JP7623922B2 - インバータ制御装置、ハイブリッドシステム、機電一体ユニット、電動車両システム、インバータ制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は、インバータ制御装置、ハイブリッドシステム、機電一体ユニット、電動車両システムおよびインバータ制御方法に関する。
電気自動車やハイブリッド自動車に用いられる駆動用モータと接続され、バッテリから供給される直流電圧を交流電圧に変換して駆動用モータに出力するインバータが広く利用されている。こうしたインバータには、電費向上や搭載空間の制約の観点から、小型・軽量化が求められる。インバータは、パワーモジュール、平滑化キャパシタ、電流センサ、バスバー配線、ゲートドライブ基板、制御基板などを含んで構成される。パワーモジュールは、スイッチング動作により直流電圧をパルス状に変化させることで交流電圧を生成する。平滑化キャパシタは、パワーモジュールのスイッチング動作によって生じる直流電圧の変動(以下、「キャパシタ電圧リプル」と称する)を平滑化するために、直流電圧源であるバッテリとパワーモジュールの間に設けられている。
キャパシタ電圧リプルは、平滑化キャパシタの静電容量とパワーモジュールのスイッチング周波数に依存して変化する。したがって、平滑化キャパシタの静電容量の大容量化、もしくはスイッチング周波数の高周波数化により、キャパシタ電圧リプルを低減することができる。しかしながら、平滑化キャパシタの静電容量の大容量化は、平滑化キャパシタの体積増加につながり、スイッチング周波数の高周波数化は、スイッチング損失の増加につながる。そのためインバータでは、これら以外の方法でキャパシタ電圧リプルを低減することが求められている。
キャパシタ電圧リプルの低減に関して、特許文献1の技術が知られている。特許文献1には、三相交流電力のいずれか一相の交流電力を生成させるための基本波指令を生成する基本波生成部112と、基本波指令の三倍の周波数の調整波指令を生成する調整波生成部113と、基本波指令に調整波指令を重畳した相電圧指令を出力する指令出力部114と、基本波指令の周波数の二倍の周波数にて直流母線14P,14Nに生じる電圧リプルを減らすように、三相交流電力の力率に基づいて調整波指令の位相を算出する位相演算部122と、を有するインバータの制御装置が開示されている。
一般に、インバータの入力側回路には、バッテリと平滑化キャパシタの間を接続するバスバー配線のインダクタンスに応じて定まる共振周波数が存在する。特許文献1の技術では、キャパシタ電圧リプルの各次数成分(高調波成分)のうち、特定の次数成分の周波数がこの共振周波数と一致すると、その次数成分が増幅されてしまうため、キャパシタ電圧リブルを十分に抑制することができないという課題がある。
本発明によるインバータ制御装置は、直流電圧を交流電圧に変換してモータに出力するインバータを制御するものであって、搬送波を生成する搬送波生成部と、前記搬送波の周波数を調整する搬送波周波数調整部と、前記搬送波を用いて電圧指令をパルス幅変調し、前記インバータの動作を制御するためのPWMパルス信号を生成するPWM制御部と、を備え、前記搬送波周波数調整部は、前記直流電圧に重畳される電圧リプルの各次数成分のうちで特定の次数成分の電圧振幅を低減させるための位相シフト量を決定し、決定した前記位相シフト量に従って前記電圧指令と前記搬送波の位相差を変化させるように、前記搬送波の周波数を調整する。
本発明によるハイブリッドシステムは、インバータ制御装置と、前記インバータ制御装置に接続された前記インバータと、前記インバータにより駆動される前記モータと、前記モータに接続されたエンジンシステムと、を備える。
本発明による機電一体ユニットは、インバータ制御装置と、前記インバータ制御装置に接続された前記インバータと、前記インバータにより駆動される前記モータと、前記モータの回転駆動力を伝達するギアと、を備え、前記モータ、前記インバータおよび前記ギアが一体構造となっている。
本発明による電動車両システムは、インバータ制御装置と、前記インバータ制御装置に接続された前記インバータと、前記インバータにより駆動される前記モータと、を備え、前記モータの回転駆動力を用いて走行する。
本発明によるインバータ制御方法は、直流電圧を交流電圧に変換してモータに出力するインバータを制御する方法であって、搬送波を生成し、前記直流電圧に重畳される電圧リプルの各次数成分のうちで特定の次数成分の電圧振幅を減少させるための位相シフト量を決定し、決定した前記位相シフト量に従って電圧指令と前記搬送波の位相差を変化させるように、前記搬送波の周波数を調整し、前記搬送波を用いて前記電圧指令をパルス幅変調することで、前記インバータの動作を制御するためのPWMパルス信号を生成する。
本発明によるハイブリッドシステムは、インバータ制御装置と、前記インバータ制御装置に接続された前記インバータと、前記インバータにより駆動される前記モータと、前記モータに接続されたエンジンシステムと、を備える。
本発明による機電一体ユニットは、インバータ制御装置と、前記インバータ制御装置に接続された前記インバータと、前記インバータにより駆動される前記モータと、前記モータの回転駆動力を伝達するギアと、を備え、前記モータ、前記インバータおよび前記ギアが一体構造となっている。
本発明による電動車両システムは、インバータ制御装置と、前記インバータ制御装置に接続された前記インバータと、前記インバータにより駆動される前記モータと、を備え、前記モータの回転駆動力を用いて走行する。
本発明によるインバータ制御方法は、直流電圧を交流電圧に変換してモータに出力するインバータを制御する方法であって、搬送波を生成し、前記直流電圧に重畳される電圧リプルの各次数成分のうちで特定の次数成分の電圧振幅を減少させるための位相シフト量を決定し、決定した前記位相シフト量に従って電圧指令と前記搬送波の位相差を変化させるように、前記搬送波の周波数を調整し、前記搬送波を用いて前記電圧指令をパルス幅変調することで、前記インバータの動作を制御するためのPWMパルス信号を生成する。
本発明によれば、キャパシタ電圧リブルを十分に抑制することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図面を用いて説明する。
以下、本発明の第1の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るインバータ制御装置を備えたモータ駆動システムの全体構成図である。図1において、モータ駆動システム100は、インバータ制御装置1、永久磁石同期モータ(以下、単に「モータ」と称する)2、インバータ3、回転位置検出器4、高圧バッテリ5を備える。
インバータ制御装置1は、車両からモータ2に対して要求される目標トルクに応じたトルク指令T*に基づいて、インバータ3の動作を制御し、これによってモータ2の駆動を制御するためのPWMパルス信号を生成する。そして、生成したPWMパルス信号をインバータ3に出力する。なお、インバータ制御装置1の詳細については後で説明する。
インバータ3は、インバータ回路31、ゲート駆動回路32および平滑キャパシタ33を有する。ゲート駆動回路32は、インバータ制御装置1から入力されるPWMパルス信号に基づいて、インバータ回路31が有する各スイッチング素子を制御するためのゲート駆動信号を生成し、インバータ回路31に出力する。インバータ回路31は、U相、V相、W相の上アームおよび下アームにそれぞれ対応するスイッチング素子を有している。ゲート駆動回路32から入力されたゲート駆動信号に従ってこれらのスイッチング素子がそれぞれ制御されることで、高圧バッテリ5から供給される直流電力が交流電力に変換され、モータ2に出力される。平滑キャパシタ33は、高圧バッテリ5からインバータ回路31に供給される直流電力を平滑化する。
モータ2は、インバータ3から供給される交流電力により回転駆動される同期モータであり、固定子および回転子を有する。インバータ3から入力された交流電力が固定子に設けられた電機子コイルLu、Lv、Lwに印加されると、モータ2において三相交流電流Iu、Iv、Iwが導通し、各電機子コイルに電機子磁束が発生する。この各電機子コイルの電機子磁束と、回転子に配置された永久磁石の磁石磁束との間で吸引力・反発力が発生することで、回転子にトルクが発生し、回転子が回転駆動される。
