JP7522574B2 - 建設機械の床マット - Google Patents

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Description

本発明は、建設機械の床マットに関する。
従来から、油圧ショベル等の建設機械の運転室の床面に敷設される床マットが知られている。その1つとして、例えば、従来では、複数に分割された分割部分からなり、この分割部分同士を接合した床マットが知られている。
特開平11-20531号公報
上述した従来の床マットは、分割部分同士がずれて隙間が生じると、この隙間に粉塵等が侵入し、建設機械の清掃性が悪化する。そこで、隙間が生じないように分割部分同士を重ねると、分割部分同士の着脱性が悪化し、清掃作業の際の負荷が増大する。
そこで、上記事情に鑑み、清掃性及び着脱性を向上させることを目的とする。
本発明の実施形態に係る建設機械の床マットは、建設機械の運転室の床面の少なくとも一部を覆う第一のマットと第二のマットとを有する建設機械の床マットにおいて、前記第一のマットの後端部であって、前記第二のマットの前端部と接触する第一の接触面と、前記第二のマットの前端部であって、前記第一の接触面と接触する第二の接触面と、を有し、前記第一の接触面と接触する第二の接触面とは互いに重なり、前記第一の接触面、又は、前記第二の接触面の少なくとも一方に凹部が形成されており、前記凹部は、前記第一のマットの後端部と前記第二のマットの前端部とが重なったときの前記第一の接触面と前記第二の接触面との間に間隙を形成する
清掃性及び着脱性を向上させることができる。
建設機械の一例を示す図である。 床マットが敷設される運転室の床面および床面に設けられる部材の斜視図である。 床マットの斜視図である。 床マットの上面図である。 第一のマットについて説明する図である。 第二のマットについて説明する図である。 重なり部について説明する図である。 凹部が第二のマットに形成された例を示す図である。 重なり部の他の例を示す図である。
以下に図面を参照して、実施形態について説明する。
最初に、図1を参照し、本実施形態の建設機械について説明する。尚、本実施形態では、ショベルを建設機械の一例として説明する。図1は、建設機械の一例を示す図である。
図1では、ショベルを建設機械の一例として示す。また、図1は、ショベル100の側面図である。
本実施形態のショベル100は、下部走行体1、旋回機構2、上部旋回体3を備えている。下部走行体1は、旋回機構2を介して上部旋回体3が搭載されている。上部旋回体3にはブーム4が取り付けられている。ブーム4の先端にはアーム5が取り付けられ、アーム5の先端にはバケット6が取り付けられている。
ブーム4、アーム5、及び、バケット6は、アタッチメントの一例である掘削アタッチメントを構成している。ブーム4、アーム5、バケット6は、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、バケットシリンダ9によりそれぞれ油圧駆動される。上部旋回体3にはエンジン11等の動力源が搭載されている。上部旋回体3の左側(-Y側)の前端(+X側端)には運転室(キャビン)10が設置されている。また、運転室10の側面には、運転室10の側面を開閉するドア16がもうけられている。
次に、図2を参照して、ショベル100の運転室10について説明する。図2は、本実施形態における床マットが敷設される運転室の床面および床面に設けられる部材の斜視図である。
図面において、矢印X1方向は前方向、矢印X2方向は後方向、矢印Y1方向は左方向、矢印Y2方向は右方向、矢印Z1方向は上方向、矢印Z2方向は下方向を表す。各方向は、運転室の運転席に着座する運転者から見た方向である。
ショベル100の運転室10の床面11には、運転者が着座する運転席S、運転者による運転操作を受け付ける操作装置12、補強部材17が設けられている。操作装置12は、左右一対の操作レバー13L、13R、および左右一対の操作ペダル14L、14R等で構成される。操作レバー13L、13R、操作ペダル14L、14Rは、例えば、床面11に設けられた土台14D上に設けられる。
また、運転室10の床面11には、運転者が休息するために足を置く、左右一対のフットレスト15L、15Rが設けられている。フットレスト15L、15Rは、例えば、床面11に設けられた土台15DL、15DR上に設けられる。左右一対のフットレスト15L、15Rの間に、操作装置12が配設される。フットレスト15L、15Rの代わりに、操作ペダル14L、14Rとは別の操作ペダルが設けられても良い。
