JP3809213B2 - 有料貸室の料金徴収装置 - Google Patents
有料貸室の料金徴収装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3809213B2 JP3809213B2 JP4534196A JP4534196A JP3809213B2 JP 3809213 B2 JP3809213 B2 JP 3809213B2 JP 4534196 A JP4534196 A JP 4534196A JP 4534196 A JP4534196 A JP 4534196A JP 3809213 B2 JP3809213 B2 JP 3809213B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charge
- room
- fee
- return
- difference
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Coin-Freed Apparatuses For Hiring Articles (AREA)
- Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、有料のカラオケルーム、レンタルルーム、更衣室、シャワー室、トイレ等の有料貸室の料金徴収装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、この種有料貸室としては、カラオケルーム、レンタルルーム、更衣室、シャワー室、トイレ等、多種多様のものが知られているが、この様な有料貸室においては、常時管理者を置いて料金の徴収を行っているため、多額な人件費がかかる許りでなく、使用時間等の管理も煩雑となり、効率の良い運用が困難であった。そこで近来では、有料貸室に、使用時間に応じて料金(現金、プリペイドカード等)を徴収する料金徴収装置を設置し、有料貸室の管理を無人化(もしくは管理者の人数を削減)することが提案されている。つまり、前記料金徴収装置は、入室時や退室時に料金を徴収するための料金取扱装置、有料貸室の出入口に設けたドアを施錠する施錠装置、室外側からの料金投入に基づいて施錠装置を解錠させる入室許可制御手段、室内側からの料金投入に基づいて施錠装置を解錠させる退室許可制御手段等で構成されるものであるが、料金投入に基づいて施錠装置を解錠させたとしても、使用者が速やかに入退室しない場合は、無駄に時間が経過して回転率の低下を招く不都合があった。また、投入料金が設定料金(もしくは精算料金)よりも多い場合には、その差額を返却口から返却する必要があるが、料金投入後に速やかに入退室した場合には、返却された釣銭(もしくは度数の残ったプリペイドカード)を取り忘れる可能性が高く、しかも、入退室後は、不正使用を防止する目的で自動的に施錠するため、釣銭を取りに戻れなくなる不都合があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することができる有料貸室の料金徴収装置を提供することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、有料貸室の使用に応じて料金を徴収する料金徴収装置であって、該料金徴収装置に、室外側および室内側にそれぞれ料金投入口および料金返却口を備える料金取扱装置と、有料貸室の出入口に設けたドアを施錠する施錠装置と、前記室外側の料金投入口から設定料金以上の料金が投入された場合に施錠装置を解錠作動させて入室を許可する入室許可制御手段と、投入料金が設定料金よりも多い場合に差額を室内側の料金返却口から返却する差額返却制御手段と、該室内側での差額返却を室外側にてメッセージするメッセージ手段とを設けた有料貸室の料金徴収装置である。
つまり、入室許可時には、室内側の料金返却口から差額を返却するため、使用者の速やかな入室を促すことができる許りか、返却された差額の取り忘れも有効に防止することができる。
【0004】