モータ2には、回転子の回転位置θを検出するための回転位置センサ8が取り付けられている。回転位置検出器4は、回転位置センサ8の入力信号から回転位置θを演算する。回転位置検出器4による回転位置θの演算結果はインバータ制御装置1に入力され、インバータ制御装置1がモータ2の誘起電圧の位相に合わせてPWMパルス信号を生成することで行われる交流電力の位相制御において利用される。
ここで、回転位置センサ8には、鉄心と巻線とから構成されるレゾルバがより好適であるが、GMRセンサなどの磁気抵抗素子や、ホール素子を用いたセンサであっても問題ない。また、回転位置検出器4は、回転位置センサ8からの入力信号を用いず、モータ2に流れる三相交流電流Iu、Iv、Iwや、インバータ3からモータ2に印加される三相交流電圧Vu、Vv、Vwを用いて回転位置θを推定してもよい。
インバータ3とモータ2の間には、電流検出部7が配置されている。電流検出部7は、モータ2を通電する三相交流電流Iu、Iv、Iw(U相交流電流Iu、V相交流電流IvおよびW相交流電流Iw)を検出する。電流検出部7は、例えばホール電流センサ等を用いて構成される。電流検出部7による三相交流電流Iu、Iv、Iwの検出結果はインバータ制御装置1に入力され、インバータ制御装置1が行うPWMパルス信号の生成に利用される。なお、図2では電流検出部7が3つの電流検出器により構成される例を示しているが、電流検出器を2つとし、残る1相の交流電流は、三相交流電流Iu、Iv、Iwの和が零であることから算出してもよい。また、高圧バッテリ5からインバータ3に流入するパルス状の直流電流を、平滑キャパシタ33とインバータ3の間に挿入されたシャント抵抗等により検出し、この直流電流とインバータ3からモータ2に印加される三相交流電圧Vu、Vv、Vwに基づいて三相交流電流Iu、Iv、Iwを求めてもよい。
次に、インバータ制御装置1の詳細について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係るインバータ制御装置1の機能構成を示すブロック図である。図2において、インバータ制御装置1は、電流指令生成部11、速度算出部12、三相/dq変換電流制御部13、電流制御部14、dq/三相電圧指令変換部15、搬送波周波数調整部16、搬送波生成部17、PWM制御部18の各機能ブロックを有する。インバータ制御装置1は、例えばマイクロコンピュータにより構成され、マイクロコンピュータにおいて所定のプログラムを実行することにより、これらの機能ブロックを実現することができる。あるいは、これらの機能ブロックの一部または全部をロジックICやFPGA等のハードウェア回路を用いて実現してもよい。
電流指令生成部11は、入力されたトルクT*指令と電源電圧Hvdcに基づき、d軸電流指令Id*およびq軸電流指令Iq*を演算する。ここでは、例えば予め設定された電流指令マップや数式等を用いて、トルク指令T*に応じたd軸電流指令Id*、q軸電流指令Iq*を求める。
速度算出部12は、回転位置θの時間変化から、モータ2の回転速度(回転数)を表すモータ回転速度ωrを演算する。なお、モータ回転速度ωrは、角速度(rad/s)または回転数(rpm)のいずれで表される値であってもよい。また、これらの値を相互に変換して用いてもよい。
三相/dq変換電流制御部13は、電流検出部7が検出した三相交流電流Iu、Iv、Iwに対して、回転位置検出器4が求めた回転位置θに基づくdq変換を行い、d軸電流値Idおよびq軸電流値Iqを演算する。
電流制御部14は、電流指令生成部11から出力されるd軸電流指令Id*およびq軸電流指令Iq*と、三相/dq変換電流制御部13から出力されるd軸電流値Idおよびq軸電流値Iqとの偏差に基づき、これらの値がそれぞれ一致するように、トルク指令T*に応じたd軸電圧指令Vd*およびq軸電圧指令Vq*を演算する。ここでは、例えばPI制御等の制御方式により、d軸電流指令Id*とd軸電流値Idの偏差に応じたd軸電圧指令Vd*と、q軸電流指令Iq*とq軸電流値Iqの偏差に応じたq軸電圧指令Vq*とを求める。
dq/三相電圧指令変換部15は、電流制御部14が演算したd軸電圧指令Vd*およびq軸電圧指令Vq*に対して、回転位置検出器41が求めた回転位置θに基づく三相変換を行い、三相電圧指令Vu*、Vv*、Vw*(U相電圧指令値Vu*、V相電圧指令値Vv*およびW相電圧指令値Vw*)を演算する。これにより、トルク指令T*に応じた三相電圧指令Vu*、Vv*、Vw*を生成する。
搬送波周波数調整部16は、電流指令生成部11が生成したd軸電流指令Id*およびq軸電流指令Iq*と、電流制御部14が求めたd軸電圧指令Vd*およびq軸電圧指令Vq*と、回転位置検出器4が求めた回転位置θと、速度算出部12が求めた回転速度ωrと、電源電圧Hvdcとに基づき、PWMパルス信号の生成に用いられる搬送波の周波数を表す搬送波周波数fcを演算する。この搬送波周波数fcに従って搬送波生成部17が搬送波を生成することで、平滑キャパシタ33の両端間において発生するキャパシタ電圧リプルを低減できるように、搬送波の周波数が調整される。なお、搬送波周波数調整部16による搬送波周波数fcの演算方法の詳細については後述する。
搬送波生成部17は、搬送波周波数調整部16が演算した搬送波周波数fcに基づき、搬送波信号(三角波信号)Trを生成する。
PWM制御部18は、搬送波生成部17から出力される搬送波信号Trを用いて、dq/三相電圧指令変換部15から出力される三相電圧指令Vu*、Vv*、Vw*をそれぞれパルス幅変調し、インバータ3の動作を制御するためのPWMパルス信号を生成する。具体的には、dq/三相電圧指令変換部15から出力される三相電圧指令Vu*、Vv*、Vw*と、搬送波生成部17から出力される搬送波信号Trとの比較結果に基づき、U相、V相、W相の各相に対してパルス状の電圧を生成する。そして、生成したパルス状の電圧に基づき、インバータ3の各相のスイッチング素子に対するPWMパルス信号を生成する。このとき、各相の上アームのPWMパルス信号Gup、Gvp、Gwpをそれぞれ論理反転させ、下アームのPWMパルス信号Gun、Gvn、Gwnを生成する。PWM制御部18が生成したPWMパルス信号は、インバータ制御装置1からインバータ3のゲート駆動回路32に出力され、ゲート駆動回路32によってゲート駆動信号に変換される。これにより、インバータ回路31の各スイッチング素子がオン/オフ制御され、インバータ3の出力電圧が調整される。
次に、インバータ制御装置1における搬送波周波数調整部16の動作について説明する。搬送波周波数調整部16は前述のように、d軸電流指令Id*およびq軸電流指令Iq*と、d軸電圧指令Vd*およびq軸電圧指令Vq*と、回転位置θと、回転速度ωrと、電源電圧Hvdcに基づき、搬送波周波数fcを演算する。この搬送波周波数fcに従って搬送波生成部17が生成する搬送波信号Trの周波数を逐次的に制御することで、トルク指令T*に応じた三相電圧指令Vu*、Vv*、Vw*の電圧波形に対して、搬送波信号Trの周期と位相がそれぞれ所望の関係となるように調整する。なお、ここでの所望の関係とは、例えば、インバータ3のスイッチング動作によって生じるキャパシタ電圧リプルの特定次数成分の周波数と、インバータ3の入力側回路の共振周波数とが一致しないような関係のことを指す。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る搬送波周波数調整部16のブロック図である。搬送波周波数調整部16は、同期PWM搬送波数選択部161、電圧位相演算部162、変調率演算部163、力率演算部164、電圧位相誤差演算部165、同期搬送波周波数演算部166、搬送波周波数設定部167を有する。
同期PWM搬送波数選択部161は、回転速度ωrに基づき、同期PWM制御における電圧波形の1周期に対する搬送波の数を表す同期PWM搬送波数Ncを選択する。同期PWM搬送波数選択部161は、例えば3の倍数のうちNc=3×(2×n―1)の条件式を満たす数を、同期PWM搬送波数Ncとして選択する。この条件式において、nは任意の自然数を表しており、例えばn=1(Nc=3)、n=2(Nc=9)、n=3(Nc=15)などが選ばれることが多い。また、特殊な搬送波を用いることで、例えばNc=6やNc=12など、3の倍数であっても上記の条件式を満たさない数を同期PWM搬送波数Ncとして選定することも可能である。なお、同期PWM搬送波数選択部161は、回転速度ωrだけでなく、トルク指令T*に基づいて、同期PWM搬送波数Ncの選択を行ってもよい。また、例えばヒステリシスを設定するなど、回転速度ωrが上昇するときと下降するときとで、同期PWM搬送波数Ncの選択基準を変化させてもよい。
