JP6470033B2 - 空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は空調装置に関する。
例えば、特許文献1に記載の空調装置は、2つの熱交換器を有するとともに、それら2つの熱交換器に供給する空気を制御することにより、空調装置の消費電力の低減を図っている。
特開平6−26668号公報
本発明は、2つの冷却器を備える空調装置において、特許文献1と異なる観点から空調装置の消費電力の低減を図ることを目的とする。
本願では、室内に供給する空気を冷却する第1冷却器(7)と、第1冷却器(7)の吸気口(7A)から離間した位置に設置された第2冷却器(9)であって、冷却した空気を当該吸気口(7A)に向けて供給する第2冷却器(9)と、吸気口(7A)に向かう気流を発生させる送風機(11)と、第2冷却器(9)を通過する風量を目標風量とする風量制御装置(13)とを備え、目標風量は、第2冷却器(9)で発生可能な冷凍能力に基づいて決定される風量であることを特徴とする。
これにより、本願発明では、第2冷却器(9)で発生する冷凍能力(冷房能力)を有効に活用でき得るので、空調装置の消費電力を低減することができ得る。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段等に限定されるものではない。
サーバ室の外観図である。 空調ユニット5の構造図である。 第2冷却器9の作動説明図である。 冷凍能力、温度差ΔT及び圧力差ΔPの関係を示すグラフである。 制御装置17の構成図である。 A及びBは第2実施形態に係る圧力差調節装置16の説明図である。 第3実施形態に係る圧力差調節装置16の説明図である。 A及びBは第3実施形態に係る圧力差調節装置16の説明図である。 A〜Cは第4実施形態に係る圧力差調節装置16の作動説明図である。 A及びBは第4実施形態に係る圧力差調節装置16の作動説明図である。
以下に説明する「発明の実施形態」は実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的手段や構造等に限定されるものではない。
本実施形態は、サーバ室内の空調を行う空調装置に本発明を適用したものである。サーバ室とは、情報通信技術用機器等の情報処理装置(以下、ICT装置という)が設置された部屋である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、少なくとも符号を付して説明した部材又は部位は、「複数」や「2つ以上」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。
(第1実施形態)
1.空調装置の概要
図1に示すように、サーバ室内には複数のICT装置1が設置されている。複数のICT装置1は、少なくとも1つのラック3に組み付けられた状態でサーバ室に設置される。当該ラック3を挟んで一方には、冷風が供給される冷風通路(コールドアイル)3Aが設けられている。
冷風は、冷風通路3Aの床下に設けられたダクト空間3Cからラック3側に供給された後、床に設けられた複数の冷風吹出口(図示せず。)から冷風通路3Aに供給される。なお、ラック3を挟んで冷風通路3Aと反対側の通路3Bには、冷風吹出口が設けられていない。
当該通路3Bには、冷風通路3AからICT装置1に供給された空気であって、各ICT装置1を冷却して温度が上昇した空気が流通する。つまり、通路3Bは、加熱された空気(温風)が流通する温風通路(ホットアイル)となる。
空調ユニット5は複数のICT装置1に供給される冷却風を生成する。なお、本実施形態では、2台の空調ユニット51、52が設置されている。そして、空調ユニット5で生成された冷風は、ダクト空間3Cに向けて供給される。
2.空調ユニットの詳細
空調ユニット5は、図2に示すように、第1冷却器7、第2冷却器9及び送風機11等を有して構成されている。
第1冷却器7はサーバ室内に供給する空気を冷却する。当該第1冷却器7で発生する冷凍能力は、蒸気圧縮式冷凍機等の動力を利用して冷凍能力を発生させるチラー(図示せず。)から供給される。
具体的には、第1冷却器7には所定温度の冷水がチラーから供給される。第1冷却器7の冷水入口側又は冷水出口側には、第1冷却器7に供給される冷水の流量を調節する流量調整弁(図示せず。)が設けられている。
