JP4567241B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば油圧ショベル等の建設機械に関し、特に、運転席の前側に操作ペダル装置が配設された建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、油圧ショベル等の建設機械は、下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体と、該上部旋回体の前側に設けられた作業装置とによって大略構成されている。また、前記上部旋回体は、旋回フレームと、該旋回フレームの前部左側に設けられたキャブと、旋回フレーム上に機械室を画成した建屋カバーと、旋回フレームの後端部に取付けられたカウンタウエイトとによって大略構成されている。
【0003】
さらに、キャブには、旋回フレームに設けられた床板上に位置して運転席が設けられ、該運転席の前側には、下部走行体を走行させるための走行用ペダル等が床板上に揺動可能に設けられている。また、運転席の前側または側方には、作業装置を操作するための操作レバー等が設けられている。
【0004】
一方、油圧ショベルには、側溝を掘削するのに適した作業装置を備えたものがあり、この側溝堀り仕様の油圧ショベルは、例えば特開平11−336129号公報等によって知られている。
【0005】
そして、側溝掘り仕様の油圧ショベルに設けられる作業装置は、ブームが、旋回フレームに俯仰動可能に取付けられたロアブームと、該ロアブームの先端側に左,右方向に揺動可能に取付けられたアッパブームとの2部材からなり、ロアブームとアッパブームとの間には、該アッパブームを揺動するオフセットシリンダが設けられている。
【0006】
また、この油圧ショベルでは、運転席の左,右両側に位置して作業装置を操作するための左,右の操作レバーが設けられている。また、運転席の前側には左,右の走行用レバーが設けられ、これら左,右の走行用レバーの下側にはそれぞれ左,右の走行用ペダルが設けられている。さらに、走行用ペダルの右側にはオフセットシリンダを操作するための操作ペダル装置が設けられると共に、走行用ペダルの左側には例えばブレーカ等の付属のアタッチメントを操作するための他の操作ペダル装置が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した特開平11−336129号公報に記載された従来技術による操作ペダル装置は、長方形状をなす足踏ペダルを前,後方向に延びるようにおき、縦取付位置に配置している。一方、オペレータの好み、慣れによっては足踏ペダルを左,右方向に延びるようにおき、横取付位置で操作したい場合もある。
【0008】
しかし、足踏ペダルの位置は油圧ショベルの機種等に応じて縦取付位置か横取付位置のうちいずれか一方に予め決められており、足踏ペダルの位置をオペレータの好みに応じて変更するのが難しいという問題がある。
【0009】
本発明は、上述した従来技術の問題に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、オペレータの好みに応じて足踏ペダルの取付位置を横取付位置と縦取付位置とに変更できるようにした建設機械を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明による建設機械は、作業装置が取付けられた自走可能な車体と、該車体の床板上に設けられた運転席と、該運転席の前側に位置して前記床板上に取付けられ長方形状または長楕円形状をした足踏ペダルによって操作される操作ペダル装置とを備えている。
【0011】
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記床板には、前記操作ペダル装置の足踏ペダルが前,後方向に延びる縦取付位置と左,右方向に延びる横取付位置となるように、前記操作ペダル装置の取付位置を変更することができる複数の取付部を設けたことにある。
【0012】
このように構成したことにより、操作ペダル装置の足踏ペダルの取付位置を縦取付位置とするときには、足踏ペダルを前,後方向に延びるように配置し、この状態で操作ペダル装置を取付孔を介して床板に取付けることができる。また、足踏ペダルの取付位置を横取付位置とするときには、足踏ペダルを左,右方向に延びるように配置し、この状態で操作ペダル装置を取付孔を介して床板に取付けることができる。
【0013】