次に、図3と図4を参照して、本実施形態の床マットについて説明する。図3は、床マットの斜視図である。図4は、床マットの上面図である。
本実施形態の床マット20は、運転室10の床面11に敷設されるものであって、運転室10の床面11の少なくとも一部を覆う第一のマット70と、第二のマット40とを有している。床マット20は、ゴムや樹脂等で構成される。
はじめに、第一のマット70について説明する。
本実施形態の第一のマット70は、前側シート状部71と、シート状部72と、を有する。前側シート状部71とシート状部72とは、連続して形成される。また、前側シート状部71とシート状部72とは、段差73を有するように形成されており、前側シート状部71は、段差73の段差分だけ、シート状部72よりも高くなる。
また、第一のマット70には、堤部74が立設されている。堤部74は、ドア16(図1参照)側と反対側の側縁(本実施形態では、右側縁)に沿って、後述する第二のマット40の堤部44と当設するように立設されている。堤部74は、床マット20が床面11に敷設された状態で水洗いされる場合に、水を堰き止める役割を果たす。
さらに、第一のマット70において、前側シート状部71は、操作装置12(図2参照)を貫通させるための貫通孔51、左フットレスト15L(図2参照)を貫通させるための貫通孔52、および、右フットレスト15R(図2参照)を貫通させるための貫通孔53を有している。よって、操作装置12等の部材の近傍において、床面11を第一のマット70で覆うことができる。
貫通孔51~53は、左右方向に並んでいる。操作装置12用の貫通孔51は中央に配置され、左フットレスト15L用の貫通孔52は左側に配置され、右フットレスト15R用の貫通孔53は右側に配置される。
貫通孔51~53は、第一のマット70のうち、前側シート状部71に設けられている。前側シート状部71は、床マット20の施設時に、シート状部72よりも、床面11から遠い位置に配置されるので、シート状部72の表面(上面)72aや第二のマット40の表面(上面)40aに持ち込まれた泥やゴミ等が、段差73の段差面73aで止まりやすく、貫通孔51~53へ入り込みにくい。
第一のマット70は、図3及び図4に示すように、中央の貫通孔51と、第一のマット70の前方向(図3の矢印X1方向)の前縁(前側シート状部71の前縁)71cとの間において、第一のマット70を厚さ方向に貫通するスリット61を有している。スリット61は、前後方向に延びて、中央の貫通孔51と、第一のマット70の前縁71cとを連通する。
スリット61は、中央の貫通孔51が前方に開放されるように、第一のマット70の一部が上方に折れ曲がるのを可能とする。よって、中央の貫通孔51への操作装置12の取り付け、取り外しが容易となる。
また、第一のマット70は、図3及び図4に示すように、中央の貫通孔51と、左側の貫通孔52との間において、前側シート状部71を厚さ方向に貫通するスリット62を有している。スリット62は、左右方向に延びて、中央の貫通孔51と、左側の貫通孔52とを連通する。
スリット62は、スリット61と協働して、左側の貫通孔52が前方に開放されるように、第一のマット70の一部が折れ曲がるのを可能とする。よって、左側の貫通孔52への左フットレスト15Lの取り付け、取り外しが容易となる。
さらに、第一のマット70は、中央の貫通孔51と、右側の貫通孔53との間において、第一のマット70を厚さ方向に貫通するスリット63を有している。スリット63は、左右方向に延びて、中央の貫通孔51と、右側の貫通孔53とを連通する。
スリット63は、スリット61と協働して、右側の貫通孔53が前方に開放されるように、第一のマット70の一部が上方に折れ曲がるのを可能とする。よって、右側の貫通孔53への右フットレスト15Rの取り付け、取り外しが容易となる。
第二のマット40の一部は、運転室10の側面を開閉するドア16の下面と、補強部材17との間に形成される隙間を通り、補強部材17に沿って下方に湾曲している。第一のマット40上に持ち込まれた砂や泥は、ドア16を開くことで、運転室10の内部から外部に排出可能である。
第二のマット40の表面(上面)40aには、図3及び図4に示すように、堤部44が立設されている。堤部44は、第二のマット40の左右両側縁のうち、ドア16側と反対側の側縁(本実施形態では、右側縁)に沿って、床マット20を床面11に敷設したときに、第一のマット70の堤部74と当接する位置まで連続的に延びている。また、堤部44は、第二のマット40の後縁に沿って連続的に延びている。堤部44は、床マット20が床面11に敷設された状態で水洗いされる場合に、水を堰き止める役割を果たす。
