JP7501198B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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本発明は、ノズルから液体を吐出する液体吐出装置に関する。
ノズルから液体を吐出する液体吐出装置の一例として、特許文献1には、インクジェットヘッドのノズルからインクを吐出して印刷を行うプリンタ部を有する複合機が記載されている。特許文献1に記載の複合機では、テストパターンを印刷し、印刷されたテストパターンに基づいて、ユーザに不吐出ノズルの個数の評価を行わせる。そして、不吐出ノズルの個数が多いと評価された場合ほど、インクの排出量の多いパージを行わせる。
特開2018-89814号公報
ここで、特許文献1の複合機では、テストパターンの印刷結果に基づいてのみ、パージの種類を決定しているが、ユーザによるテストパターンの評価には個人差があり、適切な評価が行われていない場合には、実際の不吐出ノズルの個数に対して適切でないパージが行われることもある。また、インクジェットヘッドにおいてノズルが不吐出となる原因は様々であるが、不吐出ノズルの個数によってのみパージの種類を決めると、パージによって必要以上にインクを排出させてしまったり、インクの排出が不十分で不吐出を解消させることができなかったりする虞がある。
本発明の目的は、液体を必要以上に排出させることなく、ノズルにおける吐出異常を確実に解消させることが可能な液体吐出装置を提供することである。
本発明の液体吐出装置は、複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記ノズルにおける液体の吐出異常を解消させるための複数種類の解消用動作のいずれかを選択的に行うメンテナンス手段と、記憶部と、制御装置と、を備え、前記記憶部は、前記吐出異常についての吐出異常情報と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第1関連付け情報と、前記吐出異常の原因となる所定の事象と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第2関連付け情報と、を記憶し、前記制御装置は、前記事象が発生したときに、当該事象が発生したことを示すログ情報を前記記憶部に記憶させ、前記吐出異常情報を受信したときに、前記吐出異常情報が所定条件を満たさない場合、及び、前記記憶部が前記ログ情報を記憶していない場合には、前記吐出異常情報と前記第1関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、前記吐出異常情報が前記所定条件を満たし、且つ、前記記憶部が前記ログ情報を記憶している場合に、少なくとも前記ログ情報と前記第2関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、前記メンテナンス手段が、前記解消用動作として前記複数のノズルから前記液体吐出ヘッド内の液体を排出させるパージを行わせるパージ手段、を有し、前記第2関連付け情報において、被吐出媒体の詰まりという前記事象と、前記パージとが関連付けられている
また、本発明の液体吐出装置は、複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドに液体を供給するための供給流路と、前記供給流路から分岐した排気流路と、前記ノズルにおける液体の吐出異常を解消させるための複数種類の解消用動作のいずれかを選択的に行うメンテナンス手段と、記憶部と、制御装置と、を備え、前記記憶部は、前記吐出異常についての吐出異常情報と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第1関連付け情報と、前記吐出異常の原因となる所定の事象と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第2関連付け情報と、を記憶し、前記制御装置は、前記事象が発生したときに、当該事象が発生したことを示すログ情報を前記記憶部に記憶させ、前記吐出異常情報を受信したときに、前記吐出異常情報が所定条件を満たさない場合、及び、前記記憶部が前記ログ情報を記憶していない場合には、前記吐出異常情報と前記第1関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、前記吐出異常情報が前記所定条件を満たし、且つ、前記記憶部が前記ログ情報を記憶している場合に、少なくとも前記ログ情報と前記第2関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、前記メンテナンス手段が、前記解消用動作として前記複数のノズルから前記液体吐出ヘッド内の液体を排出させるパージを行わせるパージ手段と、前記排気流路から液体中の空気を排出させる排気パージを行わせる排気パージ手段と、を有し、前記第2関連付け情報において、所定期間以上使用されていないという事象と、前記パージ及び前記排気パージとが関連付けられている。
また、本発明の液体吐出装置は、複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記ノズルにおける液体の吐出異常を解消させるための複数種類の解消用動作のいずれかを選択的に行うメンテナンス手段と、記憶部と、制御装置と、を備え、前記記憶部は、前記吐出異常についての吐出異常情報と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第1関連付け情報と、前記吐出異常の原因となる所定の事象と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第2関連付け情報と、を記憶し、前記制御装置は、前記事象が発生したときに、当該事象が発生したことを示すログ情報を前記記憶部に記憶させ、前記吐出異常情報を受信したときに、前記吐出異常情報が所定条件を満たさない場合、及び、前記記憶部が前記ログ情報を記憶していない場合には、前記吐出異常情報と前記第1関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、前記吐出異常情報が前記所定条件を満たし、且つ、前記記憶部が前記ログ情報を記憶している場合に、少なくとも前記ログ情報と前記第2関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、前記液体吐出ヘッドは、前記複数のノズルから液体を吐出することによって画像を記録し、前記メンテナンス手段が、前記解消用動作として前記複数のノズルから前記液体吐出ヘッド内の液体を排出させるパージを行わせるパージ手段、を有し、前記第2関連付け情報において、同じ画像を所定数以上の被記録媒体に連続して記録するという事象と、前記パージとが関連付けられている。
また、本発明の液体吐出装置は、複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記ノズルにおける液体の吐出異常を解消させるための複数種類の解消用動作のいずれかを選択的に行うメンテナンス手段と、記憶部と、制御装置と、を備え、前記記憶部は、前記吐出異常についての吐出異常情報と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第1関連付け情報と、前記吐出異常の原因となる所定の事象と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第2関連付け情報と、を記憶し、前記制御装置は、前記事象が発生したときに、当該事象が発生したことを示すログ情報を前記記憶部に記憶させ、前記吐出異常情報を受信したときに、前記吐出異常情報が所定条件を満たさない場合、及び、前記記憶部が前記ログ情報を記憶していない場合には、前記吐出異常情報と前記第1関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、前記吐出異常情報が前記所定条件を満たし、且つ、前記記憶部が前記ログ情報を記憶している場合に、少なくとも前記ログ情報と前記第2関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、前記メンテナンス手段が、前記解消用動作として前記複数のノズルから前記液体吐出ヘッド内の液体を排出させるパージを行わせるパージ手段、を有し、前記第2関連付け情報において、所定温度よりも高い環境温度で使用されているという事象と、前記パージとが関連付けられている。
また、本発明の液体吐出装置は、複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドに供給するための液体が貯留された液体カートリッジが取り外し可能に収容されるカートリッジ収容部と、前記ノズルにおける液体の吐出異常を解消させるための複数種類の解消用動作のいずれかを選択的に行うメンテナンス手段と、記憶部と、制御装置と、を備え、前記記憶部は、前記吐出異常についての吐出異常情報と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第1関連付け情報と、前記吐出異常の原因となる所定の事象と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第2関連付け情報と、を記憶し、前記制御装置は、前記液体吐出ヘッドに、前記解消用動作として、前記ノズルから液体を排出させる、第1フラッシング、及び、前記第1フラッシングよりも液体の排出量の多い第2フラッシングのいずれかを選択的に行わせることによって、前記液体吐出ヘッドを前記メンテナンス手段として動作させ、前記事象が発生したときに、当該事象が発生したことを示すログ情報を前記記憶部に記憶させ、前記吐出異常情報を受信したときに、前記吐出異常情報が所定条件を満たさない場合、及び、前記記憶部が前記ログ情報を記憶していない場合には、前記吐出異常情報と前記第1関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、前記所定条件は、前記吐出異常情報が、前記吐出異常のある前記ノズルの数が所定個数未満であることを示している、という条件であり、前記第2関連付け情報において、前記カートリッジ収容部に同じ前記液体カートリッジが収容されている状態が所定期間以上継続しているという前記事象と、前記第2フラッシングとが関連付けられており、前記制御装置は、前記吐出異常情報を受信したときに、前記吐出異常情報が前記所定条件を満たす場合に、前記記憶部に、前記ログ情報が記憶されていない場合には、前記液体吐出ヘッドに前記第1フラッシングを行わせ、前記記憶部に、前記カートリッジ収容部に同じ前記液体カートリッジが収容されている状態が所定期間以上継続しているという前記事象が発生したことを示す前記ログ情報が記憶されている場合には、前記液体吐出ヘッドに前記第2フラッシングを行わせる。
また、本発明の液体吐出装置は、複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記ノズルにおける液体の吐出異常を解消させるための複数種類の解消用動作のいずれかを選択的に行うメンテナンス手段と、記憶部と、制御装置と、を備え、前記記憶部は、前記吐出異常についての吐出異常情報と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第1関連付け情報と、前記吐出異常の原因となる所定の事象と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第2関連付け情報と、を記憶し、前記制御装置は、前記液体吐出ヘッドに、前記解消用動作として、前記ノズルから液体を排出させる、第1フラッシング、及び、前記第1フラッシングよりも液体の排出量の多い第2フラッシングのいずれかを選択的に行わせることによって、前記液体吐出ヘッドを前記メンテナンス手段として動作させ、前記事象が発生したときに、当該事象が発生したことを示すログ情報を前記記憶部に記憶させ、前記吐出異常情報を受信したときに、前記吐出異常情報が所定条件を満たさない場合、及び、前記記憶部が前記ログ情報を記憶していない場合には、前記吐出異常情報と前記第1関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、前記所定条件は、前記吐出異常情報が、前記吐出異常のある前記ノズルの数が所定個数未満であることを示している、という条件であり、前記第2関連付け情報において、所定温度よりも低い環境温度で使用されているという前記事象と、前記第2フラッシングとが関連付けられており、前記制御装置は、前記吐出異常情報を受信したときに、前記吐出異常情報が前記所定条件を満たす場合に、前記記憶部に、前記ログ情報が記憶されてない場合には、前記液体吐出ヘッドに前記第1フラッシングを行わせ、前記記憶部に、前記所定温度よりも低い環境温度で使用されていることを示す前記ログ情報が記憶されている場合には、前記液体吐出ヘッドに前記第2フラッシングを行わせる。
