JP2010058463A - 液体吐出装置およびプログラム並びに液体吐出装置の制御方法 - Google Patents

液体吐出装置およびプログラム並びに液体吐出装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プリンタのノズルのクリーニングをより適切に行なう。
【解決手段】ノズルが吐出不良と判定されたとき、比較的高い確率でノズルの目詰まりを回復させるための通常時用テーブルを用いて異常ノズル数Naなどのプリンタの状態に応じて強弱が異なる複数のクリーニング種CLからいずれかを設定し(S410)、設定したクリーニング種CLではインク残量Irが不足するときには(S420)比較的確率は低いものの少ないインク消費量でノズル23の目詰まりを回復させるための低残量時用テーブルを用いてクリーニング種CLを再設定し(S440)、クリーニング種CLの再設定ではノズル23の目詰まりを回復する見込みがないときにはクリーニングを行なわない(S450,S460)。これにより、インクの残量切れを引き起こすことなくノズルをクリーニングできると共に目詰まりから回復する見込みのない無駄なクリーニングがなされるのを防止できる。
【選択図】図6

Description

本発明は、液体吐出装置およびプログラム並びに液体吐出装置の制御方法に関し、詳しくは、ターゲットに液体を吐出する液体吐出装置および1又は複数のコンピュータを液体吐出装置として機能させるためのプログラム並びに液体吐出装置の制御方法に関する。
従来、この種の液体吐出装置としては、インク滴を吐出するノズルのクリーニングを実行するための条件としての閾値を印刷モード(「ドラフトモード」や「はやいモード」、「きれいモード」)毎に設定しておき、ノズルからインク滴が正常に吐出されるか否かを検査するノズルチェックを行なったときに不良ノズルの数が閾値以上のときにはノズルをクリーニングし、不良ノズルの数が閾値未満のときにはノズルをクリーニングしないものも提案されている(特許文献1参照)。この装置では、印刷モードによってクリーニングしない不良ノズルの数を設定することにより、無駄なクリーニングによりインクが消費されるのを抑制している。
特開2007−7960号公報
このように、ノズルのクリーニングによりインクが大量に消費されてしまうと、その分だけ印刷に使用できるインクが減るから、できる限り無駄なクリーニングは行なわないことが望ましい。特に、インク残量が残り少ないときにクリーニングが繰り返されると、印刷を行なうことができずに、インク切れを引き起こす場合があるから、この場合にも適切に対処する必要がある。
本発明の液体吐出装置およびプログラム並びに液体吐出装置の制御方法は、液体残量が少なくなったときのノズルのクリーニングをより適切に行なうことを主目的とする。
本発明の液体吐出装置およびプログラム並びに液体吐出装置の制御方法は、上述の目的の少なくとも一つを達成するために以下の手段を採った。
本発明の液体吐出装置は、
ターゲットに液体を吐出する液体吐出装置であって、
液体を吐出するノズルを有する吐出ヘッドと、
前記吐出ヘッドに供給する液体を貯留する液体貯留手段と、
前記貯留されている液体の残量を検出する残量検出手段と、
前記ノズルから液体が吐出されたか否かを検出する吐出検出手段と、
前記貯留されている液体の消費を伴って前記ノズルをクリーニングするクリーニング手段と、
前記ノズルの検査が指示されたとき、前記吐出ヘッドを駆動制御すると共に前記吐出検出手段からの検出信号に基づいて前記ノズルの吐出不良を判定するノズル検査を行なうノズル検査制御手段と、
前記ノズル検査により前記ノズルに吐出不良が生じていると判定されたときには、前記液体吐出装置の状態に応じて液体の消費量が異なる複数のクリーニング種からいずれかを設定して前記ノズルのクリーニングが行なわれるよう前記クリーニング手段を制御し、前記検出された液体の残量によると前記設定したクリーニング種では前記クリーニングを行なうことができないときには該設定したクリーニング種よりも消費量の少ないクリーニング種を再設定して前記ノズルのクリーニングが行なわれるよう前記クリーニング手段を制御し、前記設定したクリーニング種が該クリーニング種を設定した状態に応じた必要最低限の消費量のクリーニング種であるときには前記クリーニング種の再設定を行なわず前記クリーニングを行なわない前記クリーニング制御手段と
を備えることを要旨とする。
この本発明の液体吐出装置では、ノズルの検査が指示されたとき、吐出ヘッドを駆動制御すると共に吐出検出手段からの検出信号に基づいてノズルの吐出不良を判定するノズル検査を行ない、ノズル検査によりノズルに吐出不良が生じていると判定されたときには、液体吐出装置の状態に応じて液体の消費量が異なる複数のクリーニング種からいずれかを設定してノズルのクリーニングが行なわれるようクリーニング手段を制御し、残量検出手段により検出された液体の残量によると設定したクリーニング種ではクリーニングを行なうことができないときには設定したクリーニング種よりも消費量の少ないクリーニング種を再設定してノズルのクリーニングが行なわれるようクリーニング手段を制御し、設定したクリーニング種がこのクリーニング種を設定した状態に応じた必要最低限の消費量のクリーニング種であるときにはクリーニング種の再設定を行なわずクリーニングを行なわない。これにより、液体の残量切れを引き起こすことなくノズルをクリーニングすることができると共に吐出不良が回復する見込みのない無駄なクリーニングが行なわれるのを抑制することができる。この結果、液体残量が少なくなったときのノズルのクリーニングをより適切に行なうことができる。