また、請求項2の発明は、有料貸室の使用に応じて料金を徴収する料金徴収装置であって、該料金徴収装置に、室外側および室内側にそれぞれ料金投入口および料金返却口を備える料金取扱装置と、有料貸室の出入口に設けたドアを施錠する施錠装置と、前記室内側の料金投入口から使用に応じた精算料金以上の料金が投入された場合に施錠装置を解錠作動させて退室を許可する退室許可制御手段と、投入料金が精算料金よりも多い場合に差額を室外側の料金返却口から返却する差額返却制御手段と、該室外側での差額返却を室内側にてメッセージするメッセージ手段とを設けた有料貸室の料金徴収装置である。つまり、退室許可時には、室外側の料金返却口から差額を返却するため、使用者の速やかな退室を促すことができる許りか、返却された差額の取り忘れも有効に防止することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態の一つを図面に基づいて説明する。図面において、1は貸室の出入口に取付けられるドア体であって、該ドア体1は、ドアノブ2の操作で開閉するドアパネル3と、常時は閉鎖位置にロックされる袖パネル4とで構成されているが、前記袖パネル4には、後述する料金徴収装置5と、ドアパネル3の開閉を検知するドア開閉検知センサ(光電スイッチ)6とが組み込まれている。
【0006】
前記料金徴収装置5には、専用のプリペイドカードを取り扱うためのカード取扱装置7、現金(紙幣および硬貨)を取り扱うための現金取扱装置8、室内外で会話するためのインターホン9、ソレノイドのON−OFFにより施錠作動および解錠作動を行う電動錠10、マイクロコンピュータを用いて構成される制御部11等が組み込まれているが、さらに、室外側操作パネル5aには、入室許可時に電動錠10を解錠操作するための室外側解錠スイッチ12A、投入料金を返却するための室外側返却スイッチ13A、基本料金や不足料金を表示するための室外側表示部14A、室外側表示部14Aの表示を切換えるための室外側表示切換スイッチ15A、メッセージを流すための室外側スピーカ16A、警報を流すための室外側ブザー17A、空室、使用中、料金不足、入室OK等の表示を行う室外側表示ランプ18A等が組込まれる一方、室内側操作パネル5bには、退室許可時に電動錠10を解錠操作するための室内側解錠スイッチ12B、投入料金を返却するための室内側返却スイッチ13B、使用可能時間や精算料金表示を行うための室内側表示部14B、室内側表示部14Bの表示を切換えるための室内側表示切換スイッチ15B、メッセージを流すための室内側スピーカ16B、警報を流すための室内側ブザー17B、料金不足、退室OK等の表示を行う室内側表示ランプ18B、使用時間を延長するための延長スイッチ19、時間超過時に精算を行うための精算スイッチ20等が組込まれている。
【0007】
前記カード取扱装置7は、室外側操作パネル5aおよび室内側操作パネル5bにそれぞれ設けられるカード挿入口21A、21Bおよびカード返却口22A、22B、プリペイドカードの読み書きを行うリーダライタ23、収納予定(もしくは返却予定)のプリペイドカードを仮収納する仮収納部24、使用済みプリペイドカードを収納する収納部25、室外側カード挿入口21Aとリーダライタ23との間のカード搬送を行う室外側挿入搬送部26A、室内側カード挿入口21Bとリーダライタ23との間のカード搬送を行う室内側挿入搬送部26B、リーダライタ23と仮収納部24との間のカード搬送を行う仮収納搬送部27、リーダライタ23と収納部25との間のカード搬送を行う収納搬送部28、リーダライタ23と室外側カード返却口22Aとの間のカード搬送を行う室外側返却搬送部29A、リーダライタ23と室内側カード返却口22Bとの間のカード搬送を行う室内側返却搬送部29B等で構成されている。即ち、本実施形態では、室外側および室内側からのカード挿入が可能で、かつ室外側および室内側へのカード返却が可能なカード取扱装置7を用いるが、複数枚のプリペイドカードを仮収納可能な仮収納部24を備えるため、複数枚のプリペイドカードで料金の支払いをする場合であっても、リーダライタ23が書込みを実行する以前の段階であれば、前記返却スイッチ13A、13Bの操作に基づいて複数枚のプリペイドカードを返却することができるようになっている。
【0008】
また、前記現金取扱装置8は、室外側操作パネル5aおよび室内側操作パネル5bにそれぞれ設けられる紙幣挿入返却口30A、30B、挿入された紙幣の種類を判別する紙幣判別部31、挿入された紙幣を種類別に収納する紙幣収納部32、室外側紙幣挿入返却口30Aと紙幣判別部31との間の紙幣搬送を行う室外側挿入返却搬送部33A、室内側紙幣挿入返却口30Bと紙幣判別部31との間の紙幣搬送を行う室内側挿入返却搬送部33B、紙幣判別部31と紙幣収納部32との間の紙幣搬送を行う収納搬送部34等で構成される紙幣取扱装置35と、室外側操作パネル5aおよび室内側操作パネル5bにそれぞれ設けられる貨幣投入口36A、36Bおよび貨幣返却口37A、37B、投入された貨幣の種類を判別する貨幣判別部38、投入された貨幣を種類別に収納する貨幣収納部39、指定された種類の貨幣を貨幣収納部39から室外側もしくは室内側の貨幣返却口37A、37Bから返却する返却搬送部40A、40B等で構成される貨幣取扱装置41とを備えている。
