JP5585388B2 - 液体噴射ヘッドの制御装置、液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの制御方法 - Google Patents

液体噴射ヘッドの制御装置、液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドの制御装置、液体噴射装置及び液
体噴射ヘッドの制御方法に関する。
近年、液滴をターゲットに噴射する液体噴射装置として、インク滴を紙に噴射させて画
像等を印刷するインクジェット式プリンターやプロッターなどのインクジェット式記録装
置が広く用いられている。インクジェット式記録装置では、記録ヘッドを主走査方向に移
動させ、紙を副走査方向に移動させて印刷が行われる。具体的には、記録ヘッドとインク
カートリッジとはキャリッジに搭載され主走査方向に移動される。このような記録ヘッド
の底面にはノズルが並設されたノズル列が形成されており、インクカートリッジと各ノズ
ルとは流路によって連通されている。即ち、インクはインクカートリッジから流路を流れ
てノズル列に至る。
このようなインクジェット式記録装置としては、同一色のインクを収容する第1及び第
2のインクカートリッジと、第1のインクカートリッジと第1のノズル列を連通する第1
の流路と、第2のインクカートリッジと第2のノズル列を連通する第2の流路とを備える
プリンターが知られている(特許文献1参照)。また、第1のノズル列のノズルと第2の
ノズル列のノズルとは、副走査方向(紙送り方向)にずれた位置に配置されている。この
ため、第1及び第2のノズル列から同時にインクを吐出することにより、2行のドットを
同時に印刷することが可能となる。さらに、このプリンターは、第1及び第2のインクカ
ートリッジとのインク残量を検出するインク残量推定部と、インク残量に応じてドット形
成に使用するインクカートリッジを選択する選択部とを備える。
特開2003−1842号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたプリンターのように、同一色のインクを収容す
る第1及び第2のインクカートリッジを備えるインクジェット式プリンターの場合に、一
方のインクカートリッジでインク切れが発生すると、印刷しているページの途中で印刷が
中断されてしまうことがある。
このようにページの途中で印刷が中断されてしまうと、インクカートリッジ交換後、印
刷データをプリンター側から再送し、その後印刷が中断されたページの最初から印刷を再
度行わなければならず、時間や手間がかかる上に、紙やインクが無駄になってしまうとい
う問題があった。
また、インクがまだ残っているインクカートリッジのみを用いて印刷が中断された箇所
から印刷を続けて行うことも考えられるが、再印刷された箇所と印刷中断前の箇所とで色
差がでて品質が劣化してしまうことが考えられるため現実的ではない。
なお、このような問題は、インクを噴射するインクジェット式プリンターだけではなく
、他の液体を噴射する液体噴射装置においても同様に存在する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ページの途中でインクカート
リッジのインクがなくなって印刷が中断されることを防止する液体噴射ヘッドの制御装置
、液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの制御方法を提供することを目的とする。
本発明の液体噴射ヘッドの制御装置は、同じ液体を貯留する2以上の液体貯留手段からの前記液体を噴射するノズルが並設されてなるノズル列と、各前記ノズルから液体を噴射させる噴射手段とを備える液体噴射ヘッドを、液体噴射命令が入力されると該液体噴射命令に基づいて駆動して、前記ノズルから前記液体を噴射させる液体噴射ヘッドの制御装置であって、前記ノズル列が、ノズル列方向において各ノズルの位置が同一である第1及び第2のノズル列と、ノズル列方向において互いのノズルの位置がずれている第3及び第4のノズル列からなり、前記第1のノズル列及び第3のノズル列は、第1の前記液体貯留手段に接続され、前記第2のノズル列及び第3のノズル列は、第2の前記液体貯留手段に接続されており、前記液体噴射命令を実行中に、前記液体貯留手段の実際の液体残量を検出する閾値センサーから、前記液体残量が閾値を越えたことを示す閾値通過信号が入力されると、入力された前記液体噴射命令が終了するまで前記液体噴射命令に基づいて前記液体を噴射し続けるように前記液体噴射ヘッドを駆動することを特徴とする。
本発明では、閾値センサーから閾値通過信号が入力されるように構成されていることで
、インク残量に余裕を持たせて、入力された液体噴射命令が終了するまで噴射手段を駆動
することができるように構成でき、これにより入力された液体噴射命令の途中で印刷が中
断してしまうことが防止できる。
本発明の好ましい実施形態としては、入力された前記液体噴射命令が終了するまで前記
噴射手段を駆動した後に、前記2以上の液体貯留手段の全てから前記閾値通過信号が入力
されていた場合には、前記2以上の液体貯留手段の全ての交換を促す通知をし、前記2以
上の液体貯留手段のうち、一つから前記閾値通過信号が入力されていた場合には、次回液
体噴射命令を実行する際に、前記閾値センサーが前記閾値通過信号を出力した前記液体貯
留手段から前記液体が供給される前記ノズル列の吐出量が、他の前記ノズル列の吐出量よ
りも少なくなるように、前記噴射手段を駆動することが挙げられる。
前記各液体貯留手段に貯留されている液体の残量である液体残量を推定する液体残量推
定部を備え、入力された前記液体噴射命令が終了するまで前記噴射手段を駆動した後に、
前記2以上の液体貯留手段のうち、少なくとも一つから前記閾値通過信号が入力されてい
た場合には、該液体残量推定部からの前記液体残量推定部により推定された液体残量の差
が所定値よりも大きいかどうかを判断し、該液体残量推定部からの前記液体残量推定部に
より推定された液体残量の差が所定値よりも大きい場合には、次回液体噴射命令を実行す
る際に、前記各液体貯留手段のうち残量が多い方の液体貯留手段から液体が供給されるノ
ズル列のみから前記液体を噴射するように制御し、該液体残量推定部からの前記液体残量
推定部により推定された液体残量の差が所定値よりも小さい場合には、次回液体噴射命令
を実行する際に、前記各液体貯留手段のうち残量が多い方の液体貯留手段から液体が供給
されるノズル列の方が、前記各液体貯留手段のうち残量が少ない方の液体貯留手段から液
体が供給されるノズル列よりも液体噴射量が多くなるように制御することが好ましい。こ
