ポリアミドフィラメントに含まれる気泡の数が増加し、さらにはポリマーの加水分解反応が優位となることで高強度の糸が得られなくなる。
図1を参照して説明すると、紡糸口金1から吐出されたポリアミドは、紡糸口金の直下から5~300cmの範囲を囲む加熱筒2を通過させることが好ましい。この加熱筒内の温度としてはポリマーポリアミドの融点に対し-30~+30℃が好ましい形態であり、より好ましくは-15~+15℃である。紡出糸条を直ちに冷却せず、上記加熱筒で囲まれた高温雰囲気中を通して徐冷することにより、溶融紡糸されたポリアミド分子の配向が緩和され、単繊維間の分子配向均一性を高めることができるため、ポリアミドマルチフィラメントの高強度化が可能となる。一方、高温雰囲気中を通過させることなく直ちに冷却すると、未延伸糸の配向が高まり、かつ単繊維間の配向度バラツキが大きくなる。かかる未延伸糸を熱延伸すると、結果として高強度ポリアミドマルチフィラメントが得られない可能性がある。
高温雰囲気中を通過した未延伸糸条5には、次いで、クロスフロー冷却装置3により10~80℃、好ましくは10~50℃の風を吹きつけて冷却固化する。また、冷却風が80℃を超える場合には、紡糸時の単繊維揺れが大きくなるため、単繊維同士の衝突等が発生し、製糸性悪化の原因となる。
その後、得られた冷却糸条は公知の給油装置4にて油剤を付与し、引き取りロール6で引き取り、延伸した後、巻き取ることができる。油剤は公知の油剤を用いることができるが、引き取りロール6上での単糸巻き付きを抑制するために、その付着量は0.3 ~ 1.5重量%が好ましく、さらに好ましくは0.5 ~1.0重量% である。
また、引き取りロール6の回転速度で定義される紡糸速度は500~1200m/分であることが好ましく、より好ましくは600~800m/分である。紡糸速度が500m/分以上であると、最終的な生産速度も充分となり、生産効率良く、安価にポリアミドマルチフィラメントを製造できる。1200m/分以下とすると、糸切れや毛羽の発生を抑制できるので好ましい。また、延伸ロールの最高速度で表される延伸速度は2800m/分以上であることが好ましく、より好ましくは3000m/分以上である。
これら前記した方法で得られた紡出糸は、公知の方法を用いて延伸や弛緩熱処理、および巻取り等を行うことができる。ここでは2段延伸の場合について具体的に例示すると、引き取りローラ6(1FR)にて引き取られた紡出糸を給糸ローラ7(2FR)、第1延伸ローラ8(1DR)、第2延伸ローラ9(2DR)、および弛緩ローラ10(RR)といった順序で糸条を捲回して熱処理及び延伸処理を行い、ワインダー11に巻き取る。
1FRと2FRの間において、プレストレッチ延伸、2FRと1DRの間において1段目の延伸を行い、2段目の延伸は1DRと2DRの間で行う。2FRの温度は30~50℃、1DRの温度を100~225℃に設定し、プレストレッチ延伸、1段目延伸はガラス転移温度前後で熱延伸を行うことが好ましい。残りの延伸および熱セット温度は通常180~240℃の範囲の温度で行うことが好ましい。より好ましくは200~220℃である。
総合延伸倍率(以下、単に「延伸倍率」ともいう)、すなわち引き取りローラ6から第2延伸ローラ9間で延伸を行う際の倍率について、高強度のポリアミドマルチフィラメントを得るためには、高い延伸倍率を採用することが好ましく、本発明記載の繊度範囲であれば、3.8~5.0倍で延伸すればよい。なお。巻取速度は通常2000~5000m/分であることが好ましく、2500~4500m/分であることがより好ましい。また、巻取張力は20~250gfの条件下で巻取装置にてチーズ条に巻き上げることが好ましい。
以上に説明した方法を用いれば、ポリアミドポリマーの増粘や熱劣化、ゲル化、加水分解が抑制され、また、気泡による機械物性への影響も小さく、総繊度として150dtex以下の細い繊度であっても、高強度かつ高伸度、すなわち高い靱性で、かつ品位のよいポリアミドマルチフィラメントを得ることができる。
