JP7487607B2 - 記録装置 - Google Patents
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Description
ここで、回収ファンの排気の能力に比べて排気設備の排気の能力が大きい場合、回収ファンによって作り出された装置内部の気流が、前記排気設備の排気によって乱される虞がある。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様に係る記録装置は、搬送方向に搬送される媒体に記録可能な記録部と、前記記録部と対向し、前記媒体を支持可能な支持面を有する支持部と、前記搬送方向において前記記録部の上流に設けられ、前記支持面に向けて気体を送り込む送込部と、前記搬送方向において前記記録部の下流に設けられ、前記支持面から流れる気体を吸引する吸引部と、前記吸引部から排出された気体が流れるダクト部と、を備え、前記ダクト部には、前記ダクト部の内部の圧力と前記ダクト部の外部の圧力との圧力差を調整する圧力差調整部が設けられることを特徴とする。
前記吸引部から排出された気体が通る前記ダクト部の末端は、例えば前記記録装置が設置される工場が有する排気設備へと接続される。
本態様によれば、例えば前記排気設備の排出能力が、前記記録装置が備える前記吸引部の排出能力よりも大きい場合には、前記ダクト部の内部の圧力が前記ダクト部の外部の圧力よりも低くなる。
ここで、前記圧力調整部によって、前記ダクト部の内部の圧力と前記ダクト部の外部の圧力との圧力差が調整されることで、該圧力差を減少させることができるので、前記排気設備の排出能力が、前記記録装置が備える前記吸引部の排出能力よりも大きい場合であっても、前記記録部周辺の気流や前記吸引部の内部の気流が前記排気設備による排気によって乱されることを抑制できる。
本態様によれば、前記ダクト部の前記側部に前記孔部を設けるだけでよいので、圧力差を調整するユニットを前記ダクト部に取り付ける構成に比べて、簡易な構成で前記圧力差調整部を実現できる。
本態様によれば、前記配管の内部を流れる気体の流量が前記バルブの開放の度合いに合わせて調整されることで、前記ダクトの内部の圧力と前記ダクトの外部の圧力との圧力差を低減可能となる。これにより、前記圧力差を、前記記録装置の設置場所における排気設備の能力に応じて変更できる。
本態様によれば、前記内壁面と前記外壁面との隙間が前記孔部として機能する。ここで、前記第2ダクトは、前記第1ダクトを前記重力方向の上流から覆う状態となるので、前記記録装置の設置場所の天井から前記重力方向に塵埃が降ってくることがあっても、該塵埃が前記孔部を通して前記第1ダクト及び前記第2ダクトに入り込むことを抑制できる。
本態様によれば、前記上壁における前記通気孔の周縁部が水平方向に沿う構成に比べて、前記上壁が傾斜する方向に気体が流れ易くなるので、前記吸引部の一部に気体が滞留することを抑制できる。
前記吸引部から排出された気体には、異物が含まれる可能性がある。
本態様によれば、前記フィルターによって気体中の異物を回収できると共に、該異物によって汚れたフィルターの交換を簡単に行うことができる。
本態様によれば、前記記録部と前記吸引ファンとの間において、前記流通部の一部が前記区画壁によって区画される。ここで、前記吸引ファンに吸引されずに残留した一部の気体が前記記録部に向けて流れようとした場合、該一部の気体の流れを前記区画壁が制限する。これにより、前記記録部と前記支持面との間から下流へ流れた気体が、再度、前記記録部と前記支持面との間に流入して前記媒体を汚すことを抑制できる。
本態様によれば、前記区画壁の一部が水平方向に沿う構成に比べて、前記区画壁の一部が傾斜する方向に気体が流れ易くなるので、前記吸引部の一部に気体が滞留することを抑制できる。
以下、本発明に係る記録装置の一例である実施形態1のプリンター10を具体的に説明する。