流量調整弁は、空調ユニット5に吸い込まれる室内空気の温度と空調ユニット5から吹き出される空気の温度との差が、予め設定された温度範囲となるように制御される。ケーシング7Bは、第1冷却器7を収納するとともに、第1冷却器7を通過する空気の通路を構成する。
送風機11は、少なくとも「第1冷却器7の吸気口7Aに向かう気流」を発生させる。当該送風機11は、ケーシング7B内のうち第1冷却器7を挟んで吸気口7Aと反対側に収納されている。つまり、送風機11は、吸気口7Aから室内空気を吸引するとともに、その吸引した室内空気を第1冷却器7に向けて供給する。
第2冷却器9は、吸気口7Aから離間した位置に設置されたプレクーラであって、吸気口7Aに向けて冷却した空気を供給する。本実施形態に係る第2冷却器9は蒸発器にて構成されている。蒸発器(第2冷却器9)は室内空気から吸熱して冷媒を蒸発させる。冷媒は、図3に示すように、第2冷却器9と凝縮器9Aとの間を循環する。
凝縮器9Aは、第2冷却器9より鉛直方上方側に配設され、かつ、第2冷却器9にて蒸発した冷媒と室外空気とを直接的又は間接的に熱交換させて当該冷媒を液化する。そして、凝縮器9A、液化した冷媒を第2冷却器9側に戻す。
すなわち、第2冷却器9及び凝縮器9A等にて構成された冷媒循環経路は、大気圧より低い所定圧力まで減圧された状態で冷媒が封入されている。このため、第2冷却器9内に存在する液相冷媒は、室内空気により加熱されると、当該室内空気から吸熱して蒸発(気化)する。
気化して密度が小さくなった気相冷媒は、自動的に第2冷却器9から凝縮器9A側に向かって流動する。凝縮器9Aに到達した気相冷媒は、室外空気により冷却されて凝縮する。凝縮して密度が大きくなった液相冷媒は、自動的に凝縮器9Aから第2冷却器9に向かって流れる。
第2冷却器9に戻ってきた液相冷媒は、再び、室内空気から吸熱して蒸発する。このように、第2冷却器9と凝縮器9Aとの間を冷媒が循環することにより、第2冷却器9にて冷凍能力が発生する。
なお、本実施形態では、凝縮器9Aから第2冷却器9までの配管長が長いので、液相冷媒を第2冷却器9に送り込むポンプ(図示せず。)を設けている。送風機9Bは凝縮器9Aに室外空気を送風する。シュラウド9Cは、凝縮器9Aを覆うとともに、凝縮器9Aを通過する空気の通路を構成する。
3.風量制御装置
風量制御装置13(図2参照)は、第2冷却器9を通過する風量を目標風量Qwとするための装置である。目標風量Qwは、第2冷却器9で発生可能な冷凍能力(冷房能力)に基づいて決定される風量である。
3.1 目標風量Qw
第2冷却器9で発生する冷凍能力は、図4に示すように、第2冷却器9を通過する風量(以下、通過風量という。)の増大に応じて大きくなる。しかし、冷凍能力の増加率は、通過風量の増大と共に小さくなり、最終的には、当該増加率は実質的に0となる。
以下、増加率が実質的に0となる冷凍能力を「第2冷却器9の最大能力Qcmax」という。なお、「増加率が実質的に0」とは、増加率が完全に0となる場合は勿論のこと、当該0を中心に所定の範囲内の増加率も含む意味である。
通過風量は、第2冷却器9の吸気側と排気側との圧力差ΔPの関数である。つまり、図4の横軸は、通過風量及び圧力差ΔPを示す。そして、第2冷却器9の冷凍能力が最大能力Qcmaxとなる圧力差ΔPのうち、最小の圧力差ΔPを臨界圧力差ΔPcという。臨界圧力差ΔPcに対応する通過風量を臨界風量Qwcという。
第2冷却器9の最大能力Qcmaxは、室外空気の温度、つまり凝縮器9Aに供給される冷却用空気の温度Toと第2冷却器9に供給される室内空気の温度Tiとの温度差ΔTとの関数となる。具体的には、温度差ΔTの増大に応じて第2冷却器9の最大能力Qcmaxが大きくなる。
つまり、臨界圧力差ΔPc及び臨界風量Qwcは温度差ΔTの関数となる。そこで、本実施形態では、温度差ΔTによって決まる臨界風量Qwcを目標風量Qwとしている。なお、本実施形態では、例えば、夏期等の第2冷却器9を使用する期間の平均温度差ΔTを温度差ΔTとして目標風量Qwが決定されている。
3.2 風量制御装置の構成
本実施形態に係る風量制御装置13は、図2に示すように、圧力維持装置15にて構成されている。圧力維持装置15は圧力差ΔPを目標圧力差ΔPtに維持する装置である。目標圧力差ΔPtは、目標風量Qwに基づいて決定される圧力差、つまり目標風量Qwに対応する臨界圧力差ΔPcである。