のように制御することで、同一の液体が貯留された液体貯留手段を同時に交換することが
できる。
入力された前記液体噴射命令が終了するまで前記噴射手段を駆動した後に、前記2以上
の液体貯留手段のうち、前記閾値通過信号が入力されていた閾値センサーが設けられた液
体貯留手段の交換を促す通知をすることが好ましい。
本発明の液体噴射装置は、同じ液体を貯留する2以上の液体貯留手段からの前記液体を噴射するノズルが並設されてなるノズル列と各前記ノズルから液体を噴射させる噴射手段とを有する液体噴射ヘッドと、液体噴射命令が入力されると該液体噴射命令に基づいて駆動して、前記ノズルから前記液体を噴射させる制御部と、前記液体貯留手段の実際の液体残量を検出し、前記液体残量が閾値を越えたことを示す閾値通過信号を前記制御部に入力する閾値センサーとを備え、前記ノズル列が、ノズル列方向において各ノズルの位置が同一である第1及び第2のノズル列と、ノズル列方向において互いのノズルの位置がずれている第3及び第4のノズル列からなり、前記第1のノズル列及び第3のノズル列は、第1の前記液体貯留手段に接続され、前記第2のノズル列及び第3のノズル列は、第2の前記液体貯留手段に接続されており、前記制御部が、前記液体噴射命令を実行中に、前記閾値センサーから前記閾値通過信号が入力されると、入力された前記液体噴射命令が終了するまで前記液体噴射命令に基づいて前記液体を噴射し続けるように前記液体噴射ヘッドを駆動することを特徴とする。
本発明の液体噴射装置は、同じ液体を貯留する2以上の液体貯留手段からの前記液体を噴射するノズルが並設されてなるノズル列と各前記ノズルから液体を噴射させる噴射手段とを有する液体噴射ヘッドと、液体噴射命令が入力されると該液体噴射命令に基づいて駆動して、前記ノズルから前記液体を噴射させる制御部を備え、前記ノズル列が、ノズル列方向において各ノズルの位置が同一である第1及び第2のノズル列と、ノズル列方向において互いのノズルの位置がずれている第3及び第4のノズル列からなり、前記第1のノズル列及び第3のノズル列は、第1の前記液体貯留手段に接続され、前記第2のノズル列及び第3のノズル列は、第2の前記液体貯留手段に接続されており、前記液体噴射命令を実行中に、前記液体貯留手段の実際の液体残量を検出する閾値センサーから、前記液体残量が閾値を越えたことを示す閾値通過信号が入力されると、入力された前記液体噴射命令が終了するまで前記液体噴射命令に基づいて前記液体を噴射し続けるように前記液体噴射ヘッドを駆動することを特徴とする。
液体噴射ヘッドの制御方法は、同じ液体を貯留する2以上の液体貯留手段からの前記液体を噴射するノズルが並設されてなるノズル列と、各前記ノズルから液体を噴射させる噴射手段とを備える液体噴射ヘッドを、液体噴射命令が入力されると該液体噴射命令に基づいて駆動して、前記ノズルから前記液体を噴射させる液体噴射ヘッドの制御方法であって、前記液体噴射ヘッドは、前記ノズル列が、ノズル列方向において各ノズルの位置が同一である第1及び第2のノズル列と、ノズル列方向において互いのノズルの位置がずれている第3及び第4のノズル列からなり、前記第1のノズル列及び第3のノズル列は、第1の前記液体貯留手段に接続され、前記第2のノズル列及び第3のノズル列は、第2の前記液体貯留手段に接続されており、前記各液体貯留手段に貯留された液体の残量が閾値を越えたことを検出した場合に閾値通過信号を入力する閾値センサーから、前記液体噴射命令を実行中に前記閾値通過信号が入力されると、入力された前記液体噴射命令が終了するまで前記液体噴射命令に基づいて前記液体を噴射し続けるように前記噴射手段を駆動することを特徴とする。
本発明の第1実施形態に係る印刷システムの全体構成を示す概念図である。 記録ヘッドの下面図である。 インクカートリッジと吐出部及び個別吐出部との関係を示す説明図である。 実施形態1にかかる印刷システムの電気的構成を示すブロック図である。 実施形態1にかかる制御部による処理を示すフローチャートである。 実施形態2にかかる印刷システムの電気的構成を示すブロック図である。 実施形態2にかかる制御部による処理を示すフローチャートである。
(実施形態1)
本発明の第1実施形態について図1〜図5を参照して説明する。本発明の液体噴射装置
を用いた液体噴射システムは、図1に示すように、ユーザーが使用するコンピューター1
00と、これに接続されている液体噴射装置としてのインクジェット式カラープリンター
(以下、プリンターという。)200とから構成されている。コンピューター100は、
キーボード102及びマウス103を備え、これらが操作されることにより文字入力や設
定変更などが行われる。また、コンピューター100はモニター101と接続されている
。ユーザーはこのモニター101を用いて、印刷したい文書画像の指定や印刷実行を指示
する。
一方、プリンター200は、本体の外に給紙トレイ17及び排紙トレイ18を備えると
ともに、内部に複数の紙送りローラー19を備える。紙送りローラー19は紙送りモータ
ー241によって適宜駆動される。このように紙送りモーター241により紙送りローラ
ーが回転駆動されることにより、プリンター200は、ターゲットであるメディア50を
給紙トレイ17から導入し、このメディア50を、副走査方向Xに搬送させて排紙トレイ
18に排出する。メディア50の典型例は普通紙であるが、印刷の対象となるのであれば
どのようなものであってもよく、例えば、光沢系専用紙、非光沢系専用紙、クロス生地、
マット紙、塩化ビニルなどであってもよい。
また、プリンター200は、内部に、キャリッジ20及びこれに対向するプラテン21
を備える。プラテン21は、印刷時にメディア50を支持する支持台であって、印刷時に
は、紙送りローラー19によりメディア50がこのプラテン21の上方に搬送される。キ
ャリッジ20は、ガイド軸22に嵌合され、かつタイミングベルト23に固着されている
。タイミングベルト23はキャリッジモーター251により駆動される。このタイミング
ベルト23の駆動により、タイミングベルト23に固着されたキャリッジ20は主走査方
向Y(図1の紙面に直交する方向)に往復移動することができる。
また、キャリッジ20は、その下面に液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド30を有して
いる。この記録ヘッド30は、詳しくは後述するインクカートリッジからインクが供給さ
れインクを吐出する。即ち、本実施形態におけるプリンター200では、キャリッジ20
を主走査方向Yに往復移動させながら記録ヘッド30から各色のインクを噴射して、副操
