JP2009116645A - 自動現金取引装置及び自動現金取引システム - Google Patents

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Abstract

【課題】金庫内の現金を所定範囲内にすることが可能な自動現金取引装置及び自動現金取引システムを提供すること。
【解決手段】複数の利用者による現金の出入が可能である自動現金取引装置100において、口座管理部112は、口座ごとの残金額の範囲内において出金を行う。金庫1041は、入出金制御手段により収容している現金が出金され、かつ、着脱可能に装着されている。収容金額判断手段114は、複数の口座における残金額の和と金庫1041内に収容されている現金の金額との差が所定範囲内の金額であるか否かを判断する。報知手段1046は、金庫1041に収容されている現金が所定範囲内の金額でないと収容金額判断手段が判断したときに金庫1041を交換するように報知又は送信する。
【選択図】図5

Description

本発明は、特定の複数の利用者による現金の出入が可能な自動現金取引装置及び自動現金取引システムに関するものである。
従来、複数の利用者による現金の入出が可能な自動現金取引装置としては、例えば、特許文献1に記載されている共同利用金庫(自動現金取引装置)が知られている。この従来の自動現金取引装置は、金融機関と独立して現金の入出が可能で、複数の者が共同で利用できるようにした金庫である。その自動現金取引装置は、現金を保管する保管庫と、該保管庫からの出金を行うための出金機構と、該共同利用金庫の固有の口座ごとに該口座の残高と該口座の利用者を認証するための複数の認証情報と該認証情報ごとに出金可能な金額に関する制限を記憶する記憶部と、利用者の操作に基づいて前記認証情報及び出金すべき金額の指定を受ける受付部と、前記認証情報に基づき利用者の認証を行う認証部と、正当な利用者であると認証された場合に該認証情報に対応した制限の範囲で前記指定された金額の出金を行うと共に前記残高を修正する出金制御部と、を備えている。
また、集合住宅や団地等には、宅配便の一時預かりを行う金庫が設置されているものがあるが、金融機関と独立して現金の入出金が可能な共同利用金庫は全く存在していない。
特開2004−54604号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来の自動現金取引装置(共同利用金庫)は、自動現金取引装置をマンション内に設置した構成となっており、銀行担当者が自動現金取引装置内の現金を回収、補充するようになっている。また、自動現金取引装置は、マンションの住民以外の不特定多数の者が使用することができるため、自動現金取引装置内の現金の管理は、口座管理のみでは困難であるので、現金不足でATMを使用することができなくなることがあるという問題点があった。
そこで、本発明は、前記問題点を解消すべく発明されたものであって、金庫内の現金を所定範囲内にすることが可能な自動現金取引装置及び自動現金取引システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の自動現金取引装置は、複数の利用者による現金の出入が可能である自動現金取引装置において、各前記利用者の口座の情報を記憶して管理する口座管理部と、前記口座管理部の前記口座ごとの残金額の範囲内において出金を行う入出金制御手段と、前記入出金制御手段により収容している現金が出金され、かつ、着脱可能に装着されている金庫と、複数の前記口座における残金額の和と前記金庫内に収容されている現金の金額との差が所定範囲内の金額であるか否かを判断する収容金額判断手段と、前記金庫に収容されている現金が前記所定範囲内の金額でないと前記収容金額判断手段が判断したときに前記金庫を交換するように報知又は送信する報知手段と、を具備する。
請求項1に記載の発明によれば、複数の利用者の口座の情報を記憶し、前記口座ごとの残金額の範囲内において出金を行うことができる。このため、特定の複数の利用者(例えば、家族)が共用の金庫として使用することができるので、銀行のATMと比較して、データ量が少なく、シンプルであり、運用コスト及び管理コストを大幅に削減できる。
また、請求項1に記載の発明によれば、着脱可能に装着されている金庫を具備し、前記金庫に収容されている現金が所定範囲内の金額でないときに前記金庫を交換するように報知するので、金庫を交換することによって、自動現金取引装置が入金及び出金をすることができなくなることを防止して、金庫内の現金を所定範囲内にすることが可能である。
請求項2に記載の自動現金取引装置は、請求項1に記載の自動現金取引装置であって、前記自動現金取引装置は、特定エリアに配置された収容ブースに収容されており、前記収容ブースは特定の前記複数の利用者が所有する鍵媒体により開錠可能であり、前記自動現金取引装置は前記収容ブースが開錠されたときに利用可能となり、かつ、前記自動現金取引装置は前記鍵媒体の情報を読み取ることを特徴とする。
ここで、特定エリアとは、口座を利用する特定の複数の利用者が共に行動する範囲であり、例えば、家族等の複数の利用者が居住する団地全体や、マンションの棟単位や、一戸建ての住宅団地や、特定のグループの者が行動するオフィスビルや、流通団地や、工場団地等が挙げられる。
また、特定の複数の利用者とは、自動現金取引装置に登録して利用可能になった者であって、家族や会社や団体等のグループの者をいう。
請求項2に記載の発明によれば、特定エリアの収容ブースにおいて、自動現金取引装置を収容している収容ブースが開錠されたときに前記自動現金取引装置が利用可能となるので、それを利用できる者が鍵媒体を有する者に限定することができるため、不審者が収容ブースに立ち入ることを防止することができる。その結果、自動現金取引装置の防犯に対する安全性を高めることができる。
請求項3に記載の自動現金取引装置は、請求項2に記載の自動現金取引装置であって、前記口座管理部が、前記複数の鍵媒体ごとの前記口座を代表口座として記憶し前記代表口座に関連する子口座を記憶し、前記入出金制御手段が、前記代表口座及び前記子口座ごとに入金金額及び出金金額に基づいて残金額を求めて前記口座管理部に記憶させ前記残金額の範囲内において出金を行い、前記代表口座の残金額の範囲内における利用者の指定の金額を前記子口座に振り込む振込情報を受けたときに現金の出入をしないで前記代表口座の前記残金額から前記指定の金額を減算し前記子口座の残金額に前記指定の金額を加算する処理を行う振込情報処理部を具備することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、代表口座から指定の金額を子口座に振り込むときに現金の出入が不要であるので、現金を所持していなくても口座振り込みができると共に、現金を子口座に振り込む際に、現金を投入する操作が不要になるため、振り込み操作を簡単にすることができる。
請求項4に記載の自動現金取引装置は、請求項3に記載の自動現金取引装置であって、前記振込情報処理部が、一つの前記代表口座の残金額の範囲内における利用者の指定の金額を他の前記代表口座に振り込む振込情報を受けたときに現金の出入をしないで前記一つの代表口座の前記残金額から前記指定の金額を減算し前記他の代表口座の残金額に前記指定の金額を加算する処理を行うことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、自動現金取引装置は、一つの代表口座から指定の金額を他の代表口座に振り込むときに現金の出入が不要であるので、現金を出入れする際の操作工数を省略することができるため、金額の振り込み操作を簡素化することができる。これにより、自動現金取引装置の操作が不慣れな者であっても容易に操作できるようになる。
請求項5に記載の自動現金取引装置は、請求項3又は請求項4に記載の自動現金取引装置であって、前記口座管理部は、集金するための口座である集金用口座を記憶し、前記振込情報処理部が、前記代表口座の残金額の範囲内における利用者の指定の金額を前記集金用口座に振り込む振込情報を受けたときに現金の出入をしないで前記代表口座の前記残金額から前記指定の金額を減算し前記集金用口座の残金額に前記指定の金額を加算する処理を行うことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、代表口座から指定の金額を集金用口座に振り込むときに現金の出入が不要であるため、金額を振り込む際の振込み操作が簡単である。
請求項6に記載の自動現金取引装置は、請求項5に記載の自動現金取引装置であって、集金するための口座を記憶し管理する集金用口座管理部と、集金管理者による指定の集金金額を集金する集金情報を受けたときに現金の出入をしないで前記代表口座の前記残金額から前記指定の集金金額を減算し前記集金用口座の残金額に前記指定の集金金額を加算する処理をする集金情報処理部と、を具備することを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、代表口座から集金管理者による指定の集金金額を集金するときに現金の出入が不要であるため、金融機関に依頼せずに集金を行うことができるため、集金に係る管理工数や管理作業を簡素化することができる。
請求項7に記載の自動現金取引装置は、請求項2に記載の自動現金取引装置であって、前記収容ブースが、マンション内に設置され、前記鍵媒体は、前記マンションにおける住居の玄関扉を開錠可能なものからなることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、自動現金取引装置が収容された収容ブースの開錠用の鍵媒体は、マンションにおける住居の自宅の玄関扉を開錠可能なものからなることによって、自宅の鍵を使用できるため、家族全員のみが適宜に収容ブースの扉の錠、及び、自宅の玄関扉の錠を開錠するための鍵として兼用することができる。その結果、自動現金取引装置は、家族の金庫として使用することが可能となる。また、口座は、家族代表口座として家族の各人が使用することが可能となる。
