JP2018001672A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

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史祥 吉澤
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【課題】ノズルの目詰まりを解消するときのノズルから吐出されるインク量を低減すること。【解決手段】制御装置60は、ノズルチェック機構56の検出結果に基づいて、吐出不良のノズル22の数である吐出不良数Nを取得する第1取得部62と、少なくともノズル22からインクを吐出させる第1クリーニング動作を動作内容でレベル分けした第1データと、少なくとも吐出不良数Nと第1クリーニング動作のレベルとの関係を規定した第1テーブルと、を記憶する記憶部61と、少なくとも取得された吐出不良数Nと第1テーブルとに基づいて、第1クリーニング動作のレベルを決定する第1決定部65と、決定された第1クリーニング動作のレベルで、第1クリーニング動作を実行する第1制御部68と、を備えている。【選択図】図6

Description

本発明は、インクジェット式記録装置に関する。
従来から、複数のノズルとノズルが形成されたノズル面とを有するインクヘッドを備えたインクジェット式記録装置が知られている。インクジェット式記録装置は、インクジェット方式により記録媒体上に所定の印刷を行う。かかるインクジェット式記録装置では、特許文献1に示すように、ノズルから適切にインクを吐出させるために、ノズルから所定量のインクを吐出するフラッシング動作が定期的に行われている。また、インクジェット式記録装置は、印刷を行わないときにノズル面を覆うキャップを有している。
ここで、ノズル面をキャップで覆うことによって密閉空間が形成される。これにより、インクの乾燥が防止される。また、密閉空間が形成された状態で、キャップに接続された吸引ポンプを駆動させることによって、ノズルから粘性が高くなったインクを強制的に吐出させたりノズルに付着したゴミ等を強制的に吸引したりする吸引動作が行われる。これにより、ノズルの目詰まりによる吐出不良を解消したりノズルの目詰まりを抑制したりすることができる。
また、特許文献2に示すように、ノズルの吐出不良を定期的に検出して、吐出不良が検出されたときに吸引動作等を含むクリーニング動作を行うインクジェット記録装置が知られている。
特開2003−39706号公報 特開2009−208419号公報
ところで、上記クリーニング動作は、通常、同一の動作内容で行われている。クリーニング動作は、ノズルの目詰まりが比較的進んでいる場合であってもノズルの目詰まりを解消させることができるように、ノズルの目詰まりの程度やノズルの吐出不良数に関係なくノズルから多量のインクを吐出させている。このため、ノズルから比較的少量のインクを吐出すればノズルの目詰まりが解消するような場合であっても、ノズルからは多量のインクが吐出されている。なお、ノズルの目詰まりの程度やノズルの吐出不良数は、例えば、インクヘッドの劣化、使用するインク自体の劣化、推奨していないインクの使用およびインクジェット式記録装置を使用する環境温度等によって変動すると考えられる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ノズルの目詰まりを解消するときのノズルから吐出されるインク量を低減することができるインクジェット式記録装置を提供することである。
本発明に係るインクジェット式記録装置は、記録媒体にインクを吐出する複数のノズルと、前記複数のノズルが形成されたノズル面とを有するインクヘッドと、前記複数のノズルの吐出不良の有無を検出するノズルチェック機構と、前記複数のノズルからのインクの吐出を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記ノズルチェック機構の検出結果に基づいて、前記複数のノズルのうち吐出不良のノズルの数である吐出不良数を取得する取得部と、少なくとも前記ノズルからインクを吐出させる第1クリーニング動作を動作内容でレベル分けした第1データと、少なくとも前記吐出不良数と前記第1クリーニング動作のレベルとの関係を規定した第1テーブルと、を記憶する記憶部と、少なくとも取得された前記吐出不良数と前記第1テーブルとに基づいて、前記第1クリーニング動作のレベルを決定する第1決定部と、前記決定された前記第1クリーニング動作のレベルで、前記第1クリーニング動作を実行する第1制御部と、を備えている。
本発明のインクジェット式記録装置によると、記憶部は、少なくともノズルからインクを吐出させる第1クリーニング動作を動作内容でレベル分けした第1データと、少なくとも吐出不良数と第1クリーニング動作のレベルとの関係を規定した第1テーブルと、を記憶する。また、第1決定部は、印刷前や印刷後のノズルチェック機構の検出結果に基づいて取得された吐出不良数と第1テーブルとに基づいて、第1クリーニング動作のレベルを決定する。そして、第1制御部は、決定された第1クリーニング動作のレベルで、第1クリーニング動作を実行する。このように、インクジェット式記録装置では、吐出不良数に応じて第1クリーニング動作のレベルを変更することができ、吐出不良数に応じた適切な第1クリーニング動作を実行することができる。このため、ノズルの目詰まりを解消して吐出不良のノズルを復帰させるために吐出不良数の数に関わらず同一のクリーニング動作を行っていた場合と比較して、ノズルから吐出されるインク量を低減することができると共にノズルの目詰まりの解消を実現することができる。
本発明によれば、ノズルの目詰まりを解消するときのノズルから吐出されるインク量を低減することができるインクジェット式記録装置を提供することができる。