作方向に移動するメディア50に印刷を行う。
記録ヘッドについて、図2を参照して以下説明する。キャリッジ20は、その下面に液
体噴射ヘッドとしての記録ヘッド30を有している。この記録ヘッド30の下面には、図
2に示すように、複数のノズルNからなるノズル列が形成されてなる吐出部41、42、
43、44及び45、並びに吐出部群46が設けられている。
また、キャリッジ20には、同一形状の5つのインクカートリッジ31、32、33、
34及び35が搭載されている。各インクカートリッジ31〜35は、それぞれ下方に位
置する各2列のノズルNに詳しくは後述する流路を介して接続されている。即ち、各イン
クカートリッジ31〜35のインクは、流路を介して各インクカートリッジ31〜35の
下方に位置する吐出部41〜45及び吐出部群46のノズルから外部に噴射される。
インクカートリッジ31にはイエロー(Y)のインクが、インクカートリッジ32には
マゼンタ(M)のインクが、インクカートリッジ33にはシアン(C)のインクが、イン
クカートリッジ34、35にはブラック(K)のインクがそれぞれ収容される。即ち、キ
ャリッジ20には、シアン、マゼンタ及びイエローのインクカートリッジが各1個ずつ、
ブラックのインクカートリッジが2個搭載される。なお、ブラックのインクカートリッジ
34、35には、未使用時においてそれぞれ同量のインクが収容される。以下の説明では
、インクカートリッジ34を第1のインクカートリッジ34と称し、インクカートリッジ
35を第2のインクカートリッジ35と称する。
以下、図3は、ブラック(K)の第1及び第2のインクカートリッジ34、35と吐出
部及び個別吐出部との関係を示す説明図である。図3に示すように、第1のインクカート
リッジ34には、第1の閾値センサー36が設けられている。また、第2のインクカート
リッジ35には、第2の閾値センサー37が設けられている。第1及び第2の閾値センサ
ー36、37は、例えば液面センサーであり、それぞれ設けられたインクカートリッジに
おいてインク残量が、設定された閾値(以下ニアエンド量とする)よりも多い時はオフ信
号を出力し、ニアエンド量よりも少なくなると、ニアエンド量を通過したことを示すオン
信号(閾値通過信号)を出力して、後述する制御部(制御装置)に入力するものである。
即ち、第1及び第2の閾値センサー36、37は、それぞれ常にインク残量をリニアに取
得するものではない。
ここで、ニアエンド量とは、インクカートリッジにおいて、インクを吐出することがで
きなくなるインクエンド量よりも、所定量多いインク残量をいう。この所定量とは、液体
噴射命令としての印刷データとの関係で設定されるものである。具体的には、この印刷デ
ータとは、ユーザーが指定した印刷対象を印刷するために、後述するコンピューターのC
PUが生成してプリンターのCPUに送信するデータであり、ユーザーが指定した印刷対
象を、予め設定された1ページ単位又は複数ページ単位に分割して得られたデータである
。この印刷データにおける全ページを同一色でべた塗りできるインク量を所定量といい、
ここでいうページとは、該液体噴射装置におけるメディアの最大サイズをいう。
例えば、A4サイズまでの印刷が可能なプリンター200において印刷データが一ペー
ジ毎に生成されてプリンター側に入力される場合には、所定量とはA4サイズの記録用紙
1ページのべた塗りができるインク量をいう。なお、印刷対象が複数枚に亘る場合には、
印刷対象が単位複数枚毎に複数の印刷データに分割される。例えば、印刷データが用紙2
枚毎に生成されるものであり、印刷対象がA4用紙10ページからなる文書である場合、
印刷データは2枚ずつ5つのデータに分割される。もちろん、この印刷データは、対象と
するメディアのページ途中とはならないように分割される。本実施形態では、印刷データ
は一枚毎に生成されており、ニアエンド量は一枚のA4用紙をべた塗りできる量が設定さ
れている。
なお、このニアエンド量が印刷データの全ページを単一色インクでべた塗りできる量よ
りも多いと、インクカートリッジ内のインク残量が多いにもかかわらずインクカートリッ
ジの交換指令がでて、インクを捨てることになりインクの無駄な消費が増える。他方で、
ニアエンド量が印刷データの全ページをべた塗りできる量よりも少ないと、ページの途中
でインク切れにより印刷が中断されてしまうことも考えられる。従って、ニアエンド量は
、印刷データの全ページを単一色インクでべた塗りできる量であることが好ましい。
また、第1及び第2のインクカートリッジ34、35の底面の一部はフィルムで覆われ
ている。一方、キャリッジ20(図1参照)には針34a及び針35aが設けられている
。キャリッジ20に第1のインクカートリッジ34を装着すると、針34aがフィルムを
突き破り第1のインクカートリッジ34の内部に刺さる。また、第2のインクカートリッ
ジ35をキャリッジ20に装着すると、針35aがフィルムを突き破り第2のインクカー
トリッジ35の内部に刺さる。この針34a、35aには、先端から根元部分に向かって
図示しない貫通孔が設けられている。この貫通孔には、針34a、35aが第1及び第2
のインクカートリッジ34、35に刺さると、第1及び第2のインクカートリッジ34、
35からそれぞれインクが針34a、35aに流入して針34a、35aの貫通孔を流れ
る。なお、他のインクカートリッジ31〜33も同様に構成されている。即ち、インクカ
ートリッジ31〜33も、図示しない針がささることにより、インクカートリッジ31〜
33からインクが針の貫通孔を流れるように構成されている。そして、針34a、35a
の貫通孔は、針34a、35aの根本部分において異物などや気泡の混入を防止するフィ
ルターFが設けられて、このフィルターFより下流側がインク室Hとなっている。針34
aに設けられたインク室Hには、分岐した二つの第1の流路34bが設けられている。同
様に、針35aに設けられたインク室Hには、分岐した二つの第2の流路35bが設けら
れている。なお、以下の説明では吐出部44を第1の吐出部44とし、吐出部45を第2
の吐出部45と称する。また、個別吐出部46aを第1の個別吐出部46a、個別吐出部
46bを第2の個別吐出部46bと称する。
第1の吐出部44及び第2の吐出部45、並びに吐出部群46には、それぞれ複数のノ
ズルNが設けられている。第1の吐出部44及び第2の吐出部45と吐出部群46とは、
副走査方向XにおいてノズルNの形成位置が互いにずれている。例えば、第1の吐出部4
4のノズル列は3L(但し、Lは自然数)行目にノズルNが位置し、第2の吐出部45の
ノズル列は(3L−1)行目にノズルNが位置し、吐出部群46のノズル列は(3L−2