また、本発明の液体吐出装置は、複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記ノズルにおける液体の吐出異常を解消させるための複数種類の解消用動作のいずれかを選択的に行うメンテナンス手段と、記憶部と、制御装置と、を備え、前記液体吐出ヘッドが、複数の前記ノズルとして、複数の第1ノズルと、前記第1ノズルよりも増粘しにくい液体を吐出する複数の第2ノズルと、を有し、前記記憶部は、前記吐出異常についての吐出異常情報と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第1関連付け情報と、前記吐出異常の原因となる所定の事象と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第2関連付け情報と、を記憶し、前記制御装置は、前記事象が発生したときに、当該事象が発生したことを示すログ情報を前記記憶部に記憶させ、前記吐出異常情報を受信したときに、前記吐出異常情報が所定条件を満たさない場合、及び、前記記憶部が前記ログ情報を記憶していない場合には、前記吐出異常情報と前記第1関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、前記吐出異常情報が前記所定条件を満たし、且つ、前記記憶部が前記ログ情報を記憶している場合に、少なくとも前記ログ情報と前記第2関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、前記所定条件は、前記吐出異常情報が、前記所定条件は、前記吐出異常情報が、少なくとも前記第2ノズルについて、前記吐出異常のある前記ノズルの個数が所定個数未満であることを示している、という条件である。
本発明では、吐出異常情報が所定条件を満たしている場合において、ログ情報がある場合には、少なくともログ情報と前記第2関連付け情報とに応じた解消用動作を行わせる。これにより、吐出異常の原因となる事象が発生したときに、当該事象に応じた適切な解消用動作を行わせることができる。
本発明の実施形態に係るプリンタの概略構成図である。 サブタンクの概略構成図である。 図2のIII-III線断面図である。 キャップ内に配置された検出用電極、及び、検出用電極と高電圧電源回路及び判定回路との接続関係を説明するための図である。 (a)はノズルからインクが吐出された場合の検出用電極の電位の変化を示す図であり、(b)はノズルからインクが吐出されなかった場合の検出用電極の電位の変化を示す図である。 プリンタの電気的構成を示すブロック図である。 (a)が第1関連付け情報を説明するための図であり、(b)が第2関連付け情報を説明するための図である。 異常ノズルであるか否かの判定、及び、異常ノズルを解消させる解消用動作を行わせるための処理の流れを示すフローチャートである。 定期メンテナンスを行わせるための処理の流れを示すフローチャートである。 変形例1の図8に対応するフローチャートである。 変形例1における第1ログ情報及び第2ログ情報を説明するための図である。 変形例2の図8に対応するフローチャートである。 変形例2における第1ログ情報及び第2ログ情報を説明するための図である。 変形例3の図8に対応するフローチャートである。 (a)がテストパターンを説明するための図であり、(b)がテストパターンの記録結果の入力画面を説明するための図である。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。
<プリンタの概略構成>
図1に示すように、本実施形態に係るプリンタ1(本発明の「液体吐出装置」)は、プラテン2、キャリッジ3、サブタンク4、インクジェットヘッド5(本発明の「液体吐出ヘッド」)、カートリッジホルダ6、搬送ローラ7,8、メンテナンスユニット9などを備えている。
プラテン2の上面には、被記録媒体である記録用紙Pが載置される。また、プラテン2の上方には、走査方向に平行に延びる2本のガイドレール11,12が設けられる。キャリッジ3は、2本のガイドレール11,12に沿って走査方向に移動可能に構成されている。キャリッジ3は図示しないベルトなどを介して、キャリッジモータ86(図6参照)に接続されている。キャリッジモータ86を駆動させると、キャリッジ3が走査方向に移動する。なお、以下では、図1に示すように、走査方向の右側及び左側を定義して説明を行う。
サブタンク4は、キャリッジ3に搭載されている。図2、図3に示すように、サブタンク4の上面には、チューブジョイント16が設けられている。チューブジョイント16は、4本のチューブ17を介して、カートリッジホルダ6に接続されている。また、サブタンク4の右側面には、サブタンク4やインクジェットヘッド5内の流路に混入した空気を排出するための、排気ユニット27が設けられている。
カートリッジホルダ6は、走査方向に並ぶ4つのカートリッジ収容部41を備えている。各カートリッジ収容部41には、インクカートリッジ55が取り外し可能に収容される。4つのカートリッジ収容部41に収容されたインクカートリッジ55には、右側に配置されたものから、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクが貯留されている。そして、4つのカートリッジ収容部41に収容された4つのインクカートリッジ55に貯留された上記4色のインクが、4本のインクチューブ17を介して、サブタンク4に供給される。また、各カートリッジ収容部41には、カートリッジセンサ38(図6参照)が設けられている。各カートリッジセンサ38は、対応するカートリッジ収容部41におけるインクカートリッジ55の有無に応じた信号を出力する。
インクジェットヘッド5は、サブタンク4の下部に取り付けられており、サブタンク4からインクが供給される。インクジェットヘッド5は、複数のノズル18と複数の駆動素子60(図6参照)とを備えている。複数のノズル18は、インクジェットヘッド5の下面であるノズル面5aに形成されている。そして、インクジェットヘッド5では、複数の駆動素子60を個別に駆動させることにより、複数のノズル18からインクを吐出させることができる。ここで、複数のノズル18は、走査方向と直交する搬送方向に配列されることによってノズル列10を形成している。また、ノズル面5aにおいては、4列のノズル列10が走査方向に並んでいる。そして、複数のノズル18からは、右側のノズル列10を構成するものから順に、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクが吐出される。また、駆動素子60は、例えば、ノズル18に連通する図示しない圧力室内のインクに圧力を付与する圧電素子である。
図1に戻り、搬送ローラ7,8は、搬送モータ87(図6参照)によって駆動される。搬送ローラ7,8は、プラテン2に載置された記録用紙Pを搬送方向に搬送する。
そして、プリンタ1では、キャリッジ3を走査方向に移動させつつ、インクジェットヘッド5に複数のノズル18からインクを吐出させる記録パスと、搬送ローラ7,8によって記録用紙Pを搬送方向に搬送させる搬送動作とを繰り返し行わせることによって、記録用紙Pへの記録を行うことができる。
メンテナンスユニット9は、プラテン2よりも走査方向の右側の位置に配置されている。このメンテナンスユニット9は、インクジェットヘッド5の吐出機能の維持、回復のためのものである。メンテナンスユニット9の構成については、後ほど詳細に説明する。
<サブタンク>
次に、サブタンク4の構成について、具体的に説明する。図2、図3に示すように、サブタンク4は、水平面に沿って延在する本体部分20と、この本体部分20の搬送方向における上流側の端部から鉛直下方に延びる連結部分21とを有する。サブタンク4には、4つのノズル列10に対応する4色のインクが流れる4つのインク供給流路22a~22dが形成されている。また、図2では、図面の簡単のため、4つのインク供給流路22a~22dのうち、インク供給流路22bについてのみ全体を図示し、残りの3つのインク供給流路22a,22c,22dについては、一部の図示を省略している。また、図3では、インクジェットヘッド5を側面図で図示している。
各インク供給流路22a~22dは、本体部分20に形成されたダンパ室24と、連結部分21に形成された連通流路25を含む。本体部分20の上下両面にはそれぞれ可撓性フィルム23が貼り付けられ、本体部分20に形成されたダンパ室24を含む流路が、フィルム23によって覆われている。ダンパ室24は、インク供給流路22a~22dのダンパ室24の上流側及び下流側に接続される流路部分よりも、断面が扁平になっている。ダンパ室24は、フィルム23の変形によって、インク供給流路22a~22dを流れるインクの圧力変動を吸収する。サブタンク4の連結部分21はインクジェットヘッド5に接続されている。インク供給流路22a~22dを流れるインクは、連結部分21に形成された連通流路25からインクジェットヘッド5に供給される。
ここで、連通流路25が鉛直方向に延びているため、インク中に空気が存在する場合には空気が連通流路25の上部に貯まる。これにより、インク中の空気がインクジェットヘッド5に流れ込みにくくなっている。
また、本体部分20には、4つのインク供給流路22a~22dの連通流路25からそれぞれ分岐した4つの排気流路26a~26dが形成されている。図2に示すように、4つの排気流路26a~26dは、サブタンク4の右側面に設けられた排気ユニット27まで延びている。また、排気流路26a~26dは、排気ユニット27において、搬送方向に並んでおり、鉛直方向に延びている。そして、排気流路26a~26dの鉛直方向に延びた部分の下端が、排気ユニット27の下面である排気面27aに開口した排気口28となっている。また、図示は省略するが、排気ユニット27には、排気口28の介した排気流路26a~26dの外部との連通とその遮断とを切り換えるバルブが設けられている。
<メンテナンスユニット>
図1に示すように、メンテナンスユニット9は、ノズルキャップ71、排気キャップ72、吸引ポンプ73、切換ユニット74、廃液タンク75等を備えている。
ノズルキャップ71は、プラテン2よりも右側に位置している。また、ノズルキャップ71は、インクジェットヘッド5よりも下方に位置し、キャリッジ3をプラテン2よりも右側のメンテナンス位置に移動させると、ノズルキャップ71とインクジェットヘッド5の複数のノズル18とが対向する。
排気キャップ72は、ノズルキャップ71の右側に配置されている。キャリッジ3がメンテナンス位置に移動すると、排気キャップ72が排気ユニット27の4つの排気口28と対向する。
また、ノズルキャップ71と排気キャップ72は、キャップ昇降装置88(図6参照)により、一体的に昇降可能となっている。そして、キャリッジ3をメンテナンス位置に位置させた状態で、キャップ昇降装置88により、ノズルキャップ71と排気キャップ72を上昇させると、ノズルキャップ71がノズル面5aに密着し、排気キャップ72が排気面27aに密着する。これにより、インクジェットヘッド5の複数のノズル18がノズルキャップ71で覆われ、4つの排気口28が排気キャップ72に覆われる。以下では、この状態をキャッピング状態とする。
なお、ノズルキャップ71は、ノズル面5aに密着して複数のノズル18を覆うものであることには限られない。例えば、インクジェットヘッド5が、ノズル18を保護するためにノズル面5aを取り囲むように配置されたフレームを有するものである場合に、ノズルキャップ71がこのフレームに密着することによってノズル18を覆うようになっていてもよい。
一方、キャップ昇降装置88により、ノズルキャップ71及び排気キャップ72を降下させると、ノズルキャップ71がノズル面5aから離れ、排気キャップ72が排気面27aから離れる。なお、以下では、この状態をアンキャッピング状態とする。
