JP5228983B2 - 熱接着用ポリアミドマルチフィラメント - Google Patents

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Description

本発明は、熱接着用ポリアミドマルチフィラメントに関するものであり、特に、加熱処理することで溶融させて、主に繊維素材を接着させることに優れた熱接着用ポリアミドマルチフィラメントに関するものである。更には、低温度操作でも容易に溶融し、かつ、接着強度にも優れた熱接着用ポリアミドマルチフィラメントに関するものである。
ポリカプロアミドやポリヘキサメチレンアジパミドに代表されるポリアミドフィラメントは、力学特性や寸法安定性に優れるため、衣料用途のみならずインテリアや車両内装、産業用途等幅広く利用されている。
また、前述した用途以外でも、特定の融点の共重合ポリアミドフィラメント等は、加熱処理することで溶融させて、主に繊維素材を接着させるホットメルト型の接着剤としても好適に用いられる。
例えば、ポリアミド6、ポリアミド11及びポリアミド12成分を必須の共重合成分とし、かつ、ポリアミド66、ポリアミド69、ポリアミド610、ポリアミド612、ポリアミド613成分の中から選ばれる1種の成分を共重合成分として含有する共重合ポリアミドフィラメントが提案されている(特許文献1)。確かに、数種のモノマーを共重合させることで低融点化が可能にはなるものの、共重合ポリアミドフィラメントの単糸繊度によっては、単糸一本一本が均一に溶融しないため接着強度に劣るものとなる。
この他にも、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド12 の共重合体及び/又はポリアミド6、ポリアミド610、ポリアミド12の共重合体であって、融点が80〜120℃である共重合ポリアミドフィラメントが提案されている(特許文献2)。しかしながら、この方法も、実施例における共重合ポリアミドフィラメントの単糸繊度が約9dtex(110dtex−12フィラメント)であり、特許文献1と同様、接着強度について何ら改善されるものではない。
ホットメルト型の接着剤として好適に用いられるポリアミドフィラメントを得るのに際し、特許文献1、2に記載の数種のモノマーを共重合させることで低融点化する方法のみでは、接着強度に優れた熱接着用ポリアミドマルチフィラメントを得ることは極めて困難であり、そこで、安定した溶融紡糸が可能で、更には、低温度操作でも容易に溶融し、かつ、接着強度にも優れた熱接着用ポリアミドマルチフィラメントが求められていた。
特開2008−38260号公報 特開2004−149971号公報
本発明は、特に、加熱処理することで溶融させて、主に繊維素材を接着させる際に優れた接着性を有する熱接着用ポリアミドマルチフィラメントを、更には、低温度操作でも容易に溶融し、かつ、接着強度にも優れた熱接着用ポリアミドマルチフィラメントを提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を採用する。
(1)3種以上のモノマーを共重合してなる脂肪族共重合ポリアミドであって、かつ、融点が80〜120℃の範囲にあって、かつ、単糸繊度が1.5〜5dtexの範囲にあることを特徴とする熱接着用ポリアミドマルチフィラメント。
(2)前記脂肪族共重合ポリアミドが、カプロアミド単位、ヘキサメチレンアジパミド単位から選ばれた少なくとも1種を共重合成分として含有するものであることを特徴とする前記(1)に記載の熱接着用ポリアミドマルチフィラメント。
(3)前記ポリカプロアミドを構成するカプロアミド単位および/またはヘキサメチレンアジパミド単位の共重合比率の合計が30〜60重量%であることを特徴とする前記(1)または(2)に記載の熱接着用ポリアミドマルチフィラメント。
(4)無機粒子の含有率が0〜0.1重量%であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の熱接着用ポリアミドマルチフィラメント。
(5)60℃×4時間の温水抽出により検出される抽出物の含有率が1.5〜5重量%であることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載の熱接着用ポリアミドマルチフィラメント。
(6)強度が1.5cN/dtex以上であることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに記載の熱接着用ポリアミドマルチフィラメント。
(7)前記(1)〜(6)のいずれかに記載の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントを少なくとも一部に有するモールヤーン。
