本開示の実施例は、本開示の技術的思想を説明する目的で例示されたものである。本開示による権利範囲が、以下に提示される実施例やこれらの実施例に関する具体的説明で限定されるものではない。
本開示に用いられる全ての技術的用語及び科学的用語は、異なって定義されない限り、本開示が属する技術分野で通常の知識を有する者に一般に理解される意味を有する。本開示に用いられる全ての用語は、本開示をさらに明確に説明する目的で選択されたものであり、本開示による権利範囲を制限するために選択されたものではない。
本開示で用いられる「含む」、「備える」、「有する」等のような表現は、当該表現が含まれる語句または文章で異なって言及されない限り、他の実施例を含む可能性を内包する開放形用語(open-ended terms)として理解されるべきである。
本開示で記述された単数形の表現は、異なって言及しない限り、複数形の意味を含み得、これは請求の範囲に記載された単数形の表現にも同様に適用される。
本開示で用いられる「第1」、「第2」等の表現は、複数の構成要素を相互に区分するために用いられ、当該構成要素の順序または重要度を限定するものではない。
本開示において、ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いたり、「結合されて」いると言及される場合、前記ある構成要素が前記他の構成要素に直接的に連結されるか結合され得るものとして、または新たな他の構成要素を介して連結されるか結合され得るものとして理解されるべきである。
本開示で記載される寸法と数値は、記載された寸法と数値のみに限定されるものではない。異なって特定されない限り、このような寸法と数値は、記載された値及びこれを含む同等の範囲を意味するものとして理解され得る。
本開示で用いられる、「前方」と「前」の方向用語は釣竿の先端(tip)を向く方向を意味し、「後方」と「後」の方向用語は釣竿の後端(butt)を向く方向を意味する。例えば、図1に示す矢印(FD)は釣竿の先端(tip)を向く前方方向を指し、図1に示す矢印(RD)は釣竿の後端(butt)を向く後方方向を指す。本開示で用いられる、「上方」、「上」等の方向用語と「下方」、「下」等の方向用語は添付した図面における上方と下方に基づく。
以下、添付の図面を参照し、実施例を説明する。添付の図面において、同一または対応する構成要素には同一の参照符号が付与されている。また、以下の実施例の説明において、同一または対応する構成要素を重複して記述することが省略され得る。しかし、構成要素に関する記述が省略されても、そのような構成要素がある実施例に含まれないものとして意図されはしない。
図1は、一実施例によるリールシートを含む、一実施例による釣竿を示す側面図である。図2は、図1に示す釣竿の拡大側面図である。図1と図2を参照する。
釣竿(2000)は、釣りの途中で弾力的に変形でき、細長い形状を有する竿体(2100)を含む。釣竿(2000)は1つの竿体または複数の竿体を含むことができる。前記竿体はパイプ状の部品、または、円柱状の部品であってもよい。
図1に示す釣竿(2000)は、第1竿体(2110)と、第2竿体(2120)と、第3竿体(2130)とを含む。一例として、第1竿体(2110)は元竿として参照され得、釣竿のバット側の部分を形成する。釣り人は釣りの途中で第1竿体(2110)を握ることができる。第3竿体(2130)の後端部が第2竿体(2120)の前端部に嵌合される形で、第2竿体(2120)と第3竿体(2130)が連結され得る。他の例として、実施例による釣竿は、テレスコピック(telescopic)方式で連結される複数の竿体を含んでもよい。
釣竿(2000)は第2竿体(2120)と第3竿体(2130)に取り付けられる複数の釣り糸ガイド(2200)を含むことができる。釣り糸ガイド(2200)は、釣り糸が通過できるガイドリングと前記ガイドリングを支持して竿体に取り付けられるフレームを含むことができる。釣り糸ガイド(2200)は、仕掛けをキャスティングする時にリールから放出されるか、魚を釣り上げる時にリールに巻かれる釣り糸を案内する。
釣竿(2000)は本開示の一実施例によるリールシート(1000)を含む。リールシート(1000)は第2竿体(2120)の後端部に結合され得、第1竿体(2110)の前端部がリールシート(1000)の後端部に結合され得る。リールシート(1000)は釣り糸が巻かれるリール(2300)を固定して支持する。釣り人は、片手でリールシート(1000)をグリップした状態で、もう一つの手でリール(2300)を操作できる。よって、リールシート(1000)は、リールを釣竿の竿体に結合させるための部品として機能でき、釣り人がグリップする部品として機能できる。
一実施例の釣竿において、リール(2300)はリールシート(1000)の上側に取り付けられるベイトキャスティングリールであり得る。ベイトキャスティングリールにおいては、釣り糸が巻かれるスプールの回転シャフトが竿体に直交するように配置され、前記回転シャフトはその両側で支持される。
リール(2300)は相反する方向に延長する第1脚(2310)及び第2脚(2320)を有する。第1及び第2脚(2310、2320)はリール(2300)をリールシート(1000)に取り付けるのに用いられる。図2に示す例において、第1脚(2310)は後方方向(RD)に延長し、第2脚(2320)は前方方向(FD)に延長する。リールシート(1000)が第1脚(2310)と第2脚(2320)を解除可能に固定し、リール(2300)がリールシート(1000)に脱着可能に結合され得る。
リールシート(1000)は、リールシート(1000)の本体として機能するシートボディ(1100)を含む。釣り人はシートボディ(1100)の一部をグリップできる。リールの第1及び第2脚(2310,2320)はシートボディ(1100)の上側に安着し、シートボディ(1100)は第1脚(2310)を固定する。リールシート(1000)はリールの第2脚(2320)をシートボディ(1100)に固定する可動フード(1200)を含む。可動フード(1200)はシートボディ(1100)に移動可能に結合される。
図3は一実施例によるリールシートを示す斜視図である。図4は図3に示すリールシートの分解斜視図である。図5は図3に示すリールシートの側面図である。図6は図3の6-6線に沿って取った断面図である。図7は一実施例によるリールシートの可動フードの断面形状を示す分解斜視図である。図8と図9はそれぞれ、図4に示すリールシートの側面図及び底面図である。図3~図9を参照する。
一実施例によるリールシート(1000)において、シートボディ(1100)は、リールシートを釣竿の竿体(例えば、図1に示す第1竿体及び第2竿体)に取り付けるように機能し、リール(例えば、図1に示すリール)を支持するように機能する。シートボディ(1100)の一部は釣り人の指によってグリップされ得、シートボディ(1100)の残りの一部は可動フード(1200)に結合され得る。
一実施例によると、シートボディ(1100)はパイプ形状を有する。シートボディ(1100)はグリップボディ(1111)と円筒ボディ(1112)に区分され得る。グリップボディ(1111)は釣り人の指によってグリップされ得る。円筒ボディ(1112)はグリップボディ(1111)から前方に延長する。円筒ボディ(1112)は可動フード(1200)をシートボディ(1100)に結合させる部分として機能し、可動フード(1200)を移動可能に支持する。
パイプ形状を有するシートボディ(1100)は、竿体の軸方向(AD)またはシートボディの長手方向に貫通しているボア(1113)を有する。ここで、竿体の軸方向(AD)は、竿体の円形の断面形状の中心を竿体の長手方向に通る方向を意味する。ボア(1113)は円筒ボディ(1112)とグリップボディ(1111)に、竿体の軸方向(AD)に形成され、竿体(例えば、図1に示す第1竿体及び第2竿体)に結合可能である。
ボア(1113)はシートボディの前端と後端との間でシートボディ(1100)を軸方向(AD)に貫いて形成される。ボア(1113)は略円形の断面形状を有し、中心軸(CA)を限定する。ここで、中心軸(CA)はシートボディの長手方向にボア(1113)の断面形状の中心を通る仮想の軸を意味する。
釣竿の竿体がボア(1113)に挿入されて嵌合されることができる。例えば、図1に示す第2竿体(2120)の後端部が円筒ボディ(1112)の前端(シートボディの前端)からボア(1113)に、中心軸(CA)に沿って挿入されて嵌合される。円筒ボディ(1112)または円筒ボディ(1112)及びグリップボディ(1111)に形成されたボア(1113)に、前記第2竿体の後端部が結合され得る。リールシート(1000)はボア(1113)に挿入された第2竿体(2120)に取り付けられる。また、例えば、図1に示す第1竿体(2110)の前端部がグリップボディ(1111)の後端(シートボディの後端)からボア(1113)に中心軸(CA)に沿って挿入されて嵌合される。リールシート(1000)はボア(1113)に挿入された第1竿体(2110)及び第2竿体(2120)に取り付けられる。ボア(1113)の表面と竿体の外周面との間に接着剤が塗布され、リールシート(1000)と竿体(2110,2120)が接着によって結合され得る。ボア(1113)の表面には複数の溝(1114)(図6参照)が中心軸(CA)に沿って形成され得る。
シートボディのグリップボディ(1111)はその上面でリールの第1及び第2脚を支持する。グリップボディ(1111)は前記第1及び第2脚が安着する安着部(1121)を含む。安着部(1121)は中心軸(CA)に沿ってグリップボディ(1111)の上面の一部(またはシートボディの上面の一部)を形成する。一例として、安着部(1121)は中心軸(CA)に沿ってグリップボディの上側に形成された一対のレール部(1123)の表面を含むことができる。各レール部(1123)の前端には、シートボディの内側に凹溝(1124)が形成されている。
グリップボディ(1111)は安着部(1121)の後端に位置する第1フード部(1122)を有する。第1フード部(1122)は中心軸(CA)に沿って可動フード(1200)に対向する。第1フード部(1122)は、安着部(1121)の後端に、楔形状の溝として形成されている。リールがシートボディ(1100)に取り付けられる時、前記第1脚が第1フード部(1122)に挿入されて嵌合され、第1フード部(1122)は前記第1脚を安着部(1121)に固定する。
グリップボディ(1111)は、グリップボディの前端部を形成する突出部(1140)を含む。釣り人がシートボディのグリップボディ(1111)をグリップする時、釣り人の人差し指が突出部(1140)に接触し得る。突出部(1140)は中心軸(CA)を基準に安着部(1121)の反対側に位置し、中心軸の周方向(CD)に形成される。突出部(1140)は中心軸(CA)を基準に安着部(1121)の下に位置する。また、突出部(1140)は中心軸(CA)の外側半径方向(OD)に突出する。具体的には、突出部(1140)は外側半径方向(OD)に円筒ボディ(1112)に対して突出する。
シートボディの円筒ボディ(1112)は、安着部(1121)及び突出部(1140)から中心軸(CA)に沿って延長するシートボディの円筒端部を形成する。円筒ボディ(1112)は雄ネジ(1131)と一対のガイド溝(1132)を含む。雄ネジ(1131)は円筒ボディ(1112)の外周(または、シートボディの円筒端部の外周)に形成される。雄ネジ(1131)は円筒ボディの前端とグリップボディの前端との間で所定の範囲に位置する。雄ネジ(1131)は可動フード(1200)に結合される。
一対のガイド溝(1132)は、中心軸(CA)に沿って円筒ボディ(1112)の前端(シートボディの一端)から雄ネジ(1131)を通過して、グリップボディ(1111)まで延長する。一対のガイド溝(1132)は可動フード(1200)の中心軸(CA)に沿った移動をガイドする。一対のガイド溝(1132)はボア(1113)の中心軸(CA)に対して互いに対向する。各ガイド溝(1132)の後端はレール部(1123)の前端部の下端と突出部(1140)の上端エッジとの間に位置する。