本実施形態に係る圧力維持装置15は、ダクト部材14A及び当該ダクト部材14Aに設けられた差圧弁14B等を有して構成されている。ダクト部材14Aは、第2冷却器9の排気口9Dから吸気口7Aに至る空気通路を構成する。
差圧弁14Bは、ダクト部材14Aの内側と外側との圧力差を目標圧力差ΔPtに維持するように、ダクト部材14Aの内側と外側との連通状態を調節する。本実施形態に係る差圧弁14Bは、バネ等の弾性部材を利用してダクト部材14Aの内側と外側との圧力差を調節する機械式の差圧弁14Bである。
なお、ダクト部材14Aは着脱自在に空調装置に組み付けられている。このため、空調装置のメンテナンス時や第2冷却器9を使用しない季節(例えば、夏期間等)においては、メンテナンス作業者は、ダクト部材14A(差圧弁14Bも含む。)を空調装置から取り外すことができる。
4.本実施形態に係る空調装置の特徴
本実施形態では、第2冷却器9を通過する風量を目標風量Qwとする風量制御装置13を備えることを特徴としている。したがって、第2冷却器9で発生する冷凍能力(冷房能力)を有効に活用でき得るので、空調装置の消費電力を低減することができ得る。
すなわち、第2冷却器9を通過する風量を目標風量Qwより大きくしても第2冷却器9で発生する冷凍能力は大きくならない。一方、第2冷却器9を通過する風量を目標風量Qwより大きくすると、送風機11の消費動力が指数関数的に増大する。
つまり、第2冷却器9を通過する風量が目標風量Qwより大きくなると、空調装置の消費電力に対する空調装置で発生する冷凍能力(冷房能力)の比(以下、「成績係数」という。)が低下する。なお、空調装置の消費電力とは、第1冷却器7及び送風機11等の消費電力である。空調装置で発生する冷凍能力とは、第1冷却器7及び第2冷却器9で発生する冷凍能力である。
これに対して、本実施形態では、第2冷却器9を通過する風量を目標風量Qwとするので、冷凍能力の増大に寄与しない消費電力の増大を抑制できる。したがって、高い成績係数を維持することができ得るので、第2冷却器9で発生する冷凍能力を有効に活用して、空調装置の消費電力を低減することができ得る。
(第2実施形態)
上述の実施形態では、圧力差調節装置として機能する差圧弁14Bが機械式であったので、目標風量Qwを設計段階で予め設定した値とした。これに対して、本実施形態、及び以降の実施形態においては、図5に示すように、電気式の圧力差調節装置16を制御装置17を介して制御する構成である。
<制御装置>
制御装置17には、第1気圧センサS1、第2気圧センサS2、第1気温センサS3及び第2気温センサS4から検出信号が入力されている。第1気圧センサS1は第2冷却器9の吸気側気圧を検出する。第2気圧センサS2は第2冷却器9の排気側気圧を検出する。
第1気温センサS3は、サーバ室内の空気、つまり第2冷却器9の吸気側空気温度を検出する。第2気温センサS3は、室外空気、つまり凝縮器9Aに供給される空気の温度を検出する。
制御装置17は圧力差決定部を有する。圧力差決定部は、室外空気温度と室内空気温度との温度差ΔTに基づいて目標風量Qwを決定する。なお、制御装置17は、CPU、RAM及びROM等を有するコンピュータにて構成されている。制御装置17を作動させるプログラム(ソフトウェア)は、ROM等の不揮発性記憶部に予め記憶されている。
本実施形態に係る圧力差決定部は、当該プログラムにより実現される。具体的には、ROM等の不揮発性記憶部には、温度差ΔTと目標風量Qwと関係(図4参照)が予め記憶されている。そして、制御装置17(CPU)は、温度差ΔTに基づいて目標風量Qwを決定し後、その決定した目標風量Qwとなるように圧力差調節装置16の作動を制御する。
<圧力差調節装置>
図6A及び図6Bに示すように、本実施形態に係るダクト部材14Aは、可動式のシャッタ18Aにより構成されている。シャッタ18Aは、第1冷却器7と第2冷却器9との間に構成される開口の大きさを調節するための調整部材である。
本実施形態に係る圧力差調節装置16は、シャッタ18Aを収納可能な収納装置18B等を有している。収納装置18Bは、シャッタ18Aを収納する収納部18C、及びシャッタ18Aを移動させる動力を発生する電動モータ18D等を有している。
制御装置17は、圧力差ΔPが目標圧力差ΔPtとなるように、電動モータ18Dの制御を介してシャッタ18Aの位置、つまり開口の大きさを調節する。