請求項8に記載の自動現金取引装置は、請求項3に記載の自動現金取引装置であって、前記振込情報処理部は、一つの前記代表口座の残金額の範囲内における利用者の指定の金額を他の前記子口座に振り込む振込情報を受けたときに現金の出入をしないで一つの前記代表口座の前記残金額から前記指定の金額を減算し前記他の子口座の残金額に前記指定の金額を加算する処理を行うことを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、振込情報処理部は、代表口座の残金額の範囲内における利用者の指定の金額を他の子口座に振り込む振込情報を受けたときに、現金の出入をしないで、代表口座の残金額から指定の金額を減算して、他の子口座にその指定の金額を加算する振込み処理を行って移動させることができる。このため、代表口座から子口座へ手数料なしで資金を移動させることができる。
請求項9に記載の自動現金取引装置は、請求項3に記載の自動現金取引装置であって、前記振込情報処理部は、一つの前記子口座の残金額の範囲内における利用者の指定の金額を前記他の代表口座又は前記他の子口座に振り込む振込情報を受けたときに現金の出入をしないで一つの前記子口座の前記残金額から前記指定の金額を減算し前記他の代表口座又は前記他の子口座の残金額に前記指定の金額を加算する処理を行うことを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、振込情報処理部は、子口座の残金額の範囲内における利用者の指定の金額を他の代表口座又は他の子口座に振り込む振込情報を受けたときに、現金の出入をしないで、子口座の残金額から指定の金額を減算して、他の代表口座又は他の子口座に指定の金額を加算する振込み処理を行って移動させることができる。このため、子口座から他の代表口座又は他の子口座へ手数料なしで資金を移動させることができる。
請求項10に記載の自動現金取引システムは、請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の前記自動現金取引装置を複数具備する自動現金取引システムにおいて、複数の前記自動現金取引装置は相互に接続され情報の送受を行うことができ、各自動現金取引装置ごとに利用者の口座が割り当てられ、前記複数の自動現金取引装置の各々は、利用者が割り当て外の前記自動現金取引装置から所定の金額を引き落とした場合に利用した前記自動現金取引装置を特定する利用ATM(Automated Teller Machine)特定情報と前記引き落とした金額情報を記憶し、当該利用者が次回以降の前記自動現金取引装置を利用する場合に当該自動現金取引装置に前記利用ATM特定情報に係る前記自動現金取引装置に前記引き落とした金額を入金するように表示することを特徴とする。
請求項10に記載の発明によれば、利用者は複数の自動現金取引装置を利用することができるので、1台の自動現金取引装置が使用できない場合に、他の自動現金取引装置を使用できるため、便利である。
請求項11に記載の自動現金取引システムは、請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の前記自動現金取引装置を具備する自動現金取引システム又は請求項10に記載の自動現金取引システムにおいて、前記金庫に収容されている現金が前記所定範囲内の金額でないと前記収容金額判断手段が判断したときに前記金庫を交換するように報知する金庫交換情報を送信する交換情報送信手段と、前記金庫交換情報を受けたときに前記金庫を交換するように表示する表示手段を有する監視装置と、を具備することを特徴とする。
請求項11に記載の発明によれば、監視装置により金庫に収容されている現金を監視することができるため、便利である。
請求項12に記載の自動現金取引システムは、請求項11に記載の自動現金取引システムであって、前記監視装置は、前記金庫に収容される現金の過不足金用の預託金口座が設けられた金融機関システムと接続され、前記預託金口座の預託金残高を入手する通信制御手段を備えていることを特徴とする。
請求項12に記載の発明によれば、監視装置は、金庫に収容される現金の過不足金用の預託金口座が設けられた金融機関システムと接続されていることによって、金庫内の現金が多くなった場合には、例えば、その多くなった現金をマンション単位で金融機関の預託金口座に預けておくことができる。金庫内の現金が所定の金額より少なくなった場合には、その少なくなった現金を金融機関の預託金口座から引き出して金庫内に入れることができる。このようにすることによって、金庫内の現金が所定金額より多くなったり、少なくなったりしても、現金を預託金口座に出し入れして金庫内の現金を適宜な金額に維持させることができる。
また、監視装置は、預託金口座の預託金残高を入手する通信制御手段を備えていることよって、金融機関の預託金口座の残高を随時に入手して監視することができる。
請求項13に記載の自動現金取引システムは、請求項12に記載の自動現金取引システムであって、前記監視装置は、前記利用者及び前記自動現金取引装置の情報を管理する統合管理端末と接続され、前記預託金口座の過不足金の情報を前記統合管理端末に通知する通知手段を備えていることを特徴とする。
請求項13に記載の発明によれば、監視装置は、統合管理端末と接続されると共に、統合管理端末に通知する通知手段を備えていることにより、金融機関の預託金口座の過不足金の情報を通知手段によって統合管理端末に通知して適宜に前記過不足金の情報を連絡することが可能となる。
請求項14に記載の自動現金取引システムは、請求項13に記載の自動現金取引システムであって、前記通知手段は、前記預託金残高が予め設定した閾値を越えていない場合に、前記預託金口座に不足金を振り込む預託金振込依頼情報を通知することを特徴とする。
請求項14に記載の発明によれば、通知手段は、預託金残高が予め設定した閾値を越えていない場合に、預託金口座に不足金を振り込む預託金振込依頼情報を通知することによって、金融機関の預託金口座の残高を常時所定金額以下にならないように維持させることが可能となる。
請求項15に記載の自動現金取引システムは、請求項12ないし請求項14のいずれか1項に記載の自動現金取引システムであって、前記監視装置は、前記預託金口座に振込まれた振込金額と前記預託金残高とを前記通信制御手段によって入手し、当該預託金残高と各自動現金取引装置の金庫内の前記現金の合計金額とを算出して記憶することを特徴とする。
請求項15に記載の発明によれば、監視装置は、預託金口座に振込まれた振込金額と預託金残高とを通信制御手段で入手して、預託金残高と各自動現金取引装置の金庫内の現金の合計金額とを算出して記憶することにより、自動現金取引装置の全部の金庫内の現金と預託金残高とが適宜に判るので、常に自動現金取引システム全体における現金を所定金額の範囲内に維持することが可能となる。このため、マンションの住人等の特定の利用者は、いつでも自動現金取引装置を自分の口座に入金した範囲内で引き出しが可能となる。
本発明に係る自動現金取引装置及び自動現金取引システムによれば、自動現金取引装置が入金及び出金をすることができなくなることを防止して、金庫内の現金を所定範囲内にすることが可能な自動現金取引装置及び自動現金取引システムを提供することができる。
(実施形態1)
まず、図1〜図6を参照して本発明の実施形態1に係る自動現金取引装置及び自動現金取引システムを説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る自動現金取引装置及び自動現金取引システムの一部を切り欠いて示す概略図である。
図1に示すように、自動現金取引装置100は、例えば、住宅団地や大型のマンション等の特定エリアに設置されているATMコーナーの収容ブース120内に配置される現金自動入金・自動支払機であって、いわゆるATMである。この自動現金取引装置100は、キャッシュカードの換わりに自宅の玄関扉の錠を施錠及び開錠する鍵媒体160を利用可能にしたものであって、その鍵媒体160を利用することで、代表口座を判断し、個人のユーザーID、パスワードを入力することで個人認証を行い、代表口座(親口座)、さらには、1家族の中でさらに分かれた個人口座(子口座)にアクセスを行うことができるようになっている。
ここで、ATMコーナーは、マンションやビル等の建物の屋内に自動現金取引装置100が配置されている場所、又は屋外に自動現金取引装置100を配置するために建てられた建造物をいう。そのATMコーナーには、少なくとも1つ以上の収容ブース120が配置されている。
収容ブース120は、自動現金取引装置100を収容するための囲いであって、マンション等の屋内に配置されている場合は、周囲を壁と1つの扉121とで部屋状に形成した屋内据置型個室からなり、屋外に配置されている場合は、1つの扉121を有する小型の独立型建物からなる。
以下、図1に示す実施形態1においては、自動現金取引装置100は、マンションに配置され、マンションの各住人が家族単位で利用者としてそれぞれ登録される場合を例に挙げて説明する。また、自動現金取引装置100は、マンションの管理人がその運用を管理するものとして説明する。また、自動現金取引装置100は、紙幣及び硬貨の現金を取り扱うことが可能であるが、現金として紙幣のみを使用する場合を例に挙げて説明する。まず、自動現金取引装置100を説明する前に、自動現金取引装置100を備えた自動現金取引システム1を説明する。
図1に示すように、自動現金取引システム1は、前記収容ブース120内に自動現金取引装置100を備えたものであって、例えば、特定の利用者による現金の出入が可能である自動現金取引装置100と、この自動現金取引装置100を管理する自動現金取引装置管理システム110と、から主に構成されている。