図1には、設置場所の一例である工場1の床部2に設置されたプリンター10の全体構成が表される。プリンター10は、媒体Mに記録を行う。媒体Mの例として、布帛や用紙がある。尚、各図において示すX-Y-Z座標系は、直交座標系である。
X方向は、プリンター10の装置幅方向であり、一例として、後述する重力方向と直交する水平方向である。プリンター10を正面から見たときのX方向の左に向かう方向を+X方向、右に向かう方向を-X方向とする。また、X方向は、媒体Mの幅方向の一例である。
Y方向は、媒体Mの搬送方向の一例且つプリンター10の奥行き方向の一例であり、水平方向である。ここで、媒体Mが搬送される搬送方向を+Y方向とし、+Y方向とは反対方向を-Y方向とする。
Z方向は、プリンター10の装置高さ方向の一例である。ここで、プリンター10に重力が作用する重力方向を+Z方向とする。-Z方向は、重力方向とは反対の方向である。
排気装置4は、不図示の排気ファンを備えており、排気ダクト6を介してプリンター10の後述する第3ダクト92に接続される。プリンター10からの排気は、排気装置4によって回収されると共に浄化され、排気装置4から工場1の外部に放出される。ここで、排気装置4の排気ファンが回転されることで生じる風量、即ち空気の流量をV1〔m3/sec〕とする。空気は、気体の一例である。
このように、プリンター10では、後述するダクト部54の末端が、排気ダクト6を介して排気装置4に接続される。
具体的には、プリンター10は、要部として、後述する記録ユニット20と、グルーベルト17と、送込部32と、吸引部42と、ダクト部54と、開口部86とを備える。
本体カバー14は、プリンター10の各部を覆う外装部材である。本体カバー14においてY方向の中央よりも+Y方向の部位は、-Z方向に向けて突出される。本体カバー14を構成する部位のうち、-Y方向の壁部を側壁部14Aとし、-Z方向の壁部を上壁部14Bとする。側壁部14Aには、側壁部14Aの外部から本体カバー14の内部への空気の流入を可能とする複数の流入口15が形成される。
グルーベルト17の外周面17Aは、一例として、粘着性を有しており、媒体Mを支持可能で且つ吸着可能である。粘着性とは、他の部材と一時的に接着可能であり且つ接着状態からの剥離が可能となる特性を意味する。
外周面17Aのうち、駆動ローラー16Aと従動ローラー16Bとの間で且つ-Z方向に位置する平坦な部分が、支持面18である。換言すると、グルーベルト17は、支持面18を有する。支持面18の一部は、後述する記録ユニット20とZ方向に対向する。また、支持面18は、媒体Mを支持可能である。すなわち、本実施形態のプリンター10はインクジェット方式である。
記録ヘッド21は、不図示の複数のノズルを有し、支持面18に対する-Z方向に配置される。記録ヘッド21と、支持面18又は媒体Mとの間の空間部41は、空気が流通可能である。換言すると、空間部41は、空気が流れる流路の一部を構成する。
また、記録ヘッド21は、複数のノズルから媒体Mの被記録面MAに液滴の一例としてのインクを吐出することで、媒体Mへの記録が可能である。
制御ユニット28は、不図示のCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びストレージを含んで構成されており、プリンター10の各部の動作を制御する。
第1流路形成部33は、流入口15を介してプリンター10の外部と連通されており、流入口15から-Z方向に延びる。
第2流路形成部34は、第1流路形成部33の-Z方向の端部から+Y方向に延びる。また、第2流路形成部34の内部には、第1ファン38が設けられる。
第1ファン38は、不図示のモーターによって回転されることで、第1流路形成部33から第2流路形成部34へ向けて吸気すると共に、第2流路形成部34から第3流路形成部35に向けて排気する。
第4流路形成部36は、吹出口39から+Z方向に延びる。また、第4流路形成部36において、X方向の寸法は、グルーベルト17のX方向の寸法と同程度の大きさである。つまり、第4流路形成部36は、X方向に長い。第4流路形成部36の+Z方向の端部は、空間部41と繋がる。