電圧位相演算部162は、d軸電圧指令Vd*およびq軸電圧指令Vq*と、回転位置θと、回転速度ωrと、搬送波周波数fcに基づいて、以下の式(1)~(4)により電圧位相θvを演算する。
θv=θ+φv+φdqv+0.5π ・・・(1)
φv=ωr・1.5Tc ・・・(2)
Tc=1/fc ・・・(3)
φdqv=atan(Vq/Vd) ・・・(4)
θv=θ+φv+φdqv+0.5π ・・・(1)
φv=ωr・1.5Tc ・・・(2)
Tc=1/fc ・・・(3)
φdqv=atan(Vq/Vd) ・・・(4)
ここで、φvは電圧位相の演算遅れ補償値を、Tcは搬送波周期を、φdqvはd軸からの電圧位相をそれぞれ表すものとする。演算遅れ補償値φvは、回転位置検出器4が回転位置θを取得してからインバータ制御装置1がインバータ3にPWMパルス信号を出力するまでの間に、1.5制御周期分の演算遅れが発生することを補償する値である。なお、本実施形態では、式(1)右辺の第4項で0.5πを加算している。これは、式(1)右辺の第1項~第3項で演算される電圧位相がcos波であるため、これをsin波に視点変換するための演算である。
変調率演算部163は、以下の式(5)に従い、d軸電圧指令Vd*およびq軸電圧指令Vq*、電源電圧Hvdcに基づいて変調率Hを演算する。なお、変調率Hは、高圧バッテリ5からインバータ3に供給される直流電圧と、インバータ3からモータ2に出力される交流電圧との比を表している。
H=√(Vd^2+Vq^2)/Hvdc ・・・(5)
H=√(Vd^2+Vq^2)/Hvdc ・・・(5)
力率演算部164は、以下の式(6)に従い、d軸電流指令Id*、q軸電流指令Iq*、d軸電圧指令Vd*およびq軸電圧指令Vq*に基づいて力率PFを演算する。なお、力率PFは、インバータ3からモータ2に出力される交流電力における電圧ベクトルと電流ベクトルの位相差を表すパラメータであり、モータ2において直流側にどの程度の電流が流れるかを決める重要なパラメータである。平滑キャパシタ33におけるキャパシタ電圧リプルの傾向は、この力率PFの値によって大きく変化する。
PF=cos(atan(-Id/Iq)-atan(-Vd/Vq))・・・(6)
PF=cos(atan(-Id/Iq)-atan(-Vd/Vq))・・・(6)
電圧位相誤差演算部165は、同期PWM搬送波数選択部161により選択された同期PWM搬送波数Ncと、電圧位相演算部162により演算された電圧位相θvと、変調率演算部163により演算された変調率Hと、力率演算部164により演算された力率PFと、回転速度ωrに基づき、電圧位相誤差Δθvを演算する。電圧位相誤差Δθvは、インバータ3に対する電圧指令である三相電圧指令Vu*、Vv*、Vw*と、パルス幅変調に用いる搬送波信号Trとの位相差を表している。電圧位相誤差演算部165が所定の演算周期ごとに電圧位相誤差Δθvを演算することで、搬送波周波数調整部16において、インバータ3に対する電圧指令とパルス幅変調に用いる搬送波との位相差を変化させ、これによってキャパシタ電圧リプルを抑制するように、搬送波信号Trの周波数調整を行うことができる。
同期搬送波周波数演算部166は、以下の式(6)に従い、電圧位相誤差演算部165により演算された電圧位相誤差Δθvと、回転速度ωrと、同期PWM搬送波数選択部161により選択された同期PWM搬送波数Ncに基づき、同期搬送波周波数fcsを演算する。
fcs=ωr・Nc・(1+Δθv・K)/(2π) ・・・(7)
fcs=ωr・Nc・(1+Δθv・K)/(2π) ・・・(7)
同期搬送波周波数演算部166は、例えばPLL(Phase Locked Loop)制御により、式(7)に基づく同期搬送波周波数fcsを演算することができる。なお、式(7)においてゲインKは一定値としてもよいし、条件により可変としてもよい。
搬送波周波数設定部167は、回転速度ωrに基づいて、同期搬送波周波数演算部166により演算された同期搬送波周波数fcsと、非同期搬送波周波数fcnsとのいずれかを選択し、搬送波周波数fcとして出力する。非同期搬送波周波数fcnsは、搬送波周波数設定部167において予め設定された一定値である。なお、予め非同期搬送波周波数fcnsを複数用意しておき、その中でいずれかを回転速度ωrに応じて選択してもよい。例えば、回転速度ωrの値が大きいほど非同期搬送波周波数fcnsの値が大きくなるように、搬送波周波数設定部167において非同期搬送波周波数fcnsを選択し、搬送波周波数fcとして出力することができる。
次に、搬送波周波数調整部16のうち、電圧位相誤差演算部165における電圧位相誤差Δθvの演算方法の詳細について説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る電圧位相誤差演算部165のブロック図である。電圧位相誤差演算部165は、基準電圧位相演算部1651、次数成分選択部1652、固定搬送波位相決定部1653、加算部1654、減算部1655を有する。
基準電圧位相演算部1651は、同期PWM搬送波数Ncと電圧位相θvに基づき、同期PWM制御における搬送波の位相を固定するための基準電圧位相θvbを演算する。
図5は、基準電圧位相演算部1651が実施する基準電圧位相演算の概念図である。基準電圧位相演算部1651は、例えば図5に示すように、0から2πの間で同期PWM搬送波数Ncに応じた段数で階段状に変化する基準電圧位相θvbを演算する。なお、図5では説明を分かりやすくするため、同期PWM搬送波数Ncが3であるときの例を示しているが、実際には同期PWM搬送波数Ncは、前述のようにNc=3、9または15とすることが好ましい。あるいは、Nc=6または12としてもよい。
本実施形態では処理負荷低減のため、例えば図5に示すように、三角搬送波が最小値(谷)から最大値(山)まで上昇する区間である谷割り区間でのみ、搬送波周波数調整部16が搬送波の周波数を調整可能とする。この場合、同期搬送波周波数演算部166では後述するように、搬送波の谷割り区間において、電圧位相誤差Δθvから同期搬送波周波数fcsを逐次的に演算することで、同期PWM制御を実施する。基準電圧位相演算部1651は、この電圧位相誤差Δθvの演算に用いられる基準電圧位相θvbを、図5に示すようにπ/3間隔で変化する離散値として算出する。なお、この基準電圧位相θvbの間隔は、同期PWM搬送波数Ncに応じて変化する。同期PWM搬送波数Ncが大きくなるほど、基準電圧位相θvbの間隔が小さくなる。
具体的には、基準電圧位相演算部1651は、以下の式(8)~(9)に従い、電圧位相θv、同期PWM搬送波数Ncに基づいて基準電圧位相θvbを演算する。
θvb=int(θv/θs)・θs+0.5θs ・・・(8)
θs=2π/Nc ・・・(9)
θvb=int(θv/θs)・θs+0.5θs ・・・(8)
θs=2π/Nc ・・・(9)
ここで、θsは搬送波1つあたりの電圧位相θvの変化幅を表し、intは小数点以下の切り捨て演算を表すものとする。
なお、本実施形態では、三角搬送波が最大値(山)から最小値(谷)まで下降する区間である山割り区間で基準電圧位相θvbが0radとなるように、基準電圧位相演算部1651において式(8)~(9)に従い基準電圧位相θvbを演算している。しかしながら、基準電圧位相θvbが0radとなる期間は山割り区間に限らない。電圧位相θvを用いて、0から2πの間で同期PWM搬送波数Ncに応じた段数で階段状に変化する基準電圧位相θvbを演算できれば、式(8)~(9)以外の演算方法により、基準電圧位相演算部1651が基準電圧位相θvbの演算を行ってもよい。
次数成分選択部1652は、回転速度ωrに基づいて、キャパシタ電圧リプルにおいて電圧振幅を低減させる対象の次数成分(以下、「対象次数成分」と称する)Nrを選択する。インバータ3では、インバータ回路31の各スイッチング素子のスイッチング動作により、高圧バッテリ5から供給される直流電圧において変動が生じる。この直流電圧変動は平滑キャパシタ33によって抑制されるが、完全に無くすことはできずに、平滑キャパシタ33の電圧変動(キャパシタ電圧リプル)となって現れる。こうしたキャパシタ電圧リプルには、三相交流電圧Vu、Vv、Vwの周波数を基本波とする各次数成分が含まれている。本実施形態では、次数成分選択部1652により、キャパシタ電圧リプルの各次数成分のうち、その周波数がインバータ3の入力側回路の共振周波数と一致する次数成分を、対象次数成分Nrとして選択する。なお、次数成分選択部1652における対象次数成分Nrの選択方法の詳細については後述する。