)行目にノズルNが位置する。このように、第1の吐出部44及び第2の吐出部45、並
びに吐出部群46のノズルNは、副走査方向Xに異なる位置に配置されている。また、吐
出部群46を構成する第1の個別吐出部46aと第2の個別吐出部46bとは、それぞれ
副走査方向XにおいてノズルNの形成位置は同一である。
そして、第1の流路34bは、第1のインクカートリッジ34と第1の吐出部44及び
第1の個別吐出部46aとを連通する。また、第2の流路35bは第2のインクカートリ
ッジ35と第2の吐出部45及び第2の個別吐出部46bとを連通する。即ち、本実施形
態では、2個の第1及び第2のインクカートリッジ34、35から、3種類の第1の吐出
部44及び第2の吐出部45、並びに吐出部群46に、第1及び第2の流路34b、35
bを介してインクを供給する。
また、第1の吐出部44及び第2の吐出部45、並びに吐出部群46において、複数の
ノズルNの各々に対応して圧力室(図示せず)が設けられており、そこには圧電素子26
1(図4参照)が配置されている。この圧電素子261が伸縮することによって圧力室の
圧力が変化し、インク滴がノズルNからメディア50(図1参照)に吐出される。
即ち、白黒印刷及びカラー印刷において、第1及び第2のインクカートリッジ34、3
5に封入されたブラックのインクは、第1及び第2のインクカートリッジ34、35と連
通する第1の吐出部44及び第2の吐出部45、並びに吐出部群46からメディア50に
向かって吐出される。
次に、この印刷システムの電気的構成について図4を参照して説明する。コンピュータ
ー100は、キーボード102、マウス103及びモニター101とバス線160を介し
て接続され、制御中枢として機能するCPU110を備える。
CPU110は、バス線160を介してRAM120及びROM130に接続されてい
る。RAM120はCPU110の作業領域として機能し、ROM130にはブートプロ
グラムなどが記憶されている。更に、CPU110は、バス線160を介してハードディ
スク140に接続されており、CPU110はハードディスク140にアクセス可能であ
る。ハードディスク140には、データとプログラムが記録されている。データとしては
、印刷対象となる文書データ、図面データ、あるいは画像データなどが該当する。またプ
ログラムとしては、図示しない情報記録媒体から読み取られてインストールされたプリン
タードライバー用プログラムと印刷用アプリケーションプログラムとが挙げられる。
プリンタードライバー用プログラムは、ユーザーにより印刷対象が指定されると、文書
データや画像データなどに基づいて作成される液体噴射命令としての印刷データを、プリ
ンター200で処理可能な中間画像データに変換するプログラムである。例えば、シアン
、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色について多値化された信号からなるものが挙げら
れる。また、印刷用アプリケーションプログラムは、ユーザーの操作に応じて、印刷に必
要な情報の取得や演算などを行うために、所定の動作をCPU110に行わせるプログラ
ムである。即ち、CPU110は、この印刷用アプリケーションプログラムに従って、各
ノズルNから所定の色のインクをメディア50に噴射させるような印刷データの生成など
を行う。
さらに、CPU110は、バス線160を介してインターフェース部150に接続され
ている。CPU110は、インターフェース部150を介してプリンター200との間で
通信を行う。
一方、プリンター200は、プリンター200全体の制御を行う制御部201を有する
。制御部201は、制御中枢として機能するCPU210を備えており、このCPU21
0はバス線290を介して接続されたインターフェース部270を介してコンピューター
100と通信を実行する。また、CPU210はバス線290を介してRAM220、R
OM230に接続されている。RAM220は、作業領域として機能しコンピューター1
00から受信した印刷データを一時的に保存する。ROM230には所定のプログラムが
記憶されており、このプログラムに基づいてCPU210が所定の動作を行い、印刷が実
行される。
また、プリンター200のCPU210は、バス線290を介して送りモーター駆動部
240、移動モーター駆動部250、ヘッド駆動部260の各駆動部に接続されている。
送りモーター駆動部240は紙送りモーター241を、移動モーター駆動部250はキャ
リッジモーター251を駆動する。また、ヘッド駆動部260は圧電素子261をCPU
210の制御の下、キャリッジモーター251及び紙送りモーター241の駆動と同期し
てそれぞれ駆動する。
ところで、印刷データがプリンター200の制御部に入力されて、第1及び第2のイン
クカートリッジ34、35からの同色のインクを用いて第1及び第2の吐出部44、45
からインクを吐出して印刷を行っている際に、ページの途中で第1及び第2のインクカー
トリッジ34、35のうちのいずれかのインクがなくなってしまうことがある。
この場合に第1及び第2のインクカートリッジ34、35のいずれかの又は両方のイン
クが無くなってしまうと、ページの途中でインクカートリッジの交換をし、印刷データを
CPU110で再生成した後に、印刷が中断されたページの初めから再度印刷をし直さな
ければならないので、これを防止する必要がある。また、印刷が中断された位置から再度
印刷を開始すると、データを再生成するために中断時間が発生し、インク滴の着弾時間の
ずれが発生し、にじみ量の違いや微妙な印刷位置ずれから色差が発生して印刷品質が低下
するのでこれを防止する必要がある。また、ページの途中で一方の第1又は第2のインク
カートリッジ34、35のインクが無くなった場合には、インクが残っている他方のイン
クカートリッジ34、35に連通するノズルのみで印刷をするために再度印刷データを再
生成すべく、ページの途中で印刷を中断しなければならないのでこれも防止する必要があ
る。
なお、ページの途中でインクがなくなって印刷が中断されることを抑制すべく、インク
残量を推定してインク残量よりも消費予定量が多いと考えられる印刷データの受信を停止
することが考えられるが、インク残量の推定は誤差が生じて正確ではないため、好ましく
ない。これは、以下のような理由である。即ち、インク残量の推定は、インクの吐出回数
と各吐出回における吐出量とを乗じて推定した推定インク消費量をインクカートリッジの
初期充填量から順次減じて行っている。しかし、吐出量には、各圧電素子261の特性の
