JP2008128495A - 換気連動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱調理器に備えられる換気装置との連動用の構成を利用して、極力簡素な構造によって、加熱調理器とは異なる別の加熱調理器の運転状態に対応して連動して換気を行うことが可能となる加熱調理器における換気連動装置を提供する。
【解決手段】加熱調理器Aに換気装置Dに対して指令するための通信手段が備えられ、別の加熱調理器Bの運転に伴って排出される調理排気の温度を検出する温度検出手段30の検出情報に基づいて換気が必要な状態であるか否かを判別して、加熱手段1,2の作動状態に基づいて換気が必要な状態であると判別すること及び温度検出手段30の検出情報に基づいて換気が必要な状態であると判別することのうちの少なくともいずれかの判別を行うと換気運転の実行を、且つ、加熱手段1,2の作動状態に基づいて換気が必要でないと判別すること及び温度検出手段30の検出情報に基づいて換気が必要でないと判別することの両者の判別を行うと換気運転の停止を、通信手段にて換気装置Dに指令する。
【選択図】図2

Description

本発明は、被加熱物を加熱する加熱手段、及び、その加熱手段の作動状態を制御する制御手段を備えた加熱調理器に、その加熱調理器にて発生する調理排気を外部に排出して換気を行う換気装置に対して換気運転の実行及び停止を指令するための通信手段が備えられ、前記制御手段が、前記加熱手段の作動状態に基づいて換気が必要な状態であるか否かを判別して、換気が必要な状態であると判別すると換気運転の実行を、且つ、換気が必要でないと判別すると換気運転の停止を、前記通信手段にて前記換気装置に指令するように構成されている加熱調理器における換気連動装置に関する。
上記加熱調理器における換気連動装置において、従来では、前記加熱調理器として、台所のキッチンカウンターに埋め込み装着されるビルトイン形式のガスコンロが設けられ、そのガスコンロの上方に換気装置が設けられる構成のものにおいて、前記通信手段として、前記加熱手段としてのバーナの作動状態を制御する制御手段と前記換気装置とを電気的に接続する接続線が設けられ、前記制御手段が、ガスコンロにてバーナに点火を指令するための操作具の点火操作が行われると、その点火操作に基づいて換気が必要な状態であると判別して、前記接続線を介して換気装置に対して換気運転の実行を指令し、操作具の消火操作が行われると、その消火操作に基づいて換気が必要でないと判別して、前記接続線を介して換気装置に対して換気運転の停止を指令するように構成されたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
つまり、加熱調理器としてのガスコンロにおいて、バーナに対する点火操作が行われると、それに連動して換気装置の換気運転を自動的に開始させ、バーナに対する消火操作が行われると、それに連動して換気装置の換気運転を自動的に停止させることができるものであり、換気装置の運転の開始及び停止を別途指令する手間を掛けることなく、バーナの燃焼排ガスや被加熱物から発生する煙や臭気等の調理排気を外部に排出させることができるようにしたものである。
特開2001―248867号公報
ガスコンロ等の加熱調理器は台所に備えられることになるが、台所には、ガスコンロ等の加熱調理器以外にも、例えばガスオーブン等の別の加熱調理器が備えられることがあるが、このようなガスオーブン等の別の加熱調理器においてもガスコンロ等の加熱調理器と同様に、燃焼排ガスや被加熱物から発生する煙や臭気等の調理排気が排出されるものであるが、上記従来構成では、別の加熱調理器の運転に連動して換気装置を作動させることができないものであった。
そこで、ガスオーブン等の別の加熱調理器を設置する場合において、その別の加熱調理器の運転に連動して換気装置を作動させる構成とするために、その別の加熱調理器に備えられる制御手段を、その別の加熱調理器の運転状態に応じて換気が必要な状態であるか否かを判別するための制御構成を備えるようにして、その判別した結果に基づいて、換気が必要な状態であると判別すると換気運転の実行を、且つ、換気が必要でないと判別すると換気運転の停止を、換気装置に指令するための通信手段を、その別の加熱調理器に別途備えることが考えられる。
しかしながら、この場合、別の加熱調理器に、その運転に連動して換気装置を作動させるための装置が必要となり、別の加熱調理器の部品点数が多くなって構造が複雑になりコスト高を招く不利がある。
ちなみに、このような構造の複雑化を回避するために、別の加熱調理器に備えられる制御手段を、運転開始や停止を指令するための操作スイッチ等の操作の入り切り状態に応じて、換気が必要な状態であるか否かを判別する構成として、その判別結果を連係用の電気配線を介して前記加熱調理器の制御手段に入力するようにして、加熱調理器に備えられる通信手段の構成を有効利用して、別の加熱調理器の運転状態に対応させて換気装置を連動して作動させる構成にすることも考えられるが、このような構成においても、別の加熱調理器としては、その別の加熱調理器に備えられる制御手段において、換気が必要な状態であるか否かを判別するための制御構成を備える必要があり、連係用の電気配線やそれを接続するための専用の端子等を備える必要があり、構造が複雑となりコスト高を招く不利がある。
本発明の目的は、加熱調理器とは異なる別の加熱調理器が換気装置を連動して作動させるための装置を備えていない場合であっても、構造の複雑化を招くことなく、前記別の加熱調理器の運転に連動して換気を行うことが可能となる加熱調理器における換気連動装置を提供する点にある。