このように、送込部32は、流入口15から流入された空気を空間部41に送り込み可能である。
なお、空間部41は、基本的には、記録ヘッド21と支持面18との間の空間部分を意味する。ここで、記録ヘッド21は、X方向に沿って往復移動される。このため、空間部41には、記録ヘッド21のX方向の移動領域と支持面18との間の空間部分も含むものとする。
流通部44は、空間部41から後述する第1ダクト56まで延び、内部を空気が流通可能である。また、流通部44は、一例として、第5流路形成部46及び第6流路形成部48を有する。第5流路形成部46及び第6流路形成部48は、それぞれプリンター10の内部を構成する不図示の部材及び本体カバー14によって筒状に形成される。
第6流路形成部48は、第5流路形成部46の-Z方向の端部から-Z方向に延びる。また、第6流路形成部48は、X方向の寸法がグルーベルト17のX方向の寸法と同程度の大きさである。第6流路形成部48の流路断面積は、一例として、第5流路形成部46の流路断面積よりも大きい。第6流路形成部48の-Z方向の端部は、後述する第1ダクト56と繋がる。
このように、吸引部42は、空間部41から流れる空気を吸引して、第1ダクト56に排出する。
底壁57は、X方向から見て斜め下方に傾斜する。換言すれば、底壁57は、X方向から見てY方向に対して傾斜する。底壁57の-Y方向の端部が、底壁57の+Y方向の端部に対して+Z方向に位置する。また、底壁57は、X方向に延びており、X方向の寸法がグルーベルト17のX方向の寸法と同程度の大きさである。
第1側壁63の-Z方向の端面は、-Y方向の端が+Y方向の端よりも+Z方向に位置しており、即ち、斜め下方に傾斜する。換言すれば、第1側壁63の-Z方向の端面は、X方向から見てY方向に対して傾斜する。第3側壁65の+Z方向の端面は、第2側壁64の+Z方向の端面よりも+Z方向に位置する。第3側壁65の-Z方向の端面は、第2側壁64の-Z方向の端面よりも+Z方向に位置する。
第3側壁65は、区画壁の一例であり、流通部44の内部へ延び且つ記録ユニット20と第2ファン52との間で流通部44の一部を区画する。具体的には、第3側壁65は、底壁57の-Y方向の端部から-Z方向に直立する上部66と、底壁57の-Y方向の端部から+Z方向に延びる下部67とを有する。上部66の一部は、上壁部14Bに繋がる。
第2側壁64の+Y方向の側面を外壁面64Aとする。第3側壁65の-Y方向の側面を外壁面65Aとする。
なお、図7において、プリンター10の内部から排気ダクト6に向かう主な空気の流れが破線の矢印A1で示され、開口部86を介してダクト部54に流入する空気の流れが破線の矢印A2で示される。
傾斜壁69は、X方向から見て、Y方向と交差する交差方向に傾斜する。傾斜壁69は、+Y方向の端部が-Y方向の端部よりも-Z方向に位置する。すなわち、第1側壁63の一部は、+Z方向と直交するY方向に対して傾斜する。また、傾斜壁69は、+Y方向の端部が、+Z方向から見て、貫通孔58を覆う位置まで延びる。このように、傾斜壁69は、第6流路形成部48の一部の空間を、記録ユニット20に近い空間と第1ダクト56に近い空間とに区画する。
対向壁77の+Z方向の端面は、上壁72に沿って傾斜する。対向壁77のY方向の両端部は、-Z方向に直立される。対向壁77の-Z方向の端面は、Y方向に沿って延びる。対向壁77の+Z方向の端部には、X方向の外側に向けて突出する板部81が形成される。板部81は、ボルト89によって上壁72に取り付けられる。また、対向壁77のY方向の寸法は、第1ダクト56のY方向の寸法よりも大きい。
第2縦壁79は、1組の対向壁77の-Y方向の端部をX方向に繋ぐ。第2縦壁79の+Y方向の側面を内壁面79Aとする。また、第2縦壁79と第3側壁65とをまとめて側部61Bとする。