こうした本発明の液体吐出装置において、前記クリーニング用制御手段は、前記ノズル検査により前記ノズルに吐出不良が生じていると判定されたときには、前記液体吐出装置の状態として前記ノズルの吐出状態に応じて液体の消費量が異なる複数のクリーニング種からいずれかを設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、ノズルの吐出状態に応じて吐出不良を回復させるための適切なクリーニング種を設定することができる。
また、本発明の液体吐出装置において、前記クリーニング制御手段は、前記液体吐出装置の状態として該液体吐出装置の未使用期間が長いほど液体の消費量が多い傾向のクリーニング種を設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、液体吐出装置の未使用期間に応じて吐出不良を回復させるための適切なクリーニング種を設定することができる。
さらに、本発明の液体吐出装置において、前記吐出ヘッドを封止する封止手段を備え、前記クリーニング制御手段は、前記液体吐出装置の状態として前記封止手段で前記吐出ヘッドが封止されていないときには封止されているときに比して液体の消費量が多いクリーニング種を設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、封止手段による吐出ヘッドの封止の有無に応じて吐出不良を回復させるための適切なクリーニング種を設定することができる。
本発明のプログラムは、1又は複数のコンピュータを上述した液体吐出装置として機能させることを要旨とする。したがって、本発明の液体吐出装置が奏する効果、例えば、液体残量が少なくなったときのノズルのクリーニングをより適切に行なうことができる効果などを奏することができる。なお、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVDなど)に記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピュータから別のコンピュータへ配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。
本発明の液体吐出装置の制御方法は、
液体を吐出するノズルを有する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドに供給する液体を貯留する液体貯留手段と、前記貯留されている液体の残量を検出する残量検出手段と、前記ノズルから液体が吐出されたか否かを検出する吐出検出手段と、前記貯留されている液体の消費を伴って前記ノズルをクリーニングするクリーニング手段と、を備え、前記ノズルからターゲットに液体を吐出する液体吐出装置の制御方法であって、
(a)前記ノズルの検査が指示されたとき、前記吐出ヘッドを駆動制御すると共に前記吐出検出手段からの検出信号に基づいて前記ノズルの吐出不良を判定するノズル検査を行ない、
(b)前記ノズル検査により前記ノズルに吐出不良が生じていると判定されたときには、前記液体吐出装置の状態に応じて液体の消費量が異なる複数のクリーニング種からいずれかを設定して前記ノズルのクリーニングが行なわれるよう前記クリーニング手段を制御し、前記検出された液体の残量によると前記設定したクリーニング種では前記クリーニングを行なうことができないときには該設定したクリーニング種よりも消費量の少ないクリーニング種を再設定して前記ノズルのクリーニングが行なわれるよう前記クリーニング手段を制御し、前記設定したクリーニング種が該クリーニング種を設定した状態に応じた必要最低限の消費量のクリーニング種であるときには前記クリーニング種の再設定を行なわず前記クリーニングを行なわない
ことを要旨とする。
この本発明の液体吐出装置の制御方法によれば、ノズルの検査が指示されたとき、吐出ヘッドを駆動制御すると共に吐出検出手段からの検出信号に基づいてノズルの吐出不良を判定するノズル検査を行ない、ノズル検査によりノズルに吐出不良が生じていると判定されたときには、液体吐出装置の状態に応じて液体の消費量が異なる複数のクリーニング種からいずれかを設定してノズルのクリーニングが行なわれるようクリーニング手段を制御し、残量検出手段により検出された液体の残量によると設定したクリーニング種ではクリーニングを行なうことができないときには設定したクリーニング種よりも消費量の少ないクリーニング種を再設定してノズルのクリーニングが行なわれるようクリーニング手段を制御し、設定したクリーニング種がこのクリーニング種を設定した状態に応じた必要最低限の消費量のクリーニング種であるときにはクリーニング種の再設定を行なわずクリーニングを行なわない。これにより、液体の残量切れを引き起こすことなくノズルをクリーニングすることができると共に吐出不良が回復する見込みのない無駄なクリーニングが行なわれるのを抑制することができる。この結果、液体残量が少なくなったときのノズルのクリーニングをより適切に行なうことができる。
次に本発明を具現化した一実施形態について説明する。図1は本実施形態であるインクジェットプリンタ20の構成の概略を示す構成図、図2は印刷ヘッド24の電気的接続を表す説明図、図3はノズル検査装置50の構成の概略を示す構成図である。