本発明に係る加熱調理器における換気連動装置は、被加熱物を加熱する加熱手段、及び、その加熱手段の作動状態を制御する制御手段を備えた加熱調理器に、その加熱調理器にて発生する調理排気を外部に排出して換気を行う換気装置に対して換気運転の実行及び停止を指令するための通信手段が備えられ、前記制御手段が、前記加熱手段の作動状態に基づいて換気が必要な状態であるか否かを判別して、換気が必要な状態であると判別すると換気運転の実行を、且つ、換気が必要でないと判別すると換気運転の停止を、前記通信手段にて前記換気装置に指令するように構成されているものであって、その第1特徴構成は、前記加熱調理器とは異なる別の加熱調理器の運転に伴って排出される調理排気の温度を検出する温度検出手段が、その検出情報を前記制御手段に出力するように設けられ、前記制御手段が、前記温度検出手段の検出情報に基づいて、換気が必要な状態であるか否かを判別して、前記加熱手段の作動状態に基づいて換気が必要な状態であると判別すること及び前記温度検出手段の検出情報に基づいて換気が必要な状態であると判別することのうちの少なくともいずれかの判別を行うと換気運転の実行を、且つ、前記加熱手段の作動状態に基づいて換気が必要でないと判別すること及び前記温度検出手段の検出情報に基づいて換気が必要でないと判別することの両者の判別を行うと換気運転の停止を、前記通信手段にて前記換気装置に指令するように構成されている点にある。
第1特徴構成によれば、加熱調理器とは異なる別の加熱調理器の運転に伴って排出される調理排気の温度を検出する温度検出手段が設けられ、その検出情報が加熱調理器に備えられる制御手段に出力され、制御手段は、前記加熱手段の作動状態に基づいて換気が必要な状態であるか否かを判別することに加えて、前記温度検出手段の検出情報に基づいて、換気が必要な状態であるか否かを判別することになる。
そして、制御手段は、前記加熱手段の作動状態に基づいて換気が必要な状態であると判別すること及び前記温度検出手段の検出情報に基づいて換気が必要な状態であると判別することのうちの少なくともいずれかの判別を行うと換気運転の実行を前記通信手段にて前記換気装置に指令するのである。つまり、前記別の加熱調理器が運転していない状態で前記加熱調理器の加熱手段が加熱作動を行って換気が必要な状態であるときには、加熱調理器の運転に連動して換気を行うことができ、又、前記加熱調理器の加熱手段が加熱作動を行っていない状態で前記別の加熱調理器が運転しているときにも、その別の加熱調理器の運転に連動して換気を行うことができる。
前記制御手段は、前記加熱手段の作動状態に基づいて換気が必要でないと判別すること及び前記温度検出手段の検出情報に基づいて換気が必要でないと判別することの両者の判別を行うと、換気運転の停止を前記通信手段にて換気装置に指令するので、換気が不必要な場合には換気装置の換気運転を停止させることができる。
このように別の加熱調理器の運転に伴って排出される調理排気の温度の検出情報に基づいて、別の加熱調理器の運転に伴って換気が必要であるか否かを判別するようにしたので、別の加熱調理器には換気装置との連動運転を行うための特別な装置を設ける必要がなく、この別の加熱調理器の構成が複雑化することはない。
従って、加熱調理器とは異なる別の加熱調理器が換気装置を連動して作動させるための装置を備えていない場合であっても、構造の複雑化を招くことなく、前記別の加熱調理器の運転に連動して換気を行うことが可能となる加熱調理器における換気連動装置を提供できるに至った。
本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成に加えて、前記加熱調理器がキッチンカウンターに埋め込み装着されるビルトイン形式のコンロにて構成され、前記別の加熱調理器が前記ビルトイン形式のコンロの下方に設置されるビルトイン形式のオーブンにて構成され、前記オーブンにおける調理排気排出用のオーブン排気口が前記コンロの天板に形成した排気用開口部に臨ませる状態で設けられ、前記温度検出手段が、前記オーブン排気口から排出される調理排気の温度を検出するように設けられている点にある。
第2特徴構成によれば、前記加熱調理器がキッチンカウンターに埋め込み装着されるビルトイン形式のコンロの下方側の空間を利用して、別の加熱調理器としてのビルトイン形のオーブンが設置される。そして、オーブンにおける調理排気排出用のオーブン排気口がコンロの天板に形成した排気用開口部に臨ませる状態で設けられ、前記温度検出手段が、オーブン排気口から排出される調理排気の温度を検出するように設けられることになる。
すなわち、第2特徴構成によれば、オーブン排気口がコンロにおける天板に形成した排気用開口部に臨むように設けられるので、温度検出手段をコンロに近付けた状態で配備することができ、接続用の配線が短くなる等、制御手段と温度検出手段との接続構成を簡素化することが可能となる。
本発明の第3特徴構成は、第1特徴構成又は第2特徴構成に加えて、前記制御手段が、前記温度検出手段にて検出される調理排気の温度が運転開始用判定温度を超えた状態においてその調理排気の温度の上昇が上昇用判定時間以上継続すると、前記別の加熱調理器の運転に伴って換気が必要な状態であると判別し、且つ、前記温度検出手段にて検出される調理排気の温度が下降用判定時間以上継続して下降したときから換気継続用設定時間が経過する、又は、前記調理排気の温度が運転停止用判定温度よりも低い温度になっている状態が運転停止用判定時間以上継続すると、換気が必要でないと判別するように構成されている点にある。
第3特徴構成によれば、前記制御手段は、前記温度検出手段にて検出される調理排気の温度が運転開始用判定温度を超えた状態においてその調理排気の温度の上昇が上昇用判定時間以上継続すると、別の加熱調理器の運転に伴って換気が必要な状態であると判別するのである。