通気孔85は、Z方向から見て、X方向に沿った1組の辺とY方向に沿った1組の辺とを有する四角形状に形成される。通気孔85のY方向の中心は、天壁82におけるY方向の中央に位置する。通気孔85は、通気孔73とZ方向に並ぶ。通気孔85の開口面積は、通気孔73の開口面積よりも大きい。このように、通気孔85は、空気が流通可能に天壁82に形成される。
傾斜壁83は、天壁82の+X方向の端部から+X方向の対向壁77の-Z方向の端部に向けて傾斜する。傾斜壁84は、天壁82の-X方向の端部から-X方向の対向壁77の-Z方向の端部に向けて傾斜する。
縦壁94は、+Y方向において縦壁95の下流に配置される。また、縦壁94は、不図示のネジを用いて1組の縦壁93に取り付けられる。なお、縦壁94は、該ネジを外すことで、1組の縦壁93から取り外し可能である。つまり、縦壁94は、1組の縦壁93に着脱可能に設けられる。
天壁96は、1組の縦壁93、縦壁94及び縦壁95によって囲まれた空間を-Z方向から覆う。天壁96には、天壁96を+Z方向に貫通する1つの通気孔97が形成される。通気孔97は、Z方向から見て円形状に形成される。通気孔97の中心は、天壁96における中央に位置する。通気孔97の開口面積は、排気ダクト6の開口面積よりも小さい。このように、通気孔97は、空気が流通可能に天壁96に形成される。
フィルター98は、第3ダクト92の内部に配置された状態において、縦壁94が1組の縦壁93(図5)に取り付けられることで、第3ダクト92に装着される。また、フィルター98は、縦壁94が1組の縦壁93から取り外されることで、第3ダクト92から離脱可能となる。このように、フィルター98は、第3ダクト92に着脱可能に設けられる。
フィルター98は、第3ダクト92の内部の空気が通過可能に構成される。また、フィルター98は、空気に混入したインクミストなどの異物を捕捉可能である。フィルター98として、不織布、グラスウール、ロックウールを用いることが可能である。
+Z方向から見たときの内壁面78Aと外壁面64Aとの隙間に相当する部位、及び内壁面79Aと外壁面65Aとの隙間に相当する部位を、それぞれ開口部86とする。開口部86は、孔部の一例である。また、開口部86は、ダクト部54の側部61A、61Bに設けられた圧力差調整部の一例でもある。
ここで、圧力P1が圧力P2よりも小さく、即ち圧力差ΔPが生じることで、特に、流通部44を流れる空気の一部が第2ファン52の回転状態によらずダクト部54に排気される場合がある。この場合において、圧力差ΔPが調整されないと、プリンター10の内部の流通部44を含む各流路において、空気の流れが乱される可能性がある。
第1ファン38の回転によって送込部32の内部に送り込まれた空気は、空間部41に向けて流れる。一方、吸引部42における第2ファン52の回転によって、空間部41から吸引された空気及びインクミストなどの異物は、ダクト部54を通って排気ダクト6に排気される。この場合、排気装置4の流量V1と第2ファン52における流量V2との流量差ΔVが生じているが、開口部86からダクト部54内に外気が流入され、即ち流量V3が流量V2に加わることで、流量V1と流量V2+V3とが釣り合う状態となる。換言すると、圧力P1と圧力P2との圧力差ΔPが低減される。
プリンター10によれば、内壁面78Aと外壁面64Aとの隙間である開口部86と、内壁面79Aと外壁面65Aとの隙間である開口部86が、それぞれ孔部として機能する。ここで、第2ダクト76は、第1ダクト56を+Z方向の上流から覆う状態となるので、プリンター10の設置場所の天井から+Z方向に塵埃が降ってくることがあっても、該塵埃が開口部86を通して第1ダクト56及び第2ダクト76に入り込むことを抑制できる。
なお、吸引部42から排出された空気には、異物が含まれている可能性がある。ここで、プリンター10によれば、フィルター98が第3ダクト92の内部に着脱可能に設けられているので、フィルター98によって空気中の異物を回収できると共に、該異物によって汚れたフィルター98の交換を簡単に行うことができる。
プリンター10によれば、第3側壁65の一部が水平方向に沿っている構成に比べて、第3側壁65の一部が傾斜する方向に空気が流れ易くなるので、吸引部42の流通部44の一部に空気が滞留することを抑制できる。