本実施形態のインクジェットプリンタ20は、図1に示すように、駆動モータ33による紙送りローラ35の駆動により記録紙Pを図中奥から手前に搬送する紙送り機構31と、紙送り機構31によりプラテン38上に搬送された記録紙Pに印刷ヘッド24からインク滴を吐出して印刷を行なうプリンタ機構21と、プラテン38の図中右端に形成され印刷ヘッド24を封止すると共に必要に応じて印刷ヘッド24内のインクを吸引してクリーニングを行なうキャッピング装置40と、キャッピング装置40をインク受けとして用いて印刷ヘッド24からインク滴を吐出してインク滴が正常に吐出されたか否かを判定するノズル検査を行なうノズル検査装置50(図3参照)と、インクジェットプリンタ20全体をコントロールするコントローラ70とを備える。
プリンタ機構21は、メカフレーム80の右側に配置されたキャリッジモータ34aと、メカフレーム80の左側に配置された従動ローラ34bと、キャリッジモータ34aと従動ローラ34bとに架設されたキャリッジベルト32と、キャリッジモータ34aの駆動に伴ってキャリッジベルト32によりガイド28に沿って左右に往復動するキャリッジ22と、このキャリッジ22に搭載され溶媒としての水に着色剤としての染料または顔料を含有したイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色のインクを個別に収容したインクカートリッジ26と、インクカートリッジ26からインクの供給を受けてインク滴を吐出する印刷ヘッド24とを備える。なお、キャリッジ22の背面には、キャリッジ22の位置を検出するリニア式エンコーダ36が配置されており、このリニア式エンコーダ36によりキャリッジ22のポジションが管理されている。
印刷ヘッド24は、図2に示すように、シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)のノズル23C,23M,23Y,23Kが各色毎に複数個(本実施形態では、180個)ずつ1列に配置された4列のノズル列43C,43M,43Y,43Kが形成されたステンレス製のノズルプレート27と、このノズルプレート27と共にノズル23に連通するインク室29を形成するキャビティプレート25と、インク室29の上壁をなすセラミック製(例えばジルコニアセラミック製)の振動板49と、この振動板49の上面に貼り付けられた圧電素子48(例えば、チタン酸ジルコン酸鉛など)と、ヘッド駆動用基板30上に形成され圧電素子48に駆動信号を出力する駆動回路としてのマスク回路47とを備え、マスク回路47から圧電素子48に電圧を印加して圧電素子48でインク室29の上壁を押し下げることによりインクを加圧してインク滴を吐出する。ここで、ノズル23C,23M,23Y,23Kのすべてをノズル23と総称し、ノズル列43C,43M,43Y,43Kのすべてをノズル列43と総称する。以下、印刷ヘッド24の駆動についてブラック(K)用のノズル23Kを用いて説明する。
印刷ヘッド24の駆動回路としてのマスク回路47は、ヘッド駆動波形生成回路60により生成された原信号ODRVと印刷信号PRTnとを入力すると共に入力した原信号ODRVと印刷信号PRTnとに基づいて駆動信号DRVnを生成して圧電素子48に出力する。なお、印刷信号PRTnの末尾のnや駆動信号DRVnの末尾のnは、ノズル列に含まれるノズルを特定するための番号であり、本実施形態では、ノズル列は180個のノズルにより構成したから、nは1から180のいずれかの整数値となる。ヘッド駆動波形生成回路60は、原信号ODRVとして1画素分の区間内(キャリッジ22が1画素の区間を横切る時間内)において第1のパルスP1と第2のパルスP2と第3のパルスP3の3つのパルスを繰り返し単位とした信号をマスク回路47に出力し、原信号ODRVを入力したマスク回路47は、別途入力した印刷信号PRTnに基づいて原信号ODRVに含まれる3つのパルスのうち不要なパルスをマスクすることにより必要なパルスのみを駆動信号DRVnとしてノズル23Kの圧電素子48に出力する。このとき、駆動信号DRVnとして第1パルスP1のみが圧電素子48に出力されると、ノズル23Kから1ショットのインク滴が吐出されて記録紙Pには小さいサイズのドット(小ドット)が形成され、第1パルスP1と第2パルスP2とが圧電素子48に出力されると、ノズル23Kから2ショットのインク滴が吐出されて記録紙Pには中サイズのドット(中ドット)が形成され、第1パルスP1と第2パルスP2と第3パルスP3とが圧電素子48に出力されると、ノズル23Kから3ショットのインク滴が吐出されて記録紙Pには大きいサイズのドット(大ドット)が形成される。このように、インクジェットプリンタ20では、一画素区間において吐出されるインクのショット数を調整することにより3種類のサイズのドットを形成することができる。なお、ブラック(K)以外の他の色のノズル23C,23M,23Yやノズル列43C,43M,43Yについても上記ノズル23Kやノズル列43Kと同様である。
キャッピング装置40は、図3に示すように、上部が開口された略直方体のキャップ41と、キャップ41の底部に接続された伸縮性のチューブ45aに取り付けられた吸引ポンプ45と、同じくキャップ41の底部にチューブ45aと並列に接続された伸縮性のチューブ46aに取り付けられた大気開放バルブ46と、キャップ41の上面と印刷ヘッド24(ノズルプレート27面)との当接とその解除とを行なうためにキャップ41を昇降する昇降機構90とを備える。このキャッピング装置40は、ノズル23内のインクの増粘(乾燥)を抑制するために、印刷休止中に印刷ヘッド24をキャッピング装置40に対向する位置(以下、この位置をホームポジションという)に移動させた状態でノズルプレート27を封止したり、所定のタイミングでノズルプレート27を封止した状態で大気開放バルブ46を閉成すると共に吸引ポンプ45を駆動することにより印刷ヘッド24とキャップ41とにより形成される内部空間を負圧にしてノズル23内のインクを強制的に吸引するクリーニングを行なったりするのに用いられる。