また、アンキャッピング状態では、バルブが閉じており、排気口28を介した排気流路26a~26dの外部との連通が遮断されている。これに対して、図示は省略するが、排気キャップ72には、排気ユニット27に設けられたバルブを開くための機構が設けられている。上記キャッピング状態となったときに、この機構によってバルブが開かれ、排気流路26a~26dが排気口28を介して外部(排気キャップ72)と連通する。
吸引ポンプ73は、チューブポンプなどであって、切換ユニット74によって、ノズルキャップ71及び排気キャップ72のいずれかと選択的に接続される。また、吸引ポンプ73は、廃液タンク75に接続されている。
<メンテナンスユニットの動作>
そして、メンテナンスユニット9では、上述のキャッピング状態とし、切換ユニット74により、ノズルキャップ71と吸引ポンプ73とを接続させた状態としたうえで、吸引ポンプ73を駆動させることにより、複数のノズル18から、インクジェットヘッド5内のインクやインク中に混入した空気などを排出させる吸引パージを行うことができる。
また、本実施形態では、吸引パージとして、弱パージ、中パージ及び強パージのいずれかを選択的に行わせることができる。弱パージと中パージと強パージとでは、例えば、吸引ポンプ73の駆動時間及び回転速度のうち少なくとも一方が異なっており、中パージは弱パージよりもインクの排出量が多く、強パージは中パージよりもインクの排出量が多い。
また、ここでは、便宜上、ノズルキャップ71が全てのノズル18をまとめて覆い、吸引パージにおいて、全てのノズル18からインクジェットヘッド5内のインクを排出させるものとして説明を行ったが、これには限られない。例えば、ノズルキャップ71が、ブラックインクを吐出する最も右側のノズル列10を構成する複数のノズル18を覆う部分と、カラーのインク(イエロー、シアン、マゼンタのインク)を吐出する左側3列のノズル列10を構成する複数のノズル18を覆う部分とを別々に備えており、吸引パージにおいて、インクジェットヘッド5内のブラックインク及びカラーインクのいずれかを選択的に排出させることができるようになっていてもよい。あるいは、例えば、ノズルキャップ71が、ノズル列10毎に個別に設けられ、吸引パージにおいて、ノズル列10毎に個別に、ノズル18からインクを排出させることができるようになっていてもよい。
また、メンテナンスユニット9では、上述のキャッピング状態とし、切換ユニット74により、排気キャップ72と吸引ポンプ73とを接続させた状態としたうえで、吸引ポンプ73を駆動させることにより、排気口28から、排気流路26a~26dを介して、連通流路25やインクジェットヘッド5等に溜まった空気等を排出させる排気パージを行うことができる。
また、プリンタ1では、キャリッジ3をメンテナンス位置に位置させた状態で、インクジェットヘッド5の駆動素子60を駆動させることにより、複数のノズル18からノズルキャップ71に向けてインクを吐出させるフラッシングを行わせることができる。また、プリンタ1では、フラッシングとして、弱フラッシング(本発明の「第1フラッシング」)と強フラッシングの(本発明の「第2フラッシング」)いずれかを選択的に行わせることができる。強フラッシングは、弱フラッシングよりもインクの排出量が多い。例えば、強フラッシングは、弱フラッシングより駆動素子60の駆動回数が多い。また、強フラッシングは、上述の弱パージよりもインクの排出量が少ない。
なお、本実施形態では、メンテナンスユニット9のうち、ノズルキャップ71、吸引ポンプ73、切換ユニット74及び廃液タンク75によって形成される部分が、本発明の「パージ手段」に相当する。また、本実施形態では、メンテナンスユニット9のうち、排気キャップ72、吸引ポンプ73、切換ユニット74及び廃液タンク75によって形成される部分が、本発明の「排気パージ手段」に相当する。また、吸引パージ及び排気パージを行うメンテナンスユニット9と、フラッシングを行うインクジェットヘッド5とを合わせたものが、本発明の「メンテナンス手段」に相当する。また、吸引パージ(弱パージ、中パージ、強パージ)、排気パージ及びフラッシング(弱フラッシング、強フラッシング)が、本発明の「複数種類の解消用動作」に相当する。
また、図4に示すように、ノズルキャップ71内には、矩形の平面形状を有する検出用電極91が配置されている。検出用電極91は、抵抗94を介して高電圧電源回路92に接続されている。そして、検出用電極91には、高電圧電源回路92により所定の正の電位(例えば300V程度)が付与される。一方で、インクジェットヘッド5は、グランド電位に保持されている。これにより、インクジェットヘッド5と検出用電極91との間に所定の電位差が生じる。検出用電極91には、判定回路93が接続されている。判定回路93は、検出用電極91から出力された電圧信号の電位と、閾値Vtとを比較し、その結果に応じた信号(本発明の「吐出異常情報」)を出力する。
より詳細に説明すると、インクジェットヘッド5と、検出用電極91との間には電位差が生じているため、ノズル18から吐出されたインクは帯電している。キャリッジ3を上記メンテンナンス位置に位置させた状態で、ノズル18から検出用電極91に向けてインクを吐出させると、図5(a)に示すように、帯電したインクが検出用電極91に近づき、検出用電極91にインクが着弾するまで、検出用電極91の電位が、インクジェットヘッド5が駆動されていないときの電位V1から上昇し、電位V1よりも高い電位V2に達する。そして、帯電したインクが検出用電極91に着弾した後、検出用電極91の電位が徐々に低下して電位V1に戻る。すなわち、インクジェットヘッド5の駆動期間Uにおいて、検出用電極91の電位が変化する。
一方で、ノズル18からインクが吐出されていない場合には、図5(b)に示すように、インクジェットヘッド5の駆動期間Tdにおいて、検出用電極91の電位は、電位V1からほとんど変化しない。そこで、判定回路93は、これらを区別するために閾値Vt(V1<Vt<V2)が設定されている。そして、判定回路93は、インクジェットヘッド5の駆動期間Uにおいて、検出用電極91から出力される電圧信号の最大の電位と閾値Vtとを比較し、その判定結果に応じた判定用信号を出力する。なお、本実施形態では、検出用電極91と、高電圧電源回路92と抵抗94と判定回路93とを合わせたものが、本発明の「信号出力部」に相当する。そして、この信号出力部は、ノズル18が、インクが吐出されない不吐出ノズルであるか否かに応じた信号を出力する。なお、本実施形態ではノズル18からインクが吐出されないことが、本発明の「ノズルにおける液体の吐出異常」に相当する。
また、ここでは、高電圧電源回路92により、検出用電極91に正の電位が付与されているが、高電圧電源回路92により、検出用電極91に負の電位(例えば-300V程度)が付与されていてもよい。この場合には、上述したのとは逆に、キャリッジ3を上記メンテンナンス位置に位置させた状態で、ノズル18から検出用電極91に向けてインクを吐出させると、帯電したインクが検出用電極91に近づき、検出用電極91にインクが着弾するまで、検出用電極91の電位が電位V1から低下し、検出用電極91にインクが着弾した後、検出用電極91の電位が徐々に上昇して電位V1に戻る。
なお、本実施形態では、検出用電極91、高電圧電源回路92、判定回路93及び抵抗94を合わせたものが、本発明の「信号出力部」に相当する。
<プリンタの電気的構成>
次に、プリンタ1の電気的構成について説明する。図6に示すように、プリンタ1は、制御装置80を備え、プリンタ1の動作は、制御装置80によって制御される。制御装置80は、CPU(Central Processing Unit)81、ROM(Read Only Memory)82、RAM(Random Access Memory)83、フラッシュメモリ84(本発明の「記憶部」)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)85などからなる。制御装置80は、キャリッジモータ86、インクジェットヘッド5の複数の駆動素子60、搬送モータ87、キャップ昇降装置88、吸引ポンプ73、切換ユニット74、高電圧電源回路92等の動作を制御する。なお、図6では、便宜上、駆動素子60を1つだけ図示している。
また、制御装置80には、搬送モータ87から、搬送モータ87に生じるトルクの大きさを示す信号が入力される。また、制御装置80には、判定回路93から不吐出ノズルであるか否かに応じた信号が入力される。また、制御装置80には、カートリッジセンサ38からカートリッジ収容部41におけるインクカートリッジ55の有無を示す信号が入力される。
また、プリンタ1は、上記構成のほかに、温度センサ68と、表示部69と、操作部70を備えている。温度センサ68は、プリンタ1が使用される環境の環境温度を検出するためのものであり、制御装置80には、温度センサ68から環境温度を示す情報が入力される。表示部69は液晶ディスプレイなどであり、制御装置80は、表示部69を制御して、プリンタ1の動作に関連する情報、メッセージなどを表示させる。操作部70は、プリンタ1に設けられたボタンや、表示部69に設けられたタッチパネルなどである。ユーザが操作部70を操作すると、その操作に応じた信号が、制御装置80に入力される。
また、制御装置80は、CPU81のみが各種処理を行うものであってもよいし、ASIC85のみが各種処理を行うものであってもよいし、CPU81とASIC85とが協働して各種処理を行うものであってもよい。また、制御装置80は、1つのCPU81が単独で処理を行うものであってもよいし、複数のCPU81が処理を分担して行うものであってもよい。また、制御装置80は、1つのASIC85が単独で処理を行うものであってもよいし、複数のASIC85が処理を分担して行うものであってもよい。
<関連付け情報、ログ情報>
プリンタ1では、図7(a)に示すように、不吐出ノズルの個数Nと、ノズル18の不吐出を解消させるための解消用動作の種類(吸引パージ、フラッシング)とが関連付けられた第1関連付け情報が、フラッシュメモリ84に記憶されている。第1関連付け情報では、不吐出ノズルの個数が1以上、所定個数N1a未満であることと弱フラッシングとが関連付けられている。また、第1関連付け情報では、不吐出ノズルの個数NがN1a以上N2a未満であることと弱パージとが関連付けられている。また、第1関連付け情報では、不吐出ノズルの個数NがN2a以上N3a未満であることと中パージとが関連付けられている。また、第1関連付け情報では、不吐出ノズルの個数NがN3a以上であることと強パージとが関連付けられている。ここで、N1aは2以上の自然数であり、N2aはN1aよりも大きい自然数であり、N3aはN2aよりも大きい自然数である。
また、プリンタ1では、ノズル18における不吐出の原因となる所定の事象が発生したときに、当該事象が発生したことを示すログ情報をフラッシュメモリ84に記憶させる。また、これに対応して、プリンタ1では、図7(b)に示すように、上記所定の事象と解消用動作の種類(吸引パージ、排気パージ、フラッシング)とが関連付けられた第2関連付け情報が、フラッシュメモリ84に記憶されている。
第2関連付け情報では、プリンタ1が所定期間J1以上使用されていないという事象と、強パージ及び排気パージとが関連付けられている。また、制御装置50は、例えば、最後にプリンタ1が使用されてから所定時間J1が経過したときに、当該事象が発生したことを示すログ情報をフラッシュメモリ84に記憶させる。また、制御装置50は、当該ログの記憶後、最初にプリンタ1が使用されてから、所定時間J2が経過したときに、フラッシュメモリ84に記憶されている当該ログ情報を消去する。
また、第2関連付け情報では、プリンタ1の電源がオンになったときにアンキャッピング状態となっているという事象と、強パージとが関連付けられている。ここで、例えば、プリンタ1における記録中等、アンキャッピング状態となっているときに、プリンタ1のコンセントが抜かれたり、停電が発生したりして、プリンタ1への電源供給が遮断されたた場合、次にプリンタ1の電源がオンになるまでアンキャッピング状態のままである。そして、制御装置50は、例えば、アンキャッピング状態でプリンタ1への電源供給が遮断されたときに、当該事象が発生したことを示すログ情報をフラシュメモリ84に記憶させる。また、制御装置80は、当該ログ情報の記憶後、最初にプリンタ1の電源がオンになってから所定時間J3が経過したときに、フラッシュメモリ84に記憶されている当該ログ情報を消去する。