各ガイド溝(1132)は、周方向(CD)で対向する第1及び第2周方向表面(1133,1134)と、第1及び第2周方向表面の間で中心軸(CA)に沿って延長する底表面を有することができる。図8に示すように、第1及び第2周方向表面(1133,1134)は中心軸(CA)の下方と上方に位置する。第1周方向表面(1133)は突出部(1140)の上端エッジより下方に位置する。他の例として、第1周方向表面(1133)または第2周方向表面(1134)は中心軸(CA)上に位置することができる。
可動フード(1200)はシートボディに中心軸(CA)に沿って移動可能に結合される。具体的には、可動フード(1200)は円筒ボディ(1112)に移動可能に結合される。可動フード(1200)はネジ作用によって円筒ボディ(1112)に沿って移動できる。可動フード(1200)は、ネジ作用を引き起こすナット(1211)と、ナット(1211)により中心軸(CA)に沿って移動可能な可動ボディ(1212)とを含む。ナット(1211)と可動ボディ(1212)はリング形状に形成され、円筒ボディ(1112)がナット(1211)と可動ボディ(1212)を貫く。
ナット(1211)は円筒ボディ(1112)の外周に沿って回転可能である。ナット(1211)は円筒ボディ(1112)の雄ネジ(1131)に、中心軸(CA)の周方向(CD)に回転可能にネジ結合される。ナット(1211)はその内周に雌ネジ(1221)を有する。雌ネジ(1221)と雄ネジ(1131)が互いにかみ合って、ナット(1211)が円筒ボディ(1112)にネジ作用によって移動可能に結合される。ナット(1211)が周方向(CD)で回転するに伴い、雌ネジ(1221)と雄ネジ(1131)間のネジ作用によって、ナット(1211)は回転とともに後方方向または前方方向に移動することができる。ナット(1211)は、ナット(1211)の外周面に嵌合され、弾性を有する円筒状のナットカバー(1225)(図3参照)を有することができる。釣り人はナットカバー(1225)を回転させてナット(1211)を回転させることができる。
ナット(1211)は可動ボディ(1212)に周方向(CD)に相対回転可能に連結される。可動ボディ(1212)はリールの前記第2脚を覆って押圧できる形状を有する。可動ボディ(1212)は中心軸(CA)に沿って軸方向(AD)に移動可能であるが周方向(CD)には回転しない。即ち、可動ボディ(1212)は中心軸(CA)に沿ってのみ移動するように円筒ボディ(1112)によってガイドされる。
可動ボディ(1212)は、ナット(1211)が相対回転可能に結合される環状部(1230)を含む。ナット(1211)は後端付近に、フランジ(1222)と、フランジ(1222)に隣接した係止溝(1223)と、係止溝(1223)に隣接した係止突起(1224)とを有する。フランジ(1222)と係止溝(1223)は周方向(CD)に延長する。可動ボディの環状部(1230)は前端に、ナット(1211)の係止溝(1223)に係合される係止突起(1231)と、係止突起(1231)に隣接してナット(1211)の係止突起(1224)が係合される係止溝(1232)とを有する。係止突起(1224)と係止溝(1232)間の係合が、可動ボディ(1212)とナット(1211)に相対回転を提供する。
ナット(1211)を周方向(CD)における一方向に回転させれば、雄ネジ(1131)と雌ネジ(1221)間のネジ作用によって、ナット(1211)がフランジ(1222)を介して可動ボディ(1212)を第1フード部(1122)に向かって移動させることができる。可動ボディ(1212)がリールの前記第2脚に接触すれば、ナット(1211)をさらに少し回転させるに伴い、雄ネジ(1131)と雌ネジ(1221)間のネジ締結力により、可動ボディ(1212)は、前記第2脚をグリップボディの安着部(1121)に押圧して固定させることができる。ナット(1211)を前記一方向の反対方向に回転させれば、雄ネジ(1131)と雌ネジ(1221)間のネジ作用によって、ナット(1211)は第1フード部(1122)から遠ざかるように移動され得る。ナット(1211)の係止突起(1224)が可動ボディ(1212)の係止突起(1231)を前方で引いて、可動ボディ(1212)が第1フード部(1122)から遠くなるように移動され得る。このように、ナット(1211)は中心軸(CA)に沿ってネジ作用によって前方または後方に移動する。可動ボディ(1212)はナット(1211)の前方または後方の移動によって、第1フード部に向かって押されるか、第1フード部から遠ざかるように移動する。
可動ボディ(1212)の中心軸(CA)に沿った移動をガイドするために、可動ボディ(1212)は一対のガイド突起(1260)を含む。各ガイド突起(1260)は可動ボディの周方向におけるエッジから内側に突出する。ガイド突起(1260)は一対のガイド溝(1132)のそれぞれにスライド可能に挿入される。ガイド溝(1132)が中心軸(CA)に沿って延長し、ガイド突起(1260)の周方向(CD)の回転を阻止する。これにより、ガイド溝(1132)によってガイド突起(1260)が中心軸(CA)を沿ってのみ案内され、可動ボディ(1212)は中心軸(CA)に沿ってのみ移動することができる。各ガイド突起(1260)は、ガイド溝の周方向(CD)における幅に対応する幅を有することができる。図8を参照すると、リールシートの側面図において、ガイド突起(1260)は、中心軸(CA)の下方と上方に位置する第1及び第2周方向表面(1133,1134)間の距離に対応する幅を有することができ、中心軸(CA)がガイド突起(1260)を通過できる。他の例として、ガイド突起(1260)は、リールシートの側面図または断面図において、周方向(CD)におけるその表面が中心軸(CA)上に位置するように形成されてもよい。
一実施例のリールシートにおいて、シートボディ(1100)と可動フード(1200)は、可動フードが前記第2脚を固定する時、可動フードの一部が中心軸(CA)に沿ってシートボディの一部を交差し、シートボディの一部と可動フードの一部が垂直方向(VD)に位置するように構成されている。シートボディの一部と可動フードの一部が垂直に位置するので、シートボディは減少した全長を有することができ、釣り人の人差し指が可動フードに接触するのを防止できる。
可動ボディ(1212)は、環状部(1230)と、第2フード部(1240)と、収容部(1250)と、一対のガイド突起(1260)とを含む。第2フード部(1240)は可動ボディ(1212)の上部及び後方部の一部を形成し得る。収容部(1250)は垂直方向(VD)で第2フード部(1240)の反対側に位置する。収容部(1250)は可動ボディ(1212)の下部及び後方部の一部を形成し得る。
第2フード部(1240)は環状部(1230)から第1フード部(1122)にを向かって延長し、リールの前記第2脚を覆う形状に形成され得る。第2フード部(1240)は、円錐台をその軸方向に二分した形状に略対応する形状に形成され得る。可動ボディ(1212)がナット(1211)によって第1フード部(1122)に移動されるに伴い、第2フード部(1240)は前記第2脚をグリップボディの安着部(1121)に押圧して固定する。本開示の一実施例によると、可動ボディ(1212)は、第2フード部(1240)に係合されて第2フード部(1240)を補強する補強カバーをさらに含むことができる。
収容部(1250)は、垂直方向(VD)において第2フード部(1240)の反対側に、一例として、第2フード部(1240)の下に位置する。可動ボディ(1212)の円錐台形状を仮定すると、収容部(1250)はそのような円錐台形状を第2フード部(1240)が残るように切欠きした形状に対応する形状に形成され得る。よって、収容部(1250)は第2フード部(1240)の下の空間として形成され得る。具体的には、収容部(1250)は環状部(1230)と第2フード部(1240)との間の空間として形成され得る。このように、可動フード(1200)は、前記第2脚を安着部(1121)に押圧して固定する第2フード部(1240)と、垂直方向(VD)において第2フード部(1240)の下に位置し、第2フード部(1240)の下の空間として形成される収容部(1250)とを含む。
第2フード部(1240)と収容部(1250)は周方向(CD)において共通のエッジを有する。ガイド突起(1260)は、周方向(CD)における第2フード部(1240)の一対の側端エッジ(1241)のそれぞれに形成される。または、ガイド突起(1260)は、周方向(CD)における収容部(1250)の一対の上端エッジのそれぞれに形成される。このように、ガイド突起(1260)は第2フード部(1240)の側端エッジ(1241)または収容部(1250)の上端エッジに沿って形成される。
シートボディの突出部(1140)と可動ボディの収容部(1250)は相補的な形状を有する。可動フード(1200)が前記第2脚を固定するために第1フード部(1122)に向かって移動するに伴い、可動ボディ(1212)の第2フード部(1240)が突出部(1140)に中心軸(CA)に沿って交差し、突出部(1140)が収容部(1250)に収容される。これにより、可動フード(1200)が前記第2脚を固定する時、可動フードの一部(例えば、第2フード部(1240))とシートボディの一部(例えば、突出部(1140))が垂直方向(VD)に位置し、可動フードの前記一部は突出部(1140)の上に位置する。
突出部(1140)は収容部(1250)と中心軸(CA)に沿って対向する。収容部(1250)は突出部(1140)に対して凹となる。よって、可動フード(1200)が第1フード部(1122)に向かって移動して前記第2脚を安着部(1121)に押圧して固定する時、突出部(1140)は収容部(1250)に挿入及び嵌合され、収容部(1250)は突出部(1140)を収容できる。
リールシート(1000)の側面図において、または、リールシート(1000)を側方から見た時、収容部(1250)はL字型、湾曲したL字型、V字型、湾曲したV字型を有することができる。例えば、図8と図9に示すように、収容部(1250)は、第2フード部(1240)の側端エッジ(1241)となる一対の第1エッジ(1251)と、一対の第1エッジ(1251)を連結する第2エッジ(1252)とを有する。第1エッジ(1251)は中心軸(CA)に平行であり得る。リールシートの側面図において、第1エッジ(1251)は中心軸(CA)に、または中心軸(CA)の上または下に位置してもよい。第2エッジ(1252)は円弧状に湾曲する。
突出部(1140)は収容部(1250)の第1エッジ(1251)及び第2エッジ(1252)に対応する形状に形成されたエッジを有する。突出部(1140)は、収容部(1250)の第1エッジ(1251)に対応する側端エッジ(1141)と、収容部(1250)の第2エッジ(1252)に対応する内端エッジ(1142)とを有する。従って、可動フード(1200)が第1フード部(1122)に向かって移動する時、収容部の第1エッジ(1251)は突出部の側端エッジ(1141)に沿って中心軸(CA)方向に移動し、収容部の第2エッジ(1252)は突出部の内端エッジ(1142)に軸方向(AD)に当接するか、内端エッジ(1142)から若干の距離に離隔される。また、第2フード部(1240)が突出部(1140)に中心軸(CA)に沿って交差しながら、突出部(1140)が収容部(1250)に挿入及び嵌合される。
グリップボディ(1111)は、レール部(1123)と突出部(1140)の側端エッジ(1141)とを連結する傾斜エッジ(1125)を有する。傾斜エッジ(1125)は突出部の側端エッジ(1141)から上方及び後方に傾いてレール部(1123)に連結される。可動フードの第2フード部(1240)は、傾斜エッジ(1125)に対応するように傾いた内端エッジ(1242)を有する。第2フード部(1240)が前記第2脚を安着部(1121)に固定する時、内端エッジ(1242)は傾斜エッジ(1125)に隣接する。
一実施例によると、シートボディ(1100)は良好かつ安定したグリップ感を釣り人の指に提供し、向上した魚信伝達性能を有する。このようなシートボディ(1100)の機能は、グリップボディ(1111)の下側表面を形成する部分によって達成される。
