JP7469759B2 - 防音室及び防音室の使用方法 - Google Patents
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Description
[防音室1の概要]
図1から図3は、防音室1の構成について説明するための図である。図1は、防音室1と外部機器2との関係を示す図である。図2は、防音室1の外部構造を示す図である。図3は、防音室1の機能構成を示す図である。
入力された使用予定時間を受け付ける。ユーザは、例えば、30分、60分、90分のいずれか一つの使用予定時間を選択することができる。決済される料金は、使用予定時間に応じて決定されており、決済が完了してから使用予定時間が経過するまでの間、防音室1の内部への電子機器への電力の供給が開始される。
以下、図3を参照しながら、防音室1の構成について詳細に説明する。
防音室1は、CPU21と、記憶部22と、検出部23と、錠31と、電源部32と、空調設備33と、扉ガラス34と、表示部35と、警報部36と、カード読取部37と、操作受付部38と、通信部39と、音減衰部40とを有する。CPU21は、制御部として機能し、錠31、電源部32、空調設備33、扉ガラス34、表示部35、警報部36、カード読取部37、操作受付部38、及び通信部39の動作を制御する。
錠31は、筐体11の内側からユーザが操作することにより、開錠状態と閉錠状態とを切り替えることもできるように、筐体11の内側に操作部が設けられている。
32は、電源プラグ321を介して取得した電力以外に、バッテリー(不図示)に蓄積された電力を電子機器に供給してもよい。
さらに、CPU21が扉12を開くことにより、防音効果がなくなるため、ユーザが防音室1の内部にいるメリットが失われ、ユーザが自発的に防音室1から出ていくように促すことが可能になる。
為を抑制することができる。
上述のとおり、カードは電子マネーカード又はクレジットカードであり、カード読取部37は、読み取った決済情報をCPU21に通知する。CPU21は、カード読取部37が電子マネーカードから残高情報を読み取った場合、操作受付部38において入力された使用予定時間に対応する料金を残高情報が示す残高から減算し、カード読取部37に、減算した結果を電子マネーカードに書き込ませる。CPU21は、カード読取部37がクレジットカードからクレジットカード番号を読み取った場合、クレジットカードの決済をするための外部サーバにクレジットカード番号と料金を通知することにより決済を実行する。
させる音減衰部材を有している。音減衰部材は、外部の音の影響でテレビ会議をしづらくなることを防ぐために、筐体11の外側から内側に向かうにつれて音を減衰させる機能も有している。
例えば、内側反射部403の内径を外側反射部401の内径よりも小さくすることにより、外側から内側に音が届く状態を維持しつつ、内側から外側に音が漏れにくくなる。内側反射部403において音が反射しやすくするために、内側反射部403の表面の凹凸の量を外側反射部401の表面の凹凸の量よりも多くしてもよい。
防音室1は、ユーザの利便性を向上したり、防音室1を設置することによる収益性を向上させたりするために、各種の付加機能を提供してもよい。
ユーザが快適に防音室1を使用できるように、CPU21は、使用予定時間が経過した後にも、空調設備33が有するファンを動作させて換気する。CPU21は、使用予定時間が経過した時点で、臭いセンサー231が所定の臭いを検出した場合、使用予定時間が経過した後に、臭いセンサー231が所定の臭いを検出しない場合よりも長い時間にわたって空調設備33が有するファンを動作させてもよい。CPU21は、使用予定時間が経過した時点で、臭いセンサー231が所定の臭いを検出した場合に、不図示のタンクに収容された消臭材を放出させてもよい。このようにすることで、ユーザが不快に感じる可能
性がある臭いが防音室1に残っている場合に効果的に臭いを除去することができる。
ユーザが持ち込んだ物品を残したまま防音室1を出てしまわないように、CPU21は、ユーザの物品が残っている場合に、警報部36に警報音を出力させるとともに、忘れ物があることを表示部35に表示させてもよい。また、CPU21が、例えば臭いセンサー231等のセンサーを用いて、この忘れ物がテロにおける爆弾であることを検出した場合には、所定の連絡先に通報してもよい。CPU21は、忘れ物を検出するために、例えば、重量センサー233を制御して、ユーザが入る前の重量である第1重量とユーザが出た後の重量である第2重量とをそれぞれ計測させる。CPU21は、第1重量と第2重量との差が所定の閾値を超えた場合、警報部36に警告音を発生させる。所定の閾値は、重量センサー233の測定誤差に基づいて定められており、CPU21は、例えば第1重量と第2重量との差が10グラム以上である場合に警告音を発生させる。
防音室1を設置した事業者の収益性を高めるために、防音室1は、筐体11及び扉12の外側又は内側に設けられたディスプレイに広告を表示してもよい。例えば、CPU21は、通信部39を介して一以上の広告情報を外部機器から取得し、取得した広告情報をディスプレイに表示させる。CPU21が広告情報を表示する方法は任意であり、図2に示すように扉12の上部に設けられた表示部35に広告情報を表示してもよく、筐体11の両側面に設けられたデジタルサイネージに広告情報を表示させてもよく、扉ガラス34に設けられた光透過性ディスプレイに広告情報を表示させてもよい。