また、請求項2の発明は、床板には取付部を構成する各取付孔を用いてブラケットを取付位置を変更可能に取付け、操作ペダル装置は該ブラケットに取付ける構成としている。このように構成したことにより、床板に対するブラケットの取付位置を各取付孔を用いて変更することにより、ブラケットと一緒に操作ペダル装置の足踏ペダルの取付位置を縦取付位置と横取付位置とに変更することができる。
【0014】
また、請求項3の発明は、床板には取付部を構成する各取付孔を用いて複数個のブラケットを固定的に設け、操作ペダル装置は前記各ブラケットを介して取付位置を変更可能に取付ける構成としている。このように構成したことにより、ブラケットに対する操作ペダル装置の取付位置を変更することにより、足踏ペダルの取付位置を縦取付位置と横取付位置とに変更することができる。
【0015】
さらに、請求項4の発明は、操作ペダル装置は取付部を構成する各取付孔を用いて床板に直接的に取付ける構成としている。このように構成したことにより、床板に対する操作ペダル装置の取付位置を各取付孔を用いて変更することにより、足踏ペダルの取付位置を縦取付位置と横取付位置とに変更することができる。
【0016】
さらに、請求項5の発明は、前記操作ペダル装置は、減圧弁型パイロット弁と、該減圧弁型パイロット弁に設けられた足踏ペダルとにより構成し、前記減圧弁型パイロット弁は、箱状に形成されたケーシングと、該ケーシングの上端に設けられ左,右両側に突出した部位がボルト挿通穴を有するフランジとなった蓋体と、該蓋体に揺動可能に設けられ前記足踏ペダルが取付けられるペダル取付板とからなり、前記操作ペダル装置は、前記蓋体のフランジに設けた前記ボルト挿通穴を用いて取付位置を変更する構成としている。このように構成したことにより、油圧式操作ペダル装置は、パイロット弁の取付位置を変更することにより、足踏ペダルの取付位置を縦取付位置と横取付位置とに変更することができる。
【0017】
一方、請求項6の発明は、操作ペダル装置は足踏ペダルによって操作されるパイロット弁からなる油圧式操作ペダル装置として構成し、床板には該油圧式操作ペダル装置のパイロット弁を収容するための弁収容孔を設け、該弁収容孔に対して前記パイロット弁の取付位置を変更するために取付部を構成する各取付孔を該弁収容孔の周囲に設ける構成としている。
【0018】
このように構成したことにより、油圧式操作ペダル装置のパイロット弁を弁収容孔に収容し、この状態で油圧式操作ペダル装置を各取付孔を用いて弁収容孔の周囲に取付けることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による建設機械の操作ペダル装置を油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。なお、本実施の形態では、取付部を床板に穿設した取付孔として形成した場合を例に挙げて説明している。
【0020】
ここで、図1ないし図9は本発明の第1の実施の形態を示し、1は油圧ショベルの下部走行体、2は該下部走行体1上に旋回可能に設けられた上部旋回体で、該上部旋回体2は、下部走行体1と共に自走可能な車体を構成している。また、上部旋回体2の前部側には作業装置3が俯仰動可能に設けられている。
【0021】
そして、上部旋回体2は旋回フレーム4を有し、該旋回フレーム4上には、エンジン(図示せず)等を外側から覆った外装カバー5と、該外装カバー5の後側に位置したカウンタウエイト6とが設けられている。
【0022】
ここで、作業装置3は、旋回フレーム4の前部側に揺動可能に設けられたスイングポスト3Aと、該スイングポスト3Aに俯仰動可能に設けられたブーム3Bと、該ブーム3Bの先端側に俯仰動可能に設けられたアーム3Cと、該アーム3Cの先端側に回動可能に設けられたバケット3Dとによって大略構成されている。
【0023】
また、スイングポスト3Aとブーム3Bとの間にはブームシリンダ3Eが設けられ、ブーム3Bとアーム3Cとの間にはアームシリンダ3Fが設けられ、アーム3Cとバケット3Dとの間にはバケットシリンダ3Gが設けられている。
【0024】
さらに、作業装置3には、旋回フレーム4とスイングポスト3Aとの間に位置してスイングシリンダ3Hが設けられている。そして、スイングシリンダ3Hは、伸長、縮小することによってスイングポスト3Aと一緒に作業装置3を左,右方向に揺動するもので、後述の操作ペダル装置21によって操作される。
【0025】
7はエンジンの前側に位置して後述の床板9上に設けられた運転席で、該運転席の左,右両側には作業装置3等を操作するための操作レバー装置8(一方のみ図示)が設けられている。
