JP7489725B2 - レンジフード - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態に係るレンジフードをキッチンに設置した場合の正面図である。また、図2は、本実施形態に係るレンジフードをキッチンに設置した場合の側面図である。
図5は、本実施形態のレンジフード100の動作フローチャートである。この動作フローチャートは制御部130によって処理される。なお、この動作フローチャートは、操作パネル120(図3および図4参照)の風量自動スイッチ123が選択されているときに実行される。
次に、ファン116の風量の段階を変化させる場合の制御部130動作(図5の動作フローチャートのS110とS120のステップで処理される動作)を、態様1と態様2に分けて詳細に説明する。
態様1では、閾値条件記憶部135に記憶されている閾値条件を用いて、ファン116の風量を切り替える。この態様において、ファン116の風量を「弱」から「中」に増加させるときの閾値条件は、複眼温度センサ300のn1個以上の画素がt1(℃)以上の温度を検知していることであり、ファン116の風量を「中」から「弱」に低下させるときの閾値条件は、複眼温度センサ300のn2個以上の画素がt2(℃)以下の温度を検知していることであり、このとき、n1<n2である。このように、n1<n2としている理由は、温度上昇時の画素数の方を少なくすると、急激な温度上昇を即座に捉えて風量を上げられるからである。また、n1は、複眼温度センサの全画素数の半分以下の画素数であることが好ましい。なお、閾値温度t1とt2との関係は、t1≠t2であっても良く、t1=t2であっても良い。また、ファン116の風量を「中」から「弱」に低下させるときの閾値温度t2(℃)はファン116の風量を「弱」から「中」に増加させるときの閾値温度t1(℃)よりも低く設定してある。
態様1は、閾値条件(画素数と温度)を見てファン116の風量を切り替えた。態様2では、さらに時間的な要素を付加している。この態様において、ファン116の風量を「弱」から「中」に増加させるときの閾値条件は、複眼温度センサ300のn1個以上の画素がt1(℃)以上の温度を所定時間x1以上検知していることであり、ファン116の風量を「中」から「弱」に低下させるときの閾値条件は、複眼温度センサ300のn2個以上の画素がt2(℃)以下の温度を所定時間x2以上検知していることであり、このとき、n1<n2、x1<x2である。このように、n1<n2としている理由は、温度上昇時の画素数の方を少なくすると、急激な温度上昇を即座に捉えて風量を上げられるからである。また、n1は、複眼温度センサの全画素数の半分以下の画素数であることが好ましい。なお、閾値温度t1とt2との関係は、t1≠t2であっても良く、t1=t2であっても良い。
上記の態様1と態様2では、S110とS120のステップで処理される、ファン116の風量に対する制御部130動作について説明した。次に、ファン116の風量をフィルタ118の回転数に置き替えた、態様3と態様4を説明する。
態様3では、閾値条件記憶部135に記憶されている閾値条件を用いて、フィルタ118の回転数を切り替える。この態様において、フィルタ118の回転数を「低」から「中」に増加させるときの閾値条件は、複眼温度センサ300のn1個以上の画素がt1(℃)以上の温度を検知していることであり、フィルタ118の回転数を「中」から「低」に低下させるときの閾値条件は、複眼温度センサ300のn2個以上の画素がt2(℃)以下の温度を検知していることであり、このとき、n1<n2である。このように、n1<n2としている理由は、温度上昇時の画素数の方を少なくすると、急激な温度上昇を即座に捉えて回転数を上げられるからである。また、n1は、複眼温度センサの全画素数の半分未満の画素数であることが好ましい。なお、閾値温度t1とt2との関係は、t1≠t2であっても良く、t1=t2であっても良い。また、フィルタ118の回転数を「中」から「低」に低下させるときの閾値温度t2(℃)はフィルタ118の回転数を「低」から「中」に増加させるときの閾値温度t1(℃)よりも低く設定してある。