また、第2関連付け情報では、プリンタ1において記録中に用紙詰まりが生じたという事象と、中パージとが関連付けられている。また、制御装置80は、例えば、搬送モータ57から出力されるトルクが閾値を超えたときに、当該事象が発生したことを示すログ情報をフラッシュメモリ84に記憶させる。あるいは、例えば、搬送ローラ6,7の回転を検出するためのエンコーダを設け、搬送モータ57を駆動しているのにエンコーダにより搬送ローラ6,7の回転が検出されないときに、当該事象が発生したことを示すログ情報をフラッシュメモリ84に記憶させてもよい。あるいは、例えば、記録用紙Pの搬送経路うえに記録用紙Pを検出するための用紙センサを設け、搬送ローラ6,7の駆動を開始させてから所定時間が経過したときに用紙センサによって記録用紙Pが検出されなかったときに、当該事象が発生したことを示すログ情報をフラッシュメモリ84に記憶させてもよい。さらには、例えば、搬送モータ57から出力されるトルク、エンコーダの検出結果、用紙センサの検出結果のうち2以上に基づいて、当該事象が発生したことを示すログ情報をフラッシュメモリ84に記憶させてもよい。また、制御装置80は、当該ログの記憶後、所定時間J4が経過したときに、フラッシュメモリ84に記憶されている当該ログ情報を消去する。
また、第2関連付け情報では、同じ画像を所定部数以上連続して記録する(同じ画像を所定数以上の記録用紙Pに連続して記録する)という事象と、弱パージとが関連付けられている。また、制御装置80は、同じ画像を所定部数以上連続して記録することを指示する記録指令が入力されたときに、当該事象が発生したことを示すログ情報をフラッシュメモリ84に記憶させる。また、上記所定部数以上の同じ画像の記録が完了した後、所定時間J5が経過したときに、フラッシュメモリ84に記憶されている当該ログ情報を消去する。
また、第2関連付け情報では、プリンタ1が所定温度Taよりも高い環境温度Tで使用されているという事象と、弱パージとが関連付けられている。また、制御装置80は、温度センサ68から、環境温度Tが所定温度Taより高いことを示す信号が入力されたときに、当該事象が発生したことを示すログ情報をフラッシュメモリ84に記憶させる。また、制御装置50は、当該ログの記憶後、温度センサ68からの信号が、環境温度Tが所定温度Taより高いことを示す状態から所定温度Ta以下であることを示す状態に切り換わり、さらに、温度センサ68からの信号が、環境温度Tが所定温度Ta以下であることを示す状態が所定時間J6続いたときに、フラッシュメモリ84に記憶されている当該ログ情報を消去する。
また、第2関連付け情報では、プリンタ1が所定温度Tbよりも低い環境温度Tで使用されているという事象と、弱パージとが関連付けられている。所定温度Tbは、上述の所定温度Taよりも低い温度である。制御装置80は、温度センサ68から、環境温度Tが所定温度Tbよりも低いことを示す信号が入力されたときに、当該事象が発生したことを示すログ情報をフラッシュメモリ84に記憶させる。また、制御装置50は、その後、温度センサ68からの信号が、環境温度Tが所定温度Tbより低いことを示す状態から所定温度Tb以上であることを示す状態に切り換わり、さらに、温度センサ68からの信号が、環境温度Tが所定温度Tb以上であることを示す状態が所定時間J7続いたときに、フラッシュメモリ84に記憶されている当該ログ情報を消去する。
また、第2関連付け情報では、カートリッジ収容部41に同じインクカートリッジ55が所定期間J8以上収容されているという事象と、強フラッシングとが関連付けられている。制御装置80は、カートリッジセンサ38からの信号が、カートリッジ収容部41に同じインクカートリッジ55が収容されていることを示している状態が所定時間J8継続したときに、当該事象が発生したことを示すログ情報をフラッシュメモリ84に記憶させる。また、制御装置80は、その後、カートリッジセンサ38からの信号が、カートリッジ収容部41にインクカートリッジ55が収容されていないことを示すものに切り換わってから所定時間J9経過したときに、フラッシュメモリ84に記憶されている当該ログ情報を消去する。
<吐出判定時の制御>
本実施形態では、制御装置80が、図8のフローに沿って処理を行うことによって、複数のノズル18の各々について、ノズル18が不吐出ノズルであるか否かを判定し、その結果に基づいてノズル18の不吐出を解消させるために解消用動作を行わせる。図8のフローは、例えば、ユーザが操作部70を操作して、メンテナンスを行うことを指示したときなどに開始される。
図8のフローについてより詳細に説明すると、制御装置80は、まず、インクジェットヘッド5の複数のノズル18のうちの1つを、不吐出ノズルであるか否かの判定の対象となる対象ノズルを設定する(S101)。
続いて、制御装置80は、ヘッド駆動処理を実行する(S102)。S102のヘッド駆動処理では、制御装置80は、対象ノズルからインクを吐出させるように、対象ノズルに対応する駆動素子60を駆動させる。そして、制御装置80は、S102のヘッド駆動処理でのインクジェットヘッド5の駆動時に判定回路93から出力された信号に基づいて、不吐出ノズルであるか否かを判定し、その判定結果の情報を、フラッシュメモリ84に記憶させる(S103)。
インクジェットヘッド5の全てのノズル18について不吐出ノズルであるか否かの判定が完了していない場合には(S104:NO)、制御装置80は、対象ノズルを、インクジェットヘッド5の複数のノズル18のうち、不吐出ノズルであるか否かを判定していないいずれかのノズル18に変更し(S105)、S102に戻る。
そして、インクジェットヘッド5の全てのノズル18について不吐出ノズルであるか否かの判定が完了したときに(S104:YES)、制御装置80は、S103でフラッシュメモリ84に記憶させた判定結果の情報に基づいて、インクジェットヘッド5の複数のノズル18の中に、不吐出ノズルがあるか否かを判定する(S106)。
不吐出ノズルがない場合には(S106:NO)、そのまま処理を終了する。不吐出ノズルがある場合には(S106:YES)、続いて、制御装置80は、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1a未満であるか否かを判定する(S107)。なお、本実施形態では、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1a未満であるという条件が、本発明の「所定条件」に相当する。
不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1a未満でない、すなわち、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1a以上である場合には(S107:NO)、制御装置80は、不吐出ノズルの個数Nと、図7(a)の第1関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせ(S108)、処理を終了する。
不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1a未満の場合には(S107:YES)、制御装置80は、続いて、フラッシュメモリ84にログ情報が記憶されているか否かを判定する(S109)。ここで、上述したように、ログ情報は、対応する事象が生じてから所定期間(所定時間J2~J7,J9)が経過したときに消去される。したがって、S109では、全てのノズル18について不吐出ノズルであるか否かの判定が完了した時点よりも上記所定期間前の時点以降に上述したような事象が生じた場合に、ログ情報が記憶されていると判定されることになる。
フラッシュメモリ84にログ情報が記憶されていない場合には(S109:NO)、制御装置80は、不吐出ノズルの個数Nと、図7(a)の第1関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせ(S108)、処理を終了する。
フラッシュメモリ84にログ情報が記憶されている場合には(S109:YES)、制御装置80は、フラシュメモリ84に記憶されているログ情報と、図7(b)の第2関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせ(S110)、処理を終了する。
ここで、フラッシュメモリ84に複数のログ情報が記憶されている場合、S110では、記憶されている複数のログ情報と関連付けられた解消用動作のうち、インクの排出量が最も多い解消用動作を行わせる。
<定期メンテナンス>
また、プリンタ1では、定期的にノズル18からインクジェットヘッド5内のインクを排出させる定期メンテナンスを行う。定期メンテナンスを行うために、制御装置80が図9のフローに沿って処理を行う。図9のフローは、例えば、プリンタ1のコンセントが接続されてプリンタ1に電源が供給されたときに開始される。
図9のフローについてより詳細に説明すると、制御装置80は、前回の吸引パージから所定時間J10が経過したか否かを判定する(S201)。そして、制御装置80は、前回の吸引パージが行われてから所定時間J10が経過するまで待機し(S201)、前回の吸引パージが行われてから所定時間J10が経過したときに、ログ情報とは関係なく、中パージ(本発明の「所定の解消用動作」)を行わせ(S202)、S201に戻る。なお、S202では、中パージの代わりに、強パージあるいは弱パージであってもよい。
<効果>
ノズルが不吐出となる原因は様々であるため、不吐出ノズルの数によってのみ解消用動作の種類を決定すると、必要以上にインクを排出させてしまったり、インクの排出が不十分で不吐出を解消させることができなかったりする虞がある。一方で、不吐出ノズルの個数が多い場合には、不吐出の解消のために、その原因によらず排出量の多い解消用動作を行わせる必要のあることが多いのに対して、不吐出ノズルの個数が少ない場合には、不吐出の原因によって、不吐出の解消に適切な解消用動作の種類が異なることが多い。
そこで、本実施形態では、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1a以上の場合、及び、ログ情報が記憶されていない場合に、不吐出ノズルの個数に基づいて決定した解消用動作を行わせる。これに対して、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1a未満であり、ログ情報が記憶されている場合には、ログ情報と第2関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせる。これにより、不吐出の原因となる事象が発生したときに、当該事象に応じた適切な解消用動作を行わせることができる。
また、本実施形態では、ノズル18から検出用電極91に向けてインクを吐出させるように駆動素子60を駆動させたときに判定回路93から出力される信号に基づいて、不吐出ノズルであるか否かを判定することができる。
また、本実施形態では、定期的に行われる定期メンテナンスは、主に、プリンタ1が一定期間使用されていないことによるインクの増粘等を解消させるために行うものであるので、ログ情報に関係なく中パージを行わせる。これに対して、不吐出ノズルの判定を行うときには、様々な原因によって生じた不吐出を解消させる必要があるため、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1a未満であり、且つ、ログ情報が記憶されている場合に、ログ情報と第2関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせる。
また、不吐出の原因となる事象が発生していたとしても、当該事象が発生してから長時間経過した後に不吐出ノズルの判定を行うときには、不吐出の原因が当該事象によるものである可能性は低い。そこで、本実施形態では、ログ情報を記録した後、当該ログ情報に対応する事象が生じなくなってから所定期間が経過したときに、当該ログ情報を消去する。これにより、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1a未満であり、且つ、不吐出の原因となる事象が不吐出ノズルの判定が行われた時点よりも所定期間前の時点以降に生じたものである場合にのみ、ログ情報と第2関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせることができる。
また、記録用紙Pの詰まりが生じたときには、ユーザが詰まった記録用紙Pを取り除く際に、ノズル18から空気が侵入し、これによってノズル18が不吐出ノズルとなってしまう可能性が高い。そして、この場合には、例えば、中パージによってノズル18からインクを排出させることによって侵入した空気を排出させることが、不吐出を解消させるのに適切である。そこで、本実施形態では、第2関連付け情報において、記録用紙Pの詰まりという事象と、中パージとを関連付けている。