一例として、シートボディのグリップボディ(1111)は、突出部(1140)、膨出部(1150)、第1曲面部(1160)、第2曲面部(1170)、およびトリガー部(1180)を含む。突出部(1140)、膨出部(1150)、第1曲面部(1160)、第2曲面部(1170)、およびトリガー部(1180)は、安着部(1121)の下に、即ち、中心軸(CA)を基準に安着部(1121)の反対側に位置する。突出部(1140)、膨出部(1150)、第1曲面部(1160)、第2曲面部(1170)およびトリガー部(1180)の表面が、中心軸(CA)の下に位置するグリップボディの下側表面を形成する。
突出部(1140)は円筒ボディ(1112)の後端から後方に延長する。突出部(1140)は周方向(CD)に沿って円筒ボディ(1112)に対して外側半径方向(OD)に突出する。突出部の側端エッジ(1141)は中心軸(CA)に平行であり、ガイド溝(1132)に対して段差形状を作る。突出部の内端エッジ(1142)は側端エッジ(1141)から延長して円筒ボディ(1112)の外面に対して段差形状を作る。
膨出部(1150)は突出部(1140)から後方に離隔されている。膨出部(1150)は周方向(CD)に沿って外側半径方向(OD)に膨出する。シートボディの側面図において、膨出部(1150)の中心軸(CA)からの膨出高さは、突出部(1140)の中心軸(CA)からの突出高さより小さくなることができる。
第1曲面部(1160)は突出部(1140)と膨出部(1150)との間に形成される。第1曲面部(1160)は、突出部(1140)から後方に延長し、部分的に突出部(1140)により囲まれる曲面部である。シートボディの側面図において、第1曲面部(1160)は中心軸(CA)に対して凹に湾曲している。リールシートの断面図において、即ち、リールシートを中心軸(CA)に直交する断面から見た時、第1曲面部(1160)は中心軸(CA)に対して凸に湾曲している。
第2曲面部(1170)は膨出部(1150)の後方に位置する。第2曲面部(1170)は、グリップボディの下側表面で略半楕円形形状の境界部(1171)を通じて区分され得る。トリガー部(1180)は第2曲面部(1170)の後方に位置する。トリガー部(1180)はグリップボディ(1111)において下方に、中心軸(CA)に対して外側半径方向に突出した突起物として形成されている。トリガー部(1180)は前方方向に若干の角度で傾いてもよい。
一実施例によると、リールシートのシートボディ(1100)は射出成形によって一体として形成される。シートボディ(1100)は、前述した円筒ボディとグリップボディを有するように、熱可塑性樹脂から一体に成形され得る。一例として、シートボディ(1100)は炭素繊維強化熱可塑性樹脂を用いて一体に形成され得る。炭素繊維強化熱可塑性樹脂は、一般に用いられるガラス繊維強化熱可塑性樹脂に比べ、低い密度と高い引張強度を有する。一例として、シートボディ(1100)を構成する材料として、PA12-CF30(L7)の等級を有する炭素繊維強化熱可塑性樹脂が用いられる。このような炭素繊維強化熱可塑性樹脂の材料特性において、引張強度は270MPaであり得、曲げ強度は340MPaであり得、曲げ弾性率は17,000MPaであり得、シャルピーノッチ衝撃強度は22kJ/m2であり得、荷重たわみ温度は178℃であり得、密度は1.16g/cm3であり得る。
比較例として、リールシートのシートボディが、PA66-GF30の等級を有するガラス繊維強化熱可塑性樹脂を用いて一体に形成され得る。このようなガラス繊維強化熱可塑性樹脂の材料特性において、引張強度は140MPaであり得、曲げ強度は215MPaであり得、曲げ弾性率は6,800MPaであり得、シャルピーノッチ衝撃強度は16kJ/m2であり得、荷重たわみ温度は262℃であり得、密度は1.37g/cm3であり得る。ガラス繊維強化熱可塑性樹脂と比較して、低い密度と高い引張強度を有する炭素繊維強化熱可塑性樹脂が一実施例のリールシートのシートボディを構成する。従って、一実施例によるシートボディは、釣り人の指に接触する部分において、より一層薄肉を有することができ、軽量化されることができる。
図10は一実施例による釣竿の側面図である。リールが一実施例によるリールシートに取り付けられる一例を示す、図10を参照する。
リール(2300)の第1脚(2310)が安着部(1121)上に置かれてシートボディの第1フード部(1122)に挿入される。可動フード(1200)はリール(2300)の第2脚(2320)を安着部(1121)に固定するために第1フード部(1122)に向かって移動する。可動フード(1200)は、前記ガイド突起が円筒ボディのガイド溝(1132)に後方方向(RD)に挿入されるように、円筒ボディ(1112)に位置する。ナット(1211)を一方向に回転させるに伴い、ナット(1211)と円筒ボディ(1112)間のネジ作用により、可動ボディ(1212)が後方方向(RD)に中心軸(CA)に沿って移動する。
突出部(1140)は可動フードの収容部(1250)と中心軸(CA)に沿って対向する。可動ボディ(1212)が第1フード部(1122)に向かって移動するに伴い、可動ボディの第2フード部(1240)は突出部(1140)に中心軸(CA)に沿って交差し、突出部(1140)は収容部(1250)に挿入される。突出部(1140)が収容部(1250)に挿入されると同時に、第2フード部(1240)は垂直方向(VD)において突出部(1140)の上に位置する。
図11は一実施例による釣竿の側面図である。リールが一実施例によるリールシートに取り付けられた状態で釣り人がリールシートをグリップする一例を示す、図11を参照する。
釣り人は、人差し指(F1)、中指(F2)、薬指(F3)及び小指(F4)でシートボディのグリップボディ(1111)を巻く方式で、グリップボディ(1111)をグリップすることができる。釣り人がグリップボディ(1111)をグリップした状態で、突出部(1140)と膨出部(1150)との間の第1曲面部(1160)は人差し指(F1)及び中指(F2)に接触可能である。第2曲面部(1170)は薬指(F3)に接触可能である。グリップボディ(1111)の後端部の下面は小指(F4)に接触可能である。トリガー部(1180)は薬指(F3)と小指(F4)との間に挿入され得る。
可動フード(1200)が第2脚(2320)を固定すれば、可動ボディの第2フード部(1240)がグリップボディの突出部(1140)の上に位置し、グリップボディの突出部(1140)が可動ボディの収容部(1250)に挿入される方式で、突出部(1140)と第2フード部(1240)が上下に位置する。従って、グリップボディ(1111)はさらに短い長さを有することができ、可動フード(1200)は第1フード部(1122)側にさらに近く位置できる。
また、釣り人の人差し指(F1)の指先が可動フード(1200)に触れる可能性が排除されることができる。即ち、突出部(1140)が収容部(1250)に収容されるので、釣り人の人差し指(F1)の指先は、グリップボディ(1111)と可動フード(1200)との間の境界に接触しない。従って、釣り人は、人差し指(F1)をシートボディ(1100)(例えば、突出部(1140)の表面)に違和感なく緊張を解いた状態で接触させることができる。このように、一実施例のリールシートは、釣り人に良好なグリップ感を提供することができる。
釣り人がシートボディのグリップボディをグリップする時、人差し指(F1)と中指(F2)は突出部(1140)と膨出部(1150)との間で第1曲面部(1160)の表面に接触する。炭素繊維強化熱可塑性樹脂からなるシートボディ(1100)において、人差し指(F1)と中指(F2)が接触する部分(例えば、第1曲面部(1160))はさらに薄肉を有することができ、シートボディ(1100)は軽量化されることができる。これにより、人差し指(F1)と中指(F2)に接触する第1曲面部(1160)における魚信伝達性能が向上することができる。
一実施例によるリールシートのシートボディは、手に良好なグリップ感を提供するだけでなく、指への魚信伝達を向上させることができる。向上した魚信伝達性能は、シートボディのグリップボディに設けられる、突出部、第1曲面部、膨出部、および第2曲面部の表面形状によって達成される。
図12は一実施例によるリールシートのシートボディを示す側面図である。図13、図14及び図15はそれぞれ、図12に示すシートボディの底面図、平面図及び正面図である。図12~図15を参照する。
突出部(1140)、膨出部(1150)、第1曲面部(1160)、第2曲面部(1170)、およびトリガー部(1180)の表面が、中心軸(CA)の下のグリップボディ(1111)の下側表面の一部を形成する。人差し指、中指、薬指及び小指がグリップボディ(1111)の下側表面を取り囲むように(例えば、図11参照)、釣り人はシートボディのグリップボディ(1111)をグリップできる。グリップボディ(1111)の下側表面に形成される前述の部分が、指に良好なグリップ感と向上した魚信伝達を提供するように形成されている。
図12と図13を参照する。突出部(1140)から膨出部(1150)の前方開始点までの第1グリップ領域(GR1)は、人差し指と中指によってグリップされる領域である。第1曲面部(1160)が第1グリップ領域(GR1)に位置する。膨出部(1150)の後方終了点からトリガー部(1180)までの第2グリップ領域(GR2)は薬指によってグリップされる領域である。第2曲面部(1170)が第2グリップ領域(GR2)に位置する。トリガー部(1180)からグリップボディ(1111)の後端までの第3グリップ領域(GR3)は小指によってグリップされる領域である。
第1曲面部(1160)は突出部(1140)の下端から後方方向に、膨出部(1150)まで延長する。第1曲面部(1160)は不連続の面がなく、連続する形状でつながる。第2曲面部(1170)は半円形または半楕円形の境界部(1171)を介してグリップボディの下側表面に連結される。第2曲面部(1170)は境界部(1171)によりグリップボディの下側表面で区分され得る。シートボディを下方から見た時、または、シートボディの底面図において、第2曲面部(1170)は境界部(1171)によって半円形または半楕円形に形成されるグリップボディ(1111)の一部である。
図16は一実施例によるリールシートのシートボディを示す側面図である。図17は図14の17-17線に沿って取った断面図である。図18は図16に示すグリップボディの下端輪郭線を示すシートボディの側面図である。図16~図18を参照する。
第1曲面部(1160)の表面が第1グリップ領域(GR1)におけるグリップボディの下側表面を形成する。シートボディの側面図において、第1曲面部(1160)の表面は突出部(1140)と膨出部(1150)との間に位置し、中心軸(CA)に向かって凹に湾曲している。シートボディの断面図において、第1曲面部(1160)の表面は中心軸(CA)から凹に円弧状に湾曲している。
シートボディの側面図において、第1曲面部(1160)は第1グリップ領域におけるグリップボディ(1111)の下端の形状に対応する第1下端輪郭線(1161)を有する。第1下端輪郭線(1161)は、シートボディの側面図において、第1曲面部(1160)の下端表面の形状をなす輪郭線を意味する。第1下端輪郭線(1161)は中心軸(CA)に対して凹に湾曲している。
一実施例によると、第1曲面部の第1下端輪郭線(1161)は第1凹円弧線(1162)と第2凹円弧線(1163)を含む。第1凹円弧線(1162)は人差し指に接触可能であり(図11参照)、第2凹円弧線(1163)は中指に接触可能である(図11参照)。第1凹円弧線(1162)と第2凹円弧線(1163)は互いに連結されている。第1凹円弧線(1162)は突出部(1140)の下端から後方に延長し、第2凹円弧線(1163)は第1凹円弧線(1162)から膨出部(1150)に延長する。第2凹円弧線(1163)は第1凹円弧線(1162)の長さより長い長さを有する。第1凹円弧線(1162)は第1半径(R1)を有し、第2凹円弧線(1163)は第1半径(R1)より大きい第2半径(R2)を有する。第1曲面部(1160)は、第1及び第2凹円弧線(1162,1163)がそれぞれ形成される2つの部分を含むことができる。第1凹円弧線(1162)が形成される第1曲面部の部分は人差し指接触部(1166)である。第2凹円弧線(1163)が形成される第1曲面部の部分は中指接触部(1167)である。人差し指接触部(1166)は突出部(1140)によって囲まれ、中指接触部(1167)は人差し指接触部(1166)から延長する。