一実施形態に係るインクジェットプリンタの斜視図である。 一実施形態に係るインクジェットプリンタの主要部の正面図である。 一実施形態に係るインクジェットプリンタのインクカートリッジからインクヘッドへインクを供給する構造を示すブロック図である。 一実施形態に係るインクヘッドの底面図である。 一実施形態に係るキャップ、ワイパーおよびノズルチェック機構を示す模式図である。 一実施形態に係る制御装置のブロック図である。 一実施形態に係る第1クリーニング動作のレベルおよび第2クリーニング動作のレベルを最適化する手順を示したフローチャートである。 第1クリーニング動作を動作内容でレベル分けした表である。 吐出不良数と、経過時間と、第1クリーニング動作のレベルとの関係を示す表である。 第2クリーニング動作を動作内容でレベル分けした表である。 吐出不良数と、経過時間と、第2クリーニング動作のレベルとの関係を示す表である。 他の一実施形態に係る制御装置のブロック図である。 他の一実施形態に係る第1クリーニング動作のレベルおよび第2クリーニング動作を実行する時間間隔を最適化する手順を示したフローチャートである。 吐出不良数と、経過時間と、第2クリーニング動作の時間間隔との関係を示す表である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照しながら、第1実施形態に係るインクジェット式記録装置について説明する。第1実施形態に係るインクジェット式記録装置は、記録媒体に印刷を行うインクジェットプリンタ(以下、プリンタという。)10である。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材、部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
図1は、本実施形態に係るプリンタ10の斜視図である。図2は、本実施形態に係るプリンタ10の主要部の正面図である。プリンタ10は、記録媒体5に印刷を行うためのものである。なお、記録媒体5には、普通紙などの紙類はもちろんのこと、ポリ塩化ビニル(polyvinyl chloride、PVC)やポリエステルなどの樹脂材料、アルミニウム、鉄、木材などの各種の材料からなる媒体が含まれる。
以下の説明では、左、右、上、下とは、プリンタ10の正面にいる作業者から見た左、右、上、下をそれぞれ意味することとする。また、プリンタ10から上記作業者に近づく方を前方、遠ざかる方を後方とする。図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。後述するインクヘッド20(図2参照)は左方および右方に移動可能である。記録媒体5は、前方および後方に搬送可能である。ただし、これは説明の便宜上の方向に過ぎず、プリンタ10の設置態様を何ら限定するものではない。
図1に示すように、プリンタ10は、本体部12と、本体部12に設けられたプラテン14とを備えている。プラテン14には記録媒体5が配置される。
図2に示すように、プリンタ10は、本体部12に設けられたガイドレール13を備えている。ガイドレール13は、左右方向に延びている。ガイドレール13には、キャリッジ30が係合している。キャリッジ30は、キャリッジ移動機構8によって、ガイドレール13に沿って左右方向(即ち主走査方向)に往復移動する。キャリッジ移動機構8は、ガイドレール13の左端側および右端側に配置されたプーリ19bおよびプーリ19aを有している。プーリ19aには、キャリッジモータ8aが連結されている。なお、キャリッジモータ8aはプーリ19bに連結されていてもよい。プーリ19aは、キャリッジモータ8aによって駆動される。プーリ19aおよびプーリ19bには、それぞれ無端状のベルト16が巻き掛けられている。キャリッジ30はベルト16に固定されている。プーリ19aおよびプーリ19bが回転してベルト16が走行すると、キャリッジ30が左右方向に移動する。このように、キャリッジ30はガイドレール13に沿って左右方向に移動可能に構成されている。
プラテン14には、上下一対のグリッドローラ(図示せず)およびピンチローラ(図示せず)が設けられている。グリッドローラはフィードモータ(図示せず)に連結されている。グリッドローラはフィードモータによって回転駆動される。記録媒体5(図1参照)がグリッドローラとピンチローラとの間に挟まれた状態でグリッドローラが回転すると、記録媒体5は前後方向(即ち副走査方向)に搬送される。
図2に示すように、本体部12は、複数のインクカートリッジ11を備えている。インクカートリッジ11はインクを貯留するタンクである。複数のインクカートリッジ11は、本体部12に着脱自在に装着されている。より詳細には、複数のインクカートリッジ11は、それぞれ後述するインク経路40の一端42に着脱自在に接続されている。インクカートリッジには、例えば、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインク、ホワイトインク等が貯留されている。インクカートリッジ11には、それぞれインク取出口(図示せず)が取り付けられている。
図2に示すように、プリンタ10は、各色のインクが貯留されたインクカートリッジ11ごとにインク供給システム35を有している。インク供給システム35は、インクカートリッジ11に加えて、インクヘッド20と、ダンパー25と、インク経路40と、供給ポンプ26と、を備えている。インクヘッド20およびダンパー25はキャリッジ30に搭載され、左右方向に往復移動する。一方、インクカートリッジ11は、キャリッジ30に搭載されておらず、左右方向に往復移動しない。そのため、キャリッジ30が左右方向に移動してもインク経路40が破損しないように、インク経路40の大部分(少なくとも全長の半分以上)は、左右方向に延びた状態で配置されている。本実施形態では、合計5本のインク経路40が設けられている。インク経路40は、ケーブル類保護案内装置32で覆われている。ケーブル類保護案内装置32とは、例えばケーブルベア(登録商標)である。
図3は、インクカートリッジ11からインクヘッド20へインクを供給する構造を示すブロック図である。図3では、印刷時にインクの流れる方向を矢印Zで示している。
図4に示すように、インクヘッド20は、記録媒体5(図2参照)にインクを吐出する複数のノズル22と、複数のノズル22が形成されたノズル面24とを備えている。複数のノズル22は、前後方向(副走査方向)に並び、2つのノズル列23、23を形成している。本実施形態では、1つのノズル列23に並ぶノズル数は、例えば、180本であるがこれに限定されない。本実施形態のインクヘッド20は、2つのノズル列23を備えているが、1つのノズル列を備えていてもよいし3つ以上のノズル列を備えていてもよい。ノズル面24は、キャリッジ30(図2参照)の底面から外部に露出している。
図3に示すように、インクカートリッジ11とダンパー25とは、インク経路40を介して連通している。インク経路40の一端42は、インクカートリッジ11のインク取出し口に着脱可能に接続している。インク経路40の他端44は、ダンパー25に接続している。インク経路40は、インクカートリッジ11からダンパー25およびインクヘッド20にインクを導く流路を形成している。