違いや温度変化によるインク重量の違いなどの等によりばらつきがあるため、インク消費
量の推定に誤差が生じやすい。従って、上述のようにインク残量を推定してインク残量よ
りも消費予定量が多いと考えられる印刷データの受信を停止することは好ましくない。
そこで、本実施形態においては、ページの途中でインクカートリッジのインクが無くな
らないように、印刷データを印刷できるインク残量を常に確保すべくニアエンド量を設定
している。このようにニアエンド量を設定することで、印刷データを最後まで印刷できる
インク残量を確保でき、常に印刷データを最後まで印刷することができる。
具体的には、図4に示す制御部201のCPU210は、上述のように第1及び第2の
インクカートリッジ34、35に設けられた第1及び第2の閾値センサー36、37から
の出力信号を取得する。取得した出力信号のうち、少なくとも一つがオン信号であれば、
インクカートリッジ交換が近づいていることをCPU210が認識できる。そして、本実
施形態では、印刷データに基づいてニアエンド量を設定してあるので、第1及び第2の閾
値センサー36、37からオン信号が入力された後であっても、第1及び第2のインクカ
ートリッジ34、35にはインクが印刷データの終わりまで印刷できる程度に残っている
ので、印刷データの最後まで印刷を行うことができる。これにより、ページの途中で印刷
が終了することを防止できる。
以下、図5を用いてCPU210による処理を具体的に説明する。
初めに、ステップS1では、コンピューター100に入力された印刷命令、即ち液体噴
射命令に基づいてCPU110で生成された印刷データがプリンター200のCPU21
0に入力される。ステップS2へ進む。
ステップS2では、CPU210が、入力された印刷データに基づいてキャリッジモー
ター251及び紙送りモーター241を駆動させ、主走査方向に1パス印刷を実行する。
ステップS3へ進む。
ステップS3では、CPU210が、印刷が終了かどうかを判断する。印刷が終了した
場合(YES)には、処理が終了する。印刷が終了していない場合には、ステップS4へ
進む。
ステップS4では、CPU210が、第1のインクカートリッジ34に設けられた第1
の閾値センサー36からの出力信号を取得する。ステップS5へ進む。
ステップS5では、CPU210が、第2のインクカートリッジ35に設けられた第2
の閾値センサー37からの出力信号を取得する。ステップS6へ進む。
ステップS6では、CPU210が、取得された第1及び第2の閾値センサー36、3
7からの出力信号のうちうち少なくとも一方がオン信号であるかどうかを判断する。即ち
、インク残量の少ないカートリッジがあるかどうかが判断される。第1及び第2の閾値セ
ンサー36、37がそれぞれオフ信号を入力すれば(NO)、ステップS2へ戻り、ステ
ップS2〜S6の処理が再度実行される。第1及び第2の閾値センサー36、37のうち
の少なくとも一方がオン信号を入力すれば(YES)、ステップS7に進む。
ステップS7では、CPU210が、取得された第1及び第2の閾値センサー36、3
7からの出力信号が両方オン信号であるかどうかを判断する。両方の出力信号がオン信号
である場合(YES)、ステップS8へ進む。いずれかの出力信号がオン状態である場合
(NO)、ステップS9へ進む。
ステップS8では、印刷データが終了するまで、残パス印刷を行う。即ち、本実施形態
においては、第1及び第2の閾値センサー36、37によりインク残量が少なくなってい
たことが分かった場合であっても、入力された印刷データの最後まではとりあえず印刷を
行って、ページの途中で印刷が中断されてしまうことを防止する。この場合に、第1及び
第2の閾値センサー36、37によるニアエンド量は、上述したように1ページをべた塗
りできる量が設定されているので、ページの途中で第1及び第2の閾値センサー36、3
7の少なくともいずれかが反応したとしても、そのページの最後まで、つまり印刷データ
の最後まで印刷することが可能である。
その後、ステップS10へ進み、ステップS10では、CPU210がインク交換指示
を通知し、処理が終了する。この通知は、例えばモニター101等の表示部に出力される
ステップS9では、ステップS8と同様に、印刷データが終了するまで、残パス印刷を
行う。即ち、本実施形態では、片方のインクカートリッジのみインクが少なくなった場合
であっても、両方のインクカートリッジのインクが無くなった場合と同様にページの最後
まではとりあえず印刷を行うことで、ページの途中で印刷が中断されてしまうことを防止
する。印刷データの残パス印刷が終了後、ステップS11へ進む。
ステップS11では、CPU210は、閾値センサーがオフ信号を出力しているインク
カートリッジのインクを閾値センサーがオン信号を出力しているインクカートリッジより
も多く用いて印刷を行うモードを選択する。即ち、第1及び第2のインクカートリッジ3
4,35を均等に用いて印刷を行うモードから、インクがより多く残っているインクカー
トリッジを用いて印刷を行うモードを選択し、処理が終了する。このようにCPU210
がモードを選択すると、CPU210からコンピューター100側のCPU110にどの
モードを選択しているかを示す信号が入力される。その後は、コンピューター100のC
PU110は、次回印刷対象が入力されるとこのモードに合わせて印刷データを生成する
このように、本実施形態においては、印刷データが入力されると、インクカートリッジ
の状態によらず、印刷データは最後まで印刷することができ、これにより用紙の途中で印
刷が中断されてしまうことが防止される。
(実施形態2)
本実施形態では、図6に示すように、実施形態1においてさらに制御部201がインク
残量推定部280を備え、第1及び第2のインクカートリッジ34、35のインクの残量
を推定して、両インクカートリッジのインクが同時に無くなるように構成している。以下
、図3及び図6を用いて具体的に説明する。
本実施形態におけるCPU210は、制御部201に設けられたインク残量推定部28
0に接続されている。インク残量推定部280は、各インクカートリッジ31〜35のイ
ンク残量を推定してこれを出力する。なお、このインク残量の推定は、インクの吐出回数
と各吐出回における吐出量とを乗じて推定した推定インク消費量をインクカートリッジの
初期充填量から順次減ずることで算出される。
インク残量推定部280を備えることで、各インクカートリッジ31〜35のインク残
量を推定し、これにより、第1のインクカートリッジ34と第2のインクカートリッジ3
5とのインク残量の差に基づいて第1のインクカートリッジ34と第2のインクカートリ