また、本実施形態の床マット20は、第一のマット70の一部が第二のマット40の一部と重ねられる重なり部80を含む。言い換えれば、床マット20は、第一のマット70の一部と第二のマット40の一部とを含む重なり部80を有する。
重なり部80に含まれる第一のマット70の一部とは、第一のマット70の後方向の端部(後端部)であり、第二のマット40の一部とは、第二のマット40の前方向の端部(前端部)である。尚、後方向とは、図3に示す矢印X2方向であり、前方向とは、図3に示す矢印X1方向である。
本実施形態の床マット20は、重なり部80において、第一のマット70の一部の下面が、第二のマット40の一部の上面と接触するように、第一のマット70と第二のマット40とを重ねた状態で、床面11に敷設される。
ここで、本実施形態では重なり部80に含まれる第一のマット70の一部の下面(第一の接触面)と、重なり部80に含まれる第二のマット40の一部の上面(第二の接触面)との何れか一方に、凹部を形成する。
本実施形態では、このように、凹部を形成することで、第一の接触面と第二の接触面において、互いが接する領域の面積を小さくする。言い換えれば、本実施形態では、重なり部80における第一のマット70と第二のマット40との接触面積を小さくする。
これにより、本実施形態では、重なり部80における第一のマット70の下面と第二のマット40の上面との間に生じる摩擦力が低減するため、床マット20における第一のマット70と第二のマット40との着脱性を向上させることができる。
このため、本実施形態によれば、床面11に床マット20が敷設された状態から、簡単に第一のマット70と第二のマット40とを分離させて運転室10から取り出すことができ、清掃作業の際の負荷を軽減できる。
また、本実施形態では、第一のマット70の一部と第二のマット40の一部とが、重なり部80において互いに重なっているため、第一のマット70や第二のマット40の間に隙間が生じにくく、床マット20の下へ粉塵等が入り込むことを抑制できる。このため、本実施形態では、ショベル100の清掃性を向上させることができる。
以上のように、本実施形態によれば、床マット20の着脱性と、ショベル100の清掃性とを共に向上させることができる。
次に、図5を参照して、第一のマット70について、さらに説明する。図5は、第一のマットについて説明する図である。図5(A)は、第一のマット70の上面図と下面図を示し、図5(B)は、第一のマット70のA-A断面図の一部を示す。
第一のマット70において、第一の接触面は、重なり部80に含まれる第一のマット70の後端部75の下面80bである。言い換えれば、第一のマット70の後端部75は、前側シート状部71の後端部71eと、シート状部72の後端部72eとから形成される。
また、第一の接触面は、前側シート状部71の後端部71eの下面と、シート状部72の後端部72eの下面と、を含む面である。
第一のマット70において、重なり部80の幅Wは、土台14D(図2参照)の前後方向の長さと貫通孔51の前後方向の長さとの関係と、土台15DR、15LR(図2参照)の前後方向の長さと貫通孔52、53の前後方向の長さとの関係と、に基づき決められる。つまり、重なり部80の幅Wは、部品の公差に基づき決められる。重なり部80の幅Wとは、第一の接触面の前後方向(図3の矢印X1-X2方向)の長さである。
貫通孔51の前後方向の長さL1は、土台14Dの前後方向の長さよりも長い。また、貫通孔52の前後方向の長さL3は、土台15DLの前後方向の長さよりも長い。
そこで、本実施形態の重なり部80の幅Wは、貫通孔51の前後方向の長さL1と土台14Dの前後方向の長さの差分と、貫通孔52、53の辺L3の長さと土台15DLの前後方向の長さの差分のうち、大きい差分よりも広い幅とする。
第一のマット70の位置がずれた場合のずれ幅は、貫通孔51~53の内周が操作装置12の土台に当接した状態で最大となり、それ以上第一のマット70はずれることはない。
したがって、本実施形態の重なり部80の幅Wは、第一のマット70のずれ幅の最大値よりも大きい値であれば良い。言い換えれば、本実施形態の重なり部80の幅Wは、部品の公差に応じて第一のマット70の位置がずれた場合でも、第一のマット70と第二のマット40との間に隙間が生じないような幅であれば良い。
本実施形態では、上述したように重なり部80の幅Wを決定することで、第一のマット70の位置が前後方向にずれた場合でも、第一のマット70と第二のマット40との間に隙間が生じることを防止できる。