次に、本発明に係る記録装置の一例として、実施形態2のプリンター100について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、実施形態1と共通する部分については、同一符号を付して、その説明を省略する。また、部材の寸法が実施形態1とは異なっても、同様の機能を有する場合は、同一符号を付してその説明を省略する。
通気孔106は、孔部の一例であり、Y方向から見て円形状に形成される。なお、「対象部材に孔部を設けた構成」とは、貫通孔が形成された他の部材が対象部材に設けられる構成だけでなく、対象部材に直接、貫通孔が形成される構成を含む。
プリンター100によれば、配管102の内部を流れる空気の流量がバルブ104の開放の度合いに合わせて調整されることで、ダクト部54の内部の圧力とダクト部54の外部の圧力との圧力差ΔPを低減可能となる。これにより、圧力差ΔPを、プリンター10の設置場所における排気装置4の能力に応じて変更できる。
プリンター110は、通気孔106が形成されておらず、配管102及びバルブ104を備えていない。プリンター110では、一例として、第1縦壁78及び第2縦壁79にそれぞれ4つの通気孔112が形成されている。ここでは、第1縦壁78の4つの通気孔112について説明し、第2縦壁79の4つの通気孔112の図示及び説明を省略する。
プリンター110によれば、ダクト部54の側部61A、61Bにそれぞれ4つの通気孔112を形成するだけでよいので、圧力差ΔPを調整するユニットをダクト部54に取り付ける構成に比べて、簡易な構成で圧力差調整部を実現できる。
第1ダクト56に圧力差調整部を形成してもよい。
第3ダクト92が無く、第2ダクト76に排気ダクト6が接続されていてもよい。第1ダクト56及び第2ダクト76、第2ダクト76及び第3ダクト92、あるいは、第1ダクト56、第2ダクト76及び第3ダクト92が、一体化された1つの部材として構成されていてもよい。
上壁72は、水平方向に沿っていてもよい。
フィルター98は、第3ダクト92に限らず、第1ダクト56又は第2ダクト76に設けられてもよい。換言すると、フィルター98は、第2ファン52より下流にあれば、位置は自由に設定できる。
第3側壁65の下部67は、流通部44の内部へ延びていなくてもよい。換言すると、流通部44の一部は、第3側壁65によって区画されていなくてもよい。
傾斜壁69に代えて、水平方向に沿った壁部を設けてもよい。
記録ユニット20は、記録ヘッド21のようにシリアル方式で記録を行うものに限らず、ラインヘッド方式で記録を行うものでもよい。また、記録ユニット20として、色材を含むトナーを媒体Mに定着させる定着機構が採用されてもよい。すなわち、プリンター10、100は電子写真方式でもよい。
支持部は、ベルトに限らず、媒体Mを支持し且つ搬送方向に移動されるパレットであってもよい。
第1ファン38及び第2ファン52に代えて、公知のダイヤフラムポンプが採用されてもよい。
また、搬送ベルトは、周回移動される無端ベルトに限らない。例えば、ローラーの回転に伴って当該ローラーに巻き取られる平ベルト(有端ベルト)であってもよい。有端ベルトが採用される場合は、クリーニングユニット26が有端ベルトのうち当該ローラーに巻き取られた部分の最表面を清掃するように構成されていればよい。
12…本体フレーム、14…本体カバー、14A…側壁部、14B…上壁部、
15…流入口、16…搬送ユニット、16A…駆動ローラー、16B…従動ローラー、
17…グルーベルト、17A…外周面、18…支持面、20…記録ユニット、
21…記録ヘッド、22…キャリッジ、26…クリーニングユニット、
28…制御ユニット、30…流路部、32…送込部、33…第1流路形成部、
34…第2流路形成部、35…第3流路形成部、36…第4流路形成部、
38…第1ファン、39…吹出口、41…空間部、42…吸引部、44…流通部、