上述のように、防音室1は、さまざまな場所に設置することができるが、設置される場所によって、入れる人を制限したり、セキュリティレベルを変更したりすることが求められる場合がある。例えば、企業内に設置される場合は、料金を払うことなく任意の社員が防音室1に入れるが、不特定多数の人が通行するエリアに設置される場合は、料金を払い終えた人のみが防音室1に入れるようにする必要がある。さらに、不特定多数の人が通行するエリアに設置される場合、身元を確認した上で入れるようにすることが好ましい場合もある。
図6は、防音室1における処理の流れを示すフローチャートである。図6に示すフローチャートは、防音室1を使用したいと考えているユーザが、自身の電子マネーカードをカード読取部37に近付けることを契機として開始する。
10)、所定の臭いが残っていると判定した場合(S10においてYES)、臭いが消えるまでの間、空調設備33が有するファンを動作させる(S11)。
以上説明したように、防音室1は、電子マネーカード又はクレジットカードに記憶された決済情報を読み取って、使用料金の決済が完了した後に、錠31を開くとともに、内部の電子機器への電力の供給を開始させる。このようにすることで、防音室1が不特定多数の人が通る公共場所に設置されている場合であっても、所定の料金を支払った人のみが防音室1を使用できるようになるので、防音室1に入れる人を限定することができ、防音室に損傷を加えられてしまうリスクを低減することができる。
図7は、第2の実施形態に係る防音室管理システムSの概要を説明するための図である。図8は、第2の実施形態に係る防音室10の外観を示す図である。図9は、第2の実施形態に係る防音室10の内部構成を示す図である。図10は、第2の実施形態に係る防音室管理システムSにおけるシーケンス図である。
いずれかのユーザ識別情報と一致していない場合、防音室10を使用できないことを通知するための使用不可通知を情報端末4に送信する。
承認を受けたことを条件として錠31を開く。
以上説明したように、防音室管理システムSにおいては、ユーザが情報端末4を用いて防音室10に貼られているQRコード41を読み取ることにより、防音室10の使用を開始することができる。この場合、ユーザ自身のプリペイドカードやクレジットカードを用いて決済することなく、管理サーバ3に予め登録された決済方法によって料金を支払うことができる。したがって、多数のユーザが所属する会社が防音室10を使用するように契約し、ユーザが防音室10を使用した料金を会社が支払う場合に好適である。
えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
2 外部機器
3 管理サーバ
4 情報端末
11 筐体
12 扉
21 CPU
22 記憶部
23 検出部
31 錠
32 電源部
34 扉ガラス
35 表示部
36 警報部
37 カード読取部
38 操作受付部
39 通信部
40 音減衰部
41 QRコード
231 臭いセンサー
232 人感センサー
233 重量センサー
321 電源プラグ
400 音減衰部材
401 外側反射部
402 直進部
403 内側反射部
Claims (11)
- 一側面に開口が設けられ、該開口を通じてユーザが出入り可能な執務空間が形成された筐体と、前記執務空間に配備された什器と、前記開口を塞ぐ開閉可能な扉と、該扉を施解錠可能な錠と、防音室の予約に関する管理情報に基づいて前記錠の動作を制御する解錠制御装置と、電源を取得する電源部と、ネットワークを介して外部機器との間でデータを送受信するための通信部と、前記筐体の底面に設けられたキャスター及びアジャスターと、を備え、
さまざまな人が通行する場所に前記扉の向きを定めて設置され、前記執務空間に入ったユーザが遠隔会議機能を有する外部機器との間で遠隔会議のデータを送受信することが可能な可搬式の防音室であって、
前記解錠制御装置は、電源を得て動作し、解錠のための認証に必要な外部信号として予約時間及びユーザ識別情報を受信する受信部と、前記予約時間及びユーザ識別情報を記憶する記憶部と、前記予約時間及びユーザ識別情報を参照して認証を行い、該認証結果に基づいて前記錠の動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、ユーザの解錠要求に応じて前記認証を行い、該認証が成功した場合に、前記錠を開き、
前記什器は、テーブルと、該テーブルと対で使用される座席とからなり、
前記テーブルは、前記ユーザが持ち込んだ電子機器を使用するテーブル面を有し、
前記電源部は、設置場所に設けられた電源コンセントに挿抜可能に接続される電源プラグを有し、該電源プラグと結線される電源線を前記電源コンセントから前記筐体まで引いた状態で、前記電源プラグを介して取得した電力を前記筐体の内部に設けられた電子機器と、前記筐体の内部にユーザが持ち込んだコンピュータ、スマートフォンのうちの1つ以上の電子機器とに分配して供給可能に構成されていることを特徴とする防音室。 - 前記筐体は、直方体に形成され、前記開口からの奥行き方向の寸法よりも高さ方向の寸法が大きく、幅方向に等分してなる前記執務空間の一方側空間に前記テーブルが、他方側空間に前記座席がそれぞれ配された状態で、遠隔会議用モニタの映像表示面と、着座したユーザとが対面可能に構成され、
前記開口の幅方向中心は、前記他方側空間に対応して位置されていることを特徴とする請求項1記載の防音室。 - 前記遠隔会議のデータを送受信する通信速度に応じて前記遠隔会議用モニタの表示画像の画質を最高画質とそれよりも低い画質とで設定変更可能に構成されていることを特徴とする請求項2記載の防音室。
- 前記筐体の内部に設けられた電子機器は、前記執務空間にユーザが存在するか否かを検出する人感センサーと、前記ユーザに退室を促す警報音を発する警報器とが含まれ、
前記警報器は、前記防音室の使用予定時間が経過していること、前記人感センサーがユーザの存在を検出していることの両方の条件を満たす場合に鳴動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の防音室。 - 請求項1乃至4のいずれか1項記載の防音室の使用方法であって、前記キャスター及びアジャスターを使い、扉の向きを定めて防音室を設置する段階と、設置場所に設けられた電源コンセントに前記電源プラグを接続する段階と、を含むことを特徴とする防音室の使用方法。
- 請求項1乃至4のいずれか1項記載の防音室の使用方法であって、前記防音室を利用するための認証を完了させて解錠し、防音室に入室した後、遠隔会議機能を有する電子機器を使用して前記ネットワークに接続し、通信先と遠隔会議を行うことを特徴とする防音室の使用方法。
- 請求項1乃至4のいずれか1項記載の防音室の使用方法であって、前記防音室を利用するための認証を完了させて解錠し、防音室に入室した後、該防音室を利用するための認証操作に使用した情報端末を前記電源部に接続して電力の供給を受けることを特徴とする防音室の使用方法。
- 一側面に開口が設けられ、該開口を通じてユーザが出入り可能な執務空間が形成された筐体と、前記執務空間に配備された什器と、前記開口を塞ぐ開閉可能な扉と、該扉を施解錠可能な錠と、防音室の予約に関する管理情報に基づいて前記錠の動作を制御する解錠制御装置と、電源を取得する電源部と、前記筐体の底面に設けられたキャスター及びアジャスターと、を備え、
さまざまな人が通行する場所に前記扉の向きを定めて設置される可搬式の防音室であって、
前記解錠制御装置は、電源を得て動作し、解錠のための認証に必要な外部信号として予約時間及びユーザ識別情報を受信する受信部と、前記予約時間及びユーザ識別情報を記憶する記憶部と、前記予約時間及びユーザ識別情報を参照して認証を行い、該認証結果に基づいて前記錠の動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、ユーザの解錠要求に応じて前記認証を行い、該認証が成功した場合に、前記錠を開き、
前記什器は、テーブルと、該テーブルと対で使用される座席とからなり、
前記テーブルは、前記ユーザが持ち込んだ電子機器を使用するテーブル面を有し、
前記電源部は、設置場所に設けられた電源コンセントに挿抜可能に接続される電源プラグを有し、該電源プラグと結線される電源線を前記電源コンセントから前記筐体まで引いた状態で、前記電源プラグを介して取得した電力を前記筐体の内部に設けられた電子機器と、前記筐体の内部にユーザが持ち込んだコンピュータ、スマートフォンのうちの1つ以上の電子機器とに分配して供給可能に構成され、
前記筐体は、前記開口からの奥行き方向の寸法と幅方向の寸法とが同等である直方体に形成され、前記奥行き方向の寸法よりも高さ方向の寸法が大きく、幅方向に等分してなる前記執務空間の一方側空間に前記テーブルが、他方側空間に前記座席がそれぞれ配された状態で、前記筐体の内壁面と、着座したユーザとが対面可能に構成され、
前記開口は、前記筐体の一側面を大きく占めるとともに幅方向中心が前記他方側空間に対応して位置され、
前記筐体を前記開口と正対する正面側から見て前記扉と横並びの関係で操作受付部が備えられ、
前記操作受付部は、前記防音室の使用希望時間を受け付けるタッチパネル付きのディスプレイであり、
前記タッチパネル付きのディスプレイは、前記一方側空間に対応して配置され、
前記扉は、前記筐体との結合部位を軸にして開閉可能に構成され、
前記結合部位は、前記他方側空間に対応して配置されていることを特徴とする防音室。 - 前記タッチパネル付きのディスプレイは、前記ユーザに求められるセキュリティレベルに応じて前記解錠制御装置の動作条件の設定が可能とされ、
前記解錠制御装置は、設定された動作条件に基づいて前記錠の動作を制御することを特徴とする請求項8記載の防音室。 - 請求項8又は9記載の防音室の使用方法であって、前記キャスター及びアジャスターを使い、扉の向きを定めて防音室を設置する段階と、設置場所に設けられた電源コンセントに前記電源プラグを接続する段階と、を含むことを特徴とする防音室の使用方法。
- 請求項8又は9記載の防音室の使用方法であって、前記防音室を利用するための認証を完了させて解錠し、防音室に入室した後、持参したコンピュータを前記電源部に接続して電力の供給を受けることを特徴とする防音室の使用方法。
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