図3に示すように、インク経路40は、チューブ40Aおよびチューブ40Bを備えている。チューブ40Aは、インクカートリッジ11と供給ポンプ26とを連通する。チューブ40Bは、供給ポンプ26とダンパー25とを連通する。このような経路によって、インクカートリッジ11からダンパー25を介してインクヘッド20にインクが供給される。
図3に示すように、供給ポンプ26は、インク経路40に配置されている。供給ポンプ26は、インクカートリッジ11からダンパー25に向かってインクを供給する(送り出す)ことができる。
図3に示すように、ダンパー25は、インクヘッド20に連通し、インクヘッド20にインクを補給する役割を担う。また、ダンパー25は、インクの圧力変動を緩和する役割を担う。ダンパー25によって、インクヘッド20のインク吐出動作が安定化される。ダンパー25は、インク経路40に設けられている。ダンパー25とインクヘッド20とは、チューブ27によって連通している。
図3に示すように、プリンタ10は、キャップ52と、吸引チューブ53(図5参照)と、吸引ポンプ54とを備えている。キャップ52は、印刷時以外において、インクヘッド20のノズル面24に形成されたノズル22(図4参照)を覆うようにインクヘッド20に着脱可能に取り付けられる。キャップ52がインクヘッド20に取り付けられたときに、キャップ52とノズル面24との間に密閉空間が形成される。これにより、インクヘッド20に付着したインクの乾燥が抑制され、ノズル22の詰まりが防止される。図5に示すように、吸引チューブ53は、キャップ52と吸引ポンプ54とに接続している。本実施形態において「フラッシング動作」とは、インクヘッド20にキャップ52を取り付けた状態で、ノズル22(図4参照)から所定量のインクをキャップ52内に吐出させることである。
吸引ポンプ54は、密閉空間内の流体(例えば、空気やインク。)および固体(固形化したインクやごみ等)を吸引するものである。インクヘッド20にキャップ52を取り付けた状態で吸引ポンプ54を駆動すると、密閉空間内の流体が吸引される。これにより、ノズル22(図4参照)からインクを吐出させることができる。本実施形態において「吸引動作」とは、密閉空間内の流体を吸引ポンプ54によって吸引してノズル22からインクを強制的に吐出させることである。例えば、プリンタを使用しない状態が長く続くと、ノズル22に乾燥・固化したインクが目詰まりすることがある。上記構成によれば、乾燥・固化したインクを好適に除去することができる。これにより、安定した印刷を行うことができる。
図5に示すように、プリンタ10(図1参照)は、ワイパー55を備えている。ワイパー55は、可撓性を有している。ワイパー55は、例えばゴムによって形成されている。ワイパー55は、インクヘッド20のノズル面24に付着したインクや汚れを拭き取る。ワイパー55は、インクヘッド20が左右方向(主走査方向)に移動することでノズル面24をワイピングする。本実施形態において「ワイピング動作」とは、ワイパー55によってノズル面24をワイピングする動作である。より詳細には、ワイピング動作は、吸引動作を行った後に行われる。後述する第1クリーニング動作および第2クリーニング動作には、フラッシング動作、吸引動作およびワイピング動作が含まれる。
図5に示すように、プリンタ10(図1参照)は、ノズルチェック機構56を備えている。ノズルチェック機構56は、複数のノズル22(図4参照)の吐出不良の有無を検出する。即ち、ノズルチェック機構56は、全てのノズル22の吐出不良の有無を所定のタイミングで検出する。所定のタイミングとは、例えば、印刷開始前、印刷開始後、印刷中にキャリッジ30が所定の数だけ往復移動したとき、印刷しないまま所定の時間(例えば、凡そ2時間から凡そ24時間程度。例えば、凡そ8時間。)が経過したとき、あるいは第2クリーニング動作を実行するとき等が挙げられる。ノズルチェック機構56は、上部が開口した箱形状の本体部57と、本体部57内に設けられたインク吸収体58と、インク吸収体58と電気的に接続され、本体部57内に設けられた導電体59とを備えている。インクヘッド20には、ノズル22から吐出されるインクを帯電させる電極が配置されている。ノズル22から吐出されたインクは、インク吸収体58に着弾する。帯電したインクがインク吸収体58に着弾したとき、導電体59に流れる電流の値(電流値)が変化する。電流値が所定の回路(図示せず)に出力され、電流値が所定の閾値以上のときには、ノズル22に吐出不良が発生していないことが検出され、電流値が所定の閾値未満のときには、ノズル22に吐出不良が発生していることが検出される。検出結果は、後述の制御装置60に送信される。なお、ノズル22に吐出不良が発生する要因としては、インクヘッド20自体の劣化、使用するインク自体の劣化、推奨しないインク(サードパーティー製のインク)の使用、プリンタ10の使用が推奨される環境温度外での使用等が挙げられる。
図2に示すように、プリンタ10は、制御装置60を備えている。プリンタ10の全体の動作は、制御装置60によって制御される。制御装置60は、例えば、コンピュータであり、中央演算処理装置(以下、CPUという)と、CPUが実行するプログラムなどを格納したROMと、RAMなどを備えていてもよい。ここでは、コンピュータ内に保存されたプログラムを使用して、第1クリーニング動作および第2クリーニング動作などに関する制御を行う。
制御装置60は、キャリッジモータ8aと、フィードモータ(図示せず)と、インクヘッド20と、供給ポンプ26と、吸引ポンプ54とノズルチェック機構56に接続されている。制御装置60は、キャリッジモータ8aと、フィードモータと、インクヘッド20と、供給ポンプ26と、吸引ポンプ54とを制御する。制御装置60は、キャリッジモータ8aを制御することで、キャリッジ30、即ちインクヘッド20の左右方向(即ち主走査方向)への移動を制御する。制御装置60は、フィードモータを制御することで、記録媒体5を前後方向(即ち副走査方向)に搬送する。制御装置60は、インクヘッド20のノズル22からのインクの吐出を制御する。制御装置60は、吸引ポンプ54の作動および停止を制御する。
図6は、制御装置60のブロック図である。図6に示すように、制御装置60は、記憶部61と、第1取得部62と、測定部63と、第1不良判定部64と、第1決定部65と、第1判定部66と、第1変更部67と、第1制御部68と、第2取得部69と、第2不良判定部74と、第2決定部75と、第2判定部76と、第2変更部77と、第2制御部78と、を備えている。なお、上述した各部は、ソフトウェアによって構成されていてもよいし、ハードウェアによって構成されていてもよい。