例えば、調理排気の温度が運転開始用判定温度を超えると直ちに別の加熱調理器が運転を実行しているものとして換気が必要な状態であると判別するものでは、調理排気の排気出口付近における過渡的な空気のゆらぎ等による誤判別を起こすおそれがある。説明を加えると、例えばコンロ等の加熱調理器においては、加熱手段としてのバーナが加熱すると、調理排気が排出される出口付近において風が吹いていると、バーナによる加熱された高温の熱気が誤って温度検出手段の近くまで吹いてくることもあり、誤判別を起こすおそれがある。
そこで、運転開始用判定温度を超えた状態においてその調理排気の温度の上昇が上昇用判定時間以上継続すると換気が必要な状態であると判別するようにしたから、上記したような空気のゆらぎ等の起因した温度変化による誤判別のおそれを少なくして換気が必要な状態であるか否かを精度よく判別することができる。
又、前記制御手段は、前記温度検出手段にて検出される調理排気の温度が下降用判定時間以上継続して下降したときから換気継続用設定時間が経過する、又は、前記調理排気の温度が運転停止用判定温度よりも低い温度になっている状態が運転停止用判定時間以上継続すると、換気が必要でないと判別する。
すなわち、温度検出手段にて検出される調理排気の温度が下降用判定時間以上継続して下降したことにより別の加熱調理器が運転の実行を停止しているものと判別するが、そのときすぐに必要な状態でないと判別するのではなく、調理排気の温度が下降用判定時間以上継続して下降したときから換気継続用設定時間が経過したのに換気が必要な状態でないと判別するようにしているのである。
つまり、調理排気の温度の上昇を判別するときと同様に、過渡的な空気のゆらぎ等による一時的な調理排気の温度の低下による誤判別を起こすおそれのない状態で調理温度が下降していること、言い換えると、別の加熱調理器が運転の実行を停止していることを精度よく判別することができ、しかも、調理排気の温度が下降用判定時間以上継続して下降したときから換気継続用設定時間が経過したのちに換気が必要な状態でないと判別するようにしているので、別の加熱調理器が運転を実行している状態から運転の実行を停止したときに残存している調理排気を有効に外部に排出させることができる。
そして、温度検出手段にて検出される調理排気の温度が運転停止用判定温度よりも低い温度になっている状態が運転停止用判定時間以上継続すると、換気が必要でないと判別するようにしたので、例えば、別の加熱調理器が実際には運転を行っていないにもかかわらず、誤って、換気が必要な状態であると判別したような場合においては、実際の調理排気の温度は低い状態になっているので、その後、調理排気の温度が運転停止用判定温度よりも低い温度になっている状態が運転停止用判定時間以上継続することになるから、換気が必要な状態でないと判別することになって不必要な換気運転を長く継続する不利がない。
従って、第3特徴構成によれば、温度検出手段の検出情報に基づいて、換気が必要な状態であるか否かを誤判別のおそれの少ない状態で極力精度よく判別することが可能となる。
本発明の第4特徴構成は、第1特徴構成〜第3特徴構成のいずれかに加えて、前記温度検出手段の検出情報に基づいて換気が必要な状態であると判別したときにおける換気風量の大きさを指令する風量指令手段が、前記加熱調理器に備えられ、前記制御手段が、前記加熱手段の作動状態に基づいて換気が必要でないと判別し且つ前記温度検出手段の検出情報に基づいて換気が必要であると判別したときにおける換気風量の大きさを、前記風量指令手段にて指令される指令情報に基づいて設定して、その設定した換気風量の大きさを前記通信手段にて前記換気装置に指令するように構成されている点にある。
第4特徴構成によれば、前記加熱調理器に風量指令手段が備えられており、この風量指令手段により、温度検出手段の検出情報に基づいて換気が必要な状態であると判別したときにおける換気風量の大きさを指令することができる。そして、制御手段は、前記加熱手段の作動状態に基づいて換気が必要でないと判別し且つ前記温度検出手段の検出情報に基づいて換気が必要であると判別したときにおける換気風量の大きさを、前記風量指令手段にて指令される指令情報に基づいて設定して、その設定した換気風量の大きさを通信手段にて換気装置に指令するのである。
説明を加えると、前記別の加熱調理器の運転状態は調理排気の温度の検出情報に基づいて判別されるものであるから、例えば、その加熱調理器における加熱能力が異なっていても調理排気の温度の情報だけではそのような加熱能力の違い等は判別することはできないが、加熱能力の違い等に起因して調理排気の発生状態が異なり、必要とされる換気風量も異なることになる。
そこで、別の加熱調理器の加熱能力等の違いに応じて、必要とされる換気風量となるように、適切な換気風量の大きさを風量指令手段の情報に基づいて設定して、その設定した換気風量の大きさを通信手段にて換気装置に指令することにより、別の加熱調理器の運転に伴って適切な換気風量にて換気運転を行うことが可能となる。
従って、第4特徴構成によれば、別の加熱調理器の運転に連動して換気装置を運転させるときに、適切な換気風量にて換気運転を行うことが可能となる。
本発明の第5特徴構成は、第1特徴構成〜第4特徴構成のいずれかに加えて、前記加熱調理器が、前記加熱手段を複数備えて構成され、前記制御手段が、複数の前記加熱手段の作動状態に基づいて換気が必要であると判別し且つ前記温度検出手段の検出情報に基づいて換気が必要でないと判別したときにおける換気風量の大きさを、複数の前記加熱手段の夫々の加熱作動の状態に基づいて設定して、その設定した換気風量の大きさを前記通信手段にて前記換気装置に指令するように構成されている点にある。
第5特徴構成によれば、前記制御手段は、複数の加熱手段の作動状態に基づいて換気が必要であると判別し且つ温度検出手段の検出情報に基づいて換気が必要でないと判別したときにおける換気風量の大きさを、複数の加熱手段の夫々の加熱作動の状態に基づいて設定して、その設定した換気風量の大きさを通信手段にて換気装置に指令するのである。