また、例えば、プリンタ1における記録中等、アンキャッピング状態となっているときに、プリンタ1のコンセントが抜かれたり、停電が発生したりするなどして、プリンタ1への電源の供給が遮断された場合には、次に電源がオンになるまで、ノズル18がノズルキャップ71で覆われていない状態のままであり、これによってノズル18内のインクが増粘して不吐出ノズルとなる可能性が高い。そして、この場合には、インクジェットヘッド5内のインクの増粘がかなり進行している可能性が高い。そのため、この場合には、例えば、強パージによって増粘したインクを排出することが、不吐出を解消させるのに適切である。そこで、本発明では、第2関連付け情報において、電源がオンになったときにアンキャッピング状態となっているという事象と、強パージとを関連付けている。
また、プリンタ1が長期間使用されていない場合には、インクジェットヘッド5内のインクの増粘が進行しているとともに、供給側(カートリッジ収容部41側)から気泡が侵入しており、これらの要因によって不吐出ノズルとなる可能性が高い。そして、この場合には、強パージと排気パージとによって、増粘したインクや侵入した気泡を出することが吐出異常を解消させるのに適切である。そこで、本実施形態では、第2関連付け情報において、プリンタ1が所定期間J1以上使用されていないという事象と、強パージ及び排気パージとを関連付けている。
また、同じ画像を複数の記録用紙Pに多数連続して記録する場合、当該画像の記録に使用されない特定のノズル18において長期間インクが吐出されない状態が継続し、当該ノズル18及びこれに連通する流路内のインクの増粘が進行しやすく、これにより当該ノズル18が不吐出ノズルとなる可能性が高い。そして、この場合には、例えば、弱パージによって当該ノズル18からインクを排出させることが、不吐出を解消させるのに適切である。そこで、本実施形態では、第2関連付け情報において、同じ画像を所定部数以上連続して記録するという事象と、弱パージとを関連付けている。
また、プリンタ1が高い環境温度で使用されているときには、各ノズル18においてインクの乾燥が進みやすく、そのことが原因で不吐出となる可能性が高い。そして、この場合には、例えば、弱パージによってノズル18から乾燥したインクを排出させることが、不吐出を解消させるのに適切である。そこで、本実施形態では、第2関連付け情報において、プリンタ1が所定温度Taよりも高い環境温度Tで使用されているという事象と、弱パージとを関連付けている。
また、同じインクカートリッジ55が長期間使用されている場合、インクカートリッジ55内のインクが増粘しているため、ノズル18内のインクの粘度も高く、これによってノズル18が不吐出ノズルになる可能性が高い。一方、ノズル18のインクが増粘していることによって不吐出ノズルとなっている場合に、フラッシングによって増粘したインクを排出させて不吐出を解消させることが考えられるが、インクカートリッジ55から供給されるインクの粘度が高い場合には、フラッシングによって排出させるインクの量を多くしないと、不吐出を解消させることができない虞がある。
そこで、本実施形態では、第1関連付け情報において、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1a未満であることと、弱フラッシングとが関連付けられている。また、第2関連付け情報において、同じインクカートリッジ55が所定期間J8以上使用されているという事象と、強フラッシングとが関連付けられている。これにより、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1a未満であるときに、ログ情報が記憶されていない場合には弱フラッシングが行われ、同じインクカートリッジ55が所定期間J8以上使用されていることを示すログ情報が記憶されている場合には強フラッシングが行われる。これにより、フラッシングにおいて、ノズル18内のインクの粘度に応じて適切な量のインクを排出させることができる。
また、プリンタ1が低い環境温度で使用されている場合、ノズル18内のインクの粘度が高く、これによってノズル18が不吐出ノズルとなる可能性が高い。一方、ノズル18のインクが増粘していることによって不吐出ノズルとなっている場合に、フラッシングによって増粘したインクを排出させて不吐出を解消させることが考えられるが、元々のノズル18内のインクの粘度が高い場合には、フラッシングによって排出させるインクの量を多くしないと、不吐出を解消させることができない虞がある。
そこで、本実施形態では、第1関連付け情報において、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1a未満であることと、弱フラッシングとが関連付けられている。また、第2関連付け情報において、プリンタ1が所定温度Tbよりも低い環境温度Tで使用されているという事象と、強フラッシングとが関連付けられている。これにより、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1a未満であるときに、ログ情報が記憶されていない場合には弱フラッシングが行われ、プリンタ1が所定温度Tbよりも低い環境温度Tで使用されていることを示すログ情報が記憶されている場合には強フラッシングが行われる。これにより、フラッシングにおいて、ノズル18内のインクの粘度に応じて適切な量のインクを排出させることができる。
<変形例>
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載の限りにおいて様々な変更が可能である。
上述の実施形態では、インクジェットヘッド5における不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1a未満であるという条件を、ログ情報が記憶されている場合に、ログ情報と第2関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせる条件としたが、これには限られない。
変形例1では、ノズル18が不吐出ノズルであるか否かを判定し、その結果に基づいてノズル18の不吐出を解消させるために解消用動作を行わせるときに、制御装置80が図10のフローに沿って処理を行う。
より詳細に説明すると、制御装置80は、上述の実施形態のS101~S106と同様の、S301~S306の処理を行う。そして、S306において不吐出ノズルがあると判定されたときに(S306:YES)、制御装置80は、続いて、4列のノズル列10の中に、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1b未満のノズル列10があるか否かを判定する(S307)。Nb1は2以上の自然数である。
不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1b未満のノズル列10がない場合には(S307:NO)、制御装置80は、上述の実施形態のS108と同様、インクジェットヘッド5における不吐出ノズルの個数Nと第1関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせ(S308)、処理を終了する。
不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1b未満のノズル列10がある場合(S307:YES)、制御装置80は、続いて、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1b未満のノズル列10が2列以上あるか否かを判定する(S309)。なお、変形例1では、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1b未満のノズル列10が2列以上ある(複数のノズル群のうち所定群以上のノズル群について、それぞれ、吐出異常のあるノズルの個数が所定個数未満である)という条件が、本発明の「所定条件」に相当する。
不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1b未満のノズル列10が2列以上ある場合(S309:YES)、制御装置80は、続いて、フラッシュメモリ84に第1又は第2ログ情報が記憶されているか否かを判定する(S310)。
ここで、変形例1では、図11に示すように、上述の実施形態で説明したログ情報を、同じインクカートリッジを所定期間J8以上使用しているという事象以外の事象についてのログ情報である第1ログ情報と、同じインクカートリッジを所定期間J8以上使用しているという事象以外の事象についてのログ情報である第2ログ情報とに分類している。
フラッシュメモリ84に第1又は第2ログ情報が記憶されていない場合には(S310:NO)、制御装置80は、インクジェットヘッド5における不吐出ノズルの個数Nと第1関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせ(S308)、処理を終了する。
フラッシュメモリ84に第1又は第2ログ情報が記憶されている場合には(S310:YES)、制御装置80は、上述の実施形態のS110と同様、ログ情報(第1又は第2ログ情報)と第2連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせ(S312)、処理を終了する。
不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1b未満のノズル列10が2列以上ない場合(S309:NO)、すなわち、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1b未満のノズル列10が1列だけである場合、制御装置80は、続いて、フラッシュメモリ84に第2ログ情報が記憶されているか否かを判定する(S311)。
フラッシュメモリ84に第2ログ情報が記憶されていない場合には(S311:NO)、制御装置80は、インクジェットヘッド5における不吐出ノズルの個数Nと第1関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせ(S308)、処理を終了する。
フラッシュメモリ84に第2ログ情報が記憶されている場合には(S311:YES)、制御装置80は、ログ情報(第2ログ情報)と第2連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせ(S312)、処理を終了する。
なお、変形例1では、4列のノズル列10が本発明の「複数のノズル群」に相当する。
不吐出ノズルの個数が多い場合には、不吐出の原因によらず排出量の多い解消用動作を行わせる必要のあることが多いのに対して、不吐出ノズルの個数が少ない場合には、吐出異常の原因によって適切な解消用動作の種類が異なることが多い。また、不吐出ノズルの個数が少ないノズル列の数が多い場合ほど、吐出異常の原因に応じた解消用動作を行わせる意義は大きい。そこで、変形例1では、2列以上のノズル列10について、それぞれ、不吐出ノズルの個数Nbが所定個数Nb1未満であり、且つ、ログ情報(第1,第2ログ情報)が記憶されている場合に、ログ情報と第2関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせる。
ただし、インクカートリッジ55の使用期間については、インクの色毎に個別のものであるため、第2ログ情報に対応する、同じインクカートリッジ55が所定期間J8以上使用されている場合に、強フラッシングを行わせる意義は、不吐出ノズルの個数Nbが所定個数Nb1未満のノズル列10の数とは関係しない。
そこで、変形例1では、不吐出ノズルの個数Nbが所定個数Nb1未満のノズル列10がある場合に、第2ログ情報が記憶されている場合には、不吐出ノズルの個数Nbが所定個数Nb1未満のノズル列10の数に関係なく、ログ情報(第2ログ情報)と第2関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作である、強フラッシングを行わせる。
変形例2では、ノズル18が不吐出ノズルであるか否かを判定し、その結果に基づいてノズル18の不吐出を解消させるために解消用動作を行わせるときに、制御装置80が図12のフローに沿って処理を行う。