固定搬送波位相決定部1653は、次数成分選択部1652により選択された対象次数成分Nrと、変調率Hおよび力率PFとに基づき、電圧位相誤差Δθvの演算に用いるために、基準電圧位相θvbに対する搬送波の位相差を表す搬送波位相差Δθcarrを決定する。ここでは、変調率Hと力率PFをパラメータに用いて、対象次数成分Nrの電圧振幅を低減させるのに最適な搬送波位相差Δθcarrの値を決定することで、基準電圧位相θvbを基準とした搬送波の位相が搬送波位相差Δθcarrに固定されるようにする。なお、固定搬送波位相決定部1653における搬送波位相差Δθcarrの決定方法の詳細については後述する。
加算部1654は、基準電圧位相演算部1651にて演算した基準電圧位相θvbに、固定搬送波位相決定部1653にて決定した搬送波位相差Δθcarrを加算することで、キャパシタ電圧リプルの対象次数成分Nrの電圧振幅を低減するための補正基準電圧位相θvb2を演算する。
減算部1655は、電圧位相θvから補正基準電圧位相θvb2を減算し、電圧位相誤差Δθvを演算する。
次に、本発明の特徴である次数成分選択部1652および固定搬送波位相決定部1653の詳細について、以下に説明する。
まず、本発明において取り上げるキャパシタ電圧リプルについて説明する。本実施形態のモータ駆動システム100では、高圧バッテリ5から出力される直流電圧をインバータ3によって三相交流電圧に変換し、これをモータ2に出力することで、三相交流電動機であるモータ2を駆動している。インバータ3には、高圧バッテリ5に対してインバータ回路31と並列に接続された平滑キャパシタ33が設けられており、この平滑キャパシタ33の静電容量により、インバータ3の直流側において発生するパルス電圧を平滑化している。このとき、平滑キャパシタ33と高圧バッテリ5の間には、以下の式(10)で表される共振周波数frにおいて共振が発生する。式(10)において、Lは平滑キャパシタ33と高圧バッテリ5の間の配線インダクタンスを表し、Cは平滑キャパシタ33の静電容量を表している。
fr=1/{2π・√(LC)} ・・・(10)
fr=1/{2π・√(LC)} ・・・(10)
一方、インバータ3の直流側には、上記のパルス電圧によってキャパシタ電圧リプルが発生する。このキャパシタ電圧リプルには、回転速度ωrに応じて定まるモータ2の基本波周波数(三相交流電圧Vu、Vv、Vwの基本波成分の周波数)に対して、多数の次数成分(高調波成分)が含まれている。キャパシタ電圧リプルに含まれるこれらの各次数成分のうち、特定の次数成分の周波数が式(10)の共振周波数frと合致すると、当該次数成分が共振によって増幅され、キャパシタ電圧リプルの増大につながる。キャパシタ電圧リプルの増大は、高圧バッテリ5とインバータ3の間に流れるリプル電流を増加させるため、高圧バッテリ5の劣化を促進させるおそれがある。また、電源電圧Hvdcの変動によって式(5)で表される変調率Hの値が急変し、インバータ制御装置1によるインバータ制御が不安定化するおそれもある。
なお、一般的なキャパシタ電圧リプルの対策としては、平滑キャパシタ33の静電容量を増大させることである。しかしながら、平滑キャパシタ33の静電容量を増大させると、それに応じて平滑キャパシタ33の体積も増大する。平滑キャパシタ33は、インバータ3に搭載される各部品の中でも比較的大きな体積を占める部品であるため、小型化に対する要求は大きい。そこで、平滑キャパシタ33の静電容量を増大させる以外の方法で、キャパシタ電圧リプルを抑制することが求められている。
図6は、キャパシタ電圧リプルの例を示す図である。図6では、モータ2の極数が8、回転速度がωr=6000[rpm]であり、高圧バッテリ5の電圧がHvdc=325[Vdc]である場合に、インバータ3において発生するキャパシタ電圧リプル波形とその周波数解析結果の例を、図6(a)、図6(b)にそれぞれ示している。
上記の条件でモータ2を駆動させたときのモータ2の基本波周波数は、以下の式(11)により、f1=400[Hz]と求められる。したがって、このときのモータ2における電気角の1周期は、1/f1=2.5[ms]となる。なお、式(11)において、Pはモータ2の極数を表す。
f1=(ωr/60)・(P/2) ・・・(11)
f1=(ωr/60)・(P/2) ・・・(11)
図6(b)に示すキャパシタ電圧リプルの周波数解析結果では、前述の条件でモータ2を駆動させたときに、モータ2の基本波周波数f1に対する各次数成分のキャパシタ電圧リプルにおける電圧振幅の大きさを表している。この周波数解析結果から、前述の条件でモータ2を駆動させたときに生じるキャパシタ電圧リプルの主要次数成分は、モータ2の基本波周波数f1に対して6の倍数にあたる各次数成分であり、特に12次成分の電圧振幅が大きく支配的であることが分かる。この理由としては、共振周波数frの近傍に12次成分が存在し、共振によって12次成分が増幅されたためと考えられる。
そこで、本実施形態のモータ駆動システム100では、モータ2の回転速度ωrに応じてその周波数が変化するモータ2の基本波の各次数成分のうち、特定の次数成分(例えば6の倍数の次数成分)と共振周波数frとの周波数差が所定値未満になると、インバータ制御装置1においてキャパシタ電圧リプルの低減制御を行う。このキャパシタ電圧リプルの低減制御では、インバータ制御装置1は、搬送波周波数調整部16内の電圧位相誤差演算部165により、キャパシタ電圧リプルにおいて当該次数成分の電圧振幅を低減させるように電圧位相誤差Δθvを設定する。
具体的には、電圧位相誤差演算部165内の次数成分選択部1652により、当該次数成分を対象次数成分Nrとして選択する。そして、固定搬送波位相決定部1653により、この対象次数成分Nrの電圧振幅を低減させるような搬送波位相差Δθcarrの値を決定する。これにより、キャパシタ電圧リプルにおいて対象次数成分Nrの電圧振幅を低減させるような補正基準電圧位相θvb2が設定され、これに応じた電圧位相誤差Δθvが計算されて搬送波周波数fcが設定されるように、搬送波周波数調整部16を動作させることができる。
図7は、モータ回転数と各次数成分の周波数との関係の一例を示す図である。図7において、横軸はモータ2の回転数(回転速度ωr)を表し、縦軸はモータ2の基本波成分および6の倍数の各次数成分の周波数を表している。なお、図6の場合と同様に、図7ではモータ2の極数をP=8としている。
ここで、平滑キャパシタ33の静電容量をC=1000[μF]とし、平滑キャパシタ33と高圧バッテリ5の間の配線インダクタンスをL=2[μH]とすると、前述の式(10)より、共振周波数はfr≒3.5[kHz]と計算できる。図7では、この共振周波数fr=3.5[kHz]付近を、共振周波数帯域70としてハッチングで示している。
図7より、回転速度ωrが9000[rpm]以下の範囲において、6次、12次、18次、24次の各次数成分のいずれかについて、その周波数が共振周波数帯域70と重なる領域が存在することが分かる。なお、共振周波数帯域70と重なる次数成分がどの次数成分であるかは、回転速度ωrに応じて定まる。したがって、モータ2が取り得る回転速度ωrの全域でキャパシタ電圧リプルの効果的な低減を図るためには、図7のような各次数成分の周波数と共振周波数frとの関係性を考慮して、対象次数成分Nrを選択する必要がある。
具体的には、次数成分選択部1652では、回転速度ωrに基づき、式(11)を用いて基本波周波数f1を算出する。そして、この基本波周波数f1に基づいて各次数成分の周波数を計算し、いずれかの次数成分の周波数と予め定められた共振周波数frとの差が所定値未満であれば、その次数成分を対象次数成分Nrとして選択する。なお、各次数成分の周波数を計算する代わりに、回転速度ωrと各次数成分の周波数との関係を示したマップ等の情報を予め記憶しておくことで、回転速度ωrに基づいて対象次数成分Nrを選択できるようにしてもよい。これ以外にも、任意の方法により対象次数成分Nrを選択することが可能である。