すなわち、前記加熱調理器が前記加熱手段を複数備えており、各加熱手段を各別に加熱作動したり加熱停止させることができるので、使用状況に応じて加熱作動させる加熱手段の個数が変化することになるが、それに伴って発生する調理排気の量も異なることになる。そこで、複数の加熱手段の夫々の加熱作動の状態に基づいて、そのときに必要とされる換気風量を設定して、その設定した換気風量の大きさを通信手段にて換気装置に指令することにより、加熱調理器の運転に伴って適切な換気風量にて換気運転を行うことが可能となる。
従って、第5特徴構成によれば、加熱調理器の運転に連動して換気装置を運転させるときに、複数の加熱手段の作動状態に応じて適切な換気風量にて換気運転を行うことが可能となる。
以下、本発明に係る加熱調理器における換気連動装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、台所におけるキッチンカウンターKに埋め込まれる状態で加熱調理器の一例としてのビルトイン形式のガスコンロAが設けられ、そのガスコンロAの下方に位置する状態でビルトイン形式のガスオーブンBが設けられている。そして、前記ガスコンロAの上方側に位置するレンジフードCには、ガスコンロAにて発生する調理排気を外部に排出して換気を行う換気装置Dが設けられている。
図3に示すように、前記ガスコンロAは、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2を備えるグリル部3を備え且つ上部にガラス製の天板5を備えて構成されている。3つのコンロバーナ1は、天板5の機器横幅方向に分散配置される標準バーナ1aと、小バーナ1bと、高火力バーナ1cとによって構成されている。又、グリル部3及びガスオーブンBにて発生する後述するような調理排気を排気するための排気用開口部4が形成され、天板5の上部に、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1cの夫々に対応して被加熱物を載置する五徳6が載置支持されている。3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の夫々が複数の加熱手段に対応することになる。
図4に示すように、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の夫々に対して、点火するための点火プラグ7、バーナへの着火状態を検出する熱電対8、ガス供給量を変更調整するためのガス量調整弁9等が設けられている。又、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の夫々に対応して、点火並びに消火を指令するとともに、燃焼量すなわち加熱量の調節を指令する手動操作式の4個の入力操作部10〜13が夫々備えられている。そして、マイクロコンピュータを備えて各種の制御を実行するように構成されたコンロ制御部Hが、前記各入力操作部10〜13にて指令された指令情報に基づいて、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2を制御するように構成されている。
前記各入力操作部10〜13は、夫々同じ構成であるから、そのうちの一つを代表して構成を以下に説明し、他のものについては説明を省略する。
図5に示すように、押し操作式の点消火スイッチ14がガスコンロの前面パネル15の内部に設けられ、前面パネル15に形成した挿通孔を通して裏面側から挿通する状態で略円柱状の指令操作体16が設けられている。指令操作体16は、押し操作される毎に回転軸心方向に移動して、図示しない位置保持機構によって、前面パネル15とほぼ面一になる押し込み位置と前方に突出する突出位置とに切り換え自在に構成され、指令操作体16が前記突出位置に切り換えられているときに、正転方向及び逆転方向の夫々にその軸心周りで回動操作可能となるように構成されている。そして、この指令操作体16が押し込み位置に切り換えられるとそれに伴って点消火スイッチ14がオフ状態となり、指令操作体16が突出位置に切り替えられるとそれに伴って点消火スイッチ14がオン状態となるように連動して切り換わる構成となっている。又、前記前面パネル15の内部には、指令操作体16の回転操作に伴って燃焼量調整用のパルス信号を出力するロータリーエンコーダ17が設けられている。
前記コンロ制御部Hは、前記点消火スイッチ14がオン状態になると対応するバーナへの点火処理を実行し、前記点消火スイッチ14がオフ状態になるとバーナの消火処理を実行する。又、指令操作体16の回転操作量に対応するガス量になるようにガス量調整弁9を制御することになる。
このガスコンロAには、換気装置Dに対して換気運転の実行及び停止を指令するための通信手段が備えられ、コンロ制御部Hが、複数の加熱手段としての3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の作動状態に基づいて換気が必要な状態であるか否かを判別して、換気が必要な状態であると判別すると換気運転の実行を、且つ、換気が必要でないと判別すると換気運転の停止を、通信手段にて換気装置Dに指令するように構成されている。
すなわち、図1及び図2に示すように、コンロ制御部Hからの制御指令に基づいて赤外光を利用して無線式で換気装置Dに対して換気運転の実行や停止を指令するための情報を送信する前記通信手段としての通信装置18が設けられ、換気装置Dには、この通信装置18にて発信される信号を受信する受信部19が設けられ、換気装置Dは、この受信部19にて受信した情報に基づいて、換気運転を実行したり換気運転を停止する構成となっている。