また、本実施形態の第一のマット70には、貫通孔52、53のそれぞれの隣に、開口部64、65が形成されており、図5(B)の状態では、開口部64、65のそれぞれは、部材64a、65aによって塞がれている。また、開口部64と貫通孔52の間には、スリット62を水平方向に延長させたスリット66が形成されており、開口部65と貫通孔53の間には、スリット63を水平方向に延長させたスリット67が形成されている。
本実施形態では、例えば、操作装置12において、フットレスト15L、15Rのそれぞれの隣に、予備ペダルが装着された場合に、部材64a、65aを取り除くことで、開口部64、65のそれぞれが、予備ペダルに対応した貫通孔となる。したがって、本実施形態によれば、フットレスト15L、15Rと予備ペダルとを同時に装着することができる。
また、本実施形態の第一のマット70では、図5(C)に示すように第一の接触面である第一のマット70の後端部75の下面80bに、凹部82が形成されている。本実施形態では、凹部82は、第一のマット70の後端部の長手方向に亘り、連続的に形成された複数のV字形状の溝により実現される。第一のマット70の後端部75の長手方向とは、第一のマット70の左端71Lの近傍から、第一のマット70の右端70Rの近傍へ向かう方向である。
また、第一のマット70の裏面(下面)70bには、図5(C)に示すように、下面80bに沿って凸部81が形成されている。つまり、凸部81は、第一のマット70の裏面70bにおいて、重なり部80の下面80bに形成される凸部であって、第一のマット70の後端部75の長手方向に、連続的に形成されている。
この凸部81では、下面80bに、第二の接触面である第二のマット40の前端部の上面が接触した際に、第二のマット40の前端部の端面と壁面81aとが対向した状態となる。本実施形態では、凸部81を設けることで、第二のマット40の位置が前方向にずれたときに、第二のマット40の前端部の端面を壁面81aに当接させて、第二のマット40のずれを防止する。
次に、図6を参照して、第二のマット40について説明する。図6は、第二のマットについて説明する図である。図6(A)は、第二のマット40の上面図を示し。図6(B)は、第二のマット40の下面図を示す。
第二のマット40において、重なり部80に含まれる第二のマット40の一部は、第二のマット40の前端部41である。第二のマット40では、前端部41の上面41aが、第二の接触面となる。
また、本実施形態の第二のマット40では、前端部41の上面41aに、凹部82と噛み合うような溝が形成されていても良い。
第二のマット40の裏面(下面)40bには、図6に示すように、前壁45、リブ壁46、左壁47、右壁48、および後壁49が突設されている。前壁45、リブ壁46、左壁47、右壁48、および後壁49は、それぞれ、第二のマット40と一体に成形されている。
前壁45とリブ壁46は、連続的に形成されても良いし、不連続に形成されてもよい。リブ壁46は、前壁45、左壁47、右壁48、および後壁49で4方を囲まれている。
次に、図7を参照して、重なり部80についてさらに説明する。図7は、重なり部について説明する図である。
図7に示すように、重なり部80は、第一のマット70の後端部75と、第二のマット40の前端部41とを含む。また、重なり部80において、第一のマット70の後端部の下面80b(第一の接触面)と、第二のマット40の前端部41の上面41a(第二の接触面)とが接するように、第一のマット70と第二のマット40とが配置される。
このとき、前端部41の端面41bは、凸部81の壁面81aと対向する位置なる。したがって、本実施形態では、第二のマット40が前方向にずれた場合には、前端部41の端面41bが凸部81の壁面81aに当接し、それ以上第二のマット40の位置がずれることがない。
また、図7の例では、第一のマット70の後端部75の下面80bに形成される凹部82を、複数のV字形状の溝としている。下面80b(第一の接触面)と上面41a(第二の接触面)との接触面積を減らす目的で形成される凹部82は、上面41a(第二の接触面)に形成されても良い。
図8は、凹部が第二のマットに形成された例を示す図である。図8の例では、重なり部80において、第二のマット40の前端部41の上面41aに凹部82aが形成されている。この場合、第一のマット70の後端部75の下面80bには、凹部は形成されない。
本実施形態では、このように、第二の接触面に凹部を形成することで、第一の接触面と第二の接触面との接触面積を減らしても良い。