自動現金取引装置管理システム110は、スイッチングハブ130と、統合管理端末140と、データベース150と、を備えて構成されている。
スイッチングハブ130は、自動現金取引装置100を統合管理端末140に電気的に接続するための接続具であり、一方が、自動現金取引装置100とこのスイッチングハブ130との間のネットワークN1に接続され、他方が、このスイッチングハブ130と統合管理端末140との間のネットワークN2に接続されている。
統合管理端末140は、家族の代表口座やその他の利用者の口座情報等を管理し、入力操作可能な制御用端末であり、データベース150に接続されて、自動現金取引装置100の管理者によって管理されている。この統合管理端末140には、マンション内に設置された自動現金取引装置100の金庫管理情報や、システム全体の取引情報等が格納されている。
データベース150は、各所に設置されている自動現金取引装置100の各種情報や、各利用者の情報や、鍵媒体160(図2参照)の情報等が記憶されている装置である。
自動現金取引装置100は、マンション等に配置されている収容ブース120の内部に収容されて、家族で利用できる共同金庫をATMの形にして使用できるようにした機能を備えている。つまり、自動現金取引装置100を使用する利用者は、この自動現金取引装置100に予め入金をしておき、自動現金取引装置100に保有されている入金した金額内の範囲で出金が可能であり、その金額以上の現金の引出しはできないようになっている。つまり、自動現金取引システム1では、各口座のお金の残高を管理しており、出金上限を管理している。自動現金取引装置100内には、振り込みで入った現金が保管されており、入金額以上のお金を出金することができないようになっており、現金は通常引出し可能な状態になっている。この場合、例えば、利息等は無いものとする。
代表口座及び統合管理端末140を管理する管理者は、大家、マンションの管理会社、あるいは管理組合が管理するものとする。その管理者は、一般の利用者の一日の出金限度額、利用時間帯制限、可能日指定、利用可能曜日の選定ができるため、指定された金額、指定された時間以外に一般利用者が自動現金取引装置100の利用ができないように、適宜に設定できるようになっている。
図2は、本発明の実施形態1に係る自動現金取引装置の鍵穴部を拡大して示す拡大正面図である。図1に示すように、収容ブース120の前面部には、利用者が出入りするための1つの扉121が設けられている。この扉121は、開閉可能に収容ブース120に取り付けられている。また、収容ブース120の前面部には、図1及び図2に示すように、扉121を施錠及び開錠するための錠122と、この錠122に鍵媒体160を挿入するための鍵穴部123と、カードCを読み取るためのカードリーダ部124と、が取り付けられている。
錠122は、鍵穴部123と、カードリーダ部124と、鍵媒体160の登録情報を記録した記憶部116(図5参照)と、が備えられた箱状のものからなり、扉121を施錠できるように収容ブース120に設置されている。
なお、錠122は入場時にのみ開錠の操作が必要で、退場時には特段の開錠操作は不要であるものを想定しているが、錠122を収容ブース120の内側からも操作可能にし、退場時にも開錠操作を行わせるようにしてもよい。
図2に示すように、利用者は、鍵Kを鍵穴部123に挿入して回転操作することにより錠122の施錠及び開錠を行うことができる。また、利用者は、カードCにより錠122の施錠及び開錠もできる。利用者は、収容ブース120の扉121の錠122を鍵K又はカードCで開錠して扉121を開くことにより図1に示す自動現金取引装置100を操作することができる。自動現金取引装置100を使用できる利用者は、その自動現金取引装置100が設置されているマンション、又はマンション群に居住する住人及び部屋を使用する使用者であり、1家庭(1部屋)に対して代表口座が1つ準備されていて、代表口座に関連する口座が予め登録した所望人数分用意されている。
図2に示すように、鍵媒体160は、代表口座を判別するためのものであり、マンションの部屋の玄関扉の錠と、収容ブース120の扉121の錠122と、を施錠及び開錠できるようになっている。この鍵媒体160は、例えば、通常の鍵Kと、カード式キーのカードCと(あるいはそれらのいずれか一方)からなり、いずれも扉121の錠122を開錠するのに使用できるようになっている。この鍵媒体160は、例えば、マンションの登録した各戸ごとにおける家族の複数の者が所有するものであって、自宅住居の玄関扉の錠と、収容ブース120の扉121の錠122との両方を施錠及び開錠できるようになっている。
鍵Kは、一般的に使用されている鍵山を有する金属製のものからなる。
カードCは、例えば、自宅の玄関扉を施錠及び開錠するためのカード式キー、又は、家族の代表者のキャッシュカードであり、ICカード又は磁気カード等からなる。
図3は、本発明の実施形態1に係る自動現金取引装置を示す概略斜視図である。
図1及び図3に示すように、自動現金取引装置100は、鍵媒体情報読取部101(図5参照)、操作部102と、紙幣入出金口部103と、紙幣取扱装置104と、明細票発行装置105と、制御ユニット106と、外装板1001と、金庫用扉1002と、金庫用錠1003と、金庫1041と、を具備している。
図1及び図2に示すように、鍵媒体情報読取部101は、鍵穴部123、及びカードリーダ部124にそれぞれに取り付けられている。鍵媒体情報読取部101は固有の識別用IDを保持しており、鍵穴部123、及びカードリーダ部124のいずれに設置されたものかを識別できるようになっている。鍵媒体160がシリンダーキーである場合には、鍵媒体情報読取部101は、シリンダーキーの山の位置及び高さの座標表現による情報を読み取って文字情報(鍵媒体情報)に変換する。また、鍵媒体160がカードCである場合には、鍵媒体情報読取部101は、そのカードCに記憶されている口座番号等の利用者の情報を読み取って文字情報(鍵媒体情報)に変換する。鍵媒体情報読取部101は、鍵媒体情報を前記識別用IDとともに制御ユニット106(図3参照)に与える。これにより、制御ユニット106は前記鍵媒体情報がいずれの鍵媒体情報読取部101により読み取られたものであるかを知ることができるようになっている。この鍵媒体情報は、代表口座番号の引当ての際にも使用される。
図3に示すように、操作部102は、現金の入出金取引のための情報を表示し、入出金のための操作情報を入力するためのものであり、例えば、タッチパネルで構成されて、表示部を兼用している。操作情報としては、利用者を特定するためのユーザーIDなどがある。なお、操作部102は、ディスプレイ装置と押しボタンスイッチの組み合わせで構成してもよい。
紙幣入出金口部103は、紙幣を入出金するためのものである。なお、この紙幣入出金口部103は、硬貨の現金の投入口及び硬貨の受取口を兼備したものであったり、硬貨の入出金ができる入出金口を別に有するものであったりしても構わない。
紙幣取扱装置104は、入金時に利用者により紙幣入出金口部103に挿入される紙幣を鑑別して金種ごとに分類して金庫1041に保管する。また、紙幣取扱装置104は、出金時に利用者が操作部102を操作して指定した受け取り金額の紙幣を紙幣入出金口部103に繰り出す装置である。紙幣取扱装置104は、入金された紙幣を出金にも使用する還流型のものである。なお、紙幣取扱装置104は、硬貨の現金も取り扱うことが可能な装置であっても構わない。明細票発行装置105は、入出金取引の内容を明細書に記録してこの明細書を発行する。
図3に示すように、自動現金取引装置100の外装板1001の前面部には、金庫用扉1002が開閉可能に取り付けられている。この金庫用扉1002には、金庫用錠1003が取り付けられている。この金庫用錠1003は、管理者又は金庫交換業者等の特定の人が鍵K(図2参照)を用いて開錠及び施錠される。特定の人が金庫用錠1003を開錠及び施錠することにより金庫用扉1002を開閉して、金庫1041を交換することができるように構成されている。
図4は、本発明の実施形態1に係る自動現金取引装置の紙幣取扱装置を示す概略斜視図である。図5は、本発明の実施形態1に係る制御ユニットを示すブロック図である。
図4及び図5に示すように、前記紙幣取扱装置104は、金庫1041と、紙幣搬送装置1042と、入金カウンタ1043と、出金カウンタ1044と、収容金額判断部1045と、報知手段1046と、を具備している。
金庫1041は、例えば、紙幣が格納されているランチャータイプの紙幣格納箱であり、自動現金取引装置100に内設されている。この金庫1041は、予め収容している所定の金額の現金と、入金される現金とが収容されて、入出金制御部(入出金制御手段)114の制御信号で駆動する紙幣搬送装置1042により収容している現金が出金されるようになっている。その金庫1041は、自動現金取引装置100内の紙幣取扱装置104に着脱可能(交換可能)に装着されている。
紙幣搬送装置1042は、入金のときに、紙幣入出金口部103に入金される紙幣を金庫1041内に搬送し、また、出金のときに、操作部102で操作し、認証部113で認証された金額の紙幣を金庫1041内から紙幣入出金口部103に搬送する装置である。
入金カウンタ1043は、金庫1041に入金される紙幣をカウントして入金される現金の金額を割り出し収容金額判断部1045に与える。出金カウンタ1044は、金庫1041から出金される紙幣をカウントして出金される現金の金額を割り出し収容金額判断部1045に与える。