【0026】
9は旋回フレーム4の上側に設けられた床板で、該床板9は、剛性を有する金属材料によって平板状に形成されている。また、床板9上にはゴム材料によって形成されたフロアマット10が敷設され、このフロアマット10は後述の弁収容孔13を閉塞している。さらに、床板9上には運転席7の前側に位置して走行用ペダル11,11と、該走行用ペダル11,11に連動した走行用レバー12,12とが設けられている。
【0027】
13,13は運転席7の前側に位置して床板9に設けられた左,右の弁収容孔で、該弁収容孔13は、四角形状をなす角穴として形成され、その内部には後述の減圧弁型パイロット弁22が収容されている。
【0028】
14,14は弁収容孔13の前側に位置して床板9に設けられた取付部となる左,右の第1の取付孔で、該取付孔14は、図8、図9に示す如く弁収容孔13の周囲に左,右に離間して配置されている。そして、取付孔14には後述のブラケット16が固定ボルト17等を介して着脱可能に取付けられるものである。
【0029】
15,15は弁収容孔13の左側に位置して床板9上に設けられた取付部となる前,後の第2の取付孔で、該取付孔15は、図3、図7に示す如く弁収容孔13の周囲に位置して前,後に離間して配置されている。そして、取付孔14にはブラケット16が固定ボルト17等を介して着脱可能に取付けられる。
【0030】
16は弁収容孔8の前側に位置して床板9上に着脱可能に設けられたブラケットで、該ブラケット16は、弁収容孔13の周囲に位置して左,右方向に配置されている。そして、ブラケット16は、固定ボルト17,17、ナット18,18を用いて第1の取付孔14,14に取付けられた取付板部16Aと、該取付板部16Aから略L字状に屈曲して上向きに立上った立上り板部16Bと、該立上り板部16Bの上端から左,右に離間した位置で略L字状に屈曲した屈曲板部16C,16Cとによって構成されている。また、ブラケット16の屈曲板部16C,16Cにはねじ穴16D,16Dが設けられている。
【0031】
ここで、ブラケット16は固定ボルト17を取外して取付板部16Aを第2の取付孔15,15に取付けることにより、図8、図9に示すように取付位置を変更し、前,後方向に配置することができる。
【0032】
21は運転席7の前側に設けられた本実施の形態に係る右側の油圧式操作ペダル装置(以下、操作ペダル装置という)で、該操作ペダル装置21は、後述の減圧弁型パイロット弁22および足踏ペダル24によって大略構成されている。
【0033】
22はブラケット16に取付けられた減圧弁型パイロット弁で、該減圧弁型パイロット弁22は、図5に示す如く、有底の箱状に形成されたケーシング22Aと、該ケーシング22Aの上端に設けられた蓋体22Bと、該蓋体22Bに揺動可能に設けられたペダル取付板22Cと、蓋体22B内に伸縮可能に設けられたプッシャ22D,22Dとによって大略構成されている。また、蓋体22Bは左,右両側に突出した部位がフランジ22B1となり、該フランジ22B1にはボルト挿通穴22Eが穿設されている。そして、減圧弁型パイロット弁22はフランジ22B1が固定ボルト23,23等によりブラケット16の屈曲板部16C,16Cに取付けられている。
【0034】
また、減圧弁型パイロット弁22は、後述の足踏ペダル24によって図5中の矢示A,A′方向に踏込み操作されることにより、各プッシャ22Dが選択的に押動され、これにより作業装置3のスイングシリンダ3Hに圧油を給排する切換弁(図示せず)を操作するものである。
【0035】
24は減圧弁型パイロット弁22に設けられた足踏ペダルで、該足踏ペダル24は、長方形状をなした平板体からなり、減圧弁型パイロット弁22のペダル取付板22Cに固定して取付けられている。
【0036】
ここで、図3、図7に示すように足踏ペダル24を左,右方向に延びるように配置した横取付位置では、運転席7に着座したオペレータは足踏ペダル24の左側部分または右側部分を踏むことにより操作を行なう。
【0037】
また、図8、図9に示すように足踏ペダル24を前,後方向に延びるように配置した縦取付位置では、運転席7に着座したオペレータは足を足踏ペダル24と平行に載せ、この状態でつま先を使って足踏ペダル24の前側部分を踏むか、またはかかとを使って足踏ペダル24の後側部分を踏むことにより操作を行う。
【0038】