(8)前記(1)〜(6)のいずれかに記載の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントを少なくとも一部に有する熱接着用テープ。
本発明によれば、特に、加熱処理することで溶融させて、主に繊維素材を接着させることに優れた熱接着用ポリアミドマルチフィラメントを安定して得ることができる。更には、低温度操作でも容易に溶融し、かつ、接着強度も大幅に改善することができる。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントは、脂肪族共重合ポリアミドであることが重要となる。本発明に用いられる脂肪族共重合ポリアミドは、いわゆる炭化水素が主鎖にアミド結合を介して連結された環式構造を有さない高分子量体からなる樹脂であり、芳香族ポリアミド(アラミド)等は含まない。かかる構造とすることで、アイロン等の比較的低温度の熱にも完全に溶融するため例えばズボンの裾上げテープ等に使用した際も優れた接着強度を発現できる。
本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントは、3種以上のモノマーから構成されている脂肪族共重合ポリアミドであることが重要となる。好ましくは4種以上のモノマーから構成されている脂肪族共重合ポリアミドである。かかる構造とすることで、アイロン等の比較的低温度の熱にも完全に溶融するため、例えばズボンの裾上げテープ等に使用した際も優れた接着強度を発現できる。
脂肪族共重合ポリアミドの原料となるモノマーとしては、ポリカプロアミド、ポリウンデカンアミド、ポリドデカンアミド等を構成するアミノカルボン酸やラクタム(6−アミノカプロン酸、ε−カプロラクタム、11―アミノウンデカン酸、ウンデカラクタム、12アミノドデカン酸、ドデカラクタム等)、ポリテトラメチレンアジパミド、ポリペンタメチレンアジパミド、ポリペンタメチレンセバカミド、ポリヘキサメチレンアジパミド、ポリヘキサメチレンセバカミド、ポリヘキサメチレンドデカンアミド、ポリヘキサメチレントリデカンアミド等を構成するジカルボン酸とジアミンが等モル量結合した塩が挙げられる。
脂肪族共重合ポリアミドの共重合成分として、カプロアミド単位、ヘキサメチレンアジパミド単位のいずれかから選ばれた少なくとも1種を含有するものが好ましく、カプロアミド単位、ヘキサメチレンアジパミド単位の両方を含有することがさらに好ましい。
その他の脂肪族共重合ポリアミドを構成するモノマーとしては、ポリウンデカンアミド、ポリドデカンアミド等を構成するアミノカルボン酸もしくはそれらのラクタム、ポリペンタメチレンアジパミド、ポリペンタメチレンセバカミド、ポリヘキサメチレンセバカミド、ポリヘキサメチレンドデカンアミド等を構成するジカルボン酸とジアミンが等モル量結合した塩などから選択して共重合することが好ましい。
本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントについて、脂肪族共重合ポリアミドの共重合比率については、該脂肪族共重合ポリアミドを構成するカプロアミド単位および/またはヘキサメチレンアジパミド単位の合計のの共重合比率が30〜60重量%であることが好ましく、更に好ましくは40〜60重量%である。
カプロアミド単位とヘキサメチレンアジパミド単位の共重合比率の合計が30重量%未満の場合は、その他の脂肪族共重合ポリアミドを構成するモノマーの組み合わせによっては、本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントの強伸度が低くなり、製織、編立等の高次加工に供した際に、糸切れ、原糸毛羽が発生し安定した高次加工を実現できなくなる可能性があるのでモノマーの選択に注意を要する。
また逆に、カプロアミド単位とヘキサメチレンアジパミド単位の共重合比率の合計が60重量%を越える場合は、その他の脂肪族共重合ポリアミドを構成するモノマーの組み合わせによっては、本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントの融点が130℃以上と高くなり、例えば、アイロン等の比較的低温度での接着強力が要求される用途(ズボンの裾上げテープ等)に使用した際に、接着強度を維持できなくなる可能性があるので、モノマーの選択に注意を要する。
本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントは、融点が80〜120℃であることが重要となる。好ましくは90〜120℃である。更に好ましくは100〜110℃である。融点が80℃未満の場合は、温湿度等の環境変化により原糸自体が変性してしまい、脂肪族共重合ポリアミドマルチフィラメント同士が融着を起こし、解舒不良や糸質低下が発生する等、通常時の取り扱いや高次加工が極めて難しくなる。また逆に、融点が120℃を越える場合は、例え共重合成分、後述する単糸繊度が規定範囲内だったとしても、熱によって完全に溶融しないため接着強度で劣るものとなる。
本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントの低重合物含有率としては、好ましくは60℃の温水抽出法により検出される低重合物含有率で1.5〜5重量%であり、更に好ましくは2〜4重量%である。一般的にポリアミドを溶融紡糸に供する場合は、溶融紡糸時に発生するポリアミドのモノマー、オリゴマー等を低減し、紡糸口金の表面汚れを抑制することを目的に、溶融紡糸に供する前、ポリアミドペレットの段階等で極力低重合物を除去する方法が取られる。例えば、重合されたポリアミドペレットを温水または熱水等に接触させ低重合物を抽出する方法等が挙げられ、抽出処理後のポリアミドペレットの低重合物含有率は概ね1.5重量%未満である。
しかし、本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントの低重合物(以下、MOと言う)含有率については、ある一定範囲のMOを含有した方が、例えば、アイロン等の比較的低温度での接着強度が要求される用途(ズボンの裾上げテープ等)においても、接着対象物への浸透性が向上し、高い接着強度を得ることができるため好ましく、その範囲としては、60℃の温水抽出法により検出される抽出物の含有率で1.5〜5重量%である。更に好ましくは2〜4重量%である。MO含有率が1.5重量%未満の場合は、接着強度が劣る可能性がある。逆に、MO含有率が5重量%を越える場合は、溶融紡糸時に発生する脂肪族共重合ポリアミドのMO等が大量に生成、堆積し、紡糸口金の表面等を極端に汚し、溶融紡糸性を悪化させる可能性がある。
本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントの溶融紡糸に供する脂肪族共重合ポリアミドペレット中のMO含有率を調製する方法としては、特にMO含有率が所望する値より高い場合は、重合された脂肪族共重合ポリアミドペレットを、温水または熱水に接触させ、MO成分を一部抽出する方法が好ましい。特に、抽出時間については、脂肪族共重合ポリアミドを構成するモノマー、重合直後の脂肪族共重合ポリアミド中のMO含有率、ペレット形状、浴比、抽出温度等によって異なるが、5〜40時間程度で、必要に応じてヒドラジン等の還元剤を添加することが好ましい。また、抽出温度については、脂肪族共重合ポリアミドの融点等により異なるが、概ね40〜100℃前後で抽出することが好ましい。
抽出調製を終えた脂肪族共重合ポリアミドペレットは、約10重量%の水分を含有するため乾燥をすることが好ましい。脂肪族共重合ポリアミドペレットの乾燥方法は、1.3kPa以下の減圧下で、バッチ方式で加熱する方法、あるいは、脂肪族共重合ポリアミドペレットと加熱された窒素とを連続的に接触させる方法等が挙げられる。脂肪族共重合ポリアミドペレットを大量生産する場合は、連続運転が可能な後者が有利であり、少量多品種生産をする場合は前者が有利である。通常の場合、乾燥は脂肪族共重合ポリアミドの融点以下の温度で10〜30時間程度保持することにより、水分率が概ね0.1重量%以下になるまで行うことが好ましい。
本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントの粘度数としては、粘度数を低くするほど、接着対象物への浸透性が向上し、より高い接着強度を得ることができるが、極端に粘度数を低くしすぎると、溶融紡糸性が悪化したり、本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントの強伸度が低下する可能性があるため好ましくない。本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントの粘度数の好ましい範囲としては、80〜110ml/gの範囲である。粘度数の測定は後述する方法により行う。
本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントには、本発明の効果を損なわない範囲において種々の添加剤を含んでいても良い。この添加剤を例示すると、マンガン化合物等の安定剤、酸化チタン等の着色剤、難燃剤、導電性付与剤、繊維状強化剤等が挙げられる。ただし、酸化チタン等の無機粒子においては、多量に添加すると接着強力が低下する傾向にあり、無機粒子の含有率の好ましい範囲としては0〜0.1重量%である。
本発明の接着用ポリアミドマルチフィラメントは、単糸繊度が1.5〜5dtexのマルチフィラメントであることが重要となる。かかる構成とすることで、一本一本の単糸が完全にかつ均一に溶融するため、優れた接着強度を発現できるのである。好ましくは2〜4dtexのマルチフィラメントである。単糸繊度が1.5dtex未満の場合は、本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントの強伸度が低下するため、高次加工性が悪化したり、また、溶融紡糸性自体も悪化するため、収率良く安定して本発明の接着用ポリアミドマルチフィラメントを生産することができない。また逆に、単糸繊度が5dtexを越える場合は、例え共重合成分、融点が規定範囲内だったとしても、単糸一本一本が均一に溶融しないため、接着強度に劣るものとなる。
本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントの強度としては、1.5cN/dtex以上であることが好ましく、更に好ましくは2cN/dtex以上である。強度が1.5cN/dtex未満の場合は、撚糸、編み込みといった高次工程での毛羽、糸切れが発生し、高次通過性が不安定になる可能性がある。
また、本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントの伸度としては、40〜120%の範囲にあることが好ましく、更に好ましくは、60〜100%の範囲である。かかる範囲が最も高次加工のし易い範囲であり、この範囲を外れると、例えば、伸度が40%未満の場合は、特にモールヤーンを形成する際の撚糸の工程で撚りが入りにくく、原糸毛羽も発生しやすくなる。逆に、伸度が120%を越える場合は、繊維構造が安定していないため、保管中や高次加工中に品質変化を起こす可能性があり、特に、高温多湿下の倉庫等ではその現象が顕著となる。
強度、伸度の調整については、紡糸−延伸工程を連続して行う方法(直接紡糸延伸法)を例に挙げると、巻取速度、延伸倍率を補正して調整する方法が採られ、特に延伸倍率を補正する方法は簡単に強度、伸度を調整するため特に好ましく採られる方法である。なお、ここで言う延伸倍率とはフィードローラーとドローローラー間の速度差による機械延伸倍率を言い、例えば、フィードローラーが1200m/分でドローローラーが3000m/分の場合、延伸倍率は2.5倍となる。
本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントの横断面形状は、熱接着用ポリアミドマルチフィラメント、あるいはその加工品の要求特性、またはそれらを安定して得るために適宜選択しても良い。例示すると、真円、楕円、三葉、四葉、十字、中空、扁平、T字、X字、H字断面等が挙げられるが、熱接着用として加工することを考慮すると、真円とすることが溶融紡糸性、紡糸容易性の点から好ましい。また、その繊維形態は、長繊維、短繊維、不織布、熱成形体等、様々な繊維製品形態を採ることができる。
本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントを用いた繊維製品としては、例えば、糸全体に直立した花糸を配し溶融接着により固定させた飾り撚糸(モールヤーン)であるとか、布帛同士を家庭用アイロン等で接着する裾上げテープ等に代表されるいわゆる接着テープ、更には、複数の繊維の一部に混繊させた糸条とし熱処理により形態固定をさせた糸条としてモップ等に用いられるブラシ毛部分やカーペット用のパイル糸とする用途等好適に用いることができる。
本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントの製造方法について説明する。本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントは、本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントが得られる限り、公知のいずれの溶融紡糸方法でも製造可能である。例えば、直接紡糸延伸法、未延伸糸を一旦巻き取った後に延伸する方法(2工程法)、あるいは巻取速度を4000m/分以上のように高速として実質的に延伸工程を省略する方法(高速紡糸法)等である。いずれの方法においても製造可能であるが、生産性やコストの観点から直接紡糸延伸法、高速紡糸法の両者が優れている。
以下に直接紡糸延伸法での製造方法について例示する。
まず溶融部について説明する。脂肪族共重合ポリアミドを溶融するに際し、プレッシャーメルター法あるいはエクストルーダー法が挙げられるが、両者とも特に限定されるものではない。溶融温度は、脂肪族共重合ポリアミドの融点で適宜決定して良いが、好ましい溶融温度範囲としては160℃〜200℃である。しかしながら、直接紡糸延伸法、高速紡糸法はいずれも引取速度が速く、モノマーの組み合わせ、つまり脂肪族共重合ポリアミドの組成によっては溶融紡糸糸条が剛直になり高速曳糸性を保てなくなる可能性がある。こういった場合は、溶融温度を更に上げた方が高速曳糸性の観点から好ましく、その好ましい溶融温度範囲としては200〜240℃である。
紡糸温度についても溶融温度と同じである。なお、ここでいう紡糸温度とは、ポリマー配管、計量ポンプ、紡糸口金等を保温しているいわゆる保温温度(スピンブロック温度)である。好ましい紡糸温度範囲としては160℃〜200℃であるが、高速曳糸性に劣位の脂肪族共重合ポリアミドを使う場合は200〜240℃の範囲が好ましい。
また、紡糸口金から吐出されるまでのポリマー滞留時間は、ポリマー溶融部先端、例えば、プレッシャーメルタータイプの溶融紡糸装置の場合はメルター部から、エクストルーダータイプの溶融紡糸装置の場合はシリンダー入口から、紡糸口金から吐出するまでの時間を20分以内とすることが好ましい。
紡糸口金から吐出された脂肪族共重合ポリアミドマルチフィラメントは、MO吸引、冷却、固化され、油剤が付与された後、引き取られる。
特にMO吸引は、本発明のように単糸繊度の比較的細いフィラメントを安定して得るためには重要であり、特にMO含有率が1.5〜5重量%とMO成分が比較的多い脂肪族共重合ポリアミドを溶融紡糸する際には重要なプロセスと言っても良い。MO吸引を実施しないと、溶融紡糸時に発生した脂肪族共重合ポリアミドのMOが大量に堆積し、紡糸口金の表面等を極端に汚し、糸切れが発生しやすくなるなど溶融紡糸性を極端に悪化させるためである。MO吸引する位置は、紡糸口金の表面汚れを軽減させることを考慮すると、紡糸口金直下から溶融紡糸糸条の冷却開始位置までの間とすることが、品質のよい熱接着性ポリアミドマルチフィラメントが得られる点で好ましい。また、MO吸引する方法については、MO吸引口を有する吸引箱をMO吸引する位置に配置する方法が好ましい。吸引量については吸引風速によって制御され、吸引風速が一定範囲内にコントロールされればいかなるコントロールでも良い。例えば、吸引箱に風量調節孔を設けコントロールする等である。吸引風速の好ましい範囲としては、吸引箱の形状、再溶融時のMO生成量等によって異なるが10〜60m/分の範囲であり、更に好ましくは20〜50m/分の範囲である。
引き取り速度は1000〜4000m/分の範囲が好ましく、延伸糸の伸度が40〜120%の範囲となるように適宜延伸倍率を設定、延伸後、速度として2500〜4000m/分の範囲で巻き取るのが好ましい。
また、巻き取りまでの工程で公知の交絡装置を用い、交絡を施すことも可能である。必要であれば複数回付与することで交絡数を上げることも可能である。更には、解舒性を向上させることを目的に、巻き取り直前に追加で油剤を付与することも可能である。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に何ら限定されるものではない。また、本発明の脂肪族共重合ポリアミドマルチフィラメントの物性の測定方法は以下の通りである。
A.融点
JIS−K7121(1987)の示差走査熱量測定(DSC)法に従い測定した。なお、パーキンエルマー社製のDiamond DSC装置を用い、昇温速度は20℃/minとした。
B.MO含有率
水分率が0.03重量%以下となるまで試料を乾燥、その重量を秤量した(W1)。その後、浴比200倍の60℃の温水で4時間抽出し、水洗後、再び水分率が0.03重量%以下となるまで乾燥、その重量を秤量した(W2)。下式により算出した。
MO含有率(重量%)={(W1−W2)/W1}×100。
C.粘度数
JIS−K6933(1999)に従い測定した。なお、ウベローデ粘度計を用い、溶媒は96%硫酸とした。
D.無機粒子含有率
JIS−K7250−4(2002)に従い測定した。
E.正量繊度
JIS−L1013(1999)−B法(簡便法)に従い測定した。
F.強度、伸度
JIS−L1013(1999)に従い測定した。なお、オリエンテック社製テンシロン(定速緊張形試験機)を用い、つかみ間隔20cm、引張速度20cm/minとした。
G.接着強度
(1)被接着布(倉敷紡績ブロード生地#KT4000)をタテ12cm、ヨコ10cmに切断する。2枚準備した。
(2)フィラメントについて糸長50cmで約1650dTになるように合糸して50T/mの撚りを入れた。
(3)被接着布に約1650dTに合糸したフィラメントを置いた。置き方は被接着布のタテ方向で上から4cm(下から8cm)の点から、ヨコ方向に水平になるように合糸したフィラメントを置いた。
(4)接着布とフィラメントが動かないように両端をセロテープ(登録商標)で留め、両端からはみ出したフィラメントは切断した。
(5)もう1枚の接着布を上からかぶせフィラメントを2枚の接着布で挟んだ。接着布同士が動かないように接着布の両端をセロテープ(登録商標)で留めた。
(6)接着プレス機にセットし加圧接着した。プレス条件は140℃×17kg×5secとした。
(7)接着した接着布について両端1cmはカットして除した。接着布を2cm幅にカットした。接着強度測定布として4枚作成した。
(8)島津製作所製オートグラフAGS−50Dを用い、剥離するまでの最大強力を測定して合糸繊度で除した値を接着強度とした(N=4)。引張条件は、引張速度5cm/min、剥離角度は180℃とした。
H.糸切れ回数
実施例に記載の溶融紡糸方法で1t紡糸した際の糸切れ回数とした。
(実施例1〜3、比較例1〜2)
攪拌機を備えた重縮合反応器を用い、常法により重合、ペレット化し、の無機粒子を含まないカプロアミド単位35重量%、ヘキサメチレンアジパミド単位(以下、AH単位という)塩15重量%、ヘキサメチレンセバカミド単位(以下、SH単位という)35重量%、ドデカンアミド単位15重量%からなる脂肪族共重合ポリアミドペレット(融点105℃、MO含有率4.5重量%、粘度数90ml/g)を得た。
得られた脂肪族共重合ポリアミドペレットを220℃の溶融温度でプレッシャーメルター溶融し、紡糸口金より吐出させた。また、紡糸温度は220℃とした。紡糸口金より吐出後、吸引風速35m/分でMO吸引を施し、18℃の冷風で冷却、給油した後に、1500m/分の速度で引き取り、巻取速度3500m/分の直接紡糸延伸を行い、78dtexの脂肪族共重合ポリアミドマルチフィラメントを得た。
得られたフィラメントについて、融点、MO含有率、粘度数、無機粒子含有率、正量繊度、強度、伸度、接着強度、糸切れ回数を評価した。これらの結果を表1に示す。
(実施例4)
攪拌機を備えた重縮合反応器に添加して常法により重合、ペレット化し、カプロアミド単位35重量%、AH単位を20重量%、SH単位35重量%、ドデカンアミド単位10重量%からなる、無機粒子を含まない脂肪族共重合ポリアミドペレット(融点110℃、MO含有率4.5重量%、粘度数90ml/g)を得た。
得られた脂肪族共重合ポリアミドペレットを220℃の溶融温度でプレッシャーメルター溶融し、紡糸口金より吐出させた。また、紡糸温度は220℃とした。紡糸口金より吐出後、吸引風速35m/分でMO吸引を施し、18℃の冷風で冷却、給油した後に、1500m/分の速度で引き取り、巻取速度3500m/分の直接紡糸延伸を行い、78dtex―24フィラメントの脂肪族共重合ポリアミドマルチフィラメントを得た。
得られたフィラメントについて、実施例1と同様の項目を評価した。この結果を表1に示す。
(実施例5)
攪拌機を備えた重縮合反応器に添加して常法により重合、ペレット化し、カプロアミド単位20重量%、AH単位を20重量%、ドデカンアミド単位60重量%からなる、無機粒子を含まない脂肪族共重合ポリアミドペレット(融点120℃、MO含有率3重量%、粘度数90ml/g)を得た。
得られた脂肪族共重合ポリアミドペレットを220℃の溶融温度でプレッシャーメルター溶融し、紡糸口金より吐出させた。紡糸温度は220℃とした。紡糸口金より吐出後、吸引風速35m/分でMO吸引を施し、18℃の冷風で冷却、給油した後に、1500m/minの速度で引き取り、巻取速度3500m/minの直接紡糸延伸を行い、78dtex−24フィラメントの脂肪族共重合ポリアミドマルチフィラメントを得た。
得られたフィラメントについて、実施例1と同様の項目を評価した。この結果を表1に示す。
(比較例3)
攪拌機を備えた重縮合反応器に添加して常法により重合、ペレット化し、カプロアミド単位35重量%、AH単位35重量%、ドデカンアミド単位30重量%からなる、無機粒子を含まない脂肪族共重合ポリアミドペレット(融点135℃、MO含有率5重量%、粘度数90ml/g)を得た。
得られた脂肪族共重合ポリアミドペレットを220℃の溶融温度でプレッシャーメルター溶融し、紡糸口金より吐出させた。また、紡糸温度は220℃とした。紡糸口金より吐出後、吸引風速35m/分でMO吸引を施し、18℃の冷風で冷却、給油した後に、1500m/minの速度で引き取り、巻取速度3500m/minの直接紡糸延伸を行い、78dtex−24フィラメントの脂肪族共重合ポリアミドマルチフィラメントを得た。
得られたフィラメントについて、実施例1と同様の項目を評価した。この結果を表1に示す。
(実施例6)
無機粒子として二酸化チタン1.2重量%を重縮合時に含有せしめる以外は実施例1と同様とした。
得られたフィラメントについて、実施例1と同様の項目を評価した。この結果を表1に示す。
(実施例7)
得られた脂肪族共重合ポリアミドペレットを50℃の温水で24時間抽出処理する以外は実施例1と同様とした。
得られたフィラメントについて、実施例1と同様の項目を評価した。この結果を表1に示す。
(比較例4)
攪拌機を備えた重縮合反応器に添加して常法により重合、ペレット化し、カプロアミド単位35重量%、AH単位15重量%、SH単位35重量%、ヘキサメチレンジアンモニウムイソフタレート単位(以下、IH単位塩と言う)15重量%からなる、無機粒子を含まない共重合ポリアミドペレット(融点150℃、MO含有率4重量%、粘度数90ml/g)を得た。
得られた共重合ポリアミドペレットを220℃の溶融温度でプレッシャーメルター溶融し、紡糸口金より吐出させた。また、紡糸温度は220℃とした。紡糸口金より吐出後、吸引風速35m/分でMO吸引を施し、18℃の冷風で冷却、給油した後に、1500m/minの速度で引き取り、巻取速度3500m/minの直接紡糸延伸を行い、78dtex−24フィラメントの脂肪族共重合ポリアミドマルチフィラメントを得た。
得られたフィラメントについて、実施例1と同様の項目を評価した。この結果を表1に示す。
(比較例5)
攪拌機を備えた重縮合反応器に添加して常法により重合、ペレット化し、カプロアミド単位15重量%、AH単位15重量%、SH単位35重量%、ドデカンアミド単位35重量%からなる、無機粒子を含まない脂肪族共重合ポリアミドペレット(融点70℃、MO含有率2.5重量%、粘度数90ml/g)を得た。
得られた共重合ポリアミドペレットを220℃の溶融温度でプレッシャーメルター溶融し、紡糸口金より吐出させた。また、紡糸温度は220℃とした。紡糸口金より吐出後、吸引風速35m/分でMO吸引を施し、18℃の冷風で冷却、給油した後に、1500m/minの速度で引き取り、巻取速度3500m/minの直接紡糸延伸を行い、78dtex−24フィラメントの脂肪族共重合ポリアミドマルチフィラメントを得た。
得られたフィラメントについて、実施例1と同様の項目を評価した。この結果を表1に示す。
Figure 0005228983
表1の結果から明らかなように、本発明の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントは、従来の熱接着用マルチフィラメントと比較して、低温度操作でも容易に溶融し、かつ、優れた接着強度を示し、また、安定した溶融紡糸も可能といった極めて顕著な効果を奏するものと言える。

Claims (8)

  1. 3種以上のモノマーを共重合してなる脂肪族共重合ポリアミドであって、かつ、融点が80〜120℃の範囲にあって、かつ、単糸繊度が1.5〜5dtexの範囲にあることを特徴とする熱接着用ポリアミドマルチフィラメント。
  2. 前記脂肪族共重合ポリアミドを構成するモノマーのうち少なくとも1種が、ポリカプロアミドを構成する6−アミノカプロン酸、ポリヘキサメチレンアジパミドを構成するヘキサメチレンジアンモニウムアジペート(以下、AH塩と言う)のいずれかから選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の熱接着用ポリアミドマルチフィラメント。
  3. 前記ポリカプロアミドを構成する6−アミノカプロン酸、ポリヘキサメチレンアジパミドを構成するAH塩の共重合比率の合計が30〜60重量%であることを特徴とする請求項1または2に記載の熱接着用ポリアミドマルチフィラメント。
  4. 無機粒子の含有率が0〜0.1重量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の熱接着用ポリアミドマルチフィラメント。
  5. 60℃×4時間の温水抽出により検出される抽出物の含有率が1.5〜5重量%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の熱接着用ポリアミドマルチフィラメント。
  6. 強度が1.5cN/dtex以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の熱接着用ポリアミドマルチフィラメント。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントを少なくとも一部に有するモールヤーン。
  8. 請求項1〜6のいずれかに記載の熱接着用ポリアミドマルチフィラメントを少なくとも一部に有する熱接着用テープ。
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