突出部(1140)と膨出部(1150)との間に限定される第1曲面部(1160)は、突出部(1140)と膨出部(1150)に対する境界を有し、グリップボディ(1111)に形成されることができる。これにより、シートボディの側面図において、第1下端輪郭線(1161)は第1端点(P1)と第2端点(P2)を有する。また、第1下端輪郭線(1161)は中心軸(CA)に最も近い最上点(P3)を有する。第1下端輪郭線(1161)は第1曲面部において第1端点(P1)と第2端点(P2)との間に限定され得、第1下端輪郭線は最上点(P3)を通過する。第2凹円弧線(1163)が第1凹円弧線(1162)より長いので、最上点(P3)は膨出部(1150)より突出部(1140)に近く位置する。
シートボディの側面図において、第1端点(P1)は突出部(1140)の下端と第1曲面部(1160)の境界(または、突出部の下端と第1凹円弧線の境界)となる。第1曲面部(1160)の前端と突出部(1140)は第1端点(P1)を通じて区分され得る。第1端点(P1)は突出部(1140)の前端(突出部の内端エッジ(1142)の最下端)から後方方向に離隔されており、突出部(1140)はその前端と第1端点(P1)との間に、中心軸(CA)に平行な下端表面を有する。
シートボディの側面図において、第2端点は膨出部(1150)と第1曲面部(1160)の境界(または、膨出部と第2凹円弧線の境界)となる。第1曲面部(1160)の後端と膨出部(1150)は第2端点(P2)を通じて区分され得る。第2端点(P2)は、膨出部(1150)で最も下方に位置する頂点から前方方向に離隔されている。シートボディの側面図において、膨出部(1150)は下方に丸く凸になっている。第2端点(P2)は、曲率が変わる、第1曲面部(1160)と膨出部(1150)との間の地点に位置することができる。
シートボディの側面図において、最上点(P3)は第1凹円弧線(1162)と第2凹円弧線(1163)の境界となる。第1凹円弧線(1162)は中心軸(CA)に沿って第1端点(P1)と最上点(P3)により限定され、第2凹円弧線(1163)は中心軸(CA)に沿って最上点(P3)と第2端点(P2)により限定される。
図18を参照すると、第1下端輪郭線(1161)の第1端点(P1)、第2端点(P2)及び最上点(P3)は中心軸(CA)から下方に離隔されている。これと関連し、中心軸(CA)に平行な第1仮想水平線(HL1)と、中心軸(CA)に平行で第1仮想水平線(HL1)より中心軸(CA)から遠くにある第2仮想水平線(HL2)と、中心軸(CA)に平行で第2仮想水平線(HL2)より中心軸(CA)から遠くにある第3仮想水平線(HL3)を仮定する。第1仮想水平線(HL1)は最上点(P3)を通り、最上点(P3)は第1仮想水平線(HL1)に位置する。第2仮想水平線(HL2)は第2端点(P2)を通り、第2端点(P2)は第2仮想水平線(HL2)に位置する。第3仮想水平線(HL3)は第1端点(P1)を通り、第1端点(P1)は第3仮想水平線(HL3)に位置する。第1仮想水平線(HL1)が中心軸(CA)に最も近く位置し、第3仮想水平線(HL3)が中心軸(CA)から最も遠く位置し、第2仮想水平線(HL2)が第1仮想水平線(HL1)と第3仮想水平線(HL3)との間に位置する。即ち、シートボディの側面図において、第2端点(P2)が第1端点(P1)より上方に位置し、最上点(P3)が第2端点(P2)より上方に位置する。
シートボディの側面図において、第1曲面部(1160)により形成される第1凹円弧線(1162)は第1端点(P1)と最上点(P3)との間で限定され、第1曲面部(1160)により形成される第2凹円弧線(1163)は最上点(P3)と第2端点(P2)との間で限定される。第1及び第2凹円弧線(1162,1163)は所定の半径を有する曲線として形成される。第1凹円弧線(1162)は、第1半径(R1)を有する第1仮想円(IC1)の円周線の一部である。第2凹円弧線(1163)は第2半径(R2)を有する第2仮想円(IC2)の円周線の一部である。
図19はグリップボディの第1下端輪郭線を形成する仮想円を示すシートボディの側面図である。図20はグリップボディの第1下端輪郭線を示すシートボディの斜視図である。図18~図20を参照する。
リールシートの正面図において、または、リールシートを前方から見た時、中心軸(CA)、第1仮想円(IC1)及び第2仮想円(IC2)は、シートボディを左右に二分する1つの平面内に存在し得る。図19及び図20を参照すると、第1半径(R1)を有する第1仮想円(IC1)は第1端点(P1)及び最上点(P3)を通過する。第1仮想円(IC1)の第1中心(C1)は最上点(P3)から直下方に位置する。即ち、中心軸(CA)から垂直に延長して最上点(P3)を通る仮想線を仮定すると、第1仮想円(IC1)の第1中心(C1)はこのような仮想線に位置する。第1仮想円(IC1)は第2半径(R2)を有する第2仮想円(IC2)に内接する。第2仮想円(IC2)は第2端点(P2)及び最上点(P3)を通過する。また、第2仮想円(IC2)は最上点(P3)で第1仮想円(IC1)に外接する。第2仮想円の第2半径(R2)は第1仮想円の第1半径(R1)より大きい。従って、第2凹円弧線(1163)の半径(第2半径(R2))は第1凹円弧線(1162)の半径(第1半径(R1))より大きい。第2仮想円(IC2)の第2中心(C2)は最上点(P3)から直下方に、かつ、第1仮想円(IC1)の中心から直下方に位置する。図19に示すように、中心軸(CA)から垂直に延長して最上点(P3)を通る前記仮想線に、第1仮想円(IC1)の中心と第2仮想円(IC2)の中心が位置する。最上点(P3)を通って中心軸に平行な第1仮想水平線(HL1)が第1仮想円(IC1)と第2仮想円(IC2)の最上点(P3)における接線となる。図20に示すように、第2凹円弧線(1163)を形成する第2仮想円(IC2)の仮想接線(具体的には、最上点と第2端点との間の第2凹円弧線の仮想接線)は中心軸(CA)に対して傾斜している。
図21は図16に対応するシートボディの側面図であり、第1下端輪郭線の端点及び最上点を示す。図22は図17に対応するシートボディの断面図であり、第1下端輪郭線の端点及び最上点を示す。図21と図22を参照する。
第1及び第2凹円弧線を限定する、第1端点(P1)、第2端点(P2)、および最上点(P3)は、グリップボディにおいて特定の範囲に位置することができる。これと関連し、シートボディの側面図において、または、シートボディの断面図において、最上点(P3)を通過して第1仮想水平線(HL1)から傾斜する、第1仮想傾斜線(IL1)、第2仮想傾斜線(IL2)、および第3仮想傾斜線(IL3)を仮定する。第1端点(P1)は第1仮想傾斜線(IL1)と第2仮想傾斜線(IL2)との間に位置する。第1仮想傾斜線(IL1)は第1仮想水平線(HL1)から5°で第1端点(P1)がある方向(下方方向)に傾斜する。第1仮想傾斜線(IL1)は最上点(P3)を中心に時計方向に傾斜し、第1仮想傾斜線(IL1)と第1仮想水平線(HL1)との間の夾角は5°である。第2仮想傾斜線(IL2)は第1仮想水平線(HL1)から15°で第1端点(P1)がある方向(下方方向)に傾斜する。第2仮想傾斜線(IL2)は最上点(P3)を中心に時計方向に傾斜し、第2仮想傾斜線(IL2)と第1仮想水平線(HL1)との間の夾角は15°である。第2端点(P2)は第1仮想水平線(HL1)と第3仮想傾斜線(IL3)との間に位置する。第3仮想傾斜線(IL3)は第1仮想水平線(HL1)から5°で第2端点(P2)がある方向(下方方向)に傾斜する。第3仮想傾斜線(IL3)は最上点(P3)を中心に時計方向に傾斜し、第3仮想傾斜線(IL3)と第1仮想水平線(HL1)との間の夾角は175°である。
シートボディのグリップボディ(1111)は魚信がシートボディに加えられる時にシートボディの回転中心となる回転中心点を有する。シートボディの側面図または中心軸(CA)に沿ったシートボディの断面図において、前記回転中心点(P4)は膨出部(1150)の後方においてボアの中心軸(CA)に位置する。具体的には、回転中心点(P4)は、トリガー部(1180)の前端を通過して中心軸(CA)に垂直な仮想垂直線(VL)と中心軸(CA)との間の交点に位置することができる。また、回転中心点(P4)は第1仮想傾斜線(IL1)と第2仮想傾斜線(IL2)との間に位置する。
グリップボディの第1曲面部(1160)は丸く扁平な外周輪郭を示す。従って、釣り人がグリップボディ(1111)をグリップする時、人差し指及び中指の指の腹とシートボディの下面間の接触面積が増加され、人差し指及び中指の指の腹に魚信が効率よく伝達されることができる。第1曲面部(1160)が示す前記外周輪郭は、丸く湾曲した形状であり、ボアの円形断面形状より大きい形状を意味する。第1曲面部の前記外周輪郭に関連し、図23と図24を参照する。図23は一実施例によるリールシートのシートボディの側面図であり、第1曲面部の外周輪郭の範囲を概略的に示す。図24は一実施例によるリールシートのシートボディの斜視図であり、第1曲面部の外周輪郭の範囲を概略的に示す。
図23と図24において、実線(SL)は第1曲面部の前記外周輪郭を指す。図24において、二点鎖線(DL)は前記外周輪郭の曲率の程度を示す仮想線であり、後述する第1曲面部の第1外周輪郭線に対応する。第1曲面部(1160)の前記外周輪郭は、第1下端輪郭線(1161)を基準に対称の形状を有する。また、前記外周輪郭は突出部(1140)と膨出部(1150)との間に位置して、シートボディの断面形状でグリップボディの下面の形状の一部を形成する。第1曲面部の前記外周輪郭に関連し、シートボディの断面形状を示す図25~図28を参照する。図25~図27はそれぞれ、図16における25-25線、26-26線、および27-27線に沿って取った、シートボディの断面図である。図28は一実施例によるリールシートのシートボディに形成される第1下端輪郭線と第1外周輪郭線を示す斜視図である。
図25は、第1下端輪郭線の前端となる第1端点(P1)におけるシートボディの断面図である。ボア(1113)は略円形断面形状を有する。シートボディの断面図において、ボア(1113)の中心軸(CA)に位置する原点を有する、X座標軸とY座標軸が定義され得る。以下、前記X座標軸はボアのX軸中心線(XL)として参照され、前記Y座標軸はボアのY軸中心線(YL)として参照され、X軸中心線(XL)とY軸中心線(YL)は中心軸(CA)で直交する。
図25~図27を参照すると、シートボディの断面図において、前記第1曲面部は前記外周輪郭を形成する第1外周輪郭線(1164)を有する。第1外周輪郭線(1164)は、シートボディの断面図において、前記第1曲面部の表面の外周形状に対応する輪郭線を意味する。第1外周輪郭線(1164)は中心軸(CA)に対して凸に湾曲している。
第1外周輪郭線(1164)は第1凸円弧線(1165)を含む。第1凸円弧線(1165)は、ボアのY軸中心線(YL)に対して左右対称の曲線として形成される。第1凸円弧線(1165)は、第3半径(R3)を有する第3仮想円(IC3)の円周線の一部である。第3仮想円(IC3)の第3中心(C3)はY軸中心線(YL)において中心軸(CA)より上方に位置する。また、第3仮想円(IC3)の第3半径(R3)は、ボア(1113)の円形断面形状に内接し、中心軸(CA)に中心を有する仮想内接円(ICB)の半径(RB)より大きい。