ッジ35との使用比を設定し、これにより第1及び第2のインクカートリッジ34、35
の交換時期が同時となるように調整する。これは、以下のような理由による。
即ち、第1及び第2のインクカートリッジ34、35を交換する際には、いわゆるクリ
ーニング処理及びフラッシング処理が実行される。クリーニング処理では、図1に示すキ
ャリッジ20をメディア50から離れた領域に移動させ、記録ヘッドのノズル面にキャッ
プ部材(図示せず)を密着させて吸引動作を行う。フラッシング処理では、キャリッジ2
0をメディア50から離れた領域に移動させて、インクを吐出させる。これによって、第
1及び第2の流路34b、35bにインクを万遍なく行き渡らせることができる。クリー
ニング処理及びフラッシング処理で消費されるインクは印刷に寄与しないので、インクの
使用効率を高めるためには、インクカートリッジ34、35を同時に交換することが好ま
しい。
このため、仮に、第1及び第2のインクカートリッジ34、35のインクの残量がほぼ
等しい場合には、同じ速度でインクを減少させる必要がある。また、インク残量に偏りが
ある場合には、インク残量が多い方のインクカートリッジのインクの消費を、インク残量
が少ない方のインクカートリッジよりも大きくする必要がある。
そこで、本実施形態においては、ヘッド駆動部260は、CPU210の制御の下、第
1及び第2の閾値センサー36、37のうち少なくとも1つががオン信号を出力した後は
、カートリッジ交換時期が近づいているものであるとして、第1の吐出部44及び第2の
吐出部45、並びに第1及び第2の個別吐出部46a、46bの使用頻度を第1及び第2
のインクカートリッジ34、35の残量に応じて変更しているのである。
即ち、本実施形態では、第1及び第2のインクカートリッジ34、35の残量差が大き
い場合には、第1及び第2のインクカートリッジ34、35を同量用いる通常モードから
、インク残量の多いインクカートリッジのみ用いて印刷を行うモードに切換え、残量差が
小さい場合には、インク残量の多いインクカートリッジの使用量を、インク残量の少ない
インクカートリッジの使用量よりも多くするモードに切り換えて、第1及び第2のインク
カートリッジ34、35の交換時期が同時期になるように調整している。
例えば、第1のインクカートリッジ34に設けられた第1の閾値センサー36からオン
信号がCPU210に出力された場合、インク残量推定部280は、第1及び第2のイン
クカートリッジ34、35のインク残量を推定してこれをCPU210へ出力する。そし
て、CPU210は、これらのインク残量差が閾値Vthよりも大きい場合には、第1の
インクカートリッジ34に連通する第1の吐出部44及び第1の個別吐出部46aからの
インク吐出を行わず、第2のインクカートリッジ35に連通する第2の吐出部45及び第
2の個別吐出部46bからのインク吐出により印刷を行う。なお、ここでいう閾値Vth
は、ニアエンド量から実際に印刷することができないインクエンドまでの間、第1及び第
2のインクカートリッジ34、35のインク残量差を是正することが可能な残量差の最大
値により定められる。
また、インク残量差が閾値Vthよりも小さい場合には、第1及び第2のインクカート
リッジ34、35のうち、インク残量が多い方のインクカートリッジからの吐出量を、イ
ンク残量が少ない方のインクカートリッジよりも多くする。例えば、第1のインクカート
リッジ34に設けられた第1の閾値センサー36からオン信号がCPU210に出力され
た場合、第1のインクカートリッジ34に連通する第1の吐出部44及び第1の個別吐出
部46aからのインク吐出量を1とすると、第2のインクカートリッジ35に連通する第
2の吐出部45及び第2の個別吐出部46bからのインク吐出量を1よりも多い量となる
ように印刷を行う。
例を挙げて説明すれば、使用頻度の態様には図7に示す第1(通常)モードM1、第2
モードM2、及び第3モードM3がある。3つの吐出部、即ち、第1の吐出部44及び第
2の吐出部45、並びに第1及び第2の個別吐出部46a、46bの使用頻度をRa、R
b、Rc、Rdとしたとき、通常モードM1では、Ra:Rb:Rc:Rd=1:1:0
.5:0.5であり、第1のインクカートリッジ34と第2のインクカートリッジ35と
のインク消費量が同一である。
インク残量差が閾値Vthよりも大きい場合の第2モードM2では、Ra:Rb:Rc
:Rd=0:1:0:0であり、第2のインクカートリッジ35のみインクを消費するよ
うに構成されている。この場合は、インク吐出量が少なく、かつ、インク吐出ノズルが少
ないので、所望の印刷を行うことができるように、CPU210は、紙送りモーター24
1を駆動する送りモーター駆動部240を制御して、印刷速度を遅くする。なお、第2モ
ードM2では、Ra:Rb:Rc:Rd=0:1:0:1とすることも可能である。
さらに、インク残量差が閾値Vthよりも小さい場合の第3モードM3では、Ra:R
b:Rc:Rd=1:1:0:1である。この場合には、第1のインクカートリッジ34
よりも第2のインクカートリッジ35のインク消費量が多く、これによりインクカートリ
ッジの消費割合を略同一とすることができる。
もちろん、これらのRa、Rb、Rc、Rdの使用頻度の比は、例えばインク残量に応
じて適宜設定しても良い。
このように、本実施形態では、第1及び第2のインクカートリッジ34、35の消費量
を調整することで、ユーザーは、まとめてインクカートリッジの交換を行うことが可能と
なり、交換回数を減少させて、ユーザーの手間を省くことができる。
また、交換回数が減少することにより、交換対象のインクカートリッジの交換が終了し
た後に行うクリーニング及びフラッシング動作の回数が減少するので、各インクカートリ
ッジがクリーニング及びフラッシング動作にて消費するインクの総量を減少することがで
き、インクの消費量を減らすことができる。
なお、第1及び第2の閾値センサー36、37を設けずにインク残量推定部280によ
るインク残量の推定のみでインク残量を推定するとなると、誤差が大きくなってしまうこ
とも考えられるので、本実施形態のように第1及び第2の閾値センサー36、37を設け
ることが好ましい。
かかるインク残量推定部280をさらに備える場合の制御について具体的に図7を用い
て説明する。なお、図7中、図5と同じ工程については、同一のステップとする。
ステップS1〜S6までは図5と同一の工程であるので省略する。ステップS6で、第
1及び第2の閾値センサー36、37のうちの少なくとも一方がオン信号を入力すれば、
ステップS12へ進む。
ステップS12では、オン信号が入力された閾値センサーが設けられたインクカートリ
ッジについて、インク残量推定部280が、インク残量の推定値をニアエンド値に書き換
える。即ち、インク残量の推定には、圧電素子の性能などのばらつきより多少誤差が生じ
ることがあるので、閾値センサーからのオン信号が入力された場合には、推定されたイン
ク残量を、ニアエンド量に置き換えることにより、よりインク残量推定の誤差を小さくす
るようにしている。ステップS7へ進む。
ステップS7も実施形態1と同一であり、CPU210が、取得された第1及び第2の
閾値センサー36、37からの出力信号が両方オン信号であるかどうかを判断する。両方
の出力信号がオン信号である場合(YES)、ステップS8へ進む。いずれかの出力信号
がオン状態である場合(NO)、ステップS9へ進む。
ステップS8、ステップS10は実施形態1と同一であるから、説明を省略する。
ステップS9も実施形態1と同一であり、印刷データが終了するまで、残パス印刷を行
う。即ち、本実施形態では、片方のインクカートリッジのみインクが少なくなった場合で
あっても、第1及び第2のインクカートリッジ34、35両方のインクが無くなった場合
と同様にページの最後まではとりあえず印刷を行うことで、ページの途中で印刷が中断さ
れてしまうことを防止する。ステップS13へ進む。
ステップS13では、インク残量推定部280は第1及び第2のインクカートリッジ3
4、35のインク残量をそれぞれ推定する。なお、S12において、第1及び第2のイン
クカートリッジ34、35のいずれかのインク残量推定値がニアエンド量に上書きされた
場合には、インク残量推定部280はニアエンド量をインク残量推定値として推定する。
ステップS14へ進む。
ステップS14では、推定された第1及び第2のインクカートリッジ34、35のイン
ク残量差が閾値Vthよりも大きいかどうかを判断する。大きい場合(YES)には、ス
テップS15へ進む。小さい場合には(NO)、ステップS16へ進む。
ステップS15では、上述の第2モードへ切り換え、処理が終了する。このようにCP
U210が第2モードを選択すると、CPU210からコンピューター100側のCPU
110に第2モードを選択していることを示す信号が入力される。その後は、コンピュー
ター100は、次の印刷命令が入力されるとこの第2モードに基づいて、Ra:Rb:R
c:Rd=0:1:0:0となるように印刷データを生成する。
ステップS16では、上述の第3モードへ切換え、処理が終了する。このようにCPU
210が第2モードを選択すると、CPU210からコンピューター100側のCPU1
10に第2モードを選択していることを示す信号が入力される。その後は、コンピュータ
ー100は、次の印刷命令が入力されるとこの第3モードに基づいて、Ra:Rb:Rc
:Rd=1:1:0:1となるように印刷データを生成する。
このように、本実施形態においては、印刷データが入力されると、インクカートリッジ
の状態によらず、印刷データは最後まで印刷することができるので用紙の途中で印刷が中
断されてしまうことが防止される。さらに、その後、インクの残量に応じて第1のモード
から第2、又は第3のモードに切り換えることができ、インクカートリッジ交換の時期が
統一される。
本発明は上述した実施形態1、2に限定されるものではなく、例えば、以下の変形が可
能である。
上述した各実施形態では第1及び第2のインクカートリッジ34、35の交換を同時に
行ったが、第1及び第2の閾値センサー36、37によりオン信号が出力されたインクカ
ートリッジについては、すぐに第1及び第2のインクカートリッジ34、35の交換を行
っても良い。
上述した各実施形態では、シアン、マゼンタ、及びイエローについては1個ずつ、ブラ
ックについては2個のインクカートリッジを使用する態様を一例として説明したが、各色
のインクカートリッジの個数はこれに限定されない。例えば、シアン、マゼンタ、及びイ
エローについて複数個のインクカートリッジを備えるようにしてもよい。この場合にも、
閾値センサーをそれぞれ設けてページ途中での印刷の中断を減らすことが可能である。
上述した各実施形態では、第1及び第2の閾値センサー36、37として、それぞれ第
1及び第2のインクカートリッジ34、35に設けられた液面センサーを例示したが、イ
ンク残量を検出することができるものであればこれに限定されない。例えば、第1及び第
2のインクカートリッジ34、35として光透過性を有するインクカートリッジを用い、
このインクカートリッジの後方に受光素子を配置して、液体噴射装置内に設けた光源から
光を照射して、インクが減った場合に受光素子が光を受光できるように構成してもよい。
即ち、第1及び第2の閾値センサー36、37としては、インクカートリッジに設けられ
るものでも、また、プリンター200に設けられていてもよい。
本実施形態では第1及び第2のインクカートリッジ34、35は、プリンター200に
搭載されているが、これに限定されない。例えば、プリンター200の外にインクカート
リッジを配置してチューブ等でこのインクカートリッジと液体噴射ヘッドとを接続するよ
うに構成してもよい。
上述した各実施形態では、液体噴射装置として、インクを噴射するプリンター200に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、液体を液滴として吐出する
各種の液体噴射装置であってもよい。例えば、ファックス、コピア等を含む印刷装置や、
液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電
極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機
物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。また、
液体噴射装置以外の装置に使用する弁装置に応用してもよい。
31,32,33,34,35 インクカートリッジ(液体貯留手段)、 34a,3
5a 針、 34b,35b 第1及び第2の流路、 44,45 第1及び第2の吐出
部、 46 吐出部群、 46a,46b 第1及び第2の個別吐出部、 100 コン
ピューター、 200 プリンター、 201 制御部

Claims (7)

  1. 同じ液体を貯留する2以上の液体貯留手段からの前記液体を噴射するノズルが並設されてなるノズル列と、各前記ノズルから液体を噴射させる噴射手段とを備える液体噴射ヘッドを、
    液体噴射命令が入力されると該液体噴射命令に基づいて駆動して、前記ノズルから前記液体を噴射させる液体噴射ヘッドの制御装置であって、