態様3は、閾値条件(画素数と温度)を見てフィルタ118の回転数を切り替えた。態様4では、さらに時間的な要素を付加している。この態様において、フィルタ118の回転数を「低」から「中」に増加させるときの閾値条件は、複眼温度センサ300のn1個以上の画素がt1(℃)以上の温度を所定時間x1以上検知していることであり、フィルタ118の回転数を「中」から「低」に低下させるときの閾値条件は、複眼温度センサ300のn2個以上の画素がt2(℃)以下の温度を所定時間x2以上検知していることであり、このとき、n1<n2、x1<x2である。このように、n1<n2としている理由は、温度上昇時の画素数の方を少なくすると、急激な温度上昇を即座に捉えて回転数を上げられるからである。また、n1は、複眼温度センサの全画素数の半分以下の画素数であることが好ましい。なお、閾値温度t1とt2との関係は、t1≠t2であっても良く、t1=t2であっても良い。
110 排気部、
112 吸気口、
114 排気口、
116 ファン、
117 ファンモータ、
118 フィルタ、
119 フィルタモータ、
120 操作パネル、
121 運転スイッチ、
122 風量スイッチ、
123 風量自動スイッチ、
124 タイマースイッチ、
125 照明スイッチ、
126 常時換気スイッチ、
130 制御部、
135 閾値条件記憶部、
200 調理器、
210 熱源、
220 グリルの吹出口、
300 複眼温度センサ。
Claims (6)
- 調理器の天面温度を複数の画素により検知する複眼温度センサと、
前記調理器上方で発生する油煙に含まれる油分を除去するフィルタと、
前記複眼温度センサが検知する画素ごとの前記天面温度をあらかじめ設定した閾値条件と比較して前記フィルタの回転数を段階的に変化させる制御部と、を有し、
前記フィルタの前記回転数を任意の段階から1段階上の段階に増加させるときの前記閾値条件は、前記複眼温度センサのn1個以上の画素がt1(℃)以上の温度を検知していることであり、前記フィルタの前記回転数を前記1段階上の段階から前記任意の段階に低下させるときの前記閾値条件は、前記複眼温度センサのn2個以上の画素がt2(℃)以下の温度を検知していることであり、
このとき、n1<n2である、レンジフード。 - 調理器の天面温度を複数の画素により検知する複眼温度センサと、
前記調理器上方で発生する油煙に含まれる油分を除去するフィルタと、
前記複眼温度センサが検知する画素ごとの前記天面温度をあらかじめ設定した閾値条件と比較して前記フィルタの回転数を段階的に変化させる制御部と、を有し、
前記フィルタの前記回転数を任意の段階から1段階上の段階に増加させるときの前記閾値条件は、前記複眼温度センサのn1個以上の画素がt1(℃)以上の温度を所定時間x1以上検知していることであり、前記フィルタの前記回転数を前記1段階上の段階から前記任意の段階に低下させるときの前記閾値条件は、前記複眼温度センサのn2個以上の画素がt2(℃)以下の温度を所定時間x2以上検知していることであり、
このとき、n1<n2、x1<x2である、レンジフード。 - 前記フィルタの前記回転数を前記1段階上の段階から前記任意の段階に低下させるときの閾値温度t2(℃)は前記フィルタの前記回転数を前記任意の段階から前記1段階上の段階に増加させるときの閾値温度t1(℃)よりも低く設定される、請求項1または2に記載のレンジフード。
- 前記制御部は、前記フィルタの前記回転数を前記1段階上の段階から前記任意の段階に低下させようとしている所定時間x2の間に、前記複眼温度センサのn3個以上の画素がt2(℃)より高い温度になったときには、前記所定時間x2の計測をリセットする、
このとき、n2>n3である、請求項2に記載のレンジフード。 - 前記フィルタの前記回転数の段階を3段階以上備え、
前記制御部は、前記フィルタの前記回転数を前記1段階上の段階から前記任意の段階に低下させようとしている所定時間x2の間に、前記フィルタの前記回転数を前記任意の段階よりもさらに低い段階に移行させる前記閾値条件を満たしたときには、前記フィルタの前記回転数を前記任意の段階よりもさらに低い段階に直接移行させる、請求項2に記載のレンジフード。 - 前記n2は、前記複眼温度センサの全画素である、請求項1から5のいずれかに記載のレンジフード。
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