ノズル検査装置50は、図3に示すように、キャップ41内に電極52を配置してノズルプレート27のノズル23から帯電したインク滴をキャップ41内に吐出することによってインク滴がキャップ41に着弾する際に電極52に生じる電圧変化を検出することによりノズル23からインク滴が正常に吐出されたか否かを判定するための装置として構成されており、キャッピング装置40の電極52に接続された電圧印加回路54と、同じく電極52に接続された電圧検出回路56とを備える。印刷ヘッド24のノズルプレート27は、メカフレーム80と共にグランドに接地されており、このノズルプレート27と電圧印加回路54からの電圧が印加されるキャッピング装置40の電極52との間には電位差が生じる。
電圧印加回路54は、インクジェットプリンタ20の内部で引き回される数ボルトの電気配線の電圧を昇圧回路を介して数百ボルトや千数百ボルトの電圧に昇圧した高圧電源Veが抵抗R1とスイッチSWとを順に介して電極52に接続されており、スイッチSWのオンオフにより電極52と高圧電源Veとを接続したり電極52から高圧電源Veを切り離してグランドに接地したりすることができる。
電圧検出回路56は、電極52に接続されて電極52で発生した電圧信号を検出するための回路として構成されており、入力した出力信号を積算すると共に積算して得られた信号をA/D変換してコントローラ70に出力する。
コントローラ70は、図1に示すように、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、各種処理プログラムを記憶したROM73と、一時的にデータを記憶したりデータを保存したりするRAM74と、データを書き込み消去可能なフラッシュメモリ75と、外部機器との情報のやり取りを行うインタフェース(I/F)76と、図示しない入出力ポートとを備える。RAM74には、印刷バッファ領域が設けられており、この印刷バッファ領域にユーザPC10からI/F76を介して送られてきた印刷データが記憶される。コントローラ70には、電圧検出回路56からの出力信号Vout,リニア式エンコーダ36からのキャリッジ22のポジション信号などが図示しない入力ポートを介して入力され、ユーザPC10から出力された印刷ジョブなどがI/F76を介して入力される。また、コントローラ70からは、印刷ヘッド24(マスク回路47や圧電素子48を含む)への制御信号やスイッチSWへの切替信号、ヘッド駆動波形生成回路60への制御信号、駆動モータ33への駆動信号、キャリッジモータ34aへの駆動信号,昇降機構90への駆動信号などが図示しない出力ポートを介して出力され、ユーザPC10への印刷ステータス情報などがI/F76を介して出力される。
次に、こうして構成された本実施形態のインクジェットプリンタ20の動作、特に、ノズル23の目詰まりを検査してそのクリーニングを行なう際の動作について説明する。図4は、コントローラ70のCPU72により実行されるメインルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、ノズル検査が指示されたときに実行される。なお、ノズル検査が指示されるタイミングとしては、電源投入時や印刷ジョブが受け付けられたとき、クリーニングの実行が指示されたときなどを挙げることができる。なお、クリーニングの実行の指示としては、印刷が行なわれてない未使用期間が所定期間を経過する毎に行なうオートクリーニングの他、ユーザから指示によりクリーニングを行なうマニュアルクリーニングがある。
メインルーチンが実行されると、コントローラ70のCPU72は、まず、ノズル23から正常にインク滴が吐出されるか否かを検査するノズル検査処理を実行する(ステップS100)。このノズル検査は、図5のノズル検査処理を実行することにより行なわれる。以下、図5のノズル検査処理についての詳細を説明する。
ノズル検査処理では、まず、キャリッジモータ34aを駆動してキャリッジ22をホームポジションに移動させる(ステップS200)。これにより、印刷ヘッド24のノズルプレート27とキャッピング装置40とは互いに向かい合う状態となる。そして、電圧印加回路54のスイッチSWをONしてキャッピング装置40の電極52に電圧を印加して電極52とノズルプレート27との間に電位差が生じている状態とし(ステップS210)、検査対象のノズル23を設定するために、ノズル列mを値1に初期化(本実施形態では、ブラック(K)のノズル列43Kを1列目に、シアン(C)のノズル列43Cを2列目に、マゼンタ(M)のノズル列43Mを3列目に、イエロー(Y)のノズル列43Yを4列目に定めた)すると共に(ステップS220)、ノズル番号nを値1に初期化する(ステップS230)。続いて、ノズル列mの第n番目のノズル23から所定ショット数のインク滴が吐出されるよう印刷ヘッド24を駆動制御し(ステップS240)、その後に電圧検出回路56からの出力信号Voutを入力し(ステップS250)、入力した出力信号Voutと閾値Vrefとを比較することによりノズル23に吐出不良が生じているか否かを判定する(ステップS260)。