次に、前記換気装置Dの構成について説明する。
換気装置Dは、図6に示すように、調理排気を給気して外部に排出することにより換気を行う換気ファン20と、レンジフードCの下方側を照明する照明ランプ21と、換気ファン20及び照明ランプ21の作動を制御する換気制御部22と、手動操作にて運転を指令するための手動操作部23とが備えられている。前記換気ファン20は区画形成された給気室R1内に備えられ、調理排気をフィルター24を通して給気室R1内に給気して排気ダクト25を通して外部に排出するようになっている。又、換気制御部22は、給気室R1とは別に設けられる収納空間R2に収納される。
前記換気制御部22は、換気ファン20による換気風量として「強」「弱」の2段階に切り換えることができるように構成され、前記手動操作部23には、換気運転の停止を指令する切スイッチ23a、排気風量「弱」による換気運転を指令する弱運転指令スイッチ23b、排気風量「強」による換気運転を指令する強運転指令スイッチ23c、照明ランプ21の点灯及び消灯を指令するためのランプスイッチ23dが備えられる。
前記換気制御部22は、手動操作部23における各スイッチ23a〜23dの指令に基づいて操作されたスイッチに対応する運転を実行するが、この手動操作部23による指令以外にも、前記ガスコンロAの通信装置18にて発信される信号を受信部19が受信すると、その受信した情報に基づいて換気運転を実行したり換気運転を停止するように連動換気運転を実行すべく換気ファン20を制御する構成となっている。尚、受信部19にて受信した情報による指令と手動操作部23による指令とが両方あったときは、手動操作部23による指令が優先して実行される。尚、照明ランプ21の入切操作は、受信部19の受信情報とは関わりなくランプスイッチ23dにより行われることになる。
別の加熱調理器としてのガスオーブンBは、その構成について詳述はしないが、図1に示すように、前面側に被調理物を出し入れするための開閉扉28が設けられ、この開閉扉28の横側には、運転開始・停止の指令や加熱量を設定等を指令する操作部29が設けられており、図示しないガス燃焼式の加熱装置によって調理室内を高温にして種々の加熱調理を行うことができるように構成されている。
そして、図4に示すように、ガスオーブンBの運転に伴って排出される調理排気の温度を検出する温度検出手段としての排気温サーミスタ30が、その検出情報をコンロ制御部Hに出力するように設けられ、コンロ制御部Hが、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の作動状態に基づいて換気が必要な状態であるか否かを判別する処理に加えて、この排気温サーミスタ30の検出情報に基づいて、ガスオーブンBの運転に伴って換気が必要な状態であるか否かを判別して、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の作動状態に基づいて換気が必要な状態であると判別すること及び排気温サーミスタ30の検出情報に基づいて換気が必要な状態であると判別することのうちの少なくともいずれかの判別を行うと換気運転の実行を、且つ、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の作動状態に基づいて換気が必要でないと判別すること及び排気温サーミスタ30の検出情報に基づいて換気が必要でないと判別することの両者の判別を行うと換気運転の停止を、通信装置18にて換気装置Dに指令するように構成されている。
説明を加えると、前記ガスオーブンBは、図2に示すように、調理室内で発生した燃焼排ガスや被調理物から発生する煙や臭気等の調理排気を外部に排出させるために、後端側箇所において、装置横幅方向に向けて長尺のオーブン排気口31が設けられ、このオーブン排気口31が、前記ガスコンロAの天板5に形成した排気用開口部4に臨ませる状態で設けられている。調理室内からの調理排気をオーブン排気口31に導くためのオーブン排気筒32は、ガスコンロAに備えられたグリル排気筒33の後方側に並ぶ状態で設けられている。
説明を加えると、図7(イ)、(ロ)に示すように、前記オーブン排気筒32は、その下端部がガスオーブン本体部34における後方側上部に形成されている排気出口部35に接続される構成となっており、上端部に形成されるオーブン排気口31の周縁部から左右方向に間隔をあけて延設されている複数の係止用舌片36が、ガスコンロAにおいてキッチンカウンターKに形成された開口に受止め支持するために設けられる平面視矩形状の支持枠体37の上面に接当する状態で、前記各係止用舌片36に形成された係合孔38が支持枠体37の上面に突出形成された突出部39に係合して、前後方向の位置が規制される状態で備えられる構成となっている。
又、オーブン排気筒32の上端部に形成されるオーブン排気口31は、装置横幅方向の一方側に位置する一部分だけが前後方向に広幅に形成され、その他の部分は前後方向に幅狭に形成されており、図7(ハ)に示すように、この幅狭部分31aにグリル排気筒33が前後方向に重なり合って前後方向にコンパクトに設置することができるように構成されている。そして、ガスコンロAの天板5に形成された排気用開口部4からは、ガスオーブンBで発生してオーブン排気筒32にて導かれる調理排気とグリル部3で発生してグリル排気筒33にて導かれる調理排気が装置外部に排出されることになる。
そして、図8及び図9に示すように、支持枠体37の上面に突出形成される突出部39がオーブン排気口31の広幅に形成される部分31bに形成され、その突出部39に排気温サーミスタ30を取り付けた支持部材40がネジ止めされる状態で固定されており、排気温サーミスタ30はオーブン排気口31から排出される調理排気が通過する箇所に臨むように配置されている。すなわち、前記排気温サーミスタ30は、オーブン排気口31から排出される調理排気の温度を検出するように設けられる。