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。しかし、本発明は実施例に具体的に示された態様に限定して解釈されるものではない。本発明における各特性の定義および測定法は以下の通りである。
(1)硫酸相対粘度(ηr):ポリマーチップまたは原糸を試料として、試料0.25gを98%硫酸25mlに溶解し、オストワルド粘度計を用いて25℃で測定し、以下の式から求めた。測定値は5サンプルの平均値から求めた。
ηr=試料溶液の流下秒数/硫酸のみの流下秒数 。
(2)総繊度:JIS L1090(1999)により測定した。
(3)単繊維数:JIS L1013(1999) 8.4の方法で算出した。
(4)単繊維繊度:総繊度を単繊維数で除して算出した。
(5)強力・強度・伸度:JIS L1013(1999) 8.5.1標準時試験に示される定速伸長条件で測定した。マルチフィラメント試料をオリエンテック社製“テンシロン”(TENSILON)UCT-100を用い、掴み間隔は25cm、引張り速度は30cm/分で行った。強力はS-S曲線における最大強力、伸度はS-S曲線における最大強力を示した点の伸びから求め、強度は強力を総繊度で除して求めた。マルチフィラメント試料について長手方向に1mおきにサンプリングを行い、測定は5点において行い、その測定データから平均値を求めた。
(6)糸斑(U%):zellweger uster社製のUSTER TESTER IVを用いて試料長:500m、測定糸速度:25m/minにて、1/2Inertで測定した。
(7)3cN/dtex荷重時の伸度の変動係数:前記(5)の強力・伸度測定と同条件でSS曲線を求め、3cN/dtexの荷重が掛かった際の伸度を求めた。また、測定は、測定するマルチフィラメント試料について繊維長手方向に1mおきにサンプリングを行い、測定は10点において行い、その測定データから平均値、標準偏差を算出し、下記の式によって求めた。
変動係数=[標準偏差]/[平均値]×100 (%) 。
(8)毛羽数:得られた繊維パッケージを150m/分の速度で巻き返し、巻き返し中の糸条から2m離れた箇所にヘバーライン社製レーザー式毛羽検知機“フライテックV”を設置し、検知された毛羽総数を評価した。評価は10万m以上のマルチフィラメントに対して行い、1万mあたりの個数に換算して表示した。
(9)気泡数:キーエンス社製マイクロスコープ“VHX-5000”にて、倍率1000倍のレンズを使用し、観測される気泡数を評価した。繊維中に気泡が存在する場合には、その気泡を起点として延伸が阻害された部分を生じるので、倍率1000倍の光学レンズにて気泡を観測した後、偏光レンズにて延伸阻害部分を確認することで、気泡であることを確認した。ポリアミドマルチフィラメントを構成する全てのポリアミドフィラメントから同一長さの繊維を切り出すサンプリングを行った。但し、切り出した繊維の長さの合計が100cmとなるようにサンプリングを行った。切り出したサンプルについて観察を行い、その合計気泡数を1cmあたりの個数に換算して表示した。なお、切り出すサンプルは測定する長さの合計として100cmを確保してあれば厳密に100cmである必要はない。
(実施例1)
液相重合で得られたナイロン66チップに酸化防止剤として酢酸銅の5重量%水溶液を添加して混合し、ポリマー重量に対し、銅として68ppm添加吸着させた。次に沃化カリウムの50重量%水溶液および臭化カリウムの20重量%水溶液をポリマーチップ100重量部に対してそれぞれカリウムとして0.1重量部となるよう添加吸着させ、バッチ式固相重合装置を用いて固相重合させて硫酸相対粘度が3.75のナイロン66ペレットを得た。得られたナイロン66ペレットを直径110mmのエクストルーダーへ供給し、溶融温度300℃、エクストルーダー供給部の圧力50.0kPaの雰囲気下で溶融した。溶融ポリマーは計量ポンプにより総繊度80dtexのマルチフィラメントが得られるように吐出量を調整し、紡糸パックへ配した。その後、紡糸パック内で40μmの粗さを有する金属不織布フィルターで濾過したのち、円形孔・孔数24の口金を通して、図1に示すような構成の装置を用い、紡糸した。口金面より3cm下には加熱筒長20cmの加熱筒を設置し、筒内雰囲気温度が250℃となるように加熱した。ここで筒内雰囲気温度とは、加熱筒長の中央部で、内壁から1cm離れた部分の空気温度である。加熱筒の直下には一方向から風を吹き付けるクロスフロー型チムニーを取付け、糸条に18℃の冷風を35m/分の速度で吹き付け冷却固化した後、糸条に油剤を付与した。