ここで、所定ショット数としては、帯電した1つのインク滴がキャップ41に着弾する際に電極52に生じる電圧変化は極めて微弱なことから、電圧検出回路56で検出可能な電圧になるまで信号レベルを引き上げるために必要なショット数として設定されており、本実施形態では、マスク回路47から圧電素子48に第1〜第3パルスP1〜P3のすべてを出力する操作を8回繰り返して行なうことにより、合計24ショット分のインク滴を吐出するものとした。電極52に生じる電圧変化は、ノズル23からインク滴が吐出されなかったり通常よりも小さかったりしたときには正常にインク滴が吐出されたときに比して小さくなるから、これを区別するための閾値Vrefを設定して出力信号Voutと閾値Vrefとを比較することにより、ノズル23に目詰まりが生じているか否かを判定することができる。こうしてノズル検査を行なうと、ノズル番号nが最終番号Nref(本実施形態では、1つのノズル列43は180個のノズル23により構成しているから値180)以上か否かを判定し(ステップS270)、ノズル番号nが最終番号Nref未満のときにはノズル番号nを値1だけインクリメントし(ステップS280)、ステップS240に戻ってノズル列mの次の番号nのノズル23を検査対象としてステップS240〜S260のノズル検査を繰り返し、ノズル番号nが最終番号Nref以上のときには1列分の全ノズル23の検査が完了したと判断して、ノズル列mが最終列Mref(本実施形態では、印刷ヘッド24は4列のノズル列43により構成しているから値4)以上か否かを判定し(ステップS290)、ノズル列mが最終列Mref未満のときにはノズル列mを値1だけインクリメントし(ステップS300)、ステップS230に戻ってノズル番号nを値1に初期化して次のノズル列mの第n番目のノズル23を検査対象としてステップS240〜S300のノズル検査を繰り返す。ステップS300でノズル列mが最終番号Mref以上と判定されたときには、全ノズル列43の全ノズル23に対してノズル検査が完了したと判断して、電圧印加回路54のスイッチSWをOFFすると共に(ステップS310)、ステップS260で吐出不良と判定されたノズル23の数(異常ノズル数Na)を集計して(ステップS320)、本処理を終了する。以上、ノズル検査処理について説明した。
メインルーチンに戻って、こうしてノズル検査処理が実行されると、異常ノズルが発見されたか否かを判定し(ステップS110)、異常ノズルが発見されなかったときには、何もせずに本ルーチンを終了し、異常ノズルが発見されたときには、クリーニング回数Cと閾値Crefとを比較する(ステップS120)。ここで、閾値Crefは、クリーニング処理の繰り返し回数の上限として設定されるものであり、例えば、2回などのように定められる。クリーニング回数Cが閾値Cref未満のときにはノズル23をクリーニングするクリーニング処理を実行すると共に(ステップS130)、クリーニング回数Cを値1だけインクリメントして(ステップS140)、ステップS100に戻り、クリーニング回数Cが閾値Cref以上のときにはクリーニングによってはノズル23の吐出不良は解消しないと判断して本ルーチンを終了する。クリーニング処理は、図6に例示するクリーニング処理を実行することにより行なわれる。以下、クリーニング処理について説明する。
クリーニング処理は、まず、図5のノズル検査処理のステップS310により集計された異常ノズル数Naや、インクジェットプリンタ20の未使用期間Tu,キャッピング装置40のキャッピング開閉状態Sc,インクカートリッジ26内のインク残量Irなどの処理に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS400)。ここで、未使用期間Tuは、前回に印刷が行なわれてからの経過時間であり、印刷時にリセットされるタイマ(図示せず)からの計測値を入力するものとした。また、キャッピング開閉状態Scは、印刷が行なわれていないときのキャッピング装置40の作動のオンオフを検知したものを入力するものとした。なお、印刷が行なわれていないときには、通常、キャリッジ22がホームポジションに移動してキャッピング装置40により印刷ヘッド24が封止されるため、キャッピング閉状態となるが、キャリッジ22がホームポジションにない状態で電源遮断されたときなどにはキャッピング開状態のまま放置される場合がある。さらに、インク残量Irは、コントローラ70により、印刷ヘッド24のノズル23から吐出されたインク滴のショット数を単位ショット当たりのインク量で乗じたものを順次積算することによりインク消費量を計算し、計算したインク消費量を新品のインクカートリッジ26のインク量から差し引くことにより推定されたものを用いるものとした。
こうしてデータを入力すると、通常時用テーブルを用いて入力した異常ノズル数Naと未使用期間Tuとキャッピング開閉状態Scとに基づいてクリーニング種CLを設定する(ステップS410)。通常時用デーブルの一例を図7に示す。図中、「CL1」,「CL2」,「CL3」は、数字が大きくなるほど強力なクリーニングを示す。この通常時用テーブルは、比較的高い確率をもってノズル23の目詰まりを回復するためのクリーニング種CLを設定するためのテーブルであり、図示するように、異常ノズル数Naが多いほど、未使用期間Tuが長いほど強力なクリーニングが実行されるようクリーニング種CLが設定されるものとした。また、キャッピング開閉状態Scが開状態のときには、閉状態のときに比してノズル23内のインクの乾燥を速めることから、より短い未使用期間Tuで強力なクリーニングが実行されるようクリーニング種CLが設定されるものとした。
こうしてクリーニング種CLが設定されると、設定したクリーニング種CLで消費されるインク消費量と入力したインク残量Irとを比較することによりインク残量Irが不足しているか否かを判定する(ステップS420)。ここで、インク消費量は、使用するクリーニング種CLとインク消費量との関係を予め実験などにより求めてROM73に記憶しておき、クリーニング種CLが設定されると、対応するインク消費量を導出するものとした。インク残量Irが不足していないときには、設定したクリーニング種CLでノズル23のクリーニングを実行して(ステップS430)、本処理を終了する。クリーニングは、具体的には、設定したクリーニング種CLが強力なほど高くなる回転数や長くなる駆動時間として目標回転数と目標駆動時間とを設定し、キャッピング装置40で印刷ヘッド24を封止すると共に大気開放バルブ46を閉弁して設定した目標回転数と目標駆動時間をもって吸引ポンプ45を駆動制御することにより行なわれる。これにより、キャッピング装置40の内部を負圧の状態とすることができ、ノズル23内に詰まったインクを吸引除去することができる。
一方、設定したクリーニング種CLではインク残量Irが不足するときには、低残量時用テーブルを用いて入力した異常ノズル数Naと未使用期間Tuとキャッピング開閉状態Scとに基づいてクリーニング種CLを再設定する(ステップS440)。低残量時用テーブルの一例を図8に示す。この低残量時用テーブルは、比較的低い回復確率であるが所定の確率で回復が見込まれる少ないインク消費量でノズル23の目詰まりを回復するためのクリーニング種CLを設定するためのテーブルである。図中、「CL3→CL2」はクリーニング種CLを強力なCL3から若干弱いCL2に変更可能であることを示し、「CL3→×」や「CL2→×」はクリーニング種CLを再設定すると目詰まりの回復が見込まれないことを示す。
クリーニング種CLを再設定すると、目詰まりの回復の見込みがない「×」に該当しないか否かを判定し(ステップS450)、「×」に該当しないときには再設定したクリーニング種CLでクリーニングを実行して(ステップS430)本処理を終了し、「×」に該当するときにはインク残量Irの範囲内でクリーニングを行なっても目詰まりの回復の見込みがないと判断し、例えば、「インク残量が少ないため、目詰まり回復に必要なクリーニングを実施することができません。」などのエラーメッセージをユーザPC10の図示しないモニタに表示出力して(ステップS460)、本処理を終了する。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の印刷ヘッド24が「吐出ヘッド」に相当し、インクカートリッジ26が「液体貯留手段」に相当し、インク残量Irを計算するコントローラ70が「残量検出手段」に相当し、ノズル検査装置50が「吐出検出手段」に相当し、キャッピング装置40が「クリーニング手段」に相当し、図5のノズル検査処理を実行するコントローラ70が「ノズル検査制御手段」に相当し、図6のクリーニング処理を実行するコントローラ70が「クリーニング制御手段」に相当する。
以上詳述したインクジェットプリンタ20によれば、ノズル検査処理によりノズル23に吐出不良が判定されたときには、比較的高い確率でノズル23の目詰まりを回復させるための通常時用テーブルを用いて異常ノズル数Naなどのインクジェットプリンタ20の状態に応じて強弱が異なる複数のクリーニング種CLからいずれかを設定すると共に設定したクリーニング種CLでノズル23をクリーニングし、設定したクリーニング種CLではインク残量Irが不足するときには比較的確率は低いものの少ないインク消費量でノズル23の目詰まりを回復させるための低残量時用テーブルを用いてクリーニング種CLを再設定してノズル23をクリーニングし、クリーニング種CLの再設定ではノズル23の目詰まりを回復する見込みがないときにはクリーニングを行なわないから、インクの残量切れを引き起こすことなくノズル23をクリーニングすることができると共にノズル23の目詰まりを回復する見込みのない無駄なクリーニングが行なわれるのを防止することができる。この結果、ノズル23のクリーニングをより適切に行なうことができる。また、クリーニング種CLの設定は、異常ノズル数Naの他に、インクジェットプリンタ20の未使用期間Tuやキャッピング装置40のキャッピング開閉状態Scに基づいて行なうから、インクジェットプリンタ20の状態に応じた適正なインク消費量でクリーニングを行なうことができる。
本実施形態では、インク残量Irを新品のインクカートリッジ26のインク量からインク消費量を差し引くことにより求めるものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、インクの液面レベルをセンサで検出することにより求めてもよいし、インクカートリッジ26の重量をセンサで検出することにより求めてもよい。
本実施形態では、強弱が異なる3種類のクリーニング種CLから一つを選択してノズル23のクリーニングを実行するものとしたが、クリーニング種CLの種類は3つに限られず、2つであってもよいし、4つ以上であっても構わない。
本実施形態では、吸引ポンプ45によりノズル23から強制的にインクを吸引することによりノズル23のクリーニングを行なうものとしたが、こうしたクリーニングに加えて複数のクリーニング種CLの一つとして多数のノズル23からインク滴が吐出されるよう印刷ヘッド24を駆動することによりクリーニングするフラッシングや図示しないワイパーブレードによりノズルプレート27(ノズル23の開口部分)を拭ってクリーニングするワイピングを含めるものとしてもよい。
本実施形態では、異常ノズル数Naに基づいて強弱が異なる複数のクリーニング種CLから一つを設定するものとしたが、単に異常ノズル数Naだけでなく、異常ノズルの密集の程度に基づいてクリーニング種CLを設定、例えば、吐出不良が生じている複数のノズル23が互いに隣接しているか否かを判定し、隣接しているときには隣接していないときに比して強力なクリーニング種CLを設定するものとしてもよい。
本実施形態では、異常ノズル数Naとインクジェットプリンタ20の未使用期間Tuとキャッピング開閉状態Scとに基づいてクリーニング種CLを設定するものとしたが、これらのうちの一部を省略するものとしてもよいし、これら以外のインクジェットプリンタ20の状態に基づいてクリーニング種CLを設定するものとしてもよい。
本実施形態では、ノズル番号nが1番から順にすべてのノズル23に対して吐出状態の検査を行なうものとしたが、検査する順番はこれに限定されるものではなく、如何なる順序で行なうものとしてもよい。また、すべてのノズル23を検査するものに限られず、一部のノズル23のみを検査するものとしても構わない。
本実施形態では、電圧印加回路54をキャッピング装置40(電極52)に接続すると共に印刷ヘッド24(ノズルプレート27)をグランドに接地するものとしたが、電圧印加回路54を印刷ヘッド24に接続すると共にキャッピング装置40をグランドに接地するものとしてもよい。また、本実施形態では、電圧検出回路56をキャッピング装置40(電極52)に接続するものとしたが、電圧検出回路56を印刷ヘッド24(ノズルプレート27)に接続するものとしてもよい。
本実施形態では、電極52を配置したキャッピング装置40をインク受けとして用いてこのキャッピング装置40に印刷ヘッド24のノズル23からインク滴を吐出してノズル検査を行なうものとしたが、フラッシングを行なうためのフラッシング領域が形成されたインクジェットプリンタではこのフラッシング領域をインク受けとして用いてノズル検査を行なうものとしてもよい。また、ノズル検査を行なうための領域を別途形成するものとしても構わない。
本実施形態では、電圧印加回路54より印刷ヘッド24から吐出されるインク滴を帯電させると共にインク滴が着弾する際の電圧変化を電圧検出回路56で検出することによりノズル23からインク滴が正常に吐出されたか否かを検査するものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、レーザーがノズル23から吐出されるインク滴の飛翔経路を横切るよう受光素子と発光素子とを配置しノズル23からインク滴が吐出されるよう印刷ヘッド24を駆動したときに発光素子から出力されたレーザーが受光素子に入力されるか否かによりノズル検査を行なうものとしたり、記録紙Pに検査対象のノズル列43からインク滴を吐出して検査用のマークを印刷すると共に印刷したマークをフォトセンサで読み取ることによりノズル検査を行なうものなど、ノズル検査が行なえるものであればよい。
本実施形態では、本発明の液体吐出装置の一例としてインクジェットプリンタを示したが、本発明は液体を吐出するものであれば特に限定されるものではなく、例えばファクシミリ装置や複合機などのOA機器のほか、カラーフィルタ等のデバイスを製造するための製造装置などに適用してもよい。
上述した実施形態では、本発明の液体吐出装置をインクジェットプリンタ20に具体化した例を示したが、インク以外の他の液体や機能材料の粒子が分散されている液状体(分散液)、ジェルのような流状体などを吐出する流体吐出装置に具体化してもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ及びカラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を溶解した液体を吐出する液体吐出装置、同材料を分散した液状体を吐出する液状体吐出装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を吐出する液体吐出装置としてもよい。また、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を吐出する液体吐出装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に吐出する液体吐出装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を吐出する液体吐出装置、ジェルを吐出する流状体吐出装置としてもよい。
本実施形態では、本発明を液体吐出装置の形態として説明したが、液体吐出装置の制御方法の形態とするものとしてもよいし、1又は複数のコンピュータを液体吐出装置として機能させるためのプログラムの形態とするものとしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることは勿論である。
本実施形態のインクジェットプリンタ20の構成の概略を示す構成図。 印刷ヘッド24の電気的接続を表す説明図。 ノズル検査装置50の構成の概略を示す構成図。 メインルーチンの一例を示すフローチャート。 ノズル検査処理の一例を示すフローチャート。 クリーニング処理の一例を示すフローチャート。 通常時用テーブルの一例を示す説明図。 低残量時用テーブルの一例を示す説明図。
符号の説明
10 ユーザPC、20 インクジェットプリンタ、21 プリンタ機構、22 キャリッジ、23,23Y,23M,23C,23K ノズル、24 印刷ヘッド、25 キャビティプレート、26 インクカートリッジ、27 ノズルプレート、28 ガイド、29 インク室、30 ヘッド駆動用基板、31 紙送り機構、32 キャリッジベルト、33 駆動モータ、34a キャリッジモータ、34b 従動ローラ、35 紙送りローラ、36 リニア式エンコーダ、38 プラテン、40 キャッピング装置、41 キャップ、43,43Y,43M,43C,43K ノズル列、45 吸引ポンプ、45a チューブ、46 大気開放バルブ、46a チューブ、47 マスク回路、48 圧電素子、49 振動板、50 ノズル検査装置、52 電極、54 電圧印加回路、56 電圧検出回路、60 ヘッド駆動波形生成回路、70 コントローラ、72 CPU、73 ROM、74 RAM、75 フラッシュメモリ、76 インタフェース(I/F)、80 メカフレーム、90 昇降機構、SW スイッチ。

Claims (6)

  1. ターゲットに液体を吐出する液体吐出装置であって、
    液体を吐出するノズルを有する吐出ヘッドと、
    前記吐出ヘッドに供給する液体を貯留する液体貯留手段と、
    前記貯留されている液体の残量を検出する残量検出手段と、
    前記ノズルから液体が吐出されたか否かを検出する吐出検出手段と、
    前記貯留されている液体の消費を伴って前記ノズルをクリーニングするクリーニング手段と、
    前記ノズルの検査が指示されたとき、前記吐出ヘッドを駆動制御すると共に前記吐出検出手段からの検出信号に基づいて前記ノズルの吐出不良を判定するノズル検査を行なうノズル検査制御手段と、
    前記ノズル検査により前記ノズルに吐出不良が生じていると判定されたときには、前記液体吐出装置の状態に応じて液体の消費量が異なる複数のクリーニング種からいずれかを設定して前記ノズルのクリーニングが行なわれるよう前記クリーニング手段を制御し、前記検出された液体の残量によると前記設定したクリーニング種では前記クリーニングを行なうことができないときには該設定したクリーニング種よりも消費量の少ないクリーニング種を再設定して前記ノズルのクリーニングが行なわれるよう前記クリーニング手段を制御し、前記設定したクリーニング種が該クリーニング種を設定した状態に応じた必要最低限の消費量のクリーニング種であるときには前記クリーニング種の再設定を行なわず前記クリーニングを行なわない前記クリーニング制御手段と
    を備える液体吐出装置。
  2. 前記クリーニング用制御手段は、前記ノズル検査により前記ノズルに吐出不良が生じていると判定されたときには、前記液体吐出装置の状態として前記ノズルの吐出状態に応じて液体の消費量が異なる複数のクリーニング種からいずれかを設定する手段である請求項1記載の液体吐出装置。
  3. 前記クリーニング制御手段は、前記液体吐出装置の状態として該液体吐出装置の未使用期間が長いほど液体の消費量が多い傾向のクリーニング種を設定する手段である請求項1または2記載の液体吐出装置。
  4. 請求項1ないし3いずれか1項に記載の液体吐出装置であって、
    前記吐出ヘッドを封止する封止手段を備え、
    前記クリーニング制御手段は、前記液体吐出装置の状態として前記封止手段で前記吐出ヘッドが封止されていないときには封止されているときに比して液体の消費量が多いクリーニング種を設定する手段である
    液体吐出装置。
  5. 1又は複数のコンピュータを請求項1ないし4いずれか1項に記載の液体吐出装置として機能させるためのプログラム。
  6. 液体を吐出するノズルを有する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドに供給する液体を貯留する液体貯留手段と、前記貯留されている液体の残量を検出する残量検出手段と、前記ノズルから液体が吐出されたか否かを検出する吐出検出手段と、前記貯留されている液体の消費を伴って前記ノズルをクリーニングするクリーニング手段と、を備え、前記ノズルからターゲットに液体を吐出する液体吐出装置の制御方法であって、
    (a)前記ノズルの検査が指示されたとき、前記吐出ヘッドを駆動制御すると共に前記吐出検出手段からの検出信号に基づいて前記ノズルの吐出不良を判定するノズル検査を行ない、
    (b)前記ノズル検査により前記ノズルに吐出不良が生じていると判定されたときには、前記液体吐出装置の状態に応じて液体の消費量が異なる複数のクリーニング種からいずれかを設定して前記ノズルのクリーニングが行なわれるよう前記クリーニング手段を制御し、前記検出された液体の残量によると前記設定したクリーニング種では前記クリーニングを行なうことができないときには該設定したクリーニング種よりも消費量の少ないクリーニング種を再設定して前記ノズルのクリーニングが行なわれるよう前記クリーニング手段を制御し、前記設定したクリーニング種が該クリーニング種を設定した状態に応じた必要最低限の消費量のクリーニング種であるときには前記クリーニング種の再設定を行なわず前記クリーニングを行なわない
    液体吐出装置の制御方法。
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