図28を参照すると、第3仮想円(IC3)の第3中心(C3)の位置は第1端点(P1)と第2端点(P2)との間の領域において多様であり得る。第3仮想円(IC3)の第3中心(C3)は第1端点(P1)から第2端点(P2)に向かって次第に上方に位置することができ、第3仮想円の第3半径(R3)は第1端点(P1)から第2端点(P2)に向かって次第に大きくなることができる。
図25及び図28に示すように、第1端点(P1)を通過する第3仮想円(IC3)は中心軸(CA)に位置する第3中心(C3)を有し、第3半径(R3)は突出部(1140)の表面と中心軸(CA)との間の距離に対応する。
図26及び図28に示すように、第1凸円弧線(1165)は、安着部(1121)とボア(1113)との間に位置する第3中心(C3)を有して最上点(P3)を通過する第3仮想円(IC3)の円周線の一部である。第3半径(R3)は図25に示す第3半径より大きい。従って、第1端点(P1)と最上点(P3)との間の領域において、第3仮想円(IC3)の第3中心(C3)は安着部(1121)と中心軸(CA)との間に位置し、第3半径(R3)は図25に示す第3半径より大きく、図27に示す第3半径より小さい。
図27及び図28に示すように、第1凸円弧線(1165)は、安着部(1121)の上方に位置する第3中心(C3)を有し、第2端点(P2)を通過する第3仮想円(IC3)の円周線の一部である。第3半径(R3)は図26に示す第3半径より大きい。従って、最上点(P3)と第2端点(P2)との間の領域において、第3仮想円(IC3)の第3中心(C3)は図26に示す中心の位置より上方に位置し、第3半径(R3)は図26に示す第3半径より大きく、図28に示す第3半径より小さい。
第1曲面部(1160)の前記第1外周輪郭線の領域において、グリップボディ(1111)は最上点(P3)で、または最上点(P3)付近で最小の厚みを有することができる。図17と図28を参照すると、グリップボディ(1111)はボア(1113)と最上点(P3)との間に限定される第1厚み(T1)を有する。第1厚み(T1)は、最上点(P3)でのグリップボディ(1111)の厚みである。また、第1厚み(T1)は、Y軸中心線(YL)に位置するボア(1113)の最下点及び第1下端輪郭線の最上点(P3)間の厚みである。第1厚み(T1)は0.3mm~1.0mmの範囲内にあり、第1下端輪郭線(1161)に沿って定義されるグリップボディの厚みにおいて最小である。従って、第1端点(P1)と最上点(P3)との間の第1凹円弧線(1162)におけるグリップボディの厚みは第1厚み(T1)より大きく、最上点(P3)と第2端点(P2)との間の第2凹円弧線(1163)におけるグリップボディの厚みは第1厚み(T1)より大きい。また、第2端点(P2)におけるグリップボディの厚みは第1厚み(T1)より大きく、第1端点(P1)におけるグリップボディの厚みは第2端点(P2)におけるグリップボディの厚みより大きい。第1端点(P1)と第2端点(P2)との間におけるグリップボディの厚みの変化は、第1及び第2凹円弧線(1162,1163)が互いに異なる曲率を有して互いに連結されているためである。
一実施例によると、シートボディは低い密度と高い引張強度を有する炭素繊維強化熱可塑性樹脂からなる。また、第1厚み(T1)が形成される第1曲面部(1160)により、シートボディは第1グリップ領域(GR1)において薄い厚みを有しつつ軽量を有する。従って、人差し指と中指に接触する第1グリップ領域(GR1)が向上した魚信伝達性能を有することができる。
図29は釣り人が一実施例によるリールシートのシートボディをグリップする例を示す断面図である。図29を参照すると、第1曲面部の第1外周輪郭線(1164)はY軸中心線(YL)に対して左右対称であり、丸く扁平な輪郭形状をグリップボディの第1曲面部に提供する。従って、釣り人の右手と左手に関係なく、人差し指及び中指の指の腹が第1曲面部に軽く接触した状態で、人差し指及び中指の指の腹と第1曲面部間の接触面積が増加することができる。また、人差し指及び中指の指の腹に対する魚信伝達が向上することができる。
図30は一実施例によるリールシートのシートボディの斜視図であり、第2曲面部の輪郭を示す。図31は図16の31-31線に沿って取った断面図である。図32は釣り人が一実施例によるリールシートをグリップする時、第2曲面部が薬指に接触する一例を示す断面図である。図16、図20及び図30~図32を参照してシートボディの第2曲面部を説明する。
第2曲面部(1170)はトリガー部(1180)の前方に位置する。従って、釣り人がグリップボディをグリップする時、第2曲面部(1170)は薬指の指の腹に接触可能である。グリップボディは第2曲面部(1170)において一定の厚みを有することができる。
図16と図30を参照すると、シートボディの側面図において、第2曲面部(1170)は第2下端輪郭線(1172)を有する。第2下端輪郭線(1172)は、シートボディの側面図において、第2曲面部(1170)の表面に対応する輪郭線である。第2下端輪郭線(1172)は中心軸(CA)に平行な直線(1173)を含む。図20を参照すると、直線(1173)は、第1下端輪郭線の最上点(P3)を通過して中心軸(CA)に平行な第1仮想水平線(HL1)に位置することもできる。
図30と図31を参照すると、シートボディの断面図において、第2曲面部(1170)は第2外周輪郭線(1174)を有する。第2外周輪郭線(1174)は、シートボディの断面図において、第2曲面部(1170)の外周形状に対応する輪郭線である。第2外周輪郭線(1174)は第2凸円弧線(1175)を含む。
第2凸円弧線(1175)はY軸中心線(YL)に対して左右対称の曲線として形成される。第2凸円弧線(1175)は第4半径(R4)を有する第4仮想円(IC4)の円周線の一部である。このような第4半径(R4)を有する第2凸円弧線(1175)は、境界部(1171)が限定する範囲内に存在する。第4仮想円(IC4)は中心軸(CA)に位置する第4中心(C4)を有する。第4仮想円の第4半径(R4)は、ボア(1113)に内接する仮想内接円(ICB)の半径(RB)より大きい。即ち、第4仮想円(IC4)は仮想内接円(ICB)と同心に位置する。
グリップボディ(1111)は第2曲面部(1170)において第2厚み(T2)を有する。図30及び図31を参照すると、第2厚み(T2)は、第2曲面部(1170)において、ボア(1113)と第2凸円弧線(1175)により限定されるグリップボディの厚みである。第2厚み(T2)は0.3mm~1.0mmの範囲内にある。従って、グリップボディ(1111)は第2曲面部(1170)の全体にわたって均一の第2厚み(T2)を有することができる。
図30と図32を参照すると、釣り人がグリップボディをグリップする時、第2曲面部(1170)は薬指(F3)の指の腹に接触可能である。薬指がグリップボディに接触するグリップボディの領域において、グリップボディは第2曲面部(1170)を含む。グリップボディは第2曲面部(1170)において、薄い第2厚み(T2)を有し、第2曲面部(1170)が形成されたグリップボディの部分の内部に空洞を有しない。グリップボディが第2曲面部(1170)によって薬指に接触する領域において薄い厚みを有するので、グリップボディは薬指に接触する第2曲面部(1170)において向上した魚信伝達性能を有する。また、薬指と小指がトリガー部(1180)を介してグリップボディを強くグリップする場合、薬指は魚信に鈍感になり得るが、グリップボディは薬指への魚信伝達を向上させることができる。
図33は一実施例によるリールシートを含む釣竿を用いて釣り人が釣りを行う一例を示す側面図である。図34は図33の拡大図である。図33と図34を参照する。
釣り人は釣竿(2000)を水面(SW)に対して立てた状態で魚信を待つことができる。第1曲面部(1160)が人差し指(F1)の指の腹及び中指(F2)の指の腹に接触し、トリガー部(1180)が薬指(F3)と小指(F4)により強くグリップされた状態で、釣り人はシートボディのグリップボディをグリップすることができる。釣竿(2000)が水面(SW)に対して立てられた状態において、魚信はシートボディの回転中心点(P4)を中心に作用する回転振動として竿体(2120)とリールシート(1000)に伝達され得る。回転中心点(P4)は膨出部(1150)の後方に、かつ、トリガー部(1180)の上方において中心軸(CA)に位置することができる。即ち、魚信は矢印(A1)で示す回転振動として、竿体(2120)及びリールシート(1000)に作用することができる。
回転振動の魚信により、回転振動のベクトル(V1)が第1曲面部(1160)を介して人差し指(F1)の指の腹に作用する。例えば、回転中心点(P4)に中心を有して第1凹円弧線(1162)を通過する第5仮想円(IC5)を仮定する場合、回転振動のベクトル(V1)は第5仮想円(IC5)の円周方向に作用することができる。第1凹円弧線(1162)が形成される第1曲面部の人差し指接触部(1166)が回転振動のベクトル(V1)に対して垂直面となる。また、人差し指(F1)の指の腹は、第1凹円弧線(1162)が形成される人差し指接触部(1166)の位置に、シートボディの回転を抑制するようにグリップボディを支えて位置する。よって、回転振動のベクトル(V1)の力は人差し指接触部(1166)を介して人差し指(F1)の指の腹に確実に伝達されることができ、回転振動の魚信が人差し指接触部(1166)を介して人差し指(F1)に効果的に伝達されることができる。また、第1曲面部の人差し指接触部(1166)の外周輪郭が前述した第1凸円弧線として形成されるので、人差し指接触部(1166)はさらに増大した接触面積を介して魚信を人差し指(F1)に伝達することができる。このように、第1曲面部の人差し指接触部(1166)は、回転中心点(P4)を中心にシートボディに印加される回転振動となる魚信(即ち、回転振動のベクトル(V1))を人差し指に伝達するように構成される。
図35は一実施例によるリールシートを含む釣竿を用いて釣り人が釣りを行うもう一つの例を示す側面図である。図36は図35の拡大図である。図35と図36を参照する。
釣り人は釣竿(2000)を水面(SW)に向けた状態で魚信を待つことができる。釣竿(2000)が水面(SW)に向かった状態で、魚信は釣り糸(2400)の緊張と弛緩によって矢印(A2)で示す線形振動として竿体(2120)の軸方向にリールシート(1000)に伝達され得る。線形振動の魚信によって線形振動のベクトル(V2)がリールシートのシートボディに作用することができる。
第1曲面部の第2凹円弧線(1163)は線形振動のベクトル(V2)に対して圧力角(PA)を有するように線形振動のベクトル(V2)及び中心軸(CA)に対して傾いている。例えば、第2凹円弧線(1163)の仮想接線(TL)(前記第2仮想円の仮想接線(TL))が中心軸(CA)に対して傾斜し、線形振動のベクトル(V2)に対して圧力角(PA)を形成する。第2凹円弧線(1163)が形成される中指接触部(1167)が圧力角(PA)を有して中指(F2)の指の腹に接触する。中指(F2)は、関節が曲がることなく緊張が緩和された状態で、薬指(F3)に沿って中指接触部(1167)を支えることができる。圧力角(PA)を有して中指(F2)に接触する中指接触部(1167)が、線形振動のベクトル(V2)の力による抵抗または圧力を中指(F2)に印加することができる。これにより、線形振動の魚信が中指接触部(1167)を介して中指(F2)に効果的に伝達され得る。また、第1曲面部の中指接触部(1167)の外周輪郭が前述した第1凸円弧線として形成されるので、中指接触部(1167)はさらに増大した接触面積を介して魚信を中指(F2)に伝達することができる。このように、第2凹円弧線が形成される中指接触部(1167)は、中心軸(CA)に沿ってシートボディに印加される線形振動となる魚信(即ち、線形振動のベクトル(V2))を中指(F2)に信頼性が高く伝達するように構成される。
薬指(F3)と小指(F4)がグリップボディを強くグリップするので、薬指(F3)と小指(F4)は魚信に鈍感になり得る。しかし、グリップボディの第1曲面部(1160)が人差し指(F1)と中指(F2)の緊張を緩和させる形状を有するので、人差し指(F1)及び中指(F2)の指の腹に対する魚信感度が上昇することができ、グリップボディの第1曲面部(1160)の形状が魚信を人差し指及び中指に効果的に伝達することができる。