油剤を付与された未延伸糸条を表面速度800m/分の速度で回転する1FRに捲回して引取った後、総合延伸倍率4.3倍で延伸を行った。引取り糸条は一旦巻き取ることなく連続して引取りローラと2FRとの間で5%のストレッチをかけた後、引き続いて回転速度比2.80倍で1段目の延伸、次いで回転速度比1.46倍で2段目の延伸を行い、3400m/分の速度で巻き取った。1FR、2FRのローラ表面は鏡面仕上げであり、1DR、2DR、RRは梨地仕上げとし、また各ローラ温度は、1FRは非加熱、2FRは40℃、1DRは150℃、2DRは225℃とし、RRは150℃とした。かかる溶融紡糸、延伸によりナイロン66マルチフィラメントを得た。交絡処理は、交絡付与装置内で走行糸条に直角方向から高圧空気を噴射することにより行った。交絡付与装置の前後には走行糸条を規制するガイドを設け、噴射する空気の圧力は0.2MPaで一定とした。
(実施例2~4、参考例5)
ポリアミドマルチフィラメントの総繊度および総合延伸倍率を表1の通りに変更した以外は、実施例1と同様に行った。
(実施例6~8)
ポリアミドマルチフィラメントの単繊維数を表1の通りに変更した以外は、実施例1と同様に行った。
(参考例9、実施例10)
総合延伸倍率を表1の通りに変更した以外は、実施例1と同様に行った。
(参考例11、12)
エクストルーダー供給部の圧力および総合延伸倍率を表1の通りに変更した以外は、実施例1と同様に行った。
これら、実施例1~4、6~8、10、参考例5、9、11、12で得られたポリアミドマルチフィラメントの物性を評価した結果を表1に示した。
表1より明らかなように、本発明のポリアミドマルチフィラメントは細繊度かつ高強度でありながら毛羽品位が良好である。
実施例1~4、参考例5では種々の総繊度で本発明のポリアミドマルチフィラメントを製造した。参考例11、12および下記する比較例1~5と比べて、エクストルーダー供給部の圧力50.0kPaの雰囲気下でポリマーを溶融することで増粘を抑制できており、目的とするポリアミドマルチフィラメントが得られている。また、総繊度が減少し単繊維繊度が細くなる程、冷却有利となりポリアミドマルチフィラメントの強伸度積は向上する傾向にある。一方で、実施例8のように、単繊維繊度を細化し過ぎた場合には、チムニー風での均一冷却性が乏しくなり、糸斑(U%)への影響が表れた。参考例11~12は、エクストルーダー供給部の圧力をそれぞれ25.0kPa、75.0kPaにて製糸した例である。チップからマルチフィラメントへの増粘または加水分解が発生する傾向がみられ、3cN/dtex荷重時の伸度の変動係数への影響が認められた。
(参考例1)
ポリアミドマルチフィラメントの総繊度を175dtexにし、エクストルーダー供給部の圧力0.0kPa雰囲気下で溶融したこと以外は、実施例1と同様に行った。
(比較例1~2)
ポリアミドマルチフィラメントの総繊度を110dtexにし、総合延伸倍率を表2の通りに変更した以外は、参考例1と同様に行った。
(比較例3~4)
ポリアミドマルチフィラメントの総繊度を80dtexにし、総合延伸倍率を表2の通りに変更した以外は、参考例1と同様に行った。
(比較例5)
エクストルーダー供給部の圧力および総合延伸倍率を表2の通りに変更したこと以外は、比較例4と同様に行った。
(参考例2)
国際公開WO2016/076184の実施例1の記載にしたがって製造した一般的な衣料用ポリアミドマルチフィラメントの物性を参考例2として示す。
比較例1~5、参考例1、2で得られたポリアミドマルチフィラメントの物性を評価した結果を表2に示した。