【0009】
さて、前記制御部11の入出力ポートには、前述した数々の機器以外にも、入室者の有無を検知する入室センサ(超音波センサ等)41等が接続され、これらの機器の入出力を、予めメモリ(ROM)に書き込まれた制御プログラムに基づいて制御するようになっており、以下、制御部11の制御手順をフローチャートに基づいて説明する。
【0010】
前記制御プログラムがスタートすると、初期設定を行った後、室外側から料金(プリペイドカードもしくは現金)が投入されたか否かを判断し、この判断がNOである場合には、報知作動パターン1(空室表示)を実行しつつ料金投入判断を繰り返す一方、YESと判断した場合には、まずプリペイドカードの無効判断を行う。そして、この判断がYESである場合には、無効カードを室外側カード返却口22Aから返却すると共に、報知作動パターン2(空室表示および無効カード返却メッセージ)を実行して再度料金投入判断を行うが、それ以外の場合は、カード度数を変数Dにセットすると共に、現金額を変数Gにセットし、しかる後、両変数D、Gの合計値を投入総額変数Tにセットするようになっている。
【0011】
次に、投入総額変数Tが基本料金K以上であるか否かを判断し、この判断がYESである場合には、後述する解錠・入室処理ルーチンを直ちに実行することになるが、NOである場合には、プリペイドカードの仮収納、不足料金の表示および報知作動パターン3(空室表示、料金不足表示および料金不足メッセージ)を実行し、料金の追加投入を要求するようになっている。そして、料金が追加投入された場合には、追加されたプリペイドカードの度数を加えた変数Dと、追加された現金額を加えた変数Gとの合計値を投入総額変数Tにセットし、しかる後、投入総額変数Tが基本料金K以上であるか否かを再度判断するが、この判断がYESの場合は、解錠・入室処理ルーチンを実行する一方、NOである場合には、投入総額変数Tが基本料金K以上になるまで上記の処理を繰り返すようになっている。尚、追加投入要求中に室外側返却スイッチ13Aの操作を判断した場合には、仮収納カードを室外側カード返却口22Aから返却すると共に、投入された現金を室外側紙幣挿入返却口30Aもしくは室外側貨幣返却口37Aから返却し、さらに報知作動パターン19(返却メッセージ)を実行した後、変数の初期化を行い、最初の料金投入判断に戻るようになっている。
【0012】
次の解錠・入室処理ルーチンでは、報知作動パターン4(解錠スイッチ操作要求メッセージ)を実行すると共に、室外側解錠スイッチ12Aの操作を判断するが、この判断がYESになるまでは、室外側返却スイッチ13Aの操作に基づいてプリペイドカードおよび現金を室外側に返却するようになっている。一方、室外側解錠スイッチ12Aが操作された場合は、サブルーチンである後述の基本料金徴収処理を実行すると共に、電動錠10を解錠作動させ、さらに、報知作動パターン5(入室OK表示、入室要求メッセージおよび差額室内返却メッセージ)を実行して速やかな入室を要求するようになっている。そして、ドアパネル3の開放を検知した後は、さらにブザー17を鳴らして入室を促し、また、ドアパネル3の閉鎖を検知した後は、入室センサ41で入室を確認してから電動錠10を施錠作動させると共に、第一タイマT1に基本使用時間をセットして使用可能時間のカウントダウンを開始することになるが、前記投入金額が基本料金よりも多い場合には、その差額(度数HDの残ったプリペイドカードおよび現金HG)を室内側カード返却口22B、室内側紙幣挿入返却口30Bもしくは室内側貨幣返却口37Bから返却するようになっている。即ち、入室許可時には、差額に応じたプリペイドカードおよび現金を室内側に返却するため、使用者の速やかな入室を促すことができるうえに、返却されたプリペイドカードや現金の取り忘れも有効に防止することができるようになっている。
【0013】