(第3実施形態)
本実施形態に係る圧力差調節装置16は、図7に示すように、ダクト部材14A、帯板状に構成された複数の羽板19A、及び制御装置17に制御される電動モータ19B等を有して構成されている。
すなわち、ダクト部材14Aの少なくとも一部には開口19Cが設けられている。複数の羽板19Aは、開口19Cを閉塞可能な位置に配設され、かつ、その長手方向と平行な方向を回転中心軸線として回転可能である。
制御装置17は、圧力差ΔPが目標圧力差ΔPtとなるように、電動モータ19Bを介して複数の羽板19Aの回転角度を制御することにより、開口19Cの開度を調節する。つまり、複数の羽板19Aが縦型のブラインドのごとく回転することにより、開口19Cの開度が調節される。
(第4実施形態)
本実施形態に係る圧力差調節装置16は、図8Aに示すように、少なくとも2つのダクト部材(第1ダクト部材20A及び第2ダクト部材20B)にてダクト部材14Aが構成されている。
第1ダクト部材20A及び第2ダクト部材20Bのうち少なくとも1つのダクト部材(図8Aでは、第2ダクト部材20B)は、他のダクト部材(図8Aでは、第1ダクト部材20A)に対して変位可能である。
そして、第2ダクト部材20Bが第1ダクト部材20Aに対して変位することにより、図8Bに示すように、第1冷却器7と第2冷却器9との間に構成される開口の大きさが変化する。
第2ダクト部材20Bは、電動モータ又はリニアアクチュエータ等の電動式アクチュエータ20Cにより変位駆動させられる。制御装置17は、圧力差ΔPが目標圧力差ΔPtとなるように、電動式アクチュエータ20Cを介して第2ダクト部材20Bの位置、つまり開口の大きさを調節する。
(第5実施形態)
本実施形態に係る圧力差調節装置16は、図9A〜図9Cに示すように、少なくとも2つのダクト部材(第1ダクト部材21A及び第2ダクト部材21B)にてダクト部材14Aが構成されている。2つのダクト部材21A、21Bそれぞれには、貫通穴21C、21Dが設けられている。
第1ダクト部材21A及び第2ダクト部材21Bのうち少なくとも1つのダクト部材(図9Bでは、第2ダクト部材21B)は、他のダクト部材(図9Bでは、第1ダクト部材21A)に対して変位可能である。
すなわち、第2ダクト部材20Bが第1ダクト部材20Aに対して変位すると、第2ダクト部材21Bの貫通穴21Dが第1ダクト部材21Aの貫通穴21Cと一致した状態(図9A参照)、及び貫通穴21Dが貫通穴21Cに対してずれた状態(図9B及び図9C参照)を実現できる。
例えば、貫通穴21Dが貫通穴21Cに一致した状態(図9A参照)では、第1冷却器7と第2冷却器9との間に構成される開口率は100%となる。貫通穴21Dが貫通穴21Cに半分程度重なった状態(図9B参照)では開口率は50%となる。貫通穴21Dが貫通穴21Cに不一致状態(図9C参照)となった場合には開口率は0%となる。
なお、第2ダクト部材21Bは、電動モータ又はリニアアクチュエータ等の電動式アクチュエータ(図示せず。)により変位駆動させられる。そして、制御装置17は、圧力差ΔPが目標圧力差ΔPtとなるように、電動式アクチュエータを介して第2ダクト部材21Bの位置、つまり開口率を調節する。
(第6実施形態)
本実施形態に係る圧力差調節装置16は、図10A及び図10Bに示すように、第2冷却器9及び第2冷却器9のケーシング9E(図2参照)を、第1冷却器7(ケーシング7B)に対して離間した位置と近接した位置との間で変位させるものである。なお、ケーシング9Eは、第2冷却器9を覆うとともに、第2冷却器9を通過する空気の通路を構成する。
第2冷却器9及びケーシング9Eは、電動モータ又はリニアアクチュエータ等の電動式アクチュエータ21A)により変位駆動させられる。そして、制御装置17は、圧力差ΔPが目標圧力差ΔPtとなるように、電動式アクチュエータ21Aを介して第2冷却器9及びケーシング9Eの位置、つまり開口の大きさを調節する。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、圧力差ΔPをパラメータとして第2冷却器9の通過風量を制御したが、本発明はこれに限定されるものではなく、通過風量を計測して、当該計測通過風量が目標風量Qwとなるように開口率等を調節してもよい。
なお、通風量の計測手法は、(a)風量を直接的に計測する手法、及び(b)風速を計測し、その計測風速に計測位置断面積を乗算することにより風量を間接的に計測する手法等、その具体的な手法は不問である。
上述の実施形態では、第2冷却器9と凝縮器9Aとの間で冷媒を確実に循環させるためにポンプを用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ポンプを廃止してもよい。
上述の実施形態に係る第2冷却器9は、冷凍能力を発生させるための動力(電力)を必要としない方式であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、蒸気圧縮式冷凍機等にて第2冷却器9の発生させる冷凍能力を生成してもよい。
なお、蒸気圧縮式冷凍機等にて第2冷却器9の発生させる冷凍能力を生成した場合であっても、具体的な数値は異なるものの、通過風量と室内に供給可能な冷凍能力との関係は、図4に示す傾向と同様な傾向となる。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、本発明に係る空調装置をサーバ室以外の室内の空調に適用できる。
1… ICT装置 3… ラック 3A… 冷風通路 3C… ダクト空間
3B… 温風通路 5… 空調ユニット 7… 第1冷却器 7B… ケーシング
7A… 吸気口 9… 第2冷却器 9A… 凝縮器 9B… 送風機
9C… シュラウド 9D… 排気口 9E… ケーシング 11… 送風機
13… 風量制御装置 14A… ダクト部材 14B… 差圧弁
15… 圧力維持装置 16… 圧力差調節装置 17… 制御装置
18A… シャッタ 18B… 収納装置 18C… 収納部
18D… 電動モータ 19A… 羽板 19B… 電動モータ
20A… 第1ダクト部材 20B… 第2ダクト部材
21A… 第1ダクト部材 21B… 第2ダクト部材
21C… 貫通穴 21D… 貫通穴 51… 空調ユニット

Claims (4)

  1. 室内に供給する空気を冷却する第1冷却器と、
    前記第1冷却器の吸気口から離間した位置に設置され、冷却した空気を当該吸気口に向けて供給する第2冷却器であって、室内空気から吸熱して冷媒を蒸発させる蒸発器にて構成された第2冷却器と、
    前記第2冷却器にて蒸発した冷媒と室外空気とを直接的又は間接的に熱交換させて当該冷媒を液化する凝縮器であって、前記第2冷却器より鉛直方上方側に配設されて液化した冷媒を前記第2冷却器に戻す凝縮器と、
    前記吸気口に向かう気流を発生させる送風機と、
    前記第2冷却器を通過する風量を目標風量とする風量制御装置とを備え、
    前記凝縮器に供給される冷却用空気の温度と前記第2冷却器に供給される室内空気の温度との温度差により決定される前記第2冷却器の冷凍能力であって、冷凍能力の増加率が実質的に0となったときの冷凍能力を最大能力とし、
    前記第2冷却器を通過する風量(以下、通過風量という。)であって、当該第2冷却器の冷凍能力が最大能力となる通過風量のうち、最小の通過風量を臨界風量としたとき、
    前記目標風量は、前記臨界風量であることを特徴とする空調装置。
  2. 前記第2冷却器の吸気側と排気側との圧力差であって、前記目標風量に基づいて決定される圧力差を目標圧力差としたとき、
    前記風量制御装置は、前記第2冷却器の吸気側と排気側との圧力差を前記目標圧力差に維持する圧力維持装置を有していることを特徴とする請求項1に記載の空調装置。
  3. 前記第2冷却器の排気口から前記第1冷却器の吸気口に至る空気通路を構成するダクト部材と、
    前記ダクト部材に設けられ、前記ダクト部材の内側と外側との圧力差を前記目標圧力差に維持する差圧弁とを備えており、
    前記圧力維持装置は、前記差圧弁及び前記ダクト部材を有して構成されていることを特徴とする請求項2に記載の空調装置。
  4. 前記第1冷却器を収納するとともに、当該第1冷却器を通過する空気の通路を構成するケーシングを備え、
    前記送風機は、前記ケーシング内に収納されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の空調装置。
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