一実施例によるリールシートは、魚信を指に効果的に伝達し、指の位置変更を妨害しない。図37は一実施例によるリールシートを用いる釣りにおいて指の位置変更を示す側面図である。
図37の上側の部分は、釣り人がキャスティング動作を行う時、釣り人がシートボディをグリップする例を示す。リール(2300)を用いるキャスティング動作において、釣り人は中指(F2)と薬指(F3)との間にトリガー部(1180)を挟むグリップ形態(いわゆる、ツーフィンガーグリップ)でグリップボディ(1111)をグリップすることができる。または、釣り人は人差し指(F1)と中指(F2)との間にトリガー部(1180)を挟むグリップ形態(いわゆる、ワンフィンガーグリップ)でグリップボディ(1111)をグリップすることができる。
キャスティング動作の後に、釣り人は速かにパーミング動作を行う。図37の下側の部分に示すように、キャスティング動作がパーミング動作に変わる時、薬指(F3)と小指(F4)との間にトリガー部(1180)を挟むグリップ形態(いわゆる、スリーフィンガーグリップ)で釣り人がグリップボディ(1111)をグリップするように、釣り人は素早く指の位置を変更する。グリップボディ(1111)においてトリガー部(1180)の前方に位置する膨出部(1150)は下方に大きく突出しない。従って、キャスティング動作がパーミング動作に変わる時、膨出部(1150)は指の位置変更を妨害しない。
図38は本開示の一実施例によるリールシートを示す斜視図である。図39は図38に示すリールシートの前方部分の側面図であり、可動フードとシートボディが結合された状態を示す。図40は図39に示すリールシートの前方部分の断面図である。図41は図39に示すリールシートの可動フードの断面形状を示す分解斜視図である。図42は図39に示す可動フードの分解側面図である。図38~図42を参照する。
一実施例によるリールシート(1000)は、可動フードの可動ボディが第2フード部の変形を防止するための構成要素をさらに含むことを除いては、前述した実施例によるリールシートの構造及び構成と同一の構造及び構成を有することができる。図38に示すシートボディのグリップボディ(1111)は、前述した実施例における第1曲面部と同一の第1曲面部を含む。
図38と図39を参照すると、可動フード(1200)が第1フード部に向かって移動してリールの第2脚を固定する時、第2フード部(1240)は突出部(1140)の上に位置し、突出部(1140)は収容部(1250)に挿入される。グリップボディの突出部(1140)と可動フードの第2フード部(1240)が垂直方向に位置するので、グリップボディ(1111)は減少した全長を有することができ、可動ボディの環状部(1230)はさらに短い下端長さ(LH)を有することができる。一例として、環状部(1230)の下端長さ(LH)は4mm~6mmになり得る。環状部(1230)から突出する第2フード部(1240)がリールの前記第2脚を安着部(1121)に押圧する。第2フード部(1240)が強い押圧力を第2脚に加えなければ、リールの第2脚は幅方向(WD)に揺れ得る。第2フード部(1240)が強い押圧力を加えるためにナット(1211)の回転程度を増加させれば、第2フード部(1240)は第2脚からの反力によって変形し得る。一実施例によるリールシート(1000)によると、可動ボディ(1212)は、第2フード部(1240)に結合され、第2フード部(1240)とガイド突起(1260)を補強する補強カバー(1270)を含む。
補強カバー(1270)は可動ボディの第2フード部(1240)の外面を中心軸(CA)に沿って、かつ、中心軸の周方向(CD)に覆うように構成される。補強カバー(1270)は、ガイド突起(1260)が位置する第2フード部(1240)の一対の側端エッジ(1241)に係合されるように構成される。これにより、補強カバー(1270)は可動ボディの第2フード部(1240)及びガイド突起(1260)の変形を防止することができる。
補強カバー(1270)は金属材料からなる。一例として、補強カバーの金属材料は、軽量かつ高強度を有するチタンであってもよい。もう一つの例として、補強カバーの金属材料は、装飾性を有するステンレススチールまたはアルミニウムであってもよい。金属材料からなる補強カバー(1270)が第2フード部(1240)を覆うので、可動フード(1200)は装飾性及び高級感を有することができる。
図43は図39に示す可動フードの可動ボディの斜視図であり、図44は図43に示す可動ボディの分解斜視図である。図45は可動フードとシートボディが分解された状態を示すリールシートの一部側面図である。図46は図39の46-46線に沿って取った断面図である。図42~図46を参照する。
補強カバー(1270)はカバー部(1271)と係合部(1272)を含む。カバー部(1271)は第2フード部(1240)の外面(第2脚を押圧する内面(1243)の反対側に位置する第2フード部の表面)を覆うように形成される。また、カバー部(1271)は第2フード部(1240)の外面に密着するように形成される。係合部(1272)は周方向(CD)におけるカバー部(1271)の各側端から中心軸(CA)に向かって突出する。係合部(1272)は第2フード部の側端エッジ(1241)に係合されることができる。第2フード部の側端エッジ(1241)に係合された係合部(1272)は、ガイド突起(1260)とともにシートボディのガイド溝(1132)に挿入される。
補強カバー(1270)は金属板材から、プレス加工によって形成されることができる。カバー部(1271)は周方向(CD)に沿って均一の厚みを有するように湾曲した形状に形成される。カバー部(1271)の断面形状は、第2フード部の外面の形状に対応する略C字型をとることができる。係合部(1272)は、ガイド突起(1260)に対応する、カバー部(1271)の各側端部を中心軸(CA)に向かって連続的に曲げることによって形成されることができる。係合部(1272)はカバー部(1271)の厚みと同一の厚みを有することができる。金属材料からなる補強カバー(1270)は弾性及び剛性を有することができる。従って、補強カバー(1270)を第2フード部(1240)に向けて押してスナップ結合させる方式で、補強カバー(1270)が第2フード部(1240)に結合され得る。
一実施例によると、補強カバー(1270)が第2フード部(1240)に結合されている可動ボディ(1212)において、可動ボディ(1212)は第2フード部(1240)と補強カバー(1270)との間に段差を有しないこともある。これと関連し、第2フード部(1240)は係合部(1272)の厚みに対応する深さを有する一対の係合溝(1244)を有する。
図43と図44を参照すると、各係合部(1272)が各係合溝(1244)に係合される。係合溝(1244)は側端エッジ(1241)に沿って中心軸(CA)に平行に形成される。係合溝(1244)はガイド突起(1260)に外側半径方向(OD)に隣接する。係合溝(1244)が係合部の厚みに対応する凹深さを有するので、係合部(1272)が第2フード部の側端エッジ(1241)に係合された状態で、ガイド突起(1260)の下面(ガイド突起の周方向表面)と係合部(1272)の下面(係合部の周方向表面)との間に段差が形成されない。
また、一実施例によると、第2フード部(1240)は補強カバーのカバー部(1271)が安着する安着溝(1245)を有する。安着溝(1245)は第2フード部の外面に沿って各係合溝(1244)の間に周方向(CD)に形成され、カバー部(1271)の厚みに対応する深さを有する。安着溝(1245)は各係合溝(1244)に通じる。安着溝(1245)が凹深さを有するので、安着溝(1245)は環状部(1230)に対して段差を作り、第2フード部の内端エッジ(1242)に対して段差を作る。カバー部(1271)は安着溝(1245)の凹深さに対応する厚みを有することができる。カバー部(1271)が安着溝(1245)に安着すると、カバー部(1271)と環状部(1230)との間に、また、カバー部(1271)と第2フード部の内端エッジとの間に段差が形成されない。
収容部(1250)が第2フード部(1240)の下の空間として形成されるので、第2フード部(1240)の側端エッジ(1241)が収容部(1250)の第1エッジ(即ち、図8に示す収容部の第1エッジ(1251))となる。係合部(1272)の下面(係合部の周方向における表面)は収容部(1250)の前記第1エッジを形成することができ、中心軸(CA)と同一高さに位置することができる。図43と図45に示すように、係合部(1272)が第2フード部の側端エッジ(1241)に係合された状態で、係合部(1272)の下面が収容部(1250)の前記第1エッジを形成することができる。即ち、収容部(1250)の第1エッジは係合部(1272)の下面を部分的に含むことができる。
図45と図46を参照する。ガイド突起(1260)の下面と係合部(1272)の下面は中心軸(CA)と同一高さに位置することができる。シートボディのガイド溝(1132)は円筒ボディ(1112)の前端(シートボディの一端)から後方に延長する。ガイド溝(1132)は、周方向(CD)において対向する第1及び第2周方向表面(1133,1134)と、第1及び第2周方向表面の間で中心軸(CA)に沿って延長する底表面を有することができる。ガイド突起の下面(1261)と係合部の下面(1273)に対応するガイド溝の表面は第1周方向表面(1133)である。第2周方向表面(1134)が第1周方向表面(1133)に対向する。シートボディの側面図において、第1周方向表面(1133)は中心軸(CA)と同一高さに位置することができ、部分的に突出部(1140)の側端エッジを形成することができる。第2フード部(1240)が突出部(1140)の上に位置した状態で、ガイド突起の下面(1261)と係合部(1272)の下面(1273)は周方向(CD)で第1周方向表面(1133)に接触することができる。
第2フード部(1240)がナット(1211)の回転によって第1フード部に移動するに伴い、収容部(1250)の前記第1エッジ(係合部の下面(1273))は突出部(1140)の前記側端エッジを中心軸(CA)に沿って交差し、突出部(1140)が収容部(1250)に挿入される。第2フード部(1240)が第1フード部に移動するに伴い、ナット(1211)の回転によって第2フード部(1240)はその内面(1243)でリールの第2脚(2320)を安着部(1121)に押圧する。押圧力が第2フード部(1240)から第2脚(2320)に作用し、押圧力に抵抗する反力(VF)が第2脚(2320)から第2フード部(1240)に作用し、反力(VF)は第2フード部(1240)を押し上げるように、即ち、第2フード部(1240)を上方に加圧するように作用する。反力(VF)が作用するに伴い、ガイド突起の上面(1262)がガイド溝の第2周方向表面(1134)に接触する。ナット(1211)をさらに回転させるに伴い、さらに強い反力(VF)が第2フード部(1240)に作用する。これにより、第2フード部(1240)とガイド突起(1260)は変形され得る。しかし、補強カバーのカバー部(1271)が第2フード部(1240)の外面に密着しており、補強カバーの係合部(1272)がガイド突起(1260)が位置する第2フード部の側端エッジに係合されている。従って、補強カバー(1270)が第2フード部(1240)の変形とガイド突起(1260)の変形を防止することができる。
図47は本開示の一実施例による可動フードの可動ボディの斜視図である。図48は図47に示す可動ボディの分解斜視図である。図49は図47に示す可動ボディが採用される一実施例によるリールシートの部分側面図である。図50は図47に示す可動ボディが採用される一実施例によるリールシートの分解側面図である。図51は図49の51-51線に沿って取った断面図である。図47~図51を参照する。