また、図7と図8の例では、凹部は複数のV字形状の溝により実現されるものとしたが、凹部の形状はこれに限定されない。
図9は、重なり部の他の例を示す図である。図9(A)では、凹部の形状を、矩形状の溝とした。図9(A)の例では、第一のマット70の後端部75の下面80bに凹部82bを矩形状の溝として形成した。
また、図9(B)では、第一のマット70の後端部75の下面80bに凹部82cを複数の矩形状の溝として形成した。
尚、本実施形態では、凹部を溝としているが、これに限定されない。本実施形態では、例えば、後端部75の下面80b又は前端部41の上面41aの何れか一方に、複数の四角柱、円柱等の柱状の凹部や、複数の四角錘や円錐等の凹部を形成しても良い。
さらに、本実施形態では、例えば、重なり部80において、後端部75が、複数の柱状の部材(凸部)によって支えられた状態となるように、後端部75の下面80bを形成しても良い。この場合、前端部41の上面41a(第二の接触面)と接触する後端部75の下面80b(第一の接触面)は、後端部75を支える柱状の凸部の下面となる。また、この場合の後端部75に形成される凹部82とは、柱状の凸部によって後端部75が支えられていない空間を示す。言い換えれば、凹部82は、後端部75を支える複数の部材の間隙である。
尚、この凸部は、後端部75を支えるための部材であるため、第二のマット40の前端部41に形成されていても良い。
また、本実施形態では、後端部75の下面80b又は前端部41の上面41aの何れか一方に凹部を形成するものとしたが、後端部75の下面80b又は前端部41の上面41aの両方に凹部を形成しても良い。この場合には、重なり部80において、第一のマット70の後端部75が沈み込まないように、後端部75の下面80bと、前端部41の上面41aとに凹部を形成すれば良い。また、第一のマット70の接触面と第二のマット40の接触面の重ね方を変更し、第一のマット70の接触面の上に第二のマット40の接触面を重ねるようにしてもよい。この場合、第一のマット70の後端部75の上面又は第二のマット40の前端部41の下面の何れか一方に凹部を形成できる。
尚、本実施形態では、ショベル100を建設機械の一例としたが、本実施形態は、床マット20を敷設する建設機械であれば、どのような建設機械であっても適用できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなしに上述した実施形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
10 運転室
11 床面
12 操作装置
20 床マット
40 第二のマット
41 前端部
41a 上面(第二の接触面)
70 第一のマット
71 前側シート状部
72 シート状部
75 後端部
80 重なり部
80b 下面(第一の接触面)
81 凸部
82 凹部
100 ショベル

Claims (4)

  1. 建設機械の運転室の床面の少なくとも一部を覆う第一のマットと第二のマットとを有する建設機械の床マットにおいて、
    前記第一のマットの後端部であって、前記第二のマットの前端部と接触する第一の接触面と、
    前記第二のマットの前端部であって、前記第一の接触面と接触する第二の接触面と、を有し、
    前記第一の接触面と接触する第二の接触面とは互いに重なり、
    前記第一の接触面、又は、前記第二の接触面の少なくとも一方に凹部が形成されており、前記凹部は、前記第一のマットの後端部と前記第二のマットの前端部とが重なったときの前記第一の接触面と前記第二の接触面との間に間隙を形成する、建設機械の床マット。
  2. 前記第一のマットの下面において、
    前記第一の接触面と、前記第二の接触面とを接触させた状態において、前記第二のマットの前端部の端面と対向する位置に凸部が形成されている、請求項1記載の建設機械の床マット。
  3. 前記第一のマットは、前記建設機械の操作装置を貫通させるための貫通孔が形成されてりおり、
    前記第一の接触面と前記第二の接触面とが互いに重ねられた重なり部の幅は、
    前記貫通孔の前記第一の接触面の短手方向の長さと、前記操作装置が設けられる土台の前記第一の接触面の短手方向の長さとの差分よりも広い幅とする、請求項1又は2記載の建設機械の床マット。
  4. 前記第一のマットには、予備操作装置を貫通させるための開口部が形成されており、
    前記開口部は、取り外しが可能な部材で塞がれている、請求項3記載の建設機械の床マット。
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