図7は、ノズル22(図4参照)の吐出不良を解消するときに行われる第1クリーニング動作のレベルおよび定期的に行われる第2クリーニング動作のレベルを最適化する手順を示したフローチャートである。図7に示すように、制御装置60は、ノズル22の後述する吐出不良数Nに基づいて、第1クリーニング動作および第2クリーニング動作のレベルを最適化する。ここでは、例えば、第1クリーニング動作および第2クリーニング動作の初期レベルが6に設定されている場合を例に説明する。初期レベルは任意に設定することができる。第1クリーニング動作は、ノズルチェック機構56においてノズル22の吐出不良が検出された後に行われる動作であり、第2クリーニング動作は、ノズル22の吐出不良の有無に関わらず定期的に行われる動作である。
記憶部61は、第1クリーニング動作を動作内容でレベル分けした第1データを記憶する。第1クリーニング動作では、少なくともノズル22(図4参照)からインクを吐出させる。第1クリーニング動作では、インクヘッド20の全てのノズル22からインクを吐出させるようにしてもよいし、吐出不良が発生しているノズル22を含む一部のノズル22、例えば、インクヘッド20のうち記録媒体5が搬送される副走査方向(即ちフィード方向)の前部または後部に位置するノズル22のみインクを吐出させるようにしてもよい。第1クリーニング動作における動作内容としては、例えば、フラッシング動作、フラッシング動作における1つのノズル22から吐出されるインクの発数(以下、「フラッシング発数)とする。)、吸引動作、吸引動作における吸引ポンプ54を駆動して1つのノズル22から吐出させる(吸引される)インクの量(以下、「ポンプ吸引量」とする。)、ワイピング動作等が挙げられる。図8は、第1クリーニング動作のレベルと動作内容との関係を示す表であり、記憶部61が記憶する第1データの一例である。図8中の「○」は各動作を実行することを示し、「×」は各動作を実行しないことを示す。例えば、第1クリーニング動作のレベルが6のとき、フラッシング動作が実行され、1つのノズル22のフラッシング発数は5万発であると共に、吸引動作およびワイピング動作が実行され、1つのノズル列23のポンプ吸引量は1ccである。
記憶部61は、少なくとも吐出不良数Nと第1クリーニング動作のレベルとの関係を規定した第1テーブルを記憶する。本実施形態では、記憶部61は、吐出不良数Nと経過時間T1[時間]と第1クリーニング動作との関係を規定した第1テーブルを記憶する。なお、第1テーブルは、吐出不良数Nと第1クリーニング動作のレベルとの関係に加えて、他の要素、例えば、後述する第2クリーニング動作のレベルを加えた3つの要素の関係を規定するようにしてもよい。吐出不良数Nとは、複数のノズル22のうちノズルチェック機構56によって吐出不良であることが検出されたノズル22の本数である。経過時間T1とは、第1クリーニング動作が完了してから、次に第1取得部62によって吐出不良数Nが取得されるまでの時間である。図9は、第1クリーニング動作のレベルと、ノズル22の吐出不良数Nと、経過時間T1との関係を示す表であり、記憶部61が記憶する第1テーブルの一例である。図9中の「0」は第1クリーニング動作のレベルを変更しないことを示し、「+」は第1クリーニング動作のレベルを数値分高くすることを示し、「−」は第1クリーニング動作のレベルを数値分低くすることを示す。例えば、第1クリーニング動作のレベルが6であり、かつ、吐出不良数Nが40かつ経過時間T1が60時間の場合、本実施形態では第1クリーニング動作のレベルは、現状のレベルから1つ高い7になる。
記憶部61は、第2クリーニング動作を動作内容でレベル分けした第2データを記憶する。第2クリーニング動作では、少なくともノズル22(図4参照)からインクを吐出させる。第2クリーニング動作における動作内容は、第1クリーニング動作における動作内容と同じである。第2クリーニング動作の各レベルにおいて吐出させるインク量は、第1クリーニング動作の対応する各レベルにおいて吐出させるインク量より少ない。例えば、第1クリーニング動作がレベル6のとき、フラッシングの発数は5万発でありかつポンプ吸引量は1ccであるのに対し、第2クリーニング動作がレベル6のとき、フラッシングの発数は5千発でありかつポンプ吸引量は0である。図10は、第2クリーニング動作のレベルと動作内容との関係を示す表であり、記憶部61が記憶する第2データの一例である。図10中の「○」は各動作を実行することを示し、「×」は各動作を実行しないことを示す。例えば、第2クリーニング動作のレベルが6のとき、フラッシング動作が実行され、1つのノズル22のフラッシング発数は5千発であると共に、吸引動作およびワイピング動作は実行されない。
記憶部61は、少なくとも吐出不良数Nと第2クリーニング動作のレベルとの関係を規定した第2テーブルを記憶する。本実施形態では、記憶部61は、吐出不良数Nと経過時間T1と第2クリーニング動作との関係を規定した第2テーブルを記憶する。図11は、第2クリーニング動作のレベルと、ノズル22の吐出不良数Nと、経過時間T1との関係を示す表であり、記憶部61が記憶する第2テーブルの一例である。図11中の「0」は第2クリーニング動作のレベルを変更しないことを示し、「+」は第2クリーニング動作のレベルを数値分高くすることを示し、「−」は第2クリーニング動作のレベルを数値分低くすることを示す。例えば、第2クリーニング動作のレベルが6であり、かつ、吐出不良数Nが40かつ経過時間T1が60時間の場合、本実施形態では第2クリーニング動作のレベルは、現状のレベルから1つ高い7になる。
ステップS10において、制御装置60は、キャリッジモータ8aを制御してキャリッジ30を移動させ、インクヘッド20をノズルチェック機構56上に移動させる。その後、制御装置60は、インクヘッド20の各ノズル22からノズルチェック機構56のインク吸収体58にインクを吐出させる。これにより、ノズルチェック機構56は、各ノズル22の吐出不良の有無を検出する。第1取得部62は、ノズルチェック機構56の検出結果に基づいて、複数のノズル22のうち吐出不良のノズル22の数である吐出不良数Nを取得する。また、測定部63は、経過時間T1を測定する。なお、経過時間T1は、先に行われた第1クリーニング動作が完了してから、次に第1取得部62によって吐出不良数Nが取得されるまでの経過時間であり、ノズルチェック機構56によって吐出不良が検出されない限り、その時間は継続する。また、プリンタ10において、第1クリーニング動作を一度も行っていない場合、測定部63は経過時間T1を0とする。