次の入室中処理ルーチンでは、使用可能時間T1を表示すると共に、報知作動パターン9(使用中表示)を実行して室外側に使用中である旨を表示するが、使用可能時間内に室内側から料金が追加投入された場合には、サブルーチンである後述の時間延長処理を実行するようになっている。また、入室中処理ルーチンでは、使用可能時間T1が退室案内設定時間J(例えば1分)よりも少なくなった場合、報知作動パターン10(使用中表示および退室案内メッセージ)を実行して退室準備を促すと共に、使用可能時間T1が「0」になるまで室内側解錠スイッチ12Bの操作を判断し、該判断に基づいて後述する正規退室処理ルーチンを実行するが、使用可能時間T1が退室案内設定時間Jになる以前であっても、室内側解錠スイッチ12Bの操作を判断した場合には正規退室処理ルーチンを実行するようになっている。一方、使用可能時間T1がマイナスになった場合には、報知作動パターン11(使用中表示、料金不足表示および精算スイッチ操作要求メッセージ)を実行すると共に、精算スイッチ20の操作に基づいて後述する時間超過時精算処理ルーチンを実行するようになっている。
【0014】
前記正規退室処理ルーチンでは、電動錠10を解錠作動させた後、報知作動パターン12(使用中表示、退室OK表示および退室要求メッセージ)を実行して速やかな退室を要求し、そして、ドアパネル3の開放を検知した後は、ブザー17を鳴らして退室を促し、さらに、ドアパネル3の閉鎖を検知した後は、電動錠10を施錠作動させて始めの室外側料金徴収処理ルーチンに戻るが、施錠後であっても入室センサ41が入室者を検知した場合には、入室中処理ルーチンに戻るようになっている。即ち、施錠後であっても入室センサ41が入室者を検知するケースとしては、複数の使用者のうち一部の使用者が一時的に退室する場合、一時退室した使用者が入室する場合(入室時にはインターホン9で室内側の使用者に解錠を要求)、ドアパネル3が閉鎖する前に次の使用者が入室した場合等を想定し、入室中処理ルーチンの実行を継続するため、使用者の一時入退室を許容することができ、また、次の使用者が料金未納で入室してしまった場合でも、使用可能時間T1がマイナス方向にカウントされるため、時間延長処理ルーチンもしくは時間超過時精算処理ルーチンに基づいて正規の料金を徴収することができるようになっている。
【0015】
一方、時間超過時精算処理ルーチンでは、超過時間に基づいて精算料金を演算すると共に、精算料金の表示を行い、さらに、室内側から料金(プリペイドカードもしくは現金)が投入されるまで報知作動パターン15(使用中表示、料金不足表示および精算料金投入要求メッセージ)を実行する。そして、料金が投入された場合には、基本料金徴収時と同様にプリペイドカードの無効判断を行った後、カード度数を変数Dにセットすると共に、現金額を変数Gにセットし、しかる後、両変数D、Gの合計値を投入総額変数Tにセットする。次に、投入総額変数Tが精算料金S以上であるか否かを判断し、この判断がYESである場合には、後述する時間超過時退室ルーチンを直ちに実行するが、NOである場合には、投入総額変数Tが精算料金S以上になるまで、プリペイドカードの仮収納、不足料金の表示および報知作動パターン15(使用中表示、料金不足表示および料金追加投入要求メッセージ)を実行し、料金の追加投入を促するようになっている。
【0016】
続く時間超過時退室処理ルーチンでは、報知作動パターン17(使用中表示および解錠スイッチ操作要求メッセージ)を実行しながら室内側解錠スイッチ12Bの操作を判断し、該判断がYESになった場合には、サブルーチンである後述の精算料金徴収処理を実行すると共に、電動錠10を解錠作動させ、さらに、報知作動パターン12(使用中表示、退室OK表示、退室要求メッセージおよび差額室外返却メッセージ)を実行して速やかな退室を要求するようになっている。そして、ドアパネル3の開放を検知した後は、さらにブザー17を鳴らして退室を促し、また、ドアパネル3の閉鎖を検知した後は、電動錠10を施錠作動させて始めの室外側料金徴収処理ルーチンに戻るが、施錠後であっても入室センサ41が入室者を検知した場合には、正規退室処理ルーチンと同様に入室中処理ルーチンに戻るようになっている。また、前記投入金額が精算料金よりも多い場合には、その差額(度数HDの残ったプリペイドカードおよび現金HG)を室外側カード返却口22A、室外側紙幣挿入返却口30Aもしくは室外側貨幣返却口37Aから返却するようになっている。つまり、室内精算後の退室許可時には、差額に応じたプリペイドカードおよび現金を室外側に返却するため、使用者の速やかな退室を促すことができるうえに、返却されたプリペイドカードや現金の取り忘れも有効に防止することができるようになっている。