25は運転席7の前側に設けられた本実施の形態に係る左側の油圧式操作ペダル装置で、該左側の油圧式操作ペダル装置25についても操作ペダル装置21とほぼ同様に構成され、横取付位置と縦取付位置とに変更可能に取付けられる。そして、操作ペダル装置25は、例えばブレーカ等の付属のアタッチメントを作業装置3に装着したときに、このアタッチメントを操作するものである。
【0039】
本実施の形態による油圧ショベルは、上述の如き構成を有するもので、まず、作業装置3を車体の左側に移動して側溝掘り作業を行なうときには、運転席7に着座したオペレータは足踏ペダル24を例えば図5中の矢示A方向に踏込むことにより、スイングシリンダ3Hを縮小して旋回フレーム4の前部側に連結されたスイングポスト3Aを右側に揺動する。また、上部旋回体2を作業装置3の揺動方向と反対側、即ち左側に同等の角度だけ旋回させる。これにより、作業装置3が左方向に平行に移動するから、この位置でブーム3B、アーム3C、バケット3D等を動作して側溝掘り作業を行なう。
【0040】
一方、車体の右側に作業装置3を移動して側溝掘り作業を行なうときには、足踏ペダル24を例えば図5中の矢示A′方向に踏込んで前述した動作と反対の動作を行なうことにより、右側寄りで側溝掘り作業を行なうことができる。
【0041】
ところで、オペレータは、好み、慣れ等に応じて足踏ペダル24を左,右方向におき、足踏ペダル24を横取付位置で操作したい場合と、足踏ペダル24を前,後方向におき、足踏ペダル24を縦取付位置で操作したい場合とがある。
【0042】
そこで、本実施の形態では、床板9には、操作ペダル装置21のブラケット16を左,右方向に延びるように取付けるための第1の取付孔14と、ブラケット16を前,後方向に延びるように取付けるための第2の取付孔15とを穿設している。
【0043】
かくして、本実施の形態では、オペレータは、好み等に応じてブラケット16を固定ボルト17等を介して取付孔14または取付孔15に適宜に取付けることができる。これにより足踏ペダル24を横取付位置でも縦取付位置でも容易に取付けることができ、足踏ペダル24の操作性を高めることができる。
【0044】
次に、図10ないし図12は本発明の第2の実施の形態で、本実施の形態の特徴は、床板には各取付孔を用いて第1,第2,第3のブラケットを設け、減圧弁型パイロット弁を第1,第2のブラケットに取付けることにより、操作ペダルを横取付位置に配置すると共に、減圧弁型パイロット弁を第2,第3のブラケットに取付けることにより、操作ペダルを縦取付位置に配置する構成としたことにある。
【0045】
なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0046】
31は弁収容孔13の右前側に位置して床板9に固定して設けられた本実施の形態に用いる第1のブラケットで、該第1のブラケット31は、床板9に穿設された第1の取付孔(図示せず)、固定ボルト32等を用いて床板9に取付けられた取付板部31Aと、該取付板部31Aから略L字状に屈曲して立上がった立上り板部31Bと、該立上り板部31Bから略L字状に屈曲した屈曲板部31Cとにより構成されている。
【0047】
そして、ブラケット31は、取付板部31A、屈曲板部31Cが前,後方向に延びるように配置されている。また、屈曲板部31Cには固定ボルト23が取付けられる第1のねじ穴31Dが設けられている。
【0048】
33は弁収容孔13の左前側に位置して床板9に固定して設けられた本実施の形態に用いる第2のブラケットで、該第2のブラケット33は、床板9に穿設された第2の取付孔(図示せず)、固定ボルト34等を用いて床板9に取付けられた取付板部33Aと、該取付板部33Aから屈曲して立上がった立上り板部33Bと、該立上り板部33Bから屈曲した屈曲板部33Cとにより構成されている。
【0049】
そして、ブラケット33は、取付板部33A、屈曲板部33Cが前,後方向に延びるように配置されている。また、屈曲板部33Cには固定ボルト23が取付けられる第2のねじ穴33Dが設けられている。
【0050】
35は弁収容孔8の左後側に位置して床板9に固定して設けられた本実施の形態に用いる第3のブラケットで、該第3のブラケット35は、床板9に穿設された第3の取付孔(図示せず)固定ボルト36等を用いて床板9に取付けられた取付板部35Aと、該取付板部35Aから屈曲して立上がった立上り板部35Bと、該立上り板部35Bから屈曲した屈曲板部35Cとにより構成されている。
【0051】