ガイド突起(1260)は第2フード部の側端エッジ(1241)から中心軸(CA)に向かって延長する第1突起部(1263)と第1突起部(1263)から下方に中心軸(CA)を越えて延長する第2突起部(1265)を含む。従って、この実施例のガイド突起(1260)は、前述した実施例のガイド突起の周方向における厚みより大きい周方向の厚みを有する。
ガイド溝(1132)はガイド突起(1260)の周方向(CD)での厚みに対応する溝幅を有する。この実施例のガイド溝(1132)は突出部(1140)の側端エッジ(1141)を通過して延長する。
ガイド溝(1132)は周方向(CD)で対向する2つの表面を有することができる。周方向で対向する前記2つの表面のうち、下方に位置する表面は第1周方向表面(1133)である。第1周方向表面(1133)は垂直方向(VD)、または周方向(CD)で中心軸(CA)の下方に位置する。ガイド溝(1132)が突出部(1140)の側端エッジ(1141)を通過するので、第1周方向表面(1133)の一部は突出部(1140)の内側に位置する。第1周方向表面(1133)は周方向(CD)で第2突起部(1265)の下面(1266)(第2突起部の周方向表面)に接触可能である。
また、ガイド溝(1132)は、中心軸(CA)に沿って延長して外側半径方向(OD)で互いに対向する2つの表面を有することができる。外側半径方向で対向する前記2つの表面のうち、より外側に位置する表面は内向表面(1135)(図51参照)である。内向表面(1135)はガイド溝(1132)と突出部(1140)との間で限定される。内向表面(1135)は突出部(1140)の内側に位置し、第1周方向表面(1133)から上方に延長する。内向表面(1135)は第2突起部(1265)の外向面(1267)に外側半径方向(OD)で接触可能である。
補強カバーの係合部(1272)は第2突起部(1265)の外向面(1267)と対向するように第2フード部の側端エッジ(1241)に係合されている。従って、第2フード部(1240)が突出部(1140)の上に位置する時、係合部(1272)の下面(1273)は突出部(1140)の側端エッジ(1141)に接触可能である。
リールの脚は多様な幅を有することができる。可動フードは多様な幅を有するリールの脚をグリップボディの安着部に堅固に固定する必要がある。例えば、図51を参照すると、第2脚(2320)が安着部(1121)に第2フード部(1240)により固定された状態で、釣り糸の移動によってリールが幅方向(WD)に移動され得る。これにより、第2脚(2320)の側面が第2フード部(1240)の内面(1243)と接触でき、第2フード部(1240)を幅方向(WD)で拡張させる拡張力(LF)が外側半径方向(OD)で第2フード部(1240)の内面に加えられることができる。可動ボディが前記収容部を含み第2フード部(1240)は可動ボディの環状部から突出している。拡張力(LF)が第2フード部(1240)に加えられるに伴い、第2フード部(1240)は垂直方向における第2フード部(1240)の頂点を基準に幅方向(WD)に変形され得る。また、第2脚(2320)が定位置に固定されることができないので、キャスティング動作が不安定になり得、振動によるノイズが発生し得る。
図50と図51を参照する。第2フード部(1240)が突出部(1140)に交差して移動しながら、反力(VF)が第2フード部(1240)に作用する。これにより、第2フード部(1240)とガイド突起(1260)が変形され得るが、補強カバーのカバー部(1271)が第2フード部(1240)の変形を防止でき、補強カバーの係合部(1272)がガイド突起(1260)の変形を防止することができる。第2突起部(1265)は中心軸(CA)を越えて下方に延長し、第2突起部の外向面(1267)は突出部(1140)に隣接するガイド溝の内向表面(1135)に外側半径方向(OD)(または幅方向(WD))に接触可能であり、内向表面(1135)により支持されることができる。従って、ガイド突起(1260)は第2突起部(1265)により、第2フード部(1240)を拡張させる拡張力(LF)に効果的に抵抗することができる。また、係合部(1272)の内向端面(1274)が第2突起部の外向面(1267)に対向するので、補強カバーは第2突起部(1265)の外側半径方向(または幅方向)の押されを抑制することができ、ガイド突起(1260)を補強することができる。
図52は本開示の一実施例による可動フードの可動ボディの斜視図である。図53は図52に示す可動ボディの分解斜視図である。図54は図52に示す可動ボディの分解側面図である。図55は図52に示す可動ボディが採用される一実施例によるリールシートの部分側面図である。図56は図55の56-56線に沿って取った断面図である。図52~図56を参照する。図52~図56に示す実施例は、図47~図51で示す実施例と比較して、係合部とガイド突起との間に係合を有する。
補強カバー(1270)は各係合部(1272)から中心軸(CA)に向かって突出する少なくとも1つの凸部(1275)を含む。一例として、1つ以上の凸部(1275)が係合部(1272)の内向端面(1274)から突出し得る。各ガイド突起(1260)は、凸部(1275)が係合される凹部(1268)を含む。凹部(1268)は係合溝(1244)に隣接して、第2突起部の外向面(1267)に形成される。係合部の凸部(1275)が凹部(1268)に係合され、ガイド突起(1260)が補強されることができる。また、凸部(1275)が凹部(1268)に係合されるので、補強カバー(1270)が第2フード部(1240)から分離されることが防止され得る。
リールシートの側面図において、凹部(1268)は略四角形の形状を有し、中心軸(CA)の内側半径方向に一定の深さを有する。凹部(1268)の垂直方向(VD)での寸法は、補強カバーの係合部(1272)の厚み(または、凸部(1275)の厚み)と略同一の寸法であり得る。2つの凹部(1268)が第2突起部(1265)の外向面(1267)に形成され得、凸部(1275)は凹部(1268)に対応するように形成され得る。他の例において、1つの凹部(1268)が第2突起部(1265)の外向面(1267)に形成され得、凸部(1275)は凹部(1268)に対応するように形成され得る。
リールシートの側面図において、凸部(1275)は凹部(1268)の四角形に相補的な四角形形状を有する。凸部(1275)は、凸部の内側半径方向における表面と凹部の外側半径方向における表面との間に隙間が形成されるように凹部(1268)に係合されることができる。従って、補強カバー(1270)は、係合部(1272)が外側半径方向(OD)に押されることなく、第2フード部(1240)の外面に密着する湾曲した形状を維持することができる。
凸部(1275)が凹部(1268)に結合される位置がガイド溝の内向表面(1135)の上に存在するので、第2突起部(1265)が補強されることができる。凹部(1268)が係合溝(1244)に形成され、外側半径方向に開放する。即ち、凹部(1268)は、第1突起部(1263)から第2突起部(1265)にガイド突起が切り替わる位置、即ち、第2突起部(1265)の基端に位置する。補強カバーの凸部(1275)は係合部(1272)から連続して中心軸(CA)に向かって突出し、凹部(1268)に係合される。従って、第1突起部から第2突起部に切り替わるガイド突起(1260)の位置で、補強カバーの剛性によって、第1突起部(1263)と第2突起部(1265)が外側半径方向に押されることが抑制されてガイド突起(1260)の変形が抑制される。従って、第2フード部(1240)に拡張力(LF)が作用する時、ガイド突起(1260)が補強カバー(1270)の剛性によって外側半径方向に押されることが抑制されるように、ガイド突起(1260)が補強される。また、第2突起部(1265)の外向面(1267)が内向表面(1135)により支持され得る。
図57は本開示の一実施例によるリールシートを含む釣竿の一部を示す側面図である。図58は図57に示すリールシートの側面図である。図59は図58の59-59線に沿って取った断面図である。図57~図59を参照する。
図57に示す釣竿(2000)において、リール(2300)はスピニングリール(spinning reel)である。スピニングリールでは、釣り糸が巻かれるスプールの回転軸が中心軸(CA)に沿って配置されることができる。スピニングリールの第1及び第2脚(2310,2320)がリールシート(1000)の下側に固定され、スピニングリールがリールシート(1000)に取り付けられる。これにより、第1及び第2脚(2310,2320)が安着する安着部(1121)はシートボディ(1100)の下側に位置し、グリップボディ(1111)の下面の一部を形成する。
前述した実施例によるリールシートの構造及び構成が中心軸(CA)を基準に反転し、この実施例によるリールシート(1000)の構造及び構成になることができる。即ち、前述した実施例によるリールシートの円筒ボディ、グリップボディ及び可動フードが中心軸(CA)を基準に反転し、この実施例によるリールシートの円筒ボディ、グリップボディ及び可動フードを構成することができる。よって、この実施例によるリールシート(1000)の可動フード(1200)の構造及び構成は、前述した実施例による可動フードの構造及び構成を参照して把握され得る。
リールシート(1000)は、竿体(2110,2120)に結合可能なシートボディ(1100)を含み、シートボディ(1100)は前述したボアを有する。シートボディ(1100)は、釣り人が指でグリップできるグリップボディ(1111)とグリップボディ(1111)から前方に延長する前述した円筒ボディを有する。また、リールシート(1000)はシートボディ(1100)(具体的には、円筒ボディ)に前記ボアの中心軸(CA)に沿って移動可能に結合される可動フード(1200)を含む。
シートボディのグリップボディ(1111)は人差し指(F1)、中指(F2)、薬指(F3)、および小指(F4)によってグリップできる。シートボディのグリップボディ(1111)はシートボディの下面の一部を形成する前述した安着部(1121)を含む。シートボディのグリップボディ(1111)は前述した突出部(1140)を含む。突出部(1140)は、中心軸(CA)を基準に安着部(1121)の反対側に、即ち、安着部(1121)の上に位置する。突出部(1140)は周方向(CD)に形成され、外側半径方向(OD)に突出する。
シートボディのグリップボディ(1111)は、突出部(1140)に隣接して中心軸(CA)に対して凹に湾曲した曲面部(1191)を含む。曲面部(1191)は前述した実施例における第1曲面部に対応し得る。この実施例において、曲面部(1191)は親指(F5)に接触可能である。釣り人がリールシート(1000)をグリップする時、曲面部(1191)は親指(F5)に対するグリップ感を向上でき、キャスティング動作を容易にすることができる。
シートボディのグリップボディ(1111)は曲面部(1191)から後方に延長し、中心軸(CA)に対して凸に湾曲した上面部(1192)を含む。上面部(1192)は前述した膨出部に対応し得る。上面部(1192)は手の平に接触可能である。他の例として、上面部(1192)は中心軸(CA)に対して凹に湾曲した形状を取ることもできる。または、コルク、EVA(ethylene-vinyl acetate copolymer)、エラストマーまたはゴムのような軟性材料からなる部品が上面部(1192)に嵌合されてもよい。
シートボディのグリップボディ(1111)は、中心軸に沿って可動フード(1200)に対向するように安着部に位置して第1脚(2310)を固定する第1フード部(1122)を含む。シートボディの円筒ボディは、安着部(1121)及び突出部(1140)から中心軸(CA)に沿って延長するシートボディの円筒端部を形成する。シートボディの円筒ボディは、その外周に形成される前述した雄ネジと、雄ネジを通過して延長する前述した一対のガイド溝を含む。前記一対のガイド溝は、シートボディの円筒ボディの前端(円筒端部の一端)から突出部(1140)に延長する。
可動フード(1200)は、シートボディの前記雄ネジに周方向(CD)に回転可能にネジ結合されるナット(1211)と、ナット(1211)により中心軸(CA)に沿って移動可能な可動ボディ(1212)とを含む。