【0017】
ところで、前記基本料金徴収処理ルーチンでは、投入総額変数Tと基本料金Kとが等しいか否かを判断し、該判断がYESである場合には、全カードを収納すると共に、返却度数変数HDおよび返却金額変数HGに「0」をセットする。一方、前記判断がNOである場合には、投入料金がカードのみ(G=0)か否か、現金のみ(D=0)か否か、カードおよび現金を併用し、かつカードのみで決済可能(D>K)か否か、カードおよび現金を併用し、かつカードおよび現金で決済(D≦K)するか否かを判断する。そして、カードのみである場合には、投入総額Tと基本料金Kとの差額である返却度数HDを最終挿入カードに書込むと共に、他のカードを収納し、また、現金のみの場合は、投入総額Tと基本料金Kとの差額を返却金額変数HGにセットする。一方、カードおよび現金を併用し、かつカードのみで決済可能である場合には、投入総額Tと基本料金Kとの差額である返却度数HDを最終挿入カードに書込むと共に、他のカードを収納し、さらに投入された現金総額Gを全て返却金額HGにセットし、また、カードおよび現金で決済する場合には、全カードを収納すると共に、投入総額Tと基本料金Kとの差額を返却金額変数HGにセットするようになっている。尚、精算料金徴収処理ルーチンは、基本料金徴収処理ルーチンの基本料金Kを精算料金Sに置き換えたものであるため、フローチャートのみを図示し、詳細な説明は基本料金徴収処理ルーチンの説明を援用する。
【0018】
また、入室中の料金投入に基づいて実行される前記時間延長処理ルーチンでは、まず第二タイマT2(カウントダウンタイマ)に予め設定される投入可能時間をセットした後、タイマT2が終了するまで投入総額の表示および料金の追加投入判断を行い、ここで料金の追加投入があった場合には、追加された金額を投入総額に加算すると共に、タイマT2を再セットして投入可能時間を延長する。一方、タイマT2が終了した場合には、投入総額が延長単位料金以上であるか否かを判断し、該判断がNOである場合には、投入料金を室内側に返却すると共に、報知作動パターン8(使用中表示および料金返却メッセージ)を実行するが、YESと判断した場合は、第三タイマT3(カウントダウンタイマ)に予め設定される延長操作可能時間をセットした後、タイマT3が終了するまで残り総額の表示および延長スイッチ19の操作判断を行う。ここで延長スイッチ19の操作を判断した場合には、延長単位料金を徴収すると共に、使用可能時間である第一タイマT1に延長単位時間を加算し、さらに、タイマT3を再セットして延長操作可能時間を延長する。つまり、投入総額を越えない範囲であれば、延長スイッチ19の操作回数に応じた任意の時間だけ使用可能時間を延長することができるようになっている。
【0019】
叙述の如く構成されたものにおいて、室外側で基本料金以上の金額を投入すると入室が可能になるが、投入金額と基本料金の差額は、室内側で返却されるため、使用者の速やかな入室を促すことができる許りでなく、返却された差額の取り忘れも有効に防止することができる。
【0020】
一方、入室中に使用可能時間を超過した場合、室内側で精算料金以上の金額を投入すると退室が可能になるが、投入料金と精算料金の差額は、室外側で返却されるため、使用者の速やかな退室を促すことができる許りでなく、返却された差額の取り忘れも有効に防止することができる。
【0021】
しかも、差額が室内側もしくは室外側に返却する旨のメッセージを併用するため、入退室を促す効果をさらに高めることができる。
【0022】
尚、本発明は、前記実施形態に限定されないものであることは勿論であって、例えば前記実施形態では、入室時の解錠スイッチ操作に基づいて基本料金徴収を行うが、入室後の施錠作動時に基本料金を徴収するようにしてもよい。つまり、解錠スイッチを操作した後であっても、気が変わった場合には、返却スイッチ操作に基づいて貸室の使用をキャンセル(投入料金の返却)できるという利点がある。また、貸室の使用中は、室外側からの料金投入が制御的に拒否されるが、室外側投入口(もしくは挿入口)にストッパを設けて機械的に投入を拒否することも可能である。また、使用者が所持金不足等で室内に閉じ込められた場合を想定し、管理室からの遠隔解錠操作やマスターキーによる解錠操作を可能にする必要があるが、使用中であっても室外側から精算できるようにすれば、管理者以外の者、例えば隣室を使用している知人等に精算を依頼することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】料金徴収装置が設けられたドア体の全体斜視図である。