そして、ブラケット35は、取付板部35A、屈曲板部35Cが左,右方向に延びるように配置されている。また、屈曲板部35Cには固定ボルト23が取付けられる第3のねじ穴35Dが設けられている。
【0052】
そして、操作ペダル装置21は、図11に示すように減圧弁型パイロット弁22を第1,第2,第3のブラケット31,33,35のうちブラケット31,33のねじ穴31D,33Dに取付けることにより、足踏ペダル24は横取付位置におかれる。また、図12に示すように減圧弁型パイロット弁22をブラケット33,35のねじ穴33D,35Dに取付けることにより、足踏ペダル24は縦取付位置におかれる。
【0053】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、床板9には弁収容孔13の周囲に位置して3個のブラケット31,33,35を設ける構成としたので、足踏ペダル24を例えば図11に示す横踏み状態から図12に示す縦踏み状態に変更するときには、固定ボルト17を第1のブラケット31から取外し、この状態で足踏ペダル24をねじ穴33Dを中心として図11中に示す矢印方向に回転することにより、足踏ペダル24を図12に示す縦取付位置に容易に変更することができ、足踏ペダル24の取付位置の変更作業を円滑に行なうことができる。
【0054】
次に、図13ないし図15は本発明の第3の実施の形態で、本実施の形態の特徴は、床板には第1,第2,第3のブラケット部を設け、これら各ブラケット部を用いて減圧弁型パイロット弁を床板に直接的に取付ける構成としたことにある。 なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0055】
41は床板9に設けられた切欠部で、該切欠部41は略コ字状をなし、左,右方向に延びている。また、42は床板9に切欠部41と連続して設けられた他の切欠部で、該切欠部42は略コ字状をなし前,後方向に延びている。
【0056】
43は切欠部41の右側に位置して床板9に突設された第1のブラケット部で、該第1のブラケット部43は、四角形状をなした突部として形成されている。そして、ブラケット部43には取付部となる第1の取付孔43Aが穿設されている。
【0057】
44は切欠部41,42間に位置して床板9に突設された第2のブラケット部で、該第2のブラケット部44は、四角形状をなした突部として形成されているい。そして、ブラケット部44には取付部となる第2の取付孔44Aが穿設されている。
【0058】
45は切欠部42の後側に位置して床板9に突設された第3のブラケット部で、該第3のブラケット部45についても、ブラケット部43と同様に形成されている。そして、ブラケット部45には取付部となる第3の取付孔45Aが穿設されている。
【0059】
そして、操作ペダル装置21は、図13に示すように減圧弁型パイロット弁22を固定ボルト23等を介して床板9の第1,第2のブラケット部43,44に取付けることにより、足踏ペダル24は図14に示すように横取付位置におかれる。また、減圧弁型パイロット弁22を固定ボルト23等を介して床板9の第2,第3のブラケット部44,45に取付けることにより、足踏ペダル24は図15に示すように縦取付位置におかれる。
【0060】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、第1の実施の形態で述べたブラケット16を廃止する構成としたので、全体の部品点数の削減を図ることができる。
【0061】
なお、第2の実施の形態では、第1,第3のブラケット31,35には円形穴からなるねじ穴31D,35Dを設ける構成とした場合を例に挙げて述べたが、これに替えて、例えば図16に示す第1の変形例のように、ブラケット31,35には一側が開口したU字状をなす取付孔としての切欠穴31D′,35D′を設ける構成としてもよい。
【0062】
そして、この場合には切欠穴31D′に取付けられる固定ボルト(図示せず)を緩めるだけで、足踏ペダル24をねじ穴33Dを中心として図16に示す矢印方向に回転することができ、足踏ペダル24の取付位置を変更するときの作業性等を一層高めることができる。
【0063】
また、第3の実施の形態では、床板9の第1,第3のブラケット部43,45には円形穴からなる取付孔43A,45Aを設ける構成とした場合を例に挙げて述べたが、これに替えて、例えば図17に示す第2の変形例のように、ブラケット部43,45には一側が開口したU字状をなす取付孔としての切欠穴43A′,45A′を設ける構成としてもよい。そして、この場合についても第1の変形例と同様に、切欠穴43A′に取付けられる固定ボルト(図示せず)を緩めるだけで、足踏ペダル24を取付孔44Aを中心として図17に示す矢印方向に回転することができ、足踏ペダル24の取付位置を変更するときの作業性等を一層高めることができる。