46…第5流路形成部、48…第6流路形成部、52…第2ファン、54…ダクト部、
56…第1ダクト、57…底壁、58…貫通孔、61A…側部、61B…側部、
62…側壁、63…第1側壁、64…第2側壁、64A…外壁面、65…第3側壁、
65A…外壁面、66…上部、67…下部、68…縦壁、69…傾斜壁、72…上壁、
72A…周縁部、73…通気孔、76…第2ダクト、77…対向壁、78…第1縦壁、
78A…内壁面、79…第2縦壁、79A…内壁面、81…板部、82…天壁、
83…傾斜壁、84…傾斜壁、85…通気孔、86…開口部、89…ボルト、
92…第3ダクト、93…縦壁、94…縦壁、95…縦壁、96…天壁、97…通気孔、
98…フィルター、100…プリンター、102…配管、104…バルブ、
105…ハンドル、106…通気孔、110…プリンター、112…通気孔、
L1…間隔、L2…間隔、L3…間隔、L4…間隔、M…媒体、P1…圧力、P2…圧力、
V1…流量、V2…流量
Claims (6)
- 搬送方向に搬送される媒体に記録可能な記録部と、
前記記録部と対向し、前記媒体を支持可能な支持面を有する支持部と、
前記搬送方向において前記記録部の上流に設けられ、前記支持面に向けて気体を送り込
む送込部と、
前記搬送方向において前記記録部の下流に設けられ、前記支持面から流れる気体を吸引
する吸引部と、
前記吸引部から排出された気体が流れるダクト部と、
を備え、
前記ダクト部には、前記ダクト部の内部の圧力と前記ダクト部の外部の圧力との圧力差
を調整する圧力差調整部が設けられ、
前記圧力差調整部は、前記ダクト部の側部に設けられた孔部であり、
前記ダクト部は、
前記吸引部からの気体が流入する第1ダクトと、
重力方向において前記第1ダクトの上流に位置し且つ前記第1ダクトに接続される第
2ダクトと、
を備え、
前記重力方向から見て、前記第2ダクトの内壁面は前記第1ダクトの外壁面より外側に
位置し、
前記孔部は、前記重力方向から見たときの前記内壁面と前記外壁面との隙間である、
ことを特徴とする記録装置。 - 前記圧力差調整部は、
前記ダクト部の内部と前記ダクト部の外部とを連通可能に前記孔部に接続される配管と
、
前記配管に設けられ、前記配管の内部を流れる気体の流量を調整可能なバルブと、
を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記重力方向において、前記第1ダクトの上流の端部には、前記第2ダクトが取り付け
られる上壁が設けられ、
前記上壁には、前記上壁を前記重力方向に貫通し且つ気体が流通可能な通気孔が形成さ
れ、
前記上壁における前記通気孔の周縁部は、前記重力方向と直交する水平方向に対して傾
斜する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録装置。 - 前記重力方向において前記第2ダクトの上流に位置し且つ前記第2ダクトに接続される
第3ダクトを備え、
前記第3ダクトには、前記第3ダクトの内部の気体が通過可能なフィルターが着脱可能
に設けられる、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の記録装置。 - 前記吸引部は、
前記記録部と前記支持面との間から前記ダクト部まで延び、内部を気体が流通可能な
流通部と、
前記ダクト部の内部に設けられ気体を吸引する吸引ファンと、
を有し、
前記ダクト部は、前記流通部の内部へ延び且つ前記記録部と前記吸引ファンとの間で前
記流通部の一部を区画する区画壁を有する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の記録装置。 - 前記区画壁の一部は、重力方向と直交する水平方向に対して傾斜する、
ことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
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