ちなみに、図7及び図8は、オーブン排気筒32の取り付け状態を理解し易くするために、ガスコンロAにおける他の部材を省略した斜視図として記載したものである。
そして、前記コンロ制御部Hが、排気温サーミスタ30にて検出される調理排気の温度が運転開始用判定温度を超えた状態においてその調理排気の温度の上昇が上昇用判定時間以上継続すると、ガスオーブンBの運転に伴って換気が必要な状態であると判別し、且つ、排気温サーミスタ30にて検出される調理排気の温度が下降用判定時間以上継続して下降したときから換気継続用設定時間が経過する、又は、調理排気の温度が運転停止用判定温度よりも低い温度になっている状態が運転停止用判定時間以上継続すると、換気が必要でないと判別するように構成されている。
又、前記ガスコンロAには、図4に示すように、前記ガスオーブンBの加熱能力の違いに応じて、排気温サーミスタ30の検出情報に基づいて換気が必要な状態であると判別したときにおける換気風量の大きさを指令する風量指令手段としてのオーブン設定スイッチ41が備えられている。このオーブン用設定スイッチ41は、ガスオーブンBの加熱能力が設定値(5.23KW)以上であればオン状態に設定され、ガスオーブンBの加熱能力が設定値未満であればオフ状態に設定される。
尚、このオーブン設定スイッチ41の操作は、ガスコンロAがガスオーブンBよりも先にキッチンカウンターに設置されていれば、ガスオーブンBが設置されたときに手動操作にて行われ、ガスオーブンBがガスコンロAよりも先に設置されていれば、ガスコンロAが設置されたときに手動で行われることになる。設定される風量としては、ガスオーブンBの加熱能力が大きいときは調理排気の発生量が多いので必要とされる換気風量も大きいものとなる。具体的には、後述するように、オーブン設定スイッチ41がオン(ON)状態であれば換気装置Dの「強」運転状態が設定され、オーブン設定スイッチ41がオフ(OFF)状態であれば換気装置Dの「弱」運転状態が設定される。
次に、コンロ制御部Hによる換気装置Dとの連動を行う換気連動制御について、図10のフローチャートに基づいて具体的に説明する。尚、図示しない電源スイッチが入り操作された運転開始時には、オーブン運転フラグは「0」にリセットされている。
先ず、オーブン運転フラグが「1」にセットされているか否かを判断し、セットされていなければ、排気温サーミスタ30にて検出されるガスオーブンBから排出される調理排気の温度が80℃(運転開始用判定温度の一例)を超えているかを判別し、調理排気の温度が80℃を超えていれば、その状態において調理排気の温度の上昇が5秒間(上昇用判定時間の一例)以上継続すると、ガスオーブンBの運転に伴って換気が必要な状態であると判別して、オーブン運転フラグに「1」をセットする(ステップ1,2,3,4)。
オーブン運転フラグに「1」をセットされている状態において、調理排気の温度が70℃(運転停止用判定温度の一例)よりも低い温度になっている状態が10秒間(運転停止用判定時間の一例)以上継続すると、ガスオーブンBの運転に伴って換気が必要な状態ではないと判別して、オーブン運転フラグを「0」にリセットする(ステップ5,8)。
又、ステップ5にて判断が否であるとき、例えば、調理排気の温度が80℃を超えていない場合や調理排気の温度が80℃を超えているが排気温度が下降しているような場合等において、排気温サーミスタ30にて検出される調理排気の温度が10秒間(下降用判定時間の一例)以上継続して下降すると、そのときから5分間(換気継続用設定時間の一例)が経過すると、ガスオーブンBの運転に伴って換気が必要な状態ではないと判別して、オーブン運転フラグを「0」にリセットする(ステップ6,7,8)。
つまり、ガスオーブンBが加熱調理状態であれば、オーブン運転フラグが「1」にセットされ、ガスオーブンBが加熱調理を停止している状態であれば、オーブン運転フラグが「0」にリセットされることになる。
次に、各入力操作部10〜13における操作状態、つまり、点消火スイッチ14がオン状態であるか否かについての情報を読み込み(ステップ9)、オーブン設定スイッチ41の操作状態も読み込む(ステップ10)。そして、これらの読み込まれる情報とオーブン運転フラグの設定状態、並びに、図11に示すように予め設定されて記憶されている換気運転設定用情報に基づいて、換気装置Dに指令するための換気運転内容を設定する(ステップ11)。
尚、図11中、オーブンの欄は、オーブン運転フラグが「0」であればOFFに設定され、オーブン運転フラグが「1」であればONに設定されることになる。このオーブンの欄が「OFF」に設定されることは、換気が必要でない状態、すなわち、ガスオーブンBが運転していない状態に対応しており、オーブンの欄が「ON」に設定されることは、換気が必要である状態、すなわち、ガスオーブンBが運転している状態に対応する。
前記換気運転設定用情報について説明を加えると、図11に示すように、各バーナ1a,1b,1c,2が全て消火されており、オーブンの欄がOFFに設定されているときには、換気装置Dの連動運転は行わない(運転モード1)。又、各バーナ1a,1b,1c,2のうちのいずれか1つだけが点火されているとき(運転モード2,3,5,9)、又、高火力バーナ1c以外の他のバーナ1a,1b,2のうちの2つのものが点火しているとき(運転モード4,6,7)、各バーナ1a,1b,1c,2が全て消火され、オーブンの欄がONに設定され、且つ、オーブン設定スイッチ41がOFFであるとき(運転モード18)の夫々の状態においては、換気運転内容として、排気風量「弱」による換気運転となる。