ステップS20において、第1不良判定部64は、第1取得部62によって取得された吐出不良数Nに基づいて、吐出不良数Nが1以上であるか否かを判定する。吐出不良数Nが1以上の場合、ステップS30に進む。一方、吐出不良数Nが0、即ち、各ノズル22に吐出不良が発生していない場合、制御装置60は、第1クリーニング動作および第2クリーニング動作のレベルの最適化処理を終了する。
ステップS30において、第1決定部65は、少なくとも第1取得部62によって取得された吐出不良数Nと記憶部61に記憶された第1テーブルとに基づいて、第1クリーニング動作のレベルを決定する。本実施形態の第1決定部65は、第1取得部62によって取得された吐出不良数Nと、測定部63によって測定された経過時間T1と、記憶部61に記憶された第1テーブルとに基づいて、第1クリーニング動作のレベルを決定する。例えば、図9に示すテーブル1において、吐出不良数Nが5未満かつ経過時間T1が24時間未満の場合には、第1決定部65は、第1クリーニング動作のレベルを現状のままにすることを決定する。また、吐出不良数Nが5以上20未満かつ経過時間T1が24時間未満の場合には、第1決定部65は、第1クリーニング動作のレベルを1つ高くすることを決定する。
ステップS40において、第1判定部66は、第1決定部65によって決定されたレベルに基づいて、第1クリーニング動作のレベルを変更する必要があるか否かを判定する。第1判定部66が第1クリーニング動作のレベルの変更が必要であると判定した場合、ステップS50に進む。例えば、第1決定部65が第1クリーニング動作のレベルを現状のレベルから高いレベルまたは低いレベルに決定した場合である。一方、第1判定部66が第1クリーニング動作のレベルの変更が必要でないと判定した場合、ステップS60に進む。例えば、第1決定部65が第1クリーニング動作のレベルを現状のレベルと同じレベルに決定した場合である。
ステップS50において、第1変更部67は、第1クリーニング動作のレベルを第1決定部65によって決定されたレベルに変更する。
ステップS60において、第1制御部68は、第1決定部65によって決定された第1クリーニング動作のレベルで、第1クリーニング動作を実行する。即ち、第1判定部66において第1クリーニング動作のレベルの変更が必要でないと判定された場合には、第1クリーニング動作は、初期レベルまたは前回の第1クリーニング動作と同じレベルで行われる。一方、第1判定部66において第1クリーニング動作のレベルの変更が必要であると判定され、第1変更部67によって第1クリーニング動作のレベルが変更された場合には、変更後のレベルで第1クリーニング動作が行われる。本実施形態では、第1クリーニング動作は、吸引動作、ワイピング動作およびフラッシング動作の順で行われるように設定されているが、動作の順番は特に限定されない。また、測定部63は、ステップS60における第1クリーニング動作が完了したときに経過時間T1の測定を開始する。なお、ステップS60が複数回行われた場合には、第1クリーニング動作が行われる度に経過時間T1をリセットし、最後に行われた第1クリーニング動作が完了したときに経過時間T1の測定を開始する。
ステップS70において、制御装置60は、キャリッジモータ8aを制御してキャリッジ30を移動させ、インクヘッド20を再度ノズルチェック機構56上に移動させる。その後、制御装置60は、第1クリーニング動作後のインクヘッド20の各ノズル22からノズルチェック機構56のインク吸収体58にインクを吐出させる。これにより、第1クリーニング動作の後に、ノズルチェック機構56は、各ノズル22の吐出不良の有無を検出する。第2取得部69は、ノズルチェック機構56の検出結果に基づいて、複数のノズル22のうち吐出不良のノズル22の数である吐出不良数Nxを取得する。
ステップS80において、第2不良判定部74は、第2取得部69によって取得された吐出不良数Nxに基づいて、吐出不良数Nxが1以上であるか否かを判定する。吐出不良数Nxが1以上の場合、ステップS60に戻る。一方、吐出不良数Nxが0、即ち、各ノズル22に吐出不良が発生していない場合、ステップS90に進む。即ち、第1制御部68は、ノズルチェック機構56によってノズル22の吐出不良が検出されなくなるまで、第1決定部65によって決定された第1クリーニング動作のレベルで、第1クリーニング動作を繰り返し実行する。
ステップS90において、第2決定部75は、少なくとも第1取得部62によって取得された吐出不良数Nと記憶部61に記憶された第2テーブルとに基づいて、第2クリーニング動作のレベルを決定する。本実施形態の第2決定部75は、第1取得部62によって取得された吐出不良数Nと、ステップS10において測定部63によって測定された経過時間T1と、記憶部61に記憶された第2テーブルとに基づいて、第2クリーニング動作のレベルを決定する。例えば、図11に示すテーブル2において、吐出不良数Nが5未満かつ経過時間T1が24時間未満の場合には、第2決定部75は、第2クリーニング動作のレベルを現状のレベルと同じレベルにすることを決定する。また、吐出不良数Nが5以上20未満かつ経過時間T1が24時間未満の場合には、第2決定部75は、第2クリーニング動作のレベルを1つ高くすることを決定する。
ステップS100において、第2判定部76は、第2決定部75によって決定されたレベルに基づいて、第2クリーニング動作のレベルを変更する必要があるか否かを判定する。第2判定部76が第2クリーニング動作のレベルの変更が必要であると判定した場合、ステップS110に進む。例えば、第2決定部75が第2クリーニング動作のレベルを現状のレベルから高いレベルまたは低いレベルに決定した場合である。一方、第2判定部76が第2クリーニング動作のレベルの変更が必要でないと判定した場合、制御装置60は、第1クリーニング動作および第2クリーニング動作のレベルの最適化処理を終了する。
ステップS110において、第2変更部77は、第2クリーニング動作のレベルを第2決定部75によって決定されたレベルに変更する。その後、制御装置60は、第1クリーニング動作および第2クリーニング動作のレベルの最適化処理を終了する。