【図2】料金徴収装置の室外側斜視図である。
【図3】同上室内側斜視図である。
【図4】カード取扱装置の構成を示すブロック図である。
【図5】(A)は紙幣取扱装置のブロック図、(B)は貨幣取扱装置のブロック図である。
【図6】制御部の入出力を示すブロック図である。
【図7】メインルーチンの室外料金徴収処理を示すフローチャートである。
【図8】解錠・入室処理を示すフローチャートである。
【図9】入室中処理を示すフローチャートである。
【図10】正規退室処理(途中退室、一時入退室を含む)を示すフローチャートである。
【図11】時間超過時の精算処理を示すフローチャートである。
【図12】時間超過時の退室処理を示すフローチャートである。
【図13】サブルーチンとして定義される基本料金徴収処理を示すフローチャートである。
【図14】精算料金徴収を示すフローチャートである。
【図15】時間延長処理を示すフローチャートである。
【図16】報知作動パターンを示す表図である。
【符号の説明】
1 ドア体
5 料金徴収装置
5a 室外側操作パネル
5b 室内側操作パネル
7 カード取扱装置
10 電動錠
11 制御部
21 カード挿入口
22 カード返却口
30 紙幣挿入返却口
35 紙幣取扱装置
36 硬貨投入口
37 硬貨返却口
41 硬貨取扱装置
Claims (2)
- 有料貸室の使用に応じて料金を徴収する料金徴収装置であって、該料金徴収装置に、室外側および室内側にそれぞれ料金投入口および料金返却口を備える料金取扱装置と、有料貸室の出入口に設けたドアを施錠する施錠装置と、前記室外側の料金投入口から設定料金以上の料金が投入された場合に施錠装置を解錠作動させて入室を許可する入室許可制御手段と、投入料金が設定料金よりも多い場合に差額を室内側の料金返却口から返却する差額返却制御手段と、該室内側での差額返却を室外側にてメッセージするメッセージ手段とを設けた有料貸室の料金徴収装置。
- 有料貸室の使用に応じて料金を徴収する料金徴収装置であって、該料金徴収装置に、室外側および室内側にそれぞれ料金投入口および料金返却口を備える料金取扱装置と、有料貸室の出入口に設けたドアを施錠する施錠装置と、前記室内側の料金投入口から使用に応じた精算料金以上の料金が投入された場合に施錠装置を解錠作動させて退室を許可する退室許可制御手段と、投入料金が精算料金よりも多い場合に差額を室外側の料金返却口から返却する差額返却制御手段と、該室外側での差額返却を室内側にてメッセージするメッセージ手段とを設けた有料貸室の料金徴収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4534196A JP3809213B2 (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | 有料貸室の料金徴収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4534196A JP3809213B2 (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | 有料貸室の料金徴収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09212696A JPH09212696A (ja) | 1997-08-15 |
JP3809213B2 true JP3809213B2 (ja) | 2006-08-16 |
Family
ID=12716593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4534196A Expired - Fee Related JP3809213B2 (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | 有料貸室の料金徴収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3809213B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021177070A (ja) * | 2017-07-31 | 2021-11-11 | 株式会社ブイキューブ | 防音室管理システム |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003345264A (ja) * | 2002-05-30 | 2003-12-03 | Make Softwear:Kk | 待ち時間、または在室状況および動作状況に関する情報を提示することができる装置 |