続いて、固定搬送波位相決定部1653の動作について説明する。本発明に先立ち、発明者は、搬送波周波数fcと基本波周波数f1との比、すなわち同期PWM搬送波数Ncが9以上の場合に、搬送波の位相を変調波に対してシフトさせると、パルス幅変調によって得られる三相交流電圧Vu、Vv、Vwの基本波成分の電圧振幅を維持しつつ、その位相シフト量に応じてキャパシタ電圧リプルの各次数成分の電圧振幅を変化できることを見出した。固定搬送波位相決定部1653では、このような原理を利用して、変調率Hとおよび力率PFに基づき、対象次数成分Nrの振幅を最小化するような位相シフト量が得られるように搬送波位相差Δθcarrの値を決定する。
図8は、変調波に対する搬送波の位相シフト量とd軸電圧およびq軸電圧の各次数成分との関係の一例を示す図である。図8では、変調率をH=1.15、同期PWM搬送波数をNc=9としたときに、変調波に対する搬送波の位相シフト量と、d軸電圧およびq軸電圧のそれぞれにおける0次、6次、12次、18次、24次の各次数成分との関係を、図8(a)~図8(f)にそれぞれ示している。
図8(a)、(b)にそれぞれ示すd軸電圧とq軸電圧の0次成分や、図8(c)、(d)にそれぞれ示すd軸電圧とq軸電圧の6次成分では、位相シフト量を変化させても、これらの電圧振幅の変動を±2V以下の範囲に抑制できることが分かる。一方で、図8(c)、(d)にそれぞれ示すd軸電圧とq軸電圧の12次成分や、図8(e)、(f)にそれぞれ示すd軸電圧とq軸電圧の24次成分では、位相シフト量を変化させると、これらの電圧振幅が大きく変動することが分かる。
ここで、図8に示したd軸、q軸電圧の各次数成分の電圧振幅は、三相電圧指令Vu*、Vv*、Vw*をそれぞれパルス幅変調することで得られた各相のPWMパルス信号の波形を、回転位置θに基づいてdq変換することによりd軸、q軸電圧に変換して得られたものである。インバータ3に入力される直流電圧および直流電流と、インバータ3から出力されるdq軸電圧およびdq軸電流との間には、周知の関係式によって表される一定の関係が成り立ち、dq軸電圧が小さくなれば直流電圧も小さくなる。そのため、dq軸電圧の特定次数成分の合計を小さくすることができれば、キャパシタ電圧リプルの当該次数成分も小さくすることができる。
本実施形態では、このような特徴に着目し、固定搬送波位相決定部1653において、キャパシタ電圧リプルの対象次数成分Nrの電圧振幅を抑制するように、位相シフト量に相当する搬送波位相差Δθcarrの値を設定している。
ただし、図8に示したような位相シフト量と各次数成分の振幅との関係は、変調率Hや力率PFの値に応じて変化する。そこで、固定搬送波位相決定部1653では、変調率Hと力率PFをパラメータに用いて、これらのパラメータ値の組み合わせに応じて対象次数成分Nrの電圧振幅を抑制するのに最適な搬送波位相差Δθcarrの値を選択し、位相シフト量を設定するようにしている。
具体的には、例えば固定搬送波位相決定部1653には、対象次数成分Nrに選択される可能性がある各次数成分について、変調率Hと力率PFの組み合わせごとに最適な搬送波位相差Δθcarrの値を示したマップが予め記憶されている。固定搬送波位相決定部1653は、変調率演算部163と力率演算部164でそれぞれ演算された変調率Hと力率PFの値をパラメータにして、対象次数成分Nrに対応するマップを参照し、搬送波位相差Δθcarrの値を取得する。これにより、搬送波位相差Δθcarrを決定することができる。
図9は、12次成分のマップの一例を示す図である。図9のマップ例では、変調率H=0,0.1,0.2,0.3,0.4,0.5,0.6,0.7,0.8,0.9,1,1.1.1.15の各値と、力率PF=1.00,0.98,0.94,0.87,0.77の各値との組み合わせごとに、12次成分の電圧振幅を抑制するのに最適な搬送波位相差Δθcarrの値が15度刻みで記載されている。固定搬送波位相決定部1653は、Nr=12である場合には、例えばこのようなマップにおいて、そのときの変調率Hと力率PFの値に最も近い組み合わせの値を参照することで、搬送波位相差Δθcarrの値を決定することができる。なお、図9では12次成分のマップ例のみを示したが、他の次数成分についても同様のマップが固定搬送波位相決定部1653に記憶されている。
あるいは、マップ以外の方法で搬送波位相差Δθcarrを決定してもよい。例えば、対象次数成分Nrの値ごとに、変調率Hおよび力率PFと搬送波位相差Δθcarrとの関係を演算式で表し、この演算式を用いて搬送波位相差Δθcarrを決定するようにしてもよい。これ以外にも、対象次数成分Nr、変調率Hおよび力率PFに基づいて適切な搬送波位相差Δθcarrの値を決定できれば、固定搬送波位相決定部1653は任意の方法を用いて搬送波位相差Δθcarrを決定することができる。
図10は、従来技術と本発明におけるキャパシタ電圧リプルの比較例を示す図である。図10では、本発明を適用しない従来のインバータを用いた場合と、本発明のインバータ3を用いて搬送波の位相を変調波に対してシフトさせることでキャパシタ電圧リプルの特定次数成分を低減した場合とで、変調率と力率をそれぞれ変化させたときのキャパシタ電圧リプルの電圧振幅の大きさをシミュレーションで求めた例を示している。図10(a)は力率PF=1.00、図10(b)は力率PF=0.98、図10(c)は力率PF=0.94、図10(d)は力率PF=0.87、図10(e)は力率PF=0.77の場合のシミュレーション結果をそれぞれ示しており、横軸は変調率H、縦軸はキャパシタ電圧リプルの電圧振幅をそれぞれ表す。
図10の各シミュレーション結果から、いずれの場合であっても、本発明の適用により搬送波の位相を変調波に対してシフトさせ、これによりキャパシタ電圧リプルの特定次数成分を低減することで、キャパシタ電圧リプルを抑制できることが分かる。
図11は、インバータ3において搬送波の位相をシフトさせる前後でのキャパシタ電圧リプルの比較例を示す図である。図11(a)は搬送波の位相シフト前におけるU相電圧指令Vu*と搬送波信号Trの波形例を、図11(b)は搬送波の位相シフト前におけるキャパシタ電圧リプルの波形例を、図11(c)は図11(b)の周波数解析結果をそれぞれ示している。なお、図11(b)、図11(c)は、前述の図6(a)、図6(b)とそれぞれ同一である。一方、図11(d)は搬送波の位相シフト後におけるU相電圧指令Vu*と搬送波信号Trの波形例を、図11(e)は搬送波の位相シフト後におけるキャパシタ電圧リプルの波形例を、図11(f)は図11(e)の周波数解析結果をそれぞれ示している。なお、図11(d)、図11(e)、図11(f)では、固定搬送波位相決定部1653において搬送波位相差Δθcarrの値を245[deg]に設定した場合の例をそれぞれ示している。
前述のように、モータ2の基本波の12次成分が共振周波数frの近傍にある場合、インバータ制御装置1では、次数成分選択部1652により、回転速度ωrに基づいて12次成分が対象次数成分Nrとして選択される。そして、固定搬送波位相決定部1653により、変調率Hおよび力率PFに基づいて、対象次数成分Nrである12次成分を低減するような搬送波位相差Δθcarrが決定される。この搬送波位相差Δθcarrに従って搬送波信号Trを生成することで、図11(a)、図11(d)に示すように、変調波に対する搬送波の位相がシフトされる。
上記のような位相シフト後の搬送波を用いて、三相電圧指令Vu*、Vv*、Vw*に基づくパルス幅変調を行うことにより、PWMパルス信号が生成される。このようにすることで、図11(c)、図11(f)に示すように、キャパシタ電圧リプルにおいて共振により増大していた12次成分の電圧を、7.4[V]から0.7[V]まで低減できる。その結果、図11(b)、図11(e)に示すように、キャパシタ電圧リプルの電圧振幅(ピークトゥーピーク)を、28.5[V]から13.3[V]まで抑制することが可能となる。
なお、本実施形態で説明したキャパシタ電圧リプルの抑制方法では、抑制可能な電圧振幅の大きさが変調率Hや力率PFの影響を強く受けるため、モータ2の回転速度域の全てでキャパシタ電圧リプルを低減しようとすると、目標を十分に達成できない懸念がある。そのため、本実施形態のキャパシタ電圧リプルの抑制方法と、平滑キャパシタ33の静電容量の増加とを組み合わせて用いることにより、目標を達成できるようにすることが望ましい。
また、モータ2の回転速度ωrやトルク指令T*が急激に変化しているときに、本実施形態のキャパシタ電圧リプルの抑制方法を実施すると、搬送波の位相シフト量が指令値に十分に追従できないことが懸念される。そのため、例えば回転速度ωrが所定の加速度以上で変化している場合、すなわち、回転速度ωrの変化レートが所定値以上のときには、搬送波位相差Δθcarrを変化させずに一定とすることで、搬送波の位相シフト量を変更しないこととしてもよい。そして、回転速度ωrの変化レートが所定値未満になったら、その時点の変調率Hや力率PFの値に基づいて搬送波位相差Δθcarrを決定し、目標とする位相シフト量に変更することで、キャパシタ電圧リプルを抑制する。なお、回転速度ωrが変化しないときには、搬送波位相差Δθcarrが一定となるため、この場合にも搬送波の位相シフト量は変更されずに一定となる。
また、モータ2の回転状態の変化、例えば変調率H、力率PF、回転速度ωrのいずれか少なくとも一つの変化に応じて、固定搬送波位相決定部1653で選択された搬送波位相差Δθcarrの値が変化した場合には、その変化の前後で電圧位相誤差演算部165からそれぞれ出力される電圧位相誤差Δθvの値をステップ状に切り替えるのではなく、連続的に変化させてもよい。例えば、電圧位相誤差演算部165から出力される電圧位相誤差Δθvを、一時遅れフィルタを介して同期搬送波周波数演算部166へ入力することにより、電圧位相誤差Δθvを連続的に変化させることができる。このようにすれば、キャパシタ電圧リプルの抑制を目的として搬送波の位相シフト量を変更した場合に、モータ2のトルクや回転速度が急変するのを防ぐことができる。
電圧位相誤差演算部165では、以上説明したようにして、電圧位相誤差Δθvが演算される。これにより、回転速度ωr、変調率H、力率PFに基づき、高圧バッテリ5から供給される電源電圧Hvdcに重畳されるキャパシタ電圧リプルの各次数成分のうちで特定の次数成分の電圧振幅を低減させるための位相シフト量を決定し、決定した位相シフト量に従って三相電圧指令Vu*、Vv*、Vw*と搬送波信号Trの位相差を変化させるように、電圧位相誤差Δθvを決定することができる。その結果、キャパシタ電圧リプルを抑制するように、インバータ3に対する電圧指令とパルス幅変調に用いる搬送波との位相差を変化させて、搬送波周波数fcを設定することができる。
なお、搬送波周波数調整部16において、上記の処理はモータ2の力行駆動時、回生駆動時のどちらで行ってもよい。力行駆動時はトルク指令T*が正の値となり、回生駆動時にはトルク指令T*が負の値となる。したがって、搬送波周波数調整部16では、トルク指令T*の値よりモータ2が力行駆動または回生駆動のいずれであるかの判断を実施し、その判断の結果に基づいて上述のような演算処理を電圧位相誤差演算部165において行うことにより、キャパシタ電圧リプルを抑制するように、電圧位相誤差Δθvを変化させて搬送波周波数fcを設定することができる。
以上説明した本発明の第1の実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)インバータ制御装置1は、直流電圧Hvdcを交流電圧に変換してモータ2に出力するインバータ3を制御するものであって、搬送波信号Trを生成する搬送波生成部17と、搬送波信号Trの周波数を表す搬送波周波数fcを調整する搬送波周波数調整部16と、搬送波信号Trを用いて三相電圧指令Vu*、Vv*、Vw*をパルス幅変調し、インバータ3の動作を制御するためのPWMパルス信号を生成するPWM制御部18とを備える。搬送波周波数調整部16は、直流電圧Hvdcに重畳されるキャパシタ電圧リプルの各次数成分のうちで特定の次数成分の電圧振幅を低減させるための位相シフト量を表す搬送波位相差Δθcarrを決定し、決定した搬送波位相差Δθcarrに従って三相電圧指令Vu*、Vv*、Vw*と搬送波信号Trの位相差を表す電圧位相誤差Δθvを変化させるように、搬送波周波数fcを調整する。このようにすることで、キャパシタ電圧リブルを十分に抑制することができる。
(2)搬送波周波数調整部16は、直流電圧Hvdcと交流電圧の比である変調率Hと、交流電圧とインバータ3からモータ2に出力される交流電流との位相差を表す力率PFとに基づいて、搬送波位相差Δθcarrを決定する。このようにしたので、変調率Hや力率PFの影響を強く受けるキャパシタ電圧リブルに対して、これを十分に抑制可能な搬送波位相差Δθcarrを決定することができる。
(3)搬送波周波数調整部16は、モータ2の回転数を表す回転速度ωrに基づいて、キャパシタ電圧リプルにおいて電圧振幅を低減させる対象とする特定の次数成分(対象次数成分Nr)を選択する。具体的には、搬送波周波数調整部16は、回転速度ωrに応じて周波数が変化する電圧リプルの各次数成分のうち、直流電圧Hvdcの入力経路におけるインバータ3の共振周波数frとの周波数差が所定値未満となる次数成分を、対象次数成分Nrとして選択する。このようにしたので、共振によって増幅される次数成分を対象次数成分Nrとして選択できるため、キャパシタ電圧リブルを効果的に抑制することが可能となる。
(4)搬送波周波数調整部16は、例えば、6の倍数の次数成分を対象次数成分Nrとして選択する。このようにしたので、キャパシタ電圧リプルの主要次数成分である6の倍数の次数成分を対象次数成分Nrとして選択し、この対象次数成分Nrの電圧振幅を低減することが可能となるため、キャパシタ電圧リブルを確実に抑制できる。
(5)搬送波周波数調整部16は、同期PWM搬送波数選択部161により同期PWM搬送波数Ncを所定の整数値に選択することで、搬送波周波数fcが三相電圧指令Vu*、Vv*、Vw*の周波数の整数倍となるように、搬送波周波数fcを調整する。具体的には、例えば同期PWM搬送波数Ncを3の倍数に選択することで、三相電圧指令Vu*、Vv*、Vw*の1周期当たりの搬送波の数が3の倍数となるように、搬送波周波数fcを調整する。このようにしたので、三相電圧指令Vu*、Vv*、Vw*の電圧波形に対して、搬送波信号Trの周期と位相がそれぞれ所望の関係となるように調整し、同期PWM制御を確実に行うことができる。
(6)搬送波周波数調整部16は、回転速度ωrが変化しないときや、回転速度ωrの変化レートが所定値以上のときには、搬送波位相差Δθcarrを変化させずに一定としてもよい。このようにすれば、制御の追従性を維持しつつ、キャパシタ電圧リブルを抑制することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図面を用いて説明する。
次に、本発明の第2の実施形態について図面を用いて説明する。
図12は、本発明の第2の実施形態に係るモータ駆動システムの全体構成図である。図12において、モータ駆動システム75は、冗長化された駆動系統102A,102Bを有しており、これらの駆動系統102A,102Bには、インバータ制御装置1、モータ2および高圧バッテリ5が共通に接続されている。本実施形態では、モータ2が2つの巻線系統21,22を有しており、一方の巻線系統21が駆動系統102Aを構成し、もう一方の巻線系統22が駆動系統102Bを構成する。
駆動系統102Aは、インバータ3および回転位置検出器4を有しており、巻線系統21に対応する回転子の回転位置θを検出するための回転位置センサ8がモータ2に取り付けられている。インバータ3により生成された交流電力は、モータ2の巻線系統21に流れてモータ2を回転駆動させる。駆動系統102Aにおいて、インバータ3とモータ2の間には、電流検出部7が配置されている。
駆動系統102Bは、インバータ3aおよび回転位置検出器4aを有しており、巻線系統22に対応する回転子の回転位置θaを検出するための回転位置センサ8aがモータ2に取り付けられている。インバータ3aにより生成された交流電力は、モータ2の巻線系統22に流れてモータ2を回転駆動させる。駆動系統102Bにおいて、インバータ3aとモータ2の間には、電流検出部7aが配置されている。
本実施形態のインバータ制御装置1は、インバータ3,3aと接続されている。インバータ制御装置1には、モータ2に対するトルク指令T*が入力される。インバータ制御装置1は、入力されたトルク指令T*に基づき、第1の実施形態で説明したような方法でモータ2の駆動を制御するためのPWMパルス信号を生成し、インバータ3,3aにそれぞれ出力する。すなわち、インバータ制御装置1が有する搬送波周波数調整部16の電圧位相誤差演算部165により、駆動系統102A,102Bに発生するキャパシタ電圧リプルをそれぞれ抑制できるように、搬送波位相差Δθcarrを設定し、これに基づいて電圧位相誤差Δθvを演算することで、搬送波信号Trの周波数を調整する。このとき、固定搬送波位相決定部1653では、駆動系統102Aと駆動系統102Bで別々のマップを参照し、それぞれで発生するキャパシタ電圧リプルを最も効果的に低減できるように、駆動系統102A,102Bに対する搬送波位相差Δθcarrの値をそれぞれ設定することが好ましい。もしくは、駆動系統102Aと駆動系統102Bのキャパシタ電圧リプルの総和が最も効果的に低減できるように、駆動系統102A,102Bに対する搬送波位相差Δθcarrの値をそれぞれ設定してもよい。
本実施形態によれば、第1の実施形態で説明したインバータ制御装置1を用いて、図12のモータ駆動システム75が実現されることで、駆動系統102Aと駆動系統102Bのそれぞれに対して、キャパシタ電圧リプルの抑制という効果が得られる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図面を用いて説明する。
次に、本発明の第3の実施形態について図面を用いて説明する。
図13は、本発明の第3の実施形態におけるハイブリッドシステム72の構成図である。
図13に示すように、ハイブリッドシステム72は、第1の実施形態で説明したモータ駆動システム100(インバータ制御装置1、モータ2、インバータ3、回転位置検出器4、高圧バッテリ5、電流検出部7)と、これと同様のモータ駆動システム101(インバータ制御装置1、モータ2a、インバータ3a、回転位置検出器4a、高圧バッテリ5、電流検出部7a)とを含んで構成される。モータ駆動システム100,101は、インバータ制御装置1と高圧バッテリ5を共有している。
モータ2aには、回転子の回転位置θaを検出するための回転位置センサ8aが取り付けられている。回転位置検出器4aは、回転位置センサ8aの入力信号から回転位置θaを演算し、インバータ制御装置1に出力する。インバータ3aとモータ2aの間には、電流検出部7aが配置されている。モータ2aの回転子において発生したトルクは、回転子に固定された回転軸からモータ駆動システム101の外部へと伝達される。
インバータ3aは、インバータ回路31a、ゲート駆動回路32aおよび平滑キャパシタ33aを有する。ゲート駆動回路32aは、インバータ3のゲート駆動回路32と共通のインバータ制御装置1に接続されており、インバータ制御装置1から入力されるPWMパルス信号に基づいて、インバータ回路31aが有する各スイッチング素子を制御するためのゲート駆動信号を生成し、インバータ回路31aに出力する。インバータ回路31aおよび平滑キャパシタ33aは、インバータ回路31および平滑キャパシタ33と共通の高圧バッテリ5に接続されている。
インバータ制御装置1には、モータ2に対するトルク指令T*と、モータ2aに対するトルク指令Ta*とが入力される。インバータ制御装置1は、これらのトルク指令に基づき、第1の実施形態で説明したような方法でモータ2,2aの駆動を制御するためのPWMパルス信号をそれぞれ生成し、インバータ3,3aにそれぞれ出力する。すなわち、インバータ制御装置1が有する搬送波周波数調整部16の電圧位相誤差演算部165により、モータ駆動システム100,101に発生するキャパシタ電圧リプルをそれぞれ抑制できるように、電圧位相誤差Δθvを演算して搬送波信号Trの周波数を調整する。なお、電圧位相誤差演算部165において、固定搬送波位相決定部1653は、インバータ3,3aのそれぞれに対して別々の値で搬送波位相差Δθcarrを設定してもよい。
モータ2には、エンジンシステム721とエンジン制御部722が接続されている。エンジンシステム721は、エンジン制御部722の制御により駆動し、モータ2を回転駆動させる。モータ2は、エンジンシステム721により回転駆動されることで発電機として動作し、交流電力を発生する。モータ2が発生した交流電力は、インバータ3により直流電力に変換され、高圧バッテリ5に充電される。これにより、ハイブリッドシステム72をシリーズハイブリッドシステムとして機能させることができる。なお、エンジンシステム721とエンジン制御部722は、モータ2aに接続可能としてもよい。
本実施形態によれば、第1の実施形態で説明したインバータ制御装置1を用いて、図13のハイブリッドシステム72が実現されることで、第2の実施形態と同様に、モータ駆動システム100とモータ駆動システム101のそれぞれに対して、キャパシタ電圧リプルの抑制という効果が得られる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について図面を用いて説明する。
次に、本発明の第4の実施形態について図面を用いて説明する。
図14は、本発明の第4の実施の形態における機電一体ユニット71の外観斜視図である。機電一体ユニット71は、第1の実施形態で説明したモータ駆動システム100(インバータ制御装置1、モータ2およびインバータ3)を含んで構成される。モータ2とインバータ3はバスバー712を介して結合部713で接続される。モータ2の出力がギア711を介し、図示省略したディファレンシャルギアへと伝達され、車軸へと伝達される。なお、図14ではインバータ制御装置1の図示を省略しているが、インバータ制御装置1は任意の位置に配置することができる。
この機電一体ユニット71の特徴は、モータ2とインバータ3とギア711とが一体となった構造である。機電一体ユニット71では、このような一体構造による小型化が強く求められることから、インバータ3の内部で多くのスペースを占める平滑キャパシタ33のサイズ低減が必要となる。そこで、第1の実施形態で説明したインバータ制御装置1を用いることにより、平滑キャパシタ33の静電容量を削減して小型化を図りつつ、キャパシタ電圧リプルを抑制することができる。そのため、小型の機電一体ユニットを実現できる。
(第5の実施形態)
次に、図15を用いて、第1の実施形態で説明したモータ駆動システム100を車両に適用した実施形態を説明する。
次に、図15を用いて、第1の実施形態で説明したモータ駆動システム100を車両に適用した実施形態を説明する。
図15は、本発明の第5の実施形態に係るハイブリッド自動車システムの構成図である。本実施形態ハイブリッド自動車システムは、図15に示すように、モータ2をモータ/ジェネレータとして適用したパワートレインを有する。
図15に示すハイブリッド自動車システムにおいて、車体800のフロント部には、前輪車軸801が回転可能に軸支されており、前輪車軸801の両端には、前輪802、803が設けられている。車体800のリア部には、後輪車軸804が回転可能に軸支されており、後輪車軸804の両端には後輪805、806が設けられている。
前輪車軸801の中央部には、動力分配機構であるディファレンシャルギア811が設けられており、エンジン810から変速機812を介して伝達された回転駆動力を左右の前輪車軸801に分配するようになっている。
エンジン810のクランクシャフトに設けられたプーリーとモータ2の回転軸に設けられたプーリーとがベルトを介して機械的に連結されている。
これにより、モータ2の回転駆動力がエンジン810に、エンジン810の回転駆動力がモータ2にそれぞれ伝達できるようになっている。モータ2は、インバータ制御装置1の制御に応じてインバータ3から出力された三相交流電力がステータのステータコイルに供給されることによって、ロータが回転し、三相交流電力に応じた回転駆動力を発生する。
すなわち、モータ2は、インバータ制御装置1の制御によってインバータ3から出力される三相交流電力を用いて電動機として動作する一方、エンジン810の回転駆動力を受けてロータが回転することによって、ステータのステータコイルに起電力が誘起され、三相交流電力を発生する発電機として動作する。
インバータ3は、高電圧(42Vあるいは300V)系電源である高圧バッテリ5から供給された直流電力を三相交流電力に変換する電力変換装置であり、運転指令値とロータの磁極位置に従って、モータ2のステータコイルに流れる三相交流電流を制御する。
モータ2によって発電された三相交流電力は、インバータ3によって直流電力に変換されて高圧バッテリ5を充電する。高圧バッテリ5にはDC-DCコンバータ824を介して低圧バッテリ823に電気的に接続されている。低圧バッテリ823は、自動車の低電圧(14V)系電源を構成するものであり、エンジン810を初期始動(コールド始動)させるスタータ825、ラジオ、ライトなどの電源に用いられている。