収容金額判断部1045は、金庫1041に収容されている現金が所定範囲内の金額であるか否かを判断する。収容金額判断部1045は、金庫1041に予め収容されている現金の金額を記憶し、この記憶された現金の金額と、入金カウンタ1043からの入金された現金の金額と、出金カウンタ1044からの出金された現金の金額と、に基づいて金庫1041に現在収容されている収容現金の金額を演算して記憶し、かつ、金庫1041に収容されている現金が所定範囲内の金額であるか否かを判断する。収容金額判断部1045が金庫1041に収容されている現金が前記所定範囲内の金額でないと判断したときに、報知手段1046は金庫1041を交換するように報知する。また、収容金額判断部1045は、金庫1041に収容されている現金が前記所定範囲内の金額でないと判断したときに、紙幣取扱動作停止信号を生成する。
図4及び図5に示すように、報知手段1046は、金庫1041に収容されている現金が所定範囲内の金額でないと収容金額判断手段1047が判断したときに、金庫1041を交換するように報知又は適宜な場所に設置された管理者の受信装置等(図示せず)に送信して知らせる装置である。言い換えると、報知手段1046は、金庫1041内の金額が予め設定した所定範囲の金額(閾値)を下回って現金や特定の金種が減少したり、また、閾値を上回って現金や特定の金種が多くなったりして使用不可能な状態になったり、使用不可能な状態になりかけたときに、金庫1041を交換することを管理者に報知する装置である。その報知手段1046は、自動現金取引装置100の外装板1001の前面部に配設されている報知表示ランプ、ブザー、あるいは、自動現金取引装置100の適宜な位置に設置された報知表示装置等で構成されている。
収容金額判断部1045が金庫1041に収容されている現金が前記所定範囲内の金額でないと判断した後に、紙幣取扱装置104の金庫1041が新しい金庫1041と交換されたときには、収容金額判断部1045は、金庫1041に現在収容されている収容現金の金額として、金庫1041に予め収容されている現金の金額を記憶する。そして、収容金額判断部1045は、前述のように、記憶された現金の金額と、入金カウンタ1043からの入金された現金の金額と、出金カウンタ1044からの出金された現金の金額と、に基づいて金庫1041に現在収容されている収容現金の金額を演算して記憶し、かつ、金庫1041に収容されている現金が所定範囲内の金額であるか否かを判断する。
収容金額判断手段1047は、例えば、複数の口座における残金額の和と金庫1041内に収容されている現金の金額との差が所定範囲内の金額であるか否かを判断するものである。この収容金額判断手段1047は、収容金額判断部1045と、入金カウンタ1043と、出金カウンタ1044と、を備えて構成されている。
次に、本発明の実施形態1に係る制御ユニット106を説明する。
図5に示すように、制御ユニット106は、自動現金取引装置100の各部を制御する装置である。この制御ユニット106は、鍵媒体情報読取部101と、操作部102と、紙幣取扱装置104と、明細票発行装置105とにそれぞれ接続されている。制御ユニット106は、鍵媒体情報読取部101及び操作部102からの情報に基づいて、紙幣取扱装置104及び明細票発行装置105を制御する。
制御ユニット106は、主制御部111と、口座管理部112と、認証部113と、入出金制御部114と、明細票印字制御部115と、記憶部116と、を具備している。制御ユニット106は、鍵媒体情報読取部101及び操作部102からの情報に基づいて、口座管理部112、認証部113、入出金制御部114、明細票印字制御部115及び記憶部116を制御する装置である。また、制御ユニット106には、扉121の開閉のログを鍵媒体情報読取部101から取得して、誰が扉121の開け閉めを行ったか等を記憶部116に記憶して、それをタッチパネル式表記部を兼ねている操作部102に表示させる制御機能も備えている。
図6は、本発明の実施形態1に係る口座管理情報を説明するための表である。
図5に示すように、口座管理部112は、特定の複数の利用者が所有する鍵媒体160(図2参照)ごとに口座を記憶して管理するための口座管理情報を記憶し管理する装置である。この口座管理情報は、図6に示すように、鍵識別情報、口座名称、ユーザーID(パスワード)、部屋番号、口座識別コード(口座番号)及びデータベース150(図1参照)の残金額の情報を有している。
鍵識別情報、口座名称、ユーザーID(パスワード)、部屋番号、口座識別コードの情報は、予め登録してデータベース150(図1参照)及び図5に示す主制御部111に記憶されている。残金額の情報は、入出金制御部114、及び主制御部111の情報により更新されるようになっている。
認証部113は、主制御部111により制御され、鍵媒体情報読取部101からの鍵媒体情報及び操作部102から入力されたユーザーIDと、口座管理情報の鍵識別情報及びユーザーIDとが一致するか否かを判断し、事前に登録されている鍵媒体情報と一致するときに正当な利用者であると認証する装置である。この認証部113は、登録された鍵媒体160であると判断した場合は、収容ブース120の扉121の開閉と自動現金取引装置100の利用とを可能にする信号を主制御部111に送り、登録されていない鍵媒体160であると判断された場合には、収容ブース120の扉121の開閉と自動現金取引装置100の使用とを許可しない信号を主制御部111に送るようになっている。
入出金制御部(入出金制御手段)114及び主制御部111は、認証部113により正当な利用者(未登録者)であると認証されたときに、口座識別コード(口座)ごとに入金金額及び出金金額に基づいて残金額を求めて口座管理部112に記憶させ紙幣取扱装置104を制御して前記残金額の範囲内において出金を行うことを可能にする。主制御部111、入出金制御部114及び紙幣取扱装置104は、入出金制御手段を構成している。
すなわち、入出金制御部114及び主制御部111は、認証部113により正当な利用者であると認証されたときに、紙幣取扱装置104に入金されたとき口座識別コード(口座)ごとに入金金額と口座管理部112の残金額とを加算して残金額を求めて口座管理部112及びデータベース150に記憶させる、そして、口座管理部112の残金額のデータを更新する。また、入出金制御部114及び主制御部111は、認証部113により正当な利用者であると認証されたときに、指定の金額を出金の操作情報を受けたときに口座識別コードごとに口座管理部112の残金額の範囲内において前記指定の金額の紙幣を紙幣取扱装置104に出金させ、かつ、口座管理部112の残金額から前記指定の金額を減算して残金額を求めて口座管理部112及びデータベース150に記憶させて、口座管理部112の残金額を更新する。なお、入出金制御部114は、口座管理部112の口座ごとの残金額の範囲内において単に出金を行うものであってもよい。
図5に示すように、明細票印字制御部115は、入出金制御部114及び主制御部111からの制御情報に基づいて、明細票発行装置105を制御して入出金取引の内容を明細票に記録させてこの明細票を発行する装置である。
記憶部116は、利用者の情報や自動現金取引装置100の利用に関するデータや、収容ブース120の扉121の開閉に関するデータ等を記録する媒体装置である。収容金額判断部1045は、金庫1041が交換されたときに、金庫1041の交換日時、回収された金庫1041に収容されている紙幣の金種ごとの枚数及び合計金額の情報を主制御部111に与え、この主制御部111は、これらの情報を記憶部116に記憶させ、かつ、これらの情報を明細票印字制御部115を介して明細票発行装置105に発行させる。なお、記憶部116に記憶された情報は、管理者が操作部102を操作することにより、必要時に金庫1041の交換日時ごとにプリントアウト可能であり、また、すべてをプリントアウト可能である。
次に、図1〜図5を参照しながら自動現金取引装置100の動作を使用手順に説明する。
図1に示す収容ブース120は、普段利用しないときには錠122が自動的に施錠された状態にある。そして、収容ブース120内の自動現金取引装置100は、利用者が使用していないときは、通常、電源がOFF状態になっている。自動現金取引装置100を利用する場合には、収容ブース120の鍵穴部123に事前に登録済の鍵媒体160を挿入するか、カードCをカードリーダ部124に通して扉121を開放させる。
このとき、扉121を開ける際の鍵媒体160の鍵情報は、鍵媒体情報読取部101で文字変換されて認証部113に送られて、データベース150のデータと照合し、事前に登録された鍵媒体160であるかを判別される。そして、認証部113で登録されてあるものであると判断された場合には、錠122が開錠されて扉121の開閉が可能となると共に、自動現金取引装置100の電源がON状態になり、スタンバイに入る。鍵媒体160が認証部113で認証されず、未登録であると判断した場合には、扉121の錠122が開錠されず、施錠されたままの状態である。
なお、扉121を開閉した際には、ログが取得されて、いつ、誰が扉121を開閉したか自動現金取引装置100の記憶部116に記録される。このため、管理者等は、自動現金取引装置100によって、扉121の開閉を行った者と、扉121の開閉時間とがチェック可能になっている。
また、入室後、扉121が閉まると再び施錠された状態となるが、収容ブース120内に人が入っている場合は、鍵媒体160を所持する人が開錠しようとしても、開錠されないように制御される。このために、自動現金取引装置100の近接センサ(図示せず)は収容ブース120内の人を検出可能なように設定され、自動現金取引装置100の主制御部111は近接センサにより収容ブース120内に人がいるか、あるいはいないか検出し、その情報を前記認証部113に通知しておく。これにより、認証部113は収容ブース120内に人がいる場合には認証をOKとせず開錠させないように動作する。
収容ブース120に入室した者が自動現金取引装置100を利用する際には、この自動現金取引装置100に挿入された鍵媒体160と、扉121を開けた際に取得した鍵媒体情報とを比較(文字比較)して一致し、さらに、操作部102に入力したパスワードが個人認証されたときに自動現金取引装置100を金庫代わり等に使用することが可能となる。