より詳細に説明すると、制御装置80は、変形例1のS301~S307と同様の、S401~S407の処理を行う。そして、S407において、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1b未満のノズル列10がない場合には(S407:NO)、制御装置80は、上述の実施形態のS108と同様、インクジェットヘッド5における不吐出ノズルの個数Nと第1関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせ(S408)、処理を終了する。
不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1b未満のノズル列10がある場合(S407:YES)、制御装置80は、続いて、カラーのインクを吐出するいずれかのノズル列10において、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1b未満であるか否かを判定する(S409)。なお、変形例2では、カラーのインクを吐出するいずれかのノズル列10において、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1b未満である(少なくとも第2ノズルについて、吐出異常のあるノズルの個数が所定個数未満である)という条件が、本発明の「所定条件」に相当する。
カラーのインクを吐出するいずれかのノズル列10において、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1b未満の場合(S409:YES)、制御装置80は、続いて、フラッシュメモリ84に第1又は第2ログ情報が記憶されているか否かを判定する(S410)。
ここで、変形例2は、図13に示すように、上述の実施形態で説明したログ情報のうち、プリンタが所定期間J1以上使用されていないという事象、電源がオンにされたときにアンキャッピング状態であるという事象、プリンタ1が所定温度Taよりも高い環境温度で使用されているという事象、及び、プリンタ1が所定温度Tbよりも低い環境温度で使用されているという事象についてのログ情報を、第1ログ情報とし、同じ画像を所定部数数以上連続して記録するという事象、用紙詰まりが生じたという事象、及び、同じインクカートリッジ55を所定期間J8以上使用しているという事象についてのログ情報を第2ログ情報とする。
フラッシュメモリ84に第1又は第2ログ情報が記憶されていない場合には(S410:NO)、制御装置80は、インクジェットヘッド5における不吐出ノズルの個数Nと第1関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせ(S408)、処理を終了する。
フラッシュメモリ84に第1又は第2ログ情報が記憶されている場合には(S410:YES)、制御装置80は、上述の実施形態のS110と同様、ログ情報(第1又は第2ログ情報)と第2連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせ(S412)、処理を終了する。
カラーのインクに対応するノズル列10のいずれかにおいても不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1b未満でない場合、すなわち、ブラックのインクに対応するノズル列10においてのみ、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1b未満である場合には(S409:NO)、制御装置80は、続いて、フラッシュメモリ84に第2ログ情報が記憶されているか否かを判定する(S411)。
フラッシュメモリ84に第2ログ情報が記憶されていない場合には(S411:NO)、制御装置80は、インクジェットヘッド5における不吐出ノズルの個数Nと第1関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせ(S408)、処理を終了する。
フラッシュメモリ84に第2ログ情報が記憶されている場合には(S411:YES)、制御装置80は、ログ情報(第2ログ情報)と第2連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせ(S412)、処理を終了する。
なお、変形例2では、ブラックのインクを吐出するノズル18が本発明の「第1ノズル」に相当し、カラーのインクを吐出するノズル18が本発明の「第2ノズル」に相当する。
不吐出ノズルの個数が多い場合には、不吐出の原因によらず排出量の多い解消用動作を行わせる必要のあることが多いのに対して、不吐出ノズルの個数が少ない場合には、吐出異常の原因によって適切な解消用動作の種類が異なることが多い。また、カラーのインクは、ブラックのインクよりも増粘しにくいため、増粘しやすいブラックのインクを吐出するノズル18については、不吐出となる原因が増粘によることが多いのに対して、増粘しにくいカラーのインクを吐出するノズルについては、不吐出となる原因が増粘以外のものであることが多い。
そこで、変形例2では、増粘しにくいカラーのインクに対応するノズル列10について、不吐出ノズルの個数Nbが所定個数Nb1未満であり、且つ、ログ情報(第1,第2ログ情報)が記憶されている場合に、ログ情報と第2関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせる。
ただし、第2ログ情報に対応する事象が発生したときに、当該事象に対応する解消用動作を行わせる意義は、ブラックのインクに対応するノズル列10及びカラーのインクに対応するノズル列10のいずれにおいて不吐出ノズルの個数Nbが所定個数Nb1未満であるかと関係しない。
そこで、変形例2では、ブラックのインクに対応するノズル列10について、不吐出ノズルの個数Nbが所定個数Nb1未満であり、第2ログ情報が記憶されている場合には、ログ情報(第2ログ情報)と第2関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせる。
また、以上の例では、ログ情報が記憶されている場合に、ログ情報と第2関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせる条件を、不吐出ノズルの個数に関する条件としたが、これには限られない。例えば、ログ情報が記憶されている場合に、ログ情報と第2関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせる条件を、各ノズル列10における不吐出ノズルの分布の偏りに関する条件等、不吐出ノズルについての別の条件としてもよい。
また、第2関連付け情報における、事象と解消用動作との関連付けは、上述の実施形態のものには限られない。例えば、図7(b)に示した事象のうち、少なくとも一部の事象に対して、図7(b)に示すものと異なる解消用動作が関連付けられていてもよい。あるいは、第2関連付け情報において、図7(b)に示した事象のうち一部の事象と解消用動作の種類とが関連付けられていてもよい。あるいは、第2関連付け情報において、図7(b)に示したのと別の事象と、解消用動作の種類とが関連付けられていてもよい。
また、上述の実施形態では、あるログ情報を記憶させた後、当該ログ情報に対応する事象が生じていない状態になってから所定期間が経過したときに、当該ログ情報を消去したが、これには限られない。
例えば、あるログ情報を記憶させるときに、解消用動作の種類の決定に使用することを示すフラグをオンにしておき、当該ログ情報に対応する事象が生じていない状態になってから所定期間が経過したときに、上記フラグをオフにするようにしてもよい。そして、例えば、上述の実施形態のS109でフラグがオンになっている情報があるか否かを判定してもよい。
あるいは、例えば、あるログ情報を記憶させた後、第2関連付け情報において当該ログ情報に関連付けられた解消用動作が行われるまで、当該ログ情報を記憶させたままとしてもよい。
また、上述の実施形態では、定期メンテナンスにおいて、ログ情報に関係なく中パージを行わせたが、これには限られない。例えば、定期メンテナンスにおいて、ログ情報に基づいて吸引パージの種類の異ならせてもよい。あるいは、プリンタにおいて定期メンテナンスを行わなくてもよい。
また、以上の例では、ノズル18から検出用電極91に向けてインクを吐出させるように駆動素子60を駆動させたときの検出用電極91の電位の変化に応じた信号を判定回路93から出力する信号出力部を備えたものであったが、これには限られない。
例えば、上下方向に延びた検出用電極を配置し、ノズルから検出用電極と対向する領域を通過するようにインクを吐出させたときの検出用電極の電位の変化に応じて、判定回路から信号を出力する信号出力部を備えていてもよい。あるいは、ノズル18から吐出されたインクを検出する光センサ(本発明の「信号出力部」)を設け、光センサからの信号に基づいて不吐出ノズルであるか否かを判定してもよい。
あるいは、例えば、特許第4929699号公報に記載されているのと同様に、インクジェットヘッドのノズルが形成されたプレートに、ノズルからインクが吐出されたときの電圧の変化を検出する電圧検出回路(本発明の「信号出力部」)を接続してもよい。
あるいは、例えば、特許第6231759号公報に記載されているのと同様に、インクジェットヘッドの基板を、温度検知素子(本発明の「信号出力部」)を備えたものとしてもよい。そして、インクの吐出のために第1印加電圧を印加してヒータを駆動した後に、インクが吐出されないように第2印加電圧を印加してヒータを駆動し、第2印加電圧を印加してから、その後、所定時間が経過するまでの間の、温度検知素子で検知された温度の変化に基づいて信号を出力するようにしてもよい。
さらには、プリンタが、不吐出ノズルであるか否かに応じた信号を出力する信号出力部を備えていることにも限られない。
変形例3では、ノズル18が不吐出ノズルであるか否かを判定し、その結果に基づいてノズル18の不吐出を解消させるために解消用動作を行わせるときに、制御装置80が図14のフローに沿って処理を行う。
より詳細に説明すると、制御装置80は、キャリッジモータ86、複数の駆動素子60、搬送モータ87等を制御して、図15(a)に示すような4つのテストパターン101を記録させる(S501)。
4つのテストパターン101は、4列のノズル列10に対応しており、走査方向の右側に配置されたものから順に、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインク(走査方向の右側から1,2,3,4番目のノズル列10を構成する複数のノズル18から吐出されたインク)によって記録されたものである。また、各テストパターン101は、走査方向及び搬送方向に沿って格子状に並んだ複数のパターン部分102によって構成されている。各パターン部分102は、ノズル列10を構成する複数のノズル18のうち1つのノズル18に対応している。これにより、インクジェットヘッド5の複数のノズル18の中に不吐出ノズルがある場合、テストパターン101の不吐出ノズルに対応するパターン部分102が記録されない。
S501のテストパターンの記録後、制御装置80は、ユーザに操作部70(本発明の「信号入力部」)を操作させてテストパターン101の記録結果を入力させるための、図15(b)に示すような入力画面103を表示部69に表示させ(S502)、操作部70からのテストパターン101の記録結果の信号の入力を受け付け可能な状態となる。そして、制御装置80は、テストパターン101の記録結果の信号が入力されるまで待機する(S503:NO)。
入力画面103は、4つのサンプル画像104と、4つの識別番号105と、メッセージ106とを有する。4つのサンプル画像104は、テストパターン101の記録結果に対応する画像であり、最も左側のものが不吐出ノズルがない場合に対応し、右側に位置するものほど、不吐出ノズルの個数が多い場合に対応している。
4つの識別番号105は、4つのサンプル画像104に対応しており、対応するサンプル画像の下方に位置している。メッセージ106は、ユーザに、4つのサンプル画像104の中から、テストパターン101の記録結果に最も近いサンプル画像104の識別番号105を入力することを促すメッセージである。ユーザは、表示部69の入力画面103の表示に基づいて操作部70を操作することで、テストパターン101の記録結果(識別番号105)の入力を行うことができる。