    前記ノズル列が、ノズル列方向において各ノズルの位置が同一である第1及び第2のノズル列と、ノズル列方向において互いのノズルの位置がずれている第3及び第4のノズル列からなり、前記第1のノズル列及び第3のノズル列は、第1の前記液体貯留手段に接続され、前記第2のノズル列及び第3のノズル列は、第2の前記液体貯留手段に接続されており、
    前記液体噴射命令を実行中に、
    前記液体貯留手段の実際の液体残量を検出する閾値センサーから、前記液体残量が閾値を越えたことを示す閾値通過信号が入力されると、
    入力された前記液体噴射命令が終了するまで前記液体噴射命令に基づいて前記液体を噴射し続けるように前記液体噴射ヘッドを駆動することを特徴とする液体噴射ヘッドの制御装置。
  2. 入力された前記液体噴射命令が終了するまで前記噴射手段を駆動した後に、
    前記2以上の液体貯留手段の全てから前記閾値通過信号が入力されていた場合には、前記2以上の液体貯留手段の全ての交換を促す通知をし、
    前記2以上の液体貯留手段のうち、一つから前記閾値通過信号が入力されていた場合には、次回液体噴射命令を実行する際に、前記閾値センサーが前記閾値通過信号を出力した前記液体貯留手段から前記液体が供給される前記ノズル列の吐出量が、他の前記ノズル列の吐出量よりも少なくなるように、前記噴射手段を駆動することを特徴とする請求項1記載の液体噴射ヘッドの制御装置。
  3. 前記各液体貯留手段に貯留されている液体の残量である液体残量を推定する液体残量推定部を備え、
    入力された前記液体噴射命令が終了するまで前記噴射手段を駆動した後に、
    前記2以上の液体貯留手段のうち、少なくとも一つから前記閾値通過信号が入力されていた場合には、該液体残量推定部からの前記液体残量推定部により推定された液体残量の差が所定値よりも大きいかどうかを判断し、
    該液体残量推定部からの前記液体残量推定部により推定された液体残量の差が所定値よりも大きい場合には、次回液体噴射命令を実行する際に、前記各液体貯留手段のうち残量が多い方の液体貯留手段から液体が供給されるノズル列のみから前記液体を噴射するように制御し、
    該液体残量推定部からの前記液体残量推定部により推定された液体残量の差が所定値よりも小さい場合には、次回液体噴射命令を実行する際に、前記各液体貯留手段のうち残量が多い方の液体貯留手段から液体が供給されるノズル列の方が、前記各液体貯留手段のうち残量が少ない方の液体貯留手段から液体が供給されるノズル列よりも液体噴射量が多くなるように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の液体噴射ヘッドの制御装置。
  4. 入力された前記液体噴射命令が終了するまで前記噴射手段を駆動した後に、
    前記2以上の液体貯留手段のうち、前記閾値通過信号が入力されていた閾値センサーが設けられた液体貯留手段の交換を促す通知をすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッドの制御装置。
  5. 同じ液体を貯留する2以上の液体貯留手段からの前記液体を噴射するノズルが並設されてなるノズル列と各前記ノズルから液体を噴射させる噴射手段とを有する液体噴射ヘッドと、
    液体噴射命令が入力されると該液体噴射命令に基づいて駆動して、前記ノズルから前記液体を噴射させる制御部と、
    前記液体貯留手段の実際の液体残量を検出し、前記液体残量が閾値を越えたことを示す閾値通過信号を前記制御部に入力する閾値センサーとを備え、
    前記ノズル列が、ノズル列方向において各ノズルの位置が同一である第1及び第2のノズル列と、ノズル列方向において互いのノズルの位置がずれている第3及び第4のノズル列からなり、前記第1のノズル列及び第3のノズル列は、第1の前記液体貯留手段に接続され、前記第2のノズル列及び第3のノズル列は、第2の前記液体貯留手段に接続されており、
    前記制御部が、前記液体噴射命令を実行中に、前記閾値センサーから前記閾値通過信号が入力されると、入力された前記液体噴射命令が終了するまで前記液体噴射命令に基づいて前記液体を噴射し続けるように前記液体噴射ヘッドを駆動することを特徴とする液体噴射装置。
  6. 同じ液体を貯留する2以上の液体貯留手段からの前記液体を噴射するノズルが並設されてなるノズル列と各前記ノズルから液体を噴射させる噴射手段とを有する液体噴射ヘッドと、
    液体噴射命令が入力されると該液体噴射命令に基づいて駆動して、前記ノズルから前記液体を噴射させる制御部を備え、
    前記ノズル列が、ノズル列方向において各ノズルの位置が同一である第1及び第2のノズル列と、ノズル列方向において互いのノズルの位置がずれている第3及び第4のノズル列からなり、前記第1のノズル列及び第3のノズル列は、第1の前記液体貯留手段に接続され、前記第2のノズル列及び第3のノズル列は、第2の前記液体貯留手段に接続されており、
    前記液体噴射命令を実行中に、
    前記液体貯留手段の実際の液体残量を検出する閾値センサーから、前記液体残量が閾値を越えたことを示す閾値通過信号が入力されると、
    入力された前記液体噴射命令が終了するまで前記液体噴射命令に基づいて前記液体を噴射し続けるように前記液体噴射ヘッドを駆動することを特徴とする液体噴射装置。
  7. 同じ液体を貯留する2以上の液体貯留手段からの前記液体を噴射するノズルが並設されてなるノズル列と、各前記ノズルから液体を噴射させる噴射手段とを備える液体噴射ヘッドを、液体噴射命令が入力されると該液体噴射命令に基づいて駆動して、前記ノズルから前記液体を噴射させる液体噴射ヘッドの制御方法であって、
    前記液体噴射ヘッドは、前記ノズル列が、ノズル列方向において各ノズルの位置が同一である第1及び第2のノズル列と、ノズル列方向において互いのノズルの位置がずれている第3及び第4のノズル列からなり、前記第1のノズル列及び第3のノズル列は、第1の前記液体貯留手段に接続され、前記第2のノズル列及び第3のノズル列は、第2の前記液体貯留手段に接続されており、
    前記各液体貯留手段に貯留された液体の残量が閾値を越えたことを検出した場合に閾値通過信号を入力する閾値センサーから、
    前記液体噴射命令を実行中に前記閾値通過信号が入力されると、入力された前記液体噴射命令が終了するまで前記液体噴射命令に基づいて前記液体を噴射し続けるように前記噴射手段を駆動することを特徴とする液体噴射ヘッドの制御方法。
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