上記したような条件以外の条件、標準バーナ1a、小バーナ1b、グリルバーナ2の夫々が点火しているとき(運転モード8)、高火力バーナ1cと他のバーナ1a,1b,2のうちのいずれかのバーナとが共に点火しているとき(運転モード10〜16)、各バーナ1a,1b,1c,2が全て消火され、オーブンの欄がONに設定され且つオーブン設定スイッチ41がONであるとき(運転モード17)、及び、各バーナ1a,1b,1c,2のうちのいずれかが点火しており、オーブンの欄がONに設定されているとき(運転モード19〜48)の夫々の状態においては、換気運転内容として、排気風量「強」による換気運転となる。
そして、コンロ制御部Hは、上記したようにして設定した換気運転内容を通信装置18にて送信することにより換気装置Dに指令する(ステップ12)。換気制御部22は、受信部19にてその換気運転内容を受信すると、その換気運転内容に対応するように換気ファン20の作動を制御することになる。
従って、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の作動状態に基づいて換気が必要な状態であると判別すること及び排気温サーミスタ30の検出情報に基づいて換気が必要な状態であると判別することのうちの少なくともいずれかの判別を行うと換気運転の実行を実行する構成となっている(運転モード2〜48)。又、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の作動状態に基づいて換気が必要でないと判別すること及び排気温サーミスタ30の検出情報に基づいて換気が必要でないと判別することの両者の判別を行うと換気運転の停止を、通信装置18にて換気装置Dに指令する構成となっている(運転モード1)。
又、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2が全て消火され且つガスオーブンBだけがONに設定される状態において、オーブン設定スイッチ41が「OFF」であれば換気運転内容として排気風量「弱」による換気運転が指令され(運転モード18)、オーブン設定スイッチ41が「ON」であれば、換気運転内容として排気風量「強」による換気運転が指令されることになり(運転モード17)、排気温サーミスタ30の検出情報に基づいて換気が必要な状態であると判別したときにおける換気風量の大きさを指令する構成となっている。
3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2のうちのいずれかが点火されており、且つ、ガスオーブンBがOFFに設定される状態においては、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の夫々の作動状態の違いに応じて、排気風量「弱」による換気運転及び排気風量「強」による換気運転のいずれかに切り換えられるものであり(運転モード2〜16)、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の作動状態に基づいて換気が必要であると判別し且つ排気温サーミスタ30の検出情報に基づいて換気が必要でないと判別したときにおける換気風量の大きさを、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2夫々の加熱作動の状態に基づいて設定する構成となっている。
又、この実施形態では、運転開始用判定温度として80℃、上昇用判定時間として5秒間、下降用判定時間として10秒間、運転停止用判定温度として70℃、運転停止用判定時間として10秒間を夫々例示したが、これらの数値は一例であって、これらの数値に限定されるものではなく、設置される別の加熱調理器の加熱能力その他の仕様の違いに応じて適宜設定して実施することができる。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態では、換気装置Dが換気風量を「強」と「弱」の2段階に切り換える構成とし、且つ、前記コンロ制御部が前記換気連動制御において換気風量の大きさを2段階に切り換えて設定する構成としたが、換気風量としては、2段階に限らず、3段階以上に切り換えて設定するものでもよく、段階的に切り換える構成に代えて無段階に設定するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、前記加熱調理器がキッチンカウンターに埋め込み装着されるビルトイン形式のコンロにて構成され、前記別の加熱調理器が前記ビルトイン形式のコンロの下方に設置されるビルトイン形式のオーブンにて構成され、前記オーブンにおける調理排気排出用のオーブン排気口31が前記コンロの天板に形成した排気用開口部に臨ませる状態で設けられる構成としたが、このような構成に限らず、次のような構成としてもよい。
例えば、前記加熱調理器は据え置き形式のガスコンロや電磁調理器等であってもよく、前記別の加熱調理器は据え置き型のガスオーブンBや電気加熱式オーブン等であってもよい。又、それらの加熱調理器を上下に並べて備える構成でなく、横方向に並べて使用する形態であってもよい。その場合、オーブンにおける調理排気排出用のオーブン排気口31が前記コンロの天板に形成した排気用開口部とは異なる箇所に設けられる構成としてもよい。
(3)上記実施形態では、前記温度検出手段の検出情報に基づいて換気が必要な状態であると判別したときにおける換気風量の大きさを指令する風量指令手段として、別の加熱調理器の加熱能力が設定値よりも大きい場合と設定値より小さい場合の2つの状態に切り換えるオーブン設定スイッチが加熱調理器としてのガスコンロに備えられる構成としたが、このような構成に代えて、風量指令手段として、換気風量の大きさを3段階以上に切り換えるように指令する構成としてもよく、スイッチに限らずボリューム式等の各種の形式のものを用いることができる。又、このような風量指令手段を備えない構成としてもよい。