【0064】
また、第1の実施の形態では、床板9にはブラケット16を取付けるための取付部を取付孔14,15により構成し、この取付孔14,15とボルト17を用いてブラケット16を取付けるものとして述べたが、本発明はこれに限るものではなく、取付部の関係を逆にしてもよい。
【0065】
即ち、床板9にはボルト17と同様のボルト(スタッドボルト)等を着脱可能または固定的に取付け、このボルトによりブラケット16を床板9に取付ける構成としてもよい。このことは第2,第3の実施の形態についても同様である。
【0066】
さらに、各実施の形態では、足踏ペダル24を長方形状をなす平板を用いて形成する場合を例に挙げて説明したが、これに替えて、例えば足踏ペダルを長楕円形状をなす平板を用いて形成してもよい。
【0067】
さらに、各実施の形態では、建設機械としてキャノピを備えた側溝堀り仕様の小旋回式油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば通常のブームを有する油圧ショベル、油圧クレーン等の他の建設機械に適用してもよい。また、キャブボックスを備えた油圧ショベルに適用してもよい。
【0068】
【発明の効果】
以上詳述した如く、請求項1の発明によれば、床板には、操作ペダル装置の足踏ペダルを縦取付位置と横取付位置とに変更可能に取付けるための複数の取付部を設ける構成としたので、オペレータは、好み、慣れ等に応じて足踏ペダルの取付位置を縦取付位置または横取付位置に変更し、この状態で足踏ペダルを円滑に操作することができ、足踏ペダルの操作性を高めることができる。
【0069】
また、請求項2の発明は、床板には取付部を構成する各取付孔を用いてブラケットを取付位置を変更可能に取付け、操作ペダル装置は該ブラケットに取付ける構成としたので、ブラケットと一緒に操作ペダル装置の足踏ペダルの取付位置を容易に変更でき、足踏ペダルの取付位置の変更時における作業性等を高めることができる。
【0070】
また、請求項3の発明は、床板には取付部を構成する各取付孔を用いて複数個のブラケットを固定的に設け、操作ペダル装置は前記各ブラケットを介して取付位置を変更可能に取付ける構成としたので、ブラケットに対する操作ペダル装置の取付位置を変更することにより、足踏ペダルの取付位置を縦取付位置と横取付位置とに容易に変更することができる。
【0071】
さらに、請求項4の発明は、操作ペダル装置は取付部を構成する各取付孔を用いて床板に直接的に取付ける構成としたので、床板に対する操作ペダル装置の取付位置を各取付孔を用いて変更することにより、足踏ペダルの取付位置を縦取付位置と横取付位置とに容易に変更することができる。
【0072】
さらに、請求項5の発明は、操作ペダル装置は、減圧弁型パイロット弁と、該減圧弁型パイロット弁に設けられた足踏ペダルとにより構成し、前記減圧弁型パイロット弁は、箱状に形成されたケーシングと、該ケーシングの上端に設けられ左,右両側に突出した部位がボルト挿通穴を有するフランジとなった蓋体と、該蓋体に揺動可能に設けられ前記足踏ペダルが取付けられるペダル取付板とからなり、前記操作ペダル装置は、前記蓋体のフランジに設けた前記ボルト挿通穴を用いて取付位置を変更する構成としたので、油圧式操作ペダル装置のパイロット弁の取付位置を縦取付位置と横取付位置に変更するだけでよく、当該操作ペダル装置の取付性を高めることができる。
【0073】
一方、請求項6の発明は、操作ペダル装置は足踏ペダルによって操作されるパイロット弁からなる油圧式操作ペダル装置として構成し、床板には該油圧式操作ペダル装置のパイロット弁を収容するための弁収容孔を設け、該弁収容孔に対して前記パイロット弁の取付位置を変更するために取付部を構成する各取付孔を該弁収容孔の周囲に設ける構成としたので、油圧式操作ペダル装置のパイロット弁を弁収容孔に収容し、この状態でパイロット弁の取付位置を弁収容孔の周囲に設けた各取付孔を用いて変更することができ、当該操作ペダル装置の取付性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に適用される油圧ショベルを示す正面図である。
【図2】図1中の油圧ショベルを拡大して示す平面図である。
【図3】図2中の操作ペダル装置等を拡大して示す部分拡大図である。