参考例1は、総繊度175dtexのポリアミドマルチフィラメントを製造したものであり、真空下(エクストルーダー供給部圧力0.0kPa雰囲気下)でのポリマー溶融であるためポリマー増粘が多少生じているが、この総繊度であれば産業用繊維として求められるレベルの強度をもったポリアミドマルチフィラメントが得られていることが分かる。しかし、総繊度が大きいために、生産効率よくエアバッグ等の産業用資材の軽量化、衣料用布帛の耐久性向上をはかろうとする本願発明の目的を達成するには十分ではない。
比較例1では、総繊度110dtexのポリアミドマルチフィラメントを参考例1と同様の方法で製造しているが、この場合、製糸不可能であった。比較例2では、比較例1と同様のポリアミドマルチフィラメントを延伸倍率3.6倍で製糸したところ、製糸可能であった。しかし、得られたポリアミドマルチフィラメントは長時間のポリマー滞留により増粘、熱劣化し、強度を失っており、毛羽が多発した。
比較例3では、総繊度80dtexのポリアミドマルチフィラメントを比較例2と同様の製糸条件で製造していることとなるが、この場合、製糸不可能であった。比較例4では、比較例3において延伸倍率を3.2倍にまで延伸倍率を落として製糸したところ、製糸可能であった。しかし、得られたポリアミドマルチフィラメントは長時間のポリマー滞留により増粘、劣化し、強度を失っており、毛羽が多発した。比較例1~2と比べて、比較例3~4では細繊度化していることでポリマーの滞留時間は増加し、ポリマーの増粘がさらに顕著となることでポリマーの延伸性が失われ、高延伸倍率での製糸が不能になっていることが分かる。
比較例5では、エクストルーダー供給部圧力101.3kPaの雰囲気下でポリマーを溶融すること以外は実施例1と同様の方法で製造したが、この場合、ポリマーの加水分解反応が顕著となり、マルチフィラメントの粘度がチップ粘度を大きく下回る結果となった。さらに、糸中の気泡量が増大することにより毛羽が多発し、本発明で規定する強度を達成することができなかった。
参考例2は、WO2016/076184の記載をもとに、衣料用繊維を製造する一般的な設備においてポリアミドマルチフィラメントを製造した例である。この場合、産業資材用繊維を製造する一般的設備を用いる場合に較べてポリマーの滞留時間が短いことで、ポリマー増粘はほとんど無いことが分かる。一方で、延伸段数は1段かつ低倍率延伸であるため、強度として十分なものではなく、また、繊維長手方向に結晶構造バラツキが生じやすい傾向にあり、3cN/dtex荷重時の伸度の変動係数への影響が大きく表れた。
本発明のポリアミドマルチフィラメントは、細繊度で高強度かつ毛羽品位良好であるために、主にエアバッグ等の産業資材の軽量化、衣料用布帛の耐久性向上を図ることに好適である。
1:紡糸口金
2:加熱筒
3:クロスフロー冷却装置
4:給油装置
5:糸条
6:引取りローラ(1FR)
7:給糸ローラ(2FR)
8:第1延伸ローラ(1DR)
9:第2延伸ローラ(2DR)
10:弛緩ローラ(RR)
11:ワインダー

Claims (4)

  1. ポリアミドからなり、総繊度が50~120dtex、強度が8.0~9.7cN/dtex、伸度が17.0~30.0%、3cN/dtex荷重時の伸度の変動係数が1.00%以下であるポリアミドマルチフィラメント。
  2. 毛羽数が0~3個/万mである請求項に記載のポリアミドマルチフィラメント。
  3. ポリアミドマルチフィラメントを構成するポリアミドフィラメント内に含まれる気泡の数が0.2~20個/cm以下である請求項1または2に記載のポリアミドマルチフィラメント。
  4. 請求項に記載のポリアミドマルチフィラメントの製造方法であって、ポリアミドチップを準備する工程、エクストルーダー供給部の圧力が20.0~80.0kPaであるエクストルーダー型紡糸機へ供給し、直接紡糸延伸法を用いて製糸する工程を有し、前記ポリアミドチップの硫酸相対粘度をηa、製糸されたポリアミドマルチフィラメントの硫酸相対粘度をηbとしたとき、|ηa-ηb|<0.3であるポリアミドマルチフィラメントの製造方法。
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