車両が信号待ちなどの停車時(アイドルストップモード)にあるとき、エンジン810を停止させ、再発車時にエンジン810を再始動(ホット始動)させる時には、インバータ3でモータ2を駆動し、エンジン810を再始動させる。尚、アイドルストップモードにおいて、高圧バッテリ5の充電量が不足している場合や、エンジン810が十分に温まっていない場合などにおいては、エンジン810を停止せず駆動を継続する。また、アイドルストップモード中においては、エアコンのコンプレッサなど、エンジン810を駆動源としている補機類の駆動源を確保する必要がある。この場合、モータ2を駆動させて補機類を駆動する。
加速モード時や高負荷運転モードにある時にも、モータ2を駆動させてエンジン810の駆動をアシストする。逆に、高圧バッテリ5の充電が必要な充電モードにある時には、エンジン810によってモータ2を発電させて高圧バッテリ5を充電する。すなわち、車両の制動時や減速時などの回生モードを行う。
第1の実施形態で説明したモータ駆動システム100を用いて実現される図15のハイブリッド自動車システムでは、回転速度ωr、変調率H、力率PFに基づき、キャパシタ電圧リプルの各次数成分のうちで特定の次数成分の電圧振幅を低減させるための位相シフト量を決定し、決定した位相シフト量に従って三相電圧指令Vu*、Vv*、Vw*と搬送波信号Trの位相差を変化させるように、電圧位相誤差Δθvを決定する。その結果、キャパシタ電圧リプルを抑制できるため、電気自動車やハイブリッド自動車などの環境対応車で使用されるバッテリの劣化を防ぐとともに、モータ制御を安定化させることが可能となる。
なお、以上説明した各実施形態において、インバータ制御装置1内の各構成(図2、図3、図4など)は、ハードウェアによる構成によらず、CPUとプログラムによって各構成の機能を実現するようにしてもよい。インバータ制御装置1内の各構成をCPUとプログラムによって実現する場合、ハードウェアの個数が減るため低コスト化できるという利点がある。また、このプログラムは、予めインバータ制御装置の記憶媒体に格納して提供することができる。あるいは、独立した記憶媒体にプログラムを格納して提供したり、ネットワーク回線によりプログラムをインバータ制御装置の記憶媒体に記録して格納することもできる。データ信号(搬送波)などの種々の形態のコンピュータ読み込み可能なコンピュータプログラム製品として供給してもよい。
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1…インバータ制御装置、2…モータ、3…インバータ、4…回転位置検出器、5…高圧バッテリ、7…電流検出部、8…回転位置センサ、11…電流指令生成部、12…速度算出部、13…三相/dq変換電流制御部、14…電流制御部、15…dq/三相電圧指令変換部、16…搬送波周波数調整部、17…搬送波生成部、18…PWM制御部、31…インバータ回路、32…ゲート駆動回路、33…平滑キャパシタ、71…機電一体ユニット、72…ハイブリッドシステム、75,100,101…モータ駆動システム、102A,102B…駆動系統、161…同期PWM搬送波数選択部、162…電圧位相演算部、163…変調率演算部、164…力率演算部、165…電圧位相誤差演算部、166…同期搬送波周波数演算部、167…搬送波周波数設定部、1651…基準電圧位相演算部、1652…次数成分選択部、1653…固定搬送波位相決定部、1654…加算部、1655…減算部、711…ギア、712…バスバー、713…結合部、800…車体、801…前輪車軸、802…前輪、803…前輪、804…後輪車軸、805…後輪、806…後輪、810…エンジン、811…ディファレンシャルギア、812…変速機、823…低圧バッテリ、824…DC-DCコンバータ、825…スタータ
Claims (15)
- 直流電圧を交流電圧に変換してモータに出力するインバータを制御するインバータ制御装置であって、
搬送波を生成する搬送波生成部と、
前記搬送波の周波数を調整する搬送波周波数調整部と、
前記搬送波を用いて電圧指令をパルス幅変調し、前記インバータの動作を制御するためのPWMパルス信号を生成するPWM制御部と、を備え、
前記搬送波周波数調整部は、前記直流電圧に重畳される電圧リプルの各次数成分のうちで特定の次数成分の電圧振幅を低減させるための位相シフト量を決定し、決定した前記位相シフト量に従って前記電圧指令と前記搬送波の位相差を変化させるように、前記搬送波の周波数を調整するインバータ制御装置。 - 請求項1に記載のインバータ制御装置において、
前記搬送波周波数調整部は、前記直流電圧と前記交流電圧の比である変調率と、前記交流電圧と前記インバータから前記モータに出力される交流電流との位相差を表す力率と、に基づいて、前記位相シフト量を決定するインバータ制御装置。 - 請求項1に記載のインバータ制御装置において、
前記搬送波周波数調整部は、前記モータの回転数に基づいて、前記特定の次数成分を選択するインバータ制御装置。 - 請求項3に記載のインバータ制御装置において、
前記搬送波周波数調整部は、前記モータの回転数に応じて周波数が変化する前記電圧リプルの各次数成分のうち、前記直流電圧の入力経路における前記インバータの共振周波数との周波数差が所定値未満となる次数成分を、前記特定の次数成分として選択するインバータ制御装置。 - 請求項3に記載のインバータ制御装置において、
前記搬送波周波数調整部は、6の倍数の次数成分を前記特定の次数成分として選択するインバータ制御装置。 - 請求項1に記載のインバータ制御装置において、
前記搬送波周波数調整部は、前記搬送波の周波数が前記電圧指令の周波数の整数倍となるように、前記搬送波の周波数を調整するインバータ制御装置。 - 請求項6に記載のインバータ制御装置において、
前記搬送波周波数調整部は、前記電圧指令の1周期当たりの前記搬送波の数が3の倍数となるように、前記搬送波の周波数を調整するインバータ制御装置。 - 請求項1に記載のインバータ制御装置において、
前記搬送波周波数調整部は、前記モータの回転数が変化しないときには、前記位相シフト量を変化させずに一定とするインバータ制御装置。 - 請求項1に記載のインバータ制御装置において、
前記搬送波周波数調整部は、前記モータの回転数の変化レートが所定値以上のときには、前記位相シフト量を変化させずに一定とするインバータ制御装置。 - 請求項1に記載のインバータ制御装置において、
前記搬送波周波数調整部は、前記モータの回転状態の変化に応じて前記位相差を連続的に変化させるインバータ制御装置。 - 請求項1に記載のインバータ制御装置において、
複数の前記インバータと接続されて前記PWMパルス信号を各インバータに出力するインバータ制御装置。 - 請求項1乃至11のいずれか一項に記載のインバータ制御装置と、
前記インバータ制御装置に接続された前記インバータと、
前記インバータにより駆動される前記モータと、
前記モータに接続されたエンジンシステムと、を備えるハイブリッドシステム。 - 請求項1乃至11のいずれか一項に記載のインバータ制御装置と、
前記インバータ制御装置に接続された前記インバータと、
前記インバータにより駆動される前記モータと、
前記モータの回転駆動力を伝達するギアと、を備え、
前記モータ、前記インバータおよび前記ギアが一体構造となった機電一体ユニット。 - 請求項1乃至11のいずれか一項に記載のインバータ制御装置と、
前記インバータ制御装置に接続された前記インバータと、
前記インバータにより駆動される前記モータと、を備え、
前記モータの回転駆動力を用いて走行する電動車両システム。 - 直流電圧を交流電圧に変換してモータに出力するインバータを制御する方法であって、
搬送波を生成し、
前記直流電圧に重畳される電圧リプルの各次数成分のうちで特定の次数成分の電圧振幅を減少させるための位相シフト量を決定し、
決定した前記位相シフト量に従って電圧指令と前記搬送波の位相差を変化させるように、前記搬送波の周波数を調整し、
前記搬送波を用いて前記電圧指令をパルス幅変調することで、前記インバータの動作を制御するためのPWMパルス信号を生成するインバータ制御方法。
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