また、図15(b)に示す入力画面103は、4色のインクのうちある1色のテストパターン101の記録結果を入力させるための画面であり、サンプル画像104が上記1色で表示されている。そして、ユーザが操作部70を操作して、テストパターン101の記録結果の入力を行うと、サンプル画像104の色が変化した同様の入力画面が表示される。これにより、ユーザは、4色のインクの各々についてのテストパターン101の記録結果を順に入力することができる。
そして、4色全てのテストパターン101の記録結果の信号が入力されたときに(S503:YES)、制御装置80は、上述の実施形態のS106~S110と同様の、S504~S507の処理を実行する。
ただし、S504では、S106とは異なり、少なくとも1つのテストパターン101の記録結果として、識別番号105が「2」、「3」、「4」のいずれかに対応するサンプル画像104が選択された場合に、不吐出ノズルがあると判定する。また、S504では、S107とは異なり、4つのテストパターン101の記録結果に基づいて、不吐出ノズルの個数Nを推定し、推定した不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1a未満であるか否かを判定する。
変形例3の場合には、上記のように、ユーザが入力したテストパターン101の記録結果に基づいて不吐出ノズルであるか否かを判定することができる。一方で、ユーザによるテストパターン101の評価には個人差がある。そして、ユーザによるテストパターン101の評価が適切でない場合には、実際の不吐出ノズルの個数に対して適切でないパージが行われることもある。また、ユーザによるテストパターン101の評価が適切であったとしても、上述したように、ノズルが不吐出となる原因は様々であるため、不吐出ノズルの数によってのみ解消用動作の種類を決定すると、必要以上にインクを排出させてしまったり、インクの排出が不十分で不吐出を解消させることができなかったりする虞がある。
そこで、変形例3では、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1a以上の場合、及び、ログ情報が記憶されていない場合に、不吐出ノズルの個数に基づいて決定した解消用動作を行わせる。これに対して、不吐出ノズルの個数Nが所定個数N1a未満である場合には、ログ情報が記憶されている場合には、ログ情報と第2関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせる。これにより、不吐出の原因となる事象が発生したときに、当該事象に応じた適切な解消用動作を行わせることができる。
なお、変形例3では、上記の通り、テストパターンの記録結果に基づいて不吐出ノズルを特定するため、プリンタが、検出用電極91、高電圧電源回路92、判定回路93、抵抗94を備えていなくてもよい。
また、変形例3では、ユーザにテストパターン101の記録結果の信号を入力させ、この信号に基づいて不吐出ノズルの情報を取得したが、これには限られない。例えば、プリンタが、スキャナを備えたいわゆる複合機である場合に、テストパターン101をスキャナに読み取らせ、テストパターンの読取結果に基づいて、不吐出ノズルの情報を取得してもよい。
また、変形例3では、4色全てのテストパターン101の記録結果の信号が入力されたときに(S503:YES)、制御装置80は、上述の実施形態のS106~S110と同様の、S504~S507の処理を実行したが、これには限られない。例えば、変形例3において、4色全てのテストパターン101の記録結果の信号が入力されたときに(S503:YES)、制御装置80が、変形例1のS306~S312と同様の処理、あるいは、変形例2のS406~S412と同様の処理を行ってもよい。
また、以上の例では、ノズル18からインクが吐出されないことを、ノズル18におけるインクの吐出異常として検出したが、これには限られない。例えば、ノズル18からのインクの吐出速度や吐出方向を検出するための装置を設ける、あるいは、ノズル18からのインクの吐出速度や吐出方向を検出するためのテストパターンを記録させることによって、インクの吐出速度や吐出方向に異常があることをインクの吐出異常として検出してもよい。
また、以上の例では、第2関連付け情報において、1つの事象が、1つの解消用動作を関連付けられており、ログ情報と第2関連付け情報とのみに基づいて決定した解消用動作を行わせたが、これには限られない。例えば、第2関連付け情報において、1つの事象に対して、異常ノズルの個数によって異なる複数種類の解消用動作が関連付けられており、ログ情報と、不吐出ノズルの個数と、第2関連付け情報とに基づいて決定した解消用動作を行わせてもよい。
また、上述の実施形態では、パージとして吸引パージを行ったが、これには限られない。例えば、サブタンク4とインクカートリッジ41とを接続するチューブ17の途中部分に加圧ポンプが設けられていてもよい。あるいは、プリンタにインクカートリッジと接続された加圧ポンプが設けられていてもよい。そして、キャッピング状態で、上記加圧ポンプを駆動させることで、インクジェットヘッド5内のインクを加圧して、ノズル18からインクジェットヘッド5内のインクをノズルキャップ71に排出させる、いわゆる加圧パージを行ってもよい。なお、この場合には、加圧ポンプが、本発明の「パージ手段」に相当する。
さらには、パージにおいて、吸引ポンプ73による吸引と加圧ポンプによる加圧の両方を行ってもよい。この場合には、吸引ポンプ73と廃液タンク75と加圧ポンプとを合わせたものが、本発明の「パージ手段」に相当する。
また、以上では、キャリッジとともに走査方向に移動する、いわゆるシリアルヘッドを備えたプリンタに、本発明を適用した例について説明したが、これには限られない。例えば、走査方向に記録用紙Pの全長にわたって延びた、いわゆるラインヘッドを備えたプリンタに本発明を適用することも可能である。
また、以上では、ノズルからインクを吐出して記録用紙Pに記録を行うプリンタに本発明を適用した例について説明したが、これには限られない。Tシャツ、屋外広告用のシート、スマートフォン等の携帯端末のケース、段ボール、樹脂部材など、記録用紙以外の被記録媒体に画像を記録するプリンタにも適用され得る。また、インク以外の液体、例えば、液体状にした樹脂や金属を吐出する液体吐出装置にも適用され得る。
1 プリンタ
5 インクジェットヘッド
9 メンテナンスユニット
10 ノズル列
18 ノズル
41 カートリッジ収容部
55 インクカートリッジ
70 操作部
80 制御装置
84 フラッシュメモリ
91 検出用電極
92 高電圧電源回路
93 判定回路
94 抵抗
101 テストパターン

Claims (15)

  1. 複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズルにおける液体の吐出異常を解消させるための複数種類の解消用動作のいずれかを選択的に行うメンテナンス手段と、
    記憶部と、
    制御装置と、を備え、
    前記記憶部は、
    前記吐出異常についての吐出異常情報と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第1関連付け情報と、
    前記吐出異常の原因となる所定の事象と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第2関連付け情報と、を記憶し、
    前記制御装置は、
    前記事象が発生したときに、当該事象が発生したことを示すログ情報を前記記憶部に記憶させ、
    前記吐出異常情報を受信したときに、
    前記吐出異常情報が所定条件を満たさない場合、及び、前記記憶部が前記ログ情報を記憶していない場合には、前記吐出異常情報と前記第1関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、
    前記吐出異常情報が前記所定条件を満たし、且つ、前記記憶部が前記ログ情報を記憶している場合に、少なくとも前記ログ情報と前記第2関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、
    前記メンテナンス手段が、
    前記解消用動作として前記複数のノズルから前記液体吐出ヘッド内の液体を排出させるパージを行わせるパージ手段、を有し、
    前記第2関連付け情報において、
    被吐出媒体の詰まりという前記事象と、前記パージとが関連付けられていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドに液体を供給するための供給流路と、
    前記供給流路から分岐した排気流路と、
    前記ノズルにおける液体の吐出異常を解消させるための複数種類の解消用動作のいずれかを選択的に行うメンテナンス手段と、
    記憶部と、
    制御装置と、を備え、
    前記記憶部は、
    前記吐出異常についての吐出異常情報と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第1関連付け情報と、
    前記吐出異常の原因となる所定の事象と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第2関連付け情報と、を記憶し、
    前記制御装置は、
    前記事象が発生したときに、当該事象が発生したことを示すログ情報を前記記憶部に記憶させ、
    前記吐出異常情報を受信したときに、
    前記吐出異常情報が所定条件を満たさない場合、及び、前記記憶部が前記ログ情報を記憶していない場合には、前記吐出異常情報と前記第1関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、
    前記吐出異常情報が前記所定条件を満たし、且つ、前記記憶部が前記ログ情報を記憶している場合に、少なくとも前記ログ情報と前記第2関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、
    前記メンテナンス手段が、
    前記解消用動作として前記複数のノズルから前記液体吐出ヘッド内の液体を排出させるパージを行わせるパージ手段と、
    前記排気流路から液体中の空気を排出させる排気パージを行わせる排気パージ手段と、を有し、
    前記第2関連付け情報において、
    所定期間以上使用されていないという事象と、前記パージ及び前記排気パージとが関連付けられていることを特徴とする液体吐出装置。
  3. 複数のノズルを有し、前記複数のノズルから液体を吐出することによって画像を記録する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズルにおける液体の吐出異常を解消させるための複数種類の解消用動作のいずれかを選択的に行うメンテナンス手段と、
    記憶部と、
    制御装置と、を備え、
    前記記憶部は、
    前記吐出異常についての吐出異常情報と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第1関連付け情報と、
    前記吐出異常の原因となる所定の事象と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第2関連付け情報と、を記憶し、
    前記制御装置は、
    前記事象が発生したときに、当該事象が発生したことを示すログ情報を前記記憶部に記憶させ、
    前記吐出異常情報を受信したときに、
    前記吐出異常情報が所定条件を満たさない場合、及び、前記記憶部が前記ログ情報を記憶していない場合には、前記吐出異常情報と前記第1関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、
    前記吐出異常情報が前記所定条件を満たし、且つ、前記記憶部が前記ログ情報を記憶している場合に、少なくとも前記ログ情報と前記第2関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、
    前記メンテナンス手段が、
    前記解消用動作として前記複数のノズルから前記液体吐出ヘッド内の液体を排出させるパージを行わせるパージ手段、を有し、
    前記第2関連付け情報において、
    同じ画像を所定数以上の被記録媒体に連続して記録するという事象と、前記パージとが関連付けられていることを特徴とする液体吐出装置。
  4. 複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズルにおける液体の吐出異常を解消させるための複数種類の解消用動作のいずれかを選択的に行うメンテナンス手段と、