【図4】ブラケット、操作ペダル装置等を図3中の矢示IV−IV方向からみた断面図である。
【図5】図4中の減圧弁型パイロット弁を単体で示す一部破断の拡大図である。
【図6】図3中の床板、ブラケット、操作ペダル装置等を示す分解斜視図である。
【図7】図6中の操作ペダル装置をブラケットに組付けた状態で示す斜視図である。
【図8】操作ペダル装置を縦取付位置に配置した状態で示す図3と同様の部分拡大図である。
【図9】図8中のブラケット、操作ペダル装置等を示す斜視図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態による床板、ブラケット、操作ペダル装置等を示す分解斜視図である。
【図11】第2の実施の形態による操作ペダル装置等を図3と同様位置からみた部分拡大図である。
【図12】第2の実施の形態による操作ペダル装置を縦取付位置に配置した状態で示す図11と同様の部分拡大図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態による床板、操作ペダル装置等を示す分解斜視図である。
【図14】第3の実施の形態による操作ペダル装置等を図3と同様位置からみた部分拡大図である。
【図15】第3の実施の形態による操作ペダル装置を縦取付位置に配置した状態で示す図14と同様の部分拡大図である。
【図16】本発明の第1の変形例による操作ペダル装置を図3と同様位置からみた部分拡大図である。
【図17】本発明の第2の変形例による操作ペダル装置を図3と同様位置からみた部分拡大図である。
【符号の説明】
1 下部走行体(車体)
2 上部旋回体(車体)
7 運転席
9 床板
13 弁収容孔
21 油圧式操作ペダル装置
14,15,43A,44A,45A 取付孔(取付部)
16,31,33,35 ブラケット
22 減圧弁型パイロット弁
24 足踏ペダル
31D′,35D′,43A′,45A 切欠穴(取付孔)

Claims (6)

  1. 作業装置が取付けられた自走可能な車体と、該車体の床板上に設けられた運転席と、該運転席の前側に位置して前記床板上に取付けられ長方形状または長楕円形状をした足踏ペダルによって操作される操作ペダル装置とを備えてなる建設機械において、
    前記床板には、前記操作ペダル装置の足踏ペダルが前,後方向に延びる縦取付位置と左,右方向に延びる横取付位置となるように、前記操作ペダル装置の取付位置を変更することができる複数の取付部を設けたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記床板には前記取付部を構成する各取付孔を用いてブラケットを取付位置を変更可能に取付け、前記操作ペダル装置は該ブラケットに取付ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記床板には前記取付部を構成する各取付孔を用いて複数個のブラケットを固定的に設け、前記操作ペダル装置は前記各ブラケットを介して取付位置を変更可能に取付ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  4. 前記操作ペダル装置は前記取付部を構成する各取付孔を用いて前記床板に直接的に取付ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  5. 前記操作ペダル装置は、減圧弁型パイロット弁と、該減圧弁型パイロット弁に設けられた足踏ペダルとにより構成し、前記減圧弁型パイロット弁は、箱状に形成されたケーシングと、該ケーシングの上端に設けられ左,右両側に突出した部位がボルト挿通穴を有するフランジとなった蓋体と、該蓋体に揺動可能に設けられ前記足踏ペダルが取付けられるペダル取付板とからなり、前記操作ペダル装置は、前記蓋体のフランジに設けた前記ボルト挿通穴を用いて取付位置を変更する構成としてなる請求項1,2,3または4に記載の建設機械。
  6. 前記操作ペダル装置は足踏ペダルによって操作されるパイロット弁からなる油圧式操作ペダル装置として構成し、前記床板には該油圧式操作ペダル装置のパイロット弁を収容するための弁収容孔を設け、該弁収容孔に対して前記パイロット弁の取付位置を変更するために前記取付部を構成する各取付孔を該弁収容孔の周囲に設ける構成としてなる請求項1,2,3または4に記載の建設機械。
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