可動ボディ(1212)は、環状部(1230)と、第2フード部(1240)と、収容部(1250)と、ガイド突起(1260)と、補強カバー(1270)とを含む。ナット(1211)が環状部(1230)に相対回転可能に結合される。第2フード部(1240)は第2脚(2320)を安着部(1121)に押圧して固定する。第2フード部(1240)は環状部(1230)から第1フード部(1122)に向かって延長する。また、第2フード部(1240)は突出部(1140)に中心軸(CA)に沿って交差して垂直方向(VD)で突出部の反対側(突出部の下)に位置する。収容部(1250)は環状部(1230)と第2フード部(1240)との間の空間として形成され、突出部(1140)を収容する。ガイド突起(1260)は、周方向(CD)での第2フード部の各側端エッジに形成され、前記ガイド溝にスライド可能に挿入される。
可動ボディの補強カバー(1270)は第2フード部(1240)の外面を覆って、第2フード部の側端エッジ(1241)に係合される。補強カバー(1270)は第2フード部とガイド突起を補強して第2フード部とガイド突起の変形を防止する。この実施例において、補強カバー(1270)は人差し指(F1)に接触可能である。補強カバーの係合部(1272)の周方向(CD)での表面は収容部(1250)の前記第1エッジを形成する。
各ガイド突起(1260)は、側端エッジ(1241)から中心軸(CA)に向かって延長する第1突起部(1263)と、第1突起部(1263)から周方向(CD)に中心軸(CA)を越えて上方に延長する第2突起部(1265)とを含む。各ガイド突起(1260)の凹部(1268)は、第1突起部(1263)の周方向表面(第1突起部の下面)(1264)に隣接して第2突起部(1265)の外向面(1267)に形成される。
ガイド溝(1132)の第1周方向表面(1133)は垂直方向(VD)で中心軸(CA)から離隔されており、第2突起部(1265)の周方向表面(1266)(第2突起部の上面)に周方向(CD)で接触可能である。ガイド溝(1132)の内向表面(1135)は突出部(1140)の内側に位置する。内向表面(1135)は第1周方向表面(1133)から周方向(CD)に上方へ延長し、第2突起部の外向面(1267)に外側半径方向(OD)で接触可能である。
補強カバーの係合部(1272)は第2突起部(1265)の外向面(1267)までの係合溝(1244)を覆う。補強カバーの凸部(1275)は係合部(1272)から連続して中心軸(CA)に向かって突出し、第2突起部(1265)に形成された凹部(1268)に係合されてガイド突起(1260)を補強する。
第2フード部(1240)が突出部(1140)に交差して移動しながら、第2フード部(1240)はリールの第2脚(2320)を安着部(1211)に押圧する。前記押圧に抵抗する反力(VF)(図59参照)が第2フード部(1240)を押し下げるように作用する。反力(VF)により第1突起部(1263)の周方向表面(第1突起部の下面)(1264)がガイド溝(1132)の第2周方向表面(1134)に接触し、第2フード部(1240)とガイド突起(1260)が変形され得る。しかし、補強カバーのカバー部(1271)が第2フード部(1240)の変形を防止でき、補強カバーの係合部(1272)がガイド突起(1260)の変形を防止することができる。
第2突起部(1265)は中心軸(CA)を越えて上方に延長し、第2突起部の外向面(1267)はガイド溝の内向表面(1135)に外側半径方向(OD)(または幅方向(WD))で支持され得る。従って、ガイド突起(1260)は第2突起部(1265)により、第2フード部(1240)を拡張させる拡張力(LF)に効果的に抵抗することができる。また、係合部(1272)の内向端面(1274)が第2突起部の外向面(1267)に対向するので、補強カバーは第2突起部(1265)の外側半径方向(または幅方向)の押されを抑制することができ、ガイド突起(1260)を補強することができる。
凸部(1275)が凹部(1268)に結合される位置がガイド溝の内向表面(1135)の下に存在するので、第2突起部(1265)が補強されることができる。第1突起部から第2突起部に切り替わるガイド突起(1260)の位置において、補強カバーの剛性により第1突起部(1263)と第2突起部(1265)が外側半径方向に押されることが抑制され、ガイド突起(1260)の変形が抑制される。よって、第2フード部(1240)に拡張力(LF)が作用する時、ガイド突起(1260)が補強カバー(1270)の剛性によって半径外側方向に押されることが抑制されるように、ガイド突起(1260)が補強される。
図59に示すガイド溝、ガイド突起及び補強カバーの構成は、この実施例によるリールシートに採用される1つの例であり得る。図46に示す実施例によるガイド溝、ガイド突起及び補強カバーの構成と図51に示す実施例によるガイド溝、ガイド突起及び補強カバーの構成がこの実施例によるリールシートに採用されることができる。
図60は本開示の一実施例によるリールシートを含む釣竿の一部を示す側面図である。図61は図60の61-61線に沿って取った断面図である。図60と図61を参照する。
図60に示す釣竿(2000)において、リールシート(1000)は図57に示すスピニングリールのようなリール(2300)を釣竿の竿体(2110,2120)に結合させる。この実施例によるリールシートは、図57~図60を参照して説明したリールシートの構造及び構成が前後に反転している構造及び構成を有する。従って、この実施例によるリールシート(1000)の可動フード(1200)の構造及び構成は、前述した実施例による可動フードの構造及び構成を参照して把握され得る。
リール(2300)の第1脚(2310)は前方方向に延長し、リールシート(1000)の前方部分に位置した第1フード部(1122)により固定される。リールの第2脚(2320)は後方方向に延長し、リールシート(1000)の後方部分に位置する可動フード(1200)の第2フード部(1240)により固定される。
シートボディの安着部(1121)はシートボディの下面に位置する。突出部(1140)はシートボディの後方部分に位置し、可動フード(1200)はリールシートの後方部分に位置する。第2脚(2320)を固定するために、可動フード(1200)は第1フード部(1122)に向かってナット(1211)により前方方向に移動する。曲面部(1191)は突出部(1140)に隣接し、中心軸(CA)に対して凹に湾曲している。曲面部(1191)は手の平に接触可能である。第1フード部(1122)が形成されたグリップボディの下面が人差し指(F1)に接触可能であり、第1フード部(1122)の反対側に位置するグリップボディの上面が親指(F5)に接触可能である。補強カバー(1270)は小指(F4)に接触可能である。
第2フード部(1240)が突出部(1140)に交差して移動する時、反力(VF)(図61参照)が第2フード部(1240)を押し下げるように作用する。補強カバーのカバー部(1271)が第2フード部(1240)の変形を防止でき、補強カバーの係合部(1272)がガイド突起(1260)の変形を防止することができる。また、ガイド突起(1260)は第2突起部(1265)により、第2フード部(1240)を拡張させる拡張力(LF)に効果的に抵抗することができる。また、係合部(1272)の内向端面(1274)が第2突起部(1265)の外側半径方向(または幅方向)の押されを抑制することができ、ガイド突起(1260)を補強することができる。凸部(1275)が凹部(1268)に結合される位置がガイド溝の内向表面(1135)の上に存在するので、第2突起部(1265)が補強されることができる。補強カバーの剛性によって、第1突起部(1263)と第2突起部(1265)が外側半径方向に押されることが抑制されてガイド突起(1260)の変形が抑制される。従って、第2フード部(1240)に拡張力(LF)が作用する時、ガイド突起(1260)が補強カバー(1270)の剛性によって外側半径方向に押されることが抑制されるように、ガイド突起(1260)が補強される。
図61に示すガイド溝、ガイド突起及び補強カバーの構成は、この実施例によるリールシートに採用される1つの例であり得る。図46に示す実施例によるガイド溝、ガイド突起及び補強カバーの構成と図51に示す実施例によるガイド溝、ガイド突起及び補強カバーの構成がこの実施例によるリールシートに採用されることができる。
前述した実施例のリールシートにおいて、シートボディは安着部(1121)、第1フード部(1122)、突出部(1140)、雄ネジ(1131)及びガイド溝(1132)を有する。ガイド溝(1132)はシートボディの前端または後端から雄ネジ(1131)を通過して突出部(1140)に延長し、突出部(1140)の領域内にその終端を有する。また、ガイド溝(1132)は第1周方向表面(1133)と内向表面(1135)を有するように形成される。このように構成されるシートボディは、安着部(1121)、第1フード部(1122)、突出部(1140)、雄ネジ(1131)及びガイド溝(1132)を有するように一体に形成され、熱可塑性樹脂から成形され得る。一例として、シートボディはガラス繊維強化熱可塑性樹脂から一体に成形され得る。もう一つの例として、シートボディは、低い密度と高い引張強度を有する炭素繊維強化熱可塑性樹脂から一体に成形されることができる。シートボディの成形に関連し、一実施例によるリールシートのシートボディを成形できる金型装置の一部を示す図62を参照する。
成形金型(3100)の成形空洞(3111)はシートボディの外面の形状に対応するように形成されている。シートボディのボアの形状に対応するコア(3200)が成形空洞(3111)内に配置される。コア(3200)は略円筒状に形成されて高い剛性を有する。コア(3200)はスライド可能に結合される第1部分(3210)と第2部分(3220)を有する。第1及び第2周方向表面と内向表面を有するガイド溝はインサート(3300)により形成され得、インサート(3300)はコアの第1部分(3210)にボルトまたはピンで固定される。従って、薄肉で変形しやすいインサート(3300)が、コアの第1部分(3210)のスライド力によって、変形することなくスライドできる。
前述した通り、補強カバーが第2フード部とガイド突起を補強して、第2フード部及びガイド突起の変形を抑制する。従って、一実施例によるリールシートの可動ボディは向上した強度を有する。可動ボディの向上した強度を評価するために、実施例による可動ボディを有する可動フードと比較例による可動フードに対する強度測定試験が荷重試験機を用いて行われた。前記強度測定試験では、第2フード部を拡張させる拡張力(例えば、図51、図56及び図59に示す拡張力(LF))が第2フード部に作用するのと同様に、荷重試験機によって可動フードに加圧力が印加された。前記強度測定試験の結果を示す図63を参照する。
図63に示す実線は、第2フード部と収容部を有し、補強カバーが第2フード部に結合される一実施例による可動フードに対する強度測定試験の結果に対応する。図63に示す一点鎖線は、第2フード部と収容部を有するが、補強カバーを有しない、一実施例による可動フードに対する強度測定試験の結果に対応する。図63に示す二点鎖線は、第2フード部と収容部を有せずに円筒状に形成される、比較例による可動フードに対する強度測定試験の結果に対応する。第2フード部と収容部を有して補強カバーが第2フード部に結合される一実施例による可動フードは、最も高い668Nの試験力を示した。第2フード部と収容部を有するが、補強カバーを有しない一実施例による可動フードは、502Nの試験力を示した。円筒状に形成される比較例による可動フードは、最も低い420Nの試験力を示した。
以上、一部の実施例と添付の図面に示す例により、本開示の技術的思想が説明されたものの、本開示が属する技術分野で通常の知識を有する者が理解し得る本開示の技術的思想及び範囲を逸脱しない範囲で、多様な置換、変形及び変更がなされ得るという点を知るべきである。また、そのような置換、変形及び変更は、添付の請求の範囲内に属するものと考えられるべきである。