    記憶部と、
    制御装置と、を備え、
    前記記憶部は、
    前記吐出異常についての吐出異常情報と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第1関連付け情報と、
    前記吐出異常の原因となる所定の事象と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第2関連付け情報と、を記憶し、
    前記制御装置は、
    前記事象が発生したときに、当該事象が発生したことを示すログ情報を前記記憶部に記憶させ、
    前記吐出異常情報を受信したときに、
    前記吐出異常情報が所定条件を満たさない場合、及び、前記記憶部が前記ログ情報を記憶していない場合には、前記吐出異常情報と前記第1関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、
    前記吐出異常情報が前記所定条件を満たし、且つ、前記記憶部が前記ログ情報を記憶している場合に、少なくとも前記ログ情報と前記第2関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、
    前記メンテナンス手段が、
    前記解消用動作として前記複数のノズルから前記液体吐出ヘッド内の液体を排出させるパージを行わせるパージ手段、を有し、
    前記第2関連付け情報において、
    所定温度よりも高い環境温度で使用されているという事象と、前記パージとが関連付けられていることを特徴とする体吐出装置。
  5. 複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドに供給するための液体が貯留された液体カートリッジが取り外し可能に収容されるカートリッジ収容部と、
    前記ノズルにおける液体の吐出異常を解消させるための複数種類の解消用動作のいずれかを選択的に行うメンテナンス手段と、
    記憶部と、
    制御装置と、を備え、
    前記記憶部は、
    前記吐出異常についての吐出異常情報と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第1関連付け情報と、
    前記吐出異常の原因となる所定の事象と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第2関連付け情報と、を記憶し、
    前記制御装置は、
    前記液体吐出ヘッドに、前記解消用動作として、前記ノズルから液体を排出させる、第1フラッシング、及び、前記第1フラッシングよりも液体の排出量の多い第2フラッシングのいずれかを選択的に行わせることによって、前記液体吐出ヘッドを前記メンテナンス手段として動作させ、
    前記事象が発生したときに、当該事象が発生したことを示すログ情報を前記記憶部に記憶させ、
    前記吐出異常情報を受信したときに、
    前記吐出異常情報が所定条件を満たさない場合、及び、前記記憶部が前記ログ情報を記憶していない場合には、前記吐出異常情報と前記第1関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、
    前記所定条件は、前記吐出異常情報が、前記吐出異常のある前記ノズルの数が所定個数未満であることを示している、という条件であり、
    前記第2関連付け情報において、
    前記カートリッジ収容部に同じ前記液体カートリッジが収容されている状態が所定期間以上継続しているという前記事象と、前記第2フラッシングとが関連付けられており、
    前記制御装置は、
    前記吐出異常情報を受信したときに、
    前記吐出異常情報が前記所定条件を満たす場合に、
    前記記憶部に、前記ログ情報が記憶されていない場合には、前記液体吐出ヘッドに前記第1フラッシングを行わせ、
    前記記憶部に、前記カートリッジ収容部に同じ前記液体カートリッジが収容されている状態が所定期間以上継続しているという前記事象が発生したことを示す前記ログ情報が記憶されている場合には、前記液体吐出ヘッドに前記第2フラッシングを行わせることを特徴とする液体吐出装置。
  6. 複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズルにおける液体の吐出異常を解消させるための複数種類の解消用動作のいずれかを選択的に行うメンテナンス手段と、
    記憶部と、
    制御装置と、を備え、
    前記記憶部は、
    前記吐出異常についての吐出異常情報と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第1関連付け情報と、
    前記吐出異常の原因となる所定の事象と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第2関連付け情報と、を記憶し、
    前記制御装置は、
    前記液体吐出ヘッドに、前記解消用動作として、前記ノズルから液体を排出させる、第1フラッシング、及び、前記第1フラッシングよりも液体の排出量の多い第2フラッシングのいずれかを選択的に行わせることによって、前記液体吐出ヘッドを前記メンテナンス手段として動作させ、
    前記事象が発生したときに、当該事象が発生したことを示すログ情報を前記記憶部に記憶させ、
    前記吐出異常情報を受信したときに、
    前記吐出異常情報が所定条件を満たさない場合、及び、前記記憶部が前記ログ情報を記憶していない場合には、前記吐出異常情報と前記第1関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、
    前記所定条件は、前記吐出異常情報が、前記吐出異常のある前記ノズルの数が所定個数未満であることを示している、という条件であり、
    前記第2関連付け情報において、
    所定温度よりも低い環境温度で使用されているという前記事象と、前記第2フラッシングとが関連付けられており、
    前記制御装置は、
    前記吐出異常情報を受信したときに、
    前記吐出異常情報が前記所定条件を満たす場合に、
    前記記憶部に、前記ログ情報が記憶されてない場合には、前記液体吐出ヘッドに前記第1フラッシングを行わせ、
    前記記憶部に、前記所定温度よりも低い環境温度で使用されていることを示す前記ログ情報が記憶されている場合には、前記液体吐出ヘッドに前記第2フラッシングを行わせることを特徴とする液体吐出装置。
  7. 前記吐出異常情報としての、前記ノズルから正常に液体が吐出されたか否かに応じた信号を、前記制御装置に出力する信号出力部、を備え、
    前記制御装置は、
    前記複数のノズルの少なくとも一部について、前記ノズルの各々から液体を吐出させるように前記液体吐出ヘッドを駆動させ、
    前記信号出力部からの前記信号に基づいて、前記ノズルに前記吐出異常が発生しているか否かを判定することを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の液体吐出装置。
  8. ユーザに、前記吐出異常情報としての、前記吐出異常が発生しているか否かを示す信号を入力させるための信号入力部、を備え、
    前記制御装置は、
    前記液体吐出ヘッドを制御して、被吐出媒体に所定のテストパターンを記録させ、前記信号入力部を前記信号の入力を受け付け可能にし、
    前記信号入力部に入力された前記信号に基づいて、前記ノズルに前記吐出異常が発生しているか否かを判定することを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の液体吐出装置。
  9. 前記所定条件は、前記吐出異常情報が、前記吐出異常のある前記ノズルの個数が所定個数未満であることを示している、という条件であることを特徴とする請求項1~8のいずれかに記載の液体吐出装置。
  10. 前記液体吐出ヘッドが、複数のノズルによってそれぞれ構成され、前記ノズルから吐出する液体の種類が異なる複数のノズル群、を有し、
    前記所定条件は、前記吐出異常情報が、前記複数のノズル群のうち所定群以上の前記ノズル群について、それぞれ、前記吐出異常のある前記ノズルの個数が前記所定個数未満であることを示している、という条件であることを特徴とする請求項9に記載の液体吐出装置。
  11. 前記液体吐出ヘッドが、複数の前記ノズルとして
    複数の第1ノズルと、
    前記第1ノズルよりも増粘しにくい液体を吐出する複数の第2ノズルと、を有し、
    前記所定条件は、前記吐出異常情報が、少なくとも前記第2ノズルについて、前記吐出異常のある前記ノズルの個数が前記所定個数未満であることを示している、という条件であることを特徴とする請求項9に記載の液体吐出装置。
  12. 前記制御装置は、
    最後に前記解消用動作が行われてから所定期間が経過したときに、前記記憶部に前記ログ情報が記憶されているか否かによらず、所定の前記解消用動作をメンテナンス手段に行わせることを特徴とする請求項1~11のいずれかに記載の液体吐出装置。
  13. 前記制御装置は、
    前記吐出異常情報が前記所定条件を満たさない場合、及び、前記事象が前記吐出異常情報を受信した時点よりも所定期間前の時点以降に生じたことを示す前記ログ情報が記憶部に記憶されていない場合に、前記吐出異常情報と前記第1関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、
    前記吐出異常情報が前記所定条件を満たし、且つ、前記吐出異常情報を受信した時点よりも前記所定期間前の時点以降に前記事象が生じたことを示す前記ログ情報が記憶部に記憶されている場合に、少なくとも前記ログ情報と前記第2関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせることを特徴とする請求項1~12のいずれかに記載の液体吐出装置。
  14. 前記複数のノズルを覆うキャップ、を備え、
    前記メンテナンス手段が、
    前記解消用動作として前記複数のノズルから前記液体吐出ヘッド内の液体を排出させるパージを行わせるパージ手段、を有し、
    前記第2関連付け情報において、
    前記液体吐出装置の電源がオンになったときに前記複数のノズルが前記キャップで覆われていなかったという前記事象と、前記パージとが関連付けられていることを特徴とする請求項1~13のいずれかに記載の液体吐出装置。
  15. 複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズルにおける液体の吐出異常を解消させるための複数種類の解消用動作のいずれかを選択的に行うメンテナンス手段と、
    記憶部と、
    制御装置と、を備え、
    前記液体吐出ヘッドが、複数の前記ノズルとして、
    複数の第1ノズルと、
    前記第1ノズルよりも増粘しにくい液体を吐出する複数の第2ノズルと、を有し、
    前記記憶部は、
    前記吐出異常についての吐出異常情報と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第1関連付け情報と、
    前記吐出異常の原因となる所定の事象と、前記解消用動作の種類とを関連付けた第2関連付け情報と、を記憶し、
    前記制御装置は、
    前記事象が発生したときに、当該事象が発生したことを示すログ情報を前記記憶部に記憶させ、
    前記吐出異常情報を受信したときに、
    前記吐出異常情報が所定条件を満たさない場合、及び、前記記憶部が前記ログ情報を記憶していない場合には、前記吐出異常情報と前記第1関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、
    前記吐出異常情報が前記所定条件を満たし、且つ、前記記憶部が前記ログ情報を記憶している場合に、少なくとも前記ログ情報と前記第2関連付け情報とに基づいて決定した前記解消用動作を、前記メンテナンス手段に行わせ、
    前記所定条件は、前記吐出異常情報が、前記所定条件は、前記吐出異常情報が、少なくとも前記第2ノズルについて、前記吐出異常のある前記ノズルの個数が所定個数未満であることを示している、という条件であることを特徴とする液体吐出装置。
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