利用者は、代表口座にお金があり、アクセスできる権限が予め登録されてあれば、操作部102に引出す金額を入力操作することにより、代表口座からの自由に引き落としができるようになる。
そして、自動現金取引装置100内の残高に変動があった場合には、統合管理端末140を介してデータベース150にその情報が格納されて更新される。
代表口座にアクセスできない一般の利用者(家族)等の場合には、さらに、ユーザーID/パスワードを入力して、個人認証されたときに、お金の出し入れが可能となる。また、ログインした利用者は、家族の口座にお金を振り込むことができる。なお、主制御部111は、紙幣取扱装置104の収容金額判断部1045から前記紙幣取扱動作停止信号を受けたときには、紙幣取扱装置104の紙幣取扱動作を停止させる。
このように、自動現金取引装置100は、マンション等に設置されて、家族の者が代表口座等から現金を出し入れすることによって、マンションの各戸の家族が家族単位で使用できる共同金庫として使用できるため、便利である。また、マンションの管理組合等で集金する管理費や修繕積立金や駐車場代や管理組合の会費等の支払いも可能であり、それぞれ集金し、管理する手間を簡素化することができる。
また、自動現金取引装置100は、着脱可能に装着されている金庫1041を備え、金庫1041に収容されている現金が所定範囲内の金額でないときに金庫1041を交換するように報知手段1046で報知する。このため、管理者は、その報知によって金庫1041を交換することにより、自動現金取引装置100が、金庫1041内における特定の現金の金種が底をついたり、満杯状態になったりして、入金及び出金をすることができなくなるのを防止することが可能となる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について、図7及び図8を参照しながら説明する。
図7は、本発明の実施形態2に係る自動現金取引装置の制御ユニットを示すブロック図である。図8は、本発明の実施形態2に係る口座管理情報を説明するための表である。
図7に示すように、本発明の実施形態2に係る自動現金取引装置200は、本発明の実施形態1に係る自動現金取引装置100(図1参照)において、制御ユニット106(図5参照)の代わりに制御ユニット201を具備したものである。この制御ユニット201は、前記制御ユニット106に振込情報処理部202を追加してなる。
次に、本発明の実施形態2に係る自動現金取引装置200のうち本発明の実施形態1に係る自動現金取引装置100(図1参照)に追加されている構成及び動作について説明する。
本発明の実施形態2に係る自動現金取引装置200は、代表口座から家族の別の口座に対して家族間の振り込み及び引き落としができるようになっており、家族の人は、個別にお金を受け取ることができるようになっている。自動現金取引装置200の口座管理部112は、特定の複数の利用者が所有する鍵媒体160(図2参照)ごとに口座を記憶して管理するための口座管理情報を記憶し管理するものである。この口座管理情報は、図8に示すように、鍵識別情報、口座名称、ユーザーID(パスワード)、部屋番号、口座識別コード(口座番号)、代表口座/子口座、口座識別コード及び残金額の情報を有している。
鍵識別情報、口座名称、ユーザーID(パスワード)、部屋番号、口座識別コード、代表口座/子口座、及びアクセス可能の情報は、予め記憶されている。残金額の情報は、入出金制御部114、主制御部111及び振込情報処理部202の情報により随時に更新される。
代表口座とは、家族の全員が使用することができる口座である。子口座は、代表口座に関連し、家族のうちの一人のみが専用に使用するための口座を示して、所望数を登録できるようになっている。アクセス可能の情報は、代表口座から金額を振り込むことが可能である子口座を示している。
振込情報処理部202は、代表口座の残金額の範囲内における利用者の指定の金額を子口座に振り込む振込情報を受けたときに現金の出入をしないで代表口座の残金額から指定の金額を減算し子口座の残金額に指定の金額を加算する処理を行う。このときに、明細票印字制御部115は、振込情報処理部202及び主制御部111からの制御情報に基づいて、明細票発行装置105を制御して振込処理の内容を明細票に記録させてこの明細票を発行させる。
また、振込情報処理部202は、一つの代表口座の残金額の範囲内における利用者の指定の金額を他の代表口座に振り込む振込情報を受けたときに現金の出入をしないで前記一つの代表口座の前記残金額から前記指定の金額を減算し前記他の代表口座の残金額に前記指定の金額を加算する振り込み処理を行う。このときに、明細票印字制御部115は、振込情報処理部202及び主制御部111からの制御情報に基づいて、明細票発行装置105を制御して振込処理の内容を明細票に記録させてこの明細票を発行させる。
このように、一つの代表口座又は子口座から、他の代表口座又は他の子口座への、利用者の指定の金額を振り込む振込情報を受けたときに、残金額の範囲内であれば現金の出入をしないで一つの代表口座又は子口座から前記指定の金額を減算し他の代表口座又は他の子口座の残金額に前記指定の金額を加算する振り込み処理を行う。これにより、代表口座又は子口座同士の資金の移動が可能になる。異なる金融機関の口座間の資金移動と比較すれば、手数料も不要となる。
なお、本発明の実施形態2に係る自動現金取引装置200の口座管理部112は、集金するための専用口座である集金用口座を記憶し、振込情報処理部202は、代表口座の残金額の範囲内における利用者の指定の金額を前記集金用口座に振り込む振込情報を受けたときに現金の出入をしないで代表口座の残金額から指定の金額を減算し集金用口座の残金額に前記指定の金額を加算する処理を行うように構成してもよい。
このようにすることにより、現金そのものを自動現金取引装置200に入金する必要がなく、さらに、現金そのものを自動現金取引装置200に投入して振り込んだりする必要もないので、振込操作を簡素化することができると共に、現金を所持していなくても振り込みが可能となる。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3について、図9及び図10を参照しながら説明する。
図9は、本発明の実施形態3に係る自動現金取引装置の制御ユニットを示すブロック図である。図10は、本発明の実施形態3に係る集金用口座管理情報を説明するための表である。
図9に示すように、本発明の実施形態3に係る自動現金取引装置300は、本発明の実施形態2に係る自動現金取引装置200(図7参照)において、制御ユニット201(図7参照)の代わりに制御ユニット301を具備する。その制御ユニット301は、前記制御ユニット201に集金用口座管理部302及び集金情報処理部303を追加してなる。
次に、本発明の実施形態3に係る自動現金取引装置300のうち本発明の実施形態2に係る自動現金取引装置200(図7参照)に追加されている構成及び動作について説明する。
自動現金取引装置300は、マンション内の会費、管理費、修繕費等の定期的に支払う金額を徴収することができるようになっている。この場合、その会費、管理費、修繕費等を徴収する専用の口座を設定できるようになっている。
この自動現金取引装置300を棟単位に設置する場合には、例えば、次の2つの中のどちらかを予め選択して使用する。
(1)棟単位で自動現金取引装置300内の現金管理を行って、他の棟では使用できない。
(2)他の棟を含めて同じマンション群内であれば現金の引き落としを可能とする。
この場合、他棟で現金の引出しをしたときには、引出した棟、金額がデータベース150(図1参照)に記憶され、その利用者に対して次回以降の利用時に、その金額を引出した棟の自動現金取引装置300に入金するように案内が表示されるようにしてもよい。
集金用口座管理部302は、集金のための口座を記憶し管理するための集金用口座管理情報を記憶し管理する。この集金用口座管理情報は、図10に示すように、鍵識別情報、口座名称、棟番号、引き落とし対象、毎月の引き落とし額、残金額、口座識別コード及びアクセス可能の情報を有している。その鍵識別情報、口座名称、棟番号、引き落とし対象、毎月の引き落とし額及びアクセス可能の情報は、予めデータベース150(図1参照)に記憶されている。残金額及び未入金リストの情報は、集金情報処理部303及び主制御部111の情報により更新される。未入金リストには、引き落とし不可である場合に口座情報及び金額等が格納される。
集金用口座管理部302は、管理組合の理事長及び会計担当者により管理されるものとする。なお、理事長又は会計担当者の単独では残金額照会のみを可能とし、かつ、理事長及び会計担当者の両者の同時ログイン時のみにおいて出金可能としてもよい。
なお、本発明の実施形態3に係る自動現金取引装置300は、本発明の実施形態1,2に係る自動現金取引装置100,200(図1及び図7参照)において、100円や120円等の硬貨を集金するため、硬貨入出金口部及び硬貨取扱装置(図示せず)を追加するか、又は、紙幣入出金口部103及び紙幣取扱装置104に硬貨の入出金も取り扱うことができるように機能を兼備させる必要がある。
集金情報処理部303は、集金管理者による指定の集金金額を集金する集金情報を受けたときに現金の出入をしないで代表口座の残金額から指定の集金金額を減算し集金用口座の残金額に指定の集金金額を加算する処理をする。
なお、本発明の実施形態3は、本発明の実施形態1に適用してもよい。
このようにすることにより、マンションの住人は、自動現金取引装置300によってマンション内の会費、管理費、修繕費等を自動的に支払うことができる。これにより、マンションの管理者は、それらの会費、管理費、修繕費等を徴収する手間が省け、集金作業及びその管理を簡素化することができる。
(実施形態4)
次に、本発明の実施形態4について、図11〜図13を参照しながら説明する。
図11は、本発明の実施形態4に係る自動現金取引システムを示すブロック図である。図12は、本発明の実施形態4に係る制御ユニットを示すブロック図である。図13は、本発明の実施形態4に係る口座管理情報を説明するための表である。
図11に示すように、本発明の実施形態4に係る自動現金取引システム400は、複数の自動現金取引装置401を具備している。
図12に示すように、複数の自動現金取引装置401は、それぞれマンションの別の棟に配置されている。複数の自動現金取引装置401は相互に接続され情報の送受を行うことができ、複数の自動現金取引装置401ごとに利用者の口座が割り当てられている。複数の自動現金取引装置401の各々は、利用者が割り当て外の自動現金取引装置401から所定の金額を引き落とした場合に利用した当該自動現金取引装置401を特定する利用ATM特定情報と引き落とした金額情報を記憶し、当該利用者が次回以降に自動現金取引装置401を利用する場合に当該自動現金取引装置401に前記利用ATM特定情報に係る前記自動現金取引装置401に前記引き落とした金額を入金するように表示する。
図12に示すように、本発明の実施形態4に係る複数の自動現金取引装置400(401)の各々は、本発明の実施形態2に係る自動現金取引装置200(図2参照)において、制御ユニット201(図2参照)の代わりに制御ユニット402を具備した装置である。その制御ユニット402は、前記制御ユニット201の口座管理部112(図2参照)の代わりに口座管理部403を有している。
口座管理部403は、特定の複数の利用者が所有する鍵媒体160ごとに口座を記憶して管理するための口座管理情報を記憶し管理する。この口座管理情報は、図13に示すように、鍵識別情報、割当ATM、口座名称、ユーザーID(パスワード)、棟番号、部屋番号、口座識別コード(口座番号)、代表口座/子口座、アクセス可能、残金額、他棟の出金額及び出金された棟の情報等を有している。
複数の自動現金取引装置400(401)の各々は、利用者が割り当て外の自動現金取引装置401から所定の金額を引き落とした場合に利用した当該自動現金取引装置401を特定する利用ATM特定情報と引き落とした金額情報を記憶する。すなわち、この場合には、口座管理部403に他棟の出金額及び出金された棟の情報が格納される。そして、当該利用者が次回以降に自動現金取引装置401を利用する場合に当該自動現金取引装置401に前記利用ATM特定情報に係る前記自動現金取引装置(出金された棟の自動現金取引装置)401に前記引き落とした金額(他棟の出金額)を入金するように表示する。
これにより、各棟の自動現金取引装置401の現金の残金額が偏らないようにできる。
なお、本発明の実施形態4は、本発明の実施形態1又は3に適用することもできる。
本発明の実施形態1〜4において、自動現金取引装置100,200,300,401は、収容ブース120(図1参照)の内部に収容しなくてもよい。この場合に、自動現金取引装置100,200,300,401の前面部に、図2に示す鍵Kを挿入する鍵挿入部123が設けられ、かつ、この鍵挿入部123に鍵媒体情報読取部101が配置される。
(実施形態5)
次に、本発明の実施形態5について、図14を参照しながら説明する。
図14は、本発明の実施形態5に係る自動現金取引装置及び自動現金取引システムの一部を切り欠いて示す概略図である。図14に示すように、本発明の実施形態5に係る自動現金取引システム500は、本発明の実施形態1に係る自動現金取引システム1(図1参照)において、交換情報送信手段501と、金庫1041内の現金を監視する監視装置521を有する金庫監視システム520と、を主に追加してなるものである。自動現金取引システム500は、自動現金取引装置100Aと、自動現金取引装置管理システム510と、金庫監視システム520と、を備えて構成されている。
自動現金取引装置100Aは、前記実施形態1〜4の自動現金取引装置100,200,300,401に、交換情報送信手段501を設置した装置であり、前記実施形態1〜4と同様にマンション又はマンション群の複数の棟等に設置される。
交換情報送信手段501は、収容金額判断部1045と接続され、金庫1041に収容されている現金が前記所定範囲内の金額でないと収容金額判断部1045(図4及び図5参照)が判断したときに金庫1041を交換するように報知する金庫交換情報を金庫監視システム520の監視装置521に送信する送信装置である。交換情報送信手段501は、通信手段を介して監視装置521に繋がっている。
自動現金取引装置管理システム510は、全ての自動現金取引装置100Aと利用者と鍵媒体160(図2参照)等を管理する運用システムであり、マンションの管理事務所や自動現金取引装置100Aのシステム管理会社等に設置されている。自動現金取引装置管理システム510は、スイッチングハブ130と、統合管理端末140と、データベース150とを備えて構成され、ネットワークN1,N2又は通信手段によって自動現金取引装置100A及び金庫監視システム520と繋がっている。自動現金取引装置管理システム510の統合管理端末140は、監視装置521から金庫1041の交換情報や金庫1041内の現金情報を入手できるようになっている。
金庫監視システム520は、交換情報送信手段501からの金庫1041内の現金の情報を受けて金庫1041内の現金を監視装置521で監視し、適宜に金庫1041を交換するタイミングを得るための装置である。金庫監視システム520は、例えば、金庫1041の交換業務及び管理を委託された警備会社等の金庫交換業社に設置されている。金庫交換業社には、金庫監視システム520と、交換用の金庫1041が備えられている。なお、交換する金庫1041を運搬する会社は、金庫1041を監視する金庫交換業社とは別の搬送会社等であってもよい。
監視装置521は、交換情報送信手段501からの金庫交換情報を受けたときに金庫1041を交換するように表示する表示手段(図示せず)と、交換情報送信手段501からのデータを受信したり、金庫1041を交換したときの金庫交換情報を統合管理端末140に送信したりするための送受信手段(図示せず)と、を備えた監視用端末等からなる。監視装置521は、自動現金取引装置100Aとは離れた位置にある金庫交換業社が所有する建物の内部に設置される。金庫交換業者は、監視装置521の表示手段に、金庫1041を交換するように表示されたときに、当該自動現金取引装置100Aの金庫1041を交換する。監視装置521は、金庫交換業者の操作により、自動現金取引装置100Aに記憶されている金庫1041の交換日時、回収された金庫1041に収容されている紙幣の金種ごとの枚数及び合計金額の情報の一部又は全部を読み出し、又は、プリントアウトすることができる。
(実施形態6)
次に、本発明の実施形態6について、図15及び図16を参照しながら説明する。
図15は、本発明の実施形態6に係る自動現金取引装置及び自動現金取引システムの一部を切り欠いて示す概略図である。図16は、本発明の実施形態6に係る金庫を交換するタイミングを説明するための表である。
図15に示すように、本発明の実施形態6に係る自動現金取引システム600は、本発明の実施形態1に係る自動現金取引システム1(図1参照)において、交換情報送信手段601と、金庫監視システム620と、金融機関システム630と、を主に追加してなるものである。自動現金取引システム600は、自動現金取引装置管理システム610と、交換情報送信手段601を有する自動現金取引装置100Bと、金庫監視システム620と、金融機関システム630と、を備えている。
自動現金取引装置100Bは、金庫1041内の現金の情報を金庫監視システム620の監視装置621に送信する交換情報送信手段601を備えた装置であり、前記実施形態5の自動現金取引装置100Aと同じ構造をしている。
交換情報送信手段601は、収容金額判断部1045(図4及び図5参照)と接続され、金庫1041に収容されている現金が前記所定範囲内の金額でないと収容金額判断部1045が判断したときに金庫1041を交換するように報知する金庫交換情報を監視装置621に送信する。
自動現金取引装置管理システム610は、前記実施形態5の自動現金取引装置管理システム510(図14参照)と同じ構造であり、金融機関システム630に繋がっている点で自動現金取引装置管理システム510と相違している。つまり、自動現金取引装置管理システム610は、自動現金取引装置100Bと、金庫監視システム620の監視装置621と、金融機関システム630のホストコンピュータ631とにそれぞれ接続されている。
金庫監視システム620は、マンションの各棟等に設置された各自動現金取引装置100B内の金庫1041を監視する監視装置621を有するシステムであり、例えば、自動現金取引装置100Bとは離れた位置にある金庫交換業社が所有する建物の内部に設置されている。
監視装置621は、金庫1041内の合計現金及び金種ごとの金額(枚数)を監視する機能を備えた監視サーバ等の装置であり、表示部(表示手段)622と、通信制御部(通信制御手段)623と、通知部(通知手段)624と、金額記憶部(金額記憶手段)625と、を備えて構成されている。監視装置621は、金庫交換業者の操作により、自動現金取引装置管理システム610に記憶されている金庫1041の交換日時、回収された金庫1041に収容されている紙幣の金種ごとの枚数及び合計金額、並びに、差分金額の情報の一部又は全部を読み出すことができ、かつ、プリントアウトすることができるようになっている。
表示部622は、交換情報送信手段601からの金庫交換情報を受けたときに金庫1041を交換するように表示する装置である。その表示部622には、自動現金取引装置管理システム610から送信された金庫1041の交換日時、回収された金庫1041に収容されている紙幣の金種ごとの枚数及び合計金額、並びに、差分金額の情報が表示されるようになっている。
通信制御部623は、金庫1041に収容される現金の過不足金用の預託金口座が設けられた金融機関システム630と接続されて、金融機関に開設されたその預託金口座の預託金残高を入手する装置である。
通知部624は、利用者及び自動現金取引装置100Bの情報を管理する統合管理端末140と接続され、預託金口座の過不足金の情報を統合管理端末140に電子メール等で通知する装置である。通知部624は、預託金残高が予め設定した閾値を越えていない場合に、預託金口座に不足金を振り込む預託金振込依頼情報を統合管理端末140に通知するようになっている。
金額記憶部625は、預託金口座に振込まれた振込金額と預託金残高とを通信制御部623によって入手し、その預託金残高と各自動現金取引装置100Bの金庫1041内の現金の合計金額及び金種の数量とを算出して記憶する記憶装置である。
金融機関システム630は、銀行等の金融機関に配置されている装置であり、例えば、顧客の口座データ等を記憶して管理しているホストコンピュータ631等からなる。金融機関システム630には、自動現金取引システム600全体の自動現金取引装置100Bの管理用口座である預託金口座が設けられている。なお、この預託金口座は、マンションの棟ごとに設けてもよく、又は、マンション全体ごとに設けてもよい。金融機関システム630のホストコンピュータ631は、自動現金取引装置管理システム610及び金庫監視システム620にそれぞれ接続されている。
自動現金取引装置管理システム610は、金庫1041に予め収容されている現金の金額(初期金額)を記憶している。紙幣取扱装置104に内設された収容金額判断部1045(図5参照)は、金庫1041に収容されている現金が前記所定範囲内の金額でないと判断したときに、金庫1041に収容されている現金の金額の情報を自動現金取引装置管理システム610に与える機能を備えている。自動現金取引装置管理システム610は、初期金額と収容金額判断部1045からの現金の金額との差分金額を演算して求める機能も備えている。自動現金取引装置管理システム610は、金庫1041の交換時に交換日時、回収された金庫1041に収容されている紙幣の金種ごとの枚数及び合計金額、並びに、差分金額の情報を記憶し、かつ、これらの情報を監視装置621に送信できるようになっている。また、自動現金取引装置管理システム610は、金庫交換業者の操作により、記憶された金庫1041の交換日時、回収された金庫1041に収容されている紙幣の金種ごとの枚数及び合計金額、並びに、差分金額の情報の一部又は全部を読み出し、又は、プリントアウトすることができるようになっている。
金庫交換業社には、自動現金取引装置100の金庫1041を交換するための交換用の金庫1041が準備されていて、監視装置621の表示部622に、金庫1041を交換するように表示されたときに、自動現金取引装置100Bの金庫1041を交換して使用されていた金庫1041を回収するようになっている。
次に、図15及び図16を参照して、本発明の実施形態6の動作を説明する。
まず、図15に示す自動現金取引装置100Bに予め設定された金種の金額の現金を収納した金庫1041をセットする。金庫1041を自動現金取引装置100Bにセットする際には、現時点での金庫1041内の紙幣枚数(例えば、1万円札、5千円札、2千円札、及び千円札の枚数)を自動現金取引装置100Bに入力し、入力完了時の金庫1041内に合計金額がセットされる。例えば、その金庫1041には、初期設定金額として500万円がセットされる(図16参照)。
金庫1041は、例えば、上限閾値を1000万円とし、金庫1041内の金額がこの閾値を超えないかを紙幣取扱装置104で随時チェックして、閾値を超えた場合に、その結果を交換情報送信手段601によって金庫交換業者の監視装置621に送信している。なお、収容金額判断部1045(図4及び図5参照)は、金庫1041に収容されている現金が300万円から700万円の範囲内の金額であるか否かを判断するように構成されている。
このチェック以外に、金庫監視システム620で管理されている金額と金庫1041内の金額が一致しているかを定期的にチェックするために、金庫交換業者は、例えば、月に1回程度金庫1041を回収して、所定の現金(例えば、500万円)が収納された交換用の金庫1041と交換する。
自動現金取引装置100Bは、使用者が使用する度に紙幣枚数、金種の枚数等を紙幣取扱装置104でチェックして金額及び金種の枚数不足等を管理しており、その結果は、交換情報送信手段601によって監視装置621に送信されて、金庫交換業者に通知される。
金庫交換業者は、前記紙幣取扱装置104からの通知によって、例えば、契約時に契約した所定金種の所定金額がセットされた交換用の金庫1041を持参し、報知手段1046(図5参照)のアラームを上げて、自動現金取引装置100B内の金庫1041の交換を行う。金庫1041の交換の際には、使用されていた金庫1041を自動現金取引装置100Bから取り出し、自動現金取引装置100Bで管理している金種情報(札単位の枚数、合計金額、交換日時、交換時間等)のデータを画面表示して紙に印字し、交換用の金庫1041を自動現金取引装置100Bにセットした後、その金種情報が記載された紙を金庫1041と共に金庫交換業者の会社へ持ち帰る。また、金庫交換業者は、交換用の金庫1041を自動現金取引装置100Bにセットした際に、交換用の金庫1041の現在の紙幣枚数、及び合計金額を自動現金取引装置100Bに入力してから運用を開始させる。
自動現金取引装置100Bの金庫1041の交換が完了すると、自動現金取引装置管理システム610は、今まで使用していた金庫1041内の金額及び紙幣枚数を記憶しており、旧金庫1041と新しく交換した交換用の金庫1041との金額差分を計算する。この計算結果の情報は、旧金庫1041を金庫交換業者の会社へ持ち帰った際に、金庫1041内の金額及び紙幣枚数をカウントした情報と突き合わせる。この突き合わせた突合情報は、金庫交換業者の金庫監視システム620から自動現金取引装置管理システム610に伝送されてその情報が伝えられる。
金庫交換業者は、金庫1041の回収後に、監視装置621に表示される差分金額を視て、回収された金庫1041に収容されている金額が閾値(又は初期金額)より多い場合には、差分金額を金融機関の預託金口座に入金することを監視装置621からシステム管理会社の自動現金取引装置管理システム610に電文で通知し、閾値(又は初期金額)より少ない場合には、不足金額を金融機関の預託金口座に入金してシステム管理者が補填して金庫交換業者に支払うように、監視装置621から自動現金取引装置管理システム610に電文で通知する。
システム管理者は、その電文に基づいて、統合管理端末140で差分の補填を行う必要があるかを確認する。システム管理者は、電文の差分金額と統合管理端末140から入手した交換前の金庫1041内の合計金額とを比較して確認し、閾値を越えて補填の必要性の判断が一致している場合には、金庫交換業者からの電文の結果がシステム管理会社で承認され、補填用の金融機関の預託金口座から引き落とす許可を統合管理端末140から金庫交換業者の監視装置621に電文で送信する。システム管理者は、自動現金取引装置管理システム610により、送信した差分金額が管理用口座に振り込まれたか、及び、送信した差分金額が管理用口座から引き落とされたかを確認する。なお、システム管理会社で金庫交換業者の電文が許可されない場合には、その旨を電文で送信して、両者が協議を行う。
金庫交換業者は、前記承認結果をもって、前記差分結果に基づく補填等の処理を行い、その結果を監視装置621からシステム管理会社の自動現金取引装置管理システム610に電文で通知する。金庫交換業者は、補填するための預託金口座からの引き落としが許可された場合には、差額を補填するために、指定された所定の金融機関の預託金口座からの引き落しを行う。
引き落としの際に、預託金口座に残高がない場合には、自動現金取引装置管理システム610に引き出し不可能のNG情報を監視装置621から電文で通知してシステム管理者に連絡する。そして、システム管理者及び金庫交換業者にて現金不足分の調査をし、補填が必要であると判断した場合には、システム管理会社から金庫交換業者に対して振込みが行われる。
金庫交換業者は、回収された金庫1041に収容されている金額が閾値(又は初期金額)より多い場合には、差分金額を回収し、監視装置621の通信制御部623から金融機関の管理用の預託金口座に振り込み、その振込みを行ったことを監視装置621の通知部624からシステム管理会社の統合管理端末140に電文で通知する。
システム管理者は、その通知を待って、最終確認を行い、金融機関の預託金口座の金額と補填許可金額とが一致しているかを確認したり、入金金額と自動現金取引装置管理システム610の閾値超過分の金額が一致しているかを確認したりして、正しく入金、又は、引き落としが実施されたかを確認する。
このようにすることによって、自動現金取引装置100Bに閾値の金額の過不足金が生じた場合には、金融機関の預託金口座から不足金を補充したり、超過金を預けたりすることによって、常時閾値内の現金が金庫1041内にあるように維持させることが可能となる。
なお、本発明の実施形態6は、本発明の実施形態2〜5に適用することができる。また、金庫交換業者は、所定期間(例えば1カ月)ごとに金庫1041を交換するようにしてもよい。
本発明は、特定の複数の利用者が共用の金庫として使用することができる効果を有し、自動現金取引装置及び自動現金取引システムに有用である。また、本発明は、金庫を交換することにより自動現金取引装置が入金及び出金をすることができなくなることを有効に防止することができる効果を有し、自動現金取引装置及び自動現金取引システムに有用である。
その他、本発明は、マンションの各戸で家族単位で共用できるようにする以外に、オフィスビルや工場や工場団地や流通団地等の大勢の人が集まる場所において、特定の複数の利用者からなるグループで金庫やATMとしても使用することができる。
本発明の実施形態1に係る自動現金取引装置及び自動現金取引システムの一部を切り欠いて示す概略図である。 本発明の実施形態1に係る自動現金取引装置の鍵穴部を拡大して示す拡大正面図である。 本発明の実施形態1に係る自動現金取引装置を示す概略斜視図である。 本発明の実施形態1に係る自動現金取引装置の紙幣取扱装置を示す概略斜視図である。 本発明の実施形態1に係る制御ユニットを示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る口座管理情報を説明するための表である。 本発明の実施形態2に係る制御ユニットを示すブロック図である。 本発明の実施形態2に係る口座管理情報を説明するための表である。 本発明の実施形態3に係る制御ユニットを示すブロック図である。 本発明の実施形態3に係る集金用口座管理情報を説明するための表である。 本発明の実施形態4に係る自動現金取引システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態4に係る制御ユニットを示すブロック図である。 本発明の実施形態4に係る口座管理情報を説明するための表である。 本発明の実施形態5に係る自動現金取引装置及び自動現金取引システムの一部を切り欠いて示す概略図である。 本発明の実施形態6に係る自動現金取引装置及び自動現金取引システムの一部を切り欠いて示す概略図である。 本発明の実施形態6に係る金庫を交換するタイミングを説明するための表である。
符号の説明
1,400,500,600 自動現金取引システム
100,100A,100B,200,300,401 自動現金取引装置
101 鍵媒体情報読取部
102 操作部
103 紙幣入出金口部
104 紙幣取扱装置
105 明細票発行装置
106,201,301,402 制御ユニット
110,510,610 自動現金取引装置管理システム
111 主制御部
112,403 口座管理部
113 認証部
114 入出金制御部(入出金制御手段)
115 明細票印字制御部
116 記憶部
120 収容ブース
121 扉
122 錠
140 統合管理端末
160 鍵媒体
202 振込情報処理部
302 集金用口座管理部
303 集金情報処理部
501,601 交換情報送信手段
520,620 金庫監視システム
521,621 監視装置
622 表示部(表示手段)
623 通信制御部(通信制御手段)
624 通知部(通知手段)
625 金額記憶部(金額記憶手段)
630 金融機関システム
631 ホストコンピュータ
1041 金庫
1042 紙幣搬送装置
1043 入金カウンタ
1044 出金カウンタ
1045 収容金額判断部(収容金額判断手段)
1046 報知手段
C カード
K 鍵

Claims (15)

  1. 複数の利用者による現金の出入が可能である自動現金取引装置において、
    各前記利用者の口座の情報を記憶して管理する口座管理部と、
    前記口座管理部の前記口座ごとの残金額の範囲内において出金を行う入出金制御手段と、
    前記入出金制御手段により収容している現金が出金され、かつ、着脱可能に装着されている金庫と、
    複数の前記口座における残金額の和と前記金庫内に収容されている現金の金額との差が所定範囲内の金額であるか否かを判断する収容金額判断手段と、
    前記金庫に収容されている現金が前記所定範囲内の金額でないと前記収容金額判断手段が判断したときに前記金庫を交換するように報知又は送信する報知手段と、
    を具備することを特徴とする自動現金取引装置。
  2. 前記自動現金取引装置は、特定エリアに配置された収容ブースに収容されており、前記収容ブースは特定の前記複数の利用者が所有する鍵媒体により開錠可能であり、前記自動現金取引装置は前記収容ブースが開錠されたときに利用可能となり、かつ、前記自動現金取引装置は前記鍵媒体の情報を読み取ることを特徴とする請求項1に記載の自動現金取引装置。
  3. 前記口座管理部は、複数の前記鍵媒体ごとの前記口座を代表口座として記憶し前記代表口座に関連する子口座を記憶し、
    前記入出金制御手段は、前記代表口座及び前記子口座ごとに入金金額及び出金金額に基づいて残金額を求めて前記口座管理部に記憶させ前記残金額の範囲内において出金を行い、
    前記代表口座の残金額の範囲内における利用者の指定の金額を前記子口座に振り込む振込情報を受けたときに現金の出入をしないで前記代表口座の前記残金額から前記指定の金額を減算し前記子口座の残金額に前記指定の金額を加算する処理を行う振込情報処理部を具備することを特徴とする請求項2に記載の自動現金取引装置。
  4. 前記振込情報処理部は、一つの前記代表口座の残金額の範囲内における利用者の指定の金額を他の前記代表口座に振り込む振込情報を受けたときに現金の出入をしないで一つの前記代表口座の前記残金額から前記指定の金額を減算し前記他の代表口座の残金額に前記指定の金額を加算する処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の自動現金取引装置。
  5. 前記口座管理部は、集金するための口座である集金用口座を記憶し、
    前記振込情報処理部は、前記代表口座の残金額の範囲内における利用者の指定の金額を前記集金用口座に振り込む振込情報を受けたときに現金の出入をしないで前記代表口座の前記残金額から前記指定の金額を減算し前記集金用口座の残金額に前記指定の金額を加算する処理を行うことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の自動現金取引装置。
  6. 集金するための口座を記憶し管理する集金用口座管理部と、
    集金管理者による指定の集金金額を集金する集金情報を受けたときに現金の出入をしないで前記代表口座の前記残金額から前記指定の集金金額を減算し前記集金用口座の残金額に前記指定の集金金額を加算する処理をする集金情報処理部と、
    を具備することを特徴とする請求項5に記載の自動現金取引装置。
  7. 前記収容ブースは、マンション内に設置され、
    前記鍵媒体は、前記マンションにおける住居の玄関扉を開錠可能なものからなることを特徴とする請求項2に記載の自動現金取引装置。
  8. 前記振込情報処理部は、一つの前記代表口座の残金額の範囲内における利用者の指定の金額を他の前記子口座に振り込む振込情報を受けたときに現金の出入をしないで一つの前記代表口座の前記残金額から前記指定の金額を減算し前記他の子口座の残金額に前記指定の金額を加算する処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の自動現金取引装置。
  9. 前記振込情報処理部は、一つの前記子口座の残金額の範囲内における利用者の指定の金額を前記他の代表口座又は前記他の子口座に振り込む振込情報を受けたときに現金の出入をしないで一つの前記子口座の前記残金額から前記指定の金額を減算し前記他の代表口座又は前記他の子口座の残金額に前記指定の金額を加算する処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の自動現金取引装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の前記自動現金取引装置を複数具備する自動現金取引システムにおいて、
    複数の前記自動現金取引装置は相互に接続され情報の送受を行うことができ、各自動現金取引装置ごとに利用者の口座が割り当てられ、
    前記複数の自動現金取引装置の各々は、利用者が割り当て外の前記自動現金取引装置から所定の金額を引き落とした場合に利用した前記自動現金取引装置を特定する利用ATM特定情報と前記引き落とした金額情報を記憶し、当該利用者が次回以降の前記自動現金取引装置を利用する場合に当該自動現金取引装置に前記利用ATM特定情報に係る前記自動現金取引装置に前記引き落とした金額を入金するように表示することを特徴とする自動現金取引システム。
  11. 請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の前記自動現金取引装置を具備する自動現金取引システム又は請求項10に記載の自動現金取引システムにおいて、
    前記金庫に収容されている現金が前記所定範囲内の金額でないと前記収容金額判断手段が判断したときに前記金庫を交換するように報知する金庫交換情報を送信する交換情報送信手段と、
    前記金庫交換情報を受けたときに前記金庫を交換するように表示する表示手段を有する監視装置と、
    を具備することを特徴とする自動現金取引システム。
  12. 前記監視装置は、前記金庫に収容される現金の過不足金用の預託金口座が設けられた金融機関システムと接続され、前記預託金口座の預託金残高を入手する通信制御手段を備えていることを特徴とする請求項11に記載の自動現金取引システム。
  13. 前記監視装置は、前記利用者及び前記自動現金取引装置の情報を管理する統合管理端末と接続され、前記預託金口座の過不足金の情報を前記統合管理端末に通知する通知手段を備えていることを特徴とする請求項12に記載の自動現金取引システム。
  14. 前記通知手段は、前記預託金残高が予め設定した閾値を越えていない場合に、前記預託金口座に不足金を振り込む預託金振込依頼情報を通知することを特徴とする請求項13に記載の自動現金取引システム。
  15. 前記監視装置は、前記預託金口座に振込まれた振込金額と前記預託金残高とを前記通信制御手段によって入手し、当該預託金残高と各自動現金取引装置の金庫内の前記現金の合計金額とを算出して記憶することを特徴とする請求項12ないし請求項14のいずれか1項に記載の自動現金取引システム。
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