第2制御部78は、第2決定部75によって決定された第2クリーニング動作のレベルで、第2クリーニング動作を所定の時間間隔T2[時間]で実行する。即ち、第2判定部76において第2クリーニング動作のレベルの変更が必要でないと判定された場合には、第2クリーニング動作は、初期レベルまたは前回の第2クリーニング動作と同じレベルで行われる。一方、第2判定部76において第2クリーニング動作のレベルの変更が必要であると判定され、第2変更部77によって第2クリーニング動作のレベルが変更された場合には、変更後のレベルで第2クリーニング動作が行われる。本実施形態では、第2クリーニング動作は、吸引動作、ワイピング動作およびフラッシング動作の順で行われるように設定されているが、動作の順番は特に限定されない。なお、所定の時間間隔T2の初期値は、例えば8時間である。時間間隔T2は任意に設定することができる。
以上のように、本実施形態のプリンタ10によると、記憶部61は、少なくともノズル22からインクを吐出させる第1クリーニング動作を動作内容でレベル分けした第1データと、少なくとも吐出不良数Nと第1クリーニング動作のレベルとの関係を規定した第1テーブルと、を記憶する。また、第1決定部65は、印刷前や印刷後のノズルチェック機構56の検出結果に基づいて取得された吐出不良数Nと第1テーブルとに基づいて、第1クリーニング動作のレベルを決定する。そして、第1制御部68は、決定された第1クリーニング動作のレベルで、第1クリーニング動作を実行する。このように、プリンタ10では、吐出不良数Nに応じて第1クリーニング動作のレベルを変更することができ、吐出不良数Nに応じた適切な第1クリーニング動作を実行することができる。このため、ノズル22の目詰まりを解消して吐出不良のノズル22を復帰させるために吐出不良数Nの数に関わらず同一のクリーニング動作を行っていた場合と比較して、ノズルから吐出されるインク量を低減することができると共にノズル22の目詰まりの解消を実現することができる。
本実施形態のプリンタ10によると、ノズルチェック機構56は、第1クリーニング動作の後に、複数のノズル22の吐出不良の有無を検出する。第1制御部68は、ノズルチェック機構56によってノズル22の吐出不良が検出されなくなるまで、決定された第1クリーニング動作のレベルで、第1クリーニング動作を繰り返し実行する。これにより、ノズル22の目詰まりの解消をより確実に行うことができ、吐出不良のノズル22を復帰させることができる。
本実施形態のプリンタ10によると、第1クリーニング動作には、ノズル22からインクを吐出させるフラッシング動作と、密閉空間内の流体を吸引ポンプ54によって吸引してノズル22からインクを吐出させる吸引動作とが含まれる。ノズル22の目詰まりの程度が比較的緩やかな場合には、インクの吐出量が比較的少ないフラッシング動作を行い、一方、ノズル22の目詰まりの程度が比較的進んでいる場合には、フラッシング動作に加えてインクの吐出量が比較的多い吸引動作を行うことによって、ノズル22から吐出されるインク量を低減すると共に、吐出不良のノズル22を復帰させることができる。
本実施形態のプリンタ10によると、第1クリーニング動作には、吸引動作を行った後にワイパー55によってノズル面24をワイピングするワイピング動作が含まれる。これにより、ノズル面24からインクを取り除くことができ、ノズル面24でのインクの固化を抑制することができる。
本実施形態のプリンタ10によると、制御装置60は、第1クリーニング動作が完了してから、次に第1取得部62によって吐出不良数Nが取得されるまでの経過時間T1を測定する測定部63を備えている。第1テーブルは、経過時間T1を含む。第1決定部65は、取得された吐出不良数Nと、経過時間T1と、第1テーブルとに基づいて、第1クリーニング動作のレベルを決定する。第1クリーニング動作のレベルを、吐出不良数Nと経過時間T1とによって規定することができるため、ノズル22の目詰まりを解消して吐出不良のノズル22を復帰させる際の第1クリーニング動作の動作内容をより詳細に設定することができる。この結果、ノズル22から吐出されるインク量を低減すると共に、吐出不良のノズル22を早期に復帰させることができる。
本実施形態のプリンタ10によると、記憶部61は、第2クリーニング動作を動作内容でレベル分けした第2データと、少なくとも吐出不良数Nと第2クリーニング動作のレベルとの関係を規定した第2テーブルと、を記憶する。また、第2決定部75は、印刷前や印刷後のノズルチェック機構56の検出結果に基づいて取得された吐出不良数Nと第2テーブルとに基づいて、第2クリーニング動作のレベルを決定する。そして、第2制御部78は、決定された第2クリーニング動作のレベルで、第2クリーニング動作を所定の時間間隔T2で実行する。このように、プリンタ10では、第1クリーニング動作とは別の動作である第2クリーニング動作が所定の時間間隔T2で実行される。第2クリーニング動作は、ノズル22の目詰まりの解消およびノズル22の目詰まりの抑制を目的として定期的に行われる。第2クリーニング動作についても第1クリーニング動作と同様にして、検出された吐出不良数Nに応じてレベルを変更することができ、吐出不良数Nに応じた適切な第2クリーニング動作を実行することができる。このため、非印刷時においてもノズル22の目詰まりの解消を行うと共にノズル22から吐出されるインク量を低減することができる。
本実施形態のプリンタ10によると、第2テーブルは、経過時間T1を含む。第2決定部75は、取得された吐出不良数Nと、経過時間T1と、第2テーブルとに基づいて、第2クリーニング動作のレベルを決定する。第2クリーニング動作のレベルを、吐出不良数Nと経過時間T1とによって規定することができるため、ノズル22の目詰まりを解消して吐出不良のノズル22を復帰させる際の第2クリーニング動作の動作内容をより詳細に設定することができる。この結果、ノズル22から吐出されるインク量を低減すると共に、吐出不良のノズル22を早期に復帰させることができる。
<第2実施形態>
図12は、第2実施形態に係る制御装置60のブロック図である。図12に示すように、制御装置60は、記憶部61と、第1取得部62と、測定部63と、第1不良判定部64と、第1決定部65と、第1判定部66と、第1変更部67と、第1制御部68と、第2取得部69と、第2不良判定部74と、第3決定部85と、第3判定部86と、第3変更部87と、第3制御部88と、を備えている。なお、上述した各部は、ソフトウェアによって構成されていてもよいし、ハードウェアによって構成されていてもよい。