JP2007115018A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-05-10 | Mitsubishi Electric Corp | 入退室管理システム |
-
1996
- 1996-02-07 JP JP4534196A patent/JP3809213B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021177070A (ja) * | 2017-07-31 | 2021-11-11 | 株式会社ブイキューブ | 防音室管理システム |
JP7131783B2 (ja) | 2017-07-31 | 2022-09-06 | 株式会社ブイキューブ | 防音室管理システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09212696A (ja) | 1997-08-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7766146B2 (en) | Currency receiving/dispensing machine | |
EP0803846A1 (en) | Transaction-oriented electronic accommodation system | |
JP3809213B2 (ja) | 有料貸室の料金徴収装置 | |
JP4616139B2 (ja) | 貸しロッカーシステム | |
JP4648791B2 (ja) | 貸しロッカーシステム | |
JP2008113879A (ja) | コインランドリの洗濯装置 | |
JP2006176968A (ja) | ロッカーシステム | |
JP2007102273A (ja) | 貸しロッカーシステム | |
JP2001155249A (ja) | ロッカーシステム | |
JP6778057B2 (ja) | 貨幣処理システム及び貨幣処理方法 | |
JP2009116645A (ja) | 自動現金取引装置及び自動現金取引システム | |
JP4689419B2 (ja) | 自動両替システム | |
JPS63236878A (ja) | ロツカ−管理システム | |
JP2004062847A (ja) | コインルームシステム | |
JP2006065751A (ja) | Icカード積増機および電子マネーシステム | |
WO2021039294A1 (ja) | 金銭処理装置及び金銭処理方法 | |
JP2790456B2 (ja) | 会議室運用システム | |
JP2801914B2 (ja) | 有料貸室の料金徴収装置 | |
JP3104857U (ja) | 入退室管理装置 | |
JP2007102274A (ja) | 貸しロッカーシステム | |
JP3737839B2 (ja) | 集中制御式貸ロッカー装置 | |
JPH0874452A (ja) | 鍵管理装置 | |
KR200227871Y1 (ko) | 키 자동 지급 장치 | |
JP6878223B2 (ja) | 貨幣処理システム、貨幣処理装置、鍵管理装置及び貨幣処理方法 | |
JPH0737178Y2 (ja) | 有料貸室の料金徴収装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050725 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050811 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051007 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060511 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060522 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |