JP2009056742A - 印刷装置及びその制御方法 - Google Patents

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宏典 遠藤
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Abstract

【課題】ユーザの意図するような情報が得られるチェックパターンを印刷する。
【解決手段】自動ノズル検査モードに設定されている場合において、チェックパターン90を印刷する指示が入力されたときにはチェックパターン90を印刷し且つチェックパターン90を印刷する指示が入力されてからチェックパターン90の印刷が終了するまでの間に所定タイミングが到来した場合であってもノズル検査及びノズルクリーニングを実行しない。また、ユーザ印刷データに基づく印刷を実行するときにチェックパターン自動印刷モードが設定されているときには、ユーザ印刷データに基づく印刷とチェックパターン90の印刷とを実行し且つ一方の印刷の開始時から他方の印刷の終了時までの間に所定タイミングが到来した場合であってもノズル検査及びノズルクリーニングを実行しない。
【選択図】図8

Description

本発明は、印刷装置及びその制御方法に関する。
従来、印刷装置としては、コンピュータ上で起動されるアプリケーションソフトウェアのユーティリティ画面において、ノズルチェックボタンが押された場合にノズルチェックパターンを印刷し、クリーニングボタンが押されたときにヘッドのクリーニングを実行するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−283672号公報
ところで、実行した印刷ジョブの数が所定数を超える毎や所定時間が経過する毎など所定のタイミング毎にチェックパターンの印刷を伴わない自動的なノズルチェックを実行し必要に応じて自動的にノズルクリーニングを行う処理が考えられる。しかしながら、特許文献1に記載の印刷装置では、このような処理を行うことは考慮されておらず、所定のタイミングが到来した場合には、例えばユーザが現状のノズルの状態を知りたいためにノズルチェックボタンを押した場合でもその前にクリーニングが実行されるなど、ユーザの意図していないノズルチェックやノズルクリーニングが実行される場合があった。
本発明は、上述した課題に鑑みなされたものであり、ユーザの意図するような情報が得られるチェックパターンを印刷することができる印刷装置及びその制御方法を提供することを主目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の印刷装置は、
ノズルからターゲットに流体を吐出可能な吐出手段と、
前記ノズルから前記流体が吐出されるか否かを検査するノズル検査を実行するノズル検査手段と、
印刷対象である印刷データに基づく印刷の際に、該印刷データと共に、前記ノズルから前記流体が吐出されたか否かを確認可能なチェックパターンを印刷するチェックパターン自動印刷モードを設定する自動印刷設定手段と、
所定の自動検査条件が成立したときにノズル検査を実行する自動ノズル検査モードを設定する自動検査設定手段と、
前記ノズル検査の結果、異常が発生しているノズルがある場合には前記ノズルをクリーニングするノズルクリーニングを実行するクリーニング手段と、
前記自動ノズル検査モードに設定されている場合において、前記チェックパターン自動印刷モードにて前記印刷データに基づく印刷が実行される際に前記自動検査条件が成立した場合には、一方の印刷の開始時から他方の印刷の終了時までの間に前記ノズル検査が実行されないよう前記ノズル検査手段を制御する制御手段と、
を備えたものである。
この印刷装置では、ノズルから流体が吐出されるか否かを検査するノズル検査の結果、異常が発生しているノズルがある場合にはノズルをクリーニングするノズルクリーニングを実行し、所定の自動検査条件が成立したときにノズル検査を実行する自動ノズル検査モードに設定されている場合において、印刷対象である印刷データに基づく印刷の際にその印刷データと共にノズルから流体が吐出されたか否かを確認可能なチェックパターンを印刷するチェックパターン自動印刷モードにて印刷データに基づく印刷が実行される際に自動検査条件が成立した場合には、一方の印刷の開始時から他方の印刷の終了時までの間にノズル検査を実行しない。このように、自動ノズル検査モードに設定されている場合であっても、チェックパターン自動印刷モードが設定されているときには、印刷データに基づく印刷及びチェックパターンの印刷のどちらか一方の印刷の開始時から他方の印刷の終了時までの間にはノズルクリーニングが実行されることのあるノズル検査を実行しないでチェックパターンを印刷するから、印刷データに基づく印刷の際の最初又は最後におけるノズルの状態を反映したチェックパターンが印刷される。したがって、ユーザの意図するような情報が得られるチェックパターンを印刷することができる。ここで、「所定の自動検査条件」は、例えば、ノズルから流体が吐出しなくなる可能性のある経験的に定めた時間が経過する毎や、ノズルから流体が吐出しなくなる可能性のある経験的に定めたジョブ数を処理する毎、ノズルから流体が吐出しなくなる可能性のある経験的に定めたページ数を処理する毎、ノズルから流体が吐出しなくなる可能性のある経験的に定めた印刷パス数を処理する毎などに成立する条件としてもよい。また、チェックパターンの印刷は印刷データに基づく印刷の後に行ってもよいし前に行ってもよい。
本発明の印刷装置において、前記制御手段は、前記自動ノズル検査モードに設定されている場合において、前記印刷データに基づく印刷を実行するときに前記チェックパターン自動印刷モードが設定されているときには、前記チェックパターンの印刷を前記印刷データに基づく印刷の前に実行する場合には、前記チェックパターンの印刷の前に前記ノズル検査が実行されるよう前記ノズル検査手段を制御するものとしてもよい。こうすれば、流体が吐出されないノズルがない状態でチェックパターンの印刷を行ってから印刷データに基づいて印刷するから印刷データに基づく印刷開始時の画像は流体が吐出されないノズルがない状態の画像であることを保証可能なチェックパターンを印刷することができる。
本発明の印刷装置において、前記制御手段は、前記自動ノズル検査モードに設定されている場合において、前記印刷データに基づく印刷を実行するときに前記チェックパターン自動印刷モードが設定されているときには、前記チェックパターンの印刷を前記印刷データに基づく印刷の後に実行する場合には、前記印刷データに基づく印刷を実行する前に前記ノズル検査が実行されるよう前記ノズル検査手段を制御するものとしてもよい。こうすれば、流体が吐出されないノズルがない状態で印刷データに基づく印刷を開始するから、印刷データに基づく印刷開始時の画像を流体が吐出されないノズルがない状態の画像とすることができる。
本発明の印刷装置において、前記制御手段は、前記自動ノズル検査モードに設定されている場合における前記印刷データに基づく印刷の際に、複数ページにわたる印刷データの印刷中に所定の途中検査条件が成立したとき、前記チェックパターンの印刷を前記印刷データに基づく印刷の前に実行する場合には印刷中のページの印刷が終了した時点で印刷が一旦停止されるよう前記吐出手段を制御し前記ノズル検査が実行されるよう前記ノズル検査手段を制御したあと前記チェックパターンが印刷されるよう前記吐出手段を制御し前記印刷データに基づく残りの印刷が再開されるよう前記吐出手段を制御し、又は、前記チェックパターンの印刷を前記印刷データに基づく印刷の後に実行する場合には印刷中のページの印刷が終了してから前記チェックパターンが印刷されるよう前記吐出手段を制御したあと該チェックパターンが印刷された時点で印刷が一旦停止されるよう前記吐出手段を制御し前記ノズル検査が実行されるよう前記ノズル検査手段を制御したあと前記印刷データに基づく残りの印刷が再開されその後前記チェックパターンが印刷されるよう前記吐出手段を制御するものとしてもよい。こうすれば、印刷データに基づく印刷が多くのページ数にわたる場合に、流体を吐出できないノズルが発生した状態で印刷するページを減らすことができる。ここで、「所定の途中検査条件が成立したとき」としては、例えば、ノズルから流体が吐出しなくなる可能性のある経験的に定められたページ数を印刷する毎や、ノズルから流体が吐出しなくなる可能性のある経験的に定められた時間が経過する毎、ノズルから流体が吐出しなくなる可能性のある経験的に定めた印刷パス数を処理する毎などが挙げられる。
本発明の印刷装置において、前記自動印刷設定手段は、前記チェックパターン自動印刷モードとして、前記印刷データに基づく印刷の際に、該印刷データと共に、前記チェックパターンを該印刷データの前後に印刷するモードを設定するものとしてもよい。こうすれば、印刷データに基づいて印刷する直前及び印刷した直後のノズルの状態を反映したチェックパターンを印刷することができる。
本発明の印刷装置において、前記チェックパターンは視認により流体の吐出の有無を確認可能なパターンであるものとしてもよい。こうすれば、ユーザが目で見て確認することができる。
本発明の印刷装置は、前記チェックパターンを印刷するチェックパターン印刷指示を入力可能な指示入力手段を備え、前記自動ノズル検査モードに設定されている場合において、前記印刷データに基づく印刷とは別に、前記チェックパターン印刷指示が入力され前記チェックパターンの印刷が実行される際には、該チェックパターン印刷指示が入力されてから前記チェックパターンの印刷が終了するまでの間に前記自動検査条件が成立した場合であっても前記ノズル検査が実行されないよう前記ノズル検査手段を制御するものとしてもよい。こうすれば、自動ノズル検査モードに設定されている場合であっても、チェックパターン印刷指示が入力されたときにはノズルクリーニングが実行されることのあるノズル検査を実行しないでチェックパターンを印刷するからその時のノズルの状態を反映したチェックパターンが印刷されるため、ユーザの意図するような情報が得られるチェックパターンを印刷することができる。
本発明の印刷装置において、前記ノズル検査手段は、前記ノズルから吐出した前記流体を受けることが可能な流体受け領域と、前記吐出手段と前記流体受け領域との間に所定の電圧を印加する電圧印加手段と、前記吐出手段又は前記流体受け領域での電気的変化を検出する電気的変化検出手段と、を備えた手段であり、前記制御手段は、前記ノズル検査が実行されるよう前記ノズル検査手段を制御するにあたり、前記電圧印加手段に前記吐出手段と前記流体受け領域との間に所定の電圧を印加させた状態で、各ノズルから順次流体が前記流体受け領域へ吐出されるよう前記吐出手段を制御し、前記電気的変化検出手段が検出した電気的変化に基づいて各ノズルから流体が吐出されるか否かの前記ノズル検査を行うものとしてもよい。こうすれば、印刷を実行することなくノズル検査を実行することができる。あるいは、前記ノズル検査手段は、前記ノズルから吐出した前記流体を受けることが可能な流体受け領域と、光線を発光する発光手段と、光線を受光する受光手段と、を備えた手段であり、前記制御手段は、前記ノズル検査が実行されるよう前記ノズル検査手段を制御するにあたり、前記吐出手段と前記流体受け領域との間に前記流体の吐出方向と交差する方向の光線を前記発光手段から前記受光手段に向けて発光させた状態で、各ノズルから順次流体が前記流体受け領域へ吐出されるよう前記吐出手段を制御し、吐出されたインクにより前記光線が遮られたか否かを前記受光手段が受光した光量の変化に基づいて判定することで各ノズルから流体が吐出されるか否かの前記ノズル検査を行うものとしてもよい。こうすれば、印刷を実行することなくノズル検査を実行することができる。
本発明の制御方法は、ノズルからターゲットに流体を吐出可能な吐出手段を備えた印刷装置のコンピュータソフトウェアによる制御方法であって、
(a)前記ノズルから前記流体が吐出されるか否かを検査する前記ノズル検査の結果、異常が発生しているノズルがある場合には前記ノズルをクリーニングするノズルクリーニングを実行するステップと、
(b)所定の自動検査条件が成立したときにノズル検査を実行する前記自動ノズル検査モードに設定されている場合において、印刷対象である印刷データに基づく印刷の際に該印刷データと共に前記ノズルから前記流体が吐出されたか否かを確認可能なチェックパターンを印刷するチェックパターン自動印刷モードにて前記印刷データに基づく印刷が実行される際に前記自動検査条件が成立した場合には、一方の印刷の開始時から他方の印刷の終了時までの間に前記ノズル検査を実行しないステップと、
を含むものである。
この制御方法では、ノズルから流体が吐出されるか否かを検査するノズル検査の結果、異常が発生しているノズルがある場合にはノズルをクリーニングするノズルクリーニングを実行し、所定の自動検査条件が成立したときにノズル検査を実行する自動ノズル検査モードに設定されている場合において、印刷対象である印刷データに基づく印刷の際にその印刷データと共にノズルから流体が吐出されたか否かを確認可能なチェックパターンを印刷するチェックパターン自動印刷モードにて印刷データに基づく印刷が実行される際に自動検査条件が成立した場合には、一方の印刷の開始時から他方の印刷の終了時までの間にノズル検査を実行しない。このように、自動ノズル検査モードに設定されている場合であっても、チェックパターン自動印刷モードが設定されているときには、印刷データに基づく印刷及びチェックパターンの印刷のどちらか一方の印刷の開始時から他方の印刷の終了時までの間にはノズルクリーニングが実行されることのあるノズル検査を実行しないでチェックパターンを印刷するから、印刷データに基づく印刷の際の最初又は最後におけるノズルの状態を反映したチェックパターンが印刷される。したがって、ユーザの意図するような情報が得られるチェックパターンを印刷することができる。なお、この制御方法において、上述した印刷装置の各機能を実現するようなステップを追加してもよい。また、上述した制御方法を1又は複数のコンピュータに実行させるためのプログラムとしてもよい。
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態であるプリンタ20の構成の概略を示す構成図であり、図2は印刷ヘッド24の説明図であり、図3はノズル検査装置50の構成の概略を示す構成図であり、図4はノズルの状態を反映しインクが吐出されたか否かをユーザが確認可能な記録紙Sに印刷されるチェックパターンの一例であるチェックパターン90a,90bの説明図である。
本実施形態のプリンタ20は、図1に示すように、印刷ヘッド24やキャリッジ22などにより構成されるプリンタ機構21と、駆動モータ33により駆動される紙送りローラ35を含み記録紙Sを搬送方向へと送り出す紙送り機構31と、図1におけるプラテン44の右端近傍に形成されたキャップ装置40と、プラテン44上のフラッシング領域42の隣りに形成され印刷ヘッド24のノズル23からインク滴が吐出されうるか否かのノズル検査を実行するノズル検査装置50と、ユーザが各種の指示を入力可能なボタン群85と、プリンタ20全体をコントロールするコントローラ70とを備えている。
プリンタ機構21は、キャリッジベルト32とキャリッジモータ34とによりガイド28に沿って左右(主走査方向)に往復動するキャリッジ22と、このキャリッジ22に搭載されイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色のインクを個別に収容したインクカートリッジ26と、各インクカートリッジ26から供給された各インクに圧力をかける印刷ヘッド24と、この印刷ヘッド24で加圧されたインク滴を記録紙Sに吐出する出射孔としてのノズル23と、印刷中の記録紙Sを支持する支持部材としてのプラテン44とを備えている。キャリッジ22の近傍には、キャリッジ22の位置を検出するリニア式エンコーダ25が配置されており、このリニア式エンコーダ25を用いてキャリッジ22のポジションが管理可能となっている。インクカートリッジ26は、図示しないが、溶媒としての水に着色剤としての染料又は顔料を含有したシアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)及びブラック(K)などの印刷用に用いるインクを各々収納する容器として構成されており、キャリッジ22に着脱可能に装着されている。また、プラテン44の印刷可能領域を外れた左端には、フラッシング領域42が形成されている。このフラッシング領域42は、ノズル23の先端でインクが乾燥して固化するのを防止するために定期的又は所定のタイミングで印刷データとは無関係にインク滴を吐出させる、いわゆるフラッシング動作を行うときに利用される。
ここで、プリンタ機構21の多くの構成要素(キャリッジ22など)については周知であるためその詳細な説明を省略し、以下に本発明と関連性の高い印刷ヘッド24について説明する。印刷ヘッド24には、図2に示すように、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色のインクを吐出する複数のノズル23を配列したノズル列43が設けられている。なお、ここでは、すべてのノズルをノズル23と総称し、すべてのノズル列をノズル列43と総称し、シアンのノズル及びノズル列をノズル23C及びノズル列43C、マゼンタのノズル及びノズル列をノズル23M及びノズル列43M、イエローのノズル及びノズル列をノズル23Y及びノズル列43Y、ブラックのノズル及びノズル列をノズル23K及びノズル列43Kと称する。また、各ノズル列は千鳥状に半ピッチずつずらした状態で配置されている。ここでノズル23Kを用いて説明する。この印刷ヘッド24では、360個のノズル23Kが記録紙Sの搬送方向に沿って配列してノズル列43Kを構成している。ノズル23Kには、インク滴を吐出するための駆動素子として圧電素子48が設けられており、この圧電素子48に電圧をかけることによりこの圧電素子48を変形させてインクを加圧しノズル23Kから吐出する。
この印刷ヘッド24は、各ノズル23Kをそれぞれ駆動する複数の圧電素子48に対応して設けられた複数のマスク回路47を備えている。マスク回路47には、コントローラ70で生成された原信号ODRVや印刷信号PRTnが入力される。なお、印刷信号PRTnの末尾のnはノズル列に含まれるノズルを特定するための番号であり、本実施形態ではノズル列は360個のノズルからなるため、nは1から360のいずれかの整数値となる。この原信号ODRVは、一画素分の区間内(キャリッジ22が一画素の間隔を横切る時間内)において、図2下部に示すように、第1パルスP1と第2パルスP2と第3パルスP3との3つの駆動波形からなっている。この3つの駆動波形を繰り返し単位とする原信号ODRVを、本実施形態では1セグメントと称する。マスク回路47は、原信号ODRVや印刷信号PRTnが入力されると、これらの信号に基づいて第1パルスP1と第2パルスP2と第3パルスP3とのうち必要なパルスを駆動信号DRVn(nの意味するところは印刷信号PRTnのnと同じ)としてノズル23Kの圧電素子48に向けて出力する。具体的には、マスク回路47から圧電素子48に第1パルスP1のみが出力されると、ノズル23Kから1ショットのインク滴が吐出され、記録紙Sには小さいサイズのドット(小ドット)が形成される。また、第1パルスP1と第2パルスP2とが圧電素子48に出力されると、ノズル23Kから2ショットのインク滴が吐出され、記録紙Sには中サイズのドット(中ドット)が形成される。また、第1パルスP1と第2パルスP2と第3パルスP3とが圧電素子48に出力されると、ノズル23Kから3ショットのインク滴が吐出され、記録紙Sには大きいサイズのドット(大ドット)が形成される。このように、プリンタ20では、一画素区間において吐出するインク量を調整することにより3種類のサイズのドットを形成することが可能である。なお、他の色のノズル23C,23M,23Yやノズル列43C,43M,43Yについても上記ノズル23Kやノズル列43Kと同様である。また、印刷ヘッド24は、ここでは圧電素子48を変形させてインクを加圧する方式を採用しているが、発熱抵抗体(例えばヒータなど)に電圧をかけインクを加熱して発生した気泡によりインクを加圧する方式を採用してもよい。
ノズル検査装置50は、図3に示すように、印刷ヘッド24のノズル23から飛翔したインク滴が着弾可能な検査ボックス51と、検査ボックス51内に設けられたインク受け領域52と、インク受け領域52と印刷ヘッド24との間に電圧を印加する電圧印加回路53と、インク受け領域52で生じる電圧を検出する電圧検出回路54とを備えている。検査ボックス51は、プラテン44の印刷可能領域から左側に外れた位置に設けられ、略直方体で上部が開口した筐体である。インク受け領域52は、検査ボックス51の中に設けられ、インク滴が直接着弾する上側インク吸収体55と、この上側インク吸収体55に着弾したあと下方に透過してきたインク滴を吸収する下側インク吸収体56と、上側インク吸収体55と下側インク吸収体56との間に配置されたメッシュ状の電極部材57とにより構成されている。上側インク吸収体55は、電極部材57と同電位となるように導電性を有するスポンジによって作製されている。このスポンジは、着弾したインク滴が速やかに下方に移動可能な透過性の高いものであり、ここではエステル系ウレタンスポンジ(商品名:エバーライトSK−E,ブリジストン(株)製)が用いられている。インク受け領域52は、上側インク吸収体55の表面に相当する。下側インク吸収体56は、上側インク吸収体55に比べてインクの保持力が高いものであり、フェルトなどの不織布によって作製されており、ここでは不織布(商品名:キノクロス、王子キノクロス(株)製)が用いられている。電極部材57は、ステンレス(例えばSUS)製の金属からなる格子状のメッシュとして形成されている。このため、上側インク吸収体55に一旦吸収されたインクは格子状の電極部材57の隙間を通って下側インク吸収体56に吸収・保持される。インク受け領域52の搬送方向の長さは、ノズル列43よりも長くなるよう設計されている。なお、上側インク吸収体55及び下側インク吸収体56は無くても構わない。
電圧印加回路53は、電極部材57が正極、印刷ヘッド24が負極となるように直流電源(例えば400V)と抵抗素子(例えば1MΩ)とを介して両者を電気的に接続している。ここで、電極部材57は、導電性を有する上側インク吸収体55と接触しているため、上側インク吸収体55の表面すなわちインク受け領域52も電極部材57と同電位となる。この電圧印加回路53は、回路の開閉を行うスイッチSWを有しており、このスイッチSWは後述するヘッド検査ルーチンの実行時にオンにされるが、その他の場合にはオフにされる。電圧検出回路54は、インク受け領域52の電圧と同視される電極部材57の電圧を検出するように接続され、電極部材57の電圧信号を積分して出力する積分回路54aと、この積分回路54aから出力された信号を反転増幅して出力する反転増幅回路54bと、この反転増幅回路54bから出力された信号をA/D変換してコントローラへ出力するA/D変換回路54cとを備えている。積分回路54aは、1つのインク滴の飛翔・着弾による電圧変化が小さいことから、同一のノズル23から吐出された複数のインク滴の飛翔・着弾による電圧変化を積分することにより大きな電圧変化として出力するものである。反転増幅回路54bは、電圧変化の正負を反転させると共に回路構成によって決まる所定の増幅率で積分回路から出力された信号を増幅して出力するものである。A/D変換回路54cは、反転増幅回路54bから出力されたアナログ信号をディジタル信号に変換してコントローラ70に出力するものである。
キャップ装置40は、図1に示すように、印刷休止中などにノズル23が乾燥するのを防止するためにノズル23を封止するときに利用されるものである。このキャップ装置40は、印刷ヘッド24がキャリッジ22と共に右端(ホームポジションという)まで移動したときに該印刷ヘッド24のノズル形成面を覆うように作動される。また、キャップ装置40には、図示しない吸引ポンプが接続されている。そして、例えばノズル検査装置50でノズルのインク詰まりが検出されたときなど、必要に応じて、キャップ装置40で封止された印刷ヘッド24のノズル形成面に吸引ポンプの負圧を作用させてノズル23から詰まったインクを吸引排出させる。この吸引排出された廃インクは、図示しない廃液タンクに溜められる。なお、キャップ装置40や、キャリッジ22、プラテン44などの構成物は、メカフレーム16(図1参照)を介してグランドに接地されている。
ボタン群85は、自動ノズル検査モード設定スイッチ80とチェックパターン自動印刷スイッチ81とチェックパターン位置設定スイッチ82とチェックパターン印刷ボタン83などからなる。自動ノズル検査モード設定スイッチ80は、ユーザが操作可能なスライド式スイッチであり、その切り替え位置によってノズル検査装置50によるノズル23の検査を電源がオンされたあと定期的(例えば15分毎)に実行する自動ノズル検査モードに設定されている状態とこの自動ノズル検査モードに設定されていない状態とが排他的に設定されるスイッチである。チェックパターン自動印刷スイッチ81は、ユーザが操作可能なスライド式スイッチであり、その切り替え位置によってユーザ印刷データに基づいて印刷を実行するときに自動的にチェックパターン90を印刷するチェックパターン自動印刷モードに設定されている状態とこのチェックパターン自動印刷モードに設定されていない状態とが排他的に設定されるスイッチである。チェックパターン位置設定スイッチ82は、ユーザが操作可能なスライド式スイッチであり、その切り替え位置によって、ユーザが印刷を所望するデータであるユーザ印刷データに基づいて印刷を実行するときに自動的に後述するチェックパターン90を印刷する場合にそのユーザ印刷データの前に印刷する状態と後に印刷する状態とが排他的に設定されるスイッチである。チェックパターン印刷ボタン83は、後述するチェックパターン90をプリンタ機構21に印刷させるチェックパターン印刷指示をユーザが押下することにより入力可能な押しボタンである。
コントローラ70は、図1に示すように、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、各種処理プログラムを記憶したフラッシュROM73と、一時的にデータを記憶したりデータを保存したりするRAM74と、外部機器との情報のやり取りを行うインタフェース(I/F)79と、図示しない入出力ポートとを備えている。なお、フラッシュROM73には、後述する自動ノズル検査ルーチンやノズル検査ルーチン、印刷ルーチンなどの各処理プログラムが記憶されている。RAM74には、印刷バッファ領域が設けられており、この印刷バッファにユーザPC10からインタフェース(I/F)79を介して送られてきた印刷データが記憶される。このコントローラ70には、ノズル検査装置50の電圧検出回路54から出力された電圧信号やリニア式エンコーダ25からのポジション信号、チェックパターン印刷ボタン83からの操作信号などが入力ポートを介して入力される。また、コントローラ70からは、ノズル検査装置50への制御信号や印刷ヘッド24への駆動信号、駆動モータ33への駆動信号、キャリッジモータ34への駆動信号、キャップ装置40への信号などが出力ポートを介して出力される。フラッシュROM73には、更に、記録紙Sに印刷することでユーザが目視によりノズル詰まりなどを確認可能なチェックパターン印刷用のチェックパターン印刷プログラムが記憶されている。このチェックパターン印刷用プログラムは、主走査方向にキャリッジ22を移動させながら、最初は一定数置きの複数のノズル23からインクを一定幅吐出し、次に1つずれた複数のノズル23から同様の幅吐出し、更に1つずれた複数のノズル23からインクを吐出するということを繰り返して全てのノズルからそれぞれ一定幅インクを吐出するようにプリンタ機構21を制御するプログラムである。このチェックパターン印刷プログラムにより主走査方向にキャリッジ22を移動させながら印刷ヘッド24を駆動させると、ノズル23にノズル詰まりなどの異常が発生していない場合には、図4(a)に示すようなチェックパターン90aが印刷される。チェックパターン90aは、図示するように全てのノズルにより印刷されたパターンとなっている。また、ノズル23にノズル詰まりなどの異常が発生している場合には、図4(b)に例示するようなチェックパターン90bが印刷される。チェックパターン90bは、図示するようにノズル詰まりなどの異常が発生しているノズルに対応する箇所の印刷がなされていないパターンとなっている。ここで、異常が発生しているノズル23に対応する箇所は一定幅にわたって印刷がなされていないため、ユーザはその箇所を目視により容易に確認することができる。なお、以下の説明においては、全てのノズルが正常なチェックパターン90aと異常なノズルのあるチェックパターン90bとを合わせてチェックパターン90と称する。
次に、こうして構成された本実施形態のプリンタ20の動作について説明する。図5は、コントローラ70のCPU72により実行される自動ノズル検査ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、フラッシュROM73に記憶され、電源がオンされたあと自動ノズル検査モードに設定されている状態で所定のタイミング毎に(例えば数msec毎に)CPU72により実行される。このルーチンが開始されると、CPU72は、まず、所定の自動検査タイミングであるか否かを判定する(ステップS100)。ここでは、電源投入後15分毎に所定の自動検査タイミングが到来するものとする。なお、所定の自動検査タイミングとしては15分毎に限られない。例えば電源投入後、1つのユーザ印刷データを処理する毎や15ページ印刷する毎、1ページ印刷する毎、30分毎、1分毎など、ノズル23からインクが吐出しなくなる可能性のある経験的に定めたユーザ印刷データ数を処理する毎や、ノズル23からインクが吐出しなくなる可能性のある経験的に定めたページ数を処理する毎、ノズル23からインクが吐出しなくなる可能性のある経験的に定めた時間が経過する毎、ノズル23からインクが吐出しなくなる可能性のある経験的に定められた印刷パス数が経過する毎、などとしてもよい。所定の自動検査タイミングでないときには、そのまま本ルーチンを終了する。一方、所定の自動検査タイミングであるときには、自動検査禁止フラグFAutoが値1であるか否かを判定する(ステップS110)。ここで、自動検査禁止フラグFAutoは、本ルーチンの処理においてノズル23の検査やクリーニングが禁止されている状態であるか否かを表すフラグであり、後述する印刷ルーチンにおいて値1にセットされたり値0にリセットされたりする。このフラグFAutoは値1のときには、本ルーチンにおいてノズル検査やクリーニングが禁止されていることを表し、値0のときには、それらノズル検査やクリーニングが禁止されていないことを表している。なお、この自動検査禁止フラグFAutoの初期値は値0である。フラグFAutoが値1のときには、ノズル検査やクリーニングが禁止されているためそのまま本ルーチンを終了する。一方、フラグFAutoが値0のときには、ノズルの検査やクリーニングが禁止されていないので、後述するノズル検査ルーチンを実行し(ステップS120)、本ルーチンを終了する。このように、所定の自動検査タイミングが到来したときに、フラグFAutoが値1のときには、ノズル検査ルーチンを実行し、フラグFAutoが値0のときには、ノズル検査ルーチンを実行しないのである。
ここで、ノズル検査ルーチンについて説明する。このルーチンは、図6に示すように、印刷ヘッド24に配置されたノズル23の詰まりの有無つまりノズル23からインクが吐出されうるか否かを検査するノズル検査処理を含む処理であり、フラッシュROM73に記憶されている。このルーチンを開始すると、CPU72は、電圧印加回路53のスイッチSWをオンする(ステップS200)。そして、キャリッジモータ34を駆動して、印刷ヘッド24のノズル列43のうち検査対象となるノズル列43が所定の検査位置に対向するようにキャリッジ22を移動し(ステップS210)、検査対象となるノズル列43に含まれるノズル23のマスク回路47及び圧電素子48(図2参照)を介してそのノズル23から帯電したインク滴を吐出させる(ステップS220)。ここでは、ノズル23は、検査開始時にはノズル列43に含まれるノズル番号nの一番小さいノズル23から吐出するよう設定されている。そして、負に帯電したインク滴が1つのノズル23から飛翔してインク受け領域52に着弾するまでにインク受け領域52の電圧が変化し、電圧検出回路54はこの変化を検出する。ここで、この実験を実際に行ったところ、電圧検出回路54によって検出された電圧はサインカーブとして表れた。このようなサインカーブが得られる原理は明らかではないが、帯電したインク滴がインク受け領域52に接近するのに伴って静電誘導により誘導電流が流れたことに起因すると考えられる。次に、CPU72は、電圧検出回路54で検出された信号波形の振幅すなわち出力レベルが閾値Vthr以上か否かを判定する(ステップS230)。この閾値Vthrは、ここでは、24ショット分のインクが正常に吐出されたときの出力信号波形の出力レベル(ピーク値)が超えるように、また24ショット分のインクが正常に吐出されなかったときにはノイズ等によって超えてしまうことのないように、経験的に定められた値である。なお、駆動波形を表す1セグメントの第1〜第3パルスP1,P2,P3のすべてを出力する操作を8回行うことにより24ショット分のインク滴を吐出する。また、24ショット分のインク滴による積分値となるため、電圧検出回路54からは十分大きな出力波形が得られる。なお、電圧検出回路54から出力される信号は、反転増幅回路54bを経由することから振幅の向きが逆転する。
そして、ステップS230で出力レベルが閾値Vthr未満だったときには、CPU72は、今回のノズル23に詰まりなどの異常が生じているとみなし、そのノズル23を特定する情報(例えばどのノズル列の何番目のノズルかを示す情報)をRAM74に記憶する(ステップS240)。このステップS240のあと又はステップS230で出力レベルが閾値Vthr以上のとき(つまり今回のノズル23が正常だったとき)、現在検査中のノズル列43に含まれるすべてのノズル23について検査を行ったか否かを判定し(ステップS250)、現在検査中のノズル列に未検査のノズル23があるときには、検査対象となるノズル23を未検査のものに更新し(ステップS260)、その後再びステップS210〜S260の処理を行う。一方、ステップS250で現在検査中のノズル列のすべてのノズル23について検査を行ったと判定したときには、印刷ヘッド24に含まれるすべてのノズル列43について検査を行ったか否かを判定し(ステップS270)、未検査のノズル列43が存在するときには、検査対象となるノズル列43を未検査のノズル列43に更新し(ステップS280)、その後再びステップS210〜S280の処理を行う。つまり、ステップS210〜S280の処理では、印刷ヘッド24を所定の検査位置に移動させたのち各ノズル列43のすべてのノズル23からインクを吐出させて電圧検出回路54が検出した電圧値に基づいてノズル23からインクが吐出されているか否かの判定を行うのである。
一方、ステップS270で印刷ヘッド24に含まれるすべてのノズル列43について検査を行ったと判定したときには、CPU72は、電圧印加回路53のスイッチSWをオフし(ステップS290)、異常の発生しているノズルがあったか否かをRAM74の記憶内容に基づいて判定する(ステップS300)。異常が発生しているノズル23があるときには、詰まりが原因となっていることを考慮して印刷ヘッド24のクリーニングを行うが、その前にクリーニングを行った回数が所定回数(例えば3回)未満か否かを判定する(ステップS310)。そして、クリーニングを行った回数が所定回数未満のときには、印刷ヘッド24のクリーニングを実行する(ステップS320)。具体的には、キャリッジモータ34を駆動して印刷ヘッド24がキャップ装置40と対向するホームポジションに来るまでキャリッジ22を移動させ、キャップ装置40を作動してキャップ装置40が印刷ヘッド24のノズル形成面を覆うようにした後、ノズル形成面に図示しない吸引ポンプの負圧を作用させてノズル23から詰まったインクを吸引排出させる。このクリーニングを実行した後、RAM74に記憶された異常ノズルの情報をクリアし(ステップS330)、ノズル23の吐出異常が解消されたか否かを調べるため再びステップS200以降の処理を実行する。なお、この再度のステップS200以降の処理では、異常が発生していたノズル23のみを再検査してもよいが、何らかの原因でクリーニング時に正常だったノズル23に詰まりが発生することも考えられることから、印刷ヘッド24のすべてのノズル23について再検査を行う。一方、ステップS310でクリーニングを行った回数が所定回数以上だったときには、クリーニングを行ったとしても異常が発生したノズル23は正常化しないとみなし、図示しない操作パネルにエラーメッセージを表示出力し(ステップS340)、図5に示す自動ノズル検査ルーチンに戻り、その自動ノズル検査ルーチンを終了する。一方、ステップS300で異常が発生しているノズル23がなかったとき、つまり、印刷ヘッド24のすべてのノズル23からインクを吐出可能であるときには、このノズル検査ルーチンを終了する。このように、印刷ヘッド24の全てのノズル23についてノズル詰まりがあるか否かを検査して、ノズル詰まりがある場合には所定回数未満を限度としてクリーニングを実行してノズル詰まりを解消するのである。
続いて、図5に示す自動ノズル検査ルーチンと平行して実行される印刷ルーチンについて説明する。図7はコントローラ70のCPU72により実行される印刷ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、フラッシュROM73に記憶され、電源がオンされたあと自動ノズル検査モードに設定され且つチェックパターン自動印刷モードに設定されている状態で、CPU72により繰り返し実行される。このルーチンが開始されると、CPU72は、まず、チェックパターン印刷ボタン83が押下されたか否かを判定する(ステップS400)。チェックパターン印刷ボタン83が押下されたときには、自動検査禁止フラグFAutoに値1をセットする(ステップS410)。つまり、平行して実行されている図5に示す自動ノズル検査ルーチンにおいて所定タイミングが到来したとしても図6に示すノズル検査ルーチンが実行されないようにするのである。そして、チェックパターン90を印刷するチェックパターン印刷プログラムをフラッシュROM73から読み出してそのプログラムにしたがってチェックパターン90が記録紙Sへ印刷されるようプリンタ機構21を制御する(ステップS420)。ここで、印刷処理は、キャリッジモータ34の駆動によりキャリッジ22を主走査方向に移動させながら印刷ヘッド24からインクを吐出させ印刷データ(ここではチェックパターン印刷プログラム)に基づいて印刷を実行する処理と、紙送りローラ35を回転駆動し記録紙Sを所定量搬送する搬送処理とを交互に繰り返す処理である。そして、自動検査禁止フラグFAutoを値0にリセットして(ステップS430)、本ルーチンを終了する。つまり、ノズル23の状態を確認可能なチェックパターン90の印刷が終了し、自動ノズル検査が行われても構わないので自動検査禁止フラグFAutoを値0にリセットするのである。このようにして、印刷されたチェックパターン90を見ることによりユーザはノズル23の状態を確認することができる。
ステップS400で、チェックパターン印刷ボタン83が押下されていないと判定したときには、CPU72は、印刷すべきユーザ印刷データがあるか否かを判定する(ステップS440)。ここでは、印刷すべきユーザ印刷データはRAM74の図示しない印刷バッファに記憶されているものとし、この印刷バッファにユーザ印刷データが記憶されているときには、印刷すべきユーザ印刷データがあると判定するものとする。印刷すべきユーザ印刷データがないときには、そのまま本ルーチンを終了する。一方、例えばユーザPC10から印刷ジョブが入力されるなどしてRAM74にユーザ印刷データが記憶されており印刷すべきユーザ印刷データがあるときには、チェックパターンを印刷する位置の設定状態を確認する(ステップS450)。ここで、チェックパターンを印刷する位置の設定状態の確認は図示しないセンサによりチェックパターン位置設定スイッチ82の切り替え状態を確認することにより行うものとする。設定状態がユーザ印刷データの印刷前にチェックパターンを印刷する状態となっている場合には、既述したノズル検査ルーチンを実行して(ステップS460)、全てのノズル23からインクを吐出可能としたあと、自動検査禁止フラグFAutoに値1を設定する(ステップS470)。つまり、フラグFAutoを値0にリセットするまでの処理においては、図5に示す自動ノズル検査ルーチンにおいて所定タイミングが到来したとしても図6に示すノズル検査ルーチンが実行されないようにするのである。そして、チェックパターン90が印刷されるようプリンタ機構21を制御し(ステップS480)、続いてユーザ印刷データに基づいて印刷が実行されるようプリンタ機構21を制御する(ステップS490)。そして印刷が終了したのち、ステップS430で自動検査禁止フラグFAutoを値0にリセットして、本ルーチンを終了する。このように、チェックパターンを印刷する位置の設定状態がユーザ印刷データの印刷前にチェックパターンを印刷する状態となっているときには、ノズル23の検査と必要に応じてノズルクリーニングを実行してからチェックパターンを印刷し、その後ユーザ印刷データに基づく印刷を行う。よって、ユーザ印刷データに基づく印刷の開始時の画像がインクが吐出されないノズルがない状態の画像であることをユーザが目視により確認可能なチェックパターンが印刷される。
ステップS450で、チェックパターンを印刷する位置の設定状態が印刷後にチェックパターンを印刷する状態となっているときには、CPU72は、既述したノズル検査ルーチンを実行して(ステップS500)、全てのノズル23からインクを吐出可能としたあと、自動検査禁止フラグFAutoに値1を設定する(ステップS510)。そして、ユーザ印刷データに基づいて印刷が実行されるようプリンタ機構21を制御し(ステップS520)、続いてチェックパターン90が印刷されるようプリンタ機構21を制御する(ステップS530)。そして印刷が終了したのち、ステップS430で自動検査禁止フラグFAutoを値0にリセットして、本ルーチンを終了する。このように、チェックパターン90の印刷位置の設定状態が印刷後にチェックパターンを印刷する状態となっているときには、ユーザ印刷データに基づいて印刷を実行したあとノズル検査やノズルクリーニングを実行することなくチェックパターン90を印刷する。よって、ユーザ印刷データに基づく印刷の完了時のノズルの状態を反映したチェックパターンが印刷される。なお、ステップS460やS500のノズル検査ルーチンにおいて、クリーニング回数が所定回数に達したときには、エラー表示をしたあと(図6のステップS340のあと)、この印刷ルーチンに戻り、この印刷ルーチンを終了するものとする。
ここで、以上説明した印刷ルーチンの実行による記録紙Sの印刷状態について説明する。図8は図7に示す印刷ルーチンの実行によって記録紙Sに印刷されたチェックパターン90やユーザ印刷データ91に基づく印刷の位置関係とノズル検査ルーチンの実行タイミングとの説明図である。チェックパターン印刷ボタン83が押下されたときには、CPU72は、図8(a)に示すように自動ノズル検査ルーチンにおけるノズル検査ルーチンの実行が禁止された状態で、ノズル検査ルーチンを実行することなくチェックパターン90の印刷を実行する。また、チェックパターン自動印刷モードに設定された状態で、ユーザ印刷データに基づく印刷の前にチェックパターンを印刷する状態に設定されているときには、図8(b)に示すように、ユーザ印刷データ91に基づく印刷の前にチェックパターン90を印刷し、チェックパターン90の印刷前にはノズル検査ルーチンを実行し、チェックパターン90とユーザ印刷データ91に基づく印刷との間にはノズル検査ルーチンを実行しない。また、チェックパターン自動印刷モードに設定された状態で、ユーザ印刷データに基づく印刷の後にチェックパターンを印刷する状態に設定されているときには、図8(c)に示すように、ユーザ印刷データ91に基づく印刷の後にチェックパターン90を印刷し、ユーザ印刷データ91に基づく印刷の前にはノズル検査ルーチンを実行し、ユーザ印刷データ91とチェックパターン90との間にはノズル検査ルーチンを実行しない。このように、例えばユーザがノズル23の状態を知りたくてチェックパターン印刷ボタン83を押下したようなときには、図8(a)に示すように、ノズル検査ルーチンを実行していないそのときのノズルの状態を反映したチェックパターン90を印刷する。そして、そのチェックパターン90を見たユーザは、チェックパターン90が印刷されていない部分のあるものであることを確認したときには、例えば図示しないクリーニングボタンを押下する。すると、プリンタ20は印刷ヘッド24のノズル23のクリーニングを実行する。また、例えばユーザがユーザ印刷データに基づく印刷を実行する最初の画像がインクが吐出されないノズルがない状態の画像であることを確認したいようなときには、チェックパターン自動印刷スイッチ81を操作してチェックパターン自動印刷モードに設定すると共にチェックパターン位置設定スイッチ82を操作してユーザ印刷データに基づく印刷の前にチェックパターンを印刷する状態にする。すると、プリンタ20は、ユーザ印刷データに基づく印刷を実行するときには、図8(b)に示すようにノズル検査ルーチンを実行したあとチェックパターン90を印刷しユーザ印刷データ91に基づく印刷を実行する。そして、ユーザは、印刷されたチェックパターン90を見ることによりユーザ印刷データに基づく印刷開始時のノズルの状態を確認できる。また、例えばユーザがインクが吐出されないノズルがない状態でユーザ印刷データ91に基づく印刷を開始したあとのユーザ印刷データ91に基づく印刷終了時のノズルの状態を確認したいときには、チェックパターン自動印刷スイッチ81を操作してチェックパターン自動印刷モードに設定すると共にチェックパターン位置設定スイッチ82を操作してユーザ印刷データに基づく印刷の後にチェックパターンを印刷する状態にする。すると、プリンタ20は、ユーザ印刷データ91に基づく印刷を実行するときには、図8(c)に示すようにノズル検査ルーチンを実行したあとユーザ印刷データ91に基づく印刷を実行しチェックパターン90を印刷する。そして、ユーザは印刷されたチェックパターン90を見ることによりユーザ印刷データに基づく印刷の完了時のノズルの状態を確認することができる。このように、チェックパターン90をユーザ印刷データに基づく印刷の前に印刷する場合には、印刷開始時のノズルの状態を反映したチェックパターン90を印刷するから、ユーザ印刷データに基づく印刷が正常な品質で印刷されたことを確認・保証することができる。また、チェックパターン90をユーザ印刷データに基づく印刷の後に印刷する場合には、印刷完了時のノズルの状態を反映したチェックパターン90を印刷するから、ユーザ印刷データに基づく印刷が正常な品質で印刷されたことを確認・保証することができる。これらは、ユーザ印刷データに基づく印刷やチェックパターンの印刷の最中にインクが吐出しないノズル23が発生することはまれだからである。そして、ユーザ印刷データに基づく印刷とチェックパターン90の印刷との間にノズル検査を行なわないことにより、無用な検査を行わないようにすることができる。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のプリンタ20が本発明の印刷装置に相当し、印刷ヘッド24が吐出手段に相当し、ノズル検査装置50がノズル検査手段に相当し、キャップ装置40、図示しない吸引ポンプ及びコントローラ70がクリーニング手段に相当し、チェックパターン印刷ボタン83が指示入力手段に相当し、チェックパターン自動印刷スイッチ81が自動印刷設定手段に相当し、自動ノズル検査モード設定スイッチ80が自動検査設定手段に相当し、コントローラ70が制御手段に相当し、記録紙Sがターゲットに相当する。また、インク受け領域52が流体受け領域に相当し、電圧印加回路53が電圧印加手段に相当し、電圧検出回路54が電気的変化検出手段に相当する。
以上詳述した本実施形態のプリンタ20によれば、自動ノズル検査モードに設定されている場合であっても、チェックパターン印刷指示がユーザから入力されたときにはノズル検査及びノズルクリーニングを実行しないでチェックパターン90を印刷するからその時のノズル23の状態を反映したチェックパターン90が印刷される。また、チェックパターン自動印刷モードが設定されているときには、ユーザ印刷データ91に基づく印刷及びチェックパターン90の印刷のどちらか一方の印刷の開始時から他方の印刷の終了時までの間にはノズル検査及びノズルクリーニングを実行しないでチェックパターン90を印刷するから、ユーザ印刷データ91に基づく印刷の際の最初又は最後におけるノズルの状態を反映したチェックパターン90が印刷される。したがって、ユーザの意図するような情報が得られるチェックパターン90を印刷することができる。
また、自動ノズル検査モードに設定されている場合において、ユーザ印刷データ91に基づく印刷を実行するときにチェックパターン自動印刷モードが設定されているときには、チェックパターン90の印刷をユーザ印刷データ91に基づく印刷の前に実行する場合には、チェックパターン90の印刷の前にノズル検査を実行し、インクが吐出されないノズル23があった場合にはノズルクリーニングを実行する。インクが吐出されないノズル23がない状態でチェックパターン90の印刷を行ってからユーザ印刷データ91に基づいて印刷するからユーザ印刷データ91に基づく印刷開始時の画像はインクが吐出されないノズル23がない状態の画像であることを確認・保証可能なチェックパターン90を印刷することができる。更に、自動ノズル検査モードに設定されている場合において、ユーザ印刷データに基づく印刷を実行するときにチェックパターン自動印刷モードが設定されているときには、チェックパターン90の印刷をユーザ印刷データ91に基づく印刷の後に実行する場合には、ユーザ印刷データ91に基づく印刷を実行する前にノズル検査を実行しインクが吐出されないノズル23があった場合にはノズルクリーニングを実行する。インクが吐出されないノズル23がない状態でユーザ印刷データ91に基づく印刷を開始するから、ユーザ印刷データ91に基づく印刷開始時の画像をインクが吐出されないノズル23がない状態の画像とすることができる。更にまた、ノズル検査装置50は、インク受け領域52と電圧印加回路53と電圧検出回路54とを備え、ノズル検査を実行するにあたり、電圧印加回路53に印刷ヘッド24とインク受け領域52との間に所定の電圧を印加させた状態で、各ノズル23から順次インクをインク受け領域52へ吐出させ、電圧検出回路54が検出した電圧の変化に基づいて各ノズル23からインクが吐出されうるか否かのノズル検査を行うから、印刷を実行することなくノズル検査を実行することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、自動ノズル検査モードに設定されている場合において、チェックパターン90の印刷をユーザ印刷データ91に基づく印刷の前に実行する場合には、そのチェックパターン90の印刷前にノズル検査ルーチンを実行し、チェックパターン90の印刷をユーザ印刷データ91に基づく印刷の後に実行する場合には、ユーザ印刷データに基づく印刷の前にノズル検査ルーチンを実行するものとしたが、これらのうちのいずれか一方のノズル検査ルーチンを実行しないものとしてもよいし、両方のノズル検査ルーチンを実行しないものとしてもよい。これらの場合でも、ユーザの意図するような情報が得られるチェックパターン90を印刷することができる。これは、ユーザ印刷データに基づく印刷やチェックパターンの印刷の最中にインクが吐出しないノズル23が発生することはまれであり、また、図5に示した自動ノズル検査ルーチンにおいて所定の自動検査タイミングが到来すればユーザ印刷データに基づく印刷やチェックパターン90の印刷のうちの最初の印刷の前に図6に示したノズル検査ルーチンが実行されるからである。
上述した実施形態では、自動ノズル検査モードに設定されている場合において、ユーザ印刷データ91に基づく印刷を実行するときにチェックパターン自動印刷モードが設定されているときには、チェックパターン90の印刷をユーザ印刷データに基づく印刷の前に実行する場合には、図8(b)に示すように、ユーザ印刷データ91の前にチェックパターン90を印刷するものとしたが、図9(a)に示すように、ユーザ印刷データ91に基づく印刷の前に加えて、ユーザ印刷データに基づく印刷の後にもチェックパターン90を印刷し且つユーザ印刷データ91に基づく印刷が終了してからチェックパターン90の印刷が終了するまでの間に所定タイミングが到来した場合であってもノズル検査ルーチンを実行しないものとしてもよい。この場合には、ユーザ印刷データに基づいて印刷した直後のノズル23の状態を反映したチェックパターンを印刷することができる。
上述した実施形態では、図7の印刷ルーチンにおいて、ステップS470,S510において自動検査禁止フラグFAutoに値1をセットすることにより、図5に示した自動ノズル検査ルーチンにおいて図6に示したノズル検査ルーチンが実行されないようにするものとしたが、ステップS470,S510において、図6に示した自動ノズル検査ルーチンを停止するものとしてもよい。
上述した実施形態では、自動ノズル検査モードに設定されている場合において、チェックパターン90の印刷をユーザ印刷データ91に基づく印刷の後に実行する場合には、そのユーザ印刷データ91に基づく印刷前にノズル検査ルーチンを実行するものとしたが、図9(b)に示すように、ユーザ印刷データ91に基づく印刷前にノズル検査ルーチンを実行しないものとしてもよい。この場合でも、ユーザの意図するような情報が得られるチェックパターン90を印刷することができる。
上述した実施形態では、自動検査フラグFAutoが値1の状態でユーザ印刷データ91に基づく印刷を実行している最中にはノズル検査を実行しないものとしたが、所定の途中検査条件が成立したときにはユーザ印刷データ91に基づく印刷を一旦停止し、ノズル検査を実行するものとしてもよい。例えば、所定の途中検査条件が成立した場合に、ユーザ印刷データに基づく印刷の前にチェックパターンを印刷する状態に設定されているときには、印刷中のページの印刷が終了した時点で印刷を一旦停止しノズル検査を実行しインクが吐出されないノズルが有る場合はノズルクリーニングを実行したあとチェックパターンを印刷しユーザ印刷データに基づく残りの印刷を再開するものとしてもよい。ここで、「所定の途中検査条件が成立したとき」としては、例えば、ノズル23からインクが吐出しなくなる可能性のある経験的に定められたページ数を印刷する毎や、ノズル23からインクが吐出しなくなる可能性のある経験的に定められた時間が経過する毎、ノズル23からインクが吐出しなくなる可能性のある経験的に定められた印刷パス数が経過する毎などが挙げられる。具体的には、図10に示すように、40ページに亘るユーザ印刷データを印刷する場合、所定の途中検査条件として15ページ印刷する毎という条件が設定されている場合には、最初のページを印刷した記録紙Sに印刷するユーザ印刷データの前にチェックパターン90を印刷しその前にノズル検査を実行し、ユーザ印刷データを15ページ印刷したあとの16ページ目を印刷した記録紙S16にはユーザ印刷データのまえにチェックパターン90を印刷しその前にノズル検査を実行し、更に15ページ印刷したあとの31ページ目を印刷した記録紙S31にはユーザ印刷データ91の前にチェックパターン90を印刷しその前にノズル検査を実行する。あるいは、ユーザ印刷データに基づく印刷の後にチェックパターンを印刷する状態に設定されているときには、印刷中のページの印刷が終了してからチェックパターンを印刷したあとそのチェックパターンが印刷された時点で印刷を一旦停止しノズル検査を実行しインクが吐出されないノズルがあった場合にはノズルクリーニングを実行したあとユーザ印刷データに基づく残りの印刷を再開しその後チェックパターンを印刷するものとしてもよい。これらの場合には、ユーザ印刷データに基づく印刷が多くのページ数にわたる場合に、インクを吐出できないノズル23が発生した状態で印刷するページを減らすことができる。なお、これらの場合にも、ユーザ印刷データに基づく印刷及びチェックパターン90の印刷のいずれか一方の印刷の開始時から他方の印刷の終了時の間にはノズル検査は実行されていない。
上述した実施形態では、図5に示す自動ノズル検査ルーチンと図7に示す印刷ルーチンを平行して実行し、図7に示す印刷ルーチンにおいて、ステップS460又はステップS500において図6に示すノズル検査ルーチンを実行するものとしたが、図5に示す自動ノズル検査ルーチンを実行することなく、図7に示す印刷ルーチンのステップS460,S470,S430,S500,S510の処理を実行せずステップS440とステップS450の間、若しくは、ステップS450とステップS480の間及びステップS45とステップS520の間に、図5に示す自動ノズル検査ルーチンのステップS100及びS120の処理を実行する印刷ルーチンを実行するものとしてもよい。つまり、図7に示す印刷ルーチンのステップS440でユーザ印刷データがあると判定したあとユーザ印刷データに基づく印刷及びチェックパターン90の印刷のいずれか先の印刷の前までに、所定の自動検査タイミングが到来したか否かを判定し、所定の自動検査タイミングが到来していないときには、そのまま、ユーザ印刷データに基づく印刷又はチェックパターン90の印刷を実行し、所定の自動検査タイミングが到来したときには、ノズル検査ルーチンを実行したあとユーザ印刷データに基づく印刷又はチェックパターン90の印刷を実行するものとしてもよい。
上述した実施形態では、図6に示すノズル検査ルーチンにおいて印刷ヘッド24を負インク受け領域52を正に帯電させインクを吐出させてそのときの電圧変化を電圧検出回路54により検出することによりノズル検査を行うものとしたが、電圧印加回路53によって、電極部材57が負極、印刷ヘッド24が正極となるように直流電源と抵抗素子とを介して両者が電気的に接続され、電圧検出回路54が印刷ヘッド24の電圧を検出するように接続され、CPU72が既述したヘッド検査ルーチンに準じた処理を実行しその検出した電圧の変化に基づいてノズルからインクが吐出されたか否かを検査するものとしてもよい。この場合でも、ユーザの意図するような情報が得られるチェックパターン90を印刷することができる。
上述した実施形態では、図6に示すノズル検査ルーチンにおいて印刷ヘッド24を負インク受け領域52を正に帯電させインクを吐出させてそのときの電圧変化を電圧検出回路54により検出することによりノズル検査を行うものとしたが、他の方法でノズル検査を行うものとしてもよい。例えば、図11に示すようにインク受け領域52に光線を発光する発光装置102と光線を受光する受光装置104とを配置し、印刷ヘッド24とインク受け領域52との間にインクの吐出方向と交差する方向の光線を発光装置102から受光装置104に向けて発光させた状態で、1つのノズル23から吐出したインクがそのレーザ光を遮る位置に印刷ヘッド24を配置し、そのノズル23からインクをインク受け領域52へ吐出させ、吐出したインクにより光線が遮られたか否かを受光装置104が受光した光量の変化に基づいて判定することでそのノズル23からインクが吐出されうるか否かのノズル検査を実行し、続いて次のノズル23から吐出されるインクとレーザ光とが交差する位置に印刷ヘッド24を配置し、同様にノズル検査を実行することを繰り返してノズル検査を行うものとしてもよい。あるいは、チェックパターン90を記録紙Sに印刷した上でユーザの目視または、図示しない読取装置により読み取ることによりノズルからインクが吐出されたか否かを検査するものとしてもよい。これらの場合でも、ユーザの意図するような情報が得られるチェックパターン90を印刷することができる。
上述した実施形態では、自動ノズル検査モードに設定されている場合について説明したが、自動ノズル検査モードに設定されていない場合には、ユーザにより図示しないクリーニングボタンが押下されたときCPU72がノズル23のクリーニングを実行したあとノズル検査ルーチンを実行するものとしてもよい。こうすれば、ユーザの意図するようにインクが吐出されないノズルがない状態とすることができる。
上述した実施形態では、印刷ヘッド24を主走査方向に往復動させながら印刷を行なうプリンタ20として説明したが、主走査方向に記録紙Sの幅以上にノズルを配列したラインヘッドを備えたプリンタとしてもよい。
上述した実施形態では、印刷装置をプリンタ20に具体化した例を示したが、インク以外の他の液体や機能材料の粒子が分散されている液状体(分散液)、ジェルのような流状体などを吐出する印刷装置に具体化してもよいし、流体として吐出可能な固体を吐出する印刷装置に具体化してもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ及びカラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を溶解した液体を吐出する液体吐出装置、同材料を分散した液状体を吐出する液状体吐出装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を吐出する液体吐出装置としてもよい。また、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に吐出する液体吐出装置、ジェルを吐出する流状体吐出装置、トナーなどの粉体を吐出する粉体吐出式記録装置としてもよい。
プリンタ20の概略構成を示す構成図。 印刷ヘッド24の説明図。 ノズル検査装置50の構成の概略を示す構成図。 チェックパターン90の一例の説明図。 自動ノズル検査ルーチンの一例を示すフローチャート。 ノズル検査ルーチンの一例を示すフローチャート。 印刷ルーチンの一例を示すフローチャート。 記録紙Sへの各印刷の位置関係とノズル検査のタイミングの説明図。 他の記録紙Sへの各印刷の位置関係とノズル検査のタイミングの説明図。 他の記録紙Sへの各印刷の位置関係とノズル検査のタイミングの説明図。 他のノズル検査方法を説明する説明図。
符号の説明
10 ユーザPC、16 メカフレーム、20 プリンタ、21 プリンタ機構、22 キャリッジ、23 ノズル、23C シアンのノズル、23K ブラックのノズル、23M マゼンダのノズル、23Y イエローのノズル、24 印刷ヘッド、25 リニア式エンコーダ、26 インクカートリッジ、28 ガイド、31 紙送り機構、32 キャリッジベルト、33 駆動モータ、34 キャリッジモータ、35 ローラ、40 キャップ装置、42 フラッシング領域、43 ノズル列、43C,シアンのノズル列、43K ブラックのノズル列、43M マゼンダのノズル列,43Y イエローのノズル列、44 プラテン、47 マスク回路、48 圧電素子、50 ノズル検査装置、51 検査ボックス、52 インク受け領域、53 電圧印加回路、54 電圧検出回路、54a 積分回路、54b 反転増幅回路、54c A/D変換回路、55 上側インク吸収体、56 下側インク吸収体、57 電極部材、70 コントローラ、72 CPU、73 フラッシュROM、74 RAM、79 インタフェース(I/F)、80 自動ノズル検査モード設定スイッチ、81 チェックパターン自動印刷スイッチ、82 チェックパターン位置設定スイッチ、83 チェックパターン印刷ボタン、85 ボタン群、90,90a,90b チェックパターン、91ユーザ印刷データ、102 発光装置、104 受光装置、P1 第1パルス、P2 第2パルス、P3 第3パルス、S,S2,S16,S31,S40 記録紙、SW スイッチ。

Claims (8)

  1. ノズルからターゲットに流体を吐出可能な吐出手段と、
    前記ノズルから前記流体が吐出されるか否かを検査するノズル検査を実行するノズル検査手段と、
    印刷対象である印刷データに基づく印刷の際に、該印刷データと共に、前記ノズルから前記流体が吐出されたか否かを確認可能なチェックパターンを印刷するチェックパターン自動印刷モードを設定する自動印刷設定手段と、
    所定の自動検査条件が成立したときにノズル検査を実行する自動ノズル検査モードを設定する自動検査設定手段と、
    前記ノズル検査の結果、異常が発生しているノズルがある場合には前記ノズルをクリーニングするノズルクリーニングを実行するクリーニング手段と、
    前記自動ノズル検査モードに設定されている場合において、前記チェックパターン自動印刷モードにて前記印刷データに基づく印刷が実行される際に前記自動検査条件が成立した場合には、一方の印刷の開始時から他方の印刷の終了時までの間に前記ノズル検査が実行されないよう前記ノズル検査手段を制御する制御手段と、
    を備えた印刷装置。
  2. 前記制御手段は、前記自動ノズル検査モードに設定されている場合において、前記印刷データに基づく印刷を実行するときに前記チェックパターン自動印刷モードが設定されているときには、前記チェックパターンの印刷を前記印刷データに基づく印刷の前に実行する場合には、前記チェックパターンの印刷の前に前記ノズル検査が実行されるよう前記ノズル検査手段を制御する手段である、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御手段は、前記自動ノズル検査モードに設定されている場合において、前記印刷データに基づく印刷を実行するときに前記チェックパターン自動印刷モードが設定されているときには、前記チェックパターンの印刷を前記印刷データに基づく印刷の後に実行する場合には、前記印刷データに基づく印刷を実行する前に前記ノズル検査が実行されるよう前記ノズル検査手段を制御する手段である、請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記制御手段は、前記自動ノズル検査モードに設定されている場合における前記印刷データに基づく印刷の際に、複数ページにわたる印刷データの印刷中に所定の途中検査条件が成立したとき、前記チェックパターンの印刷を前記印刷データに基づく印刷の前に実行する場合には印刷中のページの印刷が終了した時点で印刷が一旦停止されるよう前記吐出手段を制御し前記ノズル検査が実行されるよう前記ノズル検査手段を制御したあと前記チェックパターンが印刷されるよう前記吐出手段を制御し前記印刷データに基づく残りの印刷が再開されるよう前記吐出手段を制御し、又は、前記チェックパターンの印刷を前記印刷データに基づく印刷の後に実行する場合には印刷中のページの印刷が終了してから前記チェックパターンが印刷されるよう前記吐出手段を制御したあと該チェックパターンが印刷された時点で印刷が一旦停止されるよう前記吐出手段を制御し前記ノズル検査が実行されるよう前記ノズル検査手段を制御したあと前記印刷データに基づく残りの印刷が再開されその後前記チェックパターンが印刷されるよう前記吐出手段を制御する手段である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記自動印刷設定手段は、前記チェックパターン自動印刷モードとして、前記印刷データに基づく印刷の際に、該印刷データと共に、前記チェックパターンを該印刷データの前後に印刷するモードを設定する手段である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記チェックパターンは視認により流体の吐出の有無を確認可能なパターンである、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の印刷装置であって、
    前記チェックパターンを印刷するチェックパターン印刷指示を入力可能な指示入力手段を備え、
    前記自動ノズル検査モードに設定されている場合において、前記印刷データに基づく印刷とは別に、前記チェックパターン印刷指示が入力され前記チェックパターンの印刷が実行される際には、該チェックパターン印刷指示が入力されてから前記チェックパターンの印刷が終了するまでの間に前記自動検査条件が成立した場合であっても前記ノズル検査が実行されないよう前記ノズル検査手段を制御する手段である、印刷装置。
  8. ノズルからターゲットに流体を吐出可能な吐出手段を備えた印刷装置のコンピュータソフトウェアによる制御方法であって、
    (a)前記ノズルから前記流体が吐出されるか否かを検査する前記ノズル検査の結果、異常が発生しているノズルがある場合には前記ノズルをクリーニングするノズルクリーニングを実行するステップと、
    (b)所定の自動検査条件が成立したときにノズル検査を実行する前記自動ノズル検査モードに設定されている場合において、印刷対象である印刷データに基づく印刷の際に該印刷データと共に前記ノズルから前記流体が吐出されたか否かを確認可能なチェックパターンを印刷するチェックパターン自動印刷モードにて前記印刷データに基づく印刷が実行される際に前記自動検査条件が成立した場合には、一方の印刷の開始時から他方の印刷の終了時までの間に前記ノズル検査を実行しないステップと、
    を含む制御方法。
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