図13は、ノズル22(図4参照)の吐出不良を解消するときに行われる第1クリーニング動作のレベルおよび定期的に行われる第2クリーニング動作を実行する時間間隔T2を最適化する手順を示したフローチャートである。図13に示すように、制御装置60は、ノズル22の吐出不良数Nに基づいて、第2クリーニング動作を実行する時間間隔T2を最適化する。ここでは、例えば、第2クリーニング動作の初期レベルが6に設定されている場合を例に説明する。なお、第1実施形態と同様の処理については、その説明を省略する。
記憶部61は、少なくとも吐出不良数Nと第2クリーニング動作を実行する時間間隔T2との関係を規定した第3テーブルを記憶する。本実施形態では、記憶部61は、吐出不良数Nと経過時間T1と時間間隔T2との関係を規定した第3テーブルを記憶する。図14は、時間間隔T2と、ノズル22の吐出不良数Nと、経過時間T1との関係を示す表であり、記憶部61が記憶する第3テーブルの一例である。図11中の「T2」は時間間隔T2を変更しないことを示し、「T2×A(A<1)」は時間間隔T2を短くすることを示し、「T2×B(B>1)」は時間間隔T2を長くすることを示す。例えば、時間間隔T2が8時間であり、かつ、吐出不良数Nが40かつ経過時間T1が60時間の場合、本実施形態では第2クリーニング動作を実行する時間間隔T2は6時間になる。
ステップS190において、第3決定部85は、少なくとも第1取得部62によって取得された吐出不良数Nと記憶部61に記憶された第3テーブルとに基づいて、第2クリーニング動作を実行する時間間隔T2を決定する。本実施形態の第3決定部85は、第1取得部62によって取得された吐出不良数Nと、ステップS10において測定部63によって測定された経過時間T1と、記憶部61に記憶された第3テーブルとに基づいて、第2クリーニング動作を実行する時間間隔T2を決定する。例えば、図14に示すテーブル3において、吐出不良数Nが5未満かつ経過時間T1が24時間未満の場合には、第3決定部85は、時間間隔T2を現状のままにすることを決定する。また、吐出不良数Nが5以上20未満かつ経過時間T1が24時間未満の場合には、第3決定部85は、現状の時間間隔T2に0.75を乗じた値を次回の時間間隔T2にすることを決定する。
ステップS200において、第3判定部86は、第3決定部85によって決定された時間間隔T2に基づいて、時間間隔T2を変更する必要があるか否かを判定する。第3判定部86が時間間隔T2の変更が必要であると判定した場合、ステップS210に進む。例えば、第3決定部85が時間間隔T2に上記AまたはBを乗じることを決定した場合である。一方、第3判定部86が時間間隔T2の変更が必要でないと判定した場合、制御装置60は、第1クリーニング動作のレベルおよび第2クリーニング動作を実行する時間間隔T2の最適化処理を終了する。
ステップS210において、第3変更部87は、第2クリーニング動作を実行する時間間隔T2を第3決定部85によって決定された時間間隔T2に変更する。その後、制御装置60は、第1クリーニング動作のレベルおよび第2クリーニング動作を実行する時間間隔T2の最適化処理を終了する。
なお、時間間隔T2は、第3決定部85によって前回決定された値を基準とする。例えば、第3決定部85によって時間間隔T2が6時間に決定された後、ノズルチェック機構56の検出結果に基づいて吐出不良数Nが40とされ、かつ、測定部63によって測定された経過時間T1が60時間の場合、時間間隔T2は前回の時間間隔T2(6時間)に0.75を乗じた4.5時間になる。
第3制御部88は、第3決定部85によって決定された第2クリーニング動作を実行する時間間隔T2で、第2クリーニング動作を所定のレベルで実行する。即ち、第3判定部86において時間間隔T2の変更が必要でないと判定された場合には、第2クリーニング動作は、時間間隔の初期値または第2クリーニング動作を前回実行したときの時間間隔で行われる。一方、第3判定部86において時間間隔T2の変更が必要であると判定され、第3変更部87によって時間間隔T2が変更された場合には、変更後の時間間隔T2で第2クリーニング動作が行われる。
本実施形態のプリンタ10によると、記憶部61は、第2クリーニング動作を動作内容でレベル分けした第2データと、少なくとも吐出不良数Nと第2クリーニング動作を実行する時間間隔T2との関係を規定した第3テーブルと、を記憶する。また、第3決定部85は、印刷前や印刷後のノズルチェック機構56の検出結果に基づいて取得された吐出不良数Nと第3テーブルとに基づいて、第2クリーニング動作を実行する時間間隔T2を決定する。そして、第3制御部は、決定された時間間隔T2で、第2クリーニング動作を実行する。このように、プリンタ10では、第1クリーニング動作とは別の動作である第2クリーニング動作が一定のレベルで実行される。第2クリーニング動作は、ノズル22の目詰まりの解消およびノズル22の目詰まりの抑制を目的として定期的に行われる。第2クリーニング動作については、検出された吐出不良数Nに応じて、実行する時間間隔T2を変更することができ、吐出不良数Nに応じた適切な時間間隔T2で第2クリーニング動作を実行することができる。このため、吐出不良のノズル22を早期に復帰させることができる。
本実施形態のプリンタ10によると、第3テーブルは、経過時間T1を含む。第3決定部85は、少なくとも取得された吐出不良数Nと、経過時間T1と、第3テーブルとに基づいて、時間間隔T2を決定する。第2クリーニング動作を実行する時間間隔T2を、吐出不良数Nと経過時間T1とによって規定することができるため、ノズル22の目詰まりを解消して吐出不良のノズル22を復帰させる際の時間間隔T2をより詳細に設定することができる。この結果、吐出不良のノズル22を早期に復帰させることができる。
上述した各実施形態では、フラッシング動作は、インクヘッド20にキャップ52を取り付けた状態で行われているが、これに限定されない。例えば、プリンタ10は、図示しないフラッシュ用紙が設けられ、キャップ52とは別体に形成されたフラッシングユニットを備えていてもよい。フラッシュ用紙とは、ノズル22から吐出されるインクを吸収する紙である。フラッシング動作の際には、インクヘッド20がフラッシングユニット上に移動し、ノズル22からフラッシュ用紙に向けて所定量のインクを吐出させる。
上述した各実施形態では、第1テーブルにおける第1クリーニング動作のレベルと、吐出不良数Nと、経過時間T1との関係は、第2テーブルにおける第2クリーニング動作のレベルと、吐出不良数Nと、経過時間T1との関係と同じであったが、相互に異なっていてもよい。
上述した各実施形態では、第1クリーニング動作のレベルの変更に加えて、第2クリーニング動作のレベルまたは第2クリーニング動作を実行する時間間隔T2のいずれかを変更していたが、両方を変更するようにしてもよい。
上述した各実施形態では、ノズルチェック機構56は、本体部57とインク吸収体58と導電体59とを備えていたが、ノズル22の吐出不良の有無を検出することができる限りにおいて、ノズルチェック機構56の構成は上述のものに限定されない。ノズルチェック機構としては、例えば、ノズル22付近にレーザー等を照射して、照射されたレーザー等がノズル22から吐出されたインクにより遮蔽されるか否かで光学的にインクの飛行軌跡を確認して、ノズル22の吐出不良の有無を検出するものであってもよいし、あるいは、ノズル22から吐出されたインクをカメラで撮影することによって、インクの飛行軌跡やインクの形状を確認して、ノズル22の吐出不良の有無を検出するものであってもよい。上述のノズルチェック機構では、インクの飛行軌跡が不適切な場合に、ノズル22に吐出不良が発生していると判断される。
10 プリンタ(インクジェット式記録装置)
20 インクヘッド
22 ノズル
52 キャップ
54 吸引ポンプ
56 ノズルチェック機構
60 制御装置
61 記憶部
62 第1取得部
63 測定部
65 第1決定部
68 第1制御部
75 第2決定部
78 第2制御部

Claims (9)

  1. 記録媒体にインクを吐出する複数のノズルと、前記複数のノズルが形成されたノズル面とを有するインクヘッドと、
    前記複数のノズルの吐出不良の有無を検出するノズルチェック機構と、
    前記複数のノズルからのインクの吐出を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記ノズルチェック機構の検出結果に基づいて、前記複数のノズルのうち吐出不良のノズルの数である吐出不良数を取得する取得部と、
    少なくとも前記ノズルからインクを吐出させる第1クリーニング動作を動作内容でレベル分けした第1データと、少なくとも前記吐出不良数と前記第1クリーニング動作のレベルとの関係を規定した第1テーブルと、を記憶する記憶部と、
    少なくとも取得された前記吐出不良数と前記第1テーブルとに基づいて、前記第1クリーニング動作のレベルを決定する第1決定部と、
    前記決定された前記第1クリーニング動作のレベルで、前記第1クリーニング動作を実行する第1制御部と、を備えている、インクジェット式記録装置。
  2. 前記ノズルチェック機構は、前記第1クリーニング動作の後に、前記複数のノズルの吐出不良の有無を検出し、
    前記第1制御部は、前記ノズルチェック機構によって前記ノズルの吐出不良が検出されなくなるまで、前記決定された前記第1クリーニング動作のレベルで、前記第1クリーニング動作を繰り返し実行する、請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  3. 前記ノズル面を覆うように前記インクヘッドに着脱可能に取り付けられ、前記インクヘッドに取り付けられたときに前記ノズル面との間に密閉空間が形成されるキャップと、
    前記制御装置に制御され、前記密閉空間内の流体を吸引する吸引ポンプと、をさらに備え、
    前記第1クリーニング動作には、前記ノズルからインクを吐出させるフラッシング動作と、前記密閉空間内の流体を吸引ポンプによって吸引して前記ノズルからインクを吐出させる吸引動作とが含まれる、請求項1または2に記載のインクジェット式記録装置。
  4. 前記ノズル面をワイピングするワイパーをさらに備え、
    前記第1クリーニング動作には、前記吸引動作を行った後に前記ワイパーによって前記ノズル面をワイピングするワイピング動作が含まれる、請求項3に記載のインクジェット式記録装置。
  5. 前記制御装置は、前記第1クリーニング動作が完了してから、次に前記取得部によって前記吐出不良数が取得されるまでの経過時間を測定する測定部を備え、
    前記第1テーブルは、前記経過時間を含み、
    前記第1決定部は、取得された前記吐出不良数と、前記経過時間と、前記第1テーブルとに基づいて、前記第1クリーニング動作のレベルを決定する、請求項1から4のいずれか一項に記載のインクジェット式記録装置。
  6. 前記記憶部は、少なくとも前記ノズルから前記第1クリーニング動作の各レベルにおいて吐出させるインク量より少ない量のインクを吐出させる第2クリーニング動作を動作内容でレベル分けした第2データと、少なくとも前記吐出不良数と前記第2クリーニング動作のレベルとの関係を規定した第2テーブルと、を記憶し、
    前記制御装置は、
    少なくとも取得された前記吐出不良数と前記第2テーブルとに基づいて、前記第2クリーニング動作のレベルを決定する第2決定部と、
    前記決定された前記第2クリーニング動作のレベルで、前記第2クリーニング動作を所定の時間間隔で実行する第2制御部と、を備えている、請求項5に記載のインクジェット式記録装置。
  7. 前記第2テーブルは、前記経過時間を含み、
    前記第2決定部は、取得された前記吐出不良数と、前記経過時間と、前記第2テーブルとに基づいて、前記第2クリーニング動作のレベルを決定する、請求項6に記載のインクジェット式記録装置。
  8. 前記記憶部は、少なくとも前記ノズルから前記第1クリーニング動作の各レベルにおいて吐出させるインク量より少ない量のインクを吐出させる第2クリーニング動作を動作内容でレベル分けした第2データと、少なくとも前記吐出不良数と前記第2クリーニング動作を実行する時間間隔との関係を規定した第3テーブルと、を記憶し、
    前記制御装置は、
    少なくとも取得された前記吐出不良数と前記第3テーブルとに基づいて、前記第2クリーニング動作を実行する前記時間間隔を決定する第3決定部と、
    前記決定された前記時間間隔で、前記第2クリーニング動作を実行する第3制御部と、を備えている、請求項5に記載のインクジェット式記録装置。
  9. 前記第3テーブルは、前記経過時間を含み、
    前記第3決定部は、少なくとも取得された前記吐出不良数と、前記経過時間と、前記第3テーブルとに基づいて、前記時間間隔を決定する、請求項8に記載のインクジェット式記録装置。
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