(4)上記実施形態では、前記加熱手段の作動状態に基づいて換気が必要な状態であるか否かを判別する構成として、加熱手段としての前記各バーナに対する点消火指令用のスイッチの操作に基いて判別するようにしたが、このような構成に限らず、例えば、前記熱電対による着火状態の検出結果により判別するようにしたり、前記各バーナに対する燃料供給量の大きさに基いて判別する等、各種の形態で換気が必要な状態であるか否かを判別する構成としてもよい。
(5)上記実施形態では、複数の前記加熱手段の作動状態に基づいて換気が必要であると判別し且つ前記温度検出手段の検出情報に基づいて換気が必要でないと判別したときにおける換気風量の大きさを、設定するときには、複数の前記加熱手段しての各バーナに対する点消火指令用のスイッチの夫々の操作に基いて設定するようにしたが、このような構成に代えて、各バーナに対する燃料供給量の大きさの情報に基いて換気風量の大きさを設定するようにしてもよい。
ガスコンロ及びガスオーブンの正面図 ガスコンロ及びガスオーブンの側面図 ガスコンロの斜視図 ガスコンロの制御ブロック図 入力操作部の構成を示す側面図 換気装置の制御ブロック図 オーブン排気筒の設置状態を示す図 オーブン排気筒の設置状態を示す図 排気温サーミスタの取り付け状態を示す図 制御動作のフローチャート 換気運転の設定状態を示す図
符号の説明
1、2 加熱手段
18 通信手段
30 温度検出手段
41 風量設定手段
A 加熱調理器
B 別の加熱調理器
H 制御手段

Claims (5)

  1. 被加熱物を加熱する加熱手段、及び、その加熱手段の作動状態を制御する制御手段を備えた加熱調理器に、その加熱調理器にて発生する調理排気を外部に排出して換気を行う換気装置に対して換気運転の実行及び停止を指令するための通信手段が備えられ、
    前記制御手段が、前記加熱手段の作動状態に基づいて換気が必要な状態であるか否かを判別して、換気が必要な状態であると判別すると換気運転の実行を、且つ、換気が必要でないと判別すると換気運転の停止を、前記通信手段にて前記換気装置に指令するように構成されている加熱調理器における換気連動装置であって、
    前記加熱調理器とは異なる別の加熱調理器の運転に伴って排出される調理排気の温度を検出する温度検出手段が、その検出情報を前記制御手段に出力するように設けられ、
    前記制御手段が、
    前記温度検出手段の検出情報に基づいて、換気が必要な状態であるか否かを判別して、前記加熱手段の作動状態に基づいて換気が必要な状態であると判別すること及び前記温度検出手段の検出情報に基づいて換気が必要な状態であると判別することのうちの少なくともいずれかの判別を行うと換気運転の実行を、且つ、前記加熱手段の作動状態に基づいて換気が必要でないと判別すること及び前記温度検出手段の検出情報に基づいて換気が必要でないと判別することの両者の判別を行うと換気運転の停止を、前記通信手段にて前記換気装置に指令するように構成されている加熱調理器における換気連動装置。
  2. 前記加熱調理器がキッチンカウンターに埋め込み装着されるビルトイン形式のコンロにて構成され、前記別の加熱調理器が前記ビルトイン形式のコンロの下方に設置されるビルトイン形式のオーブンにて構成され、
    前記オーブンにおける調理排気排出用のオーブン排気口が前記コンロの天板に形成した排気用開口部に臨ませる状態で設けられ、
    前記温度検出手段が、前記オーブン排気口から排出される調理排気の温度を検出するように設けられている請求項1記載の加熱調理器における換気連動装置。
  3. 前記制御手段が、
    前記温度検出手段にて検出される調理排気の温度が運転開始用判定温度を超えた状態においてその調理排気の温度の上昇が上昇用判定時間以上継続すると、前記別の加熱調理器の運転に伴って換気が必要な状態であると判別し、且つ、前記温度検出手段にて検出される調理排気の温度が下降用判定時間以上継続して下降したときから換気継続用設定時間が経過する、又は、前記調理排気の温度が運転停止用判定温度よりも低い温度になっている状態が運転停止用判定時間以上継続すると、換気が必要でないと判別するように構成されている請求項1又は2記載の加熱調理器における換気連動装置。
  4. 前記温度検出手段の検出情報に基づいて換気が必要な状態であると判別したときにおける換気風量の大きさを指令する風量指令手段が、前記加熱調理器に備えられ、
    前記制御手段が、
    前記加熱手段の作動状態に基づいて換気が必要でないと判別し且つ前記温度検出手段の検出情報に基づいて換気が必要であると判別したときにおける換気風量の大きさを、前記風量指令手段にて指令される指令情報に基づいて設定して、その設定した換気風量の大きさを前記通信手段にて前記換気装置に指令するように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器における換気連動装置。
  5. 前記加熱調理器が、前記加熱手段を複数備えて構成され、
    前記制御手段が、
    複数の前記加熱手段の作動状態に基づいて換気が必要であると判別し且つ前記温度検出手段の検出情報に基づいて換気が必要でないと判別したときにおける換気風量の大きさを、複数の前記加熱手段の夫々の加熱作動の状態に基づいて設定して、その設定した換気風量の大きさを前記通信手段にて前記換気装置